JPH0472429A - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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Publication number
JPH0472429A
JPH0472429A JP18636390A JP18636390A JPH0472429A JP H0472429 A JPH0472429 A JP H0472429A JP 18636390 A JP18636390 A JP 18636390A JP 18636390 A JP18636390 A JP 18636390A JP H0472429 A JPH0472429 A JP H0472429A
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JP
Japan
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heat exchanger
shaft
turbine
housing
turbine engine
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Pending
Application number
JP18636390A
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Inventor
Kazuo Inoue
和雄 井上
Noriyuki Kishi
岸 則行
Takashi Sakauchi
隆 坂内
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、燃焼ガスの流体エネルギーを回転エネルギー
に変換するタービンロータと、このタービンロータを支
持するタービン軸と、このタービン軸の回転エネルギー
特性を変換する変速機構と、この変速機構により変換さ
れた回転エネルギーを取り出す出力軸とよりなる伝動系
を備えるとともに、前記タービン軸の軸線と交差する熱
交換器を備えて成るガスタービンエンジンに関する。
(2)従来の技術 一般にガスタービンエンジンは、1本のタービン軸がコ
ンプレッサロータの駆動と出力の取り出しに共用される
1軸式と、コンプレ、サロータ駆動用の高圧タービン軸
と出力取り出し用の低圧タービン軸とを別個に備える2
軸式(多輪式)6コ大別され、上記いずれの形式のガス
タービンエンジンにおいても、その熱交換器の位置がタ
ービン軸のレイアウトやエンジンのコンパクト化に大き
な影響を及ぼしている。
例えば、特開平1−244121号公報には、高圧ター
ビン軸と低圧タービン軸を直列に配設した2軸式のガス
タービンエンジンにおいて、タービンロータの半径方向
外側位置にタービン軸と平行に2個の熱交換器を配置す
ることにより、タービン軸と熱交換器の干渉を避けるも
のが記載されている。
また、特公昭58−4173号公報には、l軸式のガス
タービンエンジンにおいて、タービン軸のタービンロー
タ例の端部よりも軸方向外側に前記タービン軸に直交す
るように熱交換器を配置し、その熱交換器と干渉しない
ようにタービン軸のコンプレッサコータ側の端部から出
力を取り出すものが記載されている。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記前者のガスタービンエンジンは、タ
ービンロータの半径方向外側に熱交換器が配置されるた
め、エンジンの外径が大型化する不都合がある。また、
上記後者のガスタービンエンジンでは、出力軸を熱交換
器と干渉しないタービン軸のコンプレッサロータ側から
取り出す必要があるため、その出力軸のレイアウトに制
約が生じる不都合がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、外径寸法
がコンパクトであり、かつ出力軸のレウアウトに制約を
受けないガスタービンエンジンを提供することを目的と
する。
B0発明の構成 (])課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、燃焼ガスの流体
工2ルギーを回転エネルギーに変換するタービンロータ
と、このタービンロータを支持するタービン軸と、この
タービン軸の回転エネルギー特性を変換する変速機構と
、この変速機構により変換された回転エネルギーを取り
出す出力軸とよりなる伝動系を備えるとともに、前記タ
ービン軸の軸線と交差する熱交換器を備えたガスタービ
ンエンジンにおいて、前記熱交換器を貫通して形成され
る空間内に前記伝動系の少なくとも一部を配設したこと
を第1の特徴とする。
また本発明は、前記第1の特徴に加えて、前記熱交換器
が軸線回りに回転する円盤状に形成され、その軸線を中
心として前記空間を形成したことを第2の特徴とする。
また本発明は、前記第1または第2の特徴に加えて、前
記伝動系の変速機構が前記空間内に配設されることを第
3の特徴とする。
また本発明は、前記第2または第3の特徴に加えて、前
記伝動系の出力軸を前記熱交換器の軸線と同心に配設し
たことを第4の特徴とする。
また本発明は、前記第4の特徴に加えて、前記タービン
軸の軸線を前記熱交換器の軸線に対して偏心させたこと
を第5の特徴とする。
(2)作 用 前述の第1の特徴によれば、エンジンの外径をコンパク
トに形成すべく熱交換器をタービン軸の軸線と交差する
ように配設しても、その熱交換器を貫通して形成される
空間内にタービンロータ、タービン軸、変速機構、出力
軸よりなる伝動系の少なくとも一部を配設することによ
り、前記出力軸を熱交換器と干渉することなく任意の方
向にレイアウトすることができる。しかも、前記熱交換
器が伝動系の軸方向長さの範囲内に収まるため、エンジ
ンの軸方向寸法が増大することがない。
また本発明の第2の特徴によれば、熱交換器を回転式と
することにより、その熱効果効率が向上する。更に、熱
交換器の空間が該熱交換器の回転軸線を中心に形成され
るので、その熱交換器の有効面積が前記空間により減少
することが最少塵に抑えられるとともに、空間の内面と
伝動系の干渉が防止される。
また本発明の第3の特徴によれば、伝動系の変速機構が
熱交換器に形成された空間を利用して収納されるので、
スペースの節減とエンジンの軸方向寸法の短縮化が可能
となる。
また本発明の第4の特徴によれば、伝動系の出力軸が熱
交換器の軸線と同心に配設されるので、その出力軸を例
えば発電機やポンプ等の円形断面の被駆動機器に接続し
た場合、それ等の芯出しや組み付けが容易に行われる。
また本発明の第5の特徴によれば、互いに偏心する出力
軸とタービン軸の間に、例えば平歯車よりなる簡単な構
造の減速手段を介在させることができる。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図〜第7図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図はそのガスタービンエンジンの線断面図、第2図は
燃焼器および高圧タービンを示す第1図の■−■線断面
図、第3図および第4図はコレクタハウジングを示す第
1図の■−■線およびIV−rV線断面図、第5図は熱
交換器を示す第1図の■−V線断面図、第6図はニゲシ
ーストハウジングを示す第1図のVl−Vl線断面図、
第7図はそのガスタービンエンジンの使用状態を示す図
である。
第1図に示すように、2軸式のガスタービンエンジンG
は、前部本体ハウジング1.と後部本体ハウジング12
に2分割された有底円筒状の本体ハウジング1と、この
本体ハウジングlの後部開口に接続される環状の熱交換
器ハウジング2と、この熱交換器ハウジング2の後部を
覆うニゲシーストハウジング3とを備える。前記本体ハ
ウジングエの前部にはエアクリーナ4とサイレンサ5を
備えた吸気通路6と、発電機やスタータ等の補機類を収
納する補機ハウジング7が接続され、また前記ニゲシー
ストハウジング3の後部には排気ダクト8が接続される
前部本体ハウジング11に形成した中央開口部の前後に
は、前記吸気通路6から吸入した空気を圧縮する遠心式
のコンプレッサ9と、このコンプレッサ9を駆動する遠
心式の高圧タービン10が配設されるとともに、その後
方には出力を取り出すための軸流式の低圧タービン11
が配設され、更ニ本体ハウジングlの上部空間には前記
高圧タービン10と低圧タービン11を駆動するための
燃焼ガスを発生させる燃焼器12が配設される。
また、前記熱交換器ハウジング2に内部には、前記両タ
ービン10.11を通過した燃焼ガスの熱エネルギーを
回収して吸入空気を加熱するための回転穴の熱交換器1
3が配設され、その中心部には前記低圧タービン11の
出力を減速して外部に取り出すための減速機14が配設
される。
前部本体ハウジング1.に設けられたコンプレッサケー
シング15の中央部には、ポールベアリング16とロー
ラベアリング17を介して高圧タービン軸18が回転自
在に支持され、その高圧タービン軸18には外周に多数
のブレードを形成したコンプレッサロータ19が固定さ
れる。そして、前記吸気通路6から吸入された空気は静
翼20を有するダク)21を通って前記コンプレッサロ
ーク19を駆動し、本体ハウジング1と内壁22の間に
形成された空気通路23を通って放射状に前記本体ハウ
ジング1の後方に供給される。また、高圧タービン軸1
8に平ギヤ24.25を介して接続された補助出力軸2
6は前記補具ハウジング7の内部に延び、発電機やスタ
ータ等の補機類に接続される。
前記高圧タービン軸18の後端には外周に多数のブレー
ドを形成した高圧タービンロータ27が固着され、その
高圧タービンロータ27は前部本体ハウジング1、に内
面にローラ28を介しで支持したセラミックス製の高圧
タービンシュラウ1−29の内部に収納される。高圧タ
ービンシュラウド29の外側には後述の燃焼器12から
延びる渦巻き状のスクロール30が配設され、そのスク
ロール30の内周と前記高圧タービンシュラウド29の
外周との間には多数の可変静jE31を備えたノズル3
2が設けられる。
本体ハウジング1の後部に接続された熱交換器ハウジン
グ2の前端には後で詳述するコレクタハウジング33が
支持され、その中央部に設けた軸受部材34にはボール
ベアリング35とローラベアリング36を介して低圧タ
ービン軸37が支持される。低圧タービン軸37の先端
には低圧タービンロータ38が固着され、その外周に形
成した多数のブレードは前記コレクタハウジング33に
支持したセラミックス製の低圧タービンシュラウド39
の内面に嵌合する。低圧タービンシュラウド39と前記
高圧タービンシュラウド28の間は、後端に可変静翼4
0を有するノズル41を設けたセラミックス製の中間ダ
クト42によって接続される。そして、前記中間ダクト
42の前端に支持した環状のブラケットと前記高圧ター
ビンシュラウド28の間には複数のコイルバ243がN
設される。
而して、上述の高圧タービン軸18と低圧タービン軸3
7は、それらの軸線り、が一致するように同心に配設さ
れ、しかも前記軸線L1は後述の出力軸78が配設され
る本体ハウジング1の中心軸線L0に対してδだけ下方
に偏心している。
第2図を併せて参照すると明らかなように、本体ハウジ
ング1の上部空間には、前記内壁22にリベット44を
介して支持した燃焼器12が配設される。燃焼器12は
円筒状の燃焼器ハウジング45を備え、その内部には隔
壁46によって前室47と主燃焼室48が画成される。
前室47の内部に支持した内筒49の中心には点火プラ
グ50が設けられ、その外周には燃料パイプ51から供
給された燃料を主燃焼室48内に噴射する複数本の燃料
ノズル52が配設される。そして、前記燃焼器ハウジン
グ45には前室47と主燃焼室48の内外を連通ずる多
数のルーパー45..45□が開口するとともに、前記
隔壁46には前記前室47と主燃焼室48を相互に連通
ずる多数のノズル孔461が開口する。そして、前記主
燃焼室48は約90’にわたって下方に屈曲する希釈領
域53を介して前記スクロール30の始端に接続する。
このとき、前記スクロール30の中心、すなわち高圧タ
ービン軸18と低圧タービン軸37の軸線り、を本体ハ
ウジング1の中心に対して下方に6だけ偏心させたこと
により、その本体ハウジング1の上部に燃焼器12を収
納する空間が確保される。
第1図、第3図および第4図に示すように、前記コレク
タハウジング33の上半部には熱交換器13によって加
熱された空気を本体ハウジングlの内部に導くための約
180°にわなる円弧状の開口331が形成され、その
開口33.0周囲には熱交換器13の側面に摺接するシ
ール部材54が支持される。一方、コレクタハウジング
33の下半部には、低圧タービンシェラウド39に形成
した環状の燃焼ガス通路39.を通過した排気ガスが集
合する排気ガス通路33□が形成され、その排気ガス通
路33□の出口端部の周囲には熱交換器13の側面に摺
接するシール部材55が支持される。そして、前記排気
ガス通路33□を囲むコレクタハウジング33の下半部
と前記燃焼器12は、相互に干渉しないように本体ハウ
ジング1の下部空間と上部空間に各々配設される。
熱交換器ハウジング32の内周には前記本体ハウジング
lの内壁22の後端に対向する環状の支持リング56が
配設される。支持リング56の外周に60°間隔で突設
した6個のブラケント56にはピン57が前方に向けて
植設され、このピン57に前記コレクタハウジング33
の外周に半径方向に形成した6個の長孔33.が係合す
る。
そして、前記支持リング56の内周には熱交換器13の
外周に摺接するシール部材58が支持されるとともに、
コレクタハウジング33の外周と前記本体ハウジング1
の内壁22の後端間にはダイヤフラムシール59が装着
される。
第1図および第5図から明らかなように、セラミックス
製の熱交換器13は中央部に円形の開口13、を有する
円盤状に形成され、吸入空気あるいは排気ガスが通過す
るコア面が前記本体ハウジング1の軸線L0に直交する
ように熱交換器ハウジング2の内部に収納される。熱交
換器13の外周には360°にわたってリングギヤ6o
が装着され、そのリングギヤ60の前部に形成された平
坦な支持面60.が熱交換器ハウジング2の内周に設け
た3個のガイドローラ61.62 63により回転自在
に支持される。第1のガイドローラ61は熱交換器ハウ
ジング2に設けた回転軸64に単純に支持されるが、第
2のガイドローラ62は熱交換器ハウジング2に揺動自
在に枢支されてスプリング65で付勢された断面コ字状
のブラケット66に回転軸67を介して支持される。こ
れにより、前記ガイドローラ62は熱交換器13のガタ
を防止すべく前記スプリング65の弾発力で熱交換器1
3外周の支持面60.に圧接される。
また、第3のガイドローラ63を支持する回転軸68に
は前記リングギヤ6oに噛合するピニオン69が固着さ
れ、その回転軸68を熱交換器駆動モータ70で回転さ
せることにより熱交換器13が回転駆動される。
熱交換器13の中央部を貫通する前記開口131の内部
に収納される減速機」4は略円筒状の減速機ボックス7
1を備え、その内部にボールベアリング72で片持ち支
持された中間軸73に設けた大径の平ギヤ74は、前記
低圧タービン軸37に設けた小径の平ギヤ75に噛合す
る。また、本体ハウジング1の中心軸線L0に沿ってボ
ールベアリング76とローラベアリング77で支持され
た出力軸78は、太陽ギヤ79、遊星ギヤ80、および
内歯ギヤ81よりなる遊星減速機構により前記中間軸7
3に接続される。
第6図から明らかなように、熱交換器ハウジング2の後
部に接続されるニゲシーストハウジング3の下部には、
熱交換器13を通過した排気ガスを排気ダクト8に導く
開口31が約180°にわたる円弧状に形成され、その
周囲には熱交換器13の側面に摺接するシール部材82
が装着される。
そして、本体ハウジング1の下部と内壁22間に形成さ
れた空気通路23の下半部を逼ってニゲソーストハウジ
ング3の下部に流入した空気は、前記開口3.の外周に
形成された空気通路83を介してニゲシーストハウジン
グ3の上部空間に達し、また、前記空気通路23の上半
部から流入した空気は直接ニゲシーストハウジング23
の上部空間に供給される。このようにしてニゲシースト
ハウジング3の上部空間に達した空気は3枚の隔壁32
に形成した開口3.を介して集合した後、熱交換器13
に向けて供給される。
第7図は、上記ガスタービンエンジンGを発電機84の
駆動に通用した状態を示すもので、箱状のハウジング8
5の内部に一対の取付ブラケット86を介して水平に固
定したガスタービンエンジンGから伸びる出力軸78に
、同しく一対の取付ブラケット87を介して水平に固定
した概略円筒形の発電機84が接続される。このとき、
ガスタービンエンジンGの出力軸78が円筒状の本体ハ
ウジング1の軸線L0に一致するように取り出されるた
め、このガスタービンエンジンGと発電機84は前記軸
[L、に沿って同心に配設される。
その結果、ガスタービンエンジンGが隙間無く収納され
る断面形状のハウジング85の内部に、最大限前記ガス
タービンエンジンGと略同−直径を有する発1flli
84’を収納することができ、そのハウジング85の内
部空間の有効利用が可能となる。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につい
て説明する。
エアクリーナ4およびサイレンサ5を通過して吸気通路
6に流入した空気は、コンプレッサケーシング15に形
成した環状のダクト21を通過する際にコンプレッサロ
ータ19により高圧に圧縮され、本体ハウジングlと内
壁22の間に形成された放射状の空気通路23を介して
後方に送られる。前記空気通路23からニゲシーストハ
ウジング3の内部に達した高圧空気は、そのニゲシース
トハウジング3の上部空間に集合した後、前方に向きを
変えて回転式の熱交換器13のコア面の上半部を後ろか
ら前に通過する。このように熱交換器13を通過して更
に高温に加熱された空気は、コレクタハウジング33の
上部に形成した開口331を通って本体ハウジング1の
内部空間に流入する。
本体ハウジング1の内部空間に供給された空気の一部は
、燃焼器12の燃焼器ハウジング45に形成した多数の
ルーパー45.から前室47に流入し、そこから隔壁4
6に形成したノズル孔46を通過することにより渦流と
なって主燃焼室4日に供給される。このとき、内筒49
の内部に配設された多数の燃料ノズル52から噴射され
た燃料は前記渦流によって霧化し、主燃焼室48の外周
に形成された多数のルーバー45□から供給される空気
と混合して燃焼する。主燃焼室48において発生した燃
焼ガスは希釈領域53を介して環状のスクロール30に
供給され、そこから多数のノズル32を介して高圧ター
ビンロータ27に吹き付けられる。このようにして高圧
タービンロータ27が回転すると、高圧タービン軸18
に設けた前記コンプレッサロータ19が駆動されるとと
もに、その動力の一部は補助出力軸26を介して補具類
の駆動に使用される。なお、前記補助出力軸26は、始
動の際に高圧タービン軸18を外部からスタータで回転
させる際に入力軸として使用される。また、高温の燃焼
ガスの熱によりセラミックス製の高圧タービンシュラウ
ド29が半径方向に熱膨張すると、その熱膨張は前部本
体ハウジング11 との間に介装されたローラ28の回
転により吸収される。
高圧タービンロータ27を通過した燃焼ガスは、中間ダ
クト42の後端に設けたノズル41を通過して低圧ター
ビンロータ38に吹き付けられ、低圧タービン軸37を
回転駆動する。低圧タービン軸370回転は減速用の平
ギヤ74.75を介して中間軸73に伝達され、更に太
陽ギヤ79、遊星ギヤ80、内歯ギヤ81よりなる遊星
減速機構を介して出力軸78に伝達される。そして、セ
ラミックス製の高圧タービンシュラウド29、中間ダク
ト42、低圧タービンシュラウド39の熱膨張による軸
方向の変位は、前記高圧タービンシュラウド29と中間
ダクト42間に縮設したコイルバネ43の弾発力により
吸収される。
低圧タービンロータ38を駆動した排気ガスは、コレク
タハウジング33の下部に形成した排気ガス通路33□
によって集められた後、回転式の熱交換器13のコア面
の下半部を前から後ろに通過して該熱交換器13を加熱
し、排気ダクト8に排出される。このようにして排気ガ
スで加熱された熱交換器13は、熱交換器駆動モータ7
0によりビニオン69およびリングギヤ60を介して回
転駆動され、前記加熱されたコア面が順次吸入空気の通
路に対向する。その際、熱交換器13の前後両面および
外周面はシール部材54.55,82゜および58によ
りシールされる。
上述のようにしてガスタービンエンジンGが運転される
とき、その本体ハウジング1の内部は熱交換器13を通
過した空気や燃焼器12が発生した燃焼ガスが通過する
ことにより高温状態に保たれる。その際、前記熱が本体
ハウジング1の壁面を介して低温の外気に過度に放熱さ
れると、ガスタービンエンジンGの燃費や出力等の性能
が損なわれる震れがある。しかるに、本体ハウジング1
の外周に内壁22によって形成された空気通路23には
、コンプレッサ9により圧縮されて前記本体ハウジング
1の内部温度と外気温度の中間温度に加熱された空気が
通過するため、その空気層によ7て本体ハウジングlか
らの放熱を抑制することが可能となる。
而して、熱交換器13を高圧タービン軸18と低圧ター
ビン軸37の軸線り、に対して直交するように配設した
ことにより、そのガスタービンエンジンGの外径寸法が
コンパクトに形成され、しかも、前記熱交換器13の中
心に形成した空間内に減速機14を配設したことにより
、ガスタービンエンジンGの軸方向寸法が増加すること
が防止される。
第8図は本発明の第2実施例を示すもので、この実施例
において前記第1図に対応する部材には同一の符号が付
しである。
このガスタービンエンジンGは1軸式であって、コンプ
レッサロータ19を備えた遠心式のコンプレッサ9とタ
ービンロータ88を備えた遠心式のタービン89が、熱
交換器13の回転軸線、すなわち本体ハウジング1の中
心軸線L0に沿って配設された共通のタービン軸に90
に支持される。
そして、減速I!14の中央には前記軸線L0と同心に
中間軸73が配設され、この中間軸73と前記タービン
軸900間には太陽ギヤ91、遊星ギヤ92、および内
歯ギヤ93よりなる第1の遊星減速機構が、前記熱交換
器13の中心に形成した空間内に収納される如く配置さ
れるとともに、前記中間軸73と出力軸78の間には、
先の実施例と同一の太陽ギヤ79、遊星ギヤ80、およ
び内歯ギヤ81よりなる第2の遊星減速機構が配置され
る。
この実施例によれば、燃焼器12で発生した燃焼ガスが
スクロール30を介してタービンロータ88に供給され
てタービン軸90を駆動すると、そのタービン軸90の
出力が前記2個の遊X滅達機構で大きな減速比で減速さ
れて出力軸78に取り出され、同時に、そのタービン軸
90の回転エネルギーの一部によって直接コンプレッサ
9が駆動される。そして、前記熱交換器13の中心に形
成した空間内に減速機14を配設したことにより、ガス
タービンエンジンGの軸方向寸法が短縮され、コンプレ
ッサ9の駆動専用のタービンを持たない1軸式の特性と
相俟ってガスタービンエンジンGの一層のコンパクト化
が達成される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載さ
れた本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行
うことが可能である。
例えば、本発明は1軸式あるいは2軸式のガスタービン
エンジンに限定されず、高圧タービン軸と低圧タービン
軸の他に両タービン軸を相互に結合可能な第3の軸を配
設した周知の3軸式ガスタービンエンジンにも通用可能
である。また、実施例の熱交換器は回転式であるが、そ
の熱交換器を固定式とすることができる。
C8発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、エンジンの
外径をコンパクトに形成すべく熱交換器をタービン軸の
軸線と交差させて配設した場合でも、その熱交換器を貫
通して形成した空間内に伝動系の少なくとも一部を配置
したことにより、前記伝動系の出力軸を熱交換器の反対
側に直接取り出すことができ、その結果出力軸のレイア
ウトの自由度を高めることが可能となる。しかも、伝動
系が熱交換器に形成した前記空間を貫通することにより
、熱交換器によるエンジンの軸方向寸法の増大が防止さ
れる。
また本発明の第2の特徴によれば、熱交換器を回転式と
したことにより、その熱交換効率が向上するだけでなく
、熱交換器の空間が該熱交換器の回転軸線を中心に形成
されるので、その熱交換器の有効面積が前記空間により
減少することが最少限に抑えられ、かつ前記空間の内面
と伝動系の干渉が防止される。
また本発明の第3の特徴によれば、伝動系の変速機構が
熱交換器に形成された空間を利用して収納されるので、
スペースの節減とエンジンの軸方向寸法の短縮化が可能
となる。
また本発明の第4の特徴によれば、伝動系の出力軸が回
転式の熱交換器の軸線と同心に配設されるので、その出
力軸を例えば発を機やポンプ等の円形断面の被駆動機器
に接続した場合、それ等の芯出しや組み付けが容易に行
われる。
また本発明の第5の特徴によれば、互いに偏心する出力
軸とタービン軸の間に、例えば平歯車よりなる簡単な構
造の減速手段を介在させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図はそのガスタービンエンジンの縦断面図、第2図は
燃焼器および高圧タービンを示す第1図の■−■線断面
図、第3図および第4図はコレクタハウジングを示す第
1図のm−■線およびTV−IV線断面図、第5図は熱
交換器を示す第1図のv−vvA断面図、第6図はニゲ
シーストハウジングを示す第1図のVl−Vl線断面図
、第7図はそのガスタービンエンジンの使用状態を示す
図、第8図は本発明の第2実施例によるガスタービンエ
ンジンの縦断面図である。 13・・・熱交換器、14・・・減速機(変速機構)、
18・・・高圧タービン軸(タービン軸)、27・・・
高圧タービンロータ(タービンロータ)、37・・・低
圧タービン軸(タービン軸)、38・・・低圧タービン
ロータ(タービンロータ)、7B・・・出力軸、8・・
・タービンロータ、90・・・タービン軸、Lo・・・
軸線、Li・・・軸線 特許 願人 本田技研工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]燃焼ガスの流体エネルギーを回転エネルギーに変
    換するタービンロータ(27、38、88)と、このタ
    ービンロータ(27、38、88)を支持するタービン
    軸(18、37、90)と、このタービン軸(18、3
    7、90)の回転エネルギー特性を変換する変速機構(
    14)と、この変速機構(14)により変換された回転
    エネルギーを取り出す出力軸(78)とよりなる伝動系
    を備えるとともに、前記タービン軸(18、37、90
    )の軸線(L_1)と交差する熱交換器(13)を備え
    たガスタービンエンジンにおいて、 前記熱交換器(13)を貫通して形成される空間内に前
    記伝動系の少なくとも一部を配設したことを特徴とする
    、ガスタービンエンジン。 [2]前記熱交換器(13)が軸線(L_0)回りに回
    転する円盤状に形成され、その軸線(L_0)を中心と
    して前記空間を形成したことを特徴とする、請求項[1
    ]項記載のガスタービンエンジン。 [3]前記伝動系の変速機構(14)が前記空間内に配
    設されることを特徴とする、請求項[1]または[2]
    記載のガスタービンエンジン。 [4]前記伝動系の出力軸(78)を前記熱交換器(1
    3)の軸線(L_0)と同心に配設したことを特徴とす
    る、請求項[2]または[3]記載のガスタービンエン
    ジン。 [5]前記タービン軸(18、37)の軸線(L_1)
    を前記熱交換器(13)の軸線(L_0)に対して偏心
    させたことを特徴とする、請求項[4]記載のガスター
    ビンエンジン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531855A (ja) * 2004-04-06 2007-11-08 プラット アンド ホイットニー カナダ コーポレイション 可反転式ガスタービンギアボックス
JP2012017740A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Hamilton Sundstrand Corp アクセサリーギアボックスアッセンブリおよびアクセサリギアボックスにおけるアクセサリ構成部品への回転エネルギー供給方法

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