JPH0469620A - 液晶電気光学装置 - Google Patents

液晶電気光学装置

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JPH0469620A
JPH0469620A JP18363390A JP18363390A JPH0469620A JP H0469620 A JPH0469620 A JP H0469620A JP 18363390 A JP18363390 A JP 18363390A JP 18363390 A JP18363390 A JP 18363390A JP H0469620 A JPH0469620 A JP H0469620A
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薫 森
Nobuaki Koshobu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶を用いて階調表示を行う液晶電気光学装
置に関する。
[従来の技術] 従来の液晶電気光学装置の一例として、特開昭63−2
28124号公報に開示される技術が知られている。こ
の技術は、電極間の液晶の層の厚さを変化さぜなもので
、実際には一方の電極の表面に、厚さの変化する層厚調
整膜を設けることにより、液晶の層の厚さを変化させて
いる。
なお、液晶の層の厚さを変化させると、電極間に印加す
る電圧を変化させることにより、液晶のONする面積が
変化する。この液晶のONする面積の変化によって、階
調表示を行うものである。
[発明が解決しようとする課題] 液晶が配される基板と基板との間の寸法(セルギャップ
)に誤差が生じると、液晶のONする面積が変化し、意
図する階調表示が行えなくなる。このため、セルギャッ
プは、均一に保つ必要がある。
セルギャップを均一にする技術の一例を簡単に説明する
。一方の基板の表面に数μmのスペーサ(二酸化珪素な
どによる透明な粒や柱)を撒き、他方の基板を重ねる。
すると、一対の基板間の寸法は、スペーサの寸法になる
。その後、一対の基板間に液晶を流し込み、液晶を充填
する。
しかるに、従来技術に示したものは、液晶が配される側
の基板の表面に、層厚調整膜による凹凸が形成されてい
たため、スペーサが層厚調整膜の谷部に位置したり、頂
部に位置したりする。このため、基板間の寸法を一定に
するのは困難であった。
本発明の目的は、基板間のセルギャップを均一にして、
高品位の表示が可能な液晶電気光学装置の提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の液晶電気光学装
置は、次の技術的手段を採用する。
液晶電気光学装置は、相対向する面に電極を有する一対
の基板の間に、液晶を充填した液晶パネルを備える。
そして、前記液晶パネルは、前記一対の基板の少なくと
も一方の基板の前記電極の表面に、膜厚が変化する第1
誘電体を備えるとともに、この第1誘電体と誘電率が異
なり、前記第1誘電体を覆って、前記液晶が充填される
側の面を平坦化した第2誘電体を備える。
なお、本発明の液晶電気光学装置は、好ましい態様とし
て、電極間の印加電圧を変化可能な制御装置を備える。
[作用] 電極の表面に形成された第1誘電体と第2誘電体とは、
それぞれ厚さが変化するように設けられている。このな
め、電極間に電圧を印加すると、第1誘電体および第2
誘電体の厚さの変化に応じた電圧が、液晶にかかる。
液晶は、加えられた電圧値によってONするため、第1
誘電体および第2誘電体の厚さと、印加電圧によってO
Nする面積が決定される。
なお、好ましい態様の制御装置によって、電極間に印加
する電圧値を変化させ、液晶のONする面積を変化させ
ても良い。
また、第2誘電体が、膜厚が変化する第1誘電体を覆っ
て、液晶が充填される側の面を平坦化している。つまり
、第2誘電体によって、液晶と接触する面が平らになる
。このなめ、一対の基板の間に液晶を配した状態で、基
板間のセルギャップを均一にすることができる。
[発明の効果コ 本発明は、以上の作用で説明したように、基板間のセル
ギャップを均一にすることができるため、液晶によって
意図した濃度の表示ができる。つまり、品位の高い液晶
表示が可能になる。
[実施例] 次に、本発明の液晶電気光学装置を、図に示す一実施例
に基づき説明する。
(実施例の構成) 第1図ないし第12図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は液晶電気光学装置の概略図を示す。
イ)液晶パネルの概略説明。
本実施例の液晶電気光学装置に使用される液晶パネル1
は、テレビ画面など表示面積の広いデイスプレィに適用
が可能なもので、液晶2に反強誘電性液晶(いわゆるA
FLC)を用いたものである。
液晶パネル1は、一対の偏光板3.4、この−対の偏光
板3.4に挟まれた一対の透明絶縁基板5.6、この一
対の基板5.6の間に充填された液晶2から構成される
口)偏光板3.4の説明。
一対の偏光板3.4は、それぞれの偏光方向を調節する
もので、偏光方向を調節することにより、液晶パネル1
に明暗のコントラストを持たせることができる。
ハ)基板5.6の説明。
一対の基板5.6は、例えばガラスやアクリルを使用し
た板で、一方の基板(以下、第1基板〉5の表面(液晶
2が配される側の面)には、はぼ全面に亘って、多数の
縞状の透明電極(以下、第1透明電極)7が形成されて
いる。また、他方の基板(以下、第2基板)6の表面〈
液晶2が配される側の面)にも、はぼ全面に亘っ゛C1
多数の縞状の透明電極(以下、第2透明電極)8が形成
されている。第1透明電極7と第2透明電極8とは、第
2図に示すように、第1.基板5と第2基板6とが対向
した状態で、格子状となるように設けられている。なお
、両透明電極7.8の材質は、周知なもので、例えば酸
化ずす、酸化インジュウム、ITOなどが用いられる。
第2透明電極8の各表面には、それぞれ厚さが3段階に
変化する第1誘電体9が形成されている。
この第1誘電体9は、例えば誘電率が約4の二酸化珪素
を用い、周知の薄膜加工技術であるリフトオフ法によっ
て形成されたものである。
このリフトオフ法を簡単に説明する。まず、第2基板6
の表面に直接フォトレジストを塗布し、露光、現像によ
り第1誘電体9の形成されるパターンを作成する。次い
で、蒸着により第2基板6の表面に二酸化珪素を蒸着し
て、二酸化珪素の膜を形成する。ついで、フォトレジス
トを除去して、第2基板6の表面に直接蒸着された二酸
化珪素の膜のみを残す。上記を繰り返すことにより、段
階状の第1誘電体9が第2基板61・、の第2透明電極
8の表面に形成される。
第2基板6の表面に形成された第1誘電体9は、第1誘
電体9とは誘電率の異なる第2誘電体10によって覆わ
れる。この第2誘電体10は、液晶2が配される側の面
が平坦に設けられている。この第2誘電体10は、例え
ば誘電率が約12の酸化タンタルで、第1誘電体9が形
成された第2基板6の表面に酸化タンタルを蒸着し、蒸
着後、表面を周知のラッピング法やポリッシンク法の研
磨技術を用いて、高精度に平坦化されたものである。
第1透明電極7の表面、あるいは第2誘電体10の表面
には、必要に応じてカラーフィルタが設けられる。
また、第1基板5側あるいは第2基板6側で、液晶2に
接触する少なくとも一方の面には、配向処理が施されて
いる。配向処理の一例としては、ポリイミドラビング、
LB膜、SiO斜方蒸着などがある。
なお、液晶2が配される隙間は、図示しない多数のスペ
ーサによって、例えば2μmに均一に保たれている。
二)液晶2の説明。
液晶2は、スペーサによって2μInに保たれた隙間に
充填された反強誘電性液晶で、MHPOBCなどのAF
LC材料を複数混合した混合液晶、あるいは少なくとも
1種のAFLC材料を含む混合液晶で、誘電率が約8で
、印加電圧に対する透過率の変化が、第3図に示すよう
な、履歴曲線を描くものが使用されている。
反強誘電性液晶は、スイッチング速度が従来のネマチッ
ク液晶を用いた液晶素子に比較して100〜1000倍
と非常に高速である特徴を備える。また、反強誘電性液
晶は、暗表示状態から明表示状態へ切り替えるしきい値
電圧(ON電圧値)と、明表示状態から暗表示状態へ切
り替えるしきい値電圧(0「F電圧値)とに差がある。
なお、本実施例の液晶パネル1は、正電圧を印加した際
のON電圧値は約25V、叶F電圧値は約13.5Vで
ある。また、負電圧を印加した際のON電圧値は約−2
5V、叶「電圧値は約−13,5Vである。また、液晶
パネル1は、ON電圧値と叶F電圧値との差を利用した
メモリー効果によって、下達する制御装置11によって
通電制御される。
ホ)1画素における階調制御の説明。
液晶パネル1の各第1透明電極7および各第2透明電極
8は、それぞれ制御装W11によって通電制御され、各
第1透明電極7と各第2透明電極8とが交差する各画素
の階調制御がなされる。
1画素は、第4図に示すように、第1誘電体9が3段階
に形成されており、第1誘電体9の一番厚い部分を第1
領域、2番目に厚い部分を第2領域、一番薄い部分を第
3領域と呼ぶ。そして、第2透明電極8の表面から第2
誘電体10の表面までの膜厚dTが3000オングスト
ローム、第1領域の第1誘電体9の膜厚d11が270
0オングストローム、第2領域の第1誘電体9の膜厚d
12が1500オングストローム、第3領域の第1誘電
体9の膜3113が300オングストロームとする。
次に、第1透明電極7と第2透明電極8とに電圧を印加
して、実際に液晶2に印加される電圧は、次式で与えら
れる。
V=V1 / (1+(d1/εl+d2/ε2)ε3
/dL)なお、■は液晶2に印加される電圧、Vlは第
1透明電極7と第2透明電極8とに印加する電圧、dl
は第1誘電体9の膜厚、d2は第2誘電体10の膜厚、
dLは液晶2の厚さ、ε1は第1誘電体9の誘電率、ε
2は第2誘電体10の誘電率、ε3は液晶2の誘電率で
ある。
上記の式から、画素内の第1領域をONするには32V
以上あるいは一32V以下の電圧を印加する必要がある
。同様に、第2領域をONするには30V以十あるいは
一30V以千の電圧を印加する必要があり、第3領域を
ONするには28V以上あるいは一28■以千の電圧を
印加する必要がある。また、ON表示をOFFするには
、17.3V以下あるいは−17,3■以上の電圧を印
加する必要がある。
へ)1画素分における制御装置11の説明。
制御装置11は、1画素内でON表示面積が異なること
を用いて、第5図ないし第8図に示す、4種のデータ信
号と、第9図に示す1種の走査信号とを組み合わせ、4
階調制御を行う。なお、4種のデータ信号は、第1.2
.3領域全てを叶「するOFFデータ(実際は0■)、
第3領域のみをONする1/3 ONデータVdl (
実際は3V、−3V) 、第2.3領域をONする2/
3 ONデータVd2(実際は5■、−5■)、第1.
2.3領域全てをONするall ONデータVd3(
実際は7v、−7V)テある。
また、走査信号は、消去信月(OV)、選択信号vsi
  (実際は26V、−26V) 、非選択信号VSO
(実際は19V、−19V )で構成される。なお、各
データ信号および走査信号は、時間10保持される。こ
の時間1,0は、画素の表示が叶F状態の時に、第3領
域のみをONする電圧を印加して、第3領域をON表示
に変化させ、光の透過率が飽和値の90%に達する時間
、あるいは画素の表示がONの時に、消去信号を加えて
叶F表示に変化させ、光の透過率が飽和値の10%に達
する時間のどちらか長い方の時間で、決定されている。
そして、制御装置11は、第1透明電極7および第2透
明電極8に、データ信号と走査信号とをそれぞれ印加し
、各画素の階調制御を行う。
ト)制御装置11の構成。
制御装置11は、液晶パネル1に設けられた多数の画素
をそれぞれ階調制御するために、第2図に示す回路を採
用する。
本実施例に示す制御装置11は、フルカラーの液晶パネ
ル1を周知のアナログR,GB信号を入力してフルカラ
ー表示するもので、入力されるRGB信号のレベル補正
回路12、信号変換回路13、入力される同期信号より
各種コントロール信号を作り出すコントロール回路14
、データ信号を一方の電極(例えば第1透明電rfi7
)に印加する列駆動回路15、走査信号を他方の電極(
例えば第2透明電極8)に印加する行駆動回路16から
構成される。
レベル補正回路12は、入力されたRGB信号をそれぞ
れ4階調をなす4種のデータ信号(OV、3■、5■、
7V)に変換する回路である。
信号変換回路13は、レベル補正回路12で変換された
データ信号をそのまま通過させるか、反転して出力する
回路で、コンi・ロール回路14で作り出されたフィー
ルド信号Flによって、反転が選択される。この結果、
信号変換回路13によって、7種のデータ信号(−7■
、−5V、−3V、0■、3V、5■、7V)が作成さ
れる。
コントロール回路14は、フィールド信号Flの他に、
3種のクロック信号ct、1−cI、2、CF2、およ
び走査信号を構成する5種類の電圧レベル(−26V、
−19■、0■、19V、26■〉に対応した3ビツト
の走査信号DI 、D2 、D3を出力する。
列駆動回路15は、シフトレジスタ17とアナログデー
タラッヂ18とから構成される。詳しくは、第10図に
示すように、列駆動回路15は、1組のシフトレジスタ
17と、2段のサンプルホールド回路18a 、18b
からなる。信号変換回路13からのRGB信号は、コン
トロール回路14で作り出された第1クロツク信号CL
1に同期して、初段サンプルホールド回路5H11,5
H12、S H13−8H1nに、順次ラッチされ、1
行分の信号をラッチした後、ホールドされる。初段サン
プルホールド回路18aにホールドされた信号は、コン
トロール回路14で作り出された第2クロツク信号CI
、2に同期して、次段サンプルホールド回路5H21,
5H22,5H23・・・5H20に、順次ラッチされ
、各第1透明電極7にデータ信号として出力される。そ
して、列駆動回路15は、上記動作を縁り返す。
行駆動回路16は、シフトレジスタ19とドライパート
20から構成される。詳しくは、第11図に示すように
、行駆動回路16は、3組のシフトレジスタ19a 、
19b 、 19cと、第2透明電極8の数に応じた多
数のデコーダ20a、各デコーダ20aに対して5つの
アナログイッチを備えた多数のスイッチ回路20bから
なる。各シフトレジスタ19a 、19b、19cは、
コントロール回路14で作り出された走査信号DI 、
D2 、D3を、コントロール回路14で作り出された
第3クロツク信号C[,3に同期して取り込む。そして
、各行に対応したシフトレジスタ19a 、19b 、
19cは、各デコーダ20aでデコードされ、データに
応じた走査電圧レベル(−26V、=19■、OV、1
9V、26■)のアナログスイッチをONL、各第2透
明電極8へ、消去、選択、非選択の走査信号として出力
される。そして、行駆動回路16は、上記動作を繰り返
す。
(実施例の作動) 次に、上記構成よりなる液晶電気光学装置の作動を、1
つの画素を用いて簡単に説明する。
各画素は、高速で画面が変化する。第12図は、ある1
画素に印加されるデータ信号と走査信号とが組み合わさ
れた駆動波形を示す。この信号は、第1画面では画素を
叶Fし、第2画面では画素の173をOWL、第3画面
では画素の273をONL、第4画面では画素全体をO
Nするべく印加された信号である。各画面では、+フィ
ールドと、この+フィールドとはまったく逆の一フィー
ルドとで構成され、電圧による歪みが液晶2に加わらな
いように設けられている。
第1画面では、選択信号が印加されたときに、この画素
に加わる電圧は、28V以下(−28V以上)の26V
 (−26V )であり、OFF表示となる。
第2画面では、選択信号が印加されたときに、この画素
に加わる電圧は、28V(−28V)と30V(−30
V)との間の29V (−29V )であり、結果的に
画素の173がON表示する。
第3画面では、選択信号が印加されたときに、この画素
に加わる電圧は、30V (−30V )と32V(−
32V)との間の31V (−31V)であり、結果的
に画素の273がON表示する。
第4画面では、選択信号が印加されたときに、この画素
に加わる電圧は、32V以上(−32V以下)の33V
 (−33V)であり、結果的に画素全体がON表示す
る。
各画面では、非選択信号である19V (−19V)が
印加されている間は、メモリー効果によって、各表示状
態が保持されている。そして、消去信号である0■が印
加されると、保持されていた表示が消される。
(実施例の効果) 本実施例に示される液晶電気光学装置は、画面全体に亘
って均一に階調表示を行うためには、画面全体での液晶
2に加わる電界強度の差を、約1■/μm以下にすれば
良い。
そして本実施例に示される液晶パネル1は、第2誘電体
10が、第1誘電体9を覆って、液晶2が充填される側
の面を高精度に平坦化されている。
このため、基板5.6間の隙間の精度を、±0.05μ
mはどに保つことができる。
このため、画面全体での液晶2に加わる電界強度の差は
、約0.8V/μm以下となる。この結果、本実施例の
液晶電気光学装置は、画面全体に亘って、十分均一な中
間調表示を実現することができる。
また、液晶2が充填される側の面が高精度に平担化され
ているため、従来の基板表面に凹凸を形成した液晶電気
光学装置に比較して、液晶2の配向欠陥の発生を防ぐこ
とができる。これによっても、本実施例の液晶電気光学
装置は、画面全体に亘って、高品位な表示を行うことが
できる。
なお、上記の実施例では、4階調表示を行うために、第
1誘電体9の膜厚を3段階に変化させたが、この段数に
限定されるものではなく、例えば段数を増して、階調数
を増やしても良い。
また、制御装置11の形式は本実施例に限定されるもの
ではなく、他の構成の回路によって駆動波形を形成して
も良い。
(第2実施例) 第13図は第2実施例を示すもので、第2透明電極8上
に形成された第1誘電体9および第2誘電体10の断面
図を示す。
本実施例の第1誘電体9は、連続的な傾斜によって膜厚
が変化するものである。この様に、第1誘電体9に連続
的な傾斜を設ける技術としては、周知のイオンエツチン
グ法によって、ブレーズグレーティングを作る技術が適
用できる。
本実施例のように、第1誘電体9を連続的な傾斜に設け
ることによって、ON表示面積と叶F表示面積とを、電
圧を連続的に変化させることによって、無段階に変化さ
せることができる。このため、前記第1実施例よりも、
より微妙な中間調を表示することが可能になる。
(第3実施例) 第14図は第3実施例を示すもので、第2透明電極8上
に形成された第1誘電体9および第2誘電体10の断面
図を示す。
本実施例の第1誘電体9は、連続的な傾斜を4カ所有し
、断面が三角形の膜を2つの並べた形状のものである。
本実施例のような構成では、ON表示と叶F表示との境
界を4つ設けることができる。この結果、液晶パネル1
は、木目の細かい中間調を表示することが可能になる。
また、画素が大きくても、中間調の木目を細かくできる
なお、傾斜の数は、4つに限定されるものではなく、用
途に応じて増減させても良い。
(第4実施例) 第15図は第4実施例を示すもので、第2透明電極8上
に形成された第1誘電体9および第2誘電体10の断面
図を示す。
本実施例は、第2透明電極8の表面に、第2誘電体9の
突起をランダムに設けたものである。この様に、第1誘
電体9にランダムな突起を設ける技術としては、周知の
イオンエツチングを、斜めの方向から行う技術が適用で
きる。
本実施例のように、第1誘電体9にランダムな突起を設
けると、ON表示と叶F表示との境界の数が非常に増す
ことができる。この結果、液晶パネルは、より滑らかで
、より細かい中間調を表示することが可能になる。
(変形例) 液晶の一例として、反強誘電性液晶を例に示したが強誘
電性液晶を用いても良く、また、液晶の応答時間が遅く
ても良い用途に使用するのであれば、ネマティック液晶
や、コレスティック液晶など他の液晶を利用しても良い
第1誘電体と第2誘電体とからなる膜を、2枚の基板の
それぞれの面に設けて良い。
制御装置は、電圧を変化させて階調を変化させた例を示
したが、一定の電圧しか印加しない制御装置を用いて、
中間トーンの表示のみを行うように設けても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は液晶電気光学装置の概略図、第2図は制御
装置の電気回路図、第3図は反強誘電性液晶の特性を示
すグラフ、第4図は電極の表面に形成された第1誘電体
と第2誘電体の断面図、第5図ないし第9図は4種のデ
ータ信号と1種の走査信号を説明するためのタイムチャ
ート、第10図は列駆動回路の電気回路図、第11図は
行駆動回路の電気回路図、第12図は駆動波形を説明す
るためのタイムチャートである。 第13図は本発明の第2実施例を示す液晶電気光学装置
の要部断面図である。 第14図は本発明の第3実施例を示す液晶電気光学装置
の要部断面図である。 第15図は本発明の第4実施例を示す液晶電気光学装置
の要部断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)相対向する面に電極を有する一対の基板の間に、液
    晶を充填した液晶パネルを備える液晶電気光学装置にお
    いて、 前記液晶パネルは、 前記一対の基板の少なくとも一方の基板の電極の表面に
    、膜厚が変化する第1誘電体を備えるとともに、 この第1誘電体と誘電率が異なり、前記第1誘電体を覆
    って、前記液晶が充填される側の面を平坦化した第2誘
    電体を備える ことを特徴とする液晶電気光学装置。
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