JPH048190A - 直流モータの回転速度,加速度検出装置 - Google Patents

直流モータの回転速度,加速度検出装置

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JPH048190A
JPH048190A JP2108822A JP10882290A JPH048190A JP H048190 A JPH048190 A JP H048190A JP 2108822 A JP2108822 A JP 2108822A JP 10882290 A JP10882290 A JP 10882290A JP H048190 A JPH048190 A JP H048190A
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今村 浩司
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/0094Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors wherein the position is detected using the ripple of the current caused by the commutator

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 この発明は直流モータの回転速度、加速度検出装置に関
する。
従来技術とその問題点 直流モータの回転位置制御、速度制御、加速度制御をす
る場合、従来はエンコーダまたはタコジェネレータ等の
検出器から角度位置または回転速度を表わす信号を得て
いた。このため、従来の直流モータ制御装置では、これ
らの検出器からの検出信号を導くための配線か必要であ
り、またエンコーダ、タコジェネレータ等は高価である
ために装置が全体として高価になっていた。
発明の概要 発明の目的 この発明は、エンコーダ、タコジェネレータ等の回転位
置、速度検圧器を用いることなく直流モータの回転速度
、加速度を検出でき、しかも信頼性の高い装置を提供す
ることを目的とする。
発明の構成1作用および効果 この発明による第1のタイプの直流モータの回転速度検
出装置は、直流モータの印加電圧を検出する手段、直流
モータに流れる電流を検出する手段、上記の検出電圧お
よび検出電流に含まれる高周波ノイズ成分をそれぞれ除
去する第1のロウ・パス・フィルタ手段、ならびに上記
第1のロウ・パス・フィルタ手段から得られる検出電圧
および検出電流を用いて直流モータの回転速度を算出す
る回転速度推定手段を備えていることを特徴とする。
第1のロウ・パス・フィルタ手段は直流モータをP W
M (Pulse Width Modulation
)パルスを用いてチョッパ駆動する場合におけるPWM
キャリア周波数または離散値系の制御をする場合におけ
るナイキスト周波数帯域以上のノイズ成分を除去するも
のである。
この発明によると、直流モータの電圧および電流を検出
し、この検出電圧値および検出電流値を用いて、直流モ
ータの回転速度を算出しているので、従来のようにエン
コーダ、タコジェネレータ等の検出器を必要としない。
したがって、コストダウンを図ることができるとともに
、配線数を少なくすることができるので、断線等による
故障発生の防止を図ることができる。またこの発明によ
ると、検出した電圧および電流に含まれるノイズ成分が
第1のロウ拳バス・フィルタ手段により除去され、ノイ
ズの低減した値を用いて回転速度か算出されるので、高
精度の回転速度推定か可能となり、信頼性か高いものと
なる。
この発明による第2のタイプの直流モータの回転速度検
出装置は、直流モータに電流指令値を与える手段、直流
モータに流れる電流を検出する手段、上記検出電流に含
まれる高周波ノイズ成分を除去する第1のロウ・パス・
フィルタ手段、ならびに上記電流指令値および上記第1
のロウ・パス・フィルタ手段から得られる検出電流値を
用いて直流モータの回転速度を算出する回転速度推定手
段を備えていることを特徴とする。
この発明によると、実際に検出するのはモータ電流のみ
てよく、−層のコストダウン、省配線化を図ることかで
きる。またノイズ低減による横比精度の向上か得られる
のは上述した通りである。
さらに上記回転速度検出装置において 上記回転速度推
定手段から得られる回転速度に含まれるノイズ成分を除
去する第2のロウ・パス・フィルタ手段を設けることが
好ましい。
この第2のロウ・パス・フィルタ手段によってモータの
トルク・リップル(電流リップル)等に基づくノイズ成
分を除去することができる。
この発明による直流モータの回転加速度検出装置は、第
1または第2のタイプの回転速度検出装置にお、いて、
上記回転速度推定手段または第2のロウ・パス・フィル
タ手段から得られる回転速度を微分処理することにより
加速度を算出する微分演算手段、および上記微分演算手
段から得られる加速度に含まれるノイズ成分を除去する
第3のロウ・パス・フィルタ手段をさらに備えたもので
ある。
この発明によると、上記回転速度検出装置によって推定
された速度を単に微分するのみで回転加速度が得られる
ので構成が簡単となる。また。
第3のロウ・パス瞭フィルタによってもトルク・リップ
ル(電流リップル)等に起因するノイズを低減できるの
で加速度の推定誤差を小さくすることが可能となる。
上記第2または第3のロウ・パス・フィルタ手段のカッ
トオフ周波数を上記回転速度推定手段から得られる回転
速度に応じて変化するように構成することが好ましい。
直流モータにおけるノイズの一種である電流リップルは
、その基本周波数かモータの回転速度に比例する。した
かって、モータの回転速度か低いときにはノイズ成分の
周波数も低くなる。
上記のように第2または第3のロウ・パス・フィルタの
カットオフ周波数を速度が遅いときには低い値に、速度
が速くなるほど高い値になるように変化させることによ
って2電流リツプルに基づくノイズを適切に除去し、加
速度推定値における誤差を低減することができる。
さらに、上記回転速度検出装置において、上記回転速度
推定手段または第2のロウ・パス・フィルタ手段から得
られる回転速度の変化率を所定の範囲内に制限する第1
のリミッタ手段を設けるとよい。
また、上記加速度検出装置において、上記微分演算手段
または第3のロウ・パス・フィルタ手段から得られる加
速度の変化率を所定の範囲内に制限する第2のリミッタ
手段をさらに設けるとよい。
上記の第1.第2のリミッタは、速度、加速度検出値の
変化率を理論上者えられうる所定範囲内に抑えるように
働く。ノイズを充分に除去するために上記第1〜第3の
ロウ・パス・フィルタのカットオフ周波数をあまりに低
く設定すると位相遅れが発生しやすい。上記のようにリ
ミッタを設けて低周波数の電流リップルによる速度、加
速度検出値のノイズを低減することにより ロウ・パス
・フィルタのカットオフ周波数を比較的高目に設定する
ことが可能となり1 これにょリロウ・パス・フィルタ
による位相遅れの発生を極力抑えることが可能となる。
実施例の説明 以下この発明を電動式パワー・ステアリング装置に適用
した実施例について説明する。電動式パワー・ステアリ
ング装置では、直流モータが操舵アシスト(補助)モー
タとして使用される。そして、操舵トルク検出値および
車速検出値に基づいて操舵アシスト・モータが制御され
、このモータから操舵アシスト・、トルクが発生する。
モータおよびステアリング機械系の慣性、粘性、摩擦等
を考慮した慣性補償、粘性補償等を行なうために操舵ア
シスト・モータの回転位置制御1速度制御。
加速度制御をする場合に回転速度、加速度の検出か必要
となる。
第1図は電動式パワー・ステアリング装置の実施例の全
体を機能的に示すブロック図である。第2図はこのパワ
ー・ステアリング装置が適用されるステアリング機械系
の一例を示す構成図である。
まず第2図に示すパワー・ステアリング機械系について
説明しておく。
操舵ハンドル71の回転力はハンドル軸を経てピニオン
・ギヤを含むステアリング・ギヤ72に伝達され、さら
に上記ビニオン・ギヤによりラック軸74に伝達され、
ナックル・アーム等を経て車輪75が転向される。また
、コントロール装置11により制御駆動される操舵アシ
スト(補助)モータ(DCモータ)IOの回転力はピニ
オン・ギヤを含むステアリング・ギヤ73とラック軸7
4との噛み合いによりラック軸74に伝達され、ノ\ン
ドル71による操舵を補助することになる。/%ンドル
71とモータ10の回転軸はギヤ72.73およびラッ
ク軸74により機械的に連結されている。操舵トルク・
センサ21により操舵トルク(捩りトルク)が検出され
また車速センサ22により車速が検出され、後述するよ
うにこれらの検出トルク、車速等に基づいてコントロー
ル装置11はモータlOを制御する。コントロール装置
11およびモータlOには車両に搭載されたバッテリ1
2からその動作電力が供給される。
コントロール装置11は、電流検出器、電圧検出器等の
検出器、モータ10を駆動する駆動回路。
モータlOの全体的な制御を統括するコンピュータ(C
PU、たとえばマイクロプロセッサ)、メモリ コンピ
ュータと上記の人、出力機器とのインターフェイス回路
等から構成されている。第1図は、コントロール装置1
1に内蔵されたコンビ二一夕の各種機能をプロ・ツク的
に、他の人、出力機器、各種回路を示すブロックととも
に描いたものと位置付けることができる。
第1図において、アシスト指令部20にはトルク・セン
サ21の検出トルクVTと車速センサ22の検出車速V
8とが与えられる。アシスト指令部20内のアシスト・
トルク値指示関数部23は検出トルクVTに応してモー
ター0によって発生すべきアシスト・トルクを表わす指
令値を出力する。また乗算定数関数部24は検出車速v
8に応じて定数を発生し、この定数が乗算演算部25に
おいて上記のアシスト・トルク指令値に乗じられる。こ
の結果。
乗算演算部25から出力されるアシスト・トルク値(ま
たはモータ電流指令値)は、第3図に示すように、検出
トルクV と検出車速Vsによって定められた値となる
。第3図は、操舵トルクVTに応じて7一定範囲の操舵
トルクVTに対してはこれにほぼ比例するモータ電流が
流れ(アシスト・トルクか発生し)、上記範囲を超える
とある一定のモータ電流が流れる(アシスト・トルクが
発生する)ように、そして2車速v8に応じて、車速V
sか速いときにはモータ電流(アシストφトルク)を少
なくシ、車速Vsが遅いときにはモータ電流(アシスト
・トルク)を多くするように。
モータ10を制御するためのアシスト指令が発生するこ
とを表わしている。検出トルクVTは位相補償部26に
も与えられ、この位相補償部26によって検出トルクV
Tの微分値が乗算演算部25の出力に加算されることに
より、最終的にアシスト指令部20の出力(基準電流指
令値)となる。
この基準電流指令値には後述する角度位置、速度および
加速度制御(少なくともいずれか1つでよい)のための
指令値が加算(または減算)されたのち、目標電流指令
値として電流制御部60に与えられる。電流制御部60
はその全部をハードウェアの回路で構成してもよいし、
その一部をコンピュータ・ソフトウェアで実現すること
もてきる。
電流制御部60はたとえば、4個のスイッチング素子を
含むHブリッジ駆動法にしたがうPWM(Pu1se 
Width Modulation)パルスを用いたチ
ョッパ動作によってモーター0を駆動制御するものてあ
り、電流フィードバック制御を行なう。電機子電流検出
部66によってモーター0の電機子電流1 か検出され
、電流偏差演算部61において、与えられた目標電流指
令値と検出電流l との偏差か演算される。この偏差の
絶対値か絶対値変換部64て得られ、この絶対値に基づ
いてPWMパルスのデユーティ比が決定される。一方、
上記偏差の極性(正または負)が正負判別部62で判別
される。生成されたデユーティ比と判別された極性はモ
ータ駆動部63に与えられ、モータ駆動部63はこれら
に基づいてHブリッジ型に配線された4個のスイッチン
グ素子をオン、オフ制御してモーター0を駆動する。
モーター0の印加電圧Vは印加電圧検出部51によって
検出される。検出された印加電圧■および上述の電機子
電流i はロウ・パス・フィルタ手段55および56を
それぞれ介して舵角速度推定手段52に与えられる。ロ
ウ・パス・フィルタ手段55および56を通った電圧、
電流も便宜的に同じ符号v、  i  で表わす。この
舵角速度推定手段52は与えられたモータ電圧Vとモー
タ電流i とがらモーターOの回転速度θを推定するオ
ブザーバである。推定値には八を付け1 たとえばθで
表わす。
舵角速度推定手段52を最小次元オブザーバにより実現
した場合の機能的構成例が第4図に示されている。第4
図のブロック図は次の演算式の演算を実現するものであ
る。
z(t) −Fz(t) +Gi  (t) +LOv
(t)小 j)iII ε(t)−0となるようにFを決める。
ここで2(t)、z(t)、F、G、LO,HおよびJ
Oはオブザーバにおけるパラメータである。
また第4図において、1/sは積分要素を表ゎす。
上記のオブザーバのパラメータは、モーター0における
内部パラメータ、たとえば電機子抵抗R1自己インダク
タンスL、)ルク定数K 、速度誘起電圧定数K 、モ
ータ軸の粘性抵抗係数り。
ロータ・イナーシャJ等を用いて算出される。
舵角速度推定手段52をモータの電気的関係式から舵角
速度を求める構成によって実現した場合の機能的構成例
が第5図に示されている。
モータの速度起電力定数をK 2モータの電機子抵抗を
Rとすると次式が成立する。
v−K  θ=i  R e      a これより次式を得る。
上式の演算が第5図の構成によって行なわれる。
このようにして舵角速度推定手段52から得られる推定
速度θはロウ・パス・フィルタ手段57を通して出力さ
れる。そして、推定速度θ(ロウ・パス・フィルタ手段
57を通った後の推定速度も同じ符号θて表わす)は微
分演算部53で微分されることにより推定加速度θに変
換され、また積分演算部54て積分されることにより推
定角度位置θに変換される。微分演算部53から得られ
る推定加速度θもまた。ロウ・パス・フィルタ手段58
によりフィルタリングされる(このフィルタリング後の
推定加速度も符号θで表わす)。
このようにして、モーター0の加速度、速度および位置
が推定されることになる。微分演算部53積分演算部5
4を用いずにオブザーバによって直接に加速度1位置を
推定するようにすることもできる。
ロウ伸パス・フィルタ手段55および56は、検出モー
タ電圧■、検出モータ電流i に含まれているP W 
Mギヤ9フ周波数帯(−例を挙げれば20KHz前後で
ある)もしくは離散値系の制御を行なう場合のナイキス
ト周波数帯(−例を挙げればIKHz程度)またはそれ
以上の周波数のノイズ成分を除去するものである。
また ロウ・パス・フィルタ手段57.58はモータの
トルク・リップル等に基づく比較的低周波数域(たとえ
ば100Hz程度)のノイズ成分を除去するものである
。因みに1推定速度θ、推定加速度θの周波数は、−例
を挙げれば20〜30Hz程度であるので、上記のノイ
ズの除去は充分に可能である。
二のように、検出された電圧■および電流iaに含まれ
る比較的高周波のノイズかフィルタ手段55、56によ
って、速度および加速度の演算にさいしては比較的低周
波のノイズかフィルタ手段57゜58によってそれぞれ
除去されるので、ノイズによる推定速度、推定加速度の
誤差が低減され、精度の高い推定速度、加速度か得られ
る。
これらのフィルタ手段55〜58はもちろんソフトウェ
アにより実現される。
推定されかつノイズ成分が除去された位置θおよび速度
θは舵角速度等の負帰還を行なう粘性指令部30に、推
定されかつノイズ成分が除去された加速度θは舵角加速
度の正帰還を行なう慣性補償部40にそれぞれ与えられ
、モータ10の位置、速度および加速度制御のために用
いられる。これらの制御のうちいずれか1つまたは2つ
を行なってもよく、全部を行なってもよい。
粘性指令部30は基本的には舵角の中立位置へ戻す力、
すなわち復元力を生じさせるものである。
えられ、この関数部31は速度θが大きいほど絶対値か
大きくかつ逆方向のトルクを発生させる指令値を出力す
る。一方、車速センサ22によって検出された車両v8
は車速演算定数関数部34に与えられ、この関数部34
は車両Vsが大きいほど大きな定数を出力する。この車
速演算定数は乗算演算部35(これについては後述する
)を経て乗算演算部32において関数部31から出力さ
れる指令値に乗算される。この乗算結果は粘性指令出力
指令部33を経て、アシスト指令部120から出力され
る基準電流指令値から減算されることになる。このよう
にして、粘性指令部30の出力は舵角速度θか大きいほ
どアシスト指令部20の出力をより大きく減らすように
働く。また車速V8が大きくなるほどより大きな定数が
掛けられるために大きくなり、粘性制動の効果は大きく
なる。これによって高車速時はど不安定になる傾向にあ
る手放し戻り時の不安定を抑え、良好なハンドル・フィ
ーリングが得られる。また低車速時には粘性を減らせる
ような補償が働く二とになりハンドルの活性感を減らせ
ることかでき良好なフィーリングが得られることになる
また、推定された舵角位置θは乗算定数関数部36に与
えられる。この関数部36は舵角位置の絶対値か大きい
ほど小さな定数を出力し、この定数は関数部34から出
力される上記定数と乗算演算部35て乗算され、この結
果か乗算演算部32に与えられることになる。一方、粘
性指令出力指令部33は。
操舵トルク■、が所定値以下でかつ操舵角速度令 θが所定値以上のとき、ステアリング系の手放し状態と
判定し、この場合にのみ乗算演算部32の出力をアシス
ト指令部20の出力から減算させ それ以外は粘性指令
部30の出力を零とする。このようにして、粘性指令部
30の出力は手放し状態時にのみ出力され、その大きさ
は舵角θの絶対値が小さいほど大きい値になる。したが
って手放し時においてハンドルが中立付近で不安定にな
るのを粘性制動によって抑えることができる。しかも制
動の効き始めは比較的大きい舵角であるためこのときは
制動力は小さく、中立付近に近づくにしたがい大きな制
動力を得られるため中立位置への収束のし方が自然にな
る。
上述した機能ブロック31.32.33.34による粘
性補償のろを行なってもよく19機機能ブロック313
2(35)、 33.36による粘性補償のみを行なっ
てもよく、これらすべての粘性補償を行なってもよい。
慣性補償部4aはモータ10のロータ慣性があたかも小
さくなったかのように制御するもので 急ハンドル時に
モータIOがハンドルの回転に追従しないことにより生
じる重さを解消したり1手放し時の戻りスピードを早く
したりするように作用する。推定された舵角加速度θは
慣性補償値指示関数部41に与えられ、この関数部41
から出力される指令値に乗算演算部42で適当な定数が
重じられることにより得られる指令値がアシスト指令部
20の基準電流指令値に加算される。
第6図は他の実施例を示している。第1図に示すものと
同一物には同一符号を付し、説明を省略する。第1図と
の対比で述べると、第6図では印加電圧検出部51は設
けられていない。舵角速度推定手段52Aには、上述の
検出電機子電流1 か口つ・パス・フィルタ手段56を
介して与えられるとともに、アシスト指令部20から出
力される電流指令値1 か与えられている。電流指令値
i、としでは1図示のようにアシスト指令部20の基準
電流指令値に粘性指令部30の指令値を加えた値のみな
らす、上記基準電流指令値、または電流制御部60に与
えられる目標電流指令値を用いてもよい。
舵角速度推定手段52Aの機能ブロック構成は第4図に
示すものと同じであるが、入力および各ブロックのパラ
メータの値が異なるものとなっている。この機能ブロッ
クは次の演算を行なうようにそのパラメータが上述した
モーター0の内部パラメータにしたがって決定される。
推定誤差をε(1)−〇(1)−〇(t)とTΦpil
 ε(t) −0となるようにFを決める。
舵角速度推定手段52Aおよび微分演算部53に対して
ロウ・パス・フィルタ手段57.58か設けられ、速度
および加速度の推定演算において低周波ノイズの除去が
行なわれるのは上述した実施例と同じである。
第7図はさらに他の実施例を示すものであり。
第1図に示す全体構成から異なる一部のみを抽出して示
すものであり、第1図に示すものと同一物には同一符号
を付し、説明を省略する。
推定舵角加速度θを算出する微分演算部53に設けられ
たロウ・パス・フィルタ手段58Aには舵角速度推定手
段52て演算された推定速度θが与えられており、この
ロウ・パス・フィルタ手段58Aはそのカットオフ周波
数が推定速度θに応じて、推定速度θが速くなればカッ
トオフ周波数が高くなり、遅くなれば低くなるように変
化する構成となっている。このような構成のロウ・パス
・フィルタ手段はコンピュータ・ソフトウェアにより容
易に実現できる。
ノイズの一種の電流リップルは、その基本周波数がモー
タの回転速度に比例する。カットオフ周波数を一定値に
固定したロウ・パス・フィルタ手段を用いると、モータ
の回転速度か小さいときに発生する低周波電流リップル
によるノイズ(特にカットオフ周波数よりも低い周波数
のノイズ)を除去することか難しく、特に、加速度推定
演算においては速度推定値を微分するため2この電流リ
ップルによるノイズにより推定誤差か発生し。
この誤差を含んだ加速度推定値を用いて加速度補償(慣
性補償)を行なうと、操舵時フィーリングの悪化を招く
おそれがある。
この実施例によると加速度演算におけるロウ・パス・フ
ィルタ手段のカットオフ周波数を、速度推定値に基づい
て変化させるようにしているので、モータの回転速度に
応じて周波数か変化する電流リップルによるノイズを最
適に除去できるようになり、電流リップルが原因で発生
する加速度推定値の誤差を低減できる。このようにして
得られた加速度値を用いて慣性補償を行なうことにより
、操舵時フィーリングの改善のみならず制御性能の向上
が達成できる。
ロウ・パス・フィルタ手段57のカットオフ周波数も推
定速度θに応じて変化させるようにしてもよいのはいう
までもない。
第8図はさらに他の実施例を示すもので、この図もまた
。第1図の構成から異なる部分のみを抽出して示すもの
であり、第1図に示すものと同一物には同一符号が付さ
れている。
この実施例では、舵角速度推定手段52および加速度を
演算する微分演算部53にリミッタ手段48゜49がそ
れぞれ設けられている。これらのリミッタ手段48.4
9は推定速度、推定加速度の変化率が理論的に考えられ
る範囲を越えようとするときに。
その範囲内に抑える働きをするものである。リミッタ手
段もソフトウェアにより実現できる。
第9図を参照してリミッタ手段48の働きについて説明
する。第9図において、破線で示す値が舵角速度推定手
段52によって推定された速度であり、太い実線で示す
値がリミッタ手段48によって制限されることにより修
正された速度である。いま1時刻T における推定速度
(リミッタ手段48によって制限された値)をθ とす
る。次の時刻間T   −T  の間における理論的に
考えられうn+1      n る速度推定値の変化分の最大値である。舵角速度推定手
段52によって算用された時刻T  におけniす る推定速度は、破線で示すようにθ −aより小さい値
となっており、上記最大値以上変化してい正される。こ
こで、α/(T−T)か変化n+I   n 率の最大値を示し、変化分の最大値の範囲か第9図に鎖
線で示されている。他の時刻においても同様に、推定速
度の変化分がリミッタ手段の制限範囲を超えようとする
と制限範囲内に収まるように修正される。リミッタ手段
49も推定加速度について同様に作用する。
モータ1回転当りのモータ電流リップル数が小さく、か
つリップルの振幅が大きいときにはこの電流リップルが
低周波ノイズとなる。ロウ・パス・フィルタ手段により
このノイズを低減させるためにそのカットオフ周波数を
低くすると、速度、加速度の周波数帯の位相遅れが大き
くなる。
この位相の遅れた速度、加速度を用い速度補償。
加速度補償を行なおうとすると発振するおそれかある。
この実施例では上述のようにリミッタ手段を設けている
ので、低周波数の電流リップルによる速度、加速度推定
値におけるノイズを低減できるとともに、ロウ・パス・
フィルタ手段57.58等のカットオフ周波数を高めに
設定しておくことが可能で、速度、加速度推定値の位相
遅れを最小限に抑えることが可能となる。これにより1
発振の抑制と制御性の向上を達成できる。
第7図に示すカットオフ周波数が可変なロウ・パス・フ
ィルタ手段と第8図に示すリミッタとを組合せるように
することもできる。また、第7図および第8図に示す実
施例は第6図に示す電動式パワー ステアリング装置に
も適用できるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の電動式パワー・ステアリン
グ装置の構成を示す機能ブロック図である。 第2図はパワー・ステアリング機械系の一例を示す構成
図である。 第3図は操舵トルクおよび車両速度に基づいて基準電流
指令値を求めるためのグラフである。 第4図は第1図に示す舵角速度推定手段の構成を示す機
能ブロック図である。 第5図は舵角速度推定手段の他の構成例を示す機能ブロ
ック図である。 第6図はこの発明の他の実施例の電動式パワー・ステア
リング装置の構成を示す機能ブロック図である。 第7図はさらに他の実施例を示す機能ブロック図である
。 第8図はさらに他の実施例を示す機能ブロック図である
。 第9図はリミッタ手段の働きを示すグラフである。 第2図 10・・・操舵アシスト・モータ。 48、49・・・リミッタ手段。 51・・・印加電圧検出部 52、52A・・・舵角速度推定手段。 53・・・微分演算部。 55、56.57.511.58A・・・ロウ・パス拳
フィルタ手段。 66・・・電機子電流検出部。 以  上 第3図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直流モータの印加電圧を検出する手段、直流モー
    タに流れる電流を検出する手段、上記の検出電圧および
    検出電流に含まれる高周波ノイズ成分をそれぞれ除去す
    る第1のロウ・パス・フィルタ手段、ならびに 上記第1のロウ・パス・フィルタ手段から得られる検出
    電圧および検出電流を用いて直流モータの回転速度を算
    出する回転速度推定手段、 を備えた直流モータの回転速度検出装置。
  2. (2)直流モータに電流指令値を与える手段、直流モー
    タに流れる電流を検出する手段、上記検出電流に含まれ
    る高周波ノイズ成分を除去する第1のロウ・パス・フィ
    ルタ手段、ならびに 上記電流指令値および上記第1のロウ・パス・フィルタ
    手段から得られる検出電流値を用いて直流モータの回転
    速度を算出する回転速度推定手段、 を備えた直流モータの回転速度検出装置。
  3. (3)上記回転速度推定手段から得られる回転速度に含
    まれるノイズ成分を除去する第2のロウ・パス・フィル
    タ手段を備えている、請求項(1)または(2)に記載
    の直流モータの回転速度検出装置。
  4. (4)請求項(1)、(2)または(3)に記載の回転
    速度検出装置において、 上記回転速度推定手段または第2のロウ・パス・フィル
    タ手段から得られる回転速度を微分処理することにより
    加速度を算出する微分演算手段、および 上記微分演算手段から得られる加速度に含まれるノイズ
    成分を除去する第3のロウ・パス・フィルタ手段、 を備えた直流モータの回転加速度検出装置。
  5. (5)上記第2または第3のロウ・パス・フィルタ手段
    が、そのカットオフ周波数が上記回転速度推定手段から
    得られる回転速度に応じて変化するように構成されてい
    る、請求項(4)に記載の直流モータの回転加速度検出
    装置。
  6. (6)上記回転速度推定手段または第2のロウ・パス・
    フィルタ手段から得られる回転速度の変化率を所定の範
    囲内に制限する第1のリミッタ手段をさらに備えている
    、請求項(1)、(2)または(3)に記載の直流モー
    タの回転速度検出装置。
  7. (7)上記微分演算手段または第3のロウ・パス・フィ
    ルタ手段から得られる加速度の変化率を所定の範囲内に
    制限する第2のリミッタ手段をさらに備えている、請求
    項(4)または(5)に記載の直流モータの回転加速度
    検出装置。
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