JPH0472905A - 標本化周波数変換器 - Google Patents
標本化周波数変換器Info
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- JPH0472905A JPH0472905A JP2183941A JP18394190A JPH0472905A JP H0472905 A JPH0472905 A JP H0472905A JP 2183941 A JP2183941 A JP 2183941A JP 18394190 A JP18394190 A JP 18394190A JP H0472905 A JPH0472905 A JP H0472905A
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- 108010076504 Protein Sorting Signals Proteins 0.000 claims 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 abstract description 4
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は補間装置あるいは標本化周波数変換回路に係わ
り、特に遮断周波数を可変できる低域通過フィルタ機能
を有する標本化周波数変換器に関する。
り、特に遮断周波数を可変できる低域通過フィルタ機能
を有する標本化周波数変換器に関する。
ディジタル信号処理では標本化周波数の変換を必要とす
る場合が、頻繁に生ずる。従来は標本化周波数の比を2
のべき乗に選び、設計することが多かった。しかし、こ
のように選択できない場合には、標本化周波数の比を任
意にせざるを得ない。
る場合が、頻繁に生ずる。従来は標本化周波数の比を2
のべき乗に選び、設計することが多かった。しかし、こ
のように選択できない場合には、標本化周波数の比を任
意にせざるを得ない。
こうすると、標本化周波数の変換の前後で、共通の標本
化周波数は、最小公倍数の周波数となり、一般には非常
に高い周波数となり、実現不可能な場合が多かった。こ
の補間を時変係数フィルタで行い、標本化周波数の比が
簡単な整数比とならない場合でも標本化周波数の変換を
可能とした方式に、特願昭61−15633号公報に述
べられた補間方式がある。
化周波数は、最小公倍数の周波数となり、一般には非常
に高い周波数となり、実現不可能な場合が多かった。こ
の補間を時変係数フィルタで行い、標本化周波数の比が
簡単な整数比とならない場合でも標本化周波数の変換を
可能とした方式に、特願昭61−15633号公報に述
べられた補間方式がある。
標本化周波数の変換を行う場合、所望の信号成分以外の
信号が発生する。すなわち標本化定理によれば、標本化
信号は、標本化周波数の1/2までの周波数成分を折り
返した信号スペクトルを持つ。従って、標本化周波数を
上げる場合には、高調波の発生が生じ、標本化周波数を
下げる場合には折り返し現象が生ずる。後者の場合には
、標本化周波数を変換した後では取り除くことが出来な
い、いわゆる折り返し歪を生ずる。したがって、標本化
周波数を下げる標本化周波数変換器には、折り返し除去
フィルタが必須である。このことは上記従来技術のどの
方式を用いても同じであり、ハードウェアが増える欠点
を持っていた。標本化周波数が変わる場合にはさらに複
雑なハードウェアが必要であった。
信号が発生する。すなわち標本化定理によれば、標本化
信号は、標本化周波数の1/2までの周波数成分を折り
返した信号スペクトルを持つ。従って、標本化周波数を
上げる場合には、高調波の発生が生じ、標本化周波数を
下げる場合には折り返し現象が生ずる。後者の場合には
、標本化周波数を変換した後では取り除くことが出来な
い、いわゆる折り返し歪を生ずる。したがって、標本化
周波数を下げる標本化周波数変換器には、折り返し除去
フィルタが必須である。このことは上記従来技術のどの
方式を用いても同じであり、ハードウェアが増える欠点
を持っていた。標本化周波数が変わる場合にはさらに複
雑なハードウェアが必要であった。
本発明の目的は折り返し除去フィルタ機能を兼ね備え、
ハードウェアを縮減できる標本化周波数変換器を提供す
ることにある。また標本化周波数を可変しても、それに
応じて、フィルタの遮断周波数が変化する標本化周波数
変換器を実現することである。
ハードウェアを縮減できる標本化周波数変換器を提供す
ることにある。また標本化周波数を可変しても、それに
応じて、フィルタの遮断周波数が変化する標本化周波数
変換器を実現することである。
上記目的を達成するために、従来技術で述べた時変係数
フィルタを用いた補間方式を用いる。まず時変係数フィ
ルタによる補間方式について若干説明する。
フィルタを用いた補間方式を用いる。まず時変係数フィ
ルタによる補間方式について若干説明する。
標本化定理によれば、第2図に示したように、周期T1
で標本化されたデータ列f(nT、)(黒丸で示す)か
ら、元の時間関数f (t)は、Si n c(t )
=sin t / tを用いてf(t)=Σf (nT
)Sinc(π(t+nT、)/T、)=Σf(nT、
)Sc(n、 τ)・・・(1) と表すことができる。ここでて=t/Tiは出力時刻t
をT1周期で計ったときの端数であり、5c(n。
で標本化されたデータ列f(nT、)(黒丸で示す)か
ら、元の時間関数f (t)は、Si n c(t )
=sin t / tを用いてf(t)=Σf (nT
)Sinc(π(t+nT、)/T、)=Σf(nT、
)Sc(n、 τ)・・・(1) と表すことができる。ここでて=t/Tiは出力時刻t
をT1周期で計ったときの端数であり、5c(n。
τ)=sin(i(τ+n))/(τ+n)である。(
1)式は離散データfn=f(nTよ)の−次結合で時
刻tのデータ値を予測するとき、結合係数5c(n、τ
)は時間の関数となることを示している。時変係数5c
(n、t)はt = n T1で1、t =mT、(m
+ n 。
1)式は離散データfn=f(nTよ)の−次結合で時
刻tのデータ値を予測するとき、結合係数5c(n、τ
)は時間の関数となることを示している。時変係数5c
(n、t)はt = n T1で1、t =mT、(m
+ n 。
m、nは整数)でOとなる性質を持つ関数であり、(1
)式の5inc(t )や、数値解析で用いられるLa
grangeの補間多項式など、いろいろな関数が知ら
れている。
)式の5inc(t )や、数値解析で用いられるLa
grangeの補間多項式など、いろいろな関数が知ら
れている。
また(1)式は、有限個のデータNで近似する゛と、補
間値f(t)は、時変係数5c(n、 τ)をもつ非巡
回型(F I R)フィルタの出力として得られること
を示している。このことから補間(あるいは標本化周波
数変換)は、時変係数フィルタによりハードウェアとし
て実現できることが分かる。第2図では、出力時刻tの
周辺の4個のデータ(f −t 。
間値f(t)は、時変係数5c(n、 τ)をもつ非巡
回型(F I R)フィルタの出力として得られること
を示している。このことから補間(あるいは標本化周波
数変換)は、時変係数フィルタによりハードウェアとし
て実現できることが分かる。第2図では、出力時刻tの
周辺の4個のデータ(f −t 。
f、、fl、f2)から、補間出力値f(τ)を求める
例を示す。
例を示す。
ディジタル補間器のハードウェア構成を第3図に示す。
図において、11.〜.INは遅延素子、20 ? 2
11〜,2Nは係数掛算器、3□、〜、3Nは加算器、
4はROM、5はカウンタ、6はラッチである。遅延素
子、係数掛は算器、加算器は入力標本化周波数fs□で
動作するFIRフィルタを構成している。
11〜,2Nは係数掛算器、3□、〜、3Nは加算器、
4はROM、5はカウンタ、6はラッチである。遅延素
子、係数掛は算器、加算器は入力標本化周波数fs□で
動作するFIRフィルタを構成している。
時変係数5c(n、 τ)を定めるパラメータでは、出
力の標本化周期T2によって与えられるデータ出力時刻
tにより、 t=nT1+ τ=mT2 −(2)と表
される。ハードウェアでてを求めるには(第3図参照)
、T□よりも充分高速なりロックパルスを入力したカウ
ンタ5を、T1周期でリセットし、計数値をT2周期で
読み出し、ラッチ6に保持することで実現できる。時変
係数5c(n、τ)を前もってROM4に書き込んでお
き、求めたてにより、これを読み出し、FIRフィルタ
の係数として係数掛は算器2゜、2□、〜、2Nに与え
れば、時変係数フィルタによる補間装置が実現される。
力の標本化周期T2によって与えられるデータ出力時刻
tにより、 t=nT1+ τ=mT2 −(2)と表
される。ハードウェアでてを求めるには(第3図参照)
、T□よりも充分高速なりロックパルスを入力したカウ
ンタ5を、T1周期でリセットし、計数値をT2周期で
読み出し、ラッチ6に保持することで実現できる。時変
係数5c(n、τ)を前もってROM4に書き込んでお
き、求めたてにより、これを読み出し、FIRフィルタ
の係数として係数掛は算器2゜、2□、〜、2Nに与え
れば、時変係数フィルタによる補間装置が実現される。
さて、(1)式では、入力と、出力の標本化周波数fS
1とfS2の間には、なんの制約もないから、上記の補
間装置は、標本化周波数を上げる(逓倍)ことも、下げ
る(逓減)こともできる。[発明の課題]の項で述べた
ように、標本化周波数を変換する時には、フィルタが必
要になる。このフィルタ処理は標本化周波数の高い方で
行う必要があり、逓倍を行うときには、補間器の後で行
ない、逓減するときは補間器の前で行うことになる。逓
倍の時には時変係数自身が低域通過特性を示すので、特
別に折り返し除去フィルタは必要ない。しかし、逓減の
時には、補間を行った後では除くことの出来ない折り返
し歪となるので、補間の前に、フィルタ処理が必須とな
る。第4図にこの課題点の説明図を示す。図ではfsよ
=2+kfs2の場合を示している。4−a図に示すよ
うに、補間により、信号f□(黒点)を得たとしても、
これと全く同じ出力を与える入力信号はfl(黒点と白
点)と、T2(黒点と三角点)の2種類があり、補間後
では、この二つを区別することはできない。周波数領域
では補間前では4−b図のようにf工とT2は区別出来
るが、補間後では4−a図のように、標本化−による折
り返し現象のため、全く同じ周波数の信号となる。そこ
で、4−b図の破線の様な特性の折り返し除去フィルタ
が補間器の前に必要となる。
1とfS2の間には、なんの制約もないから、上記の補
間装置は、標本化周波数を上げる(逓倍)ことも、下げ
る(逓減)こともできる。[発明の課題]の項で述べた
ように、標本化周波数を変換する時には、フィルタが必
要になる。このフィルタ処理は標本化周波数の高い方で
行う必要があり、逓倍を行うときには、補間器の後で行
ない、逓減するときは補間器の前で行うことになる。逓
倍の時には時変係数自身が低域通過特性を示すので、特
別に折り返し除去フィルタは必要ない。しかし、逓減の
時には、補間を行った後では除くことの出来ない折り返
し歪となるので、補間の前に、フィルタ処理が必須とな
る。第4図にこの課題点の説明図を示す。図ではfsよ
=2+kfs2の場合を示している。4−a図に示すよ
うに、補間により、信号f□(黒点)を得たとしても、
これと全く同じ出力を与える入力信号はfl(黒点と白
点)と、T2(黒点と三角点)の2種類があり、補間後
では、この二つを区別することはできない。周波数領域
では補間前では4−b図のようにf工とT2は区別出来
るが、補間後では4−a図のように、標本化−による折
り返し現象のため、全く同じ周波数の信号となる。そこ
で、4−b図の破線の様な特性の折り返し除去フィルタ
が補間器の前に必要となる。
ところで、上述の補間器は入力の標本化周波数で動作す
る、時変係数フィルタを用いている。新たに挿入すべき
折り返し除去フィルタも、入力標本化周波数で動作する
。従って、これらのフィルタは、合成して、一つにする
ことが出来る。
る、時変係数フィルタを用いている。新たに挿入すべき
折り返し除去フィルタも、入力標本化周波数で動作する
。従って、これらのフィルタは、合成して、一つにする
ことが出来る。
(1)式で用いた時変係数5c(n、τ)は、遮断周波
数fs工/2の理想LPFのインパルス応答でもある。
数fs工/2の理想LPFのインパルス応答でもある。
そこで、補間関数5ine (x)の周波数fs1/2
をfc(fc<f s1/2)にずらせば、補間器の時
変係数フィルタの遮断周波数を変えることが出来る。す
なわち、折り返し除去フィルタが時変係数を変形するこ
とにより実現できる。5ine(x)=sinx/xを
変形して、x=ω1t/2=πf s。
をfc(fc<f s1/2)にずらせば、補間器の時
変係数フィルタの遮断周波数を変えることが出来る。す
なわち、折り返し除去フィルタが時変係数を変形するこ
とにより実現できる。5ine(x)=sinx/xを
変形して、x=ω1t/2=πf s。
(nT、+τ)において、d=2fc/fs1とすると
、 5ine(x)=dlsin(π(n+1)/d)/π
(n+1)=Sc*(n、 τ、 d)・・・(3) となる。ここで、X=π(n+1)/dである。変形さ
れた時変係数Sc*(n、τ、d)は係数タップ次数n
、補間時刻τ9周波数比d=2fc/fs、の関数とし
て与えられる。
、 5ine(x)=dlsin(π(n+1)/d)/π
(n+1)=Sc*(n、 τ、 d)・・・(3) となる。ここで、X=π(n+1)/dである。変形さ
れた時変係数Sc*(n、τ、d)は係数タップ次数n
、補間時刻τ9周波数比d=2fc/fs、の関数とし
て与えられる。
ここでdはd<1となる任意の値でよいが、標本化周波
数逓減(r=f s2/f s、<1)のときには、d
≦rでないと補間出力値に折り返しを生ずる。すなわち
、折り返し除去フィルタ機能はd=rとすることによっ
て有効となる。
数逓減(r=f s2/f s、<1)のときには、d
≦rでないと補間出力値に折り返しを生ずる。すなわち
、折り返し除去フィルタ機能はd=rとすることによっ
て有効となる。
そこでd=r=0.5(標本化周期T2= 21 T1
)の場合を例にとり、第5図で、折り返し除去フィルタ
作用を説明する。(3)式から判るように、r=0.5
とすると、時変係数の補間関数5inc(t )は、
時間軸方向に2倍に引き伸ばされ、T2周期でOとなる
形となる。そこで、第4図のf工信号に相当する図5−
aでは、出力時刻よりT工の偶数倍の時点の標本値(黒
点)にはすべて0が掛かり、出力への寄与は出力時刻の
値のみとなる。出力時刻よりT1の奇数倍の時点の標本
値(白点)にはすべて有限の値が掛かり、それらの総和
は三角点で示された値となって、補間値は四角点の値と
なって出力される。他方、第4図のf22倍に当たる図
5−bでは、奇数倍の時点の標本値は図5 =aの場合
と逆極性となるので、その総和は三角点で示す値となり
、黒点の値と打ち消し合い、補間値は四角点で示す小さ
な振幅値となる。こうして、flに折り返すf22倍が
除去される。
)の場合を例にとり、第5図で、折り返し除去フィルタ
作用を説明する。(3)式から判るように、r=0.5
とすると、時変係数の補間関数5inc(t )は、
時間軸方向に2倍に引き伸ばされ、T2周期でOとなる
形となる。そこで、第4図のf工信号に相当する図5−
aでは、出力時刻よりT工の偶数倍の時点の標本値(黒
点)にはすべて0が掛かり、出力への寄与は出力時刻の
値のみとなる。出力時刻よりT1の奇数倍の時点の標本
値(白点)にはすべて有限の値が掛かり、それらの総和
は三角点で示された値となって、補間値は四角点の値と
なって出力される。他方、第4図のf22倍に当たる図
5−bでは、奇数倍の時点の標本値は図5 =aの場合
と逆極性となるので、その総和は三角点で示す値となり
、黒点の値と打ち消し合い、補間値は四角点で示す小さ
な振幅値となる。こうして、flに折り返すf22倍が
除去される。
すなわち、標本化周波数逓減の時は、時変係数を変形す
ることにより、時変係数フィルタに折り返し除去フィル
タの機能を兼用させることができ、ハードウェアの縮減
が図れる。時変係数FIRフィルタを用いるディジタル
補間器でこれを実行するには、時変係数5c(n、τ)
を5cl(n、 τ、d)に変え、dとして標本化周波
数比rを入力してやればよい。入出力標本化周波数が固
定の場合は、rは一定値であるから、係数ROMを書き
換えるだけで済む。入出力標本化周波数の一方(あるい
は両方)が変動する場合には、r=fs2/fs工を求
めて、係数ROMに入力すればよい。このフィルタ作用
はrの値により、自動的に変わる。従って、標本化周波
数が変動するような応用にでも、可変周波数フィルタを
別に用意する必要がなく、ハードウェアの大幅な簡略化
が図れる。
ることにより、時変係数フィルタに折り返し除去フィル
タの機能を兼用させることができ、ハードウェアの縮減
が図れる。時変係数FIRフィルタを用いるディジタル
補間器でこれを実行するには、時変係数5c(n、τ)
を5cl(n、 τ、d)に変え、dとして標本化周波
数比rを入力してやればよい。入出力標本化周波数が固
定の場合は、rは一定値であるから、係数ROMを書き
換えるだけで済む。入出力標本化周波数の一方(あるい
は両方)が変動する場合には、r=fs2/fs工を求
めて、係数ROMに入力すればよい。このフィルタ作用
はrの値により、自動的に変わる。従って、標本化周波
数が変動するような応用にでも、可変周波数フィルタを
別に用意する必要がなく、ハードウェアの大幅な簡略化
が図れる。
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明による折り返し除去フィルタ機能を持つ
デシメータ装置の一実施例である。図において、1□、
〜 INは遅延素子、209219〜2Nは係数掛算器
、31.〜3N、8は加算器、4はROM、5はカウン
タ、・6,7はラッチである。図は出力標本化周波数が
変化する場合の実施例を示す。遅延素子11.〜 IN
、係数掛は算器20SL1〜2N 、加算器31.〜3
Nは、入力標本化周波数fs1で動作する時変係数FI
Rフィルタを構成し、入力信号が印加されると、時変係
数Sew(n、τt r)で決まるフィルタ処理を受け
て、出力信号が得られる。時変係数αn(τ。
デシメータ装置の一実施例である。図において、1□、
〜 INは遅延素子、209219〜2Nは係数掛算器
、31.〜3N、8は加算器、4はROM、5はカウン
タ、・6,7はラッチである。図は出力標本化周波数が
変化する場合の実施例を示す。遅延素子11.〜 IN
、係数掛は算器20SL1〜2N 、加算器31.〜3
Nは、入力標本化周波数fs1で動作する時変係数FI
Rフィルタを構成し、入力信号が印加されると、時変係
数Sew(n、τt r)で決まるフィルタ処理を受け
て、出力信号が得られる。時変係数αn(τ。
r)=Sc+k(n、T、r)(n:=o〜N)は、R
OM4に予め書き込んでおき、標本化周波数比r=f
sz/f s、=T1/T2、補間時刻τを入力して、
読み出し、係数掛は算器に設定する。
OM4に予め書き込んでおき、標本化周波数比r=f
sz/f s、=T1/T2、補間時刻τを入力して、
読み出し、係数掛は算器に設定する。
補間時刻τの決定法は[解決手段]の項の第3図の説明
で述べたように、クロックパルスを入力したカウンタ5
を、T1周期でリセットし、計数値をT2周期で読み出
し、ラッチ6に保持することで実現できる。標本化周波
数比rを決定するには、T□は変動しないから、T2を
求めればよい。
で述べたように、クロックパルスを入力したカウンタ5
を、T1周期でリセットし、計数値をT2周期で読み出
し、ラッチ6に保持することで実現できる。標本化周波
数比rを決定するには、T□は変動しないから、T2を
求めればよい。
そのために、相続く補間時刻τ□、τn−0の差を求め
る。(2)式から、差T2′は、 T2′=τ□−τ。−0=T2−kTl ・・・(
4)となる。式(4)で、kは整数である。したがって
、補間時刻の差にT1の補正を加えればT2が求められ
る。T2は変動しても、通常ではその変動幅はT1より
小さいから、この補正演算は容易に行える。図1の実施
例では、ラッチ6.7で得られるτ0.τn−1を加算
器8に入力して差T2′ を求める。これをROM4
に入力し、ROMで、T 2/の補正演算、およびr=
T□/ T 2の計算を行う。
る。(2)式から、差T2′は、 T2′=τ□−τ。−0=T2−kTl ・・・(
4)となる。式(4)で、kは整数である。したがって
、補間時刻の差にT1の補正を加えればT2が求められ
る。T2は変動しても、通常ではその変動幅はT1より
小さいから、この補正演算は容易に行える。図1の実施
例では、ラッチ6.7で得られるτ0.τn−1を加算
器8に入力して差T2′ を求める。これをROM4
に入力し、ROMで、T 2/の補正演算、およびr=
T□/ T 2の計算を行う。
こうして、出力標本化周波数の変動する場合でも、折り
返し除去フィルタ作用を持つディジタル補間器が実現で
きる。
返し除去フィルタ作用を持つディジタル補間器が実現で
きる。
第6図に本発明による他の実施例を示す。図において、
5はカウンタ、6,61はラッチ、63はROMである
。図は入力標本化周波数が変動する場合に、本発明を実
施したもので、ディジタル補間器のFIRフィルタ部は
省略しである。これらは第1図、第3図と同じである。
5はカウンタ、6,61はラッチ、63はROMである
。図は入力標本化周波数が変動する場合に、本発明を実
施したもので、ディジタル補間器のFIRフィルタ部は
省略しである。これらは第1図、第3図と同じである。
入力標本化周波数が変動する場合に、標本化周波数比r
=T1/T2 を求めるには、T工が知れればよい。そ
のため、T1よりも充分高速なりロックパルスを入力し
たカウンタ5を、T□周期でリセットし、計数値をT1
周期で読み出し、ラッチ61に保持することで、実現で
きる。カウンタは、補間時刻を求めるときのカウンタが
そのまま使用できる。標本化周波数比r=T1/T2の
計算は第1図の実施例と同じように、ROM63で行わ
せることが出来る。
=T1/T2 を求めるには、T工が知れればよい。そ
のため、T1よりも充分高速なりロックパルスを入力し
たカウンタ5を、T□周期でリセットし、計数値をT1
周期で読み出し、ラッチ61に保持することで、実現で
きる。カウンタは、補間時刻を求めるときのカウンタが
そのまま使用できる。標本化周波数比r=T1/T2の
計算は第1図の実施例と同じように、ROM63で行わ
せることが出来る。
標本化周波数が変動しない場合や、入出力の標本化周波
数が共に変動する場合にも、本発明は適用できる。前者
の場合は、固定の標本化周波数比をROMに書き込んで
おけばよい。また後者の場合には、第1図、第6図に示
した実施例を組み合わせて用いればよい。
数が共に変動する場合にも、本発明は適用できる。前者
の場合は、固定の標本化周波数比をROMに書き込んで
おけばよい。また後者の場合には、第1図、第6図に示
した実施例を組み合わせて用いればよい。
また実施例では主に標本化周波数逓減の場合の折り返し
フィルタ機能(d≦rく1)に限って説明したが、周波
数比dはd=rに限ることはなく、d<1の値であれば
本発明が実施できる。従って標本化周波数逓倍の場合で
も、補間器のフィルタ作用の遮断周波数をfc’(fs
□/2の範囲で可変することが出来る。
フィルタ機能(d≦rく1)に限って説明したが、周波
数比dはd=rに限ることはなく、d<1の値であれば
本発明が実施できる。従って標本化周波数逓倍の場合で
も、補間器のフィルタ作用の遮断周波数をfc’(fs
□/2の範囲で可変することが出来る。
本発明によれば、時変係数FIRフィルタを用いたディ
ジタル補間器の時変係数を変形することにより、標本化
周波数逓減時に必要な折り返し除去フィルタ作用を、時
変係数FIRフィルタに兼ねさせることができ、ハード
ウェアの縮減が図れる。特に本方式は、標本化周波数が
整数比でない場合や、変動する場合等にも適用すること
ができる。
ジタル補間器の時変係数を変形することにより、標本化
周波数逓減時に必要な折り返し除去フィルタ作用を、時
変係数FIRフィルタに兼ねさせることができ、ハード
ウェアの縮減が図れる。特に本方式は、標本化周波数が
整数比でない場合や、変動する場合等にも適用すること
ができる。
また、本発明はすべてディジタル回路で実現できるので
、IC化も容易であり、ディジタル信号処理を用いる各
方面で、広く応用することが出来る。
、IC化も容易であり、ディジタル信号処理を用いる各
方面で、広く応用することが出来る。
第1図は本発明の1実施例の構成図、第2図は時変係数
FIRフィルタによる補間方式の原理説明図、第3図は
時変係数FIRフィルタによるディジタル補間器の構成
図、第4図は折り返し現象の説明図、第5図は本発明に
よる折り返し除去機能の原理説明図、第6図は本発明の
他の実施例の構成図である。 1□、〜、IN・・・遅延素子、209219〜.2N
−係数掛算器、3□、〜、3N、8・・・加算器、4
゜62・・・ROM、5・・・カウンタ、6,7,61
・・・うト ら や + (
FIRフィルタによる補間方式の原理説明図、第3図は
時変係数FIRフィルタによるディジタル補間器の構成
図、第4図は折り返し現象の説明図、第5図は本発明に
よる折り返し除去機能の原理説明図、第6図は本発明の
他の実施例の構成図である。 1□、〜、IN・・・遅延素子、209219〜.2N
−係数掛算器、3□、〜、3N、8・・・加算器、4
゜62・・・ROM、5・・・カウンタ、6,7,61
・・・うト ら や + (
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、第一の標本化周波数の標本化パルス信号によって周
期的に初期設定される計時装置によって第二の標本化周
波数の標本化パルスの時刻を計測し、該(第二)標本化
時刻によって定まるフィルタ係数を持つ時変係数フィル
タを用いて、前記第一の標本化周期で標本化された入力
信号系列を、第二の標本化周波数で標本化し直した出力
信号系列に変換する標本化周波数変換器において、前記
時変係数フィルタの係数を、フィルタタップ数、前記(
第二)標本化時刻および、前記第一の標本化周波数より
低い遮断周波数と前記第二の標本化周波数の1/2の周
波数との周波数比とによって、定まる係数とすることを
特徴とする標本化周波数変換器。 2、特許請求の範囲第1項記載の標本化周波数変換器に
おいて、前記周波数比を前記第一と第二の標本化周波数
の比とすることを特徴とする標本化周波数変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183941A JPH0472905A (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 標本化周波数変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183941A JPH0472905A (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 標本化周波数変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472905A true JPH0472905A (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=16144490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2183941A Pending JPH0472905A (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 標本化周波数変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0472905A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7197081B2 (en) | 2001-10-22 | 2007-03-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | System and method for receiving OFDM signal |
JP2008085964A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Yamaha Corp | サンプリング周波数変換装置 |
JP2008219560A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Yokogawa Electric Corp | デシメーションフィルタ |
WO2014030384A1 (ja) * | 2012-08-23 | 2014-02-27 | Nttエレクトロニクス株式会社 | 標本化レート変換装置 |
WO2014080649A1 (ja) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | Nttエレクトロニクス株式会社 | 標本化レート変換装置 |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP2183941A patent/JPH0472905A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7197081B2 (en) | 2001-10-22 | 2007-03-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | System and method for receiving OFDM signal |
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JP2014042204A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Ntt Electornics Corp | 標本化レート変換装置 |
US9214921B2 (en) | 2012-08-23 | 2015-12-15 | Ntt Electronics Corporation | Sampling rate conversion device |
WO2014080649A1 (ja) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | Nttエレクトロニクス株式会社 | 標本化レート変換装置 |
JP2014103639A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-05 | Ntt Electornics Corp | 標本化レート変換装置 |
US10397579B2 (en) | 2012-11-22 | 2019-08-27 | Ntt Electronics Corporation | Sampling rate converter |
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