JPH0481506A - バルブタイミング可変機構 - Google Patents

バルブタイミング可変機構

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JPH0481506A
JPH0481506A JP2193229A JP19322990A JPH0481506A JP H0481506 A JPH0481506 A JP H0481506A JP 2193229 A JP2193229 A JP 2193229A JP 19322990 A JP19322990 A JP 19322990A JP H0481506 A JPH0481506 A JP H0481506A
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仲 高木
Mikio Nakajima
三樹夫 中島
Mitsunori Teramura
光功 寺村
Kenji Watanabe
健司 渡辺
Yasumichi Inoue
靖通 井上
Shuji Morita
修二 森田
Nobuyuki Murakami
伸之 村上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エンジンの運転中に吸気バルブ及び排気バ
ルブの作動タイミングを可変にするバルブタイミング可
変機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のバルブタイミング可変機構として、例え
ば特開昭61−268810号公報に開示された技術が
知られている。
即ち、第3図に示すように、上記公報の技術では、シリ
ンダヘッド41にて回転可能に支持されたカムシャフト
42の一端部には、エンジンに駆動連結されたタイミン
グプーリアッシィ43が設けられている。カムシャフト
42上には中空シャフト44が一体回転可能に設けら、
その中空シャフト44とタイミングプーリアッシィ43
との間にはリングギヤ45が介在されて両者43.44
が連結されている。つまり、リングギヤ45は、その内
外周に設けられた歯45a、45bの少なくともいずれ
か一方かヘリカル歯になっており、軸方向への移動によ
ってカムシャフト42と相対回動可能になっている。そ
して、リングギヤ45の内外周の歯45a、45bか中
空シャフト44の外歯44a及びタイミングプーリアッ
シィ43の内歯43aにそれぞれ噛合している。
タイミングプーリアッシィ43の内部において、リング
ギヤ45の軸方向一端側空間にはピストン46が設けら
れている。このピストン46の一端側には、カムシャフ
ト42の油路47及び中空ボルト48等を通じて制御油
が作用し、同ピストン46を介してリングギヤ45に制
御油圧が作用する。又、その制御油圧に対向するように
、リンクギヤ45の他端側空間には、釣り合い用のスプ
リング49が設けられている。
そして、制御弁50により所定圧力に調節された制御油
圧がピストン46を介してリングギヤ45の一端側に加
えられ、リングギヤ45がスプリング′49の付勢力に
抗して軸方向へ移動されることにより、カムシャフト4
2に捩じりが付与されてカムシャフト42とタイミング
プーリアッシィ43との回転方向における相対位置が変
えられる。これによって、図示しない吸気バルブ及び排
気バルブの作動タイミングが変えられる。以上がバルブ
タイミング可変機構としての基本的な構成である。
これに加えて、タイミングプーリアッシィ43の一端と
シリンダヘッド41の一部(カムカバー)との間には、
タイミングプーリアッシィ43の内部から洩れ出る制御
油を封止するシール51が設けられている。又、同じく
タイミングプーリアッシィ43の一端とカムシャフト4
2との間には、タイミングプーリアッシィ43の内部か
ら洩れ出る制御油を回収する油回収室52が設けられて
いる。更に、カムシャフト42の下側位置にてシリンダ
ヘッド41の一部には、油回収室52にて回収された制
御油を図示しないオイルパンへ戻す油戻し穴53が形成
されている。
[発明が解決しようとする課題] 従って、前記従来技術では、制御油圧から開放されてリ
ングギヤ45がスプリング49の付勢力によって復帰す
る際に、スプリング49の位置する空間容積が拡大しよ
うとする。ところが、シリンダヘッド41には油戻し穴
53しか設けられておらず、しかもその油戻し穴53が
油で塞がれている場合もあり、リングギヤ45の復帰応
答性が悪化してバルブタイミング可変機構としての作動
応答性か良くなかった。
加えて、ピストン46に加えられる制御油が増大したり
、制御油の供給に断続的な変動かあったりした場合には
、油戻し穴53からの戻りが悪く、油回収室52の内部
が正圧になったり、油圧の脈動を起こしたりする。この
ため、油回収室52近傍のシール51にも正圧が加わり
油洩れを引き起こす虞があった。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、円滑な作動応答性を確保し得ると共に、
過剰な制御油圧に対してもシールからの油洩れを抑え得
るバルブタイミング可変機構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明においては、シ
リンダヘッド及びベアリングキャップに回転可能に支持
されたバルブ駆動用のカムシャフトと、そのカムシャフ
トの一端部に設けられ、エンジンに駆動連結されたタイ
ミングプーリアッシィと、内外周に設けられた歯の少な
くともいずれか一方かヘリカル歯であり、カムシャフト
とタイミングプーリアッシィとの間に介在されて両者を
連結すると共に、軸方向への移動によってカムシャフト
と相対回動可能なリンクギヤと、タイミングプーリアッ
シィ内部においてリングギヤの軸方向一端側に加えられ
る制御油圧に対向して、同リングギヤの他端側に設けら
れた釣り合い用のスプリングと備え、スプリングの付勢
力に抗して加えられる制御油圧によりリンク゛キャを軸
方向へ移動させながら回動させることによってカムシャ
フトに捩じりを付与するバルブタイミング可変機構にお
いて、タイミングプーリアッシィとシリンダヘッド及び
ベアリングキャップとの間に設けられ、タイミングプー
リアッシィ内部から洩れ出る制御油を封止するシールと
、カムシャフトとシリンダヘッド及びベアリンク゛キャ
ップとシールとの間に設けられ、タイミングプーリアッ
シィ内部から洩れ出る制御油を回収する油回収室と、そ
の油回収室にて回収された制御油を供給側へ戻すために
シリンダヘッドに設けられた油戻し穴と、その油戻し穴
とは別に設けられ、油回収室を大気に連通させる大気連
通穴とを備えている。
5作用] 上記の構成によれば、エンジンによって駆動されるタイ
ミングプーリアッシィによりカムシャフトか回転駆動さ
れる時に、リンクギヤの軸方向−端側に制御油圧を加え
ることにより、リンクギヤはスプリングの付勢力に抗し
て軸方向へ移動しながら回動される。これによって、カ
ムシャフトに捩じりが付与されてカムシャフトとタイミ
ングプーリアッシィとの回転方向における相対位置か変
えられる。この結果、図示しない吸気バルブ及び排気バ
ルブの作動タイミングが変えられる。
この時、タイミングプーリアッシィ内部から洩れ出る制
御油はシールによって外部への洩れか防止されると共に
油回収室にて回収され、その一部か油戻し穴から供給側
へと戻される。又、油回収室は油戻し穴とは別に設けら
れた大気連通穴を通じて大気に連通しているので、油回
収室に加わる過剰な制御油圧は大気連通穴を通じて逃が
され、シールには過剰な正圧が加わることはない。
一方、制御油の加圧からリングギヤが開放されるとによ
り、そのリングギヤはスプリングの付勢力によって加圧
前の位置に復帰することになる。
この時、タイミングプーリアッシィ内部には、大気連通
穴及び油回収室を通じて大気圧が導入されるので、リン
グギヤの復帰が円滑に行われる。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの実施例のバルブタイミング可変機構を説明
する断面図である。図示しない吸気バルブ及び排気バル
ブを駆動するためのカムシャフトlは、そのカムジャー
ナル2がシリンダヘッド3の軸受部4とベアリンク゛キ
ャップ5との間で回転可能に支持されている。ベアリン
グキャップ5はブロック状をなし、軸受部4の上部に取
付けられたものであり、その斜視図を第2図に示す。又
、カムシャフト1の一端部にはタイミンク゛プーリアッ
シイ6が設けられている。
シリンダヘッド3及びカムシャフト1には、カムジャー
ナル2に潤滑油を供給するためのジャーナル油路7,8
がそれぞれ形成されている。そして、エンジン運転中に
、オイルポンプ9によりオイルパン10から吸い上げら
れる潤滑油は、オイルフィルタ11を介してジャーナル
油路7,8へ送られ、カムジャーナル2に供給される。
タイミングプーリアッシィ6は、外周に複数の外歯12
を有すると共に一側に収容凹部13を有するプーリ本体
14と、そのプーリ本体14の収容凹部13を覆うよう
にカムシャフトlの先端にてホルト15で固定されたキ
ャップ16とを備えている。又、プーリ本体14の開口
端とキャップ16の外周との間には、緩衝用の周知の粘
性継手(ビスカスカップリング)17が設けられている
このビスカスカップリング17はプーリ本体14に圧入
固定されたアウタープレート18と、同アウタープレー
ト18に組み込まれ、キャップ16に形成されたインナ
ープレート19とからなり、両者18.19の間には図
示しない高粘度の粘性流体が封入されている。又、この
粘性流体はインナープレート19の内側とアウタープレ
ート18の外側に設けられたシール2OA、20Bによ
って封止されている。
タイミングプーリアッシィ6とカムシャフト1との間に
はリングギヤ21が介在されて両者6゜1が連結されて
いる。つまり、キャップ16により密閉されたプーリ本
体14の収容凹部13には、リンクギヤ21が収容され
ている。このリングギヤ21は、その内外周に設けられ
た複数の歯21a。
21bの両方がヘリカル歯になっており、軸方向への移
動によってカムシャフト1と相対回動可能になっている
。リングギヤ21の内外周の歯21a。
21bはプーリ本体14の内歯14a及びキャップ16
の内歯16aにそれぞれ噛合している。そして、プーリ
本体14の外歯12に掛装された図示しないタイミング
ベルトを介して、タイミングプーリアッシィ6かエンジ
ンに駆動連結されている。
従って、エンジンからタイミングプーリアッシィ6に駆
動伝達されることにより、リンクギヤ21で連結された
プーリ本体14とキャップ16とか一体的に回転され、
カムシャフト1が回転駆動される。
プーリ本体14の収容凹部13において、リングギヤ2
1の軸方向一端側は、シリンダヘッド3に形成された制
御油路22及びカムシャフト1に形成された制御油路2
3等を通じて送られる制御油が作用する加圧室24とな
っている。又、同じく収容凹部13において、リングギ
ヤ21の他端側は、制御油圧に対向する釣り合い用のス
プリング25を収容するスプリング室26となっている
そして、エンジン運転中にオイルスイッチングバルブ2
7を作動させることにより、オイルフィルタ11からジ
ャーナル油路7へ送られる潤滑油の一部が、制御油とし
て制御油路22.23を通じて収容凹部13の加圧室2
4へ導かれ、リンクギヤ21の一端側に加えられる。こ
の制御油圧によって、リンク′ギヤ21かスプリング2
5の付勢力に抗して軸方向へ移動され、カムシャフト1
に捩じりか付与される。この結果、カムシャフト1とタ
イミングプーリアッシィ6との回転方向における相対位
置が変えら、図示しない吸気バルブ及び排気バルブの作
動タイミングが変えられる。又、このカムシャフト1の
捩じりの際にはリングギヤ21にバックラッシが生じる
が、そのガタッキはビスカスカップリング17の作用に
により緩衝されて異音の発生が抑えられる。
又、タイミングプーリアッシィ6とシリンダヘッド3及
びベアリングキャップ5との間には、タイミングプーリ
アッシィ6の内部から洩れ出る制御油を封止するゴム製
のシール28が設けられている。即ち、スプリング室2
6に対応するプーリ本体14の一端には、軸方向へ延び
るフランジ1、4 bが形成され、そのフランジ14b
に対向するようにシリンダヘッド3及びベアリングキャ
ップ5には、外方へ突出するシール保持部3a、5aが
形成されている。そして、それらフランジ14bとシー
ル保持部3a、5aとの間でシール28が保持されてい
る。
又、カムシャフト1とシリンダヘッド3及びベアリング
キャップ5とシール28との間には、タイミングプーリ
アッシィ6の内部から洩れ出る制御油を回収する油回収
室29か設けられている。
即ち、シール保持部3a、5aとシール28とで囲まれ
た円環状の空間か油回収室29となっている。この実施
例では、プーリ本体14及びカムシャフト1の一部に、
制御油を油回収室29へ導くための戻し油路30が形成
されている。従って、収容凹部13の加圧室24からス
プリング室26へ洩れ出た制御油は、戻し油路30を通
じて油回収室29へ導かれる。
更に、カムシャフト1の下側位置にて、シリンダヘッド
3の一部には、油回収室29にて回収された制御油をオ
イルパン10へ戻すための油戻し穴31が一つだけ形成
されている。
加えて、この実施例では第1,2図に示すように、カム
シャフト1の上側位置にてベアリングキャップ5の一部
には、油回収室29を大気に連通させる一つの大気連通
穴32が油戻し穴31とは別に設けられている。この大
気連通穴32はシリンダヘッド3の内側へ開口しており
、油回収室29にて回収された制御油をオイルパン10
へ戻スための穴としても機能する。
尚、シリンダヘッド3の上側はへラドカバー33によっ
て覆われている。そして、そのヘットカバー33とベア
リングキャップ5との接合部は、ガスケット34によっ
て封止されている。
次に、上記のように構成したバルブタイミング可変機構
の作用について説明する。
今、エンジンによって駆動されるタイミングプーリアッ
シィ6によりカムシャフト1が回転駆動される時に、オ
イルスイッチングバルブ27が開かれると、加圧室24
に制御油が導かれる。これによって、リングギヤ21の
一端側に制御油圧か加えられ、そのリングギヤ21がス
プリング25の付勢力に抗して軸方向へ移動しながら回
動される。この結果、カムシャフト1に捩じりか付与さ
れ、カムシャツ1〜lとタイミングプーリアッシィ6と
の回転方向における相対位置か変えら、吸気バルブ及び
排気バルブの作動タイミンクが変えられる。
この時、タイミングプーリアッシィ6の内部から戻し油
路30を通して洩れ出る制御油は、シール28によって
外部への洩れが防止されると共に、油回収室29にて回
収される。又、油回収室29内の制御油の一部は、油戻
し穴31からオイルパン10へと戻される。しかも、こ
の実施例では、油戻し穴31とは別に大気連通穴32が
設けられて大気と連通しているので、制御油圧が増大し
て油回収室29に過剰な制御油圧か加わっても、その過
剰な制御油を大気連通穴32を通じて逃がす二とかでき
る。又、制御油の供給に断続的な変動が起こっても、大
気連通穴32を通して作用する大気によって脈動を緩和
することかできる。
この結果、シール28に必要以上の正圧か加わることが
なくなり、正圧に起因するシール28からの油洩れを抑
えることができる。つまり、シール28のシール性を充
分に確保することができる。
一方、オイルスイッチングバルブ27を閉じると、制御
油の加圧からリングギヤ21が開放される。その結果、
リンクギヤ21はスプリング25の付勢力によって加圧
前の位置に復帰しようとする。この時、タイミングプー
リアッシィ6の内部には、大気・連通穴32及び油回収
室29等を通じて大気圧が導入されるので、リングギヤ
21の復帰が円滑に行われる。
この結果、リンクギヤ21の復帰応答性を向上させるこ
とができ、バルブタイミング可変機構としての作動応答
性を改善することができる。
ところで、上記のようにシール性向上やバルブタイミン
グ可変機構としての作動応答性の改善を図るために、例
えば大気連通穴32を設けるのではなく、従来からある
油戻し穴31の内径を大きくすることも考えられる。し
かし、この場合には、油戻し穴31がカムシャフト1の
下側に位置しているために、油と空気が同時に作用して
効率が良くない。又、油戻し穴31を複数個設けること
も考えられるか、シリンダヘッド3に複数の穴を同時に
開ける場合には、多軸ホール盤等による同時加工のため
の穴間ピッチを確保することか難しいものであった。
従って、この実施例のように、カムシャフト1よりも上
側位置にてベアリングキャップ5に大気連通穴32を形
成することが、油回収室29の圧力上昇を最も効果的に
抑えることができるのである。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において、構成の一部を適
宜に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、ヘアリンクキャップ5に一つの
大気連通穴32を形成したが、その数を適宜に増やして
もよい。又、複数の大気連通穴を形成した場合に、その
位置をカムシャフトの上側位置に限定する必要はなく、
例えばカムシャフトの両横位置に形成することもできる
(2)前記実施例では、リングギヤ21の内外周両方の
歯21a、21bをヘリカル歯としたが、その内外周の
歯21a、21bのいずれか一方のみをヘリカル歯とし
てもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、タイミングプ
ーリアッシィとシリンダヘッド及びベアリングキャップ
との間に、タイミングプーリアッシィ内部から洩れ出る
制御油を封止するシールを設け、カムシャフトとシリン
ダヘッド及びベアリングキャップとシールとの間に、タ
イミングプーリアッシィ内部から洩れ出る制御油を回収
する油回収室を設け、その油回収室にて回収された制御
油を供給側へ戻すための油戻し穴をシリンダヘッドに設
け、更に油戻し穴とは別に、油回収室を大気に連通させ
る大気連通穴を設けたので、大気の連通によって円滑な
作動応答性を確保することかできると共に、過剰な制御
油圧に対してもシールから外部への油洩れを抑えること
ができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例におけるバルブ
タイミング゛可変機構を説明する断面図、第2図はその
ベアリングキャップに形成された大気連通穴を示す斜視
図である。第3図は従来例におけるバルブタイミング可
変機構を説明する断面図である。 図中、1はカムシャフト、3はシリンダヘッド、5はベ
アリングキャップ、6はタイミングプーリアッシィ、2
1はリングギヤ、21a、21bは歯、25はスプリン
タ′、28はシール、29は油回収穴、31は油戻し穴
、32は大気連通穴である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリンダヘッド及びベアリングキャップに回転可能
    に支持されたバルブ駆動用のカムシャフトと、 前記カムシャフトの一端部に設けられ、エンジンに駆動
    連結されたタイミングプーリアッシィと、内外周に設け
    られた歯の少なくともいずれか一方がヘリカル歯であり
    、前記カムシャフトと前記タイミングプーリアッシィと
    の間に介在されて両者を連結すると共に、軸方向への移
    動によって前記カムシャフトと相対回動可能なリングギ
    ヤと、前記タイミングプーリアッシィ内部において前記
    リングギヤの軸方向一端側に加えられる制御油圧に対向
    して、同リングギヤの他端側に設けられた釣り合い用の
    スプリングと 備え、前記スプリングの付勢力に抗して加えられる制御
    油圧により前記リングギヤを軸方向へ移動させながら回
    動させることによって前記カムシャフトに捩じりを付与
    するバルブタイミング可変機構において、 前記タイミングプーリアッシィと前記シリンダヘッド及
    び前記ベアリングキャップとの間に設けられ、前記タイ
    ミングプーリアッシィ内部から洩れ出る制御油を封止す
    るシールと、 前記カムシャフトと前記シリンダヘッド及び前記ベアリ
    ングキャップと前記シールとの間に設けられ、前記タイ
    ミングプーリアッシィ内部から洩れ出る制御油を回収す
    る油回収室と、 前記油回収室にて回収された制御油を供給側へ戻すため
    に前記シリンダヘッドに設けられた油戻し穴と、 前記油戻し穴とは別に設けられ、前記油回収室を大気に
    連通させる大気連通穴と を備えたことを特徴とするバルブタイミング可変機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103670559A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 重庆长安汽车股份有限公司 一种直喷发动机凸轮轴轴承盖

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