JPH047122B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH047122B2 JPH047122B2 JP26923186A JP26923186A JPH047122B2 JP H047122 B2 JPH047122 B2 JP H047122B2 JP 26923186 A JP26923186 A JP 26923186A JP 26923186 A JP26923186 A JP 26923186A JP H047122 B2 JPH047122 B2 JP H047122B2
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- Japan
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- paraboloid
- metal grid
- cylindrical surface
- antenna
- thickness
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 claims description 2
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- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 5
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Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は通信、レーダ等に利用するアンテナ
製造法に関するものである。
製造法に関するものである。
第2図は通信、レーダ等の分野で用いられるカ
セグレンアンテナの一例を示すもので、断面側面
図である。図中1は放物面、2は円筒面、3は偏
波変換反射鏡、4は金属グリツド、5は一次放射
器をそれぞれ示しており、放物面1および円筒面
2は誘電体で作られる。
セグレンアンテナの一例を示すもので、断面側面
図である。図中1は放物面、2は円筒面、3は偏
波変換反射鏡、4は金属グリツド、5は一次放射
器をそれぞれ示しており、放物面1および円筒面
2は誘電体で作られる。
本アンテナが動作するためには、放物面1の厚
さは電気的に約1/2波長もしくはこれの整数倍の
値であることが必要である。例えば放物面1の材
料の比誘電率が4で使用周波数が30GHzであるな
らば約2.5mmもしくはこれの整数倍である。偏波
変換反射鏡3の回転によつてビーム走査を行つた
場合を考慮すれば、円筒面2の厚さと比誘電率も
放物面1同程度にする必要があり、通常放物面1
と円筒面2は同一の誘電体材料で一体成形され
る。
さは電気的に約1/2波長もしくはこれの整数倍の
値であることが必要である。例えば放物面1の材
料の比誘電率が4で使用周波数が30GHzであるな
らば約2.5mmもしくはこれの整数倍である。偏波
変換反射鏡3の回転によつてビーム走査を行つた
場合を考慮すれば、円筒面2の厚さと比誘電率も
放物面1同程度にする必要があり、通常放物面1
と円筒面2は同一の誘電体材料で一体成形され
る。
誘電体材料には電気特性のほかに実用上機械的
強度が大きいことも要求される。これらの要求に
より誘電体材料には電波を透過する繊維強化プラ
スチツク(以下、FRPと略す)がよく用いられ
る。
強度が大きいことも要求される。これらの要求に
より誘電体材料には電波を透過する繊維強化プラ
スチツク(以下、FRPと略す)がよく用いられ
る。
また放物面1の凹面側には、原理上一次放射器
5から放射される電波の偏波面と平行な金属グリ
ツド4を設ける必要があり、これは金属膜を蒸着
したのちにエツチング加工で作製するのが一般的
である。
5から放射される電波の偏波面と平行な金属グリ
ツド4を設ける必要があり、これは金属膜を蒸着
したのちにエツチング加工で作製するのが一般的
である。
前記のようなアンテナを製造する場合、放物面
1と円筒面2を一体成形したのちに金属グリツド
4の作製を行おうとすると、エツチング加工の工
程すなわち、フオトマスクのセットや露光などの
作業に円筒部2が物理的に大きな支障をきたし、
作業困難となつたり金属グリツド4の加工精度が
悪くなるという問題点があつた。これを避けるた
め放物面1と円筒面2を別個に成形し、エツチン
グ加工ののちに両者を接着剤で一体化する方法も
考えられるが、接着箇所において繊維層が完全に
切断される上に接着面積が小さいため一体成形の
ものに比べ、機械的強度が小さくなるという問題
点がある。この発明はかかる問題点を解決するた
めになされたもので曲面成形品の機械的強度を低
下させることなく、放物面への金属グリツド作製
が容易に行えることを目的とする。
1と円筒面2を一体成形したのちに金属グリツド
4の作製を行おうとすると、エツチング加工の工
程すなわち、フオトマスクのセットや露光などの
作業に円筒部2が物理的に大きな支障をきたし、
作業困難となつたり金属グリツド4の加工精度が
悪くなるという問題点があつた。これを避けるた
め放物面1と円筒面2を別個に成形し、エツチン
グ加工ののちに両者を接着剤で一体化する方法も
考えられるが、接着箇所において繊維層が完全に
切断される上に接着面積が小さいため一体成形の
ものに比べ、機械的強度が小さくなるという問題
点がある。この発明はかかる問題点を解決するた
めになされたもので曲面成形品の機械的強度を低
下させることなく、放物面への金属グリツド作製
が容易に行えることを目的とする。
この発明におけるアンテナ製造法では、金属グ
リツドを設ける必要のある部分だけFRP鏡面を
最終的に必要な所定の厚さより十分薄く作製し、
エツチング加工等が容易に行うことができる段階
で金属グリツドを設け、しかるのちに金属グリツ
ドを設けた放物面を含めて曲面全体を一体成形す
るものである。
リツドを設ける必要のある部分だけFRP鏡面を
最終的に必要な所定の厚さより十分薄く作製し、
エツチング加工等が容易に行うことができる段階
で金属グリツドを設け、しかるのちに金属グリツ
ドを設けた放物面を含めて曲面全体を一体成形す
るものである。
この発明におけるアンテナ製造法では、金属グ
リツドを設けるためのエツチング加工が容易でま
た成形品の機械的強度を小さくすることもない。
リツドを設けるためのエツチング加工が容易でま
た成形品の機械的強度を小さくすることもない。
第1図はこの発明の一実施例を示すものであ
り、1は放物面、2は円筒面、4は金属グリツ
ド、6は薄層放物面である。なお放物面1、円筒
面2、薄層放物面6はすべて電波を透過する同一
の誘電体材料からなるFRPとする。
り、1は放物面、2は円筒面、4は金属グリツ
ド、6は薄層放物面である。なお放物面1、円筒
面2、薄層放物面6はすべて電波を透過する同一
の誘電体材料からなるFRPとする。
FRPは通常何層もの繊維層に樹脂を含浸させ
ることにより成形される。ここでは、放物面の厚
さが2.5mm必要で、これを10層の繊維層で作製す
るものとする。まず薄層放物面6を2層の繊維層
に樹脂を含侵させることにより成形する。このと
き薄層放物面6の厚さは約0.5mmとなるが、金属
グリツド4を設けるための加工取扱い上の強度は
十分である。
ることにより成形される。ここでは、放物面の厚
さが2.5mm必要で、これを10層の繊維層で作製す
るものとする。まず薄層放物面6を2層の繊維層
に樹脂を含侵させることにより成形する。このと
き薄層放物面6の厚さは約0.5mmとなるが、金属
グリツド4を設けるための加工取扱い上の強度は
十分である。
次の金属グリツド4を薄層放物面6の凹面側に
エツチング加工等により作製する。
エツチング加工等により作製する。
最後に金属グリツド4を設けた薄い放物面6の
凸面側から覆うようにして残り8層の繊維層と樹
脂により一体成形を行い放物面1と円筒面2から
なる曲面全体を作る。円筒面2の厚さを放物面1
と同じ厚さにする必要があれば、円筒面2の部分
だけに繊維層を2層あらかじめ増しておいて、し
かるのちに樹脂成形を行えばよい。厚さの調節ま
たは表面仕上げのための機械加工は、樹脂成形の
のちに行う。
凸面側から覆うようにして残り8層の繊維層と樹
脂により一体成形を行い放物面1と円筒面2から
なる曲面全体を作る。円筒面2の厚さを放物面1
と同じ厚さにする必要があれば、円筒面2の部分
だけに繊維層を2層あらかじめ増しておいて、し
かるのちに樹脂成形を行えばよい。厚さの調節ま
たは表面仕上げのための機械加工は、樹脂成形の
のちに行う。
この実施例では放物面1と円筒面2の境界部分
は実質的に繊維層の厚さ2mm分の強度を有するこ
とになり、放物面1と円筒面2を全く別個に成形
し接着する方法のように機械的強度を大きく低下
させることなく成形できる。また完全な一体成形
品のように金属グリツド4の作製が困難とならな
い。
は実質的に繊維層の厚さ2mm分の強度を有するこ
とになり、放物面1と円筒面2を全く別個に成形
し接着する方法のように機械的強度を大きく低下
させることなく成形できる。また完全な一体成形
品のように金属グリツド4の作製が困難とならな
い。
上記実施例では曲面を放物面と円筒面の組合せ
としたが放物面と円錐面の組合せや放物面のみで
金属グリツドが部分的に設けられる場合でもよ
い。金属グリツドはエツチング加工に限らず金属
ワイヤを埋め込むような方法でもよく、また金属
グリツドは薄層放物面の凸面側に設けてもよい。
さらに放物面、円筒面、薄層放物面に使用する繊
維層は誘電体であればそれぞれ必要に応じて異な
つたものを使つてもよい。
としたが放物面と円錐面の組合せや放物面のみで
金属グリツドが部分的に設けられる場合でもよ
い。金属グリツドはエツチング加工に限らず金属
ワイヤを埋め込むような方法でもよく、また金属
グリツドは薄層放物面の凸面側に設けてもよい。
さらに放物面、円筒面、薄層放物面に使用する繊
維層は誘電体であればそれぞれ必要に応じて異な
つたものを使つてもよい。
以上のようにこの発明によれば、金属グリツド
の作製が容易であるため、作業性に優れ、金属グ
リツドの加工精度が高くかつ機械的強度の大きい
アンテナを製造できるという効果がある。
の作製が容易であるため、作業性に優れ、金属グ
リツドの加工精度が高くかつ機械的強度の大きい
アンテナを製造できるという効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示すカセグレン
アンテナの断面側面図、第2図は従来のカセグレ
ンアンテナを示す断面側面図である。 図中1は放物面、2は円筒面、3は偏波変換反
射鏡、4は金属グリツド、5は一次放射器、6は
薄層放物面である。なお図中同一あるいは相当部
分には同一符号を付して示してある。
アンテナの断面側面図、第2図は従来のカセグレ
ンアンテナを示す断面側面図である。 図中1は放物面、2は円筒面、3は偏波変換反
射鏡、4は金属グリツド、5は一次放射器、6は
薄層放物面である。なお図中同一あるいは相当部
分には同一符号を付して示してある。
Claims (1)
- 1 金属グリツドを設けた電波を透過する繊維強
化プラスチツク製の放物面を反射鏡として用いる
アンテナ製造法において、上記金属グリツドを設
ける必要のある部分だけ鏡面を最終的に必要な所
定の厚さより薄く作製し、この鏡面に上記金属グ
リツドを設けたのちに上記鏡面を含めて曲面全体
を所定の形状、厚さに一体成形することを特徴と
するアンテナ製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26923186A JPS63123204A (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | アンテナ製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26923186A JPS63123204A (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | アンテナ製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63123204A JPS63123204A (ja) | 1988-05-27 |
JPH047122B2 true JPH047122B2 (ja) | 1992-02-10 |
Family
ID=17469485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26923186A Granted JPS63123204A (ja) | 1986-11-12 | 1986-11-12 | アンテナ製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63123204A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004035083A1 (de) | 2004-07-20 | 2006-02-16 | Vega Grieshaber Kg | Füllstandsmessgerät-Parabolantenne und Füllstandsmessgerät mit einer Parabolantenne |
-
1986
- 1986-11-12 JP JP26923186A patent/JPS63123204A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63123204A (ja) | 1988-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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