JPH0469403A - 金属ファスナ及びその打ち込み工具 - Google Patents

金属ファスナ及びその打ち込み工具

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JPH0469403A
JPH0469403A JP18194190A JP18194190A JPH0469403A JP H0469403 A JPH0469403 A JP H0469403A JP 18194190 A JP18194190 A JP 18194190A JP 18194190 A JP18194190 A JP 18194190A JP H0469403 A JPH0469403 A JP H0469403A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属ファスナ及びその打ち込み工具の改良に
関する。
〔従来の技術〕
金属ファスナは、ねじの範噴に属するものと、釘の範略
に属するものとに大別し得る。ねじの範噴に属するもの
は、その軸部にねじ山を有し、回転させられながら被定
着物にねじ込まれるものであり、釘の範喘に属するもの
は、その軸部に実質的にねじ山を備えず、回転させられ
ずに直線的に被定着物へ打ち込まれるものである。さら
に、今日において、は、両者の中間的な存在として、そ
の軸部にねじ山を備えるにもかかわらず、回転させられ
ずに直線的に被定着物へ打ち込まれるもの(以下、打ち
込みねじと言う)がある。
この打ち込みねじは、回転を伴わない直線的な打ち込み
作業を行うことにより、打ち込み時間を短縮できると共
に、ねじ山の存在によりファスナの緩みを防ぐという利
点がある。ところが、回転を伴わない直線的な打ち込み
作業をなすため、被定着物に良好なねじ(めねじ)が形
成されず、通常のねじに比べると、その締め付は力が弱
いという欠点がある。
他方、ファスナの定着工具に関しても、上記の分類に対
応して、締め付はドライバーの範喘に属するものと、打
ち込みハンマーの範喀に属するものとに大別し得る。締
め付はドライバーの範璧に属するもは、電動モータ等の
回転駆動源により、ファスナを回転させられながら被定
着物にねじ込むものであり、打ち込みハンマーの範喘に
属するものは、エアシリンダ等の直線往復駆動源により
ファスナを回転させずに直線的に被定着物へ打ち込むも
のである。そして、上記の打ち込みねじは打ち込みハン
マーの範喀に属するもを用いて打ち込まれている。
上記の背景技術を建築工事を例に、より具体的に説明す
ると、建築工事において、外壁、内壁を構成するボード
を、鉄骨に固定する場合、釘又はねじが使用される。
この締結作業に当たり、釘を使用する場合には鉄骨へ打
ち込むために相当大きな打撃力が必要であり、一般に次
のような打ち込み工具が使用される。この工具は、高圧
エアーによってノーズ内を移動するハンマーを備え、こ
のハンマーにて釘を打撃することにより、ノーズ内から
釘を発射し、波打ち込ろ材に釘を打ち込むようにしたも
のである。この種の工具の使用により、作業者の疲労も
少なく、打ち込みスピードも速くなすことかできる反面
、被打ち込み材に対して、釘の軸方向に対する打撃力の
みで打ち込まれるにすぎないため、引き抜き保持力は非
常に弱いという欠点がある。
又、これを補うために、釘の軸に、スクリュー状或いは
リング状の溝を形成し、引き抜き保持力を向上させた釘
もあるが、これとて、釘の軸方向に対する打撃力のみで
打ち込まれるにすぎないため、被打ち込み材に対する締
付力はなく、顕著な効果は得ることができない。
一方、ねじを使用し、締結する場合、一般に日本工業規
格JIS  B  1125に規定されるセルフトリリ
グタイプのねじが使用される。このねじは、上面に回転
工具に係合する手段を設けた頭部を有し、他端にドリル
部を有するもので、回転しながら被締付材にねじこまれ
ることにより、自己穿孔と同時にタッピングを行い締付
作用をなすもので、引き抜き保持力は、釘に比して太き
なものを得ることかできる。しかし、締結作業において
、回転力は動力ドライバーにより与えることはできるが
、被締結材にトリル部で穿孔する間、作業者により人的
押圧力を与え続けなければならず、穿孔開始から締付完
了まで、釘に比して多くの時間を必要とする。より具体
的には、必要とする押圧力は、被締結材の厚さやねじの
呼び径でも異なるが、30kg以上にも達する力で長時
間押し続けなければならず、建築現場における足場の悪
い高所作業では、作業者の押圧作業のための疲労は極め
て大きい。さらに、押圧の反動により、高所の足場から
転落するという危険を常にはらんでおり、この危険感を
伴った疲労は絶し難いものである。
又、石膏ボード等の締結時においては、ドリル部による
穿孔作用中に排出される石膏パウダーを作業者が吸引す
る等、作業環境にも悪いという欠点もある。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、このようなファスナの改良を目的とするもの
で、直線的な打ち込ろ作業を行うことにより、打ち込み
時間を短縮できると共に、ねじ山の存在によりファスナ
の緩みを防ぐという利点を生かしつつ、その締め付は力
を高めることを目的とする。さらに詳しくは、直線的な
打ち込みと同時に、回転力を良好に受けることができ、
鋼板に対しても充分な締め付は作用をなすことのできる
ファスナの提供を目的とする。
さらに本発明は、このファスナを取り扱う装置であって
、ファスナに直線運動エネルギーを与えると同時に、回
転エネルギーを与えながら、ファスナを被定着物へ打ち
込み且つねじ込むことができるファスナの打ち込み工具
の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本願の第1の発明は、次の打ち込ろ工具用金属フ
ァスナを提供することにより上記の課題を解決するもの
である。
本願の第1の発明のファスナは、内面に筒内螺旋条を備
えた打ち込み工具の筒状体内を通過して打ち込みドライ
バーにより被定着物に打ち込まれるものであり、ねじ山
を有する軸部と、打ち込みドライバーに係合してその回
転力の伝達を受ける頭部とを備える。そして、この頭部
の最大外径部に、上記の筒内螺旋条に係合する対筒内螺
旋係合部が形成されてなることを特徴とする。
又、本願の第2の発明は、次の打ち込み工具を提供する
ことにより上記の課題を解決するものである。
本願の第2の発明の打ち込み工具は、ファスナを順次打
ち込んでいく金属ファスナの打ち込み工具に係る。この
打ち込み工具は、ファスナに係合して回転力を伝達する
ファスナ係全部を先端に有すると共に、直線往復運動と
同時に回転運動を行う打ち込ろドライバーを備える。又
、この打ち込みドライバーの先端側に設けられたファス
ナ供給部と、このファスナ供給部の先端側に設けられ、
打ち込みドライバーに係合したファスナを被定着体へ案
内する筒状体と、この筒状体の内面に形成された筒内螺
旋条とを備える。そして、打ち込ろに際して、打ち込み
ドライバーからの回転力に加え、ファスナの適宜位置を
筒状体の筒内螺旋条に係合させることにより、ファスナ
に回転力を与えつつ、ファスナの打ち込みをなすことを
特徴とする。
〔作 用〕
本願の第1の発明のファスナにおいては、頭部の最大外
径部に、上記の筒内螺旋条に係合する対筒内螺旋係合部
が形成されてなることを特徴とするため、内面に筒内螺
旋条を備えた打ち込み工具の筒状体内を通過して打ち込
まれる際に、対筒内螺旋係合部が筒内螺旋条に係合し、
螺旋条から回転エネルギーを受け、回転する。
本願の第2の発明の打ち込み工具にあっては、直線往復
運動と同時に回転運動を行う打ち込みドライバーにより
、ファスナに打ち込み力と回転力とを直接与える。そし
て、打ち込みドライバーに係合したファスナを被定着体
へ案内する筒状体の内面に筒内螺旋条が形成されている
ことにより、ファスナの適宜位置を筒状体の筒内螺旋条
に係合さてファスナにさらなる回転力を与ることが可能
となる。
〔実施例〕
以下、図面に基づき、本発明の詳細な説明する。
第1図は一実施例のファスナの側面図、第2図(A)は
同ファスナの平面図である。
このファスナは、尖った先端を有する先端部1と、この
先端部の基端側に続いて形成された無ねじ部2と、この
凸部の基端側に続いて形成された軸部3と、この軸部の
基端側に形成された頭部4とを備える。
この先端部lには、ファスナの回転を促す数条(実施例
では6条)の螺旋状突起11が形成されている。この螺
旋状突起11は、先端部の中程より基端側にかけて形成
されているが、最先端から形成してもよい。ただ、被定
着物の種類によっては、最先端部には螺旋状突起IIを
形成しなくともよい。又この螺旋状突起11は、先端側
から徐々にその高さが大きくなるように形成されている
か、この高さに関しても、被定着物に応じて適宜変更し
得る。この螺旋状突起11のり一ト角は自由であるが、
後述の螺旋条103を有する打ち込み工具を用いて回転
させながら打ち込む場合を想定し、螺旋条103のリー
ト角と同一の45度とした。
次に、無ねじ部2は、先端部lと軸部3との間に配位さ
れ、先端部lと軸部3との間を円滑に連続させるもので
ある。例えば、先端部lの谷径を軸部3の谷径よりも大
きく設定した場合、無ねじ部2を先端に向かうに従い径
の大きくなるテーパとし、逆に、先端部1の谷径を軸部
3の谷径よりも小さく設定した場合、無ねじ部2を先端
に向かうに従い径の小さくなるテーパとすることが好ま
しい。又、無ねじ部2を、先端部lと軸部3との岡谷径
よりも小さな径を有するものとすれば、打ち込み抵抗を
減少させることができると共に、先端部lによるバーリ
ング効果を高めるのに有効である。尚、この場合、無ね
じ部2を、先端部1からその径が漸次減少した後漸次拡
大して軸部3に続(、側面視略アール形状をなすように
構成することも好ましい。尚この無ねじ部2は敢えて形
成する必要はない。
次に、軸部3の周面には、1条以上(実施例では2条)
のねじ山31か形成されてなる。このねじ山31のリー
ト角は自由であるか、後述の螺旋条103を有する打ち
込み工具を用いて回転させながら打ち込む場合には、螺
旋条103のリート角と略等しいか、それよりも大きく
設定することが望ましい。この実施例では、螺旋条10
3のリート角と同一の45度とした。このねじ山31の
外径は、前記螺旋状突起11の外径より大きく設定され
、締付作用を有効に果たすようにされている。又、高速
で打ち込まれるこのファスナにおいて、タッピングを円
滑にするために、ねじ山31の先端寄りは、その外径を
徐々に減少させておくことが好ましい。尚、ねじ山31
と螺旋状突起11とを連続して形成することも可能であ
る。
上記のように、ねじ山31のリート角を通常のタッピン
グねじより大きくした結果、その定着性が低下する可能
性はあるが、この実施例では、逆ねじ32を形成するこ
とにより、ねじの緩みを防止している。この逆ねじ32
は1条以上(実施例では4条)設けられ、そのリート角
はねじ山3Iのリード角より大きく設定されている(実
施例では80度)。尚、ねじの緩み防止手段としては、
ねじ山辺外の突起を形成したり、ねじ山31にノツチを
形成したりする等、適宜手段を講じてもよい。
次に、頭部4は、その座面41がアール形状に形成され
たラッパ形をなし、その基端がフランジ部分45となっ
ている。このフランジ部分45が、このファスナの最大
径を規定し、その端面には、打ち込みドライバー101
の先端に形成されたファスナ係合部102と係合する、
係合穴42が形成されている。
この係合穴42は、回転しながら軸方向に移動する打ち
込みドライバー101のファスナ係合部102に対して
、良好に係合するように、その内周面に複数の凹条43
と凸条44とが交互に形成されている。この凸条44は
、係合穴42の内部形状の要部展開図である第2図(B
)に示すように、その上端面44aか隣合う凹条43に
向けて傾斜している。これにより、打ち込みドライバー
101のファスナ係合部102との係合をより円滑なも
のとすることができる。詳しくは、ファスナ係合部10
2には、凹条104と凸条105とが形成され、打ち込
みドライバー101か下降することにより、凹条104
と凸条105とが、係合穴42の凸条44と凹条43と
に係合する。その際、凸条105と凹条43とがそのま
ま合致すれば問題はないが、合致しないとき、即ち、凸
条105か凸条44に当接したときには、円滑な係合が
困難となる。そこで、凸条44の上端面44aを、隣合
う凹条43に向けて傾斜させることにより、凸条105
を凹条43に導き、スムーズな係合を実現させるもので
ある。
フランジ部分45には、複数(実施例では4個)の対筒
内螺旋係合部46が径外方向へ突出形成されている。こ
の対筒内螺旋係合部46は、後述の打ち込み装置におけ
る、凹条からなる筒内螺旋条403と係合するものであ
れば足るか、この実施例では、筒内螺旋条403と面接
触とさせて安定を高めるために、回転方向(第4図の矢
印方向)に対して後ろ側の面を45度の傾斜面47とし
た。
尚、回転方向に対して前方側の面も、傾斜面47と同様
に傾斜させてもよい。又、打ち込み装置における筒内螺
旋条403を、凸条に変更した場合には、窪ませた凹部
として形成される。
次に、第7図に基づき、このファスナを回転させながら
打ち込むための打ち込み工具について説明する。
この打ち込み工具は、ファスナに係合して回転力を伝達
するファスナ係合部102を先端に有すると共に、側面
に螺旋条103を有する打ち込みドライバー101によ
り、ファスナを打ち込むものである。ファスナ係合部1
02は、第1図、第6図に示すように、前記ファスナの
係合穴42と対応する形状を存し、その外周面に複数の
凹条104と凸条105とが交互に形成されている。尚
、ファスナと打ち込みドライバーとの係合のための構成
、形状は、回転力の伝達か可能なことを条件に適宜変更
して実施できる。又、側面の螺旋条103は、凸条とし
てもよいか、この実施例では凹条として実施した。
この打ち込みドライバー101は、直線駆動手段により
、その軸方向への往復直線運動か与えられる。この実施
例では、直線駆動手段に、従来の釘に対する打ち込みハ
ンマーに用いられているのト同様の、エアシリンダ20
1を採用する。このエアシリンダ201は、ピストン2
02をエアの圧力により高速で前進させ、後退させるも
ので、このピストン202に、スラストベアリング20
3を介して回転自在に、打ち込みドライバー101が取
り付けられている。
このエアシリンダ201の先端面は閉鎖され、その中央
に、案内筒部301が設けられ、この案内筒部301の
後端側には、弾性を有する合成樹脂製のバンパ303が
配され、打ち込み時のピストン202の衝撃を緩和して
いる。
この案内筒部301は、打ち込みトライノ\−を軸方向
に摺動及び回転可能に案内するもので、その内周面には
、螺旋条103に係合する対螺旋係合部302を有する
。この対螺旋係合部302は、前記の螺旋条103を凸
条とした際には四部とされるが、この実施例では螺旋条
103を凹条として実施したため、凸部として実施され
ている。尚凸部或いは凹部とする他、螺旋条103と同
一のリード角を有する凸条或いは凹条として実施しても
よい。又、摩擦抵抗を減少させるために、ボールを対螺
旋係合部302として用いてもよい。
この対螺旋係合部302が螺旋条103と係合すること
により、打ち込みドライバー101が軸方向に移動する
際、これに回転力が与えられるものである。尚、螺旋条
103のリード角は、これを大きくするに従い、打ち込
みドライバー101の前進速度に対する回転数の数が少
なくなる関係に立ち、ファスナの用途等により適宜変更
し得るが、この実施例では、45度とした。又、この案
内筒部301は、エアシリンダ201内に設けたが、エ
アシリンダ201外に設けてもよい。
次に、エアシリンダ201の先端からは、筒状体401
か延設されている。この筒状体401の基端帯りには、
第1O図に示すような帯体すに係止されたファスナaを
順次供給するファスナ供給部402か、形成されている
。このファスナ供給部402には、従来のねじ或いは釘
の打ち込み工具に用いられるものと同様のものを採用す
ればよい。例えば、筒状体401に対して横切るように
設けられた横送り通路404内に、帯体すに離脱可能に
係止されたファスナaを通し、供給用ンリンダ405に
より往復運動する供給型406により帯体すに係止され
たファスナaを間欠的に順次供給するものを採用し得る
。尚、ファスナaは、帯体すに係止して供給する他、単
独で供給する等その供給方法は適宜変更し得る。
この筒状体401の内面には、少なくとも、ファスナ供
給部402から先端方向へ、筒内螺旋条403が形成さ
れている。この筒内螺旋条403は凹凸どちらでもよい
が、この実施例では凹条として実施されている。そして
、打ち込みトライバ−がファスナを回転させつつ前進す
る際に、この筒内螺旋条403が、上記のファスナの対
筒内螺旋係合部46と係合して、ファスナにさらなる回
転力を付与するものである。この筒内螺旋条403のリ
ード角は、螺旋条103のリード角と略等しく設定する
ことが好ましい。
筒状体401の長さは、打ち込みドライバーlO1のス
トロークと略等しく、ファスナは、この筒状体401の
先端を被定着物に当接させた状態で、回転されながら打
ち込まれる。このように、ファスナは自転しながら打ち
込まれるため、その自転により軸と平行状態を保ちやす
く、被定着物に対して真っ直ぐに打ち込まれることとな
る。
尚、被定着物に対するファスナの直進性をより高めるた
めに、筒状体401の先端に、先端支持部501を設け
ることも好ましい。この先端支持部501は、第8図、
第9図に示すように、左右一対の開閉部材502と、そ
の外周に配された弾性リング503とから構成されてい
る。この開閉部材502は、筒状体401の先端に左右
に摺動可能に取り付けられ、その内部には、ロート形状
のファスナ案内孔504か形成されている。弾性リング
503は開閉部材502の外周に設けられた溝内に嵌め
入れられ、左右一対の開閉部材502を閉じる方向に付
勢している。ファスナ及び打ち込みドライバー101先
端は、この開閉部材502のファスナ案内孔504に案
内され、開閉部材502を左右に押し広げながら前進し
、打ち込まれる。ファスナの打ち込みが完了し、打ち込
みドライバー101が後退した後は、弾性リング503
により、開閉部材502が閉ざされ、初期状態に戻る。
尚、筒状体401の先端には、足部602が取付けられ
、筒状体401の先端面と被定着物との間に適当な間隔
を保つようにしている。この足部601は、その突出長
さを調節可能にしておくことにより、ファスナの打ち込
み深さを調整することが可能となる。
次に、ファスナの打ち込み完了までの作動状態を説明す
る。
まず、打ち込みドライバー101がエアンリンダ201
を駆動源として、前進を開始する(第1O図)。その際
、打ち込みドライバー101の螺旋条103が、対螺旋
係合部302と係合することにより、打ち込みドライバ
ー101が回転する。
この前進しながら回転する打ち込みドライバー101の
ファスナ係合部102が、ファスナの係合穴42と係合
し、ファスナは、回転しながら前進する。
そして、第11図及び第2図に示すように、ファスナの
対筒内螺旋係合部46が、筒状体401の筒内螺旋条4
03と係合することにより、ファスナにさらなる回転力
が付与された状態で前進する。そしてファスナは、先端
支持部501に支持された状態で被定着物への打ち込み
が開始される。
この打ち込みは、第12図に示すように、打ち込みドラ
イバー101先端が、先端支持部501より突出し、足
部601とほぼ同一レベルとなる位置まで前進して終了
する。
このように、ファスナは、筒状体401先端から被定着
物に打ち込まれる。第5図(A)は、天井材Cを鋼板d
に固定する状態を示し、ファスナは、その先端部1によ
り、天井材Cを貫き、鋼板dにバーリング孔を明ける。
この時、先端部に形成された数条の螺旋状突起11が、
さらにファスナの回転を促す。
そして、第5図(B)に示すように、バーリングの開口
部eに軸部ねじ山がタッピングを行い、ねじの良好な締
め付けを実現するものである。さらにこの実施例では、
逆ねじ32が設けられているため、ファスナが締付方向
と逆方向に回転せんとしても、この逆ねじ32が、バー
リングの開口部eに係合し、ファスナの緩みがより確実
に防止されるものである。より詳しくは、ファスナが、
振動等によりねじ山31の戻り方向に回転して緩む現象
に対して、逆ねじ32は、締付方向に作用することにな
る。よって、ファスナの緩みがより確実に防止されるも
のである。
尚、上記の実施例では、鋼板の定着に適するファスナを
例に挙げたが、本願の第1、発明の名称は、打撃により
打ち込むファスナに回転力を与え、締付作用を発揮させ
る構成にあり、軸部に関しては、従来のねじの形状に適
宜変更して実施してもよい。
又打ち込み具の打ち込みドライバー101の直線且つ回
転運動のための構成は、直線運動の駆動源と回転運動の
駆動源とを別個にする等、適宜変更し得る。この直線運
動の駆動源と回転運動の駆動源とを別個にした例を、第
13図に基づき説明する。この例では、打ち込みドライ
バー101に螺旋条103を形成せずに、断面多角形と
する。
又、案内筒部301を用いず、エアモータ702等の適
宜回転駆動手段により回転する回転筒状体701に、打
ち込みドライバー101を摺動可能に挿通する。この回
転筒状体701の筒部の断面形状は、打ち込みドライバ
ー101の断面形状と対応する多角形としておき、回転
筒状体701の回転と共に、打ち込みドライバー101
を回転させる。尚、エアモータ702と回転筒状体70
1との動力伝達手段は、エアモータ702の回転軸に取
付けられたギア703に係合するギア704を、回転筒
状体703の外周面に形成しておく等、適宜の手段を採
用し得る。尚、この回転筒状体703は、先の実施例の
案内筒部301と同位置に設けてもよいが、エアンリン
ダ201の外部に設けてもよい。
〔発明の効果〕
本願の第1の発明のファスナにおいては、内面に筒内螺
旋条を備えた打ち込み工具の筒状体内を通過して打ち込
まれる際に、対筒内螺旋係合部が筒内螺旋条に係合し、
螺旋条から回転エネルギーを受けて回転し得る。よって
、本願の第1の発明は、直線の打ち込み力と共に、充分
な回転力を受けて被定着物にねじ込まれ、確実な締付作
用を果たすことのできるファスナを提供し得たものであ
る。
本願の第2の発明にあっては、ファスナに対して、直線
エネルギーと回転エネルギーとを同時に与え、ファスナ
を被定着物へ打ち込み且つねじ込み締付ることかできる
ファスナの打ち込み工具を提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例のファスナの側面図、第2図(A)は
同ファスナの平面図、第2図(B)は同ファスナの平面
図、第3図は第1図の■−■線断面図、第4図はファス
ナの頭部の拡大側面図、第5図(A)はファスナの打ち
込み過程時の側面図、第5図(B)はファスナの打ち込
み完了時の側面図、第6図(A)は打ち込みドライバー
先端の拡大側面図、第6図(B)は第6図(A)のB−
B線断面図、第7図は打ち込み工具の内部構造の説明図
、第8図は打ち込み工具の筒状体先端の拡大側面図、第
9図は同筒状体先端の拡大底面図、第10図は打ち込み
工具の打ち込み開始時の説明図、第11図は打ち込み工
具の打ち込み過程時の説明図、第12図は打ち込み工具
の打ち込み完了時の説明図、第13図は打ち込み工具の
打ち込みドライバーの回転手段の他の実施例の説明図で
ある。 l・・・先端部、2・・・無ねじ部、3・・・軸部、4
・・・頭部、11・・・螺旋状突起、31・・ねじ山、
32・・・逆ねじ、41・・・座面、42・係合穴、4
3 凹条、44・・凸条、45・7972部分、46 
対筒内螺旋係合部、lOl・打ち込みドライバー、】0
2・・ファスナ係合部、103−・・螺旋条、20+ 
・エアンリンダ、202・・ピストン、301 ・案内
筒部、302・・対螺旋係合部、401・・・筒状体、
402 ・ファスナ供給部、403・・筒内螺旋条。 第 図(B) 第 図(B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内面に筒内螺旋条を備えた打ち込み工具の筒状体内
    を通過して、打ち込みドライバーにより被定着物に打ち
    込まれるファスナであって、 このファスナが、ねじ山を有する軸部と、 打ち込みドライバーに係合してその回転力の伝達を受け
    る頭部とを備え、 この頭部の最大外径部に、上記の筒内螺旋条に係合する
    対筒内螺旋係合部が形成されてなることを特徴とする打
    ち込み工具用金属ファスナ。 2、ファスナを順次打ち込んでいく金属ファスナの打ち
    込み工具において、 ファスナに係合して回転力を伝達するファスナ係合部を
    先端に有すると共に、直線往復運動と同時に回転運動を
    行う打ち込みドライバーと、 この打ち込みドライバーの先端側に設けられたファスナ
    供給部と、 このファスナ供給部の先端側に設けられ、 打ち込みドライバーに係合したファスナを被定着体へ案
    内する筒状体と、 この筒状体の内面に形成された筒内螺旋条とを備え、 打ち込みに際して、打ち込みドライバーからの回転力に
    加え、ファスナの適宜位置を筒状体の筒内螺旋条に係合
    させることにより、ファスナに回転力を与えつつ、ファ
    スナの打ち込みをなすことを特徴とする金属ファスナの
    打ち込み工具。
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TWI744688B (zh) * 2019-09-03 2021-11-01 聚亨企業股份有限公司 自攻螺絲

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