JPH0469232A - ダンボールシートの打抜加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はダンボールケース用シートの加工機において、
ダンボールシートに把手用孔等の打抜孔を加工する穿孔
装置に関するものである。

（従来の技術） この種のダンボールシートとしては、通常、第４図に示
すように前後部に複数のスロット（ａ）と罫線（ｂ）と
を設けている方形状のものと、第５図に示すように、前
部に複数のスロット（ａ）が設けられ、平行な罫線（ｂ
）を介して後部に打抜きによる切欠部（Ｃ）が設けられ
た異形状のものとが知られており、罫線部分から折り曲
げることによって所定形状、大きさのダンボールケース
に組立てるように形成されている。

そして、前者のダンボールシートは、複数組の溝切りヘ
ッドと罫線ヘッドを有するスロッタ−によって製造され
、後者のダンボールシートは、アンヒルロールド対ヲな
すダイロールにスロット形成刃や切欠部形成刃を有する
シート打抜成形台を着脱自在に装着することによって製
造されるが、ダンボールシートに把手用孔等の打抜孔（
ｄ）を穿設する場合、前者においてはヘッドのボルダ−
間に打抜孔穿設用アタッチメントを装着しており、後者
においてはダイロールから成形台を取り外したのち、該
ダイロールの所定部位に打抜孔穿設用アタッチメントを
装着している。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように、前者の場合にはヘッドのホルダー間に打
抜孔穿設用アタッチメントを装着して穿孔することが可
能であるが、後者の場合には成形台には打抜孔穿設用ア
タッチメントを取付けることができないために、打抜孔
（ｄ）を設けるには、−旦ダイロールから成形台を取り
外したのち、該ダイロールの所望個所に打抜孔穿設用ア
タッチメントを手作業によって取付けなければならず、
さらに、ダンボールシートに対する打抜孔（ｄ）の穿設
後、再び人手によって該打抜孔穿設用アタッチメントを
除去する作業が必要となる。

この作業は該アタッチメントを人手によりダイロールの
正確な位置にセットしなければならないために、著しい
手間と時間を要し、作業の困難さと共にダンボールシー
トの生産能率が低下するという問題点を有する。

本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、打
抜孔穿設用型材をダイロールの所望位置に自動的にセッ
トし得るダンボールシートの加工機における穿孔装置を
提供することを目的とするものである。

上記目的を達成するために、本発明の穿孔装置は、アン
ビルロールとダイロール間にダンボールシートを供給し
て前記ダイロールに装着した打抜成形板により一定形状
のダンボールシートを打ち抜くように構成した加工機に
おいて、前記ダイロールにガイド溝を全長に亘って刻設
すると共にこのガイド溝に沿って打抜孔形成用型材を取
付けている左右一対の円環状ホルダーをダイロールに長
さ方向に移動自在に嵌合し、さらに、ダイロールに平行
して螺子棒を配設すると共に該螺子棒に前記円環状ホル
ダーに係合する移動部材を螺合させ、螺子棒の回転によ
って移動部材を介して前記一対の円環状ホルダーを互い
に接離する方向に移動調整可能に構成してなるものであ
る。

（作　　　用） 螺子棒を回転させて移動部材を介し、ダイロールに被嵌
している左右一対の打抜孔形成型材装着ホルダーを互い
に離間する方向に移動させてダイロールの両端部に位置
させると、これらのホルダー間にはダンボールシフ）打
抜成形板の装着可能な間隔が設けられることになり、そ
の間隔部におけるダイロールの所定部分に打抜成形板を
装着してダンボールシートの打抜きを行う。

次に、ダンボールシートを把手孔等の打抜孔を穿設する
場合には、ダイロールからダンボールシート打抜成形板
を取り外したのち、上記螺子棒を逆転させると、左右の
打抜孔形成型材装着ホルダーがダイロールに設けている
ガイド溝に沿って互いに接近し、打抜孔形成位置に達し
た時に停止させる。

この状態にセットしたのち、アンビルロールとダイロー
ルを回転させると、打抜孔形成型材装着ホルダーがダイ
ロールと一体的に回転して該型材により両ロール間に供
給されるダンボールシートの所定個所に打抜孔が形成さ
れるものである。

（実　施　例） 次に、本発明の実施例を図面について説明すると、（１
）は表面にゴムシートなどのライニングを施しであるア
ンビルロールで、このロール（１）の下方にダイロール
（２）を配設して、これらの上下一対のロール（１）（
２）を回転させながら両ロール（１）（２）間に成形前
のダンボールシートを供給することにより、ダイロール
（２）の表面に着脱自在に取付けている打抜底ｉ　板（
３）によって所定形状のダンボールシート（ａ）を打抜
き加工するように構成しである。

ダイロール（２）の表面には、公知のように長さ方向並
びに円周方向に一定間隔毎に多数の取付孔（４）（４）
・・・（４）が穿設されである。

打抜成形板（３）は、第３図に示すように、ダイロール
（２）の長さよりも短い横長長方形状のベニヤ板をダイ
ロール（２）の表面に沿うように彎曲させてなる取付台
（５）の外面に装着されてあり、加工すべきダンボール
シートと同形の周縁には打抜刃（３ａ）を突設している
と共にダイロール（２）の長さ方向に平行な直線状縁部
に所定間隔毎にスロット形成刃（３ｂ）　（３ｂ）　（
３ｂ）を周方向に突設してあり、さらに、両側彎曲端縁
間に周方向に一定間隔を存して互いに平行な罫線形成刃
（３ｃ）　（３ｃ）を突設しである。

取付台（５）には前記ダイロール（２）に穿設している
取付孔（４）と同−間隔毎に多数の固定用孔（６）が縦
横に穿設されてあり、これらの固定用孔（６）に打抜成
形板（３）をその内面に突設した複数個の軸体等を嵌め
込むことによって着脱自在に装着させている一方、この
取付台（５）も同様な手段によって前記ダイロール（２
）に着脱自在に取付けるように構成しである。

このように構成したダイロール（２）において、第１．
２図に示すように、その表面一部に直状のガイド溝（７
）を全長に亘って刻設すると共に左右一対の円環状ホル
ダー（８）（９）を被嵌させてあり、これらの円環状ホ
ルダー（８）（９）の内周面に一体に固着している摺動
片００）０ωを前記ガイド溝（７）に摺動自在に嵌合さ
せることにより、両ホルダー（８）　（９）をダイロー
ル（２）に対して長さ方向にのみ摺動自在に配設しであ
る。

さらに、両ホルダー（８）（９）の周面一部分に装着孔
００を設けてあり、該装着孔（１０に打抜孔形成用型材
０′ＩＪを嵌合させて取り換え可能に取付けである。

０３）Ｑ４１はダイロール（２）の下周部に近接してこ
のダイロール（２）の長さ方向に沿って同一軸線上に配
設した左右一対の送り螺子棒で、これらの螺子棒側０４
）に上端面がダイロール（２）の曲面に沿う彎曲端面に
形成されている１組の板状体からなる移動部材０利ω、
０６）０６）の中央部に設けた螺子孔０５）を夫々螺通
させ、該移動部材０５１　（＋５）間、０６）Ｑ６）間
を前記円環状ホルダー（８）（９）の環状両側端面間と
同一間隔を存した状態で螺子棒０３）圓に夫々螺合させ
てそれらの上端円弧状対向端をホルダー（８）（９）の
両側端面の下部に係合させである。

０７）　（ＩＩは螺子棒０３）Ｑ４）を夫々正逆回転さ
せるモータ等の適宜な回転駆動機構である。

このように構成したので、第５回に示すようなダンボー
ルシート（Ａ）を加工するには、まず、回転駆動機構Ｑ
７）Ｏｆｆｌによって左右の螺子棒Ｑ３）０４）を回転
させ、該螺子棒０３）０４）に夫々螺通している移動部
材０５）ａω、０６）０６）をその回転によって互いに
離間する方向に移動させると、これらの移動部材（１５
）０５）、０６）ａωに係合している両ホルダー（８）
（９）がダイロール（２）に被嵌した状態でガイド溝（
７）に沿って夫々の移動部材０５）０５）、　ｏｔｉｔ
ａ６）と一体的に移動させられる。

そして、両ホルダー（８）（９）をダイロール（２）の
両端部にまで移動させた後、その位置で停止させ、次い
で、両ホルダー（８）（９）間のダイロール（２）の表
面所定位置にダンボールシート打抜成形板（３）を装着
している取付台（５）を取付ける（第１図）。

しかるのち、アンビルロール（１）とダイロール（２）
とを回転させると共にこれらのロール（１）（２）間に
加工前のダンボールシートを供給して所定形状のダンボ
ールシート（Ａ）に打ち抜き加工するものである。

この際、ダイロール（２）の回転によって該ダイロール
（２）の両端側に待機させている一対のホルダー（８）
　（９）もダイロール（２）と一体回転するが、その環
状両側端面を移動部材０５１　Ｑ５１．０００６）の上
端部対向面に摺接させながら回転して、ダンボールシー
）　（Ａ）の打ち抜き加工に何等の支障も生じない。

次に、ダンボールシー１−　（Ａ）に把手用孔等の打抜
孔（ｄ）（ｄ）を加工するには、まず、ダイロール（２
）からダンボールシート打抜成形板（３）を装着してい
る取付台（５）を取り外す。しかるのち、前記回転駆動
機構０７）側を駆動して螺子棒０３）０４）を逆方向に
回転させると、これらの螺子棒０３）Ｑ４）の回転によ
って移動部材０利５）、　０ｅＱ６）がホルダー（８）
（９）の両側端面に係合した状態で互いに接近する方向
にダイロール（２）上を摺動移動し、打抜孔（ｄ）（ｄ
）の加工位置にまで達したところで停止させる。

ダンボールシート（Ａ）は組立て一ケースとした場合に
おいて、該ケースの両側壁に設けられる把手用孔等の打
抜孔（ｄ）（ｄ）の部分が決められており、これらの打
抜孔（ｄ）　（ｄ）のケース側壁幅方向に対する位置決
めが前記ホルダー（８）（９）の移動によって設定させ
るものであり、高さ方向の位置決めは、これらのホルダ
ー（８）（９）に装着された打抜孔形成用型材０２）の
ダイロール（２）に対する周方向の位置調整によって設
定されるものである。

こうして、両ホルダー（８）　（９）をダイロール（２
）の中央部所定位置まで移動させたのち、上下ロール（
１）（２）を回転させると共にこれらのロール（１）（
２）間にダンボールシー）　（Ａ）を供給して該ダンボ
ールシート（Ａ）の所定部分に打抜孔形成用型材０２１
Ｇ２）によって打抜孔（ｄ）を加工するものである。

なお、以上の実施例において、左右の螺子棒ａり０４１
に夫々配設した１組の移動部材Ｑ５）Ｑ５）、０６）Ｑ
６）は、螺子棒α３）０４）＆こ対してこれらの移動部
材（１５１Ｑ５）間、０ω０６）間の間隔をホルダー（
８）（９）の幅寸法に応じて調整可能となっているが、
左右の螺子棒Ｑ３）０４）に夫々１個の移動部材を螺合
させておき、該移動部材の上端面を適宜な手段によって
対応するホルダー（８）（９）の下周面に着脱自在に連
結させるようにしておいてもよい。

又、上記の構造によれば、左右の螺子棒Ｇ３）（１４）
を夫々の回転駆動機構０７）ＱＢ）によって単独的に回
転させてホルダー（８）（９）を打抜孔（ｄ）（ｄ）の
穿設位置に応じた位置まで移動調整可能にしているが、
左右螺子を設けている一本の螺子棒の両螺子部に移動部
材を螺合させ、該螺子棒を１基の回転駆動機構によって
回転させることにより、移動部材を介してホルダー（８
）（９）を接離方向に移動調整させるようにしてもよい
。

（発明の効果） 以上のように本発明のダンボールシートの加工機におけ
る穿孔装置によれば、アンビルロールとダイロール間に
ダンボールシートを供給して前記ダイロールに装着した
打抜成形板により一定形状のダンボールシートを打ち抜
くように構成した加工機において、前記ダイロールにガ
イド溝を全長に亘って刻設すると共にこのガイド溝に沿
って打抜孔成形用型材を取付けている左右一対の円環状
ホルダーをダイロールに長さ方向に移動自在に嵌合し、
さらに、ダイロールに平行して螺子棒を配設すると共に
該螺子棒に前記円環状ホルダーに保合する移動部材を螺
合させ、螺子棒の回転によって移動部材を介して前記一
対の円環状ホルダーを互いに接離する方向に移動調整可
能に構成しているので、打抜孔加工時には、ダイロール
からダンボールシート打抜成形板を取り外したのち、螺
子棒を回転させることによって、該ダイロールに摺動自
在に被嵌している左右一対の円環状ホルダーを自動的且
つ迅速に打抜孔穿設位置まで移動させることができ、そ
の位置も正確に設定することができて、該ホルダーに装
着している打抜孔用型材によりダンボールシートの所定
部分に把手孔等の打抜孔を能率よく加工できるものであ
る。

又、所定形状のダンボールシートを加工する場合には、
上記螺子棒を逆方向に回転させると、両ホルダーがダイ
ロールの両端部にまで自動的に移動してその位１で待機
させることができ、両ホルダー間のダイロール表面にダ
ンボールシート打抜成形板を取付けてダンボールシート
の加工を行うことができるものであり、このように作業
時間の大半を費やす打抜孔形成用型材のダイロールに対
する取付位置を自動的に設定並びに解除できるので、ダ
ンボールシートの加工作業が能率よく行えるものである
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はその簡略
正面図、第２図はダンボールシート打抜成形板を取り外
した状態の簡略斜視図、第３図はダンボールシート打抜
成形板の斜視図、第４図及び第５図はダンボールシート
の平面図である。 （１）・・・アンビルロール、（２）・・・ダイロール
、（３）・・・打抜成形板、（７）・・・ガイド溝、（
８）（９）・・・円環状ホルダー０２）・・・打抜孔形
成用型材、０３）Ｑ４）・・・螺子棒、０５）（１６）
・・・移動部材、０７ＩＯの・・・回転駆動機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、アンビルロールとダイロール間にダンボールシ
   ートを供給して前記ダイロールに装着した打抜成形板に
   より一定形状のダンボールシートを打ち抜くように構成
   した加工機において、前記ダイロールにガイド溝を全長
   に亘って刻設すると共にこのガイド溝に沿って打抜孔成
   形用型材を取付けている左右一対の円環状ホルダーをダ
   イロールに長さ方向に移動自在に嵌合し、さらに、ダイ
   ロールに平行して螺子棒を配設すると共に該螺子棒に前
   記円環状ホルダーに係合する移動部材を螺合させ、螺子
   棒の回転によって移動部材を介して前記一対の円環状ホ
   ルダーを互いに接離する方向に移動調整可能に構成して
   いることを特徴とするダンボールシートの加工機におけ
   る穿孔装置。