JPH0476275B2 - - Google Patents

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JPH0476275B2
JPH0476275B2 JP59108692A JP10869284A JPH0476275B2 JP H0476275 B2 JPH0476275 B2 JP H0476275B2 JP 59108692 A JP59108692 A JP 59108692A JP 10869284 A JP10869284 A JP 10869284A JP H0476275 B2 JPH0476275 B2 JP H0476275B2
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JP
Japan
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signal
color signal
frequency
digital
phase
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JP59108692A
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Kuniaki Miura
Isao Fukushima
Mitsuru Kudo
Kazuyoshi Kotani
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication of JPS60253395A publication Critical patent/JPS60253395A/ja
Publication of JPH0476275B2 publication Critical patent/JPH0476275B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、カラー映像信号の磁気記録再生回路
に係わり、特に、再生された低域変換色信号を元
の周波数の色信号に周波数変換するための色信号
再生回路に関する。
〔発明の背景〕
従来、カラー映像信号を記録再生するビデオテ
ープレコーダ(以下、VTRという)においては、
カラー映像信号は周波数変調された輝度信号と低
域に変換された色信号、すなわち、低域変換色信
号との混合信号に変換されて記録するようにして
いる。したがつて、再生時において、低域変換色
信号は、元の周波数の色信号に周波数変換される
が、この場合、ヘツド−テープ系によつて生ずる
周波数変動成分が低域変換色信号に含まれること
から、磁気記録再生回路にAPC(自動位相制御)
ループが形成され、低域変換色信号を元の周波数
の色信号に周波数変換する際に、同時に上記の周
波数変動成分を除くようにしている。
第1図はかかる従来の磁気記録再生回路の一例
を示すブロツク図であつて、1は入力端子、2は
メインコンバータ、3は帯域通過フイルタ、4は
くし形フイルタ、5はバーストゲート、6は位相
検波器、7は水晶発振器、8は検波フイルタ、9
は電圧制御型発振器、10はサブコンバータ、1
1は帯域通過フイルタ、12は入力端子、13は
自動周波数制御回路、14は位相シフト回路、1
5は1H遅延線(ただし、Hは1水平期間)、16
は減算器、17は出力端子である。
同図において、入力端子1からは再生された低
域変換色信号が供給され、この低域変換色信号
は、周波数変換器2において、帯域通過フイルタ
(以下、BPFという)11を介してサブコンバー
タ10から供給される信号によつて周波数変換さ
れる。そして、BPF3によつて元の周波数の色
信号(以下、単に色信号という)が分離され、く
し形フイルタ4を介して出力端子17にこの色信
号が得られる。
一方、BPF3からの色信号はバーストゲート
5に供給され、カラーバースト信号が分離されて
位相検波器6に供給される。位相検波器6には、
さらに、水晶発振器7の出力信号も供給され、こ
の出力信号とカラーバースト信号とが位相比較さ
れる。再生された低域変換色信号には、磁気テー
プの伸びや磁気テープの走行系の不安定さ等によ
る周波数変動成分が含まれており、したがつて、
カラーバースト信号にもこの周波数変動成分が含
まれるから、位相検波器6からはこの周波数変動
成分による位相誤差信号が得られる。
この位相誤差信号は、検波フイルタ8で平滑さ
れて電圧制御型発振器(以下、VCOという)9
に供給される。VCO9は周波数変動成分を含ま
ないときの色信号の正規の色副搬送周波数fSC
近傍で発振し、位相誤差信号によつて制御されて
低域変換色信号と同じ周波数変動成分を含む出力
信号を発生する。
この出力信号は、サブコンバータ10におい
て、位相シフト回路14の出力信号によつて周波
数変換され、BPF11で不要な成分が除かれて
メインコンバータ2に供給される。したがつて、
メインコンバータ2において、低域変換色信号に
含まれる周波数変動成分がVCO9の出力信号に
含まれる周波数変動成分によつて相殺される。
以上の構成はAPCループを形成しており、か
かるAPCループが自動的に低域変換色信号中の
周波数変動成分を除去するように動作するのであ
る。
ところで、このAPCループの補正能力は、色
副搬送波周波数fSCに対して±1/2fH(但し、fHは水
平同期信号周波数)しかなく、さらに、色信号の
安定点がfSCを中心として±nfH(但し、nは整数)
毎に存在するために、周波数変動成分が±1/2fH
より大きいときには、本来ロツクされなければな
らない安定点からづれて他の安定点にロツクされ
てしまう可能性がある。
これを防止するために、自動周波数制御回路
(以下、AFCという)13を設けている。すなわ
ち、入力端子12からAFC13に再生された水
平同期信号が供給され、AFC13はこの水平同
期信号に含まれる周波数変動成分を補正する成分
を含む出力信号を発生する。この出力信号の周波
数は入力端子1から供給される低域変換色信号の
色副搬送波周波数f′SCに等しい。この出力信号は
位相シフト回路14で位相シフトされ、サブコン
バータ10に供給される。このサブコンバータ1
0の出力信号はBPF11に供給され、VCO9の
出力信号の周波数と位相シフト回路14の出力信
号の周波数との和に等しい周波数の信号が分離さ
れ、この信号がメインコンバータ2に供給されて
BPF3から正規の色副搬送波周波数fSCの色信号
が得られる。
ところで、磁気テープ上に記録される低域変換
色信号の位相は、1H毎に90゜づつシフトされてお
り、磁気テープ上の隣接トラツク間では、この位
相シフトの方向を異ならせている。
すなわち、第2図において、Aを奇フイールド
の映像信号が記録されたトラツクの低域変換色信
号とし、Bを偶フイールドの映像信号が記録され
たトラツクの低域変換色信号として、各低域変換
色信号の1H毎の位相を矢印で示すと、奇フイー
ルドでは、図面上、1H毎に90゜づつ右回転(90゜遅
れ)しており、偶フイールドでは、同じく左回転
(90゜進み)している。
そこで、第1図の入力端子1に供給される低域
変換色信号も、奇フイールドでは1H毎に90゜づつ
位相が遅れ、また、偶フイールドでは逆に90゜づ
つ位相が進んである。
位相シフト回路14は、かかる低域変換色信号
の位相シフトを除くために設けられたものであつ
て、入力端子1から供給される低域変換色信号の
位相シフトに応じてAFC13の出力信号を1H毎
に90゜づつ位相シフトし、かかる位相シフトによ
り、メインコンバータ2において、低域変換色信
号の上記位相シフトを相殺している。
ところで、VTRにおいては、アジマス記録方
式を採用してトラツク間のガードバンドを除き、
高密度記録を可能としているが、低域変換色信号
は周波数が低いために、隣接トラツクからのクロ
ストークが生ずる。いま、奇フイールドが記録さ
れたトラツクを再生走査しているものとすると、
回転ヘツドからは、このトラツクに記録された低
域変換色信号Aばかりではなく、これに隣接せる
奇フイールドが記録されたトラツクからの低域色
信号Bも一部再生される。これがクロストーク成
分であつて、また、偶フイールドが記録されたト
ラツクを再生走査する場合も、隣りの奇フイール
ドが記録されたトラツクからのクロストーク成分
が得られる。
ここで、奇フイールドが記録されたトラツクか
らのクロストーク成分をA′、偶フイールドが記
録されたトラツクからのクロストーク成分を
B′とすると、第2図から明らかなように、回転
ヘツドが再生走査すべきトラツクから再生される
低域変換色信号A(またはB)とクロストーク成
分B′(またはA′)とは、それらの位相シフトが互
いに逆方向に回転している。そこで、メインコン
バータ2によつて低域変換色信号の位相シフトが
除かれ、その位相が連続になるようにすると、ク
ロストーク成分は1H毎に位相が反転する。
第3図a,bは第1図のBPF3から得られた
色信号とクロストーク成分との位相関係を示す説
明図であつて、同図aは奇数フイールド、同図b
は隅数フイールドについてのものであり、番号
1,2,3,4,5が第2図の同一番号のH期間
を表わしている。
第2図において、番号1のH期間の低域変換色
信号の位相を基準にすると、低域変換色信号Aは
番号2,3,4,5のH期間の順に90゜づつ位相
が遅れているから、第3図aに示すように、番号
1,2,3,4,5のH期間の順に低域変換色信
号Aの位相を0゜、90゜、180゜、270゜、0゜進めること
により、位相が連続したものとなる。しかし、こ
れと同時に、クロストーク成分B′も同様に位相
が進み、結局、点線矢印で示すように、1H毎に
位相が反転することになる。
同様にして、低域変換色信号Bについても、第
3図bに示すように、1Hづつ0゜、90゜、180゜、270゜
位相を遅らせて連続した位相にすると、クロスト
ーク成分A′は1H毎に位相が反転することになる。
したがつて、第1図において、BPF3からは、
正規の色副搬送波周波数fSCであつて位相が揃つ
た色信号と、同じく正規の色副搬送波周波数fSC
であつて位相が1H毎に反転するクロストーク成
分との混合信号が得られることになる。
BPF3の出力信号はくし形フイルタ4に供給
され、クロストーク成分が除かれる。ところで、
NTSC方式の場合、水平同期信号の周波数をfH
すると、色副搬送波周波数fSCは 455/2fH(≒3.58MHz) であるから、水平同期信号の位相を基準にする
と、色信号の位相は1H毎に反転しており、これ
に対してクロストーク成分は水平同期信号と同相
である。そこで、くし形フイルタ4は1H遅延線
15と減算器16とで構成し、BPF3の出力信
号からこれを1H遅延した信号で減算することに
より、クロストーク成分を相殺して出力端子17
に色信号のみを得ている。
このようにして、色信号を低域変換して記録す
るようにしても、VTRにアジマス記録方式が採
用でき、高密度記録が可能となるのである。
ところで、かかる従来技術において、くし形フ
イルタ4を構成する1H遅延線15としては、通
常、3.58MHz帯のガラス遅延線が用いられてい
る。しかしながら、ガラス媒体の材質や加工精度
に応じて減衰量にバラツキが生じたり、周波数に
よる減衰量の差異によつて周波数特性が平坦にな
らず、また、ガラス媒体の加工精度にバラツキが
生じて正確に1Hの遅延量を得ることは非常に難
かしい。したがつて、ガラス遅延線を用いたくし
形フイルタは良好なくし形フイルタ特性が得られ
ず、再生画像の色のS/Nが劣化するという欠点
があつた。
さらに、ガラス遅延線は大型の部品であるか
ら、必然的に回路構成が大型になり、これが
VTRの小型化を阻害する1つの要因となつてい
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
色信号のS/Nの劣化を防止し、回路構成の小型
化を実現可能とした色信号再生回路を提供するに
ある。
〔発明の概要) この目的を達成するために、本発明は、再生さ
れた低域変換色信号をデジタル処理することによ
り、該低域変換色信号の位相シフト、周波数変動
成分およびクロストーク成分を除去し、しかる
後、該低域変換色信号を高域変換して正規の色副
搬送波周波数の色信号を得るようにした点に特徴
がある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を、NTSC方式を例にし
て、図面について説明する。
第4図は本発明による色信号再生回路の一実施
例を示すブロツク図であつて、18は入力端子、
19は低域通過フイルタ、20はアナログ−デジ
タル変換器、21は逓倍器、22は1Hメモリ、
23は書込みアドレスカウンタ、24は読出しア
ドレスカウンタ、25は位相シフト指令回路、2
6は入力端子、27は1Hメモリ、28は加算器、
29はデジタル−アナログ変換器、30は書込・
読出アドレスカウンタ、31は逓倍器、32は分
周・逓倍器、33は位相比較器、34は検波フイ
ルタ、35はVCOであり、第1図に対応する部
分には同一符号をつけている。
第4図において、入力端子1に供給される
NTSC方式の低域変換色信号aの色副搬送波周波
数f′SCは、 f′SC=40fH(≒629kHz) である。この低域変換色信号aは、低域通過フイ
ルタ19を通つてアナログ−デジタル変換器(以
下、A/D変換器という)20に供給され、たと
えば、6ビツトのデジタル信号に変換される。一
方、入力端子18には、再生カラー映像信号から
分離された水平同期信号HS′が供給される。この
水平同期信号HS′は逓倍器21で320逓倍される。
この水平同期信号HS′は周波数変動成分を含んで
おり、その周波数f′Hとすると、逓倍器21の出
力信号は、周波数が320f′Hであつて、クロツクパ
ルスとしてA/D変換器20に供給される。
A/D変換器20からのデジタル信号は、たと
えば、6ビツトのランダムアクセスメモリからな
る1Hメモリ22に供給され、書込みアドレスカ
ウンタ23によつてアドレスが指定されて書き込
まれ、また、ほぼ1H後に読出しアドレスカウン
タ24によつてアドレスが指定されて読み出され
る。書込みアドレスカウンタ23は、入力端子1
8からの水平同期信号HS′毎にリセツトされて逓
倍器21の出力パルスをカウントし、このカウン
ト値に応じて1Hメモリ22の書込みアドレスが
指定される。また、読出しアドレスカウンタ24
は、位相シフト指令回路25の出力パルス毎にリ
セツトされ、水晶発振器7からの周波数がfSC(=
455fH/2≒3.58MHz)の正規の色副搬送波を分
周・逓倍器32で2/455倍し、さらに、逓倍器3
1で320逓倍して得られる320fHの周波数のパルス
をカウントし、このカウント値に応じて1Hメモ
リ22の読出しアドレスが指定される。この場
合、逓倍器21の出力パルスは周波数変動成分を
含んでおり、逓倍器31の出力パルスは周波数変
動成分を含んでいないから、1Hメモリ22から
読み出されるデジタル信号には、入力端子1から
の低域変換色信号aに含まれる周波数変動成分に
含まれていない。すなわち、1Hメモリ22では、
入力デジタル信号の順次のアドレスへの書込みタ
イミングが周波数変動に応じて変化し、また、順
次のアドレスの読み出しタイミングが一定である
から、デジタル信号に含まれる周波数変動成分が
除かれる。
また、1Hメモリでは、位相シフト指令回路2
5により、1H毎の読み出し開始タイミングが低
域変換色信号aの1/4周期、すなわち、90゜の位相
に相当する時間づつずらされ、これによつて、先
に説明した低域変換色信号aの位相シフトが除か
れる。
この点について、第5図および第6図を用いて
説明する。なお、説明を簡単にするために、1H
メモリ22の入力デジタル信号には周波数変動成
分が含まれていないものとする。
第5図は1H毎に90゜づつ位相が遅れる奇フイー
ルドの低域変換色信号Aに関し、また、第6図は
1H毎に90゜づつ位相が進む偶フイールドの低域変
換色信号Bに関するものであり、夫々の図で、a
は書込みアドレスカウンタ23の入力パルス、c
は読出しアドレスカウンタ24の入力パルスを示
し、以下、これらを夫々書込みクロツク、読出し
クロツクという。また、bは1Hメモリ22の入
力デジタル信号、dは1Hメモリ22の出力デジ
タル信号であり、夫々説明の便宜上アナログ波形
で示している。さらに、a,cの各クロツクに対
して記した番号は1Hメモリ22のアドレスを表
わす。
上記夫々のクロツクの周波数は、先に述べたよ
うに、320fHであり、低域変換色信号aの色副搬
送波周波数f′SCであるから、低域変換色信号aの
90゜の位相は夫々のクロツクa,cの2周期に相
当する。
そこで、まず、第5図を用い、奇フイールドの
低域変換色信号Aの位相シフトの除去について説
明する。
いま、位相シフト量が0゜の1H期間では、入力
デジタル信号bは書込クロツクaによつて1Hメ
モリ22の0番地から順次書き込まれる。このデ
ジタル信号bを1Hメモリ22から読み出す場合
には、位相シフト指令回路25によつて読出しア
ドレスカウンタ24は零にプリセツトされ、した
がつて、読出しクロツクcによつて1Hメモリ2
2は0番地から読み出される。このようにして読
み出された出力デジタル信号dは入力デジタル信
号bよりほぼ1Hだけ遅延されている。
次の90゜位相シフトされた1H期間のデジタル信
号bは、1Hメモリ22の0番地から順次書き込
まれる。このデジタル信号bを読み出す場合に
は、位相シフト指令回路25によつて読出しアド
レスカウンタ24は2にプリセツトされる。そこ
で、先の0゜位相シフトされたデジタル信号aに対
する最後のアドレスの読み出しが終ると、続い
て、読出しクロツクcにより、2番地から90゜位
相シフトされたデジタル信号aの読み出しを開始
する。このことは、90゜位相が進められたことに
なり、1H前の出力デジタル信号dと位相が連続
する。
同様にして、次の180゜位相シフトされた1H期
間の入力デジタル信号bは1Hメモリ22の0番
地から順次書き込まれて4番地から読み出しを開
始され、さらに次の270゜位相シフトされた1H期
間の入力デジタル信号bは1Hメモリ22の0番
地から順次書き込まれて6番地から読み出しを開
始される。
このようにして、読出しアドレスカウンタ24
のプリセツト値を、1H毎に入力デジタル信号b
の位相シフト量に応じて異ならせて1Hメモリ2
2の読出し開始の番地を指定することにより、
夫々の位相シフト量が除かれた連続した位相の出
力デジタル信号dが得られる。
次に、第6図を用いて、偶フイールドの低域変
換色信号Bの位相シフトの除去について説明す
る。
この場合には、1H期間毎の入力デジタル信号
bは、全て1Hメモリ22の0番地から書き込ま
れる。しかし、読み出しに際しては、1H毎に順
次90゜づつ位相が遅れるように、すなわち、1H毎
に読出しクロツクcの2周期づつ0番地からの読
出し開始タイミングを遅らせる。
すなわち、位相シフト量が0゜の1H期間の入力
デジタル信号bを読み出すときには、位相シフト
指令回路25によつて読出しアドレスカウンタ2
4は零にプリセツトされ、1Hメモリ22は0番
地から読み出しが開始される。次に、90゜位相シ
フトされた1H期間の入力デジタル信号bを読み
出すときには、読出しアドレスカウンタ24は零
よりも2だけ少ない値(すなわち、−2)にプリ
セツトされる。このために、読出しアドレスカウ
ンタ24がプリセツトされてから2つの読出しク
ロツクcが供給され、カウント値が零となつてか
ら、1Hメモリ22は0番地から読み出しが開始
される。したがつて、出力デジタル信号bは読出
しクロツクcの2周期分遅らされ、前に読み出さ
れた1H期間の出力デジタル信号dと位相が連続
する。
同様にして、次の180゜位相シフトされた1H期
間の入力デジタル信号bは、読み出し開始タイミ
ングが読出しクロツクcの4周期分遅らされ、さ
らに次の270゜位相シフトされた1H期間の入力デ
ジタル信号bは、読み出し開始タイミングが読出
しクロツクcの6周期分遅らされる。
このようにして、入力デジタル信号bの位相量
に応じて1Hメモリ22における1H毎の読み出し
開始タイミングを遅らせることにより、1Hメモ
リ22からは連続した位相の出力デジタル信号d
が得られる。
位相シフト指令回路25は、入力端子18から
水平同期信号HS′が供給される毎に、プリセツト
値を発生して読出しアドレスカウンタ24に送る
が、奇、偶フイールドの上記プリセツト値は、入
力端子26から供給される垂直同期信号やヘツド
切換信号によつて上記のように選択される。
なお、1Hメモリ22は、1H期間のワード数、
すなわち、320ワード(1ワードはたとえば6ビ
ツト)よりも少なくとも10ワード以上多い記憶容
量のメモリが2つ並列してなり、一方で書き込み
が行なわれているときには、他方で読み出しが行
なわれるようにする。後述の1Hメモリ27につ
いても同様である。
また、1H毎に90゜づつ位相が進められた入力デ
ジタル信号b(第6図)を1Hメモリ22から読み
出すに際し、上記では読出しアドレスカウンタ2
4のプリセツト値を0、−2、−4、−6としたが、
これに限るものでなく、1Hメモリ22の最終番
地をnとし、読出しアドレスカウンタ24はカウ
ント値nになると、次いで0に復帰するものとす
ることにより、夫々のプリセツト値を0、(n−
1)、(n−3)、(n−5)とするなど、読み出し
開始タイミングを遅らせる任意の手法を用いるこ
とができる。
さらにまた、書込みアドレスカウンタ23のプ
リセツト値を常に零にするのではなく、位相シフ
ト指令回路25によつて設定するようにし、読出
しアドレスカウント24を分周・逓倍器32の出
力信号によつて常に零にプリセツトするようにし
てもよい。この場合には、1H毎に90゜づつ位相が
遅らされた奇フイールドの入力デジタル信号b
(第5図)に対しては、順次書き込み開始タイミ
ングを書込みクロツクaの0、2、4、6周期づ
つ遅らせて1Hメモリ22の0番地から書き込み、
また、1H毎に90゜づつ位相が進められた偶フイー
ルドの入力デジタル信号b(第6図)に対しては、
1Hメモリ22の書き込み開始番地を0、2、4、
6番地と2番地づつずらす。これによつて、1H
メモリ22からは、同様に、位相が連続した出力
デジタル信号が得られる。
1Hメモリ22の出力デジタル信号は、1Hメモ
リ27と加算器28とからなるデジタルくし形フ
イルタに供給されてクロストーク成分が除かれ、
デジタル−アナログ変換器29に供給されてアナ
ログの低域変換色信号に変換される。
なお、1Hメモリ27は、逓倍器31からの周
波数320fHの出力パルスをカウントし、分周逓倍
器32からの周波数fHの出力パルスでリセツトさ
れる書込み・読出しアドレスカウンタ30の出力
によつて書き込み、読み出しを行ない、入力デジ
タル信号を1H遅延する。また、デジタル−アナ
ログ変換器29には、逓倍器31の出力パルスが
クロツクパルスとして供給される。
デジタル−アナログ変換器29から出力される
低域変換色信号は、メインコンバータ2とバース
トゲート5に供給される。メインコンバータ2で
は、低域変換色信号はBPF11の出力信号によ
つて高域に周波数変換され、BPF3で不要成分
が除かれて出力端子17に正規の色副搬送波周波
数fSC(≒3.58MHz)の色信号が得られる。この色
信号は、もちろん、位相シフトがなく、また、周
波数変動成分やクロストーク成分を含んでいな
い。
一方、バーストゲート5で分離された629kHz
のカラーバースト信号は、629kHzで発振する
VCO35の出力信号と位相比較器33で位相比
較され、それらの位相差を表わす位相差信号が検
波フイルタ34を介してVCO35に供給される。
したがつて、VCO35はバーストゲート5から
のカラーバースト信号に同期して発振する。
VCO35の出力信号と水晶発振器7からの
3.58MHzの信号とはサブコンバータ10に供給さ
れ、その出力信号はBPF11に供給されて
(3.58MHz+629kHz)の周波数の信号が抽出され、
この信号がメインコンバータ2に供給される。
このようにして、この実施例では、低域変換色
信号に関して、位相シフト、周波数変動およびク
ロストークの除去処理をデジタル的に行なつてお
り、このために、これらの除去処理が低い周波数
で行なうことができるから、デジタル処理のため
のクロツクパルスの周波数を低くすることができ
て比較的低速のアナログ−デジタル変換器、デジ
タル−アナログ変換器や小容量の1Hメモリを用
いることができ、さらに、くし形フイルタにガラ
ス遅延線を用いる必要がなくてくし形フイルタ特
性が向上し、クロストーク成分の除去効果や周波
数特性などが大幅に改善される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、低域変
換色信号をデジタル回路によつて処理して1H毎
の位相シフト、周波数変動およびクロストーク成
分を除去するものであるから、これらの不要成分
を該低域変換色信号に振幅歪みや位相歪が生ずる
ことなく充分に抑圧することができ、特に、クロ
ストークを除去するための良好なくし形フイルタ
特性を得ることができて、該低域変換色信号が何
等影響されることなく、該クロストーク成分は充
分に減衰されるものであり、さらに、前記デジタ
ル回路には、低速のアナログ−デジタル変換器、
デジタル−アナログ変換器や小容量のメモリを用
いることができて、集積回路化による回路構成の
小型化、低コスト化が達成できるものであつて、
上記従来技術にない優れた機能の色信号再生回路
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の色信号再生回路の一例を示すブ
ロツク図、第2図は磁気テープ上のトラツクにお
ける低域変換色信号の位相シフトを示す模式図、
第3図a,bは低域変換色信号の位相シフト除去
後の該低域変換色信号とクロストーク成分の位相
関係を示す模式図、第4図は本発明による色信号
再生回路の一実施例を示すブロツク図、第5図お
よび第6図は第4図における低域変換色信号の位
相シフト除去動作を示すタイミングチヤートであ
る。 1…低域変換色信号入力端子、2…メインコン
バータ、5…バーストゲート、7…水晶発振器、
10…サブコンバータ、17…色信号出力端子、
18…再生水平同期信号入力端子、20…アナロ
グ−デジタル変換器、22…1Hメモリ、23…
書込みアドレスカウンタ、24…読出しアドレス
カウンタ、27…1Hメモリ、28…加算器、2
9…デジタル−アナログ変換器、35…電圧制御
型発振器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気テープから再生され1水平期間毎に順次
    位相シフトされた低域変換色信号を正規の色信号
    に変換する色信号再生回路において、再生された
    水平同期信号に同期した第1のクロツクによつて
    該低域変換色信号をデジタル信号に変換するアナ
    ログ−デジタル変換器と、該第1のクロツクにも
    とづいて該デジタル信号を書き込み一定周期の第
    2のクロツクにもとづいて該デジタル信号を読み
    出し書き込み、読み出しタイミングを前記1水平
    期間毎の位相シフト量に応じて制御される第1の
    メモリと、該第1のメモリの出力デジタル信号が
    供給され1水平期間の遅延量を有する第2のメモ
    リと加算器とからなるデジタルくし形フイルタ
    と、該デジタルくし形フイルタの出力デジタル信
    号をアナログの低域変換色信号に変換するデジタ
    ル−アナログ変換器と、該アナログの低域変換色
    信号を高域に周波数変換する変換手段とからな
    り、前記第1のメモリで前記1水平期間毎の位相
    シフトと周波数変動成分を除去し、前記デジタル
    くし形フイルタで磁気テープ上の隣接トラツクか
    らのクロストーク成分を除去することにより、前
    記変換手段から正規の色信号を得ることができる
    ように構成したことを特徴とする色信号再生回
    路。
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