JPH0480502A - 粗悪燃料を用いる発電方法 - Google Patents

粗悪燃料を用いる発電方法

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JPH0480502A
JPH0480502A JP19303490A JP19303490A JPH0480502A JP H0480502 A JPH0480502 A JP H0480502A JP 19303490 A JP19303490 A JP 19303490A JP 19303490 A JP19303490 A JP 19303490A JP H0480502 A JPH0480502 A JP H0480502A
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祐一 藤岡
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君代 徳田
Toshimitsu Ichinose
利光 一ノ瀬
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、石炭および重質油等の粗悪燃料の化学エネル
ギーを電気エネルギーに変換する発電方法に関する。
〔従来の技術] 重質油を用いた発電方法の従来の一例を第2図によって
説明する。
重質油101は加圧ポンプ2で加圧してガス化炉25へ
供給される。ガス化炉25では、加圧空気107で燃料
101の一部を燃焼させてそれを熱源として炭素をガス
化してガス燃料に転換する。ガス化炉25で発生した可
燃ガス108は、熱交換器24において水110と熱交
換して冷却され350℃〜450℃になる。
冷却後の可燃ガス108は、ポーラスフィルタ−5で脱
しん処理されて11g/Nl113以下程度のバイジン
濃度のガスとなり、脱硫装置26へ送られ、ここで酸化
鉄系の脱硫剤を使用して可燃ガス108中のHzSを除
去する。脱しん、脱硫後の可燃ガス108aはコンハス
ターフへ供給され、加圧空気107Cで燃焼して燃焼ガ
ス109となり、その温度を1150℃〜1300℃と
して、ガスタービン109へ供給され同ガスタービン1
09を駆動する。
ガスタービン9へ供給される燃焼ガス109の圧力は、
燃焼ガス109の温度が決まれば発電システムの送電端
効率を最大となるように決定する。燃焼ガス109のエ
ネルギーはガスタービン9に与えられ、そのエネルギー
で発電I!17を駆動して発電が行なわれる。ガスター
ビン9の出口の燃焼ガス109aは、排ガスボイラー1
0で水110へその熱を伝達させ、温度が120℃〜1
30℃に下降した後煙突14より大気へ放出される。
前記排ガスボイラ10内には、熱交換器24において、
可燃ガス108を冷却した水110が導入される熱交換
器21が設けられており、熱交換器24において可燃ガ
ス108によって加熱された水110には排ガスボイラ
10で前記燃焼ガス109aより熱エネルギーが伝達さ
れ、水110は蒸気1】】に変換される。蒸気111の
エネルギーはスチームタービン11に与えられ、そのエ
ネルギーで発電I!18を駆動して発電が行なわれる。
ガス化炉25内で発生する未燃炭素や灰分は、ガス化炉
から配管112、ホッパー15c、16cを経由して系
外に排出灰105aとして排出される。また、可燃ガス
108からポーラスフィルター5で回収したばいじんは
、配管117、ホッパー156.16dを経由して系外
に排出灰105bとして排出される。
また、8はガスタービン9に直結されたコンプレッサー
であり、吸入する空気103を加圧して前記コンハスタ
ーフへ前記加圧空気107Cを供給するようになってい
る。
C発明が解決しようとする課題〕 (1)従来の前記発電方法では、脱硫装置に用いられる
脱硫剤は酸化鉄を使用していたので、脱硫温度が400
〜450℃が最適であった。このために、ガス化炉で発
生した可燃ガスを冷却して400〜450℃にする必要
があった。このように、可燃ガスをガス化炉出口温度か
ら400〜450℃に冷却する必要があり、ガス化炉で
発生した可燃ガスの熱エネルギーの一部は、ガスタービ
ンを駆動するエネルギーとして使用されず、スチームタ
ービンを駆動するための蒸気の加熱に用いられていたた
め、ガスタービンとスチームタービンを組み合せて使用
する複合発電プラントの発電効率を理論的に最大となる
ようなシステムではなかった。
(2)従来の前記ガス化炉の発生ガス中には、1000
〜2000ppmのNHlやHCN等の窒素化合物が含
まれており、そのガスをコンパスタ−で燃焼するとその
燃焼ガス中に高濃度のNOxを含んでいた。
本発明は、従来の発電システムがもつ以上の問題点を解
決することができる粗悪燃料を用いた発電方法を稈供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の粗悪燃料を用いる発電方法は、次の手段を備え
ている。
(1)石灰石またはドロマイト等のカルシウムを含んだ
脱硫剤粒子を酸素含有ガスで流動化する流動層ガス化炉
へ粗悪燃料を供給し、同流動層ガス化炉で粗悪燃料中の
炭素の40%以上をガスに転換した後、前記流動層ガス
化炉で生成された固形残渣分及び前記脱硫剤を流動層酸
化炉に移送して600℃〜1000℃の範囲に酸素含有
ガスによって温度調整を行ないながら酸化し、前記流動
層ガス化炉発生ガスを前記流動層酸化炉の発生ガスと酸
素含有ガスによってコンバスタ−において燃焼して燃焼
ガスとし、同燃焼ガスでガスタービンを、同ガスタービ
ンを出た前記燃焼ガスによって発生した蒸気でスチーム
タービンをそれぞれ駆動し、前記ガスタービンと前記ス
チームタービンとで発電機を回転して発電を行なう。
(2)前記(1)の発電方法において、加圧流動層ガス
化炉の発生ガスをニッケルを含んだ触媒と接触させて同
発生ガス中のアンモニアを分解する。
〔作用〕
前記(1)の本発明は、次の作用をあげることができる
(1)カルシウムを含んだ脱硫剤粒子の形成する流動層
ガス化炉内の流動層において粗悪燃料を処理することに
よって、同粗悪燃料に含まれる炭素の40%以上がガス
に高い転換率でガスに転換される。また、カルシウムを
含む脱硫剤粒子によって、脱硫作用が行なわれ、粗悪燃
料中の硫黄はCaSとして固定されると共に、■とNa
、、にのアルカリ金属等も前記脱硫剤中に吸着され転換
されたガス中の硫黄分の濃度が低下すると共に■、Na
、 K等も除去される。
(2)流動層ガス化炉で発生した固形残渣分と脱硫剤は
600°〜1000″Cの温度の流動層酸化炉において
酸化処理され、未燃分の燃焼と脱硫作用を行なった脱硫
剤中のCaSのCa5Oaへの酸化が行なわれる。この
際、流動層ガス化炉ではCaSからCaSO4への酸化
が行なわれるよう600℃〜1000℃の範囲に保持さ
れる。
なお、この流動層ガス化炉で処理された脱硫剤は必要に
応して前記流動層ガス化炉へ戻されて脱硫剤として使用
される。
(3)前記流動層ガス化炉発生ガスと前記流動層酸化炉
発生ガス中には前記のように硫黄分及びアルカリ金属分
が少く、この流動層ガス化炉発生ガスは、コンパスタ−
において、酸素と流動層酸 fll化光生ガスによって燃焼してそのガス温度を上げ
た上ガスタービンを回転し、またガスタービンを出た燃
焼ガスによって発生した蒸気はスチームタービンを回転
して発電が行なわれる。
(4)前記のように、流動層ガス化炉及び流動層酸化炉
共に熱交換器を設置していないので、炉内熱容量を小さ
くすることができ、スタートアップ及び負荷応答は容易
になる。
また、前記両光の発生ガスを熱交換を行なわないでコン
パスタ−において温度を上昇させてガスタービンへ導入
しているために熱効率も向上し、発電端効率が向上する
(5)ガスタービンに導入される燃焼ガスは、前記のよ
うに硫黄分アルカリ金属、■等が除去されており、ター
ビン等への悪影響が防止され、また系外へ排出される燃
焼ガスも清浄化される。
なお、流動層ガス化炉において粗悪燃料中の炭素の40
%未満をガスに転換する場合には、流動層酸化炉で処理
する分が増大し、同流動層酸化炉の温度制御のために必
要な量の空気を確保すると、コンパスタ−へ供給する流
動層酸化炉発生ガスが過多となって同コンパスタ−温度
を高温にすることができないので、本発明においては流
動層ガス化炉における炭素のガスへの転換率を40%以
上とした。
また、前記のように粗悪燃料中の炭素の40%をガスに
転換するためには、流動層ガス化炉温度を700℃以上
に設定することが望ましく、かつ同温度を1000℃以
下に設定することによりカルシウムによる脱硫反応によ
って可燃ガス中のH,S濃度を低く抑えることができる
。同流動層ガス化炉温度は、開光へ供給される酸素を含
んだガス量の調整によって制御される。
また更に、前記流動層酸化炉の温度は、粗悪燃料の灰分
が溶融しない温度に設定される。
前記(2)の本発明は、前記(1)の本発明の作用に加
えて、次の作用をあげることができる。
即ち、流動層ガス化炉で発生したガスを冷却することな
く、又tよ必要に応して酸素を含んだガスでその一部を
燃焼させて温度を上昇させた後、ニ供給する。ニッケル
を含有する触媒は、発生ガス中のNH,、HCN等を分
解してN2とし、これによって系外へ排出されるガス中
のNoxi度が低下する。
なおニッケル触媒によるNH3、HCN等分解は500
℃程度から生しるが、実用的には900’C以上の温度
で反応を行なわせることにより、触媒の発生ガスに含ま
れる硫黄による被毒を防止することが可能であるので、
流動層ガス化炉発生ガスのニッケルを含有する触媒への
接触時には900’C〜1100“Cの温度を選定する
ことが望ましい。
[実施例〕 本発明の一実施例を第1図によって説明する。
重質油101と脱硫剤102およびリサイクル脱硫剤1
06は、混合器1でスラリー104とされ、加圧ポンプ
2で常圧状態から加圧され加圧流動層ガス化炉3へ供給
される。脱硫IPJ102としては、石灰石またはドロ
マイト等のカルシウム化合物を使用する。
加圧流動層ガス化炉3のガス化圧力は、後流のガスター
ビン9の作動圧力で決定されるが、通常15〜30a 
taの間に設定される。加圧流動層ガス化炉3内では、
脱硫剤102粒子が開光3の下方から供給される空気1
07bで流動化され、流動層22を形成する。流動層2
2の温度は700℃〜1000℃に限定される。流動層
22では、重質油101の熱分解、重質油の炭素とCO
□が反応してCOを発生するガス化反応、空気107b
と重質油101の熱分解生成物、及び空気107bとC
Oとの燃焼反応とともに、重質油中の5分は前記脱硫剤
102.106と反応してCaSとして脱硫剤中に固定
される。また、前記脱硫剤は重質油中の■及びNa、 
K等のアルカリ金属等を吸着し、それら成分が発生ガス
に含まれることを防止する。
流動層22の温度の制御性向上と、未燃炭素の発生の抑
制のため少量の水蒸気114を加圧流動層ガス化炉3へ
供給するのが望ましい。
加圧流動層ガス化炉3では、その温度が700’C〜1
000℃に設定されていて、供給された重質油101中
の炭素の40%以上がガスに転換されて可燃ガス108
となり、この可燃ガス108はサイクロン4aで可燃ガ
ス108に含まれる脱硫剤粒子を除去した後、ポーラス
フィルター58に入る。サイクロン4aで回収した脱硫
剤等の粒子116は流動層22へ戻されるが、粒子11
6の量によってはその1部を後記する流動層酸化炉19
へ送るようにしてもよい。
ポーラスフィルター58で回収した可燃ガス108中の
脱硫剤等の粒子117は、後記する流動層酸化炉19へ
送られる。
前記流動層ガス化炉・3内の流動層22の層高を一定に
保つために、脱硫剤粒子及び未燃分等の粒子112は、
加圧流動層ガス化炉3から後記する流動層酸化炉19へ
送られる。
ポーラスフィルター5aを通過してばいじん量が非常に
低下した可燃ガス108aは、アンモニア分解塔6にお
いて、コンプレッサー8で加圧した空気107aによっ
て一部燃焼し、可燃ガスI 08aの温度を900℃〜
1000℃程度に上昇し、次に同アンモニア分解塔6内
に配置されたニッケルを含んだ触媒中を通過させること
により、可燃ガス108a中のアンモニア(NH3)及
びHCN等を窒素(N2)に分解する。可燃ガス108
aの温度は可燃ガスに含まれるH2Sおよび触媒の耐久
性により決められる。可燃ガス108aは、アンモニア
分解塔6からコンハスターフへ送られ、コンパスタ−7
において、空気107c及び後記する流動層酸化炉燃焼
ガス115aにより完全燃焼し、燃焼ガス109の温度
は1250℃〜1500″Cとなり、ガスタービン9へ
導入される。この燃焼ガス109の温度はガスタービン
9の材料・構造により決まり、高い方が発電効率は向上
するが、その反面ガスタービンの寿命は短かくなるので
最適な温度が選定される。燃焼ガス109はガスタービ
ン9にエネルギーを与えてこれを回転させ、そのエネル
ギーは発電機17により電気に変換される。
ガスタービン9を通過して常圧近くに減圧された燃焼ガ
ス109aは、排熱ボイラ10へ導入される。
排熱ボイラ】Oでは、燃焼ガス109aの顕熱が熱交換
器21において水110へ伝達される。水110は熱交
換器21において加熱されて蒸発し、水蒸気111とな
る。水蒸気111が受けとったエネルギーはスチームタ
ービン11に与えられてこれを回転させ、スチームター
ビンが発電I!18を駆動することによって最終的に電
気に変換される。
スチームタービン11を出た水蒸気111は、コンデン
サー12より復水され、加圧ポンプ13で加圧された後
、再び熱交換器21へ送られる。
流動層酸化炉19内においては、導入された空気107
aにより流動層27を流動化させており、前記のように
加圧流動層ガス化炉3から送られた脱硫剤粒子及び未燃
分等の粒子112は、同流動層27内において、粒子1
12中のCaSのCa5Oaへの酸化と未燃分の燃焼が
行なわれる。
CaSをCaSO4に変化させるために、流動層酸化炉
19内の温度は、600〜1000℃が選定される。流
動層酸化炉19の炉底から抜き出された脱硫剤粒子11
3は、ロックホッパー15a、16aを介して分別器2
0へ導入され、分別器20でCaCO3、CaOの含有
率が高い粗粒子はリサイクル脱硫剤106Cとして粉砕
器23へ、その残りの微粉粒子は排出灰106aとして
系外へ排出される。前記粉砕器23で微粉粒子に粉砕さ
れたリサイクル脱硫剤106は、前記混合器1へ送られ
、加圧流動層ガス化炉3へ脱硫剤の一部として戻される
。また、流動層酸化炉19で発生した燃焼ガス115は
サイクロン4bへ入って脱硫剤が分離され、分離された
脱硫剤118は流動層酸化炉19へ戻される。
一方、脱硫剤118を分離した燃焼ガスは、ポーラスフ
ィルター5bへ導入され、ここで更に脱硫剤と灰が分離
された燃焼ガス115aは、前記のようにコンハスター
フへ導入される。また、ポーラスフィルター5bで回収
した灰および脱硫剤は、口、クホッパ15b、16bを
介して排出灰106bとして系外へ排出される。
前記排ガスボイラ10を通過した燃焼排ガス109bは
、煙突14により大気へ拡散される。この燃焼排ガス1
09bは、前記のように、加圧流動層ガス化炉3におい
て脱硫されかつNa、 K等のアルカリ金属とV等が除
去されており、またアンモニア分解塔6においてアンモ
ニア(NH3)、HCN等が窒素に分解され、これによ
って燃焼排ガス109b中のNOxの含有量が少く、清
浄化されたガスとして煙突から大気へ排出される。
なお、前記のコンプレッサー8は、ガスタービン9に直
結されて駆動されるようになっていて、空気103を吸
入してこれを圧縮して高圧とし、加圧された空気107
を、前記したように空気107a、107bとしてそれ
ぞれ流動層酸化炉19及び加圧流動層ガス化炉3へ送り
、また加圧された空体をアンモニア吸収塔6とコンハス
ターフへ送るようになっている。
以上のように、本実施例では、重質油101の持つ化学
エネルギーは電気エネルギーに変換され、重質油101
のS、■、Na、 K等は排出灰106a、106b中
に固定・吸収され、またNH3、HCN等が除去されて
重質油101中のN分はN2として大気中へ拡散させる
ことができる。
また、本実施例では、加圧流動層ガス化炉3及び流動層
酸化炉19は熱交換器を備えていないために、これらの
炉内容量を小さくでき、スタートアップと負荷応答が容
易である。これに加えて、両光3.19の発生ガスは、
熱交換を行なうことなくコンパスタ−1更にガスタービ
ンへ導入されるために、熱効率が向上し、発電端効率を
上げることができる。
本実施例は重質油を用いているが、石炭を用いる場合に
は、ロックホンパーを用いるか、又は水スラリーとして
加圧ポンプで加圧流動層ガス化炉3へ供給することによ
り、同様に発電用の燃料として利用することができる。
[発明の効果〕 本発明は次の効果を奏することができる。
(1)石炭および重質油等の粗悪燃料を用いて発電を行
なうに当って、燃料をガス化する過程で、燃料中の硫黄
分、アルカリ金属等をカルシウムを含む脱硫剤中へ固定
・吸収し、かつ、熱交換を行なうことなく燃料の保有す
る化学エネルギーをコンパスタ−出口の燃焼ガスの熱エ
ネルギーへ転換することにより、送電端効率を向上させ
ることができると共に、流動層ガス化炉と流動層酸化炉
の容量を小さくしてスタートアンプ及び負荷応答を容易
にすることができる。ちなみに、従来の石炭ガス化ガス
を400〜450℃で脱じん、脱硫後コンバスタ−で燃
焼し、ガスタービンとスチームタービンの複合発電を行
なわせる場合に対して、本発明では送電端効率は約2%
程度上昇する。
また、前記のように、硫黄分、重金属等を除去すること
によって、清浄化された排ガスを大気に排出することが
できる。
(2)流動層ガス化炉で発生するガス中のアンモニア(
NH3)がN2へ転換されることにより排出される排ガ
ス中のNOx[度を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の系統図、第2図は従来の粗
悪燃料を用いる発電方法の一例の系統図である。 1・・・混合器、      2・・・加圧ポンプ、3
・・・加圧流動層ガス化炉、 4.4a、4b・・・サイクロン、 5.5a、5b・・・ポーラスフィルター6・・・アン
モニア分解塔、7・・・コンパスタ−8・・・コンプレ
ッサー  9・・・ガスタービン、10・・・排熱回収
ボイラ、 11・・・スチームタービン、12・・・コ
ンデンサー   13・・・加圧ポンプ、14・・・煙
突、 15a、 15b、 15c、 15d、 16a、 
16b、 16c、 16d−ホッパー17、18・・
・発電機、    19・・・流動層酸化炉、20・・
・分別器、     21・・・熱交換器、22・・・
流動層、     23・・・粉砕器、24・・・熱交
換器、    25・・・ガス化炉、26・・・脱硫装
置、    27・・・流動層、101・・・燃料、 
     102・・・脱硫剤、103・・・空気、 104・・・重油と脱硫剤のスラリー 105・・・排出灰、    106・・・微粉脱硫剤
、106a、 106b・・・排出灰、 106cm粗
粉脱硫剤、107、107a、 107b、 107c
、 107d−加圧空気、108、108a・・・可燃
ガス、 109、 l09a、 109b・・・燃焼ガス、11
0 ・・・水、111・・・水蒸気、    112.
113.118・・・粒子、114・・・水蒸気、 115.115a・・・流動層酸化炉燃焼ガス。 代理人 弁理士 坂 間   暁 外2名

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)石灰石またはドロマイト等のカルシウムを含んだ
    脱硫剤粒子を酸素含有ガスで流動化する流動層ガス化炉
    へ粗悪燃料を供給し、同流動層ガス化炉で粗悪燃料中の
    炭素の40%以上をガスに転換した後、前記流動層ガス
    化炉で生成された固形残渣分及び前記脱硫剤を流動層酸
    化炉に移送して600℃〜1000℃の範囲に酸素含有
    ガスによって温度調整を行ないながら酸化し、前記流動
    層ガス化炉発生ガスを前記流動層酸化炉の発生ガスと酸
    素含有ガスによってコンバスターにおいて燃焼して燃焼
    ガスとし、同燃焼ガスでガスタービンを、同ガスタービ
    ンを出た前記燃焼ガスによって発生した蒸気でスチーム
    タービンをそれぞれ駆動し、前記ガスタービンと前記ス
    チームタービンとで発電機を回転して発電を行なうこと
    を特徴とする粗悪燃料を用いる発電方法。
  2. (2)加圧流動層ガス化炉の発生ガスをニッケルを含ん
    だ触媒と接触させて同発生ガス中のアンモニアを分解す
    ることを特徴とする請求項(1)に記載の粗悪燃料を用
    いる発電方法。
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JPS58143129A (ja) * 1982-02-11 1983-08-25 ドイツチエ・バブコツク・アンラ−ゲン・アクチエンゲゼルシヤフト 組み合わせガス・蒸気タ−ビンプロセス

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