JPH0468205B2 - - Google Patents

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JPH0468205B2
JPH0468205B2 JP56055434A JP5543481A JPH0468205B2 JP H0468205 B2 JPH0468205 B2 JP H0468205B2 JP 56055434 A JP56055434 A JP 56055434A JP 5543481 A JP5543481 A JP 5543481A JP H0468205 B2 JPH0468205 B2 JP H0468205B2
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JP
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tape
bound
conveyance path
pressure receiving
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JP56055434A
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English (en)
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JPS57175514A (en
Inventor
Hitoshi Satomi
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Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP5543481A priority Critical patent/JPS57175514A/ja
Publication of JPS57175514A publication Critical patent/JPS57175514A/ja
Publication of JPH0468205B2 publication Critical patent/JPH0468205B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば野菜などを自動的に結束す
るための全自動結束装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば従来の結束機としては特開昭54−24196
号公報に開示されているような手動式の結束機が
ある。この結束装置の概略について説明すると、
基台に結束腕を起倒動可能に設け、この結束腕の
先端にテープ切断刃、テープ押圧部材、テープ押
し込み杆などを装着し、この結束腕を倒したとき
に前記テープ押圧部材、テープ押し込み杆が合致
する位置の基台上にテープ保持部を設けている。
そして結束腕の後方の基台上に支持されたテープ
リールから引き出された結束テープは、結束腕に
設けられたガイドローラに案内されて結束腕の先
端に引き出され、その先端はテープ保持部に把持
されるようになつている。
この従来の結束機を用いて被結束物を結束する
場合には次のようにして行う。結束腕を起こして
いる状態でテープはテープ保持部と結束腕の先端
との間に張り渡されている。そして作業者は例え
ば右手で被結束物を持つて張り渡されたテープに
その被結束物を押し当てるようにしてテープを被
結束物に沿わせるとともに左手で結束腕を倒し、
テープ保持部にテープ押圧部材、テープ押し込み
杆を圧接してテープの粘着面同士を圧着し、被結
束物を結束するとともにテープ切断刃でテープを
切断する。そしてその切断端はテープ保持部に把
持される。このようにして結束終了後に結束腕を
起立させると結束テープはテープ保持部にその端
部が把持されているのでテープリールから引き出
され、結束テープはテープ保持部と結束腕の先端
との間に張り渡されて次の結束態勢となる。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来例において、例えばスーパーマーケツ
トなどに野菜などを大量に出荷するような場合に
は野菜を収穫して野菜の鮮度が落ちないように手
早くその野菜を結束する必要があり、またスーパ
ーマーケツトへの搬入に間に合わせるために時間
的な制約がある。このような状況の中で需要に合
わせて結束するためには大勢の人手を要して作業
能率が悪く、またねぎなどのように長いものは二
か所結束する必要があるので更に作業能率が低下
するという問題がある。また、テープの粘着面同
士を貼り合わせてテープを切断しただけはその切
断端が突出していて見栄えが悪いので、その切断
端を折曲げて結束しているテープに貼付なければ
ならないという作業が存し更にその作業能率が低
下するという問題がある。そしてこのように大勢
の人手を要すると人件費がかさみ野菜などの被結
束物の値段が高くなつて商品価値が低下するとい
う不具合がある。
本発明はこのような実情を鑑みてなされたもの
であり、全自動にて被結束物を結束する装置を提
供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明に係る第一の
手段は、機枠に設けたスプロケツトに無端チエー
ンを掛け渡し該チエーンにバケツトを取り付けて
搬送路を形成し、該搬送路のチエーンを結束時の
み停止する駆動装置を設け、前記搬送路の上方に
可動ヘツドを設けるとともに該可動ヘツドに対向
して前記搬送路の下方に可動受圧台を設け、該可
動ヘツドと可動受圧台が互いに接近および離反さ
せる機構を設けて結束機構を形成し、該結束機構
の搬送起点側でかつ前記搬送路の上方に位置して
テープリールを支持するとともに該テープリール
から引き出された結束テープを揺動可能に設けた
調節板に取り付けられた案内ローラに案内させて
その先端を前記結束機構の可動受圧台に把持した
ことを特徴とするものであり、 また第2の手段は機枠に設けたスプロケツトに
無端チエーンを掛け渡し該チエーンにバケツトを
取り付けて搬送路を形成し、該搬送路のチエーン
を結束時のみ停止する駆動装置を設け、前記搬送
路の上方に可動ヘツドを設けるとともに該可動ヘ
ツドに対向して前記搬送路の下方に可動受圧台を
設け、該可動ヘツドと可動受圧台が互いに接近お
よび離反させる機構を設けて結束機構を形成し、
該結束機構の搬送起点側でかつ前記搬送路の上方
に位置してテープリールを支持するとともに該テ
ープリールから引き出された結束テープを揺動可
能に設けた調節板に取り付けられた案内ローラに
案内させてその先端を前記結束機構の可動受圧台
に把持し、前記駆動装置と同期して揺動する貼着
アームを設けるとともに同期回転する貼着ブラシ
部材を前記貼着アームの先端に設けたことを特徴
とするものである。
(作用) 本発明はこのように構成したので、被結束物は
次のようにして結束される。バケツトに載せられ
て移動して来た被結束物は、可動受圧台とローラ
との間に引き出されている結束テープを横切るよ
うにして移動し結束テープが被結束物に巻回され
る。そして結束テープが適度に巻回されたときに
クラツチ装置が切られてバケツトの移動が停止さ
れるとともに結束機構が作動して可動ヘツドと可
動受圧台とが互いに接近するように移動させられ
る。この可動ヘツドと可動受圧台とが互いに接近
して両者が密着すると結束テープの粘着面同志は
受圧面で圧接されて被結束物を結束する。そして
結束テープは切断刃で切断され、かつその切断端
は可動受圧台にて把持される。この可動ヘツドと
可動受圧台による結束テープの圧着、切断、切断
端の把持の動作は結束機構の動作により完了す
る。
このように自動的に結束された結束テープの切
断端は次のゆにして折曲げて貼られる。すなわち
上記一連の結束動作と並行して、被結束物が可動
ヘツドと可動受圧台による結束が行われている間
において、同期して回転するカムを解して貼着ア
ームを押し、貼着ブラシ部材を被結束物のところ
まで上昇させるとともに回転させる。そして既に
結束されて移動中の先行の被結束物の後方を貼着
ブラシ部材で撫でるようにして結束テープの貼り
合わせ切断端部を押し上げるようにして被結束物
を結束している結束テープにその切断端を貼り付
ける。この一連の動作はカムが一回転する間に行
なわれる。
(実施例) 以下本発明の一実施例について説明する。
先ず第1の発明の実施例について説明すると、
第1図において自動結束装置は機枠1と結束機構
2を備えており、この結束機構2を境にして図中
右側が搬送起点側、左側が搬送終点側である。機
枠1には電動機3、クラツチ装置4、および軸受
5,6,7,8に軸支された軸9,10,11,
12に固定したスプロケツト13,14,15,
16が取り付けられている。そしてこのスプロケ
ツトのそれぞれには、第2図にも示すように無端
チエーン17,17′が掛け渡されている。この
無端チエーン17,17′の駆動は、電動機3の
動力をベルト18を介してクラツチ装置4に伝達
され、更にクラツチ装置4からベルト19を介し
てプーリ100に伝達される。そしてこのプーリ
100からベルト20を介してスプロケツト13
に伝達されてチエーン17,17′が矢印A方向
に駆動されるようになつている。またプーリ10
0には後で説明する第2発明に関連したプーリ9
8とローラ102がベルト99と111を介して
駆動されるようになつている。これらスプロケツ
ト13、プーリ98およびローラ102はクラツ
チ装置4を介して電動機3の動力が伝達されるの
で、クラツチ装置4の操作によりスプロケツト1
3、プーリ98およびローラ102はそれぞれ同
期して断続的に回転駆動されるようになつてい
る。上記無端チエーン17,17′には被結束物
を搬送するためバケツトが一定の間隔をあけて取
り付けられている。本実施例では第2図に示すよ
うに例えばねぎなどの長い被結束物43を搬送す
るために二個一対のバケツト21が設けられてい
る。このバケツト21は、第3図に示すように上
バケツト23と下バケツト22とアーム24とで
概略構成されていて、チエーン取付板26により
チエーン17,17′に取り付けられる。第3図
および第4図において、上バケツト23にはスプ
リング取付板28と回転自在のローラ29が設け
られている。このスプリング取付板28と下バケ
ツト22に設けられたチエーン取付板26にはピ
ン30,31が設けられ、このピン30,31に
はスプリング32が掛けられていて上バケツト2
3を支軸25を支点にして矢印B方向に回動する
ようにその弾性力が付与されている。略L字状に
形成された仮結束アーム24にはローラ33,3
4とピン35,36が設けられている。そしてピ
ン35、下バケツト22に設けられたプーリ27
およびピン36には伸縮自在なロープ37が掛け
渡されている。第1図、第2図および第4図にお
いて、結束機構2を通過するように搬送起点側か
ら搬送終了点側に向かつて延びる二枚一組とした
ローラ当接板28が設けられている。本実施例で
は第2図に示すようにチエーン17,17′(ま
たはバケツト21)の直上に二組設けられてい
る。このローラ当接板28は延設板39,40と
で構成されていて搬送起点側には起立部41,4
2が形成されている。
次に第1図に示した結束機構2について第6図
ないし第10図を用いて説明する。この結束機構
2はシリンダ44と後で説明する切断用可動ヘツ
ド45とテープ圧着用可動受圧台46および貼着
テープ供給用リール47とで主に構成されてい
る。このシリンダ装置44は切断用可動ヘツド4
5とテープ圧着用可動受圧台46とを駆動するた
めに設けられ、その駆動のタイミングはバケツト
21が図示省略のリミツトスイツチに係合してリ
ミツトスイツチが働いた時に作動するようになつ
ている。可動ヘツド48はシリンダ装置44のロ
ツド48の先端に取付けられている。この可動ヘ
ツド48にはロツド48の軸方向に延びるラツク
49た一体に取付けられ、このラツク49は回転
軸50に固定されたピニオン51に常時噛み合つ
ている。プーリ52とプーリ54との間にベルト
53が掛けられていて、シリンダ装置44にてラ
ツク49が上下動させられることこれに噛みあつ
ているピニオン51が回転しベルト53を介して
ピニオン55も回転してラツク56が上下動す
る。このラツク56の上下動によりにより可動ヘ
ツド45と可動受圧台46とは、互いに離反また
は接近するように移動する。
次にリール47は被結束物43に結束テープ5
7を緊締して巻回するために逆転駆動可能とされ
ている。この逆転駆動はピニオン51と同軸の軸
50に固定された歯車58が中間の歯車59に噛
み合い更にこの中間の歯車59が貼着テープ供給
用リール47と同軸の軸に固定された歯車60に
噛み合つており、シリンダ装置44の操作により
ラツク49にて回転させられるピニオン51とと
もに回転する歯車58の回転が中間歯車59にて
回転方向が変えられて歯車60に伝えられ、貼着
テープ供給リール47が回転させられる。貼着テ
ープ供給リール47が引き出された結束テープ5
7はその貼着面57aを搬送起点側に向けて案内
ローラ61,62,63に案内されてその切断端
部57′は稼働受圧台46に把持されている。こ
の案内ローラ61,62,63は調節板64に回
動自在に軸支されており、この調節板64は軸6
5を支点として搬送方向にその自由端の位置を調
節できるようにされ、これによつてローラ63か
ら稼働受圧台46の把持部までの結束テープ57
aの長さを調節して周長が異なる被結束物43で
あつてもこれに応じて巻回長さを調節して結束で
きるようにしている。なお、この結束テープ57
としては感圧性テープ、自着性テープ、感熱性テ
ープなどを使用する。
次に第8図ないし第10図を用いて可動ヘツド
45と可動受圧台46について説明する。ここに
示す可動ヘツド45と可動受圧46は周知(特開
昭54−24196号公報)のものであるのでその概要
を説明するにとどめる。図において66はテープ
保持部材、66′はこのテープ保持部材の外周に
設けられたテープ保持溝、67は逆転防止爪であ
つてテープ保持部材66は図中矢印D方向にのみ
回転可能である。そして図中68は揺動アーム、
69はその揺動アームの回動支軸、70は揺動ア
ームの自由端部に設けられた挟持杵、71は揺動
アームを図中矢印E方向に常時弾性力を付与する
コイルバネであつて、結束テープ57′は第8図
に示すように挟持杵70がテープ保持溝66′に
係合することによりテープ保持部材66に保持さ
れるようになつている。なお、符号72は受圧
部、73は受圧面を示す。可動ヘツド45は第2
図に示すように真下に向かつて延びる二枚の板7
4,75を有しており、各板74,75は挟持杵
70を一定位置まで変位させる傾斜カム面76を
有している。この板74,75にはガイド部材7
7が固定され、このガイド部材77に押圧部材7
8が摺動自在に貫挿されている。押圧部材78の
上部はT字形状とされ、ガイド部材77の上端で
位置規制されるようになつている。押圧部材78
の下部は結束テープ57の幅方向に間隙をあけて
対抗する一対のアーム部79,79となつてお
り、このアーム部79,79は機部材80によつ
て連結されている。なお、符号81はこの押圧部
材78を下方に弾性力を付与するスプリングであ
る。この両アーム79,79には結束テープ57
の幅方向に延びる軸82,83が掛け渡され、軸
82にはテープ押込みアーム84が枢着されてバ
ネ85によりテープ保持部材66の位置する方向
に回動するようになつている。テープ押込アーム
の先端には押込杆86が固着され、第8図にはこ
の押込杆86がテープ保持溝66に係合して結束
テープ57が押込まれた状態が示されている。な
お、図中87は軸83に支承された圧着ローラ、
88は板74,75に取り付けられた切断刃、8
9は切断刃88と一体のテープガイド、90は受
圧部72と協動して結束テープを圧着する圧着部
材である。
次にこの結束機構2の作用について概略を説明
する。可動ヘツド45が第8図に示した状態から
更に下降するとテープ押込アーム84が更に下降
し、これによつてテープ保持部材66が一定角度
回動されるとともに圧着ローラ87がテープ保持
部材66の外周に当接して結束テープ57を圧着
するとともに、板74,75の傾斜カム面76に
より挟持杆70がテープ保持溝66′から離隔さ
れ、結束テープ57の切断端部57′がテープ保
持部材66から開放されて垂れ下がる。このとき
切断刃88しゃ結束テープ57を切断する直前に
あり、圧着部材90と受圧部72との協動作用に
よつて結束テープ57の巻回端部が圧着され、被
結束物43が結束されることとなる。第9図には
この状態が示されている。そして、この後更に可
動ヘツド45が下降すると結束テープ57は切断
刃88によつて切断され、新たに切断端部57″
が形成される。この切断端部57″は挟持杆70
がもとの位置に復帰することによりテープ保持部
材66に保持されるものであり、一方被結束物側
の切断端部57″はテープガイド89によつて挟
持杆70から離反されるものである。なお10図
には、結束テープ57の切断直後の状態が示され
ている。
以上のようにして、被結束物43は、その搬送
途中において結束されるものであるが、その切断
端部57は切断端部57′がこれと同時に切断
されないために、切断端部57よりも短くなつて
いる。すなわち、巻回端部として残存する切断端
部57′には第11図に示すように、その末端部
分に貼着面91が露呈することとなる。第11図
はこれを示したものである。被結束物43はこの
ように巻回端部92を有する結束物93として搬
送終点に向かつて搬送されるものである。
このように構成した本実施例の作用について次
に説明する。搬送起点側においてバケツト21の
上バケツト23は第4図に示すように延設板40
の起立部41にローラ29が当接するまでスプリ
ング32に引つ張られ開かれた状態にある。そこ
で作業者は搬送起点側において被結束物43を下
バケツト22の上に載せると被結束物43の重み
によつてロープ37が押し下げられ、仮結束アー
ム24がピン25を中心に回動して起立させられ
る。このようにして順次無端チエーン17,1
7′にて移動しているバケツト21に被結束物4
3を載せる。そしてバケツト21が第4図に示す
ようにローラ当接板28のところまで来たとき上
バケツト23の先端に設けたローラ29が延設板
40の起立部41に当接しスプリング32の弾性
力に抗してピン25を中心い回動して被結束物4
3を包むようになり、ローラ29は延設板40の
裏面に案内されるよういなる。そして次に起立さ
れている仮結束アーム24の先端に設けたローラ
33が二本平行に設けられた延設板40の間を通
つて延設板39に形成した起立部40に当接する
と、仮結束アーム24はピン25を中心に回動
し、ローラ33およびローラ29はローラ当接板
28の裏面に当接するようにして案内され、第6
図に示すような状態で被結束物43は仮結束され
て移動する。このようにして移動して来た被結束
物43は、可動受圧台46とローラ63との間に
引き出されている結束テープ57を横切るように
して移動する。このように被結束物43が結束テ
ープ57を横切るようにして移動することにより
結束テープ57は被結束物43に押されて調節板
64が揺動し結束テープ57の長さが調節されて
結束テープ57が被結束物43に巻回される。そ
して結束テープが適度に巻回されたときにバケツ
ト21が図示省略のリミトツスイツチに当接して
作動させ、これによりクラツチ装置4が切られて
バケツト21の移動が停止されるとともにシリン
ダ装置44が作動して可動ヘツド45と可動受圧
台46とが互いに接近するように移動させるとと
もテープリール47を逆回転し被結束物43に巻
回している結束テープ57を緊締する。この可動
ヘツド45と可動受圧台46とが互いに接近して
両者が密着すると結束テープ57の粘着面同志は
受圧面73で圧接されて被結束物43を結束する
とともに切断刃88で切断し、かつその切断端5
7′は把持される。この可動ヘツド45と可動受
圧46による結束テープ57の圧着、切断、切断
端の把持の動作はシリンダ装置44の往復動作に
より完了する。一方シリンダ装置44が上昇する
ことによりテープリール47はテープを繰り出す
方向に回転させられ、かつ切断端57′が把持さ
れて調節板64が揺動復帰することにより結束テ
ープ57は引き出され次の結束体勢を整える。そ
して図示省略の第2のリミツトスイツチによりク
ラツチ装置4が連結さればバケツト21が移動さ
せられる。そしてバケツト21がローラ当接板2
8から外れる位置まで移動したとき仮結束アーム
24および上バケツト23に設けられたローラ2
9,33はローラ当接板28から外れて開放され
る。これにより上バケツト23はスプリング32
により開かれる。次にバケツト21が搬送終点に
達したときに、被結束物43は下バケツト22か
らほうり出されるとともに仮結束アーム24は自
重によりロープ37を張つた状態まで開かれる。
このようにして作業者が上バケツト23が開か
れて空になつている下バケツト22に被結束物4
3を載せるだけですべて自動的に被結束物43は
結束される。
次に第2の発明の実施例について説明する。こ
の第2の発明と第1の発明との相違点は、全自動
結束機の搬送終点側に貼着処理機構が設けられて
いることである。第12および第13を用いて貼
着処理機構について説明する。この貼着処理機構
はカム94、進退ロツド95および貼着アーム9
6とで主に構成されている。このカム94は第1
図にて説明したプーリ98にて回転させられる軸
97に一体に設けられている。すなわちこのカム
94はクラツチ装置4を介して電動機3の回転が
伝達されているプーリ100とプーリ98との間
にベルト99が掛けられて回転するようになつて
いる。進退ロツド95は機枠1に固定されたガイ
ド部材101に摺動自在に支持されている。進退
ロツド95の一端にはローラ102が取り付けら
れて他端には係合板103が取り付けられてい
る。ローラ102はカム94のカム面94aに常
時当接しており、カム94が一回転することによ
り進退ロツド95が一往復するようになつてい
る。貼着アーム96は支軸104を支点にして揺
動可能になつており、その揺動基部にはピン10
5にて回転可能に設けられたローラ106が取り
付けられ、進退ロツド95の係合板103が常時
当接している。貼着アーム96の自由端には貼着
ブラシ部材107が設けられている。この貼着ブ
ラシ部材107はブラシ筒108とブラシ片10
9とで主に構成されブラシ筒108が回転軸11
0に固定されて貼着アーム96の自由端に回転可
能に軸支されている。ブラシ片109はブラシ筒
108の外周に複数枚設けられ、被結束物に擦れ
ても被結束物に傷が付かない材質、例えばゴム片
などが使用される。この貼着ブラシ部材107の
回転駆動は次のようにして行なわれる。クラツチ
装置4を介して電動機3の回転が伝達されている
プーリ112との間にベルト111を掛け、電動
機3の回転がプーリ112に伝達されるようにな
つている。このプーリ112と同軸の支軸104
には歯車112′が固定されこの歯車112′に噛
み合う歯車113が貼着アーム96に設けられて
いる。そしてこの歯車113と同軸にプーリ11
4が設けられるとともに貼着ブラシ部材107の
回転軸110にもプーリ117を設け、その途中
の貼着アーム96に案内プーリ115,116を
設けてプーリ114と117とにベルト118が
掛けられている。これにより貼着ブラシ部材10
7はクラツチ装置4を介して電動機3により回転
させられる。この貼着ブラシ部材107の回転方
向は矢印F方向である。
このように構成した本実施例の作用について次
に説明する。搬送起点側においてバケツト21の
上バケツト23は第4図に示すように延設板40
の起立部41にローラ29が当接するまでスプリ
ング32に引つ張られて開かれた状態にある。そ
こで作業者は搬送起点側において被結束物43の
重みによつてロープ37が押し下げられ、仮結束
アーム24がピン25を中心に回動して起立させ
られる。このようにして順次無端チエーン17,
17′にて移動しているバケツト21に被結束物
43を載せる。そしてバケツト21が第4図に示
すようにローラ当接板28のところまで来たとき
上バケツト23の先端に設けたローラ29が延設
板40の起立部41に当接してスプリング32の
弾性力に抗してピン25を中心に上バケツト22
が回動して被結束物43を包むようになり、ロー
ラ29は延設板40の裏面に案内されるようにな
る。そして次に起立されている仮結束アーム24
の先端に設けたローラ33が二本平行に設けられ
た延設板40の間を通つて延設板39に形成した
起立部42に当接すると、仮結束アーム24はピ
ン25を中心に回動し、ローラ33およびローラ
29はローラ当接板28の裏面に当接するように
して案内され、第6図に示すような状態で被結束
物43は仮結束されて移動する。このようにして
移動して来た被結束物43は、可動受圧台46と
ローラ63との間に引き出されている結束テープ
57を横切るようにして移動する。このように被
結束物43が結束テープ57を横切るようにして
移動することにより結束テープ57は被結束物4
3に押されて調節板64が揺動し結束テープ57
の長さが調節されて結束テープ57が被結束物4
3に巻回される。そして結束テープ57が適度に
巻回されたときにバケツト21が図示省略のリミ
ツトスイツチに当接して作動させ、これによりク
ラツチ装置4が切られてバケツト21の移動が停
止されるとともにシリンダ装置44が作動して可
動ヘツド45と可動受圧台46とが互いに接近す
るように移動させるとともにテープリール47を
逆回転し被結束物43に巻回している結束テープ
57を緊締する。この可動ヘツド45と可動受圧
台46とが互いに接近して両者が密着すると結束
テープ57の粘着面同志は受圧面73で圧接され
て被結束物43を結束するとともに切断刃88で
切断し、かつその切断端57′は把持される。こ
の可動ヘツド45と可動受圧台46による結束テ
ープ57の圧着、切断、切断端の把持の動作はシ
リンダ装置44の往復動作により完了する。一方
シリンダ装置44が上昇することによりテープリ
ール47はテープを繰り出す方向に回転させら
れ、かつ切断端57′が把持されて調節板64が
揺動復帰することにより結束テープ57は引き出
され次の結束体勢を整える。この一連の結束動作
と並行して、被結束物43が仮結束されれ移動し
可動ヘツド45と可動受圧台46による結束が行
なわれている間において、進退ロツド95がカム
98にて前進させられて貼着アーム96を押し、
貼着ブラシ部材107を上昇させるとともに回転
させる。そして既に結束されて移動中の先行の被
結束物43の後方をブラシ片109で撫でるよう
にして結束テープ75の貼り合わせ切断端部を押
し上げるようにして被結束物43を結束している
結束テープにその切断端を貼り付ける。この一連
の動作はカム98が一回転して進退ロツド95が
一往復する間に行なわれる。そしてバケツト21
がローラ当接板28から外れる位置まで移動した
とき仮結束アーム24および上バケツト23に設
けられたローラ29,33はローラ当接板28か
ら外れて開放される。これにより上バケツト23
はスプリング32により開かれる。次にバケツト
21が搬送終了点に達したときに、被結束物43
は下バケツト22からほうり出されるとともに仮
結束アーム24は自重によりロープ37を張つた
状態まで開かれる。
このようにして作業者が上バケツト23が開か
れて空になつている下バケツト22に被結束物4
3を載せるだけですべて自動的に被結束物43は
結束されかつ結束テープ57の貼りあわせ切断端
は折り曲げられて被結束物43を結束している結
束テープに貼付けられる。
次に第2発明の他の実施例を第14図に示して
説明する。貼着アーム96は略L字形のアーム9
6Aと略L字形のアーム96Bとで構成されてい
る。このアーム96Aはシリンダ装置120によ
り軸119を中心い回動可能になつておりアーム
96Bは軸121を中心に回動可能になつてい
る。そしてアーム96Bの後端に設けたピン12
2とアーム96Aに設けたピン126との間にス
プリング125が設けられ、軸121に対してア
ーム96Bを弾性的にその回動を規制している。
アーム96Bの先端に設けられた貼着ブラシ部材
107はベアリング123を介して軸124に軸
支されている。また機枠1の上部にはローラ当接
板28の高さを調節するための調節装置127が
設けられこの調整装置127の上には軸支132
が設けられ、アーム131が揺動可能にこの軸1
32に軸支されている。このアーム131の下部
は凹型に形成されていて被結束物43が位置する
部分にスプリング、ゴム、チユウブなどの伸縮性
被結束物集積部材131′が設けられている。そ
してこのアーム131には調整装置127に固定
されたシリンダ装置取付板128に取り付けられ
たシリンダ130が連結されて揺動させらるよう
になつている。貼着アーム96とアーム131
は、バケツト21の搬送移動中はその搬送領域か
ら退避するようになつている。
このように構成した本実施例の作用を説明する
と、バケツト21が図示省略のリミツトスイツチ
に当接してその搬送移動が停止されシリンダ13
0が作動してアーム131が揺動し被結束物43
は伸縮性被結束物集積部材131′にて集積され
て結束される。この結束後にシリンダ120が作
動して貼着アーム96を揺動させるとスプリング
125の弾性力により貼着ブラシ部材107が結
束されている被結束物43の表面に沿つて移動し
ベアリング123が案内板129の下面129a
に当接して貼着ブラシ部材107は更に被結束物
43の上まで移動する。このようにして貼着ブラ
シ部材107が移動する過程で結束テープの貼り
あわせ切断端92は被結束物43を結束している
テープに折曲るようにして貼付けられる。その後
シリンダ120,130を操作してアーム131
と貼着アーム96を退避させ、クラツチ装置4を
接続してバケツト21を搬送移動させる。
以上実施例について説明したが、第1の発明は
これに限らず以下のものをも含むものである。
(1) 図示例ではバケツトを一対設ける構成とし
た、被結束物を安定して載置搬送できるもので
あれば、必ずしも一対設ける必要はない。
(2) 図示例では、被結束物を一本の結束テープに
より結束するように構成したが、結束手段を搬
送途中に二つ以上設けて二本以上の結束テープ
で被結束物を結束するように構成してもよい。
(3) 図示例では、ラツクとピニオンとの構成によ
り受圧台を上下方向に駆動するように構成した
が、カムによつて受圧台を上下方向に駆動する
ようにしてもよい。
(4) バケツトの蓋閉め操作はカム板もしくは起立
部のいずれか一つを用いて行なうようにするこ
ともできる。
(発明の効果) 以上詳述した通り本発明によれば、搬送路のチ
エーンを結束時のみ停止するための駆動装置を設
け、この搬送路の上方に可動ヘツドを設けるとと
もの該可動ヘツドに対向して前記搬送路の下方に
可動受圧台を設けて互いに接近および離反させる
ようにするとともにテープリールから引き出され
た結束テープを揺動可能に設けた調節板に取り付
けられた案内ローラに案内させてその先端を前記
結束機構の可動受圧台に把持するようにしたの
で、搬送路により搬送されてきた被結束物は結束
テープを横切るように移動して巻回されて停止
し、可動ヘツドと可動受圧台とが互いに接近して
結束テープを圧着して自動的に被結束物を結束す
ることができる。そしてこの結束動作過程で切断
するとともにその切断端を把持して結束テープを
自動的に引き出し量を調整して次ぎの被結束物の
結束を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14図は本発明の一実施例を示
す図であり、第1図は全自動結束装置の正面図、
第2図は第1図の右側面図、第3図はバケツトの
斜視図、第4図はバケツトの作動状態を示すバケ
ツトの正面図、第5図は被結束物が仮結束されて
いる状態を示すバケツトの正面図、第6図は第1
図における結束機構を部分拡大して示した正面
図、第7図は第6図のX−X線における横断面
図、第8図は可動ヘツドと可動受圧台とが互いに
接近して結束テープを圧接する前の状態を示す縦
断面図、第9図は結束テープを圧着して貼りあわ
せした状態を示す縦断面図、第10図は結束テー
プを切断している状態を示す縦断面図、第11図
は結束された被結束物の搬送状態を示すバケツト
の正面図、第12図は貼着処理手段の正面図、第
13図は第12図の一部横断面図、第14図は貼
着処理手段の他の実施例を示す正面図である。 1……機枠、2……結束機構、3……電動機、
4……クラツチ装置、13,14,15,16…
…スプロケツト、17,17′……チエーン、2
1……バケツト、44……シリンダ、45……可
動ヘツド、46……可動受圧台、47……テープ
リール、49……ラツク、51……ピニオン、5
2……プーリ、53……ベルト、54……プー
リ、56……ラツク、57……結束テープ、5
8,59,60……歯車、61,62,63……
ローラ、64……調節板、96……貼着アーム、
107……貼着ブラシ部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機枠に設けたスプロケツトに無端チエーンを
    掛け渡し該チエーンにバケツトを取り付けて搬送
    路を形成し、該搬送路のチエーンを結束時のみ停
    止する駆動装置を設け、前記搬送路の上方に可動
    ヘツドを設けるとともに該可動ヘツドに対向して
    前記搬送路の下方に可動受圧台を設け、該可動ヘ
    ツドと可動受圧台が互いに接近および離反させる
    機構を設けて結束機構を形成し、該結束機構の搬
    送起点側でかつ前記搬送路の上方に位置してテー
    プリールを支持するとともに該テープリールから
    引き出された結束テープを揺動可能に設けた調節
    板に取り付けられた案内ローラに案内させてその
    先端を前記結束機構の可動受圧台に把持したこと
    を特徴とする全自動結束装置。 2 機枠に設けたスプロケツトに無端チエーンを
    掛け渡し該チエーンにバケツトを取り付けて搬送
    路を形成し、該搬送路のチエーンを結束時のみ停
    止する駆動装置を設け、前記搬送路の上方に可動
    ヘツドを設けるとともに該可動ヘツドに対向して
    前記搬送路の下方に可動受圧台を設け、該可動ヘ
    ツドと可動受圧台が互いに接近および離反させる
    機構を設けて結束機構を形成し、該結束機構の搬
    送起点側でかつ前記搬送路の上方に位置してテー
    プリールを支持するとともに該テープリールから
    引き出された結束テープを揺動可能に設けた調節
    板に取り付けられた案内ローラに案内させてその
    先端を前記結束機構の可動受圧台に把持し、前記
    駆動装置と同期して揺動する貼着アームを設ける
    とともに同期回転する貼着ブラシ部材を前記貼着
    アームの先端に設けたことを特徴とする全自動結
    束装置。
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JPS5528233A (en) * 1978-08-17 1980-02-28 Fumio Nakamura Pocket light with earthquake sensitive switch

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