JPH0477534A - ポリウレタンフオームの消臭方法 - Google Patents

ポリウレタンフオームの消臭方法

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JPH0477534A
JPH0477534A JP18575890A JP18575890A JPH0477534A JP H0477534 A JPH0477534 A JP H0477534A JP 18575890 A JP18575890 A JP 18575890A JP 18575890 A JP18575890 A JP 18575890A JP H0477534 A JPH0477534 A JP H0477534A
Authority
JP
Japan
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humidity
temperature
urethane
odor
amine
Prior art date
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Pending
Application number
JP18575890A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Akutsu
阿久津 康久
Toshiki Yamamoto
山本 敏樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用内装材等に用いるウレタンフオーム
のアミン臭気を低減するための処理方法に関する。
(従来の技術) ポリウレタンは成形時に反応触媒としてアミン系の添加
剤を用いている。このアミン系の添加剤は反応後もその
ままの形でウレタン中に残存し、成形後に徐々に揮散じ
ていく。アミン系化合物は一般に3大悪臭成分と言われ
ているように、ウレタン7オーム成形時に添加されるア
ミン触媒も同様である。従って、家具や自動車の内装材
にウレタンを用いた場合、このアミンが徐々に揮散し、
室内や車呈内にアミン臭が発生するということがあった
。これらの対策のため、アミンを用いないウレタン等も
あるが、製造上やコストの問題からアミンを使うウレタ
ンが、今日でもまだ主流となっている。
(発明が解決しようとする課題) アミンを使用したウレタンの消臭方法としては、消臭剤
を用いる方法、加熱してアニールする方法がこれまで検
討されてきたが、消臭剤を用いることはコストの面、加
熱する方法については処理に長時間を必要とするため、
生産上なかなか実現が出来ないとい5問題点があった。
(111題を解決するための手段) この発明は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、ウレタン7オームヲ加温し、さ・らに
残存したアミン系化合物が親水性であるという性質を利
用して湿度を加えて処理することにより、ウレタン7オ
ーム中のアミン臭を低コストで迅速にかつ、材料へも影
響せず忙低減しようとするものである。
(作用) ポリウレタンフォームはジイソシアネートとポリオール
よりつくられる発泡体であり、製造性の一例としては、
末端に水酸基をもつポリエステルまたはポリエーテル、
やや過剰のトリレンジイソシアネート、発泡剤、触媒、
さらに必要に応じて気泡サイズ調節剤などを混合機によ
って短時間に混合し、ノズルからベルトコンベア上や型
内へ噴出させて発泡体を得る方法がある。主として軟質
フオームの製造に利用されるが、原料に官能性の高い例
えばジカルボン酸のトリグリセリドなどのポリオールな
使用すれば、架橋度の高い硬質フオームが得られる。発
泡剤としては水、フレオン11などを用い、さらに気泡
サイズ調節剤にはシリコーン樹脂や乳化剤等が用いられ
る。触媒には一般的に3@アミンの化合物が用いられる
。アミン化合物としては、トリエチルアミン、トリエチ
レンジアミン、ジプチルすずジラウレート、N、N、N
’−テトラメチル−L3−ブタ/ジアミン、L4ジアザ
ビシクロ〔22,2〕オクタン等があり、ポリオール1
00重量部に対して51量部以下で添加される。3Mア
ミン触媒を用いた場合の作用および反応機構を下記に示
す。下記の反応では、先ず硬化剤であるインシアネート
とアミンが反応し、これに主剤であるポリオールが反応
してウレタンフオームができる。同時にウレタン7オー
ム中には触媒として添加したアミンがアミン化合物の形
で残存する。
これらウレタン中に残存したアミン化合物は分子量が小
さいため、水に溶けやすい性質を示し、ウレタン7オー
ムに水分が浸透することにより、容易にこの水分中にア
ミンがah込み、水分と共に揮散する。成形後忙アミン
触媒はウレタン7オーム中に残存し、時間の経過ととも
にアミンは揮散されていく。この場合、温[70℃以上
、湿[1%RH以上、加湿空気の流速α5m/秒以上の
雰囲気中において、最も効率よくウレタン中のアミンが
低下する。温度が70℃以下の場合、湿度がI RH%
以下の場合さらに槽内の加湿空気の流速が0.5 m 
7秒以下では、ウレタン中の残存アミンの低下′に長時
間を要するので好ましくない。
(実施例) 以下、本発明のウレタンフ)オームの消臭方法について
実施例および比較例により説明するが、本発明は・・、
これ等の実施例に同等限定されるものではない。
第、1図および第2図は、この発明の一実施例を示す図
である。まず構成を説明すると、第1図はウレタン7オ
ーム試験片用いて温度と湿度を変化させるための内容積
100tの恒温fjA湿装置1である。本恒温恒温装置
は、水を入れた水槽2を水槽ヒータ3で適温に加熱し、
水槽中の水をスプレー4で水槽内に噴霧する。スプレー
4上の7アン5を用いてXll上を通り、加湿された空
気を試験#7に導く。1iCfIIi慴7の中には、温
1センブリが設置され、K線種7を加熱するヒータ8を
制御しvS#櫂内の温度を調節している。さらに試験槽
7の中には、湿度センサlOが設置され、水槽ヒータ3
をコントロールし、試鹸偕内の湿度を調節している。ま
た、槽内への空気は空気取入れ口12より導入され、排
、気口llより排出される。
尚、本恒温恒温装置において、スプレー4上のファン5
による加湿空気の槽内での流、速は0.5m/秒で実施
した。
試料として用いたウレタ、77オームは下記に示す配合
である。
ポリ・オール          、、、100.重量
部トリエチレンジアミン      1.0トリーエチ
ルアミン        0.5トリレンジインシアネ
ート40 水                        
4(臭気の評価) 臭気の評価は同一処理条件の試料について、5名のパネ
ラ−による官能試験により実施した。
処理を行った70x15oxtomのウレタンフオーム
試料を恒温恒湿装置より取出した後すぐに、3tのポリ
エチレン製の臭い袋に入れ、60℃で30分放置した後
、臭い袋の一端を開けてパネラ−による臭気強度を測定
し、下記の5段階臭気強度法により評価した。
臭気強度4 : 強い臭い 臭気強度3 : はっきりわかる臭い 臭気強度2 : 弱い臭い 臭気強度1 : 微かな臭い 臭気強度0 : 無臭 実施例1 上記の配合に基づいて成形したウレタンフオームを大キ
さ70X150XlOamに切断したものを試料として
用いた。この試料を第1図に示す恒温恒湿装置に入れ、
温度70℃、湿度1RH%、加湿空気の流速を05m/
秒として、初期(温恒湿装置に入れる直前)から1時間
毎に試料を取出し上記の臭気の評価を実施した。測定し
た臭気強度の結果を各時間毎に第2図に示した。
実施例2 実施例1において、湿度をloRH%にした以外は実施
例1と同様にして臭気gi度を測定し、その結果を第2
図に示す。
実施例3 5!i!施例1において、温度を90℃にした以外は実
施例1と同様にして臭気強度を測定し、その結果を第2
図に示す。
実施例4 実施例1において、温度を90℃、湿度をloRH%K
した以外は実施例1と同様にして臭気強度を測定し、そ
の結果を第2図に示す。
比較例1 実施例1において、湿度を0.02 RH%にした以外
は実施例1と同様圧して臭気強度を測定し、その結果を
第2囚に示す。
比較例2 実施例Iにおいて、温度を90℃、湿度を0.02RH
%にした以外は実施例1と同様にして臭気強度を測定し
、その結果を第2図に示す。
実施例1において、温度を60Cにした以外は実施例1
と同様圧して臭気強度を測定し、その結果を第2図に示
す。
比較例4 実施例1において、温度を60℃、湿度をloRH%に
した以外は実施例1と同様にして臭気強度を測定しその
結果を第2図忙示す。
比較例5 実施例1において、加湿空気の流速を0.1 m 7秒
とした以外は実施例1と同様にして臭気強度を測定しそ
の結果を第2図に示す。
第2図の結果かられかるように、ウレタン材料は加熱の
み(61度0.021 H116)でもアミン臭気の低
下は認められ、70℃で臭気強度がIKなるのに3時間
かかり、90℃でも2時間必要とする。
これに対して1%RHに加湿した場合70℃では臭気強
度が1になるのに2時間30分になり、90℃では1時
間30分となった。さらに湿度をloRH%にすると、
70℃で臭気強度1になるのに、加熱のみ(湿1f0.
02RH%)の半分の1時間30分になり、90℃でも
半分の1時間となり、加湿により著しく消臭スピードの
向上が図られることが分った。この加湿の効果について
は、アミン類が親水性の性質を持つためである。
さらに加湿空気の流速に関しては、流速が遅くなると消
臭スピードはかなり遅くなることが認められ、ある程度
の拡散が必要なことが分る。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明によれば、その構成
を ポリウレタンフォームを、少なくとも温度が70℃以上
、湿度1RH%以上の雰囲気中で流速0.5m/秒以上
の恒温恒温度槽中で処理する方法としたため、消臭作業
の時間を著しく低減でき、低コスト、ハイスピードでウ
レタン材料の悪臭を低減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の消臭を行うための恒温恒湿装置、第2
図は各ウレタンフオーム試料の臭気強度の評価結果を示
す図である。 l・−・恒温恒湿装置、2・・・水槽、3・・・水槽ヒ
ータ4・・・スプレー 5・・・ファン、6・・・試料
、7・・・試料槽、8・・・ヒーター 9・・・1匿セ
ンサ、10・・・湿度センサ、11・・・排気口、12
・・・空気取入れ口特許出願人 日産自動車株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリウレタンフォームを、少なくとも温度が70℃
    以上、湿度1RH%以上の雰囲気中で流速0.5m/秒
    以上の恒温恒湿槽中で処理することを特徴とするポリウ
    レタンフォームの消臭方法。
JP18575890A 1990-07-13 1990-07-13 ポリウレタンフオームの消臭方法 Pending JPH0477534A (ja)

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JP18575890A JPH0477534A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 ポリウレタンフオームの消臭方法

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ID=16176356

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JP18575890A Pending JPH0477534A (ja) 1990-07-13 1990-07-13 ポリウレタンフオームの消臭方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0616006A1 (de) * 1993-03-17 1994-09-21 BASF Aktiengesellschaft Verfahren zur Desodorierung gebrauchter Schaumstoff-Formteile, insbesondere von Fischkisten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0616006A1 (de) * 1993-03-17 1994-09-21 BASF Aktiengesellschaft Verfahren zur Desodorierung gebrauchter Schaumstoff-Formteile, insbesondere von Fischkisten

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