JPH0480114B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0480114B2
JPH0480114B2 JP58212932A JP21293283A JPH0480114B2 JP H0480114 B2 JPH0480114 B2 JP H0480114B2 JP 58212932 A JP58212932 A JP 58212932A JP 21293283 A JP21293283 A JP 21293283A JP H0480114 B2 JPH0480114 B2 JP H0480114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
forming
strength
improving
dislocations
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58212932A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60103179A (ja
Inventor
Masahiro Ogawa
Tamio Shinosawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP21293283A priority Critical patent/JPS60103179A/ja
Publication of JPS60103179A publication Critical patent/JPS60103179A/ja
Publication of JPH0480114B2 publication Critical patent/JPH0480114B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/48Ion implantation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼板部品の局部強度向上方法に関
し、詳しくは、鋼板を成形加工した鋼板部品の、
成形加工部位にイオン注入処理することによつ
て、鋼板成形加工部位を局部的に、耐力を向上さ
せることのできる、鋼板部品の局部強度向上方法
にかかる。 〔従来技術〕 最近、自動車の燃費向上のための手段の一つと
して、車両軽量化の必要性が高まつており、この
ため、鋼板を薄肉化する傾向にある。 その結果、たとえば、ドア鋼板部品等における
局部的くぼみを発生しにくい特性、いわゆる、
“耐デント性”不足等の、鋼板部品として、強
度・剛性不足の部位が発生することがある。 他方、自動車は、デザイン上の観点からは、複
雑形状の鋼板部品を成形加工する必要性が高まつ
ており、鋼板としても非常に成形加工性のよいこ
とが要求され、あまり強度の高いものは成形加工
性が劣るため使えない。 このため、従来、成形加工時には軟らかく成形
加工性に優れており、塗装・焼付け時の加熱効果
により、耐力が向上する焼付硬化性鋼板、いわゆ
る、BH鋼板が開発され、鋼板部品への適用が試
みられているが、焼付硬化量(BH量)は、耐力
にして3〜5Kg/mm2にすぎない。 また、鋼板を表面硬化させる方法は種々ある
が、成形加工後の鋼板部品が歪まないで処理でき
る方法という観点からすると、従来ある表面硬化
方法は、その殆んどが適用できないという欠点が
ある。 ところで、発明者らは、基本的に低温で硬化処
理できる、イオン注入処理を応用して、上述の、
従来の表面硬化方法の欠点を解決しようと考え
た。 しかしながら、従来のイオン注入方法において
は、注入されたイオンが原子となつて母体金属格
子間に侵入し、格子の歪みに基づいた表面硬化が
行われているに過ぎず、また、母体金属表面から
1μm以内の範囲でしかイオン注入することができ
ないため、表面のみの硬化に留まつていた。 〔発明の目的〕 本発明は、成形加工性に優れた鋼板を用いて、
成形加工後、成形加工された鋼板部品の、成形加
工された任意の強度不足となる部位に対し、イオ
ン注入処理することによつて、成形加工性に優れ
た鋼板を用いながら、成形加工後には、鋼板部品
の成形加工部位を優れた強度とすることのでき
る、鋼板部品の局部強度向上方法を提供すること
を目的としている。 〔発明の構成〕 このような目的は、本発明によれば、鋼板を、
予め成形加工することにより、成形加工部位の転
位密度を高め、ついで、C、N、B等の侵入型固
溶元素をイオン注入処理して、成形加工部位の転
位を注入原子で捕捉・固着し、転位の移動を妨げ
ることによつて、鋼板の成形加工部位の強度を局
部的に向上することを特徴とした、鋼板部品の局
部強度向上方法によつて達成される。 〔作用〕 本発明の鋼板部品の局部強度向上方法によれ
ば、先ず、鋼板を予め成形加工し、鋼板の成形加
工部位の転位密度を高める。 即ち、一般的には金属の大部分の原子は規則正
しく並んでいるが、所々に金属を構成している原
子の並び方の乱れが存在しており、このような原
子の配列の乱れを転位と称している。転位が自由
に移動できる場合には、外力が加わると容易に変
形するが、転位が移動できない場合には変形し難
く、すなわち強度が高い。鋼板部品を予め成形加
工することにより、この転位の密度を高めること
ができる。この時の転位は、結晶のなかにあたか
もひものように見え(転位線と呼ばれている)、
このひものような転位が金属のなかで複雑に絡ま
つている状態になる。そして、転位密度が高めら
れた成形加工部位にイオン注入を行うと、金属内
でイオンから原子となり、その注入原子が転位線
近傍に入り込んで転位が固着(ピンニング効果)
されることになり、転位の移動が注入原子により
抑制され、それによつて、局部的な成形加工部位
の強化がなされることになる。しかも、転位が鋼
板部品の厚さ方向の深い位置まで形成されている
ため、注入原子が転位に沿つて拡散し、深い位置
まで注入原子が注入されることになる。 その結果として、成形加工部位の表面から深い
位置までたくさんの注入原子が転位に捕捉され強
化されることになる。 〔実施例〕 以下、表に基づいて本発明の実施例を説明す
る。 〔実施例 1〕 成形加工性に優れた、板厚0.6〜0.9mmのJIS規
格SCP28鋼板を用いて、鋼板成形加工度を種々に
変化させた後、成形加工部位にイオン注入処理
し、その曲げ耐力改善効果を調査した。 その効果を第1表に示す。
〔実施例 2〕
材質JIS規格SCP28およびJIS規格SCP35BHの
鋼板を、成形加工度で数%の成形加工した後、鋼
板の片面にイオン注入処理して、その曲げ耐力改
善効果を調査した。 その結果を第2表に示す。
〔実施例 3〕
実施例2における試料No.6、および、比較材と
して実施例1における試料No.4を用いて、片振り
疲労試験による、イオン注入処理鋼板の疲労寿命
評価を行なつた。 その結果を第3表に示す。
〔実施例 4〕
実施例2の試料No.8の鋼板を、180℃×20分の
加熱処理したところ、曲げ耐力(σ0.01%)は51
Kg/mm2まで上昇し、本発明法適用鋼板への加熱処
理の有効性を示している。 〔発明の効果〕 以上により明らかなように、本発明にかかる鋼
板部品の局部強度向上方法によれば、成形加工性
に優れた鋼板を用いて、成形加工後、成形加工さ
れた鋼板部品の、成形加工された任意の強度不足
となる部位に対し、イオン注入処理することによ
つて、成形加工性に優れた鋼板を用いながら、成
形加工後には、鋼板部品の成形加工部位を優れた
強度とすることができる利点があることから、 成形加工性のよい鋼板が使用できるため、複
雑形状の鋼板部品が成形加工でき、従つて、従
来できなかつたような、鋼板部品の軽量化を達
成できる。 イオン注入処理は、100℃以下の低温で実施
できるため、殆んど無歪で、鋼板部品を局部的
に強化することができる。 イオン注入処理による強化が、鋼板の片面に
対する処理で有効であることから、処理時間・
処理コストが低減できるばかりでなく、両面処
理が不可能な鋼板部品への適用が可能となり、
本発明法の適用可能性鋼板部品が著しく広範と
なる。 等の効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼板を、予め成形加工することにより、成形
    加工部位の転位密度を高め、ついで、C、N、B
    等の侵入型固溶元素をイオン注入処理して、成形
    加工部位の転位を注入原子で捕捉・固着し、転位
    の移動を妨げることによつて、鋼板の成形加工部
    位の強度を局部的に向上することを特徴とした、
    鋼板部品の局部強度向上方法。 2 鋼板成形後の鋼板表面の任意の片面の成形加
    工部位に、C、N、B等の侵入型固溶元素をイオ
    ン注入して、鋼板成形部の耐力を局部的に向上す
    る、特許請求の範囲第1項記載の、鋼板部品の局
    部強度向上方法。 3 自動車における鋼板部品の成形加工部位を、
    局部的に、成形加工後に強化する、特許請求の範
    囲第1項、または、特許請求の範囲第2項記載の
    鋼板部品の局部強度向上方法。
JP21293283A 1983-11-11 1983-11-11 鋼板部品の局部強度向上方法 Granted JPS60103179A (ja)

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JP21293283A JPS60103179A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 鋼板部品の局部強度向上方法

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JPS60103179A JPS60103179A (ja) 1985-06-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58181864A (ja) * 1982-04-16 1983-10-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 表面処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58181864A (ja) * 1982-04-16 1983-10-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 表面処理方法

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JPS60103179A (ja) 1985-06-07

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