JPH0474578A - 配管内洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、洗浄すべき配管内の付着物状況に応じて例
えば氷片の１回毎の射出量と噴出空気量及び空気圧を設
定することにより、洗浄効率を著しく改善した配管内洗
浄装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、事務所ビル、ホテル、病院、集合住宅等に設備
された配管内に経年変化に伴い発住した錆やスケール、
スラッジ等の付着物を洗浄するには、氷片、ドライアイ
ス片、または両者の混合物等を圧縮空気や加圧液体など
で上記配管内へ圧送し、配管内面に氷片等を衝突、強振
させて付着物を剥離除去する方法が採られている。この
ような除去を行うための洗浄装置として、例えば特開昭
６０−８２１８１号に開示されたようなものがある。

これは製氷装置を備え、この装置で製造された氷を圧縮
空気によって配管内へ直接吐出するもので、製氷時機と
圧縮空気及び氷を吐出する時期等を適宜調節すべく前記
製氷装置及び各管路等に設けられた開閉弁を制御装置に
よって制御し、配管洗浄を行うようにしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記のような従来の洗浄装置にあっては
、製氷機と圧縮空気吐出管とが直結されているので、繰
返し氷片を圧送する時に、そのつど製氷機で製氷しなけ
ればならないので、充分な洗浄が完了するまでには、比
較的長時間を要する。

また、洗浄すべき配管内の錆や付着物の堆積量による閉
塞又は閉塞に近づいている状況やその配管の管径、配管
長さ等にによる圧入すべき氷片の量の調節が困難である
こと、及び、圧送すべき圧縮空気量の調節が困難である
ため、作業性、経済性の点でも問題がある。

この発明は、このような従来の問題点にかんがみてなさ
れたものであって、洗浄すべき配管の状況に応じて、１
回分の氷片等の量及びこれを噴出するに要する圧縮空気
の量とその圧力等を調節する装置を備えることにより、
上記課題を解決することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、上記目的を達成するために、氷片、ドライ
アイス、または両者の混合物等よりなる固体片を加圧流
体と共に配管内へ圧入して配管内を洗浄する装置におい
て、固体片射出シリンダの上部に開閉弁を介して固体片
計量ホッパを設けるとともに、固体片射出シリンダの後
部に開閉弁を介して接続された容積調節可能な圧縮空気
槽を備えた配管内洗浄装置としたものである。

〔作用〕

この発明は、上記のような構成としたので、洗浄すべき
配管内の錆や付着物の堆積量による管の閉塞状況や管径
、配管長さに応じて固体片計量ホッパ内に毎回の所要量
だけの例えば氷片を供給し、これを固体片射出シリンダ
内へ落し込むとともに所要圧力の圧縮空気を容積調節装
置を付設した圧縮空気槽内に所要量供給する。次いで固
体片射出シリンダの後方部と圧縮空気槽間に介装した開
閉弁を開とすると氷片は配管内へ射出され、氷片は配管
内面に激突して錆や付着物等を剥離または研削する。

配管の洗浄は１回の氷片射出で終わるものではなく、通
常、複数回繰返して行われるが、本発明では配管内の状
況変化に応じて次回洗浄骨として適量な氷片と、適量で
適当な圧力を有する圧縮空気を、それぞれ直ちに固体片
計量ホッパと圧縮空気槽へ供給しておくことができるの
で、従来例のような氷を製造する間の待ち時間、すなわ
ちロスタイムが無く、且つ毎回状況変化に応じた量の氷
片等と圧縮空気を計量供給できるので、無駄がなく経済
的でり、はとんど連続的に洗浄できるので作業時間を大
幅に短縮できる。

（実施例〕 以下、この発明を図面を参照して説明する。第１図は本
発明に係る装置の一実施例の概念図であり、第２図、第
３図は実施例の適用例を示したものである。

本実施例においては、固体片として一２０″Ｃ位の硬質
の氷片（大きさ５〜１０ｍｍ位の商品名がダイヤモンド
アイスと称される市販品）を使用した場合について説明
する。但し、本発明はこの氷片に限定するものではなく
、ドライアイスやドライアイスと氷片の混合したもの等
、温度によって融解、気化する固体片で悪影響を生じな
いもでのあればその種類を問わない。

第１図において、■は氷片計量ホッパ（固体片計量ホッ
パ）であって氷片射出シリンダ２の上方に開閉弁８を介
して設けられている。４は圧縮空気槽であって、容積調
節装置であるピストン４とこれを手動で前後に移動させ
るためのハンドル５が付設されている。この圧縮空気槽
４へは、供給弁９を有する圧縮空気供給配管１０により
圧縮空気が供給される。この槽内の空気圧力は圧力計１
１により検知する。１２はこの圧縮空気槽４に取付けら
れた安全弁、１３はドレン抜弁である。

氷片射出シリンダ２の後部と圧縮空気槽４の間にはボー
ル弁６が介装され、氷片射出シリンダ２の前部にはスラ
イドバルブ７とホース接続用カップリング１４が設けら
れている。

次ぎに、この装置の使用法を説明する。

（１）先ず前記硬質の氷片を開閉弁８を閉の状態として
氷片計量ホッパ１内へ投入する。その際、清掃しようと
する配管の管径を及び配管長さ、閉塞状況、劣化状況等
から投入水片量を算出する。

（２）次に開閉弁８を開として氷片を射出シリンダ２内
へ落し込み、弁８を閉としておく。

（３）圧縮空気槽３内へ圧縮空気供給弁９を開にして圧
縮空気を供給し、槽内圧力が所定圧に達したら供給弁９
を閉とする。但し、その前に容積調節装置であるピスト
ン４をハンドル５により移動して、前記算出された氷片
量に応じて圧縮空気槽３の容積を設定しておく。

（４）次にスライドバルブ７を開としておいて、ボール
ハルプロを象、激に開とすると、射出シリンダ２内の氷
片は、圧縮空気と共にカップリング１４に接続された清
掃用ボース（図示せず）を通して洗浄すべき配管内へ噴
射される。噴射された氷片は配管内面に衝突し、その衝
突エネルギによりイζＪ着物を剥離しまた錆を研削する
。

（５）以上の操作は状況に応して複数回繰返され、操作
終了後は配管内に通水し、流通状況及び清掃状態を確認
する。

第２図は、本発明に係る洗浄装置Ａを用いた屋内配管２
０の清掃例を示したもので、洗浄装置Ａのカップリング
１４に接続されたポース１５の先端部をクリーンアラ１
−（ｃｏ、掃除口）１６に挿入する。但し、この際、便
器や洗面器等の排出口は予め弾性体からなるパッカー（
ゴム風船状のもの）により閉塞し、圧縮空気の洩れを防
止しておく。

第３図は屋外の排水桝または汚水桝間の配管２１を洗浄
装置Ａにより、清掃する例を示したものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば配管等の閉塞要因
の排除が容易に実施でき、使用後の氷片は融解して排水
されるため、周囲への汚染が少ないこと、小口径配管へ
の適用も可能で洗浄完了まで短時間ですむこと、及び配
管内面の汚れ状況により、予め氷片量や圧縮空気量、圧
力等を計算して、その必要量を使用するため経済的であ
ること、製氷時間を待つロスタイムがないため、作業時
間が大幅に短縮される等、多くの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の一実施例の概念図、第２回
は屋内配管に対する実施例の適用例、第３図は屋外配管
に対する実施例の適用例を示す図である。 ■・・・・・・固体片計量ホッパ、２・・・・・・固体
片射出シリンダ、３・・・・・・圧縮空気槽、４・・・
・・・容積調節ピストン、５・・・・・・容積設定ハン
ドル、６．８・・・・・・開閉弁、２０．２１・・・・
・・配管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）氷片、ドライアイス片、または両者の混合物等よ
   りなる固体片を加圧流体と共に配管内に圧入して配管内
   面を洗浄する装置において、固体片射出シリンダの上部
   に開閉弁を介して固体片計量ホッパを設けるとともに、
   固体片射出シリンダの後部に開閉弁を介して接続された
   圧縮空気槽に容積調節装置を付設したことを特徴とする
   配管内洗浄装置。