JPH047368A - 樹脂被覆金属顔料組成物 - Google Patents

樹脂被覆金属顔料組成物

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JPH047368A
JPH047368A JP10739890A JP10739890A JPH047368A JP H047368 A JPH047368 A JP H047368A JP 10739890 A JP10739890 A JP 10739890A JP 10739890 A JP10739890 A JP 10739890A JP H047368 A JPH047368 A JP H047368A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な樹脂被覆金属顔料組成物に関し、更に詳
しくは塗料用顔料として使用した時、塗膜外観の優れた
メタリック塗膜を与える樹脂被覆金属顔料組成物に関す
るものである。
[従来の技術] 従来よりメタリック塗料用、印刷インキ用、プラスチッ
ク練込み用等に、メタリック感を備えた美粧効果を得る
目的で金属顔料が使用されてきた。
近年、メタリック塗膜の使用用途が広範囲にわたるよう
になり、塗膜の耐酸性、耐アルカリ性に対する要求が高
まり、これらの点に優れた金属顔料の開発が強く要望さ
れるようになった。
このような市場の要求に応えるものとして各種有機重合
体を金属顔料粒子表面に被覆した。いわゆる樹脂被覆金
属顔料が優れた性能を有することが知られている(特開
昭51−11818号公報参照)。
しかし、これらの樹脂被覆金属顔料は樹脂被覆層が必ず
しも平滑ではなく、微細な凹凸構造を呈しているため、
この樹脂被覆金属顔料を含有したメタリック塗料から得
られる塗膜は樹脂被覆層を持たない金属顔料(以下、未
処理金属顔料と呼ぶ)に比べて塗膜外観、特に光沢が劣
るという問題点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記した問題に鑑み、未処理金属顔料と同等
以上に優れた塗膜外観を与える樹脂被覆金属顔料組成物
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはこのような従来の樹脂被覆金属顔料の問題
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、樹脂被覆金属顔
料に予め特定の液状化合物を吸油させることにより上記
課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
従来の樹脂被覆金属顔料は、その樹脂被覆層により吸油
量が過度に増大し、塗膜形成過程における塗膜表面の歪
みを起こし易くする。すなわち、塗膜形成過程で起きる
希釈シンナーの蒸発に伴って、樹脂被覆金属顔料が吸油
している溶剤と塗膜形成要素(主に樹脂)との置換が起
き、乾燥塗膜に歪みを残す結果、塗膜外観の低下を起こ
すものと考えられるが、樹脂被覆金属顔料に予め特定の
液状化合物を吸油させ、見かけの吸油量を低下させると
、塗膜形成過程における塗膜形成要素との置換を抑制し
、乾燥塗膜の歪みが少なくなり、塗膜外観を低下させな
いことを見出し完成したものである。
本発明に使用できる樹脂被覆金属顔料は、特に限定され
ないが金属、顔料の個々の粒子が0.5〜50重量%の
固体状樹脂で被覆されているものが好適である。固体状
樹脂としては、イソシアネート基を2個以上有する化合
物とアミン、アルコール、水、カルボン酸、活性メチレ
ン化合物等との反応から生成した樹脂、ウレタン系樹脂
、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、フッ素系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ユリア・メラミン系樹脂などが挙げ
られる。好ましくは少なくとも1個以上のラジカル重合
性二重結合を有する七ツマ−及び/又はオリゴマーの1
種又は2種以上を反応させて得られれるアクリル系樹脂
、1分子中にイソシアネート基を2個以上有する七ツマ
−1そのプレポリマー及びアダクトを反応させて得られ
るウレタン系樹脂であり、更に好ましくは、ラジカル重
合性不飽和カルボン酸及び/又はラジカル重合性二重結
合を有する燐酸モノ又はジエステル及びラジカル重合性
二重結合を3個以上有するモノマーから生成したアクリ
ル系樹脂、ジイソシアネートと水との反応から生成した
ウレタン系樹脂である。
金属顔料の種類は用途によって任意に選択できるが、ア
ルミニウム、銅、亜鉛、鉄、ニッケル、及び/又はこれ
らの合金等が挙げられる。
好ましい例としてはアルミニウムを挙げることができる
。その形状はフレーク状、球状、針状等の粒状が挙げら
れ、特にフレーク状のものが好ましい。
金属顔料の粒−度は用途によって異なる。塗料用、印刷
用としては平均径が約1−100μ程度が良く、プラス
チック練込み用としては約1〜200μ程度が良いが、
特に限定されず、本発明に適用できる。
本発明に使用されるアルミニウム顔料について詳述する
と、アルミニウムの細片、又は粒状粉を機械的方法、例
えばスタンプミル法、乾式ボールミル法、湿式ボールミ
ル法、アトライター法、振動ボールミル法等により数%
の磨砕助剤と共に磨砕して造られる。この磨砕助剤は磨
砕としての機能と同時に、アルミニウム顔料の物性に影
響を与える。この磨砕助剤として従来からステアリン酸
、オレイン酸等の高級飽和、又は不飽和脂肪酸、ステア
リルアミン等の高級脂肪族アミンをよく使用するが、こ
れらの磨砕助剤に関係なく、本発明の効果は得られる。
ステアリン酸を使用して得られたアルミニウム顔料は、
一般にリーフィングタイプアルミペーストとしてよく知
られており、タンク等のシルバーペイントとして金属の
防錆用途に使用されている。又、オレイン酸、ステアリ
ルアミン等を使用して得られたアルミニウム顔料は、一
般にノンリーフィングタイプアルミペーストとしてよく
知られ、自動車、家具等のメタリック塗料として、美粧
用途に使用されている。
本発明の重合に使用される有機溶剤は、脂肪族炭化水素
(例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、ミネラルスピ
リット等)、芳香族炭化水素(例えばベンゼン、トルエ
ン、ソルベントナフサ、キシレン等)、エステル(酢酸
エチル、酢酸ブチル等)、エーテル(テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等)が挙げられ、金属顔料100
重量部に対し50重量部から3000重量部用いる。好
ましくは250重量部から1000重量部の間である。
以上のようにして有機溶剤中で金属顔料表面に樹脂被覆
層を形成せしめた後、有機溶剤を濾別し、不揮発分を3
0〜80%に調製し、必要に応じて他の溶剤、添加剤等
を加えた本発明の樹脂被覆金属顔料を含むペーストを得
る。
又、樹脂被覆金属顔料に予め吸油させる液状化合物の種
類、量は特に限定されるものではないが、得られた塗膜
の物性(例えば密着性など)や顔料の凝集性を損わない
範囲で選択される。
液状化合物としては塗料配合に使用される希釈シンナー
より高い沸点を有し、かつ、金属顔料に吸油させる際に
液状になり得る化合物が用いられる。
その液状化合物の例としては、カプリル酸、カプリン酸
のごとき炭素数4〜24の飽和脂肪酸、オレイン酸、セ
ラコレイン酸のごとき炭素数12〜24の不飽和脂肪酸
、アマニ油、ヤシ油のごとき植物油脂類、鯨油、牛脂の
ごとき動物油脂類、ラウリルアルコール、オクタデシル
アルコール、オレイルアルコールのごとき炭素数8〜3
0ノ一価飽和ないし不飽和アルコール、グリセリン、キ
ミルアルコールのごとき多価アルコール、フタル酸ジメ
チル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルのごとき
フタル酸エステル類、トリブチルホスフェート、トリオ
クチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリ
デシルアンラドホスフェート、ブチルアシッドホスフェ
ート、オクチルアシッドホスフェートのごときリン酸エ
ステル類などが挙げられる。
液状化合物の添加量は樹脂被覆金属顔料の金属の種類、
形状、樹脂の種類、量によって異なるが、JIS−K 
6221・A法による吸油量(g/loog顔料)の2
〜200%が好ましい。より好ましくは吸油量の10〜
120%である。
液状化合物の添加量が吸油量の200%を超えると吸油
されない遊離した液状化合物の影響により塗膜物性を低
下させる。2%未満では本発明の目的とする効果の発現
か乏しい。
樹脂被覆金属顔料に液状化合物を吸油させる方法は、特
に限定されない。一般に樹脂被覆金属顔料と液状化合物
を混合機に入れて、撹拌し均一にする方法が適当である
。混合時の温度は使用する液状化合物の融点に関係し、
融点以上の温度で混合することが好ましい。
本発明の効果は吸油性の高い樹脂被覆金属顔料の樹脂被
覆層に塗料中の希釈シンナーよりも高沸点の液状化合物
を吸油させ、見かけ上米処理金属顔料と同等の吸油性を
付与することにより発現する。したがって、常温で固体
であっても、混合温度を選択することにより液状化する
化合物であれば、樹脂被覆金属顔料粒子表面に吸油させ
ることができる。
本発明の樹脂被覆金属顔料は、(イ)塗料用樹脂100
重量部に対し、(ロ)本発明の樹脂被覆金属顔料0.1
〜100重量部、(ハ)希釈シンナーによりメタリック
塗料が得られる。
塗料用樹脂としては、従来メタリック塗料で用いられて
いる塗料用樹脂の中の任意のものを用いることができ、
更に金属と反応を起こし、ゲル化を起こし易い官能基を
多量に持つ従来のメタリック塗料に使用されていなかっ
た樹脂にも用いることができる。これらの樹脂としては
、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、オイルフリーアルキ
ッド樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、セルロース系
樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、これらは単独で用い
てもよいし混合して用いてもよい。
本発明の樹脂被覆金属顔料は、塗料用樹脂100重量部
に対して0.1〜100重量部である。
特に1〜50重量部用いることが好ましい。この樹脂被
覆金属顔料が0.1重量部未満であると、メタリック塗
料として必要な金属光沢が不充分であり、又、100重
量部を超えて用いると、塗料中の金属顔料の量が多くな
り過ぎて、塗装作業性が悪くなるばかりでなく、物性も
劣った塗膜となり実用的でない。
希釈シンナーとしては、トルエン、キシレン等の芳香族
系化合物、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族系
化合物、エタノール、ブタノール等のアルコール類、酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メチルエチルケ
トン等のケトン類、トリクロロエチレン等の塩素化合物
、エチレングリコール七ノエチルエーテル等のセロソル
ブ類等の一般的有機溶剤で、これらの溶剤は二種以上混
合して使用するのが好ましく、この組成は塗料用樹脂に
対する溶解性、塗膜形成特性、塗装作業性等を考慮して
決定される。
なお、塗料業界で一般に使用されている着色顔料、染料
、湿潤剤、分散剤、色分れ防止剤、レベリング剤、スリ
ップ剤、皮張り防止剤、ゲル化防止剤、消泡剤等の添加
剤等を加えることが可能である。
[実施例] 次に金属顔料としてアルミニウム顔料を用いた場合を例
にとり本発明の効果を更に詳しく説明する。ただし本発
明は以下の実施例に限定されるものでないことはいうま
でもない。まず、実施例で用いる試験方法及び測定方法
を詳述する。
■[アルミニウム金属分100重量部に対する被覆樹脂
量の測定方法コ 樹脂被覆アルミニウム顔料を含むペーストl。
gをクロロホルム(試薬) 100m1によく分散し、
可溶分を抽出する。ついで抽出残渣の樹脂被覆アルミニ
ウム顔料を80℃で1時間真空乾燥して粉末化し、1.
0gをとり、6N−HCI (試薬)201で金属アル
ミニウム部分を少しずつ溶解する。
残った不溶樹脂分を濾過し、80℃で14時間真空乾燥
後、重量を測定し、アルミニウム金属分100重量部に
対する樹脂分を算出する。
■[耐アルカリ性の測定方法コ 樹脂被覆アルミニウム顔料を使用し、下記の塗料配合を
行い、耐アルカリ性評価用のメタリック塗料を調製する
[塗料配合]    重量部 樹脂被覆アルミニウム顔料 (不揮発分換算)7.5 アクリル・メラミン樹脂IL1100 混合シンナー    東2180 III 、7クリデイツク47−712 (不揮発分=
50%)80部、スーパーベッカミンJ−11120(
不揮発分=50%)20部で混合したもの(日本ライヒ
ホールド■製) 1112、)ル!ン(7Q部)、酢酸エチル(20部)
、ブチルセロソルブ(10部)で混合したもの 次いで該塗料をエアースプレー塗装で、アルミニウム板
(70X 150 X 1ms  :日本テストパネル
■製)に膜厚が20μになるように塗装し、この塗装板
を140℃で30分乾燥し、耐アルカリ性を求めるため
の試験塗膜とする。この塗膜に内径34−■、高さ15
■■の塩化ビニル製円筒を金具で固定し、O,1N−N
aOH5mlを入れ、55℃で4時間放置する。4時間
放置後、塩化ビニル製円筒をはずし、試験塗膜を水でよ
く洗い、塗膜を乾燥する。
この塗膜の試験前後の塗膜をJIS−Z−8722(1
982)の条件d (9−d方法)により測色し、JI
S−Z−111730(1980) (7) 6 、8
 、21:より色差△EHを求める(測定機:スガ試験
機銖製SH−4−MCH型)。
■[耐酸性の測定方法] 0 、 I N−NaOHを0.lN−H2SO4に変
える以外耐アルカリ性と同様にして行う。
■[60部鏡面光沢度の測定方法] 前記方法により作製した試験塗膜をデジタル変角測色計
VG−I  DT型(日本電色工業観製)を用いて測定
した後、次式により光沢保持率を算出した。
■[塗膜外観の評価方法] 前記方法により作製した試験塗膜を、目視により比較評
価した。
[実施例1〜4] [樹脂被覆アルミニウム顔料Aの製造コ1000i+l
の3ツロフラスコに、アルミニウムペ−スト[旭化成工
業株式会社製: M−601、金属分65.2%、平均
粒子径11μ、形状フレーク状、吸油量92g/100
g顔料(JIS−K 8221・A法)]1115gび
ミネラルスピリット400gを加え、窒素ガスを導入し
ながら撹拌し、系内の温度を80℃に昇温した。次いで
メチルメタクリレート1 、5g。
1.6−ヘキサンジオールジアクリレートe 、 og
アクリル酸0.4g、α、α゛−アゾビスイソブチロニ
トリル0.75gを添加し、80℃で5時間重合した。
重合終了後、常温まで放冷し、このスラリーを濾過し、
樹脂被覆アルミニウム顔料Aを含むペーストを得た。こ
のペーストの不揮発分(JIS K−5910による)
は64.0重量%であった。
アルミニウム金属分100重量部に対する被覆樹脂量は
10.5重量部であった。これはメチルメタクリレート
、1.6−ヘキサンジオールジアクリレート、アクリル
酸の99%以上がアルミニウム金属表面上に付着したも
のと推定される。
この樹脂被覆アルミニウム顔料Aの耐アルカリ性(ΔE
o)は、0.4、耐酸性(△EH)は0.3であり、殆
ど変色せず良好な塗膜を得た。
又、この樹脂被覆アルミニウム顔料Aの吸油量JIS−
に8221− A法)は、180g/100g顔料であ
った。
次にこの樹脂被覆アルミニウム顔料Aを含むペースト5
.0gにオレイン酸を表1に示す量だけ添加し、20℃
の温度でよく混合し、オレイン酸の吸油した樹脂被覆ア
ルミニウム顔料組成物を得た。この組成物を用いた塗膜
の耐アルカリ性・耐酸性、光沢保持率及び塗膜外観評価
の結果を表2に示した。
表1 比較例1〜4 未処理アルミニウム顔料として、アルミニウムペースト
トロ01を用いた以外は前記と同様にして得た塗膜の評
価結果を表2に示した。
比較例5.6 樹脂被覆アルミニウム顔料Aにオレイン酸を添加しない
又は過剰に添加した以外は実施例1と同様にして得た塗
膜の評価結果を表2に示しした。
実施例5〜10、比較例7.8 オレイン酸の代わりに表2に示した液状化合物の種類と
添加量を用いた以外は、実施例1と同様にして得た塗膜
の評価結果を表2に示した。
実施例11〜13、比較例9 [樹脂被覆アルミニウム顔料Bの製造コ10100Oの
3つロフラスコ1こ、アルミニウムペースト(M−60
1)115g及びミネラルスピリット400gを加え、
窒素ガスを導入しながら撹拌し、系内の温度を80℃に
昇温した。次いでトリメチロールプロパントリメタクリ
レート7.5g、グリシジルメタクリレート2.5g、
アクリル酸0.5g。
α、α′−アゾビスイソブチロニトリル0.75gを添
加し、80℃で5時間重合した。重合終了後、常温まで
放冷しこのスラリーを濾過し、樹脂被覆アルミニウム顔
料Bを含むペーストを得た。
このペーストの不揮発分は53.0重量%であった。
アルニウム金属分100重量部に対する被覆樹脂量は1
3.9重量部であった。これはトリメチロールプロパン
トリメタクリレート、グリシジルメタクリレート、アク
リル酸の99%以上がアルミニウム金属表面上に付着し
たものと推定される。
この樹脂被覆アルミニウム顔料Bの耐アルカリ性(△E
H)は、0.3、耐酸性(八E)l)は0.3であり、
殆ど変化せず良好な塗膜を得た。
又、この樹脂被覆アルミニウム顔料Bの吸油量は170
g/100g顔料であった。
次にこの樹脂被覆アルミニウム顔料Bを含むペースト5
.0gにオレイン酸を表2に示すだけ添加し、20℃の
温度でよく混合し、オレイン酸を吸油した樹脂被覆アル
ミニウム顔料組成物を得た。この組成物を用いた塗膜の
耐アルカリ性、耐酸性、光沢保持率及び塗膜外観評価の
結果を表2に示した。
実施例14、比較例10 [樹脂被覆アルミニウム顔料Cの製造コ5交縦型万能混
合かきまぜ機(三英製作所株製)にアルミニウムペース
ト(M−601)787g (金属分換算で500g)
 、純水5g1ソルベントナフサ1324gを加えて6
0℃で30分間がきまぜた後、更にトルイレンジイソシ
アネー)75g、ジブチルチンジラウレー)OJg、水
15gを添加して4時間反応させた。
次いでスラリーを濾過し、更にジブチルアミン5gを加
え、万能混合かきまぜ機で15分間がきまぜて、不揮発
分50.5重量%の樹脂被覆アルミニウム顔料Cを含む
ペーストを得た。アルミニウム金属分100重量部に対
する被覆樹脂量は15.0重量%であった。これはトル
イレンジイソシアネートの99%以上がアルミニウム金
属表面上に付着したものと推定される。
この樹脂被覆アルミニウム顔料Cの耐アルカリ性(△E
H)は、0,5、耐酸性(ΔEH)は0.5であり、良
好な塗膜を得た。又、この樹脂被覆アルミニウム顔料C
の吸油量は、185g/100g顔料であった。
次にこの樹脂被覆アルミニウム顔料Cを含むペースト5
.0gにオレイン酸を表2に示すだけ添加し、20℃の
温度でよく混合し、オレイン酸を吸油した樹脂被覆アル
ミニウム顔料組成物を得た。この組成物を用いた塗膜の
耐アルカリ性、耐酸性、光沢保持率及び塗膜外観評価結
果を表2に示した。
表2 注1)沸点は760關聴における硫 性2)添加量は金属顔料の吸油量(g/100g顔料)
に対する重量%注3)耐アルカリ性・耐酸性の判定;△
EN  1.0以下。、△E++  1.0を超える×
[発明の効果] 本発明は従来の樹脂被覆金属顔料の特徴である優れた耐
アルカリ性・耐酸性を備え、且つ欠点であった塗膜外観
、特に光沢の低下を大幅に改良した樹脂被覆金属顔料組
成物を提供するものであり、この工業的価値は極めて大
である。
特許出願人 旭化成メタルズ株式会社 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 代理人 弁理士 旭     宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂被覆金属顔料と当該樹脂被覆金属顔料に吸油
    された液状化合物とからなることを特徴とする樹脂被覆
    金属顔料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0967536A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Pentel Kk 金属光沢色インキ
US7695380B2 (en) * 2002-01-25 2010-04-13 Sri Sports Limited Golf ball
JP2015066855A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大日本印刷株式会社 加飾シート及び加飾樹脂成形品

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