JPH0480777A - 現像剤劣化度測定装置及び現像剤劣化度測定装置を備えた複写装置 - Google Patents

現像剤劣化度測定装置及び現像剤劣化度測定装置を備えた複写装置

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JPH0480777A
JPH0480777A JP19405190A JP19405190A JPH0480777A JP H0480777 A JPH0480777 A JP H0480777A JP 19405190 A JP19405190 A JP 19405190A JP 19405190 A JP19405190 A JP 19405190A JP H0480777 A JPH0480777 A JP H0480777A
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Masanori Suzuki
政則 鈴木
Tetsuo Isoda
磯田 哲夫
Mitsuo Aoki
三夫 青木
Takahisa Kato
貴久 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トナーとキャリアよりなる二成分系現像剤の
劣化度を測定する現像剤劣化度測定装置、及び現像剤劣
化度測定装置を備えた複写装置に関する。
(従来の技術) 従来から、静電荷像をトナーを用いて現像する方法には
、トナーとキャリアとが混合されてなる、いわゆる二成
分系現像剤を用いる方法がある。
この方法は、トナーとキャリアとを撹拌摩擦することに
より、各々を互いに異なる極性に帯電せしめ、この帯電
したトナーにより反対極性を有する静電荷像が可視化さ
れるものであり、トナーとキャリアの種類により、鉄粉
キャリアを用いるマグネットブラシ法、ビーズキャリア
を用いるカスケード法、ファーブラシ法などがある。
近年、複写スピードが50〜90枚/分の高速複写機が
要求され、これに用いられる現像剤のキャリアは長時間
の使用中、常時トナーを所望の極性で、かつ十分な帯電
量に摩擦帯電させなければならない。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の現像剤は、粒子間の衝突や粒子と機械と
の間の機械的衝撃、又はこれらによる発熱のためキャリ
ア表面にトナー膜が形成し、いわゆるスペント現象が発
生し、キャリアの帯電能力が使用時間と共に低下し、補
給されたトナーか十分に帯電されないまま現像されてし
まい、画像濃度の低下、トナー飛散による機内汚染が発
生し実用上著しく不都合であり、このような場合には、
現像剤全体を取り換える必要があった。又、二の時の現
像剤の劣化状態に関しては、キャリア表面に付着したト
ナーを有機溶媒で抽出し、分光機などで濁度状態を観測
するスペント化率や現像剤の帯電量を測定することで評
価していたが、前者はサンプリング及び評価に時間が掛
かり、後者はトナー濃度に影響されることから評価しに
くいという欠点があった。又、実際の複写機動作中にお
いては、コピー画像を見て評価するしか方法がなく、非
常に無駄があった。
本発明の目的は、迅速かつ正確に二成分系現像剤の劣化
度が測定できる現像剤劣化度測定装置、及び現像剤劣化
度測定装置を備え、常に良好な画像形成がなされる複写
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、現像剤劣化度測定装置とし
て、請求項(1)記載のように、トナーとキャリアより
なる二成分系現像剤中を流れる電流値に基づいて、二成
分系現像剤の劣化度を測定する手段を備えたことを特徴
し、また現像剤劣化度測定装置を備えた複写装置として
、請求項(2)記載のように、トナーとキャリアよりな
る二成分系現像剤が用いられ、この二成分系現像剤を介
して現像スリーブに接するブレードを備えた複写装置に
おいて、前記現像スリーブとブレードの間に電圧を印加
した時に、前記二成分系現像剤中を流れる電流値に基づ
いて、二成分系現像剤の劣化度を測定する手段を備えた
ことを特徴とし、さらに請求項(3)記載のように、請
求項(2)記載において、前記劣化度を測定する手段を
、帯電、潜像形成。
現像、転写、クリーニング、除電からなる感光体におけ
る一連の複写プロセスサイクル中の転写後から帯電まで
の間で動作させるように構成したことを特徴とし、また
請求項(4)記載のように、請求項(2)又は(3)記
載において、前記劣化度を測定する手段により測定され
た劣化度が予め定められた基準値を超えた時に動作する
二成分系現像剤の寿命延長手段を備えたことを特徴とし
、さらに請求項(5)記載のように、請求項(2)又は
(3)記載において、前記劣化度を測定する手段により
測定された劣化度が予め定められた基準値を超えた時に
、二成分系現像剤を現像器から微量抜き、抜いた二成分
系現像剤中のキャリアの量と等量の未使用のキャリアの
現像器への投入、又は抜いた二成分系現像剤と等量の未
使用の二成分系現像剤の現像器への投入を前記基準値に
なるまで行う二成分系現像剤の寿命延長手段を備えたこ
とを特徴とし、さらに請求項(6)記載のように、請求
項(2)又は(3)記載において、前記劣化度を測定す
る手段により測定された劣化度が予め定められた基準値
を超えた時に、現像器内の二成分系現像剤の撹拌摩擦効
率を上昇させ、この二成分系現像剤の帯電量を上げるよ
うにした二成分系現像剤の寿命延長手段を備えたことを
特徴とする。
(作 用) 請求項(1)記載の構成によれば、二成分系現像剤中を
流れる電流値と二成分系現像剤の劣化度との間に相関関
係があることから、前記電流値の変化を測定することで
二成分系現像剤の劣化度を測定することかできる。
また請求項(2)記載の構成によれば、複写装置の現像
スリーブとブレードの間に電圧を印加した時に、二成分
系現像剤中を流れる電流値を測定することで、二成分系
現像剤の劣化度が適時に測定できる。
また請求項(3)記載の構成によれば、一連の複写プロ
セス中で一定の電圧印加状態になる転写後から帯電まで
の間で前記電流値の測定がなされ、正確かつ確実な劣化
度の測定かできる。
また請求項(4)、 (5)、 (6)記載の構成によ
れば、前記劣化度が基準値を超えた時に、現像器から二
成分系現像剤を微量抜き、抜いた二成分系現像剤中のキ
ャリアの量と等量の未使用のキャリア、又は抜いた二成
分系現像剤と等量の未使用の二成分系現像剤を前記基準
値になるまで現像器へ投入したり、あるいは二成分系現
像剤の撹拌摩擦効率を上昇させたりして、二成分系現像
剤の帯電量を上げることなどによって、現像剤寿命が延
長することになり、常に良好な画像形成がなされること
になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は複写装置の全体の概略を示す構成図であり、1
は原稿2を載置するためのコンタクトガラス、3は原稿
2を照射するハロゲンランプなどからなる光源、4は原
稿2からの反射光Aを導光する複数のミラー、5は集光
レンズ、6は前記ミラー4と集光レンズ5からなる光学
系と後述する現像機構系との間に設けられた防塵カラス
、7は現像機構系の主要部であるドラム状の感光体、8
は帯電部、9はイレーザ、10は現像装置、I la。
11bは除電部、12は転写分離部、13はクリーニン
グ部、14は分離爪、15は搬送ベルト体、16は定着
部、17はレジストローラ対、18は排紙ローラ対であ
る。
第2図において、原稿2から反射してくる反射光Aは、
ミラー4.集光レンズ5.防塵ガラス6を経て感光体7
上に結像され、感光体7表面に潜像を形成する。
また感光体7の周囲では、一連の複数プロセスサイクル
がなされる。すなわち帯電部8において感光体7上に均
一な帯電がなされ、前記反射光Aにより潜像形成が行わ
れる。イレーザ9では帯電された感光体7に光を当てて
不要な電荷を消去し、その後、現像器M10により後述
するような潜像のトナー顕像化が行われる。転写分離部
12では、レジストローラ対17によってタイミングを
とられて送り出される用紙Pを感光体7に密着させなが
ら、用紙Pヘトナー像Tを転写させると共に、用紙Pを
感光体7から分離させている。そして万一、分離できな
かった場合は、分離爪14によって強制的に分離される
ことになる。分離後の用紙Pは、搬送ベルト体15によ
り定着部16へ搬送され、定着部]6で一定の温度及び
圧力を加えられ、トナー像の融着がなされ、排紙ローラ
対18により外部へ排出される。
除電部は、転写前除電ランプ]laと除電ランプ11b
とからなり、両者共に感光体7上の残留電荷を消去する
ための光を出射するものである。
クリーニング部13は感光体7上の残留トナー紙片など
の異物を除去するものである。
第1図は本発明の第1実施例の要部を示す構成図であり
、21は現像装置10の現像器20内に設けられた非磁
性かつ導電性の円筒状をなす現像スリーブ、22は現像
スリーブ21に内蔵されている固定マグネット、23は
アルミニウムなどの金属よりなり、フローティング状態
で固定され、かつエツジ部が現像スリーブ21に近接し
ているドグタブレード、24はパドルローラ、25はセ
パレータ、26は撹拌スクリュ、27はトナー補給装置
、28は可変直流電源、29は直流電源、3oはドグタ
ブレード23とアース間を接続する導通線、31は電流
計などからなる電流検出部、32は制御基準データ記憶
部、33は比較部、34は制御部、35は表示部、36
はトナーとキャリアよりなる二成分系現像剤(以下、現
像剤という)である。
第1図において、現像器20内の現像剤36は、パドル
ローラ24の回転によって現像スリーブ21とドグタブ
レード23間に送られ、所定のトナー膜厚にて現像スリ
ーブ21上にのり、この現像スリーブ21上のトナーが
トナー顕像のために感光体7上に移ることになる。
前記ドグタブレード23は現像スリーブ21と絶縁され
た状態で近接した位置に固定されることが必要であり、
その近接のキャップは、0.5〜1.5mm、好ましく
は0.7〜1.Ommが適当である。ギャップが1.5
Mより太きいと単位時間当りのドグタブレード23のエ
ツジ部に供給される現像剤36の量が低下し、十分な摩
擦帯電か得られない。またキャップが0.5mmより小
さいと撹拌力によるキャリアの膜削れの影響が過大とな
る。
次に現像剤の劣化度の測定について説明する。
本発明者らは、実験、研究の結果、現像剤中を流れる電
流値と、現像剤の劣化度との間に相関関係があり、前記
電流値が劣化度の目安となることを見い出した。電流値
と劣化度との間の相関関係の成立は、現像剤中のキャリ
ア表面にトナー膜がスペントするとキャリア抵抗が高く
なり、そのため現像剤中を流れる電流値が減少するため
であると考えられる。
第3図は現像剤中を電流が流れる時の等何回路であり、
40はトナー抵抗部、41はキャリア抵抗部であって、
現像剤を流れる電流の値は、トナー抵抗部40とキャリ
ア抵抗部41によって左右されることになる。前記トナ
ー抵抗部40は主にトナー濃度に依存した部分であり、
キャリア抵抗部41はキャリア表面へのスペント化現像
のために変化する部分であり、トナー濃度、キャリアス
ペントと、現像剤の抵抗(副抵抗)、現像剤を流れる電
流の値との関係を表19表2に示した。表中の右上りの
矢印は増加傾向を、また右下りの矢印は減少傾向を示し
ている。
表  1 表 ところで、現像剤の劣化状態は、主にキャリアのスペン
ト化現象に依存していると考えられる。
それは第4図の抵抗値とコピー枚数との関係を示す説明
図のように、トナー濃度(トナー抵抗Rr )の変化に
よる現像剤の抵抗(RG)の変化は、キャリアのスペン
ト化現象による抵抗(R9)の変化によるものに比べて
非常に小さく、トナー濃度の変化による電流値の変化幅
は、キャリアのスペント化現象によるものほど変化しな
いからである。
第5図のフローチャートを参照して本実施例における現
像剤の劣化度の測定を説明する。通常、現像スリーブ2
Iの表面とドグタブレード23の間には、可変直流電源
28によりバイアス電圧が印加されているが、この電圧
値は可変であるため画像濃度を変化させる時などに変え
られることがある。
しかし、劣化度の測定のための電流値測定に関しては、
一定の電圧印加状態において測定する必要がある。
従って、既述した帯電、潜像形成、現像、転写。
クリーニング、除電という感光体7に対する一連の電子
写真(複写)プロセスサイクル中の転写後から帯電まで
の間に、適当なタイミングを計り、印加電圧が一定であ
る直流電源29に切り換えられる(S−1)。勿論、可
変直流電源28から一定電圧が印加されるようにすれば
、直流電源29は不要である。
tiij記電圧印加時に、現像剤36中を流れた電流は
、ドクタブレード23から導通線30を通ってアースに
流れるが、この電流の値Idを電流検出部31で検出す
る(S−2)。そして電流値Idが制御基準データ記憶
部32に記憶されている基準値■。と比較部33で比較
され(S−3)、■。≧Tdとなった場合(S−3のY
ES)、現像剤36が劣化したと判定し、現像剤36の
交換の必要性を制御部34を介して表示部35で表示さ
せる(S−4)。
なお」−述した電流値の測定において、現像剤が穂立ち
の運動状態で測定していることが確認されており、実際
のコピー画像との対応がよくとれていると判断される。
具体的には、電流値1dが多い時には画像濃度が高く、
鮮明な画像が得られ、電流値Idの低下と共にキャリア
のスペント化現象の発生のために、地汚れやトナー飛散
による機内汚染がみられる。
次に第1実施例に基づく実験例を説明する。
市販の二成分系現像剤(株式会社リコー製、タイプ48
00剤)を用い、第1図と同様の構成の実験機において
、現像スリーブ21とドクタブしド23とのキャップを
0.7mm、現像スリーブ21への直流電源29による
印加電圧を400v、現像剤劣化に対応する規定値(電
流値)を−2,1μ、へとし、現像剤36中を流れる電
流値を電流検出部である電流計31で測定した。
その実験結果を、第6図にコピー枚数と電流値との関係
の説明図、第7図にコピー枚数と地汚れ度との関係の説
明図として示した。第7図において、地汚れ度は相対評
価で行い、ランク5か地汚が少なく、ランクが下がるに
連れて地汚れが多くなる。
第6図、第7図からも、コピー枚数の増加に伴なうキャ
リアによる地汚れ度と現像剤36中を流れる電流値の間
に相関関係があることが分る。
また電流値的−2,1μAで、地汚れランク約3.6゜
コピー枚数的90 X 10”枚となり、前記規定値の
設定により第1図における表示部35で劣化警告表示が
行われる。この状態で、現像剤36のキャリアのスペン
ト状態を調べたところ、明らかに現像剤36が劣化して
いると見なすことができるほとに、スペントが進行して
いた。
第8図は現像装置の第2実施例を示す構成図であり、第
1図に基づいて説明した第1実施例の部材に対応する部
材には同一符号を付して詳しい説明を省略する。この第
2実施例において第1実施例と異なる構成は、トナー補
給装置27の下部の現像器20の側部に設けられたキャ
リア補給装置50と、現像器20の底部に現像剤回収ボ
トル51と連通する開口52と、この間口52を開閉す
るシャッタ53とからなる寿命延長手段を備えた点にあ
る。
第8図において、第1実施例と同様に電流計31による
測定により、現像剤36中を流れる電流値が規定値以下
になった時、現像剤36か劣化状態間近かと判定し、シ
ャッタ53を図示しない適宜の移動手段で作動させて開
口52を開き、微量の現像剤36を現像器20から現像
剤回収ボトル51中へ抜き、この抜き動作と同時に、抜
いた現像剤36中に含まれるキャリアの量と等量の未使
用のキャリアをキャリア補給装置50から現像器20へ
投入する。この抜き・投入のサイクル動作を、測定され
た電流値か規定値以上になるまで繰り返すことで、現像
剤36の帯電能力を復活させて現像剤寿命を延ばすよう
にしている。但し、前記規定値は、現像剤36か劣化状
態になった時の電流値に0.5μA程度プラスしたもの
とする。
上記の第2実施例に基づく実験例について説明する。
市販の二成分系現像剤(株式会社リコー製、タイプ48
00剤)を用い、第8図と同様の構成の実験機において
、現像スリーブ21とドクタブレード23とのギャップ
を0.7mm、現像スリーブ21への直流電源29によ
る印加電圧を400vとし、コピー枚数が160 X 
10’枚まで電流計31により現像剤36中を流れる電
流値の測定を行った。また現像剤劣化に対応する規定値
は−2,6μAとした。
その実験結果を、第9図にコピー枚数と電流値との関係
の説明図、第10図にコピー枚数と地汚れ度との関係の
説明図として示した。第10図の地汚れ度は第7図と同
様に相対評価によるものである。
第9図、第10図において、電流値的−2,7μA。
地汚れランク約4.0.コピー枚数70 x 10°枚
及び+20 X 10’付近での現像剤劣化により、上
述した現像剤抜きとキャリア投入とのサイクル動作を行
ったところ、すぐに電流値が規定値以上に戻り、地汚れ
ランクも前記サイクル動作前に戻った。
なお第2実施例の寿命延長手段では、現像剤寿命の延長
のためにキャリアを補給したが、キャリアの急激な補給
に伴ないトナー濃度低下による画質の低下や、トナー補
給時の地汚れの発生などの不具合が生じることがあるた
め、現像剤36中を流れる電流値が規定値以下になり、
現像剤36が劣化状態間近かと判定された時、微量の現
像剤を現像器から抜き、この抜き動作と同時に、抜いた
現像剤と等量の未使用の現像剤を現像器へ投入して、第
2実施例と同様に抜き・投入のサイクル動作を、測定さ
れた電流値が規定値以上になるまで繰り返すことで、現
像剤36の帯電能力を復活させて現像剤寿命を延ばすよ
うにすることも考えられる。
この場合、第8図にした第2実施例における寿命延長手
段のキャリア補給装置50を現像剤補給装置に換えるこ
とで実現できる。
また現像剤36の帯電量は、キャリアの表面状態によっ
て決定される以外に、キャリアとトナーとの撹拌摩擦時
間、すなわち現像剤の撹拌摩擦効率によって制御する二
とができる。従って、現像剤劣化時に、現像器内の現像
剤の撹拌効率を上昇させ、帯電量を上げることで現像剤
の寿命は延長される。
具体的には、第1図のパドルローラ24の回転数を可変
にすることで寿命延長手段とすることができる。すなわ
ち市販の二成分系現像剤(株式会社リコー製、タイプ4
800剤)を用い、第1図と同様の構成の実験機におい
て、パドルローラ24の回転数を自由に設定できるよう
にし、現像剤36の劣化状態が現われるコピー枚数的9
0 X 10”枚までパドルローラ24の回転数を40
0rpmとし、その以後の回転数を60Orpmとした
。第11図は本実験によるコピー枚数と帯電量との関係
を示す説明図であり、パドルローラ24の回転数の上昇
により帯電量の上昇がみられることが分る。
また第12図はパドルローラ24の回転数を40Orp
mに一定とした場合のコピー枚数と帯電量との関係を示
す説明図であり、コピー枚数の増加に従い帯電量が下が
り、コピー枚数的9Q X 10’枚以降で現像剤は劣
化状態を示した。
なお、本発明におけるトナーで使用される結着樹脂とし
ては、ポリスチレン、ポリp−90ロスチレン、ポリビ
ニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体
;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−
プロピレン共重合体。
スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニル
ナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重
合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン
−アクリル酸ブチル共重合体2スチレン−アクリル酸オ
クチル共重合体、スチレン−メタグリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタグリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタグリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロル
メタグリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体。
スチレン−ブタジェン共重合体、スチレン−イソプレン
共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重
合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレ
イン酸エステル共重合体なとのスチレン系共重合体:ポ
リメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、
ポリ塩化ビニル。
ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン。
ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹
脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジ
ン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪
族又は脂環族炭化水素樹脂。
芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、バラフインワッ
クスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる
又、特に圧力定着用に好適な結着樹脂として例を挙げる
と下記のものが単独あるいは混合して使用できる。
ポリオレフィン(低分子量ポリエチレン、低分子量ポリ
プロピレン、酸化ポリエチレンポリ4弗化エチレンなど
)、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−ブタ
ジェン共重合体(モノマー比5〜30 : 95〜70
)、オレフィン共重合体(エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン
−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エス
テル共重合体。
エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー樹脂)、ポリビニルピロリドン
、メチルビニルエーテル−無ホマレイン酸共重合体、マ
レイン酸変性フェノール樹脂、フェノール変性テルペン
樹脂。
本発明におけるトナーで使用される着色剤としては、カ
ーボンブラック、ランプブラック、鉄黒。
群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエローG
、ローダミン6G、  レーキ、カルコオイルブルー、
クロムイエロー、キナクリドン。
ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタ
ル系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系、染顔料など、従来
公知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用し
得る。
又、本発明におけるトナーは、必要に応じて添加物を混
合してもよい。添加物としては、例えばテフロン、ステ
アリン酸亜鉛のごとき滑剤あるいは酸化セリウム、炭化
ケイ素などの研磨剤、あるいは例えばコロイダルシリカ
、酸化アルミニウムなどの流動性付与剤、ケーキング防
止剤、あるいは例えばカーボンブラック、酸化スズなど
の導電性付与剤、あるいは低分子量ポリオレフィンなど
の定着助剤などがある。
本発明におけるキャリアとしては、公知のものがすべて
使用可能であり、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッケル
粉のごとき磁性を有する粉体など及びこれらの表面を樹
脂などで処理した物などが挙げられる。
本発明におけるキャリアにコーティングし得る樹脂粉末
としては、スチレン−アクリル共重合体。
シリコーン樹脂、マレイン酸樹脂、フッ素系樹脂。
ポリエステル樹脂エポキシ樹脂などがある。スチレン−
アクリル共重合体の場合は、30〜90重量%のスチレ
ン分を有するものが好ましい。この場合、スチレン分が
30重量%未満だと現像特性が低(,90重量%を超え
るとコーテイング膜が硬くなって剥離し易くなり、キャ
リアの寿命が短くなるからである。
又、本発明におけるキャリアの樹脂コーティングは、上
記樹脂の他に接着付与剤、硬化剤、潤滑剤、導電材、荷
電制御剤などを含有してもよい。
(!@明の効果) 請求項(」)の構成によれば、現像剤中を流れる電流値
の変化に基づいて現像剤の劣化度が測定でき、測定が容
易で、迅速かつ正確に現像剤の劣化が分る現像剤劣化度
測定装置を提供でき、請求項(2)、 (3)の構成に
よれば、装置を複雑にすることなく、適切なタイミング
で現像剤の劣化度が正確かつ確実に測定できる現像剤劣
化度測定装置を備えた複写装置を提供でき、請求項(4
)、 (5)、 (6)の構成によれば、現像剤の劣化
度が基準値を超えた時に現像剤の寿命の延長が図れ、常
に良好な画像形成がなされる現像剤劣化度測定装置を備
えた複写装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の現像剤劣化度測定装置を備えた複写装
置の第1実施例の要部を示す構成図、第2図は複写装置
の全体を示す構成図、第3図は現像剤を電流が流れる時
の等価回路図、第4図は抵抗値とコピー枚数との関係を
示す説明図、第5図は劣化度測定動作のフローチャート
、第6図は第1実施例におけるコピー枚数と電流値の関
係を示す説明図、第7図は第1実施例におけるコピー枚
数と地汚れ度との関係を示す説明図、第8図は本発明の
複写装置の第2実施例の要部を示す構成図、第9図は第
2実施例におけるコピー枚数と電流値との関係を示す説
明図、第1O図は第2実施例におけるコピー枚数と地汚
れ度との関係を示す説明図、第1】図、第12図は現像
剤撹拌によるコピー枚数と帯電量との関係を示す説明図
である。 7 ・・・感光体、 8・・・帯電部、 9 ・・イレ
ーザ、 jO現像装置、Ila、 llb・・ 除電部
、12・・・転写分離部、13・クリーニング部、20
・・・現像器、21 ・・・現像スリーブ、23・・・
ブレード、26・・撹拌スクリュ、27・・ トナー補
給装置、28、29・・・直流電源、31 ・・電源検
出部、32・・・制御基準データ記憶部、33  ・ 
比較部、34・・・制御部、35・・・表示部、50・
・・キャリア補給装置、51 ・・・現像剤回収ボトル
、52・・・開口、53・・・シャッタ、24.50.
5]、 52.53・・ 寿命延長手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナーとキャリアよりなる二成分系現像剤中を流
    れる電流値に基づいて、二成分系現像剤の劣化度を測定
    する手段を備えたことを特徴とする現像剤劣化度測定装
    置。
  2. (2)トナーとキャリアよりなる二成分系現像剤が用い
    られ、この二成分系現像剤を介して現像スリーブに接す
    るブレードを備えた複写装置において、前記現像スリー
    ブとブレードの間に電圧を印加した時に、前記二成分系
    現像剤中を流れる電流値に基づいて、二成分系現像剤の
    劣化度を測定する手段を備えたことを特徴とする現像剤
    劣化度測定装置を備えた複写装置。
  3. (3)前記劣化度を測定する手段を、帯電、潜像形成、
    現像、転写、クリーニング、除電からなる感光体におけ
    る一連の複写プロセスサイクル中の転写後から帯電まで
    の間で動作させるように構成したことを特徴とする請求
    項(2)記載の現像剤劣化度測定装置を備えた複写装置
  4. (4)前記劣化度を測定する手段により測定された劣化
    度が予め定められた基準値を超えた時に動作する二成分
    系現像剤の寿命延長手段を備えたことを特徴とする請求
    項(2)又は(3)記載の現像剤劣化度測定装置を備え
    た複写装置。
  5. (5)前記劣化度を測定する手段により測定された劣化
    度が予め定められた基準値を超えた時に、二成分系現像
    剤を現像器から微量抜き、抜いた二成分系現像剤中のキ
    ャリアの量と等量の未使用のキャリアの現像器への投入
    、又は抜いた二成分系現像剤と等量の未使用の二成分系
    現像剤の現像器への投入を前記基準値になるまで行う二
    成分系現像剤の寿命延長手段を備えたことを特徴とする
    請求項(2)又は(3)記載の現像剤劣化度測定装置を
    備えた複写装置。
  6. (6)前記劣化度を測定する手段により測定された劣化
    度が予め定められた基準値を超えた時に、現像器内の二
    成分系現像剤の撹拌摩擦効率を上昇させ、この二成分系
    現像剤の帯電量を上げるようにした二成分系現像剤の寿
    命延長手段を備えたことを特徴とする請求項(2)又は
    (3)記載の現像剤劣化度測定装置を備えた複写装置。
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