JPH0471762A - 鋳片端部加熱用搬送ロール - Google Patents
鋳片端部加熱用搬送ロールInfo
- Publication number
- JPH0471762A JPH0471762A JP18338690A JP18338690A JPH0471762A JP H0471762 A JPH0471762 A JP H0471762A JP 18338690 A JP18338690 A JP 18338690A JP 18338690 A JP18338690 A JP 18338690A JP H0471762 A JPH0471762 A JP H0471762A
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- JP
- Japan
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- roll
- heating
- slab
- diameter
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000005336 cracking Methods 0.000 abstract description 2
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- 230000035882 stress Effects 0.000 description 13
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 8
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/008—Rollers for roller conveyors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は鋳片端部加熱用搬送ロールに関する。
［従来の技術］
近年、製鉄所においては、省エネルギーの観点から、連
続鋳造機で鋳造された鋳片を加熱炉で加熱することなく
直接圧延機に送り、鋳片の保有する熱エネルギーを利用
して圧延する直送圧延が行なわれている。
続鋳造機で鋳造された鋳片を加熱炉で加熱することなく
直接圧延機に送り、鋳片の保有する熱エネルギーを利用
して圧延する直送圧延が行なわれている。
上記した直送圧延においては、鋳片は連続鋳造機から圧
延機まで搬送されるまでに温度が低下するので、連続鋳
造機から圧延機までの搬送テーブルには保温カバーを設
け、極力鋳片の温度が低下しないようにしている。しか
しながら、保温カバーがあるとはいえ、鋳片の端部は鋳
片中央部に比較して冷却速度が速いので、圧延適正温度
を割り込んでしまうことがある。そこで一般には、圧延
機に近い搬送テーブルの両側に鋳片端部加熱用のエツジ
ヒーターを設け、鋳片の端部のみを加熱した後圧延する
ようにしている。
延機まで搬送されるまでに温度が低下するので、連続鋳
造機から圧延機までの搬送テーブルには保温カバーを設
け、極力鋳片の温度が低下しないようにしている。しか
しながら、保温カバーがあるとはいえ、鋳片の端部は鋳
片中央部に比較して冷却速度が速いので、圧延適正温度
を割り込んでしまうことがある。そこで一般には、圧延
機に近い搬送テーブルの両側に鋳片端部加熱用のエツジ
ヒーターを設け、鋳片の端部のみを加熱した後圧延する
ようにしている。
エツジヒーターを設けた部分の搬送テーブルの搬送ロー
ルは、当初胴部分が内部水冷式のフラットなロールを使
用していたが、鋳片の両端部が搬送ロールに接触してい
ると、鋳片の両端部をエツジヒーターで加熱しても、鋳
片の熱が搬送ロールにより奪いさられ、加熱効率が悪い
という問題があった。そこで、このような問題を解決す
るために、最近では鋳片の両端部が接触する搬送ロール
の両端部の径を、搬送ロールの中央部の径よりも小さく
して、鋳片両端部が搬送ロールに接触しないようにして
いる。
ルは、当初胴部分が内部水冷式のフラットなロールを使
用していたが、鋳片の両端部が搬送ロールに接触してい
ると、鋳片の両端部をエツジヒーターで加熱しても、鋳
片の熱が搬送ロールにより奪いさられ、加熱効率が悪い
という問題があった。そこで、このような問題を解決す
るために、最近では鋳片の両端部が接触する搬送ロール
の両端部の径を、搬送ロールの中央部の径よりも小さく
して、鋳片両端部が搬送ロールに接触しないようにして
いる。
［発明が解決しようとする課題］
しかしながら、従来の鋳片端部加熱用搬送ロールには、
次のような問題点があった。すなわち、ロール胴部の中
央部と両端部のロール径の異なる境界にロール周方向の
亀裂が発生し、その進展速度がフラットロールに発生す
るロール周方向の亀裂の進展速度１．６３ｍｍ／月に対
して４．１７層醜／月と２６倍も速くなり、ロールの寿
命が短くなるという問題点があった。
次のような問題点があった。すなわち、ロール胴部の中
央部と両端部のロール径の異なる境界にロール周方向の
亀裂が発生し、その進展速度がフラットロールに発生す
るロール周方向の亀裂の進展速度１．６３ｍｍ／月に対
して４．１７層醜／月と２６倍も速くなり、ロールの寿
命が短くなるという問題点があった。
この発明は、従来技術の上記のような問題点を解消し、
ロール周方向亀裂の進展を遅らせるとともに、端部加熱
効率もよい鋳片端部加熱用搬送ロールを提供することを
目的としている。
ロール周方向亀裂の進展を遅らせるとともに、端部加熱
効率もよい鋳片端部加熱用搬送ロールを提供することを
目的としている。
［課題を解決するための手段］
この発明に係る鋳片端部加熱用搬送ロールは、ロール胴
部両端部の径をロール胴部中央部の径よりも小さくした
鋳片端部加熱用搬送ロールにおいて、前記ロール胴部中
央部に降伏点以下の応力が働くような深さの円周方向ス
リット溝を複数設けた鋳片端部加熱用搬送ロールである
。
部両端部の径をロール胴部中央部の径よりも小さくした
鋳片端部加熱用搬送ロールにおいて、前記ロール胴部中
央部に降伏点以下の応力が働くような深さの円周方向ス
リット溝を複数設けた鋳片端部加熱用搬送ロールである
。
［作用コ
この発明に係る鋳片端部加熱用搬送ロールは、ロール胴
部両端部の径をロール胴部中央部の径よりも小さくした
鋳片端部加熱用搬送ロールにおいて、前記ロール胴部中
央部に降伏点以下の応力が働くような深さの円周方向ス
リット溝を複数設けている。その理由は次のとおりであ
る。すなわち、鋳片端部加熱用搬送ロールのロール周方
向に亀裂を発生させる軸方向応力は、機械的応力と加熱
による熱応力の二つであるが、機械的応力は高々３ｋｇ
／−程度以下であるので無視でき、亀裂は熱応力による
影響が大きい。
部両端部の径をロール胴部中央部の径よりも小さくした
鋳片端部加熱用搬送ロールにおいて、前記ロール胴部中
央部に降伏点以下の応力が働くような深さの円周方向ス
リット溝を複数設けている。その理由は次のとおりであ
る。すなわち、鋳片端部加熱用搬送ロールのロール周方
向に亀裂を発生させる軸方向応力は、機械的応力と加熱
による熱応力の二つであるが、機械的応力は高々３ｋｇ
／−程度以下であるので無視でき、亀裂は熱応力による
影響が大きい。
第４図は、外径４５０寵■Φでボア径２００■―の内部
水冷ロールのロール表面温度が７００℃の時のロールに
かかる熱応力を弾性応力解析法により解析したものであ
る。横軸にロールの中心からの距離、縦軸にそれぞれの
距離の位１に働くロール軸方向応力を０．２％耐力（ロ
ール材質は５ＵＳ４１０）で除した応力比を示している
が、ロール表面に近づくほど応力比は大きくなり、ロー
ル表面から１５鰭程度のところで応力比は１を超えてい
る。すなわち、ロール表面から１５龍程度の深さまでの
範囲はロール周方向の亀裂が発生した場合、亀裂の進展
が速いことがわかる。そこで、本発明においては、軸方
向の応力が降伏点以下となる深さまでロール周方向に複
数のスリット溝を設け、ロール表面の亀裂の進展が速い
部分を極力少なくして、ロール全体としての亀裂の進展
速度を遅らすようにしたのである。スリット溝の幅やス
リット溝の間隔については、ロール表面での初期亀裂の
発生を遅らすことができ、かつスラブとの接触圧力増大
によりロール胴部がつぶれない程度にすればよい。
水冷ロールのロール表面温度が７００℃の時のロールに
かかる熱応力を弾性応力解析法により解析したものであ
る。横軸にロールの中心からの距離、縦軸にそれぞれの
距離の位１に働くロール軸方向応力を０．２％耐力（ロ
ール材質は５ＵＳ４１０）で除した応力比を示している
が、ロール表面に近づくほど応力比は大きくなり、ロー
ル表面から１５鰭程度のところで応力比は１を超えてい
る。すなわち、ロール表面から１５龍程度の深さまでの
範囲はロール周方向の亀裂が発生した場合、亀裂の進展
が速いことがわかる。そこで、本発明においては、軸方
向の応力が降伏点以下となる深さまでロール周方向に複
数のスリット溝を設け、ロール表面の亀裂の進展が速い
部分を極力少なくして、ロール全体としての亀裂の進展
速度を遅らすようにしたのである。スリット溝の幅やス
リット溝の間隔については、ロール表面での初期亀裂の
発生を遅らすことができ、かつスラブとの接触圧力増大
によりロール胴部がつぶれない程度にすればよい。
［実施例］
本発明の１実施例の鋳片端部加熱用搬送ロールを第１図
〜第３図により説明する。第１図は、本発明の１実施例
の鋳片端部加熱用搬送ロールの側面図である０本発明の
１実施例の鋳片端部加熱用搬送ロールは、鋳片端部がロ
ールに接触して抜熱されるのを防止するためにロール胴
部の両端部１の径を胴部中央部２の径よりも小さくした
ロールにおいて、胴部中央部２に一定間隔をおいてロー
ル軸と直交しかつロール表面を一周する複数本のスリッ
ト溝３を設けている。なお、図示していないが、ロール
内部にはロールを冷却するための冷却水通路が設けられ
ている。
〜第３図により説明する。第１図は、本発明の１実施例
の鋳片端部加熱用搬送ロールの側面図である０本発明の
１実施例の鋳片端部加熱用搬送ロールは、鋳片端部がロ
ールに接触して抜熱されるのを防止するためにロール胴
部の両端部１の径を胴部中央部２の径よりも小さくした
ロールにおいて、胴部中央部２に一定間隔をおいてロー
ル軸と直交しかつロール表面を一周する複数本のスリッ
ト溝３を設けている。なお、図示していないが、ロール
内部にはロールを冷却するための冷却水通路が設けられ
ている。
第２図は、上記した鋳片端部加熱用搬送ロール（ロール
径４５０ｉｍ）の胴部中央部２の拡大側面図である。相
隣り合うスリット溝３間の胴部２ａの幅りは４０ｆｆｉ
＠、スリット溝３の幅ρは２０ ｍｍ、スリット溝３の
深さＨは２０ｍ−である、また胴部２ａとスリット溝３
の境界部４には３龍Ｒのコーナ一部５を設け、境界部４
に亀裂が発生するのを防止するようにしている。スリッ
ト溝３の深さＨを２０謙−にしたのは、この鋳片端部加
熱用搬送ロールの、端部加熱時のロール表面温度７００
℃におけるロールにかかる熱応力の解析を行ない、深さ
が２０■ｌ以下であれば応力が降伏点を上回らないこと
を確認したからである。また、胴部２ａの幅りを４０龍
およびスリット溝３の幅ｊを２０１にしたのは、このよ
うな寸法関係であれば、胴部２ａでの初期亀裂の発生を
遅らすことができ、かつスラブとの接触圧力増大により
ロール胴部がつぶれることがないことを実験的に確認し
たからである。このように構成した鋳片端部加熱用搬送
ロールを使用して、その周方向の亀裂進展速度を調査し
たところ１．ＯＯ＋ｉ＋＊／月となっており、スリット
溝を設けない従来のロールの亀裂進展速度４．１７ｍａ
／月に比較して１／４以下になっており、かつ完全なフ
ラットロールと比較しても亀裂の進展速度は遅くなって
おり、亀裂進展防止効果が得られている。
径４５０ｉｍ）の胴部中央部２の拡大側面図である。相
隣り合うスリット溝３間の胴部２ａの幅りは４０ｆｆｉ
＠、スリット溝３の幅ρは２０ ｍｍ、スリット溝３の
深さＨは２０ｍ−である、また胴部２ａとスリット溝３
の境界部４には３龍Ｒのコーナ一部５を設け、境界部４
に亀裂が発生するのを防止するようにしている。スリッ
ト溝３の深さＨを２０謙−にしたのは、この鋳片端部加
熱用搬送ロールの、端部加熱時のロール表面温度７００
℃におけるロールにかかる熱応力の解析を行ない、深さ
が２０■ｌ以下であれば応力が降伏点を上回らないこと
を確認したからである。また、胴部２ａの幅りを４０龍
およびスリット溝３の幅ｊを２０１にしたのは、このよ
うな寸法関係であれば、胴部２ａでの初期亀裂の発生を
遅らすことができ、かつスラブとの接触圧力増大により
ロール胴部がつぶれることがないことを実験的に確認し
たからである。このように構成した鋳片端部加熱用搬送
ロールを使用して、その周方向の亀裂進展速度を調査し
たところ１．ＯＯ＋ｉ＋＊／月となっており、スリット
溝を設けない従来のロールの亀裂進展速度４．１７ｍａ
／月に比較して１／４以下になっており、かつ完全なフ
ラットロールと比較しても亀裂の進展速度は遅くなって
おり、亀裂進展防止効果が得られている。
第３図は胴部中央部２の境界部４に設けるコーナ一部５
を、第２図の場合とは異なる形状にした本発明の他の実
施例の鋳片端部加熱用搬送ロールの胴部中央部の拡大側
面図である。この場合もコーナ一部を設けて、境界部４
に亀裂が発生するのを防止するようにしている。
を、第２図の場合とは異なる形状にした本発明の他の実
施例の鋳片端部加熱用搬送ロールの胴部中央部の拡大側
面図である。この場合もコーナ一部を設けて、境界部４
に亀裂が発生するのを防止するようにしている。
［発明の効果コ
本発明により、鋳片端部加熱用搬送ロールのロール周方
向の亀裂の進展を遅らせることができ、連続鋳造機ロー
ルの寿命が延びる。
向の亀裂の進展を遅らせることができ、連続鋳造機ロー
ルの寿命が延びる。
第１図は本発明の１実施例の鋳片端部加熱用搬送ロール
の側面図、第２図は鋳片端部加熱用搬送ロールの胴部中
央部の拡大側面図、第３図は本発明の他の実施例の鋳片
端部加熱用搬送ロールの胴部中央部の拡大側面図、第４
図はロール中心部からの半径方向距離と応力比の間挿を
示すグラフ図である。 １・・・ロール胴部両端部、２・・・ロール胴部中央部
、３ スリット溝、４・境界部、５・・コーナ一部。
の側面図、第２図は鋳片端部加熱用搬送ロールの胴部中
央部の拡大側面図、第３図は本発明の他の実施例の鋳片
端部加熱用搬送ロールの胴部中央部の拡大側面図、第４
図はロール中心部からの半径方向距離と応力比の間挿を
示すグラフ図である。 １・・・ロール胴部両端部、２・・・ロール胴部中央部
、３ スリット溝、４・境界部、５・・コーナ一部。
Claims (1)
- ロール胴部両端部の径をロール胴部中央部の径よりも小
さくした鋳片端部加熱用搬送ロールにおいて、前記ロー
ル胴部中央部に降伏点以下の応力が働くような深さの円
周方向スリット溝を複数設けたことを特徴とする鋳片端
部加熱用搬送ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18338690A JPH0471762A (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 鋳片端部加熱用搬送ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18338690A JPH0471762A (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 鋳片端部加熱用搬送ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0471762A true JPH0471762A (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=16134867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18338690A Pending JPH0471762A (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 鋳片端部加熱用搬送ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0471762A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015093302A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造用ロール |
| JP2016203182A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造用ロールの材料選定方法および連続鋳造用ロール |
-
1990
- 1990-07-11 JP JP18338690A patent/JPH0471762A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015093302A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造用ロール |
| JP2016203182A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造用ロールの材料選定方法および連続鋳造用ロール |
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