JPH047083A - オゾン含有水の処理方法 - Google Patents
オゾン含有水の処理方法Info
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Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、オゾン含有水の処理方法に関し、より詳細に
は特に殺菌や洗浄処理用に使用してそのオゾン濃度が減
少したオゾン含有水中の残留オゾンを簡単な操作でほぼ
完全に分解するための方法に関する。
は特に殺菌や洗浄処理用に使用してそのオゾン濃度が減
少したオゾン含有水中の残留オゾンを簡単な操作でほぼ
完全に分解するための方法に関する。
(従来技術とその問題点)
水を電解して水素及び酸素(及びオゾン)を得ることは
従来から広く行われ、例えば電解液をフン素含有硫酸水
溶液とし隔膜を装着した電解槽を使用してオゾン等を製
造し、該オゾンを殺菌等に利用することが従来から行わ
れている。
従来から広く行われ、例えば電解液をフン素含有硫酸水
溶液とし隔膜を装着した電解槽を使用してオゾン等を製
造し、該オゾンを殺菌等に利用することが従来から行わ
れている。
この水電解によるオゾン製造では高濃度のオゾン含有水
つまり殺菌力の強いオゾン含有水を製造することができ
、このオゾン含有水により効率良く殺菌等の処理を行う
ことができるため、オゾンによる各種水処理は急速に普
及している。特にオゾンは酸素のみから構成され洗浄処
理等の後は酸素に変換されるため有毒な化合物が残留し
て二次公害の問題を生じさせる恐れがなく、更にその酸
化力が他の酸化剤と比較して極めて大きいため良好な処
理効果を期待することができる。
つまり殺菌力の強いオゾン含有水を製造することができ
、このオゾン含有水により効率良く殺菌等の処理を行う
ことができるため、オゾンによる各種水処理は急速に普
及している。特にオゾンは酸素のみから構成され洗浄処
理等の後は酸素に変換されるため有毒な化合物が残留し
て二次公害の問題を生じさせる恐れがなく、更にその酸
化力が他の酸化剤と比較して極めて大きいため良好な処
理効果を期待することができる。
これに対し同じ目的に従来から使用されている塩素や、
次亜塩素酸等の塩素化合物はその酸化力自体は満足でき
るものであっても被処理水中に塩素イオンや塩素化合物
を残留させたり、酸化分解された化合物と塩素等の反応
によりトリハロメタン等の有毒な有機塩素化合物が生成
させたりすることが多く、これらの化合物等の除去等の
後処理が必要となり、環境衛生上の問題が残されている
。
次亜塩素酸等の塩素化合物はその酸化力自体は満足でき
るものであっても被処理水中に塩素イオンや塩素化合物
を残留させたり、酸化分解された化合物と塩素等の反応
によりトリハロメタン等の有毒な有機塩素化合物が生成
させたりすることが多く、これらの化合物等の除去等の
後処理が必要となり、環境衛生上の問題が残されている
。
一方分解することにより水と酸素に変換される過酸化水
素は二次公害の発生はないとされているが、過酸化水素
自体がかなり安定な化合物であり、酸化分解処理等で消
費されない過酸化水素はそのまま残留して予期しない害
を及ぼす恐れがある。
素は二次公害の発生はないとされているが、過酸化水素
自体がかなり安定な化合物であり、酸化分解処理等で消
費されない過酸化水素はそのまま残留して予期しない害
を及ぼす恐れがある。
前述の通りオゾンは殺菌等の酸化処理に対して前述の他
の酸化剤に比べて迩かに有効であり、しかも過酸化水素
より不安定で、オゾン含有水中に残留するオゾンは室温
に放置すれば20〜30時間後にはほぼ完全に分解する
という特性を有するため、前述の塩素系化合物や過酸化
水素より優れた酸化剤として急速に普及している。しか
し分解までの時間が他の酸化剤より短いとはいえ、オゾ
ン含有水は比較的大量に使用されるためほぼ完全に分解
するまでの保存に大量の保存用空間を要し、簡単な後処
理でオゾン含有水中の残留オゾンをほぼ完全に分解して
前記オゾン含有水をそのまま廃棄できることが望ましい
。高濃度のオゾンが残留するオゾン含有水中の該オゾン
を迅速乙こ分解するためC二は該オゾン含有水をアルカ
リ性にすればよいが該オゾン含有水を廃棄するためには
該オゾン含有水を再度中性に戻すための操作が必要とな
り、好ましい分解方法とは言い難い。
の酸化剤に比べて迩かに有効であり、しかも過酸化水素
より不安定で、オゾン含有水中に残留するオゾンは室温
に放置すれば20〜30時間後にはほぼ完全に分解する
という特性を有するため、前述の塩素系化合物や過酸化
水素より優れた酸化剤として急速に普及している。しか
し分解までの時間が他の酸化剤より短いとはいえ、オゾ
ン含有水は比較的大量に使用されるためほぼ完全に分解
するまでの保存に大量の保存用空間を要し、簡単な後処
理でオゾン含有水中の残留オゾンをほぼ完全に分解して
前記オゾン含有水をそのまま廃棄できることが望ましい
。高濃度のオゾンが残留するオゾン含有水中の該オゾン
を迅速乙こ分解するためC二は該オゾン含有水をアルカ
リ性にすればよいが該オゾン含有水を廃棄するためには
該オゾン含有水を再度中性に戻すための操作が必要とな
り、好ましい分解方法とは言い難い。
(発明の目的)
本発明は、前述の従来技術の欠点を解消し、オヅン含を
水特に殺菌や洗浄等の処理に使用され残留オゾンを含有
するオゾン含有水に、薬剤の添加等を必要としない簡単
な後処理を施すことにより前記オゾンをほぼ完全に分解
することを可能にするオゾン含有水の処理方法を提供す
ることを目的とする。
水特に殺菌や洗浄等の処理に使用され残留オゾンを含有
するオゾン含有水に、薬剤の添加等を必要としない簡単
な後処理を施すことにより前記オゾンをほぼ完全に分解
することを可能にするオゾン含有水の処理方法を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、オゾンを含有するオゾン含有水を空気中に噴
霧して前記オゾンを分解することを特徴とするオゾン含
有水の処理方法であり、この空気中への噴霧とともに紫
外線照射を行うようにしてもよい。
霧して前記オゾンを分解することを特徴とするオゾン含
有水の処理方法であり、この空気中への噴霧とともに紫
外線照射を行うようにしてもよい。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、分解すべきオゾン特に残留オゾンを含有する
オゾン含有水を高表面積で空気に接触させることにより
つまり空気中に噴霧することにより前記残留オゾン等の
分解を促進することを特徴とする。
オゾン含有水を高表面積で空気に接触させることにより
つまり空気中に噴霧することにより前記残留オゾン等の
分解を促進することを特徴とする。
本発明者らは、常法により製造されたオゾン含有水を使
用して脱臭プロセスに使用する際に、臭気源である有機
物を直接前記オゾン含有水に浸漬したり該有機物に前記
オゾン含有水を液体のまま接触させると容易に脱臭が行
われるのに対し、前記オゾン含有水を噴霧器を使用して
前記有機物に噴霧すると殆ど脱臭効果がないことを見出
した。
用して脱臭プロセスに使用する際に、臭気源である有機
物を直接前記オゾン含有水に浸漬したり該有機物に前記
オゾン含有水を液体のまま接触させると容易に脱臭が行
われるのに対し、前記オゾン含有水を噴霧器を使用して
前記有機物に噴霧すると殆ど脱臭効果がないことを見出
した。
この原因を追求したところ前記オゾン含有水を噴霧する
とオゾンが消失するという現象が見られ、これに基づい
て本発明に至ったものである。
とオゾンが消失するという現象が見られ、これに基づい
て本発明に至ったものである。
本発明の対象とするオゾン含有水は、特に限定されない
が一般に殺菌等をすべき被処理物の処理に使用された後
の該処理によっても分解されないオゾンを含むオゾン含
有水であり、例えば電解法により製造したオゾンをその
まま被処理水に注入して該被処理水の殺菌を行った場合
の該被処理水、あるいは電解オゾン等を水に溶解して高
濃度オゾン水とし該オゾン水を使用して臭気源等の被処
理物を処理した後の該オゾン水等を含む。例えば現在電
解法で製造されろオゾン含有水のオゾン濃度は10pp
m以上であり、被処理物処理後のオゾン含有水中のオゾ
ン;;度は前記被処理物の量や種類にもよるが通常はl
ppm以上、ときには4〜5ppmの場合がある。
が一般に殺菌等をすべき被処理物の処理に使用された後
の該処理によっても分解されないオゾンを含むオゾン含
有水であり、例えば電解法により製造したオゾンをその
まま被処理水に注入して該被処理水の殺菌を行った場合
の該被処理水、あるいは電解オゾン等を水に溶解して高
濃度オゾン水とし該オゾン水を使用して臭気源等の被処
理物を処理した後の該オゾン水等を含む。例えば現在電
解法で製造されろオゾン含有水のオゾン濃度は10pp
m以上であり、被処理物処理後のオゾン含有水中のオゾ
ン;;度は前記被処理物の量や種類にもよるが通常はl
ppm以上、ときには4〜5ppmの場合がある。
本発明ではこれらのオゾン含有水を、通常ノ噴霧器を使
用して空気中に噴霧し、ノズルがら空気中に噴射し、板
状体等へ衝突させて空気中に分散させ、あるいはノズル
からの吸引により空気中に分散させる。つまり本発明に
おける噴霧とは前記オゾン含有水を空気中に霧状又は細
粒状に分散させて表面積を増大させる全ての操作を含む
。
用して空気中に噴霧し、ノズルがら空気中に噴射し、板
状体等へ衝突させて空気中に分散させ、あるいはノズル
からの吸引により空気中に分散させる。つまり本発明に
おける噴霧とは前記オゾン含有水を空気中に霧状又は細
粒状に分散させて表面積を増大させる全ての操作を含む
。
本発明方法によると、この残留オゾン等を含むオゾン含
有水が空気中に噴霧され、該残留オゾン等が高表面積で
空気に接触して前記残留オゾン等の分解が促進されるも
のと考えることができる。
有水が空気中に噴霧され、該残留オゾン等が高表面積で
空気に接触して前記残留オゾン等の分解が促進されるも
のと考えることができる。
この噴射操作と同時に前記オゾン含有水に紫外線を照射
することにより該オゾン含有水の分解を促進することが
できる。
することにより該オゾン含有水の分解を促進することが
できる。
(実施例)
以下本発明の詳細な説明するが、該実施例は本発明を限
定するものではない。
定するものではない。
大旌桝よ
電解オゾナイザから発生した濃度15%のオゾンを含む
オゾン/酸素混合ガスを市水に溶解してオゾン濃度10
ppmのオゾン含有水を調製した。このオゾン含有水を
シャワーノズルから噴射して霧状に空気中に吹き出させ
、該オゾン含有水を空気中を1m落下させて下方に集め
た。この水の残留オゾンをヨウ素滴定法で分析したとこ
ろ、市水に含まれる次亜塩素酸又は活性塩素に由来する
滴定値より低くなっていることが判った。即ち前記オゾ
ン含有水中のオゾンはほぼ完全に分解され、更に前記オ
ゾン含有水中の次亜塩素酸又は活性塩素の一部も分解し
ていることが判った。
オゾン/酸素混合ガスを市水に溶解してオゾン濃度10
ppmのオゾン含有水を調製した。このオゾン含有水を
シャワーノズルから噴射して霧状に空気中に吹き出させ
、該オゾン含有水を空気中を1m落下させて下方に集め
た。この水の残留オゾンをヨウ素滴定法で分析したとこ
ろ、市水に含まれる次亜塩素酸又は活性塩素に由来する
滴定値より低くなっていることが判った。即ち前記オゾ
ン含有水中のオゾンはほぼ完全に分解され、更に前記オ
ゾン含有水中の次亜塩素酸又は活性塩素の一部も分解し
ていることが判った。
肯較炎
実施例1で作製巳たオゾン濃度IQppmのオゾン含有
水を室温で空気中に放置し実施例1のヨウ素滴定法で分
析して前記オゾン含有水中のオゾン濃度の経時変化を測
定した。オゾン濃度が零になるまでに15時間を要した
。
水を室温で空気中に放置し実施例1のヨウ素滴定法で分
析して前記オゾン含有水中のオゾン濃度の経時変化を測
定した。オゾン濃度が零になるまでに15時間を要した
。
大宛±又
実施例1で作製したオゾン含有水を2kg/Ciの圧力
で塩化ビニル樹脂板に衝突させ四方に飛散させ1こ。飛
散したこのオゾン含有水を集めて分析したところ、市水
中の次亜塩素酸及び活性塩素を補正した後の残留次亜塩
素酸濃度はo、2ppmであり、十分なオゾン分解効果
が認、められた。
で塩化ビニル樹脂板に衝突させ四方に飛散させ1こ。飛
散したこのオゾン含有水を集めて分析したところ、市水
中の次亜塩素酸及び活性塩素を補正した後の残留次亜塩
素酸濃度はo、2ppmであり、十分なオゾン分解効果
が認、められた。
実施例3
実施例1と同一条件でオゾン含有水をシャワーノズルか
ら噴射させながら波長が254〜260nmの紫外線を
照射させ、実施例1と同様に残留オゾンをヨウ素滴定法
で分析したところ、測定値は実施例1の値より低かった
。
ら噴射させながら波長が254〜260nmの紫外線を
照射させ、実施例1と同様に残留オゾンをヨウ素滴定法
で分析したところ、測定値は実施例1の値より低かった
。
(発明の効果)
本発明は、オゾン含有水を空気中に噴霧して前記オゾン
を分解する方法である(請求項1)。
を分解する方法である(請求項1)。
残留オゾン等を含むオゾン含有水を空気中に噴霧すると
該残留オゾン等が高表面積で空気と接触して分解が促進
され、単に空気中に放置される場合には数十時間を要す
る残留オゾン等の分解を、本発明ではほぼ瞬時に行うこ
とができる。本発明はオゾン含有水を空気中に噴霧させ
るという簡単な操作で試薬等の添加を要することなくオ
ゾン含有水中のオゾンをほぼ完全に分解することができ
る。従ってオゾン処理工程から取り出される前記オゾン
含有水等をそのまま空気中に噴霧するだけで試薬の添加
等を伴うことなくオゾン分解を行うことができるため、
残留オゾンや添加試薬に起因する有害化合物等を含むオ
ゾン含有水を廃棄したり、該オゾン含有水の分解のため
の装置を必要とすることがな(、オゾンによる被処理物
処理工程の後処理を非常に容易に行うことが可能になる
。
該残留オゾン等が高表面積で空気と接触して分解が促進
され、単に空気中に放置される場合には数十時間を要す
る残留オゾン等の分解を、本発明ではほぼ瞬時に行うこ
とができる。本発明はオゾン含有水を空気中に噴霧させ
るという簡単な操作で試薬等の添加を要することなくオ
ゾン含有水中のオゾンをほぼ完全に分解することができ
る。従ってオゾン処理工程から取り出される前記オゾン
含有水等をそのまま空気中に噴霧するだけで試薬の添加
等を伴うことなくオゾン分解を行うことができるため、
残留オゾンや添加試薬に起因する有害化合物等を含むオ
ゾン含有水を廃棄したり、該オゾン含有水の分解のため
の装置を必要とすることがな(、オゾンによる被処理物
処理工程の後処理を非常に容易に行うことが可能になる
。
前記オゾン含有水を空気中に噴霧する方法としては通常
の噴霧器やノズルを使用する噴霧の他に前記オゾン含有
水の流れを板状体等に衝突させて空気中に分散させる方
法(請求項2)及び該オゾン含有水を吸引して空気中に
分散させる方法(請求項3)があり、これらの方法でも
オゾン含有水中の残留オゾンを容易に分解することがで
きる。
の噴霧器やノズルを使用する噴霧の他に前記オゾン含有
水の流れを板状体等に衝突させて空気中に分散させる方
法(請求項2)及び該オゾン含有水を吸引して空気中に
分散させる方法(請求項3)があり、これらの方法でも
オゾン含有水中の残留オゾンを容易に分解することがで
きる。
更に前記オゾン含有水の空気中への噴霧と同時に紫外線
照射を行うと(請求項4)、より効率的二二残留オゾン
等の分解を行うことができる。
照射を行うと(請求項4)、より効率的二二残留オゾン
等の分解を行うことができる。
Claims (4)
- (1)オゾン含有水を空気中に噴霧して前記オゾンを分
解することを特徴とするオゾン含有水の処理方法。 - (2)オゾン含有水を板状体に衝突させて空気中に分散
噴霧させる請求項1に記載の方法。 - (3)オゾン含有水を吸引により空気中に分散噴霧させ
る請求項1に記載の方法。 - (4)オゾン含有水を空気中に噴霧するとともに紫外線
を照射して前記オゾンを分解することを特徴とするオゾ
ン含有水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10775090A JPH047083A (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | オゾン含有水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10775090A JPH047083A (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | オゾン含有水の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH047083A true JPH047083A (ja) | 1992-01-10 |
Family
ID=14467021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10775090A Pending JPH047083A (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | オゾン含有水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH047083A (ja) |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP10775090A patent/JPH047083A/ja active Pending
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