JPH04714Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH04714Y2 JPH04714Y2 JP7167086U JP7167086U JPH04714Y2 JP H04714 Y2 JPH04714 Y2 JP H04714Y2 JP 7167086 U JP7167086 U JP 7167086U JP 7167086 U JP7167086 U JP 7167086U JP H04714 Y2 JPH04714 Y2 JP H04714Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- side wall
- chamber side
- chamber
- transparent glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 18
- 230000007910 cell fusion Effects 0.000 claims description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 2
- 239000006285 cell suspension Substances 0.000 description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 244000052616 bacterial pathogen Species 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 230000009545 invasion Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、細胞どおしを電気的に融合させる細
胞融合装置において、細胞を融合させる特殊空間
を提供する細胞融合チヤンバに関するものであ
る。
胞融合装置において、細胞を融合させる特殊空間
を提供する細胞融合チヤンバに関するものであ
る。
(従来の技術)
第3図に従来の細胞融合チヤンバの一例を示
す。
す。
32は透明ガラス板であり、この透明ガラス板
32上に一対の平板電極34,36が互いに平行
になるように接着されている。これらの一対の電
極34,36の両端部には絶縁部材38,40が
接着され、電極34,36と絶縁部材38,40
により、細胞を懸濁した細胞懸濁液を収容する空
間46を形成している。42,44はそれぞれ電
極34,36のリード線である。
32上に一対の平板電極34,36が互いに平行
になるように接着されている。これらの一対の電
極34,36の両端部には絶縁部材38,40が
接着され、電極34,36と絶縁部材38,40
により、細胞を懸濁した細胞懸濁液を収容する空
間46を形成している。42,44はそれぞれ電
極34,36のリード線である。
(考案が解決しようとする問題点)
一対の電極34,36で挟まれた空間46に細
胞懸濁液を収容し、その細胞懸濁液の細胞どおし
を融合させるために電極34,36に所定の電圧
が印加される。その場合、空間46内の細胞には
均一に電界が印加される必要がある。そのため、
電極34と電極36の対向面には高度の平面性が
要求されるだけでなく、両者が高度の平行である
ように組み立てる必要がある。
胞懸濁液を収容し、その細胞懸濁液の細胞どおし
を融合させるために電極34,36に所定の電圧
が印加される。その場合、空間46内の細胞には
均一に電界が印加される必要がある。そのため、
電極34と電極36の対向面には高度の平面性が
要求されるだけでなく、両者が高度の平行である
ように組み立てる必要がある。
第3図に示されるような細胞融合チヤンバで
は、電極34,36のそれぞれの機械加工及び両
者を精度よく組み立てるための組立て工程に高精
度を要し、多くの時間を必要とし、その結果、こ
のような細胞融合チヤンバを高価にする問題があ
る。
は、電極34,36のそれぞれの機械加工及び両
者を精度よく組み立てるための組立て工程に高精
度を要し、多くの時間を必要とし、その結果、こ
のような細胞融合チヤンバを高価にする問題があ
る。
本考案は細胞融合チヤンバの制作と組立てを単
純化し、かつ、組立ての精度を容易にすることが
でき、また、安価に制作することのできる細胞融
合チヤンバを提供することを目的とするものであ
る。
純化し、かつ、組立ての精度を容易にすることが
でき、また、安価に制作することのできる細胞融
合チヤンバを提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案の細胞融合チヤンバでは、透明ガラス板
上に円筒状のチヤンバ側壁が接着され、このチヤ
ンバ側壁内にそのチヤンバ側壁の内径と同じ直径
をもつ円柱状金属ブロツクを直径に沿つて切断し
加工した一対の電極が接着され、この一対の電極
の間隙の両端部に絶縁部材が挟み込まれている。
上に円筒状のチヤンバ側壁が接着され、このチヤ
ンバ側壁内にそのチヤンバ側壁の内径と同じ直径
をもつ円柱状金属ブロツクを直径に沿つて切断し
加工した一対の電極が接着され、この一対の電極
の間隙の両端部に絶縁部材が挟み込まれている。
(実施例)
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は同実施例におけるX−Y線断面図である。た
だし第1図では蓋の図示は省略されている。
図は同実施例におけるX−Y線断面図である。た
だし第1図では蓋の図示は省略されている。
透明ガラス板2上に円筒状のチヤンバ側壁4が
接着剤により接着されている。チヤンバ側壁4内
には、そのチヤンバ側壁4の内径と等しい半径を
もち平面形状がほぼ半円状の一対の電極6,8が
入れられ、それぞれの電極6,8は透明ガラス板
2上に接着剤により接着されている。
接着剤により接着されている。チヤンバ側壁4内
には、そのチヤンバ側壁4の内径と等しい半径を
もち平面形状がほぼ半円状の一対の電極6,8が
入れられ、それぞれの電極6,8は透明ガラス板
2上に接着剤により接着されている。
電極6,8は底をもつ円筒形状の金属ブロツク
が縦方向に直径に沿つて互いに間隔をもつように
切断された形状をしている。電極6,8は円周部
分が隆起している。
が縦方向に直径に沿つて互いに間隔をもつように
切断された形状をしている。電極6,8は円周部
分が隆起している。
一対の電極6,8がチヤンバ側壁4に入れられ
た状態で、両電極間の間隙部にはその間隙部の両
端にそれぞれ絶縁部材10,12が挟み込まれ、
それらの絶縁部材10,12も透明ガラス板2上
に接着剤により接着されている。電極6,8と絶
縁部材10,12で囲まれる空間は細胞懸濁液を
収容する空間となる。電極6,8のうち細胞懸濁
液を収容する空間に面する部分6a,6bの両端
は下方に向つた傾斜面となるように形成されてい
る。
た状態で、両電極間の間隙部にはその間隙部の両
端にそれぞれ絶縁部材10,12が挟み込まれ、
それらの絶縁部材10,12も透明ガラス板2上
に接着剤により接着されている。電極6,8と絶
縁部材10,12で囲まれる空間は細胞懸濁液を
収容する空間となる。電極6,8のうち細胞懸濁
液を収容する空間に面する部分6a,6bの両端
は下方に向つた傾斜面となるように形成されてい
る。
チヤンバ側壁4にねじ孔が開けられ、チヤンバ
側壁4の外部から端子14,16がそれぞれねじ
込まれ、端子14,16の先端が電極6,8に押
しつけられている。端子14,16とチヤンバ側
壁4の間にはそれぞれパツキン18,20が介在
させられて、端子14,16がチヤンバ側壁4に
取りつけられる部分の気密が保たれている。
側壁4の外部から端子14,16がそれぞれねじ
込まれ、端子14,16の先端が電極6,8に押
しつけられている。端子14,16とチヤンバ側
壁4の間にはそれぞれパツキン18,20が介在
させられて、端子14,16がチヤンバ側壁4に
取りつけられる部分の気密が保たれている。
電極6,8には円形の孔22,24が開けられ
ている。これらの穴22,24は細胞懸濁液と同
質の液、例えば水を入れて細胞懸濁液の蒸発を抑
えるための液溜めである。
ている。これらの穴22,24は細胞懸濁液と同
質の液、例えば水を入れて細胞懸濁液の蒸発を抑
えるための液溜めである。
透明ガラス板2、チヤンバ側壁4、電極6,8
はチヤンバ本体を形成する。
はチヤンバ本体を形成する。
チヤンバ本体のチヤンバ側壁4の上部開口には
蓋26が被せられる。蓋26には透明部材が使用
される。蓋26とチヤンバ側壁4の上端面の間は
密着できるように加工されており、蓋26を被せ
たときチヤンバ本体内が気密を保つて閉じられる
ようになつている。これにより、蓋26を被せた
とき、チヤンバ本体内の細胞懸濁液の蒸発が防止
され、外気からの雑菌の侵入が防止される。
蓋26が被せられる。蓋26には透明部材が使用
される。蓋26とチヤンバ側壁4の上端面の間は
密着できるように加工されており、蓋26を被せ
たときチヤンバ本体内が気密を保つて閉じられる
ようになつている。これにより、蓋26を被せた
とき、チヤンバ本体内の細胞懸濁液の蒸発が防止
され、外気からの雑菌の侵入が防止される。
透明ガラス板2としては顕微鏡で使用するスラ
イドガラスを使用することができる。しかし、透
明ガラス板2として他の透明ガラス板、例えば円
形の透明ガラス板を使用することもできる。
イドガラスを使用することができる。しかし、透
明ガラス板2として他の透明ガラス板、例えば円
形の透明ガラス板を使用することもできる。
本実施例ではチヤンバ本体の底板が透明ガラス
板2であり、また、蓋26も透明部材であるの
で、細胞融合操作の過程において蓋26の上方か
ら光を照射し、透明ガラス板2の下方から倒立顕
微鏡により細胞融合状態を観察することができ
る。
板2であり、また、蓋26も透明部材であるの
で、細胞融合操作の過程において蓋26の上方か
ら光を照射し、透明ガラス板2の下方から倒立顕
微鏡により細胞融合状態を観察することができ
る。
図示の実施例のように透明ガラス板2としてス
ライドガラスを使用した場合には、この細胞融合
チヤンバを顕微鏡に装着するのが極めて容易にな
る利点がある。
ライドガラスを使用した場合には、この細胞融合
チヤンバを顕微鏡に装着するのが極めて容易にな
る利点がある。
(考案の効果)
本考案では一対の電極の形状がチヤンバ本体の
チヤンバ側壁の内側と同じ形状の金属ブロツクで
構成されているので、組立てが非常に容易とな
り、高精度を出すことができる。また、製作又は
組立てが単純化されるために製造コストが安価に
なる。また、部品点数が少なく、一対の電極の平
行度を出すためには絶縁部材が両電極の間隔を決
定することになるので、組立てが非常に容易であ
る。また、外観形状もスツキリとした形状にな
り、使用後の掃除もし易くなるなど、細胞融合操
作を行なう上で操作性が向上する。
チヤンバ側壁の内側と同じ形状の金属ブロツクで
構成されているので、組立てが非常に容易とな
り、高精度を出すことができる。また、製作又は
組立てが単純化されるために製造コストが安価に
なる。また、部品点数が少なく、一対の電極の平
行度を出すためには絶縁部材が両電極の間隔を決
定することになるので、組立てが非常に容易であ
る。また、外観形状もスツキリとした形状にな
り、使用後の掃除もし易くなるなど、細胞融合操
作を行なう上で操作性が向上する。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図であ
り、蓋の図示は省略されている。第2図は第1図
のX−Y線断面図である。第3図は従来の細胞融
合チヤンバの一例を示す斜視図である。 2……透明ガラス板、4……チヤンバ側壁、
6,8……電極、10,12……絶縁部材、1
4,16……端子。
り、蓋の図示は省略されている。第2図は第1図
のX−Y線断面図である。第3図は従来の細胞融
合チヤンバの一例を示す斜視図である。 2……透明ガラス板、4……チヤンバ側壁、
6,8……電極、10,12……絶縁部材、1
4,16……端子。
Claims (1)
- 透明ガラス板上に円筒状のチヤンバ側壁が接着
され、このチヤンバ側壁内にそのチヤンバ側壁の
内径と同じ直径をもつ円柱状金属ブロツクを直径
に沿つて切断し加工した一対の電極が接着され、
この一対の電極の間隙の両端部に絶縁部材が挟み
込まれている細胞融合チヤンバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167086U JPH04714Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167086U JPH04714Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181198U JPS62181198U (ja) | 1987-11-17 |
JPH04714Y2 true JPH04714Y2 (ja) | 1992-01-10 |
Family
ID=30914432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7167086U Expired JPH04714Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04714Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-12 JP JP7167086U patent/JPH04714Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62181198U (ja) | 1987-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4804450A (en) | Apparatus for fusing cells | |
SE8003376L (sv) | Elektrokemisk cell | |
JPH04714Y2 (ja) | ||
ES2136154T3 (es) | Filtro planar para un conector multipolar. | |
JPH0691812B2 (ja) | 細胞融合チヤンバ | |
JPS6118008Y2 (ja) | ||
JPS62165876A (ja) | 蓄電池 | |
JPH0570426B2 (ja) | ||
JPH05240929A (ja) | 電気化学的特性評価装置 | |
JPH0436099Y2 (ja) | ||
JPS6349069A (ja) | 細胞融合チヤンバ | |
JPH0130078Y2 (ja) | ||
US3297919A (en) | Solion device having hermetically sealed exterior of borosilicate glass | |
JPH041496Y2 (ja) | ||
JPH058876Y2 (ja) | ||
JPS63120416U (ja) | ||
JPH0749787Y2 (ja) | セラミック電子部品 | |
JPH0436548Y2 (ja) | ||
JPH0224267Y2 (ja) | ||
JPS5852718Y2 (ja) | 気密封入容器 | |
JPS6471475A (en) | Electrostimulator for cell | |
JPS5938737Y2 (ja) | 水晶振動子 | |
JPH02128130U (ja) | ||
JPH0653061B2 (ja) | 細胞融合チヤンバ | |
JPH0326631Y2 (ja) |