JPH0471432A - 植物栽培方法および植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培方法および植物栽培装置

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JPH0471432A
JPH0471432A JP2182952A JP18295290A JPH0471432A JP H0471432 A JPH0471432 A JP H0471432A JP 2182952 A JP2182952 A JP 2182952A JP 18295290 A JP18295290 A JP 18295290A JP H0471432 A JPH0471432 A JP H0471432A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、植物栽培方法およびこの方法を実現できる植
物栽培装置に関する。
〈従来の技術〉 植物を栽培する場合、夏季等で大気の温度が高くなると
植物の培土の温度も上昇する。この培土の温度上昇によ
って、必然的に植物の根の温度がト昇する結果、一部の
植物では生育の低下を生じ、また、他の一部の植物では
、例えば、育苗段階で植物の成長や根の活性化が鈍化す
る。
このようなことを防止するには、大気の温度が高くなっ
ても、培土の温度を約10〜20°Cの範囲に保つこと
が好ましいといわれている。
また、冬季等で大気の温度が低くなると植物の培土の温
度も低下し、その結果植物の育成向上が妨げられる。
このような問題に対処するために、従来、いろいろな対
策が採られてきた。
以下図面を参照して従来の技術を説明する。
第6図(a)は従来の植物栽培方法の一例の説明図であ
る。同図において、例えばビニールシート等を天井や囲
壁に用いたハウス1内で、根3を有する植物2が培±4
に植えられている。夏季等で大気の温度が高いときに培
±4の温度を低下させるために、冷房設備の室内機5か
ら冷風6をハウス1内に送り込んでハウス1内の気温、
ひいては培±3の温度を下げている。冷風6は培土4等
を降温後、ハウス1の図示しない窓等から外に放出され
るか、或いは、室内機5に吸入されて再循環される。
また、大気の温度が高いときの第2の例を第6図(b)
に示す。同図において、ハウスI内で、根3を有する植
物2が植物栽培用の箱状のコンテナ7内に入れた培±3
に植えられている。コンテナ7の側面と底面には多数の
図示しない開口が設けられている。夏季等に培±3の温
度を低下させるために、コンテナ7をコンテナ支持用の
ラック8の頂面に載置し、ラック8内に設けたパイプ9
から冷風6を上方に吹き出している。ラック8の側面は
閉塞されており、上面には多数の開口が設けられている
ので、この開口を経てラック8の上方に吹き出した冷風
6はコンテナ7の底面や側面の開口を介して培±3を冷
やすことができる。冷風6は培土3を冷やした後、ハウ
ス1内へ放出されて後、ハウス1の図示しない窓等から
外に放出されるか、或いは、図示しない冷房設備へ吸引
されて再循環される。
夏季等の第3の例として、第6図(a)で冷風6を発生
するする代わりに、培±4の中に(或いは培±4の■方
に)図示しないパイプを埋め込み、このパイプ中に冷水
を流通させて培±4の温度を低下させの手段を挙げるこ
とができる。
従来、冬季等で培±4の温度が低下した場合に、植物の
育成向上が培±4の温度を上げることによって可能であ
るとの観点にたって培±4の温度そのものを上昇させる
という考え方はなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記の例に示すように、大気の温度が高い場合の従来の
植物栽培手段の第1と第2の例では、培土4を冷やした
冷風6は、ハウス1の外へ放出されるか、或いは、冷房
設備へ導かれて再wi環されている。
冷風6がハウス1の外に放出される場合には、供給され
る冷風6の全量がハウス1外の高温の大気を冷房設備に
よって冷却して作られている。また、冷風6が再循環さ
れる場合であっても、ハウスエ内の全量の空気が循環さ
れている。従って、いずれの場合でも、冷房能力の大き
い冷房設備が必要となる結果、設備コストが高くなり、
また、必然的に冷房設備の運転コスI−も高くなる。
大気の温度が高い場合の第3の例では、培土4中の埋め
込んだパイプの表面に結露が生じるので、培土4中の水
分管理に難点があるし、また、培土4を掘り返すときに
パイプが損傷を受ける可能性があること、パイプの布設
自体にも手間がかかるという問題がある。
冬季等における培±4の温度そのものを植物周辺の空気
の温度程度まで高くする手段は、前記のように存在しな
か、った。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、大
気の温度が高い夏季等では、小さい冷房能力で、従って
、設備コストと運転コストの低い冷房設備で植物の培土
の温度を所望の低い温度に保つことができると共に、冬
季等で培土の温度がが植物周辺の温度より低いときには
、培土の温度を植物周辺の空気の温度とほぼ同し温度に
することができる植物栽培装置を提供することを目的と
している。
〈課題を解決するための手段〉 上記問題を解決するために、本発明の植物栽培方法は、
下面に複数個の開口を有し内部に植物栽培用の培土を収
容した容器に冷風或いは植物周辺の空気を送る植物栽培
方法であって、且つ、夏季等において培土の温度が高い
ときには、空気冷却器と送風機とを備えて冷風を発生す
る冷風発生装置の冷風吐出口に接続された冷風供給管を
溝内に設置後、この溝を覆うように溝の蓋と前記容器と
を配設してから、冷風供給管の冷風噴出口から冷風を溝
内に噴出せしめ、噴出された冷風の一部を前記容器の開
口から培土に浸透させて培土の温度を下げると共に、残
余の冷風を溝を経て冷風発生装置の冷風吸入口に導き、
また、冬季等において培土の温度が植物周辺の温度より
低いときには、送風機のみを動作させた冷風発生装置に
取り入れた植物周辺の空気を冷風供給管の冷風噴出口か
ら溝内に噴出せしめ、噴出された空気を前記容器の開口
から培土に浸透させて培土の温度を植物周辺の温度とほ
ぼ同じにしている。
また、上記問題を解決するために、本発明の植物栽培装
置は、空気冷却器とこの空気冷却器で冷却された空気を
冷風として送出する送風機を備えた冷風発生装置と、こ
の装置に設けられた冷風吐出口と、この吐出口に接続さ
れ冷風噴出口が設けられた冷風供給管と、この管が設け
られている溝と、この溝の一部を覆う溝の蓋と、この溝
の他部を覆うように配設されていると共に下面に複数の
開口を有し且つ内部に植物栽培用の培土を収容した容器
と、冷風発生装置に設けられ前記溝に通しる冷風吸入口
と、冷風発生装置に設けられ植物周辺の空気が冷風発生
装置に取り入れられる空気取入口とを備えている。
〈作用〉 本発明の植物栽培方法および装置においては、夏季等で
大気の温度が高いときには、冷風発生装置で発生した冷
風は、冷風発生装置の冷風吐出口から冷風供給管内へ送
り出され、冷風供給管の冷風噴出口から溝内に吹き出さ
れる。
溝内に吹き出された冷風の一部は前記容器の開口から培
土に浸透して培土を冷やしてから、植物周辺に放出され
る。残余の冷風は溝を経て冷風発生装置の冷風吸入口に
導かれる。
冬季等で培土の温度が植物周辺の温度より低いときには
、冷風発生装置の送風機のみが運転され、冷風取入口か
ら冷風発生装置に取り入れられた植物周辺の空気の一部
は、冷風供給管の冷風噴出口から溝内に吹き出されて後
、前記容器の開口から培土内に浸透して培土の温度を植
物周辺の温度とほぼ同じ温度にしてから、植物周辺に放
出される。
残余の空気は、例えば、冷風発生装置から最も遠い場所
の溝に前記容器を配設しないでおくことによって生しる
開口等から植物周辺に放出される。
〈実施例〉 以下図面を参照して本発明の植物栽培方法を実現できる
植物栽培装置の一実施例を説明する。
第1図〜第5図はこの実施例を説明するための図面であ
って、第1図は第2図のA−A線矢視断面図、第2図は
平面図(但し、植物栽培用のコンテナ等を除く)である
。第3図、第4図および第5図はそれぞれ第2図のB−
B線矢視断面図、CC線矢視断面図およびD−D線矢示
断面図である。なお、第2図において符号を付さない矢
印は冷風発生装置から送出された空気、或いはこの空気
の流れる方向を示す。
本実施例の植物栽培装置は、ビニールシート等で天井と
壁とを構成したハウス1内に設けられており、植物を栽
培するコンテナと、このコンテナに冷風を或いはハウス
1内の空気を供給する手段とを備えている。
即ち、本装置は、第2図に示すように、冷風発生装置1
0 (冷房装置の室内機)と、冷風発生装置10に接続
され幹線溝40内に設けた幹線ダクト(幹線冷風供給管
)20と、この幹線ダクト20に直交するようにこの幹
線ダクト20に接続され支綿溝50内に設けた複数(本
実施例では16)個の支線ダクト(支線冷風供給管)3
0とを備えている。
冷風発生装置10は、空気冷却器14と、この空気冷却
器14で冷却された空気を冷風として送出する送風機1
5と、冷風吐出口11と、幹線溝40に開口して幹線溝
40内の空気の冷風発生装置lOへの人口となる冷風吸
入口12と、ハウスl内に開口してハウス1内の空気の
冷風発生装置10への入口となる空気取入口13を備え
ている。
金属製の幹線ダクト20は第3図に示すように地表面に
穿設した断面はぼ長方形(本実施例では長方形としたが
、適宜の形状とすることができる)で両側面をブロック
41で構成した幹線溝40内の台22の上に設置されて
いる。但し、幹線ダク)20はプラスチック製等とする
こともできる。幹線ダクト20は冷風発生装置10の冷
風吐出口11に接続されている。そして、幹線溝40は
M42で覆われているので、幹線溝40内の空気は、ハ
ウス1内に殆ど流出することはない。
支線ダクト30は、幹線溝40から分岐して穿設された
支線溝50内に各1個ずつ設置されている。支線溝50
は、第1図に示すように、幹線溝40から分岐した溝の
両側面をブロック52で構成し、また、この溝の中央に
ブロック51を設置することによって、ブロック51の
両側に1対となって形成されている。なお、1対の支線
溝50.50と隣り合う1対の支線溝50.50との間
には、通路60が設けられている。
支線ダクト30は、本実施例では、ビニールチューブを
使用している。このビニールチューブは、本装置のコス
トを安くするために、厚みが薄く、従って、可撓性のチ
ューブとしてあり、内部に空気を入れるとその空気圧に
よって膨れるものであるが、このようなチューブにこだ
わるものではなく、プラスチック製等の通常のパイプ、
或いは、適当な材料のダクトとすることができる。
支線ダクト30のほぼ上部には、冷風を支線ダクト30
内に送り出す冷風噴出口31が支線ダクト30の全長に
わたって適宜の個数開設されている。そして、支線ダク
ト30の一端は、幹線ダクト20の側面に取り付けられ
たパイプ21に外挿されてひもS2でパイプ21に固縛
されており、他端は閉塞されている。
支線溝50の上には、植物100が植えられているコン
テナ70が載置されている。コンテナ70は、上面開放
の箱状の容器であって、側面と底面に多数の開ロア1が
設けられており、内部に植物100用の培±72が入れ
られている。本実施例では水耕栽培をも対称としている
ので、培±72は土であることにこだわるものではなく
、ロックウール等を含んでいる。
コンテナ70は、支線溝50のブロック51と52の上
に載置されており、コンテナ70の底面で支線溝50を
覆うように配設されている。従って、支線溝50の幅は
、コンテナ70の幅より短く設定されている。
なお、ブロック51の頂面に設けた溝53内には潅水供
給管80が導設されており、この潅水供給管80から複
数の潅水チューブ81が分岐されている。この潅水チュ
ーブ81の先端は培±72の表面に導かれている。
第1図に示すように、通路60の表面と、コンテナ70
0通路60側の側面には、通気を遮断するためにビニー
ル等のシート73が取り付けられており、更に、このシ
ート73の上に、太陽熱を遮断する例えば銀白色のシー
ト74が設けられている。培±72の表面には、多孔通
気性の薄膜、例えば商品名r芽出るシートJが載置され
ている。また、コンテナ70の培±72によって覆われ
ていない内面には、開ロア1を塞ぐテープ76が貼っで
ある。
なお、第5図に示すように、幹線溝40の冷風発生装置
10の反対側の端部に隣接した潅水タンク室84内には
、遮熱シート等で覆われた潅水タンク83が設置されて
いる。幹線ダクト20の末端部分25は潅水タンク室8
4内まで導設されており、第2図と第5図に示すように
、この末端部分25の先端に冷風噴出口26が開設され
ている。
次に、本実施例の動作を説明する。
夏季等で大気温度が高いときには、冷風発生装置10の
空気取入口13を僅かに開いた状態で冷風発生装置10
を運転する。空気冷却器14で冷却された空気は冷風と
なり送風機15によって冷風吐出口11から幹線ダトク
20内に送り出される。送り出された冷風は、幹線ダク
ト20を経由して支線ダクト30に至り、支線ダクト3
0の冷風噴出口31から支線溝50内に吹き出される。
支線溝50内に吹き出された冷風の一部は、コンテナ7
0の底面の開ロア1から培土72内に浸透して培±72
のを冷やして培±72の温度を低下させ、更に培±72
の表面からハウス1内に流入する。支線溝50内に吹き
出された冷風の残余の部分は支線溝50と幹線溝40を
経由し、支線溝50のブロック51.52、幹線溝40
のブロック41、M42等から熱を受けて少し温度が上
がった状態で、冷風発生袋fftoの冷風吸入口12か
ら冷風発生装置10内に入り、冷風発生装置10で冷却
されて再び冷風吐出口11から幹線ダクト20内に送り
出される。
潅水タンク室84内に幹線ダトク20の末端部分25の
冷風噴出口26から吹き出された冷風は、潅水タンク8
3を冷却後、末端部分25の周囲を通り幹線溝40を経
由して冷風発生装置10の冷風吸入口12へ導かれる。
潅水タンク83内で低温となり肥料を含んだ冷水は、潅
水供給管80と潅水チューブ81を経て、培±72の表
面に散布される。
なお、前記のように、幹線溝40にはM42を設けであ
ること、および支線溝50はコンテナ70で覆われてい
ることとで、ハウス1内に放出される冷風は、コンテナ
70内の培±72の表面から流出する冷風のみである。
次に、冬季等で大気の温度は低いが、例えばハウス1内
の夜間暖房等でハウス1内の温度が培±72の温度より
高い場合には、冷風発生装置10の空気取入口13を全
開し、空気冷却器14を運転せず、送風機15のみを運
転してハウス1内の空気を冷風発生装置10に取り入れ
、取り入れた空気を幹線ダトク20内に送出する。幹線
ダトク20内に送出されたハウスl内の空気は、支線ダ
クト30の冷風噴出口31から支線溝50内に吹き出さ
れる。支線溝50内に吹き出された空気は、コンテナ7
0の底面の開ロア1から培土72内に浸透して培土72
の温度をハウス1内の空気の温度とほぼ同じにし、更に
培±72の表面からハウス1内に流入する。支線溝50
内に吹き出された空気の残余の部分は、支線溝50の冷
風発生装置10から最も遠い部分の支線溝50にコンテ
ナ70を配設しないことによって形成された支線溝50
内の空気の排出孔からハウス1内に流出し、再度、冷風
発生装置10の空気取入口13から冷風発生装置lOに
吸入される。
このように、本実施例では、大気の温度が高いときには
、支線溝50内に吹き出された冷風の大半は再循環され
ること、および、冷却すべき空気の量は、幹線溝40と
支線溝50の容積にほぼ等しいので、従来のように、供
給冷風の全量を外気を冷却して得ている場合や、或いは
、ハウス1内の全体の空気を再循環している場合と比べ
て、冷風発生装置10を含む冷房設備の能力を小さくす
ることができ、しかも、植物の育成を向上することがで
きる。
また、冷風発生装置10からの冷風によって潅水タンク
83を冷やすことによって得られた冷水を潅水するので
、潅水タンク83を冷却するための冷房設備を別途設置
する必要がない。
更に、冬季等で培±72の温度が植物周辺の温度より低
いときには、培±72の温度を植物周辺の空気の温度と
ほぼ同じ温度にして植物の育成向上を図ることがができ
る。
本実施例ではコンテナ70がハウス1内に設けられてい
る場合を説明したが、本実施例の植物栽培方法および装
置は、夏季等ではコンテナ70がハウス1内にあること
にこだわるものではなく、ハウス1が無い露天において
も、或いは、囲壁が無くコンテナ70の上方に日除けの
みが設けであるような場合等においても適用できること
は勿論である。
また、冬季等においても、必ずしもハウスlがあること
にこだわるものではない、即ち、日中の好天によって植
物周辺の気温が培±72の温度より十分高くなる場合等
に、本装置を有効に利用できる。
本実施例では冷風で潅水タンク83を冷却して潅水の温
度を下げている場合を説明したが、潅水タンクを別の方
法で冷却するか、或いは、全く冷却しない場合もあり得
る。
なお、大気の温度が高いときに、本実施例では設けてな
いが、全体の或いは一部のコンテナ70を覆うようにビ
ニール製等のシートを布設して、培土72から植物周辺
に流出した冷風のハウスl内への拡散を少なくすると、
培土72の温度が低く保温され、併せて植物周辺の空気
の温度も下がるので、草丈の低い植物、例えば清、イチ
ゴ等の育成をより良好ならしめる一部となる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の植物栽培方法および装置
は、大気の温度の高いときには、下面に複数個の開口を
有し内部に植物栽培用の培土を収容した容器に冷風を送
るに際し、冷風発生装置の冷風吐出口に接続された冷風
供給管を溝内に設置し、この湯を覆うように蓋と容器と
を配設してから、冷風供給管の冷風噴出口から冷風を溝
内に噴出せしめ、噴出された冷風の一部をコンテナの開
口から培土に浸透させて培土を冷やすと共に、残余の冷
風を溝を経て冷風発生装置の冷風吸入口に導いている。
また、冬季等で培土の温度が植物周辺の温度より低いと
きには、植物周辺の空気をそのまま冷風供給管の冷風噴
出口から溝内に噴出せしめ、噴出された植物周辺の空気
をコンテナの開口から培土に浸透させて培土の温度を植
物周辺の温度とほぼ同じにしている。
従って、本発明の植物栽培方法或いは植物栽培装置を採
用すれば、冷風発生装置を含む冷房設備の冷房能力を小
さくすることが可能であるので、大気の温度の高いとき
に、冷房設備のコストおよび冷房設備の運転コストの低
廉性を享受しつつ、培土の温度を所望の低い温度に保っ
て植物を良好に育成、栽培することができる。
また、冬季等においては夏季等で使用する設備を利用し
て培土の温度を植物周辺の空気の温度とほぼ同し温度に
して植物の育成向上を図ることがができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を説明するだめの図
面であって、第1図は第2図のA、−A線矢視断面図、
第2回は平面図(但し、植物栽培用のコンテナ等を除く
)である。第3図、第4図およ′び第5図はそれぞれ第
2図のB−B線矢視断面図、C−Cm矢視断面図および
I)−D線矢示断面図である。第6図(a)および(b
)はそれぞれ従来の植物栽培方法の一例および他側の説
明図である。 10・・・冷風発生装置、11・・・冷風吐出口、12
・・・冷風吸入口、13・・・空気取入口、14・・・
空気冷却器、15・・・送風機、20・・・幹線ダクト
、30・・・支線ダクト、40・・・幹線溝、50・・
・支線溝、51・・・冷風噴出口、70・・・コンテナ
、71・・・開口、72・・・培土、100・・植物。 特許出願人     中 村  茂 代理人  弁理士  大 西 孝 治

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下面に複数個の開口を有し内部に植物栽培用の培
    土を収容した容器に冷風或いは植物周辺の空気を送る植
    物栽培方法であって、且つ、夏季等において培土の温度
    が高いときには、空気冷却器と送風機とを備えて冷風を
    発生する冷風発生装置の冷風吐出口に接続された冷風供
    給管を溝内に設置後、この溝を覆うように溝の蓋と前記
    容器とを配設してから、冷風供給管の冷風噴出口から冷
    風を溝内に噴出せしめ、噴出された冷風の一部を前記容
    器の開口から培土に浸透させて培土の温度を下げると共
    に、残余の冷風を溝を経て冷風発生装置の冷風吸入口に
    導き、また、冬季等において培土の温度が植物周辺の温
    度より低いときには、送風機のみを動作させた冷風発生
    装置に取り入れた植物周辺の空気を冷風供給管の冷風噴
    出口から溝内に噴出せしめ、噴出された空気を前記容器
    の開口から培土に浸透させて培土の温度を植物周辺の温
    度とほぼ同じにすることを特徴とする植物栽培方法。
  2. (2)空気冷却器とこの空気冷却器で冷却された空気を
    冷風として送出する送風機を備えた冷風発生装置と、こ
    の装置に設けられた冷風吐出口と、この吐出口に接続さ
    れ冷風噴出口が設けられた冷風供給管と、この管が設け
    られている溝と、この溝の一部を覆う溝の蓋と、この溝
    の他部を覆うように配設されていると共に下面に複数の
    開口を有し且つ内部に植物栽培用の培土を収容した容器
    と、冷風発生装置に設けられ前記溝に通じる冷風吸入口
    と、冷風発生装置に設けられ植物周辺の空気が冷風発生
    装置に取り入れられる空気取入口とを備えたことを特徴
    とする植物栽培装置。
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