JPH0482111A - 製織フラットケーブルの製造装置 - Google Patents

製織フラットケーブルの製造装置

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JPH0482111A
JPH0482111A JP19683390A JP19683390A JPH0482111A JP H0482111 A JPH0482111 A JP H0482111A JP 19683390 A JP19683390 A JP 19683390A JP 19683390 A JP19683390 A JP 19683390A JP H0482111 A JPH0482111 A JP H0482111A
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高井 拓真
Katsuhisa Kimura
勝久 木村
Takeshi Ono
武 尾野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、任意数の心線と任意数の縦糸とを任意の配列
で並設し、これに横糸を織込んだ製織フラットケーブル
と、その製造装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の製織フラットケーブルは、ケーブルの全長にわた
って心線および縦糸に横糸を所定のピッチで織込んでい
た(例えば特公昭55−38786号公報、特公昭55
−38767号公報参照)。
したがって従来の製織フラットケーブル製造装置は、織
物の織機と同じ構造のものを用いていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の製織フラットケーブルでは、所望の長さに切
断して使用するときに、両端部の横糸を解きほぐす必要
があり、端末処理が面倒であった。
また上記従来の製織フラットケーブル製造装置では、全
長にわたって横糸を織込んだ製織フラットケーブルしか
製造できなかった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明の製織フラットケーブ
ルは、任意数の心線と任意数の縦糸とを任意の配列で並
設したフラットケーブルにおいて、心線および縦糸に横
糸を任意のピッチで織込んだ任意長さの製織部と、心線
および縦糸に横糸を織込まない任意長さの非製織部とを
、長さ方向に交互に設けたものである。
また本発明の製織フラットケーブル製造装置は、所定数
の心線と所定数の縦糸とを所定の配列に整列させてこれ
に横糸を織込む製織装置と、この製織装置から心線およ
び縦糸を引取る引取装置と、これら製織装置と引取装置
とを制御する制御装置とを設け、製織装置と引取装置と
を同期させて駆動することにより、心線および縦糸に横
糸を所定のピッチで織込んだ製織部を形成し、製織装置
を駆動せずに引取装置を駆動することにより、心線およ
び縦糸に横糸を織込まない非製織部を形成する構成とし
たものである。
[作用] 本発明の製織フラットケーブルは、心線および縦糸に横
糸を任意のピッチで織込んだ任意長さの製織部と、心線
および縦糸に横糸を織込まない任意長さの非製織部とを
、長さ方向に交互に設けたので、非製織部の部分で切断
して使用することにより、端末処理に際して両端部の横
糸を解きほぐす作業が不要であり、端末処理を迅速に行
なえる。
また本発明の製織フラットケーブル製造装置は、所定数
の心線と所定数の縦糸とを所定の配列に整列させてこれ
に横糸を織込む製織装置と、この製織装置から心線およ
び縦糸を引取る引取装置と、これら製織装置と引取装置
とを制御する制御装置とを設け、製織装置と引取装置と
を同期させて駆動することにより、心線および縦糸に横
糸を所定のピッチで織込んだ製織部を形成し、製織装置
を駆動せずに引取装置を駆動することにより、心線およ
び縦糸に横糸を織込まない非製織部を形成する構成とし
たので、製織部と非製織部とを有する製織フラットケー
ブルを良好に製造できる。しかも非製織部の形成時は製
織部の形成時よりも製織フラットケーブルを速く引取れ
るので、製織フラットケーブルの製造時間を全体として
短縮できる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第9図に基づいて説
明する。
第1図は本発明の一実施例における製織フラットケーブ
ルの概略平面図、第2図は同製織フラットケーブルにお
ける製織部の幅方向に沿う断面図で、製織フラットケー
ブル1は、製織部2と非製織部3とが長さ方向に交互に
設けられている。製織フラットケーブル1の幅は122
〜200 mm程度である。製織部2の長さは例えば4
00 mm程度であり、非製織部3の長さは例えば10
00mm程度である。製織フラットケーブル1は、所定
数の心線6と所定数の縦糸7とが所定の配列で並設され
たもので、製織部2においては、心線6および縦糸7に
横糸8か所定のパターンでかつ所定のピッチで織込まれ
ている。非製織部3においては横糸8か織込まれていな
い。心線6は、導線6aと、導線6aの外周を覆う被覆
6bとにより構成されている。心線6の外径は例えば1
.7〜3.73mm程度で、複数種類あるいは同一種類
の心線6か適宜縦糸7を挟んで、あるいは挾まずに並設
されており、その本数は例えば48本、49本、53本
、56本、あるいは80本程度である。被覆6bは例え
ばポリ塩化ビニール等の合成樹脂により構成されている
。縦糸7および横糸8は、例えば芳香族ポリアミド等の
合成樹脂により構成されており、太さは例えば200デ
ニ一ル程度である。製織部2における横糸8のピッチは
、例えば製織フラットケーブル1の長さ25.4mm(
1インチ)について横糸8が10〜14本等間隔で存在
する程度である。
第3図は本発明の一実施例における製織フラットケーブ
ル製造装置の平面図、第4図は同側面図で、所定本数の
心線6を供給する心線供給装置10の下流側(心線6の
供給方向下手側のことで第3図および第4図では左側)
には所定本数の縦糸7を供給する縦糸供給装置11が配
置されている。
縦糸供給装置11の下流側には心線6および縦糸7をガ
イドして特れや絡みを防止する振分はガイド装置12が
配置されており、振分はガイド装置12の下流側には心
線6および縦糸7に横糸8を適宜織込んで製織フラット
ケーブル1を製織する製織機13が配置されている。製
織機13の下流側には製織された製織フラットケーブル
1の絶縁試験を行なうスパークテスタ14が配置されて
おり、スパークテスタ14の下流側には製織フラットケ
ーブル1を所定の張力で巻き取る巻取機15が配置され
ている。
第5図は振分はガイド装置12の一部切欠正面図、第6
図は同一部切欠側面図で、架台17上には断面コ字状の
1対の支柱18が所定間隔をあけて立設されており、支
柱18.18間には複数(本実施例では3個)゛の上側
位置決め板19が上下方向に所定間隔をあけて複数のボ
ルト20により固定されている。上側位置決め板19は
ほぼ平板状で、長さ方向両端部から下方に突出する突出
部19aを有しており、ボルト20は突出部19aの螺
孔に螺合している。上側位置決め板19上には平板状の
下側位置決め板21が図外のボルトにより各々固定され
ており、支柱18.18間には最下段の上側位置決め板
19の下方に平板状の支持板22が複数のボルト23に
より固定されている。上側位置決め板19には、最下段
の上側位置決め板19を除いて、多数の貫通孔24が奥
行き方向中央部に所定のピッチで形成されており、下側
位置決め板21には、最上段の下側位置決め板21を除
いて、多数の貫通孔25が奥行き方向中央部に所定のピ
ッチで形成されている。中段の上側位置決め板19に形
成された貫通孔24と、中段の下側位置決め板21に形
成された貫通孔25とは、互いに重なることなく交互に
配列されている。最上段の上側位置決め板19に形成さ
れた貫通孔24は、中段の下側位置決め板21に形成さ
れた貫通孔25の真上に位置しており、最下段の下側位
置決め板21に形成された貫通孔25は、中段の上側位
置決め板19に形成された貫通孔24の真下に位置して
いる。中段の下側位置決め板21と最上段の上側位置決
め板19との間および最下段の下側位置決め板21と中
段の上側位置決め板19との間には、各々多数のロール
26が鉛直軸芯回りに回動可能に配置されている。上側
のロール26は、下端部が中段の下側位置決め板21に
形成された貫通孔25に遊嵌しており、上端部が最上段
の上側位置決め板19に形成された貫通孔24に遊嵌し
ている。下側のロール26は、下端部が最下段の下側位
置決め板21に形成された貫通孔25に遊嵌しており、
上端部が中段の上側位置決め板19に形成された貫通孔
24に遊嵌している。すなわち上側のロール26は中段
の上側位置決め板19によって支持されており、下側の
ロール26は最下段の上側位置決め板19によって支持
されている。各上側位置決め板19の上流側近傍および
下流側近傍には、各々丸棒状のガイド棒27が配置され
ており、これらガイド棒27は両端部をブラケット28
により回動可能に支持されている。すなわち各支柱18
の奥行き方向(心fi16および縦糸7の送り方向)両
側には上下方向3段にL字状のブラケット28が複数の
ボルト29により固定されており、ガイド棒27の両端
部に形成された小径部27aがブラケット28の孔に遊
嵌している。支持板22には多数の孔が上下2列にかつ
千鳥状に所定のピッチで形成されており、答礼には貫通
孔31aを有するセラミックス製のガイド部材31が嵌
合固定されている。
心線供給装置10により供給される心線6は、1本ずつ
上側あるいは下側のロール26.26間を通過すること
により水平方向に捌かれ、ロール26の上流側および下
流側でガイド棒27,27間を通過することにより上下
方向に捌かれる。縦糸供給装置・11により供給される
縦糸7は、1本ずつガイド部材31の貫通孔31aを通
過することにより水平方向および上下方向に捌かれる。
第7図は製織機13の動作原理説明図で、製皺機13は
心線6および縦糸7に横糸8を適宜織込む製織装置33
と、製織された製織フラットケーブル1を引取る引取装
置34とにより構成されている。製織装置33の動作原
理は周知の織物の織機と同様であり、製織装置33は、
心線6および縦糸7を受ける受はロール35と、心線6
および縦糸7をグループ別に分けて交互に上下させるこ
とにより心線6および縦糸7のグループ間に開口部36
を形成するベルト37と、心線6および縦糸7を所定の
順序に1列に配列させかつ横糸8を所定のピッチに絞り
込むリード38と、リード38と一体になったシャトル
レース3つと、シャトルレース39の上面に沿って開口
部36を往復移動することにより心線6および縦糸7に
横糸8を織込むシャトル40と、下端部を中心として所
定角度往復揺動しかつ上端部にリード38およびシャト
ルレース39が取付けられたスレイ41とにより構成さ
れている。なお第7図では図面を判り易くするためにベ
ルト37を2個だけ示しているが、本実施例においては
実際には4個のベルト37が設けられている。すなわち
2個のベルト37により心線6を2グループに分けて交
互に上下させ、残りの2個のベルト37により縦糸7を
2グループに分けて交互に上下させるようになされてい
る。引取装置34は、製織された製織フラットケーブル
1を挟み込む下部押えロール43および下部押えロール
44と、製織フラットケーブルlをガイドするガイドロ
ール45とにより構成されており、下部押えロール43
および下部押えロル44の外周にはゴムライニングが施
されている。
下部押えロール43はコイルスプリングからなるばね4
6により所定の押付は力で下部押えロール44に押付け
られている。
第8図は製織機13の駆動機構の概略構成図で、第1の
電動機47の出力軸48にはプーリ49か嵌合固定され
ている。出力軸48と平行にかつ軸芯周りに回動自在に
支持された軸50の中間部にはプーリ51が嵌合固定さ
れており、プーリ49とプーリ51とにわたって無端状
のベルト52が掛は渡されている。軸50の一端部には
電磁ブレーキ装置53が装着されており、軸50の他端
部にはプーリ54が嵌合固定されている。軸50と平行
にかつ軸芯周りに回動自在に支持された第1のクランク
軸55の一端部にはプーリ56が嵌合固定されており、
プーリ54とプーリ56とにわたってVベルト57が掛
は渡されている。第1のクランク軸55の屈曲部にはス
レイ41(第7図)の上端部が1対の連結ロッド41a
を介して連結されており、第1のクランク軸55の他端
部には歯車58か嵌合固定されている。第1のクランク
軸55と平行にかつ軸芯回りに回動自在に支持された第
2のクランク軸5つの一端部には歯車60が嵌合固定さ
れており、歯車60と歯車58とは互いに噛み合ってい
る。第2のクランク軸59の屈曲部には、ベルト37が
各々1対の連結ロッド37aを介して連結されていると
共に、シャトル40(第7図)を往復移動させるための
1対のシャトル駆動装置61が1対の連結ロッド61a
を介して連結されている。すなわちシャトルレース39
の上面にはシャトル40を保持する1対のシャトルホル
ダー62がシャトルレース39の長さ方向に移動可能に
設置されており、一方のシャトル駆動装置61がシャト
ルレース39の幅方向に移動することにより一方のシャ
トルホルダー62がシャトル駆動装置61に押されてシ
ャトルレース39の長さ方向に移動し、慣性力によりシ
ャトル40か一方のシャトルホルダー62から投げ出さ
れてシャトルレース39上を長手方向に移動し、他方の
シャトルホルダー62により受は止められるのである。
他方のシャトルホルダー62から一方のシャトルホルダ
ー62へのシャトル40の移動も同様の動作原理により
実現される。
第2の電動機64の出力軸65には歯形電磁クラッチ装
置66の入力側が嵌合固定されており、歯形電磁クラッ
チ装置66の出力側にはプーリ67が装着されている。
出力軸65と平行にかつ回動自在に支持された軸68の
中間部にはプーリ69が嵌合固定されており、プーリ6
7とプーリ69とにわたって無端状のベルト70が掛は
渡されている。軸68の中間部には歯車71が嵌合固定
されており、軸68と平行にかつ回動自在に支持された
軸72の一端部には歯車73が嵌合固定されている。歯
車73と歯車71とは互いに噛み合っている。軸72の
他端部には歯車74が嵌合固定されており、軸72と平
行にかつ軸芯回りに回動自在に支持された下部押えロー
ル44の軸75の一端部には歯車76が嵌合固定されて
いる。歯車76と歯車74とは互いに噛み合っている。
軸68の一端部にはラチェットホイール77が嵌合固定
されており、第1のクランク軸55の屈曲部には動力伝
達機構78aを介して爪78が連結されている。爪78
は、ラチェットホイール77の歯に係合しており、第1
のクランク軸55により動力伝達機構78aを介して駆
動されてラチェットホイール77を所定のピッチで間欠
的に回動させる。軸68の他端部には製織フラットケー
ブル1の引取長さを演算するために軸68の回転数を検
出するロータリーエンコーダ80が装着されている。受
はロール35の軸は連結ロッド81aを介して起振装置
81に連結されている。第1の電動機47と電磁ブレー
キ装置53と第2の電動機64と歯形電磁クラッチ装置
66と起振装置81とは例えばマイクロコンピュータ等
からなる制御装置82により制御される。またロータリ
ーエンコーダ80の出力信号は制御装置82に入力され
る。
第9図はシャトルレース39の要部拡大縦断正面図で、
シャトルレース39の上面には凹部84が形成されてい
る。四部84は、シャトルレース39の長さ方向の距離
が製織フラットケーブル1の幅方向の距離にほぼ等しく
、深さが心線6のうち最も大きな直径を有する心線6の
直径にほぼ等しい。具体的には、例えば220 mm 
X 6 mm程度の大きさである。凹部84はシャトル
レース39の長さ方向と直交する方向すなわち奥行きの
全長にわたって形成されている。シャトル40の長さは
、凹部84の端壁と心線6との距離と心線6同士の距離
とのうちの最大の距離の2倍以上に設定されている。例
えば凹部84の端壁と心線6との距離と心線6同士の距
離とのうちの最大の距離が、凹部84の一方の端壁84
aと第9図における最も左側の心線6との距離L1であ
るとすると、シャトル40の長さL2は L2≧2Ll なる関係を満足するように設定されている。なお第9図
においては、縦糸7および横糸8の図示を省略している
なお図示していないが、リード38は上下方向の多数の
鋼鉄製の仕切板を有しており、心線6および縦糸7は、
製織フラットケーブル1における実際の配列通りに整列
した状態で1本ずつ互いに隣接する仕切板間を通過する
。そして各隣接仕切板間の間隔は、そこを通過する心線
6あるいは縦糸7の直径とほぼ等しく設定されている。
すなわち多数の仕切板は、心線6および縦糸7の直径お
よび配列に応じて不等ピッチに並設されている。
次に動作を説明する。心線供給装置10により供給され
る多数の心線6と、縦糸供給装置11により供給される
多数の縦糸7とは、振分はガイド装置12により案内さ
れ、製織機13のベルト37とリード38とを通って下
部押えロール43と下部押えロール44との間に導かれ
る。いま、製織機13が製織部2を形成しているものと
すると、制御装置82は、電磁ブレーキ装置53をブレ
ーキ非作動状態にし、歯形電磁クラッチ装置66を非接
続状態にし、第2の電動機64と起振装置81とを非作
動状態にし、第1の電動機47を作動状態にしている。
第1の電動機47の出力軸48の回動力は、プーリ49
とベルト52とプーリ51と軸50とプーリ54とVベ
ルト57とプーリ56とを介して第1のクランク軸55
に伝達され、第1のクランク軸55が軸芯回りに回動す
る。これにより連結ロッド41aが所定の周期で往復直
線運動をし、スレイ41が下端部を中心に所定角度往復
揺動すると共に、動力伝達機構78aを介して爪78が
ラチェットホイール77を間欠的に所定角度回動させる
。第1のクランク軸55の回動力は歯車58と歯車60
とを介して第2のクランク軸59に伝達され、第2のク
ランク軸59が軸芯回りに回動する。歯車60の歯数は
歯車58の歯数の2倍であり、第1のクランク軸55が
2回転する間に第2のクランク軸59は1回転する。
これにより連結ロッド37aが所定の周期で往復直線運
動をし、ベルト37が交互に上下動すると共に、連結ロ
ッド61aが所定の周期で往復直線運動をし、シャトル
駆動装置61がシャトルホルダー62を駆動してシャト
ル40をシャトルレース39に沿って往復直線運動させ
る。すなわち、心線6用の2個のベルト37のうちの一
方と縦糸7用の2個のベルト37のうちの一方とが上昇
し、各々の他方のベルト37が下降して、スレイ41が
ベルト37側に揺動した状態で、シャトル40か一方の
シャトルホルダー62から投げ出されて他方のシャトル
ホルダー62に受は止められることにより、シャトル4
0が開口部36を心線6および縦糸7と直交する方向に
横切り、シャトル40に収容された横糸8が心線6およ
び縦糸7に織込まれる。そしてラチェットホイール77
の回動力が軸68と歯車71と歯車73と軸72と歯車
74と歯車76と軸75とを介して下部押えロール44
に伝達され、下部押えロール44が軸芯回りに所定角度
回動する。これにより下部押えロール43と下部押えロ
ール44との間に挟み込まれた製織フラットケーブル1
か所定の長さ引取られる。また心線6用の2個のベルト
37のうちの他方と縦糸7用の2個のベルト37のうち
の他方とが上昇し、各々の一方のベルト37が下降して
、スレイ41かベルト37側に揺動した状態で、シャト
ル40が他方のシャトルホルダー62から投げ出されて
一方のシャトルホルダー62に受は止められることによ
り、シャトル40が開口部36を心線6および縦糸7と
直交する方向に横切り、シャトル40に収容された横糸
8が心線6および縦糸7に織込まれる。そして下部押え
ロール43と下部押えロール44との間に挾み込まれた
製織フラットケーブル1が所定の長さ引取られる。なお
スレイ41がベルト37側とは反対側に揺動したときに
、横糸8がリード38により所定のピッチに絞り込まれ
る。以下同様の動作が繰返され、製織部2か形成される
一方、軸68の回転数がロータリーエンコーダ80によ
り検出され、ロータリーエンコーダ80の出力信号が制
御装置82に供給される。これにより制御装置82は、
下部押えロール43と下部押えロール44とによる製織
フラットケーブル1の引取長さを演算し、製織部2が所
定長さ形成された時点で、第1の電動機47を非作動状
態にすると同時に電磁ブレーキ装置53をブレーキ作動
状態にし、第2の電動機64を作動状態にすると同時に
歯形電磁クラッチ装置66を接続状態にし、ざらに起振
装置81を作動状態にする。これにより第2の電動機6
4の出力軸65の回動力が歯形電磁クラッチ装置66と
プーリ67とベルト70とプーリ69と軸68と歯車7
1と歯車73と軸72と歯車74と歯車76と軸75と
を介して下部押えロール44に伝達され、下部押えロー
ル44が連続的に回動して、下部押えロール43と下部
押えロール44との間に挟み込まれた製織フラットケー
ブル1が連続的に引取られる。このとき、第1のクラン
ク軸55および第2のクランク軸59は回動せず、製織
装置33が作動しないので、心線6および縦糸7に横糸
8が織込まれることはなく、非製織部3が形成される。
またこのとき、ベルト37が停止した状態で心線6が連
続的に引取られるので、ベルト37に大きな摩擦力が作
用し、心線6やベルト37か損傷する恐れがあるが、起
振装置81の作動により連結ロッド81aと受はロール
35とを介して心線6に振動が与えられるので、摩擦力
が軽減され、心線6やベルト37の損傷が良好に防止さ
れる。一方、軸68の回転数がロータリーエンコーダ8
0により検出され、ロータリーエンコーダ80の出力信
号が制御装置82に供給される。これにより制御装置8
2は、下部押えロール43と下部押えロール44とによ
る製織フラットケーブル1の引取長さを演算し、非製織
部3が所定長さ形成された時点で、製織部2を形成する
ための制御状態に戻る。
以下同様の動作が繰返され、製織部2と非製織部3とを
交互に有する製織フラットケーブル1が製織される。
製織フラットケーブル1の使用に際しては、製織フラッ
トケーブル1を非製織部3の部分で切断することにより
、所望の長さの製織フラットケープル1を得、両端部に
接着剤を塗布してコネクタを接続する。
このように上記製織フラットケーブル1は、心線6およ
び縦糸7に横糸8を任意のピッチで織込んだ任意長さの
製織部2と、心線6および縦糸7に横糸8を織込まない
任意長さの非製織部3とを、長さ方向に交互に設けたの
で、非製織部3の部分で切断して使用することにより、
端末処理に際して両端部の横糸8を解きほぐす作業が不
要であり、端末処理を迅速に行なえる。
また上記製織フラットケーブル製造装置は、所定数の心
線6と所定数の縦糸7とを所定の配列に整列させてこれ
に横糸8を織込む製織装置33と、この製織装置33か
ら心線6および縦糸7を引取る引取装置34と、これら
製織装置33と引取装置34とを制御する制御装置82
とを設け、製織装置33と引取装置34とを同期させて
駆動することにより、心線6および縦糸7に横糸8を所
定のピッチで織込んだ製織部2を形成し、製織装置33
を駆動せずに引取装置34を駆動することにより、心線
6および縦糸7に横糸8を織込まない非製織部3を形成
する構成としたので、製織部2と非製織部3とを有する
製織フラットケーブル1を良好に製造できる。また非製
織部3の形成時は製織部2の形成時よりも製織フラット
ケーブル1を速く引取れるので、製織フラットケーブル
1の製造時間を全体として短縮できる。
また本実施例のように、振分はガイド装置12のロール
26を支持するのにベアリングを用いず、しかも上側の
ロール26と下側のロール26とを交互に配置してロー
ル26を上側位置決め板19で支持するようにすれば、
振分はガイド装置12の構造を簡単にてきて製作費を低
減できると共に、振分はガイド装置12の幅を小さくで
きることから振分はガイド装置12の幅方向両端部から
製織機13のベルト37に進行する心線6の折れ角を小
さくでき、したがって心線6の損傷を良好に防止できる
。しかもロール26が回動可能であることからも、ロー
ル26が固定されたものと比較して、心線6の損傷を低
減できる。また心線6は縦糸7よりも直径がはるかに大
きく、心線供給装置10からの心線6の供給高さは縦糸
供給装置11からの縦糸7の供給高さよりも高くなるが
、ロール26をガイド部材31よりも上側に配置してい
るので、ベルト37よりも上流側で心線6と縦糸7とが
交差することがなく、したがって心線6と縦糸7との絡
みや干渉を良好に防止できる。
また本実施例のように、起振装置81を設けて、非製織
部3の形成時に心線6を振動させるようにすれば、ベル
ト37と心線6との摩擦力を軽減でき、心線6およびベ
ルト37の損傷を良好に防止できる。
また本実施例のように、シャトルレース39の上面に四
部84を形成し、シャトル40の長さI、2を、凹部8
4の端壁と心線6との距離あるいは心線6同士の距離の
うち最大の距離LLの2倍以上にすれば、第9図のよう
にシャトル40の重心が一方の端壁84Hに至ったとき
にはシャトル40の先端が必す心線6の上に至っており
、したがってシャトル40の先端が心線6に衝突してシ
ャトル40が停止したり所定の移動コースから逸脱した
りするのを良好に防止できる。
また本実施例のように、リード38の隣接仕切板間の間
隔を、そこを通る心線6あるいは縦糸7とほぼ同一にす
れば、製織フラットケーブル1の幅を正確に所定の寸法
に形成できる。
[別の実施例コ 上記実施例においては、非製織部3に全く横糸8を織込
まない例について説明したが、本発明はこのような構成
に限定されるものではなく、例えば非製織部3の長さ方
向中央部付近の2箇所に横糸8を製織部2と同じピッチ
であるいはもっと蜜に織込んで、使用時に2箇所の織込
み部分の中央を切断するようにしてもよい。このように
すれば、切断しても非製織部3の心線6や縦糸7がばら
ばらにならないので取扱が容易になる。
また上記実施例においては、製織機13としてベルト式
のものを用いたが、本発明の製織フラットケーブル製造
装置はこのような構成に限定されるものではなく、製織
機13としてニードル式のものを用いてもよい。
また上記実施例においては、製織機13にラチェットホ
イール77と爪78とを設け、製織部2の形成時に爪7
8によりラチェットホイール77を回動させるようにし
たか、本発明の製織フラットケーブル製造装置はこのよ
うな構成に限定されるものではなく、例えばラチェット
ホイール77や爪78や歯形電磁クラッチ装置66等を
設けずに、制御装置82により第2の電動機64を所定
のタイミングで間欠的に作動させるようにしてもよい。
また上記実施例においては、下部押えロール43をばね
46により下部押えロール44に押付けるようにしたが
、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、
例えばばね46の代わりにシリンダ装置を用いてもよい
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の製織フラットケーブルに
よれば、任意数の心線と任意数の縦糸とを任衾の配列で
並設したフラットケーブルにおいて、心線および縦糸に
横糸を任意のピッチで織込んた任意長さの製織部と、心
線および縦糸に横糸を織込まない任意長さの非製織部と
を、長さ方向に交互に設けたので、非製織部の部分て切
断して使用することにより、端末処理に際して両端部の
横糸を解きほぐす作業か不要であり、端末処理を迅速に
行なえる。
また本発明の製織フラットケーブル製造装置によれば、
所定数の心線と所定数の縦糸とを所定の配列に整列させ
てこれに横糸を織込む製織装置と、この製織装置から心
線および縦糸を引取る引取装置と、これら製織装置と引
取装置とを制御する制御装置とを設け、製織装置と引取
装置とを同期させて駆動することにより、心線および縦
糸に横糸を所定のピッチで織込んだ製織部を形成し、製
織装置を駆動せずに引取装置を駆動することにより、心
線および縦糸に横糸を織込まない非製織部を形成する構
成としたので、製織部と非製織部とを有する製織フラッ
トケーブルを良好に製造できる。
また非製織部の形成時は製織部の形成時よりも製織フラ
ットケーブルを速く引取れるので、製織フラットケーブ
ルの製造時間を全体として短縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における製織フラットケーブ
ルの概略平面図、第2図は同製織フラットケーブルにお
ける製織部の幅方向の断面図、第3図は本発明の一実施
例における製織フラットケーブル製造装置の平面図、第
4図は同側面図、第5図は振分はガイド装置の一部切欠
正面図、第6図は同一部切欠側面図、第7図は製織機の
動作原理説明図、第8図は製織機の駆動機構の概略構成
図、第9図はシャトルレースの要部拡大縦断正面図であ
る。 2・・・製織部、3・・・非製織部、6・・・心線、7
・・・縦糸、8・・・横糸、33・・・製織装置、34
・・・引取装置、82・・・制御装置 特許出願人 三菱電線工業株式会社 代理人 弁理士 大森忠孝 0゛ ニ第1 3升&!織部 第2図 5−a7r。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、任意数の心線と任意数の縦糸とを任意の配列で並設
    したフラットケーブルにおいて、前記心線および前記縦
    糸に横糸を任意のピッチで織込んだ任意長さの製織部と
    、前記心線および前記縦糸に前記横糸を織込まない任意
    長さの非製織部とを、長さ方向に交互に設けたことを特
    徴とする製織フラットケーブル。 2、所定数の心線と所定数の縦糸とを所定の配列に整列
    させてこれに横糸を織込む製織装置と、この製織装置か
    ら前記心線および前記縦糸を引取る引取装置と、これら
    製織装置と引取装置とを制御する制御装置とを設け、前
    記製織装置と前記引取装置とを同期させて駆動すること
    により、前記心線および前記縦糸に前記横糸を所定のピ
    ッチで織込んだ製織部を形成し、前記製織装置を駆動せ
    ずに前記引取装置を駆動することにより、前記心線およ
    び前記縦糸に前記横糸を織込まない非製織部を形成する
    構成としたことを特徴とする製織フラットケーブル製造
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028952A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Hitachi Cable Fine Tech Ltd フラットケーブルハーネス
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JP2011113724A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Yazaki Corp フラットケーブル及びワイヤハーネス
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CN114635220A (zh) * 2022-03-16 2022-06-17 湖州现代纺织机械有限公司 一种扁平电缆线排的梭织设备

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