JPH0476231A - ガスタービンエンジン - Google Patents

ガスタービンエンジン

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JPH0476231A
JPH0476231A JP18636490A JP18636490A JPH0476231A JP H0476231 A JPH0476231 A JP H0476231A JP 18636490 A JP18636490 A JP 18636490A JP 18636490 A JP18636490 A JP 18636490A JP H0476231 A JPH0476231 A JP H0476231A
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JP
Japan
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scroll
heat exchanger
body housing
housing
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Application number
JP18636490A
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English (en)
Inventor
Kazuo Inoue
和雄 井上
Noriyuki Kishi
岸 則行
Tsuneo Endo
恒雄 遠藤
Takashi Sakauchi
隆 坂内
Hisayoshi Aoki
青木 尚義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A8発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、タービンロータを有するタービン軸と、この
タービン軸の外周を取り囲むように配設されて前記ター
ビンロータに燃焼ガスを供給するスクロールと、前記タ
ービン軸の軸線と交差するように配設された円盤状の熱
交換器と、この熱交換器の外径に支配される外径を有す
る概略円筒状の本体ハウジングとを備えたガスタービン
エンジンに関する。
(2)従来の技術 従来、かかるガスタービンエンジンとして、特公昭5B
−4173号公報に記載されたものが公知である。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記公報に記載された従来のガスタービンエ
ンジンは、タービン軸の外周を取り囲むスクロールの中
心が本体ハウジングの中心軸線と同心に配設されている
ため、そのスクロールの外周が本体ハウジングの内面に
僅かな隙間を存して対向している。そのために、前記ス
クロールに接続される燃焼器を本体ハウジングの内部に
収納することができず、その燃焼器の大部分が本体ハウ
ジングから突出してエンジン全体の寸法が大型化する不
都合がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、本体ハウ
ジングの内部にスクロールを合理的に配設することによ
り、その本体ハウジングの内部に燃焼器等の機器を配置
するための充分なスペースを確保することを目的とする
B6発明の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、タービンロータ
を有するタービン軸と、このタービン軸の外周を取り囲
むように配設されて前記タービンロータに燃焼ガスを供
給するスクロールと、前記タービン軸の軸線と交差する
ように配設された円盤状の熱交換器と、この熱交換器の
外径に支配される外径を有する概略円筒状の本体ハウジ
ングとを備えたガスタービンエンジンにおいて、前記ス
クロールの中心を本体ハウジングの中心軸線に対して偏
心させ、そのスクロールと本体ハウジングの内面間に機
器配置スペースを形成したことを第1の特徴とする。
また本発明は、前記第1の特徴に加えて、前記機器が燃
焼ガスを発生する燃焼器であることを第2の特徴とする
更に本発明は、前記第1または第2の特徴に加えて、前
記本体ハウジングの外周を二重構造として圧縮空気通路
を形成したことを第3の特徴とする。
(2)作 用 前述の第1の特徴によれば、円盤状の熱交換器とほぼ同
一外径の概略円筒形状に形成された本体ハウジングの内
部に収納されるスクロールが、その中心が前記本体ハウ
ジングの中心軸線に対して偏心するように配設されるた
め、前記スクロールと本体ケーシングの内面間に円弧状
の機器配置スペースが形成される。
また本発明の第2の特徴によれば、スクロールを偏心さ
せて形成した前記機器配置スペースを利用して燃焼器が
配設されるため、その燃焼器の容量を充分に確保し、且
つ燃焼器のレイアウトの自由度を高めることができる。
これにより燃焼器の効率が向上するだけでなく、燃焼器
とスクロールを滑らかに接続して燃焼ガスをスムーズに
流すことができる。
更に本発明の第3の特徴によれば、本体ハウジングの外
周を二重構造として圧縮空気通路を形成しているので、
本体ハウジングの内部に前記圧縮空気通路を設ける必要
がなくなり、その結果、前記機器配置空間を一層有効に
利用することができる。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図〜第6図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図はそのガスタービンエンジンの継断面図、第2図は
燃焼器および高圧タービンを示す第1図の■−■線断面
図、第3図および第4図はコレクタハウジングを示す第
1図の■−■線およびIV−IV線断面図、第5図は熱
交換器を示す第1図の■−V線断面図、第6図はニゲシ
ーストハウジングを示す第1図のVI−Vl線断面図で
ある。
第1図に示すように、2軸式のガスタービンエンジンG
は、前部本体ハウジング1.と後部本体ハウジング1□
に2分割された有底円筒状の本体ハウジング1と、この
本体ハウジング1の後部開口に接続される環状の熱交換
器ハウジング2止、この熱交換器ハウジング2の後部を
覆うニゲシーストハウジング3とを備える。前記本体ハ
ウジング1の前部にはエアクリーナ4とサイレンサ5を
備えた吸気通路6と、発電機やスタータ等の補機類を収
納する補機ハウジング7が接続され、また前記ニゲシー
ストハウジング3の後部には排気ダクト8が接続される
前部本体ハウジングIIに形成した中央開口部の前後に
は、前記吸気通路6から吸入した空気を圧縮する遠心式
のコンプレッサ9と、このコンプレッサ9を駆動する遠
心式の高圧タービン10が配設されるとともに、その後
方には出力を取り出すための軸流式の低圧タービン11
が配設され、更に本体ハウジング1の上部空間には前記
高圧タービン10と低圧タービン11を駆動するための
燃焼ガスを発生させる燃焼器12が配設される。
また、前記熱交換器ハウジング2に内部には、前記両タ
ービン10.11を通過した燃焼ガスの熱エネルギーを
回収して吸入空気を加熱するための回転式の熱交換器1
3が配設され、その中心部には前記低圧タービン11の
出力を減速して外部に取り出すための減速機14が配設
される。
前部本体ハウジング11に設けられたコンプレッサケー
シング15の中央部には、ポールベアリング16とロー
ラベアリング17を介して高圧タービン軸18が回転自
在に支持され、その高圧タービン軸18には外周に多数
のブレードを形成したコンプレッサロータ19が固定さ
れる。そして、前記吸気通路6から吸入された空気は静
翼20を有するダクト21を通って前記コンプレッサロ
ータ19を駆動し、本体ハウジングlと内壁220間に
形成された空気通路23を通って放射状に前記本体ハウ
ジング1の後方に供給される。また、高圧タービン軸1
8に平ギヤ24.25を介して接続された補助出力軸2
6は前記補器ハウジング7の内部に延び、発電機やスタ
ータ等の補機類に接続される。
前記高圧タービン軸18の後端には外周に多数のブレー
ドを形成した高圧タービンロータ27が固着され、その
高圧タービンロータ27は前部本体ハウジング11に内
面にローラ28を介して支持したセラミックス製の高圧
タービンシュラウド29の内部に収納される。高圧ター
ビンシュラウド29の外側には後述の燃焼器12から延
びる渦巻き状のスクロール30が配設され、そのスクロ
ール30の内周と前記高圧タービンシュラウド29の外
周との間には多数の可変静翼31を備えたノズル32が
設けられる。
本体ハウジング1の後部に接続された熱交換器ハウジン
グ2の前端には後で詳述するコレクタハウジング33が
支持され、その中央部に設けた軸受部材34にはボール
ベアリング35とローラベアリング36を介して低圧タ
ービン軸37が支持される。低圧タービン軸37の先端
には低圧タービンロータ38が固着され、その外周に形
成した多数のブレードは前記コレクタハウジング33に
支持したセラミックス製の低圧タービンシュラウド39
の内面に嵌合する。低圧タービンシュラウド39と前記
高圧タービンシュラウド28の間は、後端に可変静翼4
0を有するノズル41を設けたセラミックス製の中間ダ
クト42によって接続される。そして、前記中間ダクト
42の前端に支持した環状のブラケットと前記高圧ター
ビンシュラウド28の間には複数のコイルバネ43が縮
設される。
而して、上述の高圧タービン軸18と低圧タービン軸3
7は、それらの軸線り、が一致するように同心に配設さ
れ、しかも前記軸線L+は後述の出力軸78が配設され
る本体ハウジング1の中心軸線L0に対してδだけ下方
に偏心している。
第2図を併せて参照すると明らかなように、本体ハウジ
ング1の上部空間には、前記内壁22にリベット44を
介して支持した燃焼器12が配設される。燃焼器12は
円筒状の燃焼器ハウジング45を備え、その内部には隔
壁46によって前室47と主燃焼室48が画成される。
前室47の内部に支持した内筒49の中心には点火プラ
グ50が設けられ、その外周には燃料パイプ51から供
給された燃料を主燃焼室48内に噴射する複数本の燃料
ノズル52が配設される。そして、前記燃焼器ハウジン
グ45には前室47と主燃焼室48の内外を連通ずる多
数のルーパー45+、45zが開口するとともに、前記
隔壁46には前記前室47と主燃焼室48を相互に連通
ずる多数のノズル孔46.が開口する。前記主燃焼室4
日は約90°にわたって下方に屈曲する希釈領域53を
介して前記スクロール30の始端に接続する。その際、
前記スクロール30の中心、すなわち高圧タービン軸1
8と低圧タービン軸37の軸線り、を本体ハウジング1
の中心に対して下方にδだけ偏心させたことにより、そ
の本体ハウジングlの上部に燃焼器12および希釈領域
53を収納する充分な空間が確保される。
第1図、第3図および第4図に示すように、前記コレク
タハウジング33の上半部には熱交換器13によって加
熱された空気を本体ハウジングlの内部に導くための約
180@にわたる円弧状の開口331が形成され、その
開口33.の周囲には熱交換器13の側面に摺接するシ
ール部材54が支持される。一方、コレクタハウジング
33の下半部には、低圧タービンシュラウド39に形成
した環状の燃焼ガス通路391を通過した排気ガスが集
合する排気ガス通路33□が形成され、その排気ガス通
路33□の出口端部の周囲には熱交換器13の側面に摺
接するシール部材55が支持される。そして、前記排気
ガス通路33□を囲むコレクタハウジング33の下半部
と前記燃焼器12は、相互に干渉しないように本体ハウ
ジングlの下部空間と上部空間に各々配設される。
熱交換器ハウジング32の内周には前記本体ハウジング
1の内壁22の後端に対向する環状の支持リング56が
配設される。支持リング56の外周に60°間隔で突設
した6個のブラケット56、にはピン57が前方に向け
て植設され、このピン57に前記コレクタハウジング3
3の外周に半径方向に形成した6個の長孔333が係合
する。
そして、前記支持リング56の内周には熱交換器13の
外周に摺接するシール部材58が支持されるとともに、
コレクタハウジング33の外周と前記本体ハウジング1
の内壁22の後端間にはダイヤフラムシール59が装着
される。
第1図および第5図から明らかなように、セラミックス
製の熱交換器13は中央部に円形の開口13、を有する
円盤状に形成され、吸入空気あるいは排気ガスが通過す
るコア面が前記本体ハウジング1の軸線L0に直交する
ように熱交換器ハウジング2の内部に収納される。熱交
換器13の外周には360°にわたってリングギヤ60
が装着され、そのリングギヤ60の前部に形成された平
坦な支持面60.が熱交換器ハウジング2の内周に設け
た3個のガイドローラ61,62.63により回転自在
に支持される。第1のガイドローラ61は熱交換器ハウ
ジング2に設けた回転軸64に単純に支持されるが、第
2のガイドローラ62は熱交換器ハウジング2に揺動自
在に枢支されてスプリング65で付勢された断面コ字状
のブラケット66に回転軸67を介して支持される。こ
れにより、前記ガイドローラ62は熱交換器13のガタ
を防止すべく前記スプリング65の弾発力で熱交換器1
3外周の支持面601に圧接される。
また、第3のガイドローラ63を支持する回転軸68に
は前記リングギヤ60に噛合するピニオン69が固着さ
れ、その回転軸68を熱交換器駆動モータ70で回転さ
せることにより熱交換器13が回転駆動される。
熱交換器13の中央部を貫通する前記間口131の内部
に収納される減速I!14は略円筒状の減速機ボックス
71を備え、その内部にポールヘアリング72で片持ち
支持された中間軸73に設けた大径の平ギヤ74は、前
記低圧タービン軸37に設けた小径の平ギヤ75に噛合
する。また、本体ハウジング1の中心軸mr、、に沿っ
てポールベアリング76とローラベアリング77で支持
された出力軸78は、太陽ギヤ79、遊星ギヤ80、お
よび内歯ギヤ81よりなる遊星減速機構により前記中間
軸73に接続される。
第6図から明らかなように、熱交換器ハウジング2の後
部に接続されるニゲシーストハウジング3の下部には、
熱交換器13を通過した排気ガスを排気ダクト8に導く
開口31が約180°にわたる円弧状に形成され、その
周囲には熱交換器13の側面に摺接するシール部材82
が装着される。
そして、本体ハウジング1の下部と内壁22間に形成さ
れた空気通路23の下半部を通ってニゲソーストハウジ
ング3の下部に流入した空気は、前記開口31の外周に
形成された空気通路83を介してニゲシーストハウジン
グ3の上部空間に達し、また、前記空気通路23の上半
部から流入した空気は直接ニゲシーストハウジング23
の上部空間に供給される。このようにしてニゲシースト
ハウジング3の上部空間に達した空気は3枚の隔壁32
に形成した開口33を介して集合した後、熱交換器13
に向けて供給される。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につい
て説明する。
エアクリーナ4およびサイレンサ5を通過して吸気通路
6に流入した空気は、コンプレッサケーシング15に形
成した環状のダクト21を通過する際にコンプレッサロ
ータ19により高圧に圧縮され、本体ハウジング1と内
壁22の間に形成された放射状の空気通路23を介して
後方に送られる。前記空気通路23からエグゾーストハ
ウジング3の内部に達した高圧空気は、そのニゲシース
トハウジング3の上部空間に集合した後、前方に向きを
変えて回転式の熱交換器13のコア面の上半部を後ろか
ら前に通過する。このように熱交換器13を通過して更
に高温に加熱された空気は、コレクタハウジング33の
上部に形成した開口331を通って本体ハウジング1の
内部空間に流入する。
本体ハウジング1の内部空間に供給された空気の一部は
、燃焼器12の燃焼器ハウジング45に形成した多数の
ルーパー45.から前室47に流入し、そこから隔壁4
6に形成したノズル孔46、を通過することにより渦流
となって主燃焼室48に供給される。このとき、内筒4
9の内部に配設された多数の燃料ノズル52から噴射さ
れた燃料は前記渦流によって霧化し、主燃焼室48の外
周に形成された多数のルーパー452から供給される空
気と混合して燃焼する。主燃焼室48において発生した
燃焼ガスは希釈領域53を介して環状のスクロール30
に供給され、そこから多数のノズル32を介して高圧タ
ービンロータ27に吹き付けられる。その際、スクロー
ル30を本体ハウジングlの下部に偏心させて配置した
ことにより、燃焼器12、希釈領域53、およびスクロ
ール30を全体として滑らかな渦巻き状に形成すること
ができるので、燃焼ガスの流れがスムーズなものとなる
。しかも、燃焼器12と希釈領域53の容量が充分に確
保されるため、燃焼器12の圧力損失が減少して性能の
向上が図れるだけでなく、燃焼ガスが充分に希釈されて
タービン入口温度が均一化されるため、COやHCの未
燃ガスの反応が促進されて排気ガス対策上も有利となる
。このとき、もしもスクロール30の中心を本体ハウジ
ング1に対して偏心させない場合には、同一形状の燃焼
器12、希釈領域53、およびスクロール30を収納可
能な本体ハウジング1の外径は、第2図に鎖線で示すよ
うにかなり大型化する必要がある。
上述のようにして高圧タービンロータ27が回転すると
、高圧タービン軸18に設けた前記コンブレッサロータ
エ9が駆動されるとともに、その動力の一部は補助出力
軸26を介して補器類の駆動に使用される。なお、前記
補助出力軸26は、始動の際に高圧タービン軸18を外
部がらスタータで回転させる際に入力軸として使用され
る。また、高温の燃焼ガスの熱によりセラミックス製の
高圧タービンシュラウド29が半径方向に熱膨張すると
、その熱膨張は前部本体ハウジング1.との間に介装さ
れたローラ28の回転により吸収される。
高圧タービンロータ27を通過した燃焼ガスは、中間ダ
クト42の後端に設けたノズル41を通過して低圧ター
ビンロータ38に吹き付けられ、低圧タービン軸37を
回転駆動する。低圧タービン軸37の回転は減速用の平
ギヤ74.75を介して中間軸73に伝達され、更に太
陽ギヤ79、遊星ギヤ80、内歯ギヤ81よりなる遊星
減速機構を介して出力軸78に伝達される。そして、セ
ラミックス製の高圧タービンシュラウド29、中間ダク
ト42、低圧タービンシュラウド39の熱膨張による軸
方向の変位は、前記高圧タービンシュラウド29と中間
ダクト42間に縮設したコイルバネ43の弾発力により
吸収される。
低圧タービンロータ38を駆動した排気ガスは、コレク
タハウジング33の下部に形成した排気ガス通路33.
によって集められた後、回転式の熱交換器13のコア面
の下半部を前から後ろに通過して該熱交換器13を加熱
し、排気ダクト8に排出される。このようにして排気ガ
スで加熱された熱交換器13は、熱交換器駆動モータ7
0によりピニオン69およびリングギヤ60を介して回
転駆動され、前記加熱されたコア面が順次吸入空気の通
路に対向する。その際、熱交換器130前後両面および
外周面はシール部材54,55,82゜および58によ
りシールされる。
上述のようにしてガスタービンエンジンGが運転される
とき、その本体ハウジング1の内部は熱交換器13を通
過した空気や燃焼器12が発生した燃焼ガスが通過する
ことにより高温状態に保たれる。その際、前記熱が本体
ハウジング1の壁面を介して低温の外気に過度に放熱さ
れると、ガスタービンエンジンGの燃費や出力等の性能
が損なわれる戊れがある。しかるに、本体ハウジングI
の外周に内壁22によって形成された空気通路23には
、コンプレッサ9により圧縮されて前記本体ハウジング
1の内部温度と外気温度の中間温度に加熱された空気が
通過するため、その空気層によって本体ハウジング1か
らの放熱を抑制することが可能となる。
第7図は本発明の第2実施例を示すもので、この実施例
において前記第1図に対応する部材には同一の符号が付
しである。
このガスタービンエンジンGは、先の実施例と同様に高
圧タービン軸18および低圧タービン軸37の軸線り9
、すなわちスクロール30の中心が本体ハウジング1の
中心軸線L0に対して下方に偏心しているが、そのスク
ロール30の始端に接続される希釈領域53と燃焼器1
2が本体ハウジング1の上部に形成した膨出部84の内
部に延出している点で異なっている。
而して、この実施例によれば、本体ハウジング1の上部
に斜線で示すスペースが確保されるので、このスペース
を利用して、例えば高圧タービン10や低圧タービン1
1の可変静翼31,40の駆動機構等を収納することが
できる。
第8図は本発明の第3実施例を示すもので、この実施例
において前記第1図に対応する部材には同一の符号が付
しである。
この実施例は、コンプレッサロータ19と高圧タービン
ロータ27を支持する高圧タービン軸18が中空に形成
され、その高圧タービン軸18の内部に低圧タービンロ
ータ38を支持する低圧タービン軸37が同心に支持さ
れる。そして、本体ハウジング1の前部に設けられた減
速機14の内部に延出する低圧タービン軸37の回転は
、一対の平ギヤ74.75を介して本体ハウジング1の
中心軸線L0と同心に配設された中間軸73に伝達され
、更に太陽ギヤ79、遊星ギヤ80、内歯ギヤ81より
なる遊里減速機構を介して出力軸78に伝達される。
而して、この実施例によっても前記第1実施例と同じ作
用効果を得ることができ、しかも、その出力軸78を熱
交換器13と逆方向に取り出すことができるため、その
熱交換器13のコア面の面積が充分に確保されて熱交換
効率の向上が可能となる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載さ
れた本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行
うことが可能である。
例えば、本発明は2軸式のガスタービンエンジンに限定
されず、周知の1軸式あるいは3軸式ガスタービンエン
ジンにも適用可能である。また、実施例の熱交換器は回
転式であるが、その熱交換器を固定式とすることができ
る。
C0発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、本体ハウジ
ングをコンパクトな円筒形状に形成して円盤状の熱交換
器を隙間無く収納しても、その本体ハウジングの内部に
収納されるスクロールを偏心させたことにより、スクロ
ールと本体ケーシングの内面間に充分な容量の機器配置
スペースを確保することができるので、エンジン全体の
寸法を小型化することが可能となる。
また本発明の第2の特徴によれば、スクロールを偏心さ
せて形成した前記機器配置スペースを利用して燃焼器が
配設されるため、その燃焼器の容量を充分に確保し、且
つ燃焼器のレイアウトの自由度を高めることができる。
これにより燃焼器の効率が向上するだけでなく、燃焼器
とスクロールを滑らかに接続して燃焼ガスをスムーズに
流すことができる。
更に本発明の第3の特徴によれば、本体ハウジングの外
周を二重構造として圧縮空気通路を形成しているので、
本体ハウジングの内部に前記圧縮空気通路を設ける必要
がなくなり、その結果、前記機器配置空間を一層有効に
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図はそのガスタービンエンジンの縦断面図、第2図は
燃焼器および高圧タービンを示す第1図の■−■線断面
図、第3図および第4図はコレクタハウジングを示す第
1図の■−■線およびIV−IV線断面図、第5図は熱
交換器を示す第1図のV−V線断面図、第6図はニゲシ
ーストハウジングを示す第1図のVI−VI線断面図、
第7図は本発明の第2実施例を示す前記第2図に対応す
る断面図、第一8図は本発明の第3実施例によるガスタ
ービンエンジンの縦断面図である。 1・・・本体ハウジング、12・・・燃焼器、13・・
・熱交換器、18・・・高圧タービン軸(タービン軸)
、23・・・空気通路、27・・・高圧タービンロータ
(タービンロータ)、30・・・スクロール、37・・
・低圧タービン軸(タービン軸)、38・・・低圧ター
ビンロータ(タービンロータ)、 Lo・・・軸線、L1川軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タービンロータ(27,38)を有するタービン
    軸(18,37)と、このタービン軸(18,37)の
    外周を取り囲むように配設されて前記タービンロータ(
    27,38)に燃焼ガスを供給するスクロール(30)
    と、前記タービン軸(18,37)の軸線(L_1)と
    交差するように配設された円盤状の熱交換器(13)と
    、この熱交換器(13)の外径に支配される外径を有す
    る概略円筒状の本体ハウジング(1)とを備えたガスタ
    ービンエンジンにおいて、 前記スクロール(30)の中心を本体ハウジング(1)
    の中心軸線(L_0)に対して偏心させ、そのスクロー
    ル(30)と本体ハウジング(1)の内面間に機器配置
    スペースを形成したことを特徴とする、ガスタービンエ
    ンジン。
  2. (2)前記機器が燃焼ガスを発生する燃焼器(12)で
    あることを特徴とする、請求項1記載のガスタービンエ
    ンジン。
  3. (3)前記本体ハウジング(1)の外周を二重構造とし
    て圧縮空気通路(23)を形成したことを特徴とする、
    請求項(1)または(2)記載のガスタービンエンジン
JP18636490A 1990-07-13 1990-07-13 ガスタービンエンジン Pending JPH0476231A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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