JPH0468004A - ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体 - Google Patents

ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体

Info

Publication number
JPH0468004A
JPH0468004A JP2182119A JP18211990A JPH0468004A JP H0468004 A JPH0468004 A JP H0468004A JP 2182119 A JP2182119 A JP 2182119A JP 18211990 A JP18211990 A JP 18211990A JP H0468004 A JPH0468004 A JP H0468004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
chloride resin
glass
resin composition
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2182119A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Aono
青野 渉
Hiroshi Kakei
加計 博志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2182119A priority Critical patent/JPH0468004A/ja
Publication of JPH0468004A publication Critical patent/JPH0468004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両、建築物等に用いられるガラス・塩化ビニ
ル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを
用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体に関する。
(従来の技術) −ICに、自動車用のリアウィン1、クォータウィンド
等の窓材に使用される枠材(以下モールという)として
は、ゴム、塩化ビニル樹脂等が用いられている。
従来は、これら窓材は、ガラスをシール材を介して車体
の枠体にはめ込んだ後、モールを取り付ける方式によっ
て、車体に装着されていた。しかしながら、上記方式は
手作業正体の上、工程数も多いため経済的ではなかった
この問題を解決するために、例えば、特開昭62−68
992号公報、特開平2−60722号公報等に記載さ
れているガラス・塩化ビニル一体成形方式(以下モジュ
ールウィンド方式という)、すなわち、ガラスを射出成
形機の金型内に七ノトし、ガラス周縁部に塩化ビニル樹
脂からなる枠材を一体成形する方式によって得られた窓
材を車体に装着する方法が採用されている。
上記モジュールウィンド方式に用いられる塩化ビニル樹
脂としては、塩化ビニル単独重合体乙こ可塑剤を添加し
た組成物が使用されていた。しかしながら、この組成物
は、射出成形時の流動性が悪いため、ガラス周縁部を塩
化ビニル樹脂の射出成形体で完全に覆うには射出圧、型
締圧等を高くする必要があり、その結果、ガラスが強い
圧力で締め付けられ、ガラスが破損し易いという欠点が
あった。
一方、射出成形時の塩化ビニル樹脂の流動性を向上させ
る方法としては、塩化ビニル樹脂の重合度を下げること
が試みられているが、低重合度の塩化ビニル樹脂を用い
ると流動性は向上するものの、可塑剤の保持性能が低下
するため、得られた射出成形体内部から可塑剤がブリー
ドアウトし、その結果、射出成形体の機械物性が低下し
たり、射出成形体表面がタンク性をおびるという欠点が
あった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記欠点に鑑みてなされたものであり、射出
成形時の樹脂の流動性乙こ優れたガラス・塩化ビニル系
樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及び機械物性に
優れ、かつ表面にタック性のないガラス・塩化ビニル系
樹脂一体成形体を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明で用いられる塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニル華
量体(a)と炭素数2〜30のα−オレフィン系早量体
01)との共重合体である。
上記炭素数2〜30のα−オレフィン系草量体+b+と
じては、反応性二重結合を有するものであれば特に限定
されるものではなく、例えば、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ペンテン、1ヘキセン、1−ヘプテン
、■−オクテン、1ノネン、1−デセン等があげられる
。これらは、単独もしくは2種以上併用される。
上記共重合体中の塩化ビニル単量体+a+で形成される
構成単位の含有量は、少なくなると最終的に得られる成
形体の機械物性が低下し、多くなると射出成形時の塩化
ビニル系樹脂組成物の流動性が低下するので80〜98
重量%であり、α−オレフィン系単量体C′b)で形成
される構成単位の含有量は、少なくなると射出成形時の
塩化ビニル系樹脂組成物の流動性が低下し、多くなると
最終的に得られる成形体の機械物性が低下するので2〜
20重量%である。
上記共重合体の構成は上述の通りであるが、共重合体の
基本性能、すなわち、射出成形時の塩化ビニル系樹脂組
成物の流動性、最終的に得られる成形体の機械物性等が
低下しない範囲内で塩化ビニルと共重合可能なα−オレ
フィン系単量体以外の重合性単量体が共重合されてもよ
く、共重合体中の上記重合性車量体で形成される構成単
位の含有量は20重量%以下が好ましい。
上記単量体としては、反応性二重結合を有するものであ
れば特に限定されるものではなく、例えば、酢酸ビニル
、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、ブチルビ
ニルエーテル、セチルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル類、メチルアクリレート、エチルアクリレート等のア
クリル酸エステル類、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、フェニルメタクリレート等のメタクリル
酸エステル類、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香
族ビニル類、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲ
ン化ビニル類、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘ
キシルマレイミr等のN−7換マレイミド類などがあげ
られる。これらは、単独もしくは2種以上併用される。
上記共重合体の平均重合度は、小さくなると最終的に得
られる成形体の機械物性が低下するとともに可塑剤の保
持力が低下して成形体表面がタック性を有し、大きくな
ると射出成形時の塩化ビニル系樹脂組成物の流動性が低
下するので400〜1500が好ましい。
上記共重合体の製造方法は任意の方法が採用されてよく
、例えば、ラジカル重合開始剤を用いて塩化ビニルの重
合で通常行われている公知の懸濁重合法、乳化重合法、
?8液重合法、塊状重合法等があげられる。Q%重合法
は、得られる重合体に不純物が含まれにり<、また製造
コストが比較的安価なことから好適に採用される。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、上記共重合体と可
塑剤からなる。
上記可塑剤としては、上記共重合体と相溶性のあるもの
であれば特に限定されるものではなく、例えば、フタル
酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジ−n−オク
チル、フタル酸ジイソデシル等の2タル酸系、アジピン
酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル等のアジピン
酸系、リン酸トリブチル、リン酸トリー2−エチルヘキ
シル等のリン酸系、トリメリット酸−トリ−2−エチル
ヘキシル、トリメリット酸トリブチル等のトリメリット
酸系、塩素化パラフィン系、ポリエステル系等があげら
れ、揮発性が少なく、耐フォギング性ムこ優れたフタル
酸ジイソデノル(以下DIDPという)、トリメリット
酸−トリル2−ニチルヘキシル(以下TOTMという)
が好適に用いられる。これらは、単独もしくは2種以上
併用される。
上記塩化ビニル系樹脂組成物中の可塑剤の含有量は、少
なくなると射出成形時の流動性が低下し、多くなると最
終的に得られる成形体表面に夕。
り性が現れるので、上記共重合体100重量部に対して
20〜150重量部である。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には、必要に応じて、
ブチル錫マレート、オクチル錫マレート等の錫系安定剤
、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ス
テアリン酸亜鉛等の有機金属塩系安定剤、金属石ケン系
安定剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等の有
機エポキシ化合物系安定剤などの熱安定剤、ポリエチレ
ンワックス、パラフィンワックス等の脂肪族炭化水素系
滑剤、ステアリルアルコール等の高級脂肪族アルコール
系滑剤、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸等の高
級脂肪酸系滑剤、脂肪酸アマイド系滑剤、脂肪酸エステ
ル系滑剤などの滑剤、ヘンヅフェノン系紫外線吸収剤、
ヘンゾトリアヅール系紫外線吸収剤などの紫外線吸収剤
、アクリル系加工助剤、ハロゲン系難燃剤、リン系難燃
剤などの難燃剤、炭酸カルシウム、クレー、マイカなど
の充填剤、酸化チタン、カーボンブランクなどの顔料等
が添加されてもよい。
ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体の製造方法は任意
の方法が採用されてよいが、射出成形により成形される
のが好ましく、本発明2のガラス・塩化ビニル系樹脂一
体成形体は、上記塩化ビニル系樹脂組成物が射出成形さ
れ、ガラスの周縁部に一体的に形成されている。
上記ガラスとしては、特に限定されるものではなく、例
えば、自動車用強化ガラス、自動車用合わせガラス等の
加ニガラス、建築用未加ニガラスなどがあげられる。こ
れらのガラスは、金型内に設置され、その周縁部に上記
塩化ビニル系樹脂組成物が射出成形され一体化されるが
、ガラスと塩化ビニル系樹脂組成物との接着性をより向
上させるために、ガラス周縁部の塩化ビニル系樹脂組成
物と接触するガラス表面に、エポキノ系樹脂接着剤、フ
ェノール変成エポキノ系樹脂接着剤、ポリアミド系樹脂
接着剤等の公知のガラス・塩化ビニル系樹脂組成物接着
用接着剤の層を予め設けた後、塩化ビニル系樹脂組成物
を射出成形してもよい。
上記射出成形の方式としては、上記塩化ビニル系樹脂組
成物を加熱分解させることなく射出成形できるものであ
れば特に限定されるものではなく、・例えば、プランジ
ャ方式、プランジャ プリプラ方式、スクリュ・プリプ
ラ方式、スクリュ・イン・ライン方式等があげられ、プ
ランジャ方式が好適に用いられる。
上記プランジャ方式の射出成形は、加熱したシリンダ中
で上記塩化ビニル系樹脂組成物を加熱流動化し、これを
押出ラムにより金型中にプランジ島で押し込む成形法で
ある。
上記ブランツヤ方式の射出成形においては、射出成形機
のノリンダ内の圧力は100〜300 kg/dとする
のが好ましく、また射出成形機シリンダ内の塩化ビニル
系樹脂組成物は、160〜200°Cで?8融状態とさ
れ、これを金型のキャビティ内ムこ充填するのが好まし
い。
以下、図面を参照し、塩化ビニル系樹脂組成物を射出成
形してガラス周縁に一体的に成形体を形成する工程を説
明する。
第1図は本発明2のガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形
体を射出成形して製造する工程を例示する模式断面図で
ある。
第1図において、3は上型3工と下型32からなる金型
であり、金型3には溶融状態の塩化ビニル系樹脂組成物
21を注入する樹脂注入口34と金型冷却用冷却水バイ
ブ33が設置されている。
35は上型31と下型32により形成されたキャビティ
であり、ガラス1を挟持する中央空隙部37と溶融状態
の塩化ビニル系樹脂組成物21を充填するための周縁空
隙部36とから形成されている。
以下、製造方法を説明する。
まず、第1図(イ)に示すように、ガラス1を中央空隙
部37に配置し、金型を閉しる。次に第1図(ロ)に示
すように、金型3を型締めした後に周縁空隙部36に溶
融状態の塩化ビニル系樹脂組成物21を樹脂注入口34
よりd人してキャビティ35内に溶融状態の塩化ビニル
系樹脂組成物21を充填し、冷却水パイプ33に冷却水
を流して金型3を冷却すると、第1図(ハ)に示すよう
に、周縁空隙部36に注入された7容融状態の塩化ビニ
ル系樹脂組成物21が冷却固化され、塩化ビニル系樹脂
成形体2がガラス10周縁部に一体的に形成される。次
いで、(ニ)工程に示すように、金型3を開いて取り出
すと2、ガラス1と塩化ビニル系樹脂成形体2が一体的
に射出成形されたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
Aが得られる。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
なお、「部」とあるのは「重量部」を意味する。
また、結果に示した塩化ビニル系樹脂組成物およびガラ
ス・塩化ビニル系樹脂一体成形体に関する各物性の測定
方法は次の通りである。
1、塩化ビニル系樹脂組成物に関する物性(1)流動性 得られた塩化ビニル系樹脂組成物を高化式フローテスタ
(島原製作所社製、型式、CFT500)に供給して、
170°C、l OOkgf/ci伺重の条件下で1φ
×1Oflのノズルを使用して測定した。
(2)  引張強度 得られた塩化ビニル系樹脂組成物をプレス成形して厚さ
2mmの塩化ビニル系樹脂板を作製し、JIS  K6
745に準拠して測定した。
(3)  タンク性 上記引張強度を測定したのと同じ塩化ビニル系樹脂板を
70℃、95%RHの雰囲気下に1週間放置した後、そ
の表面の状態を22℃、65%RHの雰囲気下で官能検
査して下記の判定基準によりタック性を評価した。
○:タック性なし ×:試料表面かヘタついた状態であり、タック性有り イ4) ノゴア硬度 上記引張強度を測定したのと同し塩化ビニル系樹脂板を
用いて、その表面の硬度をノヨア硬度計(上品製作所製
、型式、HD−103N)↓こより測定した。
2 ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体に関する物性 (1)  耐ノヨートノヨノト性 得られたガラス 塩化ビニル系樹脂一体成形体を目視観
察して、下記の判定基準により耐ノヨートノヨノト性を
評価した。
Oニガラス周縁部の塩化ビニル系樹脂組成物の成形体が
欠落のない状態で存在する ×ニガラス周縁部の塩化ビニル系樹脂組成物き成形体が
一部欠落してソヨートショノト状態で存在する (2)  タンク性 得られたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体を70 
’C395%の雰囲気下に1a間放置した後、塩化ビニ
ル系樹脂組成物の成形体表面の状態を22°C165%
RHの雰囲気下で官能検査して下記の判定基準により夕
、り性を評価した。
○:タノク性なし ×:試料表面かへ夕ついた状態であり、タンク性有り (3)密着強度 以下、図面を参照して密着強度の測定方法Sこついて説
明する。
第2図(イ)はガラス・塩化ビニル系樹脂−体成形体の
模式平面図であり、第2図(ロ)は上記ガラス・塩化ビ
ニル系樹脂一体成形体のBB断面図である。第2図にお
いて、1はガラスであり、2は塩化ビニル系樹脂成形体
であり、4はエポキシ系樹脂接着剤層である。
第2図に示す形状の密着強度測定用試料を上記耐ショー
トソヨノト性を評価したのと同様の射出条件で作製し、
70℃、95%の雰囲気下に1週間放置した後、密着強
度を測定した。なお、この場合の密着強度とは、第2図
に示すX、Y方向に引張荷重をかけて、上記試料の密着
部分が剥離する時の引張荷重値を試料幅dで除した値で
表したちのをいう。但し、上記密着部分の試料幅方向に
直角の方向の長さは1cmであに狂±1 第1表に示した組成の塩化ビニル系共重合体100部、
可塑剤(TOTM)60部、バリウム亜鉛系液状安定剤
(アデカファーガス社製、商品名;AC−190)1.
5部、バリウム−亜鉛系粉末状安定剤(アデカファーガ
ス社製、商品名;AP−550)0.5部及び有機エボ
キン化合物系安定剤(アデカファーガス社製、商品名;
0130P)3.0部をスーパーミキサー(川田製作所
社製、型式; SMG−100)に供給し、撹拌しなが
ら100°Cまで昇温しで20分間撹拌した後、内容物
をクーリングミキサー(川田製作所社製、型式、CO−
100)に移し、15分間撹拌し、30℃以下まで冷却
してコンパウンドを得た。
得られたコンパウンドを金型温度およびバレル先端温度
が155℃に設定された押出機(長田製作所社製、型式
;SLM−50)に供給し、溶融混練して押出物を得た
得られた押出物を冷却した後、コールドカノトペレタイ
ザ=(ユニオン・プラスチンク社製、型式; U C1
52)に供給し、カッティングしてペレット状の塩化ビ
ニル系樹脂組成物を得た。
得られた塩化ビニル系樹脂組成物を用いて、前記測定法
に基づき、塩化ビニル系樹脂組成物に関する各物性を測
定し、結果を第1表に示した。
次いで、射出成形m(東芝機械社製、型式;lS−35
0E)に設置された金型内に、周縁部にエポキシ系樹脂
接若削(セメダイン社製、商品名;セメダイン1500
) Piを幅1(J、厚さ25μmに形成したガラス(
300×300×3Nの大きさの強化ガラス)を配置し
型締した後、上記ペレット状の塩化ビニル系樹脂組成物
を上記射出成形機に供給し、上記塩化ビニル系樹脂組成
物を190℃に加温して溶融し、樹脂注入口よりシリン
ダー内圧力170kg/ctで注入して上記熔融状態の
塩化ビニル系樹脂組成物をキャビティ内に充填した。
次に、金型冷却用の冷却水パイプに冷却水を流して金型
を冷却し、キヤヒティ内の溶融塩化ビニル系樹脂組成物
を冷却固化させた後、型を開いて取り出し、ガラス・塩
化ビニル系樹脂一体成形体を得た。
得られたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体を用いて
、前記測定法に基づき、ガラス・塩化ビニル系樹脂一体
成形体に関する各物性を測定し、結果を第1表に示した
。なお、ガラスと塩化ビニル系樹脂成形体との苫着性に
ついては、前記した通り、密着強度測定用試料を別途作
製して評価し、結果を第1表に示した。
2〜5、    l、2 第1表に示したように、塩化ビニル系共重合体の組成な
らびに可塑剤の種類および量を変えた他は、実施例1と
同様にしてペレット状の塩化ビニル系樹脂組成物を得た
得られた塩化ビニル系樹脂組成物に関する各物性を実施
例1と同様にして測定し、結果を第1表に示した。
次いで、上記塩化ビニル系樹脂組成物を用いて実施例1
と同様にしてガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体を得
た。
得られたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体に関する
各物性を実施例■と同様にして測定し、結果を第1表に
示した。
(以下余白) (発明の効果) 本発明の塩化ビニル系樹脂組成物の構成は前記した通り
であり、特定量の塩化ビニル単量体と炭素数2〜30の
α−オレフィン系単量体の共重合体に特定量の可望剤が
配合されているため、射出成形時の流動性に優れ、かつ
上記塩化ビニル系樹脂組成物を用いて作製した成形体表
面はタック性がなく、表面硬度が優れている。
本発明2のガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体は、上
記塩化ビニル系樹脂組成物がガラスの周縁部に射出成形
されているので、射出成形時に塩化ビニル系樹脂組成物
が優れた流動性を示し、射出圧、型締圧等を上げなくて
もガラス周縁部に塩化ビニル系樹脂組成物が完全に回り
込み、ジョートンヨツト状態とならず、ガラス周縁部の
塩化ビニル系樹脂組成物の成形体が欠落していないガラ
ス・塩化ビニル系樹脂一体成形体を得ることができ、得
られたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体の塩化ビニ
ル系樹脂成形体表面はタンク性を示さない。また、上記
ガラス・塩化ビニル系樹脂−体成形体は、ガラスと塩化
ビニル系樹脂成形体との密着性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)、(ロ)、(ハ)および(ニ)は本発明2
のガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体を射出成形して
製造する工程を例示する模式断面図であり、第2図(イ
)および(ロ)は本発明2のガラス・塩化ビニル系樹脂
一体成形体の密着強度を測定するための試料を示す模式
平面図および模式断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)塩化ビニル単量体と(b)炭素数2〜30の
    α−オレフィン系単量体との共重合体であって、該共重
    合体中の(a)成分で形成される構成単位の含有量が8
    0〜98重量%、(b)成分で形成される構成単位の含
    有量が2〜30重量%である塩化ビニル系樹脂100重
    量部と可塑剤20〜150重量部からなることを特徴と
    するガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系
    樹脂組成物。 2、特許請求の範囲第1項記載の塩化ビニル系樹脂組成
    物が射出成形され、ガラスの周縁部に一体的に形成され
    ていることを特徴とするガラス・塩化ビニル系樹脂一体
    成形体。
JP2182119A 1990-07-09 1990-07-09 ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体 Pending JPH0468004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2182119A JPH0468004A (ja) 1990-07-09 1990-07-09 ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2182119A JPH0468004A (ja) 1990-07-09 1990-07-09 ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0468004A true JPH0468004A (ja) 1992-03-03

Family

ID=16112664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2182119A Pending JPH0468004A (ja) 1990-07-09 1990-07-09 ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0468004A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53435A (en) * 1976-06-24 1978-01-06 Pall Corp Flow regulating valve
JPS57121043A (en) * 1981-01-22 1982-07-28 Mitsui Toatsu Chem Inc Internally plasticized polyvinyl chloride composition
JPS6268992A (ja) * 1985-09-24 1987-03-30 旭硝子株式会社 窓ガラス部材の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53435A (en) * 1976-06-24 1978-01-06 Pall Corp Flow regulating valve
JPS57121043A (en) * 1981-01-22 1982-07-28 Mitsui Toatsu Chem Inc Internally plasticized polyvinyl chloride composition
JPS6268992A (ja) * 1985-09-24 1987-03-30 旭硝子株式会社 窓ガラス部材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100543493B1 (ko) 침착물형성이감소되는그라프트중합체성형조성물
EP0204400B1 (en) Polypropylene-base resin composition
US20090306246A1 (en) Crosslinked composition comprising a core/shell copolymer, method of obtaining same and uses thereof
EP3459988B1 (en) Injection-molded object
WO1996030435A1 (fr) Article moule a film acrylique stratifie et ce film
JPS61268780A (ja) ポリウレタン製またはポリエ−テルアミド製の接合材料を適用し、該接合材料の表面を溶融し、冷却する面の接合法
JP2002309059A (ja) アクリル樹脂フィルムおよびこれを用いた積層体
KR100521005B1 (ko) 폴리염화비닐 수지 조성물의 제조 방법 및 폴리염화비닐수지 조성물
JPH0468004A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH04130149A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH04198343A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH04226321A (ja) ガスケット付窓ガラスの製造方法
JP3474900B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物、これを用いた枠体付きガラス板およびその製造方法
JPH04108840A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
CA2046785C (en) Multilayer molded article and method for producing the same
JPH0616889A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH04108839A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH05247303A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物及び成形体
JPH04224919A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹            脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂            一体成形体
JPH05117470A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH04279651A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
JPH04272951A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体
US5427864A (en) Multilayer molded article
JPH04253786A (ja) 複合シール材
JPH0543759A (ja) ガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたガラス・塩化ビニル系樹脂一体成形体