JPH0472905A - 標本化周波数変換器 - Google Patents

標本化周波数変換器

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JPH0472905A
JPH0472905A JP2183941A JP18394190A JPH0472905A JP H0472905 A JPH0472905 A JP H0472905A JP 2183941 A JP2183941 A JP 2183941A JP 18394190 A JP18394190 A JP 18394190A JP H0472905 A JPH0472905 A JP H0472905A
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JP
Japan
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sampling
time
frequency
coefficient
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JP2183941A
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Inventor
Makoto Onishi
誠 大西
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は補間装置あるいは標本化周波数変換回路に係わ
り、特に遮断周波数を可変できる低域通過フィルタ機能
を有する標本化周波数変換器に関する。
〔従来の技術〕
ディジタル信号処理では標本化周波数の変換を必要とす
る場合が、頻繁に生ずる。従来は標本化周波数の比を2
のべき乗に選び、設計することが多かった。しかし、こ
のように選択できない場合には、標本化周波数の比を任
意にせざるを得ない。
こうすると、標本化周波数の変換の前後で、共通の標本
化周波数は、最小公倍数の周波数となり、一般には非常
に高い周波数となり、実現不可能な場合が多かった。こ
の補間を時変係数フィルタで行い、標本化周波数の比が
簡単な整数比とならない場合でも標本化周波数の変換を
可能とした方式に、特願昭61−15633号公報に述
べられた補間方式がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
標本化周波数の変換を行う場合、所望の信号成分以外の
信号が発生する。すなわち標本化定理によれば、標本化
信号は、標本化周波数の1/2までの周波数成分を折り
返した信号スペクトルを持つ。従って、標本化周波数を
上げる場合には、高調波の発生が生じ、標本化周波数を
下げる場合には折り返し現象が生ずる。後者の場合には
、標本化周波数を変換した後では取り除くことが出来な
い、いわゆる折り返し歪を生ずる。したがって、標本化
周波数を下げる標本化周波数変換器には、折り返し除去
フィルタが必須である。このことは上記従来技術のどの
方式を用いても同じであり、ハードウェアが増える欠点
を持っていた。標本化周波数が変わる場合にはさらに複
雑なハードウェアが必要であった。
本発明の目的は折り返し除去フィルタ機能を兼ね備え、
ハードウェアを縮減できる標本化周波数変換器を提供す
ることにある。また標本化周波数を可変しても、それに
応じて、フィルタの遮断周波数が変化する標本化周波数
変換器を実現することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、従来技術で述べた時変係数
フィルタを用いた補間方式を用いる。まず時変係数フィ
ルタによる補間方式について若干説明する。
標本化定理によれば、第2図に示したように、周期T1
で標本化されたデータ列f(nT、)(黒丸で示す)か
ら、元の時間関数f (t)は、Si n c(t )
=sin t / tを用いてf(t)=Σf (nT
)Sinc(π(t+nT、)/T、)=Σf(nT、
)Sc(n、 τ)・・・(1) と表すことができる。ここでて=t/Tiは出力時刻t
をT1周期で計ったときの端数であり、5c(n。
τ)=sin(i(τ+n))/(τ+n)である。(
1)式は離散データfn=f(nTよ)の−次結合で時
刻tのデータ値を予測するとき、結合係数5c(n、τ
)は時間の関数となることを示している。時変係数5c
(n、t)はt = n T1で1、t =mT、(m
+ n 。
m、nは整数)でOとなる性質を持つ関数であり、(1
)式の5inc(t )や、数値解析で用いられるLa
grangeの補間多項式など、いろいろな関数が知ら
れている。
また(1)式は、有限個のデータNで近似する゛と、補
間値f(t)は、時変係数5c(n、 τ)をもつ非巡
回型(F I R)フィルタの出力として得られること
を示している。このことから補間(あるいは標本化周波
数変換)は、時変係数フィルタによりハードウェアとし
て実現できることが分かる。第2図では、出力時刻tの
周辺の4個のデータ(f −t 。
f、、fl、f2)から、補間出力値f(τ)を求める
例を示す。
ディジタル補間器のハードウェア構成を第3図に示す。
図において、11.〜.INは遅延素子、20 ? 2
11〜,2Nは係数掛算器、3□、〜、3Nは加算器、
4はROM、5はカウンタ、6はラッチである。遅延素
子、係数掛は算器、加算器は入力標本化周波数fs□で
動作するFIRフィルタを構成している。
時変係数5c(n、 τ)を定めるパラメータでは、出
力の標本化周期T2によって与えられるデータ出力時刻
tにより、 t=nT1+ τ=mT2       −(2)と表
される。ハードウェアでてを求めるには(第3図参照)
、T□よりも充分高速なりロックパルスを入力したカウ
ンタ5を、T1周期でリセットし、計数値をT2周期で
読み出し、ラッチ6に保持することで実現できる。時変
係数5c(n、τ)を前もってROM4に書き込んでお
き、求めたてにより、これを読み出し、FIRフィルタ
の係数として係数掛は算器2゜、2□、〜、2Nに与え
れば、時変係数フィルタによる補間装置が実現される。
さて、(1)式では、入力と、出力の標本化周波数fS
1とfS2の間には、なんの制約もないから、上記の補
間装置は、標本化周波数を上げる(逓倍)ことも、下げ
る(逓減)こともできる。[発明の課題]の項で述べた
ように、標本化周波数を変換する時には、フィルタが必
要になる。このフィルタ処理は標本化周波数の高い方で
行う必要があり、逓倍を行うときには、補間器の後で行
ない、逓減するときは補間器の前で行うことになる。逓
倍の時には時変係数自身が低域通過特性を示すので、特
別に折り返し除去フィルタは必要ない。しかし、逓減の
時には、補間を行った後では除くことの出来ない折り返
し歪となるので、補間の前に、フィルタ処理が必須とな
る。第4図にこの課題点の説明図を示す。図ではfsよ
=2+kfs2の場合を示している。4−a図に示すよ
うに、補間により、信号f□(黒点)を得たとしても、
これと全く同じ出力を与える入力信号はfl(黒点と白
点)と、T2(黒点と三角点)の2種類があり、補間後
では、この二つを区別することはできない。周波数領域
では補間前では4−b図のようにf工とT2は区別出来
るが、補間後では4−a図のように、標本化−による折
り返し現象のため、全く同じ周波数の信号となる。そこ
で、4−b図の破線の様な特性の折り返し除去フィルタ
が補間器の前に必要となる。
ところで、上述の補間器は入力の標本化周波数で動作す
る、時変係数フィルタを用いている。新たに挿入すべき
折り返し除去フィルタも、入力標本化周波数で動作する
。従って、これらのフィルタは、合成して、一つにする
ことが出来る。
(1)式で用いた時変係数5c(n、τ)は、遮断周波
数fs工/2の理想LPFのインパルス応答でもある。
そこで、補間関数5ine (x)の周波数fs1/2
をfc(fc<f s1/2)にずらせば、補間器の時
変係数フィルタの遮断周波数を変えることが出来る。す
なわち、折り返し除去フィルタが時変係数を変形するこ
とにより実現できる。5ine(x)=sinx/xを
変形して、x=ω1t/2=πf s。
(nT、+τ)において、d=2fc/fs1とすると
、 5ine(x)=dlsin(π(n+1)/d)/π
(n+1)=Sc*(n、 τ、 d)・・・(3) となる。ここで、X=π(n+1)/dである。変形さ
れた時変係数Sc*(n、τ、d)は係数タップ次数n
、補間時刻τ9周波数比d=2fc/fs、の関数とし
て与えられる。
ここでdはd<1となる任意の値でよいが、標本化周波
数逓減(r=f s2/f s、<1)のときには、d
≦rでないと補間出力値に折り返しを生ずる。すなわち
、折り返し除去フィルタ機能はd=rとすることによっ
て有効となる。
そこでd=r=0.5(標本化周期T2= 21 T1
)の場合を例にとり、第5図で、折り返し除去フィルタ
作用を説明する。(3)式から判るように、r=0.5
 とすると、時変係数の補間関数5inc(t )は、
時間軸方向に2倍に引き伸ばされ、T2周期でOとなる
形となる。そこで、第4図のf工信号に相当する図5−
aでは、出力時刻よりT工の偶数倍の時点の標本値(黒
点)にはすべて0が掛かり、出力への寄与は出力時刻の
値のみとなる。出力時刻よりT1の奇数倍の時点の標本
値(白点)にはすべて有限の値が掛かり、それらの総和
は三角点で示された値となって、補間値は四角点の値と
なって出力される。他方、第4図のf22倍に当たる図
5−bでは、奇数倍の時点の標本値は図5 =aの場合
と逆極性となるので、その総和は三角点で示す値となり
、黒点の値と打ち消し合い、補間値は四角点で示す小さ
な振幅値となる。こうして、flに折り返すf22倍が
除去される。
〔作用〕
すなわち、標本化周波数逓減の時は、時変係数を変形す
ることにより、時変係数フィルタに折り返し除去フィル
タの機能を兼用させることができ、ハードウェアの縮減
が図れる。時変係数FIRフィルタを用いるディジタル
補間器でこれを実行するには、時変係数5c(n、τ)
を5cl(n、 τ、d)に変え、dとして標本化周波
数比rを入力してやればよい。入出力標本化周波数が固
定の場合は、rは一定値であるから、係数ROMを書き
換えるだけで済む。入出力標本化周波数の一方(あるい
は両方)が変動する場合には、r=fs2/fs工を求
めて、係数ROMに入力すればよい。このフィルタ作用
はrの値により、自動的に変わる。従って、標本化周波
数が変動するような応用にでも、可変周波数フィルタを
別に用意する必要がなく、ハードウェアの大幅な簡略化
が図れる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明による折り返し除去フィルタ機能を持つ
デシメータ装置の一実施例である。図において、1□、
〜 INは遅延素子、209219〜2Nは係数掛算器
、31.〜3N、8は加算器、4はROM、5はカウン
タ、・6,7はラッチである。図は出力標本化周波数が
変化する場合の実施例を示す。遅延素子11.〜 IN
、係数掛は算器20SL1〜2N 、加算器31.〜3
Nは、入力標本化周波数fs1で動作する時変係数FI
Rフィルタを構成し、入力信号が印加されると、時変係
数Sew(n、τt r)で決まるフィルタ処理を受け
て、出力信号が得られる。時変係数αn(τ。
r)=Sc+k(n、T、r)(n:=o〜N)は、R
OM4に予め書き込んでおき、標本化周波数比r=f 
sz/f s、=T1/T2、補間時刻τを入力して、
読み出し、係数掛は算器に設定する。
補間時刻τの決定法は[解決手段]の項の第3図の説明
で述べたように、クロックパルスを入力したカウンタ5
を、T1周期でリセットし、計数値をT2周期で読み出
し、ラッチ6に保持することで実現できる。標本化周波
数比rを決定するには、T□は変動しないから、T2を
求めればよい。
そのために、相続く補間時刻τ□、τn−0の差を求め
る。(2)式から、差T2′は、 T2′=τ□−τ。−0=T2−kTl   ・・・(
4)となる。式(4)で、kは整数である。したがって
、補間時刻の差にT1の補正を加えればT2が求められ
る。T2は変動しても、通常ではその変動幅はT1より
小さいから、この補正演算は容易に行える。図1の実施
例では、ラッチ6.7で得られるτ0.τn−1を加算
器8に入力して差T2′  を求める。これをROM4
に入力し、ROMで、T 2/の補正演算、およびr=
T□/ T 2の計算を行う。
こうして、出力標本化周波数の変動する場合でも、折り
返し除去フィルタ作用を持つディジタル補間器が実現で
きる。
第6図に本発明による他の実施例を示す。図において、
5はカウンタ、6,61はラッチ、63はROMである
。図は入力標本化周波数が変動する場合に、本発明を実
施したもので、ディジタル補間器のFIRフィルタ部は
省略しである。これらは第1図、第3図と同じである。
入力標本化周波数が変動する場合に、標本化周波数比r
=T1/T2 を求めるには、T工が知れればよい。そ
のため、T1よりも充分高速なりロックパルスを入力し
たカウンタ5を、T□周期でリセットし、計数値をT1
周期で読み出し、ラッチ61に保持することで、実現で
きる。カウンタは、補間時刻を求めるときのカウンタが
そのまま使用できる。標本化周波数比r=T1/T2の
計算は第1図の実施例と同じように、ROM63で行わ
せることが出来る。
標本化周波数が変動しない場合や、入出力の標本化周波
数が共に変動する場合にも、本発明は適用できる。前者
の場合は、固定の標本化周波数比をROMに書き込んで
おけばよい。また後者の場合には、第1図、第6図に示
した実施例を組み合わせて用いればよい。
また実施例では主に標本化周波数逓減の場合の折り返し
フィルタ機能(d≦rく1)に限って説明したが、周波
数比dはd=rに限ることはなく、d<1の値であれば
本発明が実施できる。従って標本化周波数逓倍の場合で
も、補間器のフィルタ作用の遮断周波数をfc’(fs
□/2の範囲で可変することが出来る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、時変係数FIRフィルタを用いたディ
ジタル補間器の時変係数を変形することにより、標本化
周波数逓減時に必要な折り返し除去フィルタ作用を、時
変係数FIRフィルタに兼ねさせることができ、ハード
ウェアの縮減が図れる。特に本方式は、標本化周波数が
整数比でない場合や、変動する場合等にも適用すること
ができる。
また、本発明はすべてディジタル回路で実現できるので
、IC化も容易であり、ディジタル信号処理を用いる各
方面で、広く応用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例の構成図、第2図は時変係数
FIRフィルタによる補間方式の原理説明図、第3図は
時変係数FIRフィルタによるディジタル補間器の構成
図、第4図は折り返し現象の説明図、第5図は本発明に
よる折り返し除去機能の原理説明図、第6図は本発明の
他の実施例の構成図である。 1□、〜、IN・・・遅延素子、209219〜.2N
 −係数掛算器、3□、〜、3N、8・・・加算器、4
゜62・・・ROM、5・・・カウンタ、6,7,61
・・・うト ら や + (

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第一の標本化周波数の標本化パルス信号によって周
    期的に初期設定される計時装置によって第二の標本化周
    波数の標本化パルスの時刻を計測し、該(第二)標本化
    時刻によって定まるフィルタ係数を持つ時変係数フィル
    タを用いて、前記第一の標本化周期で標本化された入力
    信号系列を、第二の標本化周波数で標本化し直した出力
    信号系列に変換する標本化周波数変換器において、前記
    時変係数フィルタの係数を、フィルタタップ数、前記(
    第二)標本化時刻および、前記第一の標本化周波数より
    低い遮断周波数と前記第二の標本化周波数の1/2の周
    波数との周波数比とによって、定まる係数とすることを
    特徴とする標本化周波数変換器。 2、特許請求の範囲第1項記載の標本化周波数変換器に
    おいて、前記周波数比を前記第一と第二の標本化周波数
    の比とすることを特徴とする標本化周波数変換器。
JP2183941A 1990-07-13 1990-07-13 標本化周波数変換器 Pending JPH0472905A (ja)

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Cited By (5)

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