JPH0482377A - ディジタル補助偏向装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はＣＲＴデイスプレィ装置に用いられ、偏向精
度を高めるためのディジタル補助偏向装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

第３図は従来のディジタル補助偏向装置を示すブロック
図であり１図において、１は所定の波形を有するディジ
タルの補正波形信号を発生するディジタル信号発生器、
２はディジタル信号発生器ｌと直流結合され補正波形信
号を増幅する電力増幅器、３は増幅された補正波形信号
が供給される補助偏向コイル、４は主偏向コイル、５は
補助偏向コイル３と主偏向コイル４とが設けられたＣＲ
Ｔ（陰極線管）である。

第４図は従来のディジタル補助偏向装置の他の例を示す
ブロック図であり、図において、６はディジタル信号発
生器ｌと電力増幅器２とを交流結合するための直流阻止
用のコンデンサ、７は電力増幅器２に直流成分を与える
ための直流再生クランパである。

次に動作について説明する。

第３図において、ディジタル信号発生器１は、予めプロ
グラムされた補正波形信号を出方する。

電力増幅４１２はディジタル信号発生器１と直流結合さ
れており、直流成分も含めて補助偏向コイル３を駆動し
、偏向の補正を行う。

また第４図においては、ディジタル信号発生器１と電力
増幅器２とはコンデンサ６によって交流結合されており
、ディジタル信号発生器１の直流出力成分は伝達されな
いが、例えば、直流再生クランパ７で補正波形の画面中
央に相当する部分をクランプし、直流成分を再生するこ
とにより、直流成分も含めた補正偏向が行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のディジタル補助偏向装置は以上のように構成され
ているので、第３図のように、直流結合を採用した補助
偏向では、経時・経年による温度ドリフトなどが強く影
響し、補正がずれてしまう問題がある。また、第４図の
ように交流結合とした場合でも、直流再生クランパ７な
どの回路追加が必要であった。また、さらに、第３図、
第４図共、電力増幅器２が定状的に直流電力を供給しな
ければならず、電力の損失が増え効率が低下するので、
より大きなトランジスタを使用しなけばならない、電力
増＄１１１２の終段をプッシュプル構成とした場合には
、出力素子の負荷がアンバランスとなるから、電源も含
めて更に余裕のある設計をしなければならずコスト、大
きさ、重量などに課題があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、温度ドリフトが軽減されかつ省電力化を図るこ
とのできるディジタル補助偏向装置を得ることを目的と
している。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るディジタル補助偏向装置は、ディジタル
信号発生器と電力増幅器との接続を交流結合とし、失わ
れた直流成分を帰線期間の補正波形を調整して再生する
ようにしたものである６〔作用〕 この発明におけるディジタル補助偏向装置は補正波形の
交流結合で失われた直流成分の再生が。

映像に影響しない帰線期間で行われる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図においては、第３図及び第４図と対応する部分には同
一符号が付されている。

この実施例においては、ディジタル信号発生器１と電力
増幅器２とをコンデンサ６を介して交流結合している。

また、第４Ｗｉの直流再生クランパ７が省略されている
。

次に動作について説明する。

第２図は補助波形信号を用いて補助偏向を行うことを説
明するための波形図である。

一般にＣＲＴデイスプレィ装置では画面の中央部と周辺
部とで偏向補正量が異なり、第２図（１１ａ）に示すよ
うに、補正波形信号は水平方向の走査（主走査）毎に放
物曲線類似の波形が繰り返され、さらにその波形が同図
（１ｌ　ｂ）に示すように、垂直方向の走査（副走査）
に従って放物線類似形状に変調されている。

いま、画面中央部の調整が終了した後、周辺部の調整を
する場合を考える。中央部調整終了時の補正波形が同［
（２１ａ）、周辺部調整時の補正波形が同図（２ｌ　ｂ
）である、従来の直結又は直流再生クランパ７によって
直流が伝送される場合には、上記２１ａ、２１ｂの波形
でそのまま駆動すればよい、第４図の交流結合の場合は
、同図（２１ｃ）に示すように、補正波形を積分平均し
た直流成分と、その直流レベルを中心とした交流成分と
に分けて考える。画面の周辺部を調整した場合、同図（
２１ｄ）のように、直流成分は変わらず交流成分の振幅
が変化するため、画面中央部が基準レベルを外れ調整が
ずれてしまう。

そこで映像に影響しない帰線期間において、補正波形を
同図（２１ｅ）のように調整することにより、画面中央
部の調整を行う。調整量は補正波形の画面中央部のレベ
ルを基準レベルと一致させたときの積分平均が直流レベ
ルと一致するように、次式による演算で求めればよい。

Ｓｂｌｋ＝Ｓｄｃ−８ｓｉｇ 但し、Ｓｄｃ：調整前の積分値（全周期）Ｓｓｉｇ：調
整後の積分値（帰線期間を除く） Ｓｂｌｋ：調整後の帰線期間の積分値 なお、補助偏向の用途は、ダイナミックコンバーゼンス
補正、ダイナミックフォーカス補正、図形歪補正であっ
てよく、また画面の色むらを補正するディジタルユニフ
ォミティー補正にも使用できる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、補正波形信号の帰線期
間における部分を調整することにより。

上記補正波形信号の直流成分を調整するように構成した
ので、直流増幅での温度によるドリフトの問題を回避し
、また電力増幅器の損失を減らして省電力化がはかれる
と共に、直流再生クランパ等を必要とせず、簡単な構成
で実現できる等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるディジタル補助偏向装置を示す
ブロック図、第２図は同装置の動作を説明する波形図、
第３図及び第４図は従来のディジタル補助偏向装置を示
すブロック図である。 １はディジタル信号発生器、２は電力増幅器。 ３は補助偏向コイル、６はコンデンサ、５はＣＲ示す。 Ｔ。 なお１図中、同一符号は同一、又は相当部分を第 図 三菱電機株式会社 手 続 補 正 書（自 発） ２．１１．２２ ２、発明の名称 ディジタル補助偏向装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　　　東京都千代田区丸の内二丁目２番３号名
　称　　（６０１）三菱電機株式会社代表者志岐守哉 ６、補正の内容 （１）別紙の通り特許請求の範囲を補正する。 （２）明細書の第２頁第１行目に「ディジタルの補正波
形信号を」とあるのを「アナログの補正波形信号を」と
補正する。 ７、添付書類の目録 補正後の特許請求の範囲を記載した書面　１通量　　上 住 所 東京都港区西新橋１丁目４番１０号 補正後の特許請求の範囲 所定の波形を有するアナログの補正波形信号を発生する
と共に上記補正波形信号の帰線期間における部分を調整
することにより上記補正波形信号の直流成分を調整し得
るように成されたディジタル信号発生器と、上記ディジ
タル信号発生器にコンデンサを介して交流結合され増幅
した補正波形信号を陰極線管の補助偏向コイルに供給す
る電力増幅器とを備えたディジタル補助偏向装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定の波形を有するディジタルの補正波形信号を発生す
   ると共に上記補正波形信号の帰線期間における部分を調
   整することにより上記補正波形信号の直流成分を調整し
   得るように成されたディジタル信号発生器と、上記ディ
   ジタル信号発生器にコンデンサを介して交流結合され増
   幅した補正波形信号を陰極線管の補助偏向コイルに供給
   する電力増幅器とを備えたディジタル補助偏向装置。