JPH0481275A - Tigアーク溶接方法 - Google Patents

Tigアーク溶接方法

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JPH0481275A
JPH0481275A JP19191590A JP19191590A JPH0481275A JP H0481275 A JPH0481275 A JP H0481275A JP 19191590 A JP19191590 A JP 19191590A JP 19191590 A JP19191590 A JP 19191590A JP H0481275 A JPH0481275 A JP H0481275A
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寺山 喜久夫
Hirokazu Iokura
弘和 五百蔵
Shigemi Fukumoto
福元 成美
Hiroyuki Ishii
博幸 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はTIGアーク溶接方法に関するものであり、特
にアークの起動性を改善した方法を提案するものである
〈従来の技術〉 非消耗電極と被溶接物との間にアークを点じて溶接を行
うTIGアーク溶接においては、アークの起動または再
点弧を電極を被溶接物に接触させることなく行うために
、高電圧を印加して、電極と被溶接物との間の絶縁を破
壊し、これによって生じた小電流アークによって主アー
クを誘発する方法が行われる。この場合、供給する高電
圧は作業者の感電事故を防止するために数M Hzの高
周波が用いられ、また装置を簡単にするために火花ギャ
ップとコンデンサとを直列に接続した弛張発振器が用い
られる。またこの高周波電圧を溶接電源出力に重畳して
電極と被溶接物とに供給するためにカップリングコイル
が用いられる。
第3図は、従来のアーク溶接方法を行うための装置の例
を示す接続図である。同図において1は溶接電源、2は
タングステンからなる非消耗電極、3は被溶接物である
。4は補助電源、Rは抵抗器、5はスイッチ、C1はコ
ンデンサ、Gは火花ギャップ、6はカップリングコイル
、C2は高周波バイパス用コンデンサである。
同図においてスイッチ5が閉じられるとコンデンサC1
は補助電源4によって抵抗器Rを通して充電されてその
端子電圧が上昇してゆく。コンデンサC1の端子電圧が
上昇して火花ギャップGの放電開始電圧に達するとコン
デンサC1に充電された電荷は火花ギャップGとカップ
リングコイル6の一次側を通して放電される。このとき
の放電回路の定数を振動条件を満足するように選定して
おくとカップリングコイル6には振動電流が流れること
になる。この振動電流によってカップリングコイル6の
二次側には高周波高電圧が誘起し、この誘起電圧はコン
デンサC2を通して電極2と被溶接物3との間に印加さ
れる。
電極2と被溶接物3との間の絶縁はこの高電圧によって
破壊されて小電流アークが発生する。この小電流アーク
によって溶接電源1の出力も同時に印加されている電極
2と被溶接物3との間に溶接用の主アークが誘発されて
溶接が開始される。
このとき、溶接電源1が直流出力のものであるときには
スイッチ5はアークの起動時のみ一時的に閉じればよく
、溶接電源1が交流出力のものであるときには、溶接電
流の極性が反転してアークが一旦消滅するたびに一時閉
じるようにすればよい。
上記のようなアーク起動手段を設けたTIGア−り溶接
においては、アークの起動の良否は溶接電源1の出力極
性によって大差が生じることが知られている。即ち、ア
ーク起動前で非消耗電極2の温度が低いときには電子放
出は冷陰極放電と同様に電界放出によるものがほとんど
であり、このために酸化物の少ない非消耗電極よりも酸
化物に覆われている被溶接物の方が電子放出が容易であ
る。このために電極側がマイナスとなる極性よりも電極
がプラスとなる極性の方がアークの起動が容易である。
そして−旦アークが点弧するとこれによって電極の先端
が加熱されてアークを持続するのに十分な熱電子放出が
行われ、逆に被溶接物の方は溶融するために電極よりも
温度が低く、このためにアーク起動後も表面の酸化物か
らの電子放出の占める割合が大きく、アークは酸化物を
求めて被溶接物上を走りまわる現象がみられる。
このために従来は、直流溶接電源を用いて電極マイナス
の極性で溶接を行うとき、または交流溶接電源を用いて
溶接を行うときには、高周波電圧を印加してアークが点
弧し安定するまでは電極プづ ラスの直流電源から電力を供給し、アークが安定してか
ら電極マイナスの極性の直流溶接電源や交流溶接電源に
切替える方式のものが提案されていた。(例えば特公昭
40−25241号公報、特開昭52−22550号公
報) 〈発明が解決しようとする問題点〉 上記従来装置においては、アーク起動後に極性を切替え
るための大容量の切替手段が必要であり、このために装
置が大形で高価となるばかりでなく、極性の切替時によ
うやく安定しかけているアークが一旦消滅することにな
り、これの再点弧のために再び高周波電圧を印加するこ
とが必要であった。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、従来は無視されていた高周波電圧の極性に着
目し、溶接電源の極性は切替えず、アーク起動用に溶接
電源の出力に重畳する高周波高電圧を電極プラスの極性
から始まる波形として上記従来装置の問題点を解決した
ものである。即ち、従来はアークが消滅して絶縁状態に
ある電極と被溶接物との間の絶縁を単に破壊する目的の
ためだけに高周波高電圧が供給されており、適当な電圧
値の高周波電圧を供給しさえすればアークは起動するも
のであると考えられていた。そしてこの高周波発生回路
に関する工夫はどちらかといえばこれらによって発生す
る高周波電磁誘導ノイズの低減に関するものが多く提案
されており、その極性効果についてはアーク起動の難易
には無関係と考えられて、無視されていた。本発明は、
この高周波電圧の極性とアークの起動性とを比較検討し
た結果完成されたものである。
〈実施例〉 第1図に本発明の溶接方法を実施する装置の例を示す。
同図において、7はアーク起動検出器であり、溶接電流
または溶接電圧の変化によってアークの起動を検知する
公知の検出器である。8は溶接開始指令用件ボタンスイ
ッチ、9は押ボタンスイッチ8が押されたときに溶接起
動、信号を溶接電源1に送り、出力を開始させるととも
にスイッチ5を閉じて高周波電圧の重畳を開始させる起
動回路である。この起動回路9はまたアーク起動検山型
7の出力を受けて直ちに、または若干の時間遅れの後に
スイッチ5を開き、高周波の供給を停止するものである
。高周波電圧はカップリングコイル6を介して電極2と
被溶接物3に供給されるが、このカップリングコイル6
は図中に・印で示した通りの極性に定められている。そ
の他は第3図の従来装置と同機能のものに同符号を付し
ているが、補助電源4としては本発明においては直流電
源が用いられてカップリングコイル6の極性とともに高
周波電圧の始まる極性を決定するものである。
同図の装置において、押ボタンスイッチ8を押すと起動
回路9が動作し、溶接電源1はこれによって出力を電極
2と被溶接物3とに供給する。起動回路9はまた同時に
スイッチ5を閉じ、これによって直流電源4は抵抗器R
を通してコンデンサCIを充電し始める。このコンデン
サC1の端子電圧が火花ギャップGの放電開始電圧に達
するとコンデンサC1の充電電荷は火花ギャップGとカ
ップリングコイル6の一次側を通して放電し、このコン
デンサC1の容量とカップリングコイル6のインダクタ
ンスによって定まる高周波の振動電流が流れる。この振
動電流によってカップリングコイル6の二次側に高周波
電圧が誘起され、電極2と被溶接物3との間に溶接電源
1の出力電圧に重畳して印加される。このとき、前述の
ようにカップリングコイル6の極性が定められているの
で、高周波電圧は必らず電極2側がプラスの半波から印
加開始されることになる。この高周波電圧によって電極
2と被溶接物3との間の絶縁が破壊されると、同時に印
加されている溶接電源1の出力によって溶接アークが起
動する。溶接アークが起動するとアーク起動検出器7は
これを検出し、起動回路9はスイッチ5を開放し、高周
波の供給を停止し、アーク起動は完了する。
ここで高周波の発生状況について考察する。スイッチ5
が閉じられると、コンデンサC1が直流電源4によって
充電され、このコンデンサC1の端子電圧が火花ギャッ
プGの放電開始電圧に達するとカップリングコイル6の
一次側を通して放電する。この結果、コンデンサC1の
容量とカップリングコイル6のインダクタンスとによっ
て定まる周波数の減衰振動が始まる。この減衰振動はコ
ンデンサCIに充電されたエネルギーが消費されて火花
ギャップGの放電開始電圧以下になると停止し、コンデ
ンサC1が直流電源4によって再び充電されることによ
って再開する。この減衰振動の周波数はコンデンサC1
の容量とカップリングコイル6のインダクタンスによっ
て定まり、また減衰振動の開始、停止の周期は直流電源
4の出力電圧、抵抗器Rの抵抗値、コンデンサCIの容
量および火花ギャップGの放電開始電圧によって定まる
。その様子を第2図に示しである。
第2図においては減衰振動が高周波の2サイクル程度で
停止し、わずかの期間の後に再起動するように各定数を
定めたときの様子を示しており、必らず電極プラスの半
波から発振か開始する減衰振動がくりかえされるもので
ある。なお、第2図においては、理解を助けるために時
間軸を拡大して、かつ減衰振動の様子を誇張して示しで
あるが、実用的には高周波の発振周波数は無線通信に対
する障害防止の関係から数M Hz程度であり、また減
衰振動は高周波の1サイクル程度以下に設定されること
が多い。
次に最もアークの起動が困難な電極マイナスの極性に直
流溶接電源を接続したときの高周波の極性の効果につい
て実験した結果を次表に示す。
上記のように最もアークスタートの困難な電極マイナス
の極性に直流溶接電源を接続したときにおいてほぼ完全
なアークスタートが得られている。
〈発明の効果〉 上記のように本発明の溶接方法によるときは、従来アー
クスタートに際して溶接電源を一時的に電極プラスの極
性とし、アーク起動後、電極マイナスの極性または交流
出力に切替えていたものに対して、これらの切替えが全
く不要となるので簡単な装置で確実なアーク起動が実現
できることになる。またアークの起動が確実に行われる
ので自動溶接装置、特にロボット等のように無人化を目
的とした自動装置に安心して採用することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の溶接方法を実施する装置の例を示す
接続図、第2図は第1図の装置における高周波電圧の波
形を示す図、第3図は従来の溶接方法を行う装置の例を
示す接続図である。 1・・・溶接電源、2・・・電極、3・・・被溶接物、
4・・・補助電源、 ・・スイッチ、 6・・・カップリングコイル G・・・火花ギャップ、 ・・・コンデンサ、 R・・・抵抗 器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、非消耗電極と被溶接物との間に高周波高電圧を印加
    してアークの起動を行うTIGアーク溶接方法において
    、前記高周波高電圧を前記非消耗電極が前記被溶接物に
    対して正電位となる極性から始まる波形として溶接電源
    の出力に重畳して供給するTIGアーク溶接方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021035684A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社ダイヘン 溶接装置

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