JPH0480319A - 熱処理熱媒体用製剤 - Google Patents
熱処理熱媒体用製剤Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、本質的に酸化剤からなる鉄鋼および非鉄金属
の熱処理における加熱冷却媒体、各種工業分野における
熱媒体、蓄熱剤などにおいて、粒状または塊状とするこ
とにより潜在的な危険性を抑制し、非危険物として取り
扱う事を可能にした製剤に関する。
の熱処理における加熱冷却媒体、各種工業分野における
熱媒体、蓄熱剤などにおいて、粒状または塊状とするこ
とにより潜在的な危険性を抑制し、非危険物として取り
扱う事を可能にした製剤に関する。
〔従来の技術J
硝酸アルカリ金属塩、亜硝酸アルカリ金属塩の単体もし
くはそれらの多成分混合製剤は、溶融塩とされた状態で
の熱伝達能力が高く、熱容量が大きいという物理的性質
を利用して、鉄鋼および非鉄金属の熱処理分野では焼入
れ、焼戻作業の加熱あるいは冷却媒体として、又各種工
業分野においては化学反応の熱媒体、エネルギー平準化
蓄熱用蓄熱剤として従来より広く用いられている。
くはそれらの多成分混合製剤は、溶融塩とされた状態で
の熱伝達能力が高く、熱容量が大きいという物理的性質
を利用して、鉄鋼および非鉄金属の熱処理分野では焼入
れ、焼戻作業の加熱あるいは冷却媒体として、又各種工
業分野においては化学反応の熱媒体、エネルギー平準化
蓄熱用蓄熱剤として従来より広く用いられている。
しかし、これらの単塩もしくは多成分混合製剤は粉状の
ままでは化学的性質の面から見れば各種の可燃物と接触
あるいは混合状態では、潜在的な酸化剤としての性質に
よって燃焼及び爆発を促進させる作用をする場合がある
ため、その貯蔵、運搬等の取り扱いにおける安全性の見
地から、酸化剤として作用する危険性を減する必要性が
ある。
ままでは化学的性質の面から見れば各種の可燃物と接触
あるいは混合状態では、潜在的な酸化剤としての性質に
よって燃焼及び爆発を促進させる作用をする場合がある
ため、その貯蔵、運搬等の取り扱いにおける安全性の見
地から、酸化剤として作用する危険性を減する必要性が
ある。
しかし、その場合に有効な対策が確立されていないため
消防法に基づき、危険等級Iの危険物として厳しい規制
の対象となる場合がある。
消防法に基づき、危険等級Iの危険物として厳しい規制
の対象となる場合がある。
〔発明が解決しようとする課題1
前述のように、硝酸アルカリ金属塩、亜硝酸アルカリ金
属塩の単塩、もしくはそれらの混合製剤は、粉状のまま
では表面積が大きなため各種可燃物と接触あるいは混合
状態では潜在的な酸化剤としての性質によって燃焼及び
爆発を促進させる作用をする場合があるため、自治省令
第一号の第一条ならびに別表第一の第二により貯蔵、運
搬等の取扱いについて特別な注意と措置が必要である。
属塩の単塩、もしくはそれらの混合製剤は、粉状のまま
では表面積が大きなため各種可燃物と接触あるいは混合
状態では潜在的な酸化剤としての性質によって燃焼及び
爆発を促進させる作用をする場合があるため、自治省令
第一号の第一条ならびに別表第一の第二により貯蔵、運
搬等の取扱いについて特別な注意と措置が必要である。
その為、潜在的な酸化剤としての作用を抑制し特に厳し
い規制対象となることなく自治省令第一号第一条ならび
に別表第二、第四により管理者としての通常程度の注意
義務によって貯蔵、運搬等の取り扱いが可能となるよう
にその酸化剤としての作用を抑制する対策を確立する必
要があった。
い規制対象となることなく自治省令第一号第一条ならび
に別表第二、第四により管理者としての通常程度の注意
義務によって貯蔵、運搬等の取り扱いが可能となるよう
にその酸化剤としての作用を抑制する対策を確立する必
要があった。
[課題を解決するための手段]
本発明は、上記課題を解決するために、製剤を造粒機あ
るいはその他の手段により粒状あるいは塊状に成形して
、製剤の潜在的な酸化剤としての作用の危険性を抑制し
て課題を解決した。
るいはその他の手段により粒状あるいは塊状に成形して
、製剤の潜在的な酸化剤としての作用の危険性を抑制し
て課題を解決した。
[作 用]
本発明は、上記目的を達成させる為に、前記の単塩もし
くはそれらの多成分混合製剤を粒状あるいは塊状に成形
することによって、製剤の単位重量当たりの表面積を著
しく減少させ、前記課題を解決したものである。
くはそれらの多成分混合製剤を粒状あるいは塊状に成形
することによって、製剤の単位重量当たりの表面積を著
しく減少させ、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、当該製剤が各種の可燃物と接触あるい
は混合した場合に、可燃物との反応接触面積が著しく減
少しているので、酸化剤としての作用を著しく低下させ
ることができる。
は混合した場合に、可燃物との反応接触面積が著しく減
少しているので、酸化剤としての作用を著しく低下させ
ることができる。
又、製剤の粒度が目開き2mmの鋼ふるいを通過する割
合が10%以上の場合には上記の効果はなl/)。
合が10%以上の場合には上記の効果はなl/)。
[実施例]
第1表に示す、成分組成比および粒度の酸化性製剤の比
較例2種類と実施例4種類を試験物質とし、比較例1と
2は一般に粉粒状と称されるものを、実施例3〜6は通
常塊粒状と称されるものを調整し、可燃物との混合比を
消防法規定に従い調整し、酸化力の潜在的な危険性を判
断するための政令で定める試験と衝撃に対する敏感性を
判断するため政令で定める試験を行った。
較例2種類と実施例4種類を試験物質とし、比較例1と
2は一般に粉粒状と称されるものを、実施例3〜6は通
常塊粒状と称されるものを調整し、可燃物との混合比を
消防法規定に従い調整し、酸化力の潜在的な危険性を判
断するための政令で定める試験と衝撃に対する敏感性を
判断するため政令で定める試験を行った。
試験方法は、昭和63年5月24日に公布された法律第
55号、「消防法の一部を改正する法律」にもとづき粉
粒状のものについては自治省令第1号の第一条ならびに
別表第一の第二、塊粒状のものは別表第二、別表第四に
規定する第一類の危険物の試験及び性状に準拠するもの
であり、概要は下記の通りである。
55号、「消防法の一部を改正する法律」にもとづき粉
粒状のものについては自治省令第1号の第一条ならびに
別表第一の第二、塊粒状のものは別表第二、別表第四に
規定する第一類の危険物の試験及び性状に準拠するもの
であり、概要は下記の通りである。
(実施例1および2の燃焼試験)
fil可燃物は日本材の辺材の粉(木粉と称す)で目開
き (1,5’n+gnO鋼ふるいを通過し、0.25
mmの鋼ふるいを不通のものを開いた。
き (1,5’n+gnO鋼ふるいを通過し、0.25
mmの鋼ふるいを不通のものを開いた。
(2)試験物品と可燃物との混合は重量比でl:lおよ
び4:1の2条件で合計重量は30gとした。
び4:1の2条件で合計重量は30gとした。
(3)上記(2)の混合物を高さと底面の直径の比が1
: 1.75の円錐形となる様にし、厚さ20+nm
の無機質断熱板上に堆積させた。
: 1.75の円錐形となる様にし、厚さ20+nm
の無機質断熱板上に堆積させた。
(4)上記(3)の円錐形の基部に接する2rlITl
φのニクロム線のよりなる着火用の円輪を約1000℃
に通電加熱して着火を行った。
φのニクロム線のよりなる着火用の円輪を約1000℃
に通電加熱して着火を行った。
(5)燃焼時間は円錐形の基部全周が着火してから消炎
するまでの時間とし、上記(2)の混合重量比の2条件
の燃焼時間で短い方を試験物品の燃焼時間とした。
するまでの時間とし、上記(2)の混合重量比の2条件
の燃焼時間で短い方を試験物品の燃焼時間とした。
(6)このようにして決定した燃焼時間を、消防法に規
定する標準物質の燃焼時間と比較した。
定する標準物質の燃焼時間と比較した。
標準物質としては目開き0.3mmの鋼ふるいを通過し
、0.15mmの網ふるい不通の試薬特級臭素酸カリウ
ムを用い、可燃物の混合は重量比で1:1とした。
、0.15mmの網ふるい不通の試薬特級臭素酸カリウ
ムを用い、可燃物の混合は重量比で1:1とした。
上記燃焼試験の結果を第2表に示す。
(実施例3.4.5および6の大量燃焼試験)fil可
燃物は日本材の辺材の粉(木粉と称す)で0.5mmの
鋼ふるいを通過し、0.25mmの鋼ふるい不通のもの
を用いた。
燃物は日本材の辺材の粉(木粉と称す)で0.5mmの
鋼ふるいを通過し、0.25mmの鋼ふるい不通のもの
を用いた。
(2)試験物品と可燃物との混合は堆積比でl:lで合
計重量は500gとした。
計重量は500gとした。
(3)上記(2)の混合物を高さと底面の直径の比がl
:2の円錐形となる様にし、厚さ20mmの無機質断熱
板上に堆積させた。
:2の円錐形となる様にし、厚さ20mmの無機質断熱
板上に堆積させた。
(4)上記(3)の円錐形の基部に直径20mmの発炎
筒で約1000℃の長さ80mmの火炎を接触して着火
を行った。
筒で約1000℃の長さ80mmの火炎を接触して着火
を行った。
(5)燃焼時間は円錐形の基部で火炎の接触箇所が着火
してから発炎しなくなるまでの時間とした。
してから発炎しなくなるまでの時間とした。
(6)このようにして決定した燃焼時間を消防法に規定
する標準物質の燃焼時間と比較した。
する標準物質の燃焼時間と比較した。
標準物質としては目開き0.3mmの鋼ふるいを通過し
、0.15mmの鋼ふるい不通の試薬特級過塩素カリウ
ムを用い、標準物質と可燃物との混合は重量比で2=3
で合計重量500gとした。
、0.15mmの鋼ふるい不通の試薬特級過塩素カリウ
ムを用い、標準物質と可燃物との混合は重量比で2=3
で合計重量500gとした。
上記燃焼試験の結果を人3に示す。
(実施例3.4.58よび6の鉄管試験・・・衝撃に対
する敏感性の試験方法) (11可燃物はセルロース粉で0.53mmの鋼ふるい
を通過するものを用いた。
する敏感性の試験方法) (11可燃物はセルロース粉で0.53mmの鋼ふるい
を通過するものを用いた。
(2)試験物品とセルロース粉との混合は重量比3:l
とした。
とした。
(3)溶接またはねじ止めふたを取り付けて鉄管(JI
S2312+呼び径50A、呼び厚さスケジュール60
A、長さ500mmにプラスチック製袋を入れ、上記(
3)の混合物を充填する。
S2312+呼び径50A、呼び厚さスケジュール60
A、長さ500mmにプラスチック製袋を入れ、上記(
3)の混合物を充填する。
(4)伝爆薬を挿入し、上ぶたを付け、上ぶたの孔から
伝爆薬の穴に、六号電気雷管を挿する。
伝爆薬の穴に、六号電気雷管を挿する。
(5)鉄管を砂中に埋めて起爆させ、鉄管が完全に破裂
するか否かを観察する。
するか否かを観察する。
上記鉄管試験の結果、を表4に示す。
(第2表)
(第3表)
(第4表)
本発明による組成物の比較18よび2の燃焼時間は標準
物のそれよりも短い為、消防法の基準により危険等級I
の危険物と判定される。一方、同一成分組成で本発明の
実施例3.4.5および6の燃焼時間は燃焼時間中断に
より燃焼の危険性なしと判断される。一方衝撃に対する
敏感性の試験である鉄管試験でもいずれも工場であり、
衝撃に対する危険性なしと判断される。従って本発明に
よる製剤は消防法の基準により非危険物と判断できる。
物のそれよりも短い為、消防法の基準により危険等級I
の危険物と判定される。一方、同一成分組成で本発明の
実施例3.4.5および6の燃焼時間は燃焼時間中断に
より燃焼の危険性なしと判断される。一方衝撃に対する
敏感性の試験である鉄管試験でもいずれも工場であり、
衝撃に対する危険性なしと判断される。従って本発明に
よる製剤は消防法の基準により非危険物と判断できる。
〔発明の効果]
本発明による製剤は粒状あるいは塊状に成形することに
よって、製剤潜在的な酸化剤としての作用の危険性が著
しく減少し、消防法に基づく酸化性固体としての危険物
規制の対象から除外される。従って貯蔵、運搬等の取り
扱いが著しく容易になりコスト低減に寄与し経済的に有
利となる。
よって、製剤潜在的な酸化剤としての作用の危険性が著
しく減少し、消防法に基づく酸化性固体としての危険物
規制の対象から除外される。従って貯蔵、運搬等の取り
扱いが著しく容易になりコスト低減に寄与し経済的に有
利となる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、硝酸アルカリ金属塩と亜硝酸アルカリ金属塩の粉状
の単塩、もしくはそれらの多成分混合物を粒状または塊
状に成形することにより酸化剤としての潜在的な危険性
を抑制した熱処理熱媒体用製剤。 2、前記の単塩もしくは多成分粒状または塊状の混合物
が、粒度が目開き2mmの鋼ふるいを通過する割合が1
0%未満の請求項1記載の熱処理熱媒体用製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19040390A JPH0480319A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 熱処理熱媒体用製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19040390A JPH0480319A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 熱処理熱媒体用製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0480319A true JPH0480319A (ja) | 1992-03-13 |
Family
ID=16257568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19040390A Pending JPH0480319A (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 熱処理熱媒体用製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0480319A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0593221A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-16 | Sekita Kagaku Kogyo Kk | 熱処理用薬剤 |
JPH07252523A (ja) * | 1995-02-08 | 1995-10-03 | Sekita Kagaku Kogyo Kk | 熱処理用薬剤の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948600A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-05-10 | ||
JPS6396202A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-27 | Kurosaki Refract Co Ltd | 防塵性活性金属粉末の製造方法 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP19040390A patent/JPH0480319A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4948600A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-05-10 | ||
JPS6396202A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-27 | Kurosaki Refract Co Ltd | 防塵性活性金属粉末の製造方法 |
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JPH07252523A (ja) * | 1995-02-08 | 1995-10-03 | Sekita Kagaku Kogyo Kk | 熱処理用薬剤の製造方法 |
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