JPH0467930A - 射出成形における保圧制御方法および装置 - Google Patents

射出成形における保圧制御方法および装置

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JPH0467930A
JPH0467930A JP18042590A JP18042590A JPH0467930A JP H0467930 A JPH0467930 A JP H0467930A JP 18042590 A JP18042590 A JP 18042590A JP 18042590 A JP18042590 A JP 18042590A JP H0467930 A JPH0467930 A JP H0467930A
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Kazutoshi Yakemoto
数利 焼本
Tsukasa Shiroganeya
司 白銀屋
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、射出成形における保圧制御方法および装置に
関し、特に、充填 保圧段階において、金型内の樹脂温
度変化に適応して、樹脂の圧力挙動を制御することによ
り、成形ショット間の成形品比容積の変動を解消するた
めの新規な改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、射出成形において、金型内で成形される成形品
の品質としては、重量、寸法、ヒゲ、ボイド、ソリなど
があげられる。これらの品質を特徴づける成形品の物性
値は比容積である。この成形品の比容積は、溶融樹脂が
、金型内に充填され、保圧冷却作用をうけて固化し、金
型から取り出されるまでの間に受ける温度、圧力履歴、
ならびに、冷却速度により決定づけられる。従って、繰
返し実行される射出成形サイクルにおける基本的な要求
としては、毎サイクル一定め品質が得られることがあげ
られる。
また、従来、例えば、特開昭63−3926号および特
開昭63−3927号に開示されているように、成形材
料の圧力−温度−比容積の関係を示す基礎物性データで
あるpvT特性データに基づいて、比容積を目標値にむ
かって制御する方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の射出成形における保圧制御方法および装置は、以
上のように構成されていたため、次のような課題が存在
していた。
まず、前者の従来例の場合、外気温度、運転条件の変化
などにより、金型温度、樹脂温度が変化すると、前述の
金型内の樹脂がうける熱履歴が、射出成形サイクル間で
変化し、これによって成形品比容積が変化し、毎サイク
ルの成形品品質にバラツキが現れることになる。したが
って、金型内の樹脂温度変化による成形品品質のバラツ
キを解消するには、温度変化による成形品比容積変化を
解消することが必要となる。従来、こうした課題に対し
て、金型内樹脂の温度変化に対して、成形品比容積変化
を解消するための基本的な概念および方法は明らかにさ
れていなかった。
また、後者の従来例の場合、これは、特定の試験条件で
得られたpvT特性データに基づく方法であり、金型内
の樹脂温度変化、圧力変化が、成形品比容積変化に及ぼ
す影響を原理的に明らかにして、制御を行う方法ではな
い。通常、射出成形において、金型内の樹脂は、金型壁
面からの熱伝導により急激な冷却作用を受け、熱的な平
衡状態にはなく、かつまた、金型内には溶融状態と固体
状態が混在している。これに対して、前記pvT特性デ
ータでは、熱的に平衡した状態で採取されるため、実際
の金型内の圧カー温度−比容積埜動と、pvT特性デー
タの間には、かなりの差異が生じることになる。さらに
、成形材料は、特に結晶性材料の場合、比容積が冷却速
度により受ける影響は無視できず、pvT特性データ採
取時の冷却速度と、実際の射出成形時の金型中のそれと
は、かなり異なり、同じ圧力、温度でも、両者の比容積
には差異が生しることになる。また、前記pvT特性デ
ータがよくあてはまるには、金型内の樹脂が殆ど溶融状
態にある保圧段階の初期に、溶融樹脂の金型内への注入
を遮断しなければならない。
この場合、早期に樹脂の注入の遮断を行うため、以後の
固化、収縮を補うため、金型内を比較的高圧にしておか
なければならなくなる。そうすると、高圧であることに
より、成形品の内部応力が高くなり、ソリなどの副作用
を及ぼす恐れがでてくる。
また、前記pvT特性データを、射出成形機の制御装置
に記憶させる上では、1つの材料について、最低3つの
パラメータを要し、制御装置のメモリの記憶容量に対す
る負担が大きかった。以上の課題は全て金型内樹脂の温
度変化、圧力変化が、比容積変化に及ぼす影響を、原理
的に明らかにしていない事によるものである。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたも
ので、特に、金型内の樹脂温度変化、および圧力変化が
、成形品比容積に及ぼす影響を明らかにすると共に、成
形品比容積の成形サイクル間での変化を解消するための
基本的な概念及び方法を与え、比容積変化を解消するよ
うにした射出成形における保圧制御方法および装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による射出成形における保圧制御方法は、スクリ
ュ前部にためられた溶融樹脂をスクリュの前進により、
ノズル、金型内の樹脂流路を介してキャビティに注入す
る充填段階と、前記溶融樹脂か前記キャビティに充満し
た後、前記溶融樹脂が前記キャビティ内で冷却されるに
つれて固化、収縮するのをおぎなうため、前記スクリュ
を押圧して前記溶融樹脂を補給する保圧段階とからなる
充填保圧段階において、予め前記充填段階において、前
記金型の金型温度および前記樹脂流路の樹脂温度を計測
すると共に、前記充填段階において、前記樹脂温度から
計算によって保圧段階の任意時刻の金型内樹脂温度の目
標値からの変化を求め、前記金型内樹脂温度の変化によ
り生ずる金型内樹脂比容積変化を打ち消すために必要な
金型内樹脂圧力変化量を、前記溶融樹脂の材料の物性値
である熱膨張圧力あるいは熱膨張率と圧縮率と、前記金
型内樹脂温度の変化とから求め、前記金型内樹脂圧力変
化量が生ずるように、前記ノズル又は前記金型内の樹脂
流路の樹脂圧力を設定し制卸することにより、金型内樹
脂比容積の目標値からの変化を解消する方法である。
また、本発明による射出成形における保圧制御装置は、
スクリュにより押出された溶融樹脂を、ノズルを経て金
型の樹脂流路に充填するようにした射出成形における保
圧制御装置において、金型に設けられた金型温度センサ
と、前記溶融樹脂の温度を検出するための樹脂温度セン
サと、前記溶融樹脂の圧力を検出するための樹脂圧力セ
ンサと、前記樹脂温度センサおよび樹脂圧力センサから
の信号を入力するための制御装置と、前記制御装置に設
けられ前記金型内の金型内樹脂圧力変化量ならびに、そ
れが生ずるような前記溶融樹脂の樹脂圧力を求めるため
の演算処理部と、前記樹脂圧力センサに接続されたサー
ボ弁アンプと、前記樹脂圧力センサおよび前記演算処理
部に接続され前記溶融樹脂の樹脂圧力に対応する圧力指
令信号を前記サーボ弁アンプに出力するための保圧制御
部と、前記演算処理部に接続され成形材料の物性データ
を記憶するためのデータベース部と、前記演算処理部に
接続され前記金型内の金型内樹脂温度の目標値を記憶す
る樹脂温度データ格納エリアと、前記演算処理部および
保圧制御部に接続された設定器とを備えた構成である。
〔作 用〕
本発明による射出成形における保圧制御方法および装置
の原理ついて説明する。
一般に、樹脂の比容積V、温度T、圧力P、冷却速度T
の関係は、各りの微少な変化に着目すれば、次式で表さ
れる。
ここで、dV、dT、dP、dTは、それぞれ、比容積
、温度、圧力、冷却速度の微少な変化量を示t。また、
(aV/2T)p、−、<aV/2P)−、; 、(a
V/aT)y、pは、他の変数を固定したときの、比容
積■がT、P、Tによりうける変化率を示す偏微分係数
である。(1)式は、比容[Vが、温度、圧力、冷却速
度の変化に対応して、連続的に変化する場合に成立する
全微分表現である。(1)式の両辺を比容積■で割り、
各項の符号を操作すると、(2)式のように表される。
βは樹脂の圧縮率、γは樹脂の比容積の冷却速度依存度
を示すパラメータであり、β、に、γ共、樹脂固有の物
性値である。(2)式をβ、に、γを用いて表すと、(
3)式を得る。
の変化を、成形サイクル間の変化に近似的におきかえる
ことができる。すなわち、dV、dP、dTを成形サイ
クル間ての変化△■、△Tc、△Pc△T、におきかえ
ると、次式のようになる。
△V 上式は、成形サイクル間の比容積変化$−が、■ 成形サイクル間の温度変化△To、圧力変化△P、:、
冷却速度変化△T、と、樹脂の物性値であるにβ γに
よりあられされることを意味する。
成形サイクル間の成形品比容積変化△Vは、このように
、温度変化△To、圧力変化△Pc、冷却速度変化△T
、により生ずると考えられるが、成形サイクル間での比
容積変化を解消するための△V 条件は、(4)式において左辺の−を0とおくことによ
り、次式で表される。
にΔTo−β△pe−γ△To=O(5)式ここで、温
度、冷却速度の変化に対して、圧力を制御することによ
り比容積変化を解消することを考える。この場合、比容
積変化を解消するための圧力変化△Pcは(5)式より
、次式で表される。
△PC−−ムT c −’ △To  、−(6)式3
式% 従って、温度変化△Tc、冷却速度変化△TCに対応し
て、(6〉式で表される金型内の圧力変化△PCを生じ
ることにより、成形サイクル間の成形品比容積変化が解
消できることになる。
ここで、−は、比容積一定の条件において、単β 位温度の上昇により引起こされる圧力変化を示す物性値
であり、熱膨張圧力と呼ぶ。つまり、保圧段階の任意時
刻において、(6)式を成立させるように、キャビティ
8内の圧力を制御することにより、成形サイクル闇の成
形品比容積変化を解消できることになる。実際の金型6
内では、固相と溶融層が混在しており、かつまた、固相
と溶融層の物性値には違いがあるはずである。この場合
、キャビティ8内の固相比率と、溶融相の比率をαI−
α(0≦α≦1ンとおくと、金型内の平均的な上式より
、固相、溶融層の混在状態における物は溶融層における
値を示す。
金型内樹脂温度T。は、成形品断面方向の平均温度とし
て次式で計算てきる。Jな、冷却速度TCは、次式を微
分すればよい。
〔−α・く2に+1)2・π2・t/S2)・・(9)
式 %式%) ・(10)式 ここでT。(1)は、時刻tにおける金型内の樹脂温度
、T、は金型壁面の温度、T8は、時刻0における金型
内の樹脂温度(初期樹脂温度)、αは樹脂の熱拡散率、
Sは成形品断面方向の厚さを示す。初期樹脂温度T、−
および、金型壁面温度T、が成形サイクル間でT、’、
Tw’  にそれぞれ変化したとき、任意時刻の金型内
の樹脂温度変化△T、は、次式で与えられる。
△To=(T、−T、)△T、 + (Te−T、)Δ
”    、−(11)式%式% また、冷却速度の変化へT0は、次式で表される。
△TR−△T11 ・ △To= −T、      ・(12)式%式% 金型キャビティ(8)内の圧力Pcは、金型温度T5、
初期樹脂温度T8およびノズル部樹脂圧力PLの変化に
応じて変化する。このため、これらの変化の関係が、近
次的に次式で表されると仮定する。
△P c ” a ・△TR+b・△Tw+C・△PL
、、(13)式ただし、△PC=Pc’−PC,△p、
=p、 −p、であり、(13)式は、TRがT、゛に
、T、がTw′に、PLかPL゛に、PoがP。°に変
化するときの関係を示す。また、a、b、cは樹脂の種
類、金型およびゲートの形状によって決まる値である。
(13)式と、(6)式から、比容積変化を0とするた
めのノズル部樹脂圧力変化は次式で与えられる。
に△To L・△T c = a△TR十b△Tり+c
・Δ九より、β  β △PL−〔5△To−1Δ〒C−a△T、−b−△T咥
/c(14)式%式% 従って、あらかしめ、物性値である β、 βノズル孔
3aからキャビティ8までの圧力降下と、初期樹脂温度
変化△T3、金型温度変化△T、との関係を示すパラメ
ータa、b、cを設定しておき、運転中は、△To、△
To1△T3.△TIlを計測および計算にて求めるこ
とにより、保圧段階の任意時刻において、成形サイクル
間の比容積変化を解消するノズル部樹脂圧力変化量△P
Lを求めることができる。こうして、△PLを(14)
式に従って求め、保圧段階において制卸することにより
、成形サイクル間の成形品比容積変化を解消することが
できる。
△ 従って、運転前に、金型温度基準値(T、)、初△ 期樹脂温度基準値(T、)、ノズル部樹脂圧力基準値△ (PL)を設定しておく。次に、使用する成形材料に応
じて、熱拡散率(α)、熱膨張圧力(に/β)冷却速度
依存度〈γ/β)を設定しておく。但し、には樹脂の熱
膨張率、βは圧縮率、γは比容積の冷却速度依存度を示
す。また、材料、金型に応じて、金型内圧力とノズル部
樹脂圧力の間の圧力降下が初期樹脂温度(T8)からう
ける影響(a)、金型温度(T 、)からうける影響(
b)、ノズル部樹脂圧力(PL)から受ける影響(e)
を設定しておく。
次に、ゲート形状、成形材料に応じて、ゲートシール時
tPI(ty)を設定しておく。金型に応じて、成形品
肉厚(S)を設定する。
以上の基で、次式により、予め固定された計算△ 時間(tesi)まで、金型内樹脂温度基準値Tc(t
)、△ 冷却速度基準値Tc(t)を求める。但し、tは時刻e
xp[ニーα12に+1)2・yr2−t/S”]  
   (+1)式eXp〔−α(2に+1)2π2・[
/S2〕(16)式但し、Nは、級数頂の計算回数で、
予め固定された値である。
また、O≦t≦tc1であり、tは0から、△t2△t
、     、Ls’lまで予め同定されたきざみ巾△
tの整数倍の値とする。
−に記憶しておく。
次に、運転中は、充填段階にて、金型温度T、、ノズル
部流路又は金型内樹脂流路の任意の位1の樹脂温度T8
、および、保圧開始までの充填時開tll□を計測する
。金型内に樹脂が充満して保圧が開始されると同時に、
目標時刻Lg  =t、、、+t”;tにを示す。
△To、冷却速度変化△Toを次式にて求める。
たたし、△T、=T、−仝1.△T、=T、−仝8でつ
てノズル部樹脂圧力変化ΔP、を求め、PL−△ PL+△PLをノズル部樹脂圧力目標値としてサーボ弁
アンプに出力する。
〔実施例〕
以下、図面と共に本発明による射出成形における保圧制
御方法および装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。
第1図において、符号1で示されるものは、シリンダ2
およびスクリュ2Aからなる射出成形機であり、このシ
リンダ2のスクリュ前部2aに連通して前記スクリュ2
Aには、ノズル孔3aを有するノズル3が設けられてい
る。
前記ノズル3には、固定側金型4および可動側金型5か
らなる金型6が接合して設けられており、これらの各金
型4,5間には、固定側樹脂流路7に連通ずるキャビテ
ィ8が形成されている。
なお、この金型6に形成されたキャビティ8は、図面に
示されるように、流路6a、6b、前記固定側樹脂流路
7及びノズル孔3aに連通しており、後述の樹脂温度を
計測する場合は、これらによって形成される樹脂流路6
Aの何れかで計測されるものである。
前記ノズル孔3aには、樹脂圧力センサ9および樹脂温
度センサ10が接続され、前記固定側金型4には第1金
型温度センサ11が接続されると共に、前記可動側金型
5には第2金型温度センサ12が接続されている。
前記各センサ9,10.11および12の出力は、増巾
器9a、10a、llaおよび12aを介し、制御装置
13めA/D変換器9b、10b11bおよび12bに
接続線9c、10c、llcおよび12cを介して接続
されている。
前記制御装置13に設けられた演算処理部14には、前
記各A/D変換器10b、llbおよび12cからのデ
ジタル信号10bA、11bAおよび12cAが入力さ
れ、前記A/D変換器9bからのデジタル信号9bAは
、前記演算処理部14とは別に設けられた保圧制御部1
5に入力されている。
前記保圧制御部15からの充填保圧切換信号15aは前
記演算処理部14に入力され、この演算処理部14から
のノズル部樹脂圧力変化皿△PL信号14aおよびゲー
トシール時開tg信号14bは前記保圧制御部15に入
力されている。
前記演算処理部14からの基準金型内樹脂温度△ データCTc(t):t=o〜tcal)、:l信号1
4cは、樹脂温度データ格納エリア16に入力され、こ
の樹脂温度データ格納エリア16からの目標時刻のは前
記演算処理部14に入力されている。
前記演算処理部14には、データ(α 熱拡散率に/β
・熱膨張圧力、γ/β 冷却速度依存度、七g ゲート
シール時間a、b、c)17aがデータベース部17か
ら入力され、同時に、設定器18からの第2設定値18
a(成形材料銘柄、成形材料銘柄、成形品肉厚S、金型
温度基準値△                   
         △T1、ノズル部樹脂温度基準値T
、)が入力されている。
前記設定器18からの第1設定値18b(ノズ△ ル部樹脂圧力基準値P1、保圧切換ノズル圧力P:、射
出保圧時rWIt+u)は前記演算処理部14に入力さ
れ、前記演算処理部14および保圧制御部15には、シ
ーケンス制御部1つからの射出開始信号19aが入力さ
れていると共に、前記保圧制御部15からの保圧終了信
号15Aは前記シーケンス制御部19に入力されている
前記増巾器9aを経たノズル部樹脂圧カフィードバック
信号9aAは、制御信号20aをサーボバルブ21に印
加するためのサーボ弁アンプ22に入力されており、前
記保圧制御部15からの圧力指令信号(PL) ]、 
5 bはサーボ弁アンプ22に入力され、この保圧制御
部15cがちの樹脂補給遮断信号15cは外部に出力さ
れている。
前記サーボバルブ22は、前記射出成形機1の油圧室1
aおよび油圧源23に接続されている。
本発明による射出成形における保圧制御方法および装置
は、前述したように構成されており、以下に、その動作
について説明する。
まず、運転前の設定および演算操作を第3図を用いて説
明する。
使用する成形材料銘柄を設定する(第1ステップ:30
〉。そうすると、成形材料に応じた熱拡散率α、及び熱
膨張圧力(に/β)及び冷却速度依存度(γ/β)がデ
ータベース部17よりアクセスされる(第2ステツプ、
31)。また、設定器I8によりゲート形状、寸法(第
3ステツプ=32)および成形品の肉厚Sを設定する(
第4ステツプ=33)。さらに、運転条件として、金型
温度基準値(T、)(第5ステツプ 34)、ノズル部樹 △ 脂温度基準値(T、l)(第6ステツプ:35)、△ ノズル部樹脂圧力基準値(P、、)(第7ステツプ36
)を設定する。その後、成形材料、ゲート形△ 状、寸法、及び金型温度基準値(Tw) 、ノズル部/
\ 樹脂温度基準値(T8)に応じたゲートシール時間(t
y)が、データベース部17よりアクセスされる(第8
ステツプ・37)。ただし、このゲートシール時間(t
9)は、保圧開始を011.として、保圧段階のいつ、
ゲートシールするかを示す時刻である。次に、ゲート形
状、寸法と、成形材料に応じた前述の(13)式のパラ
メータ(a) 、 (b) 、 (c)がデータベース
部17よりアクセスされる(第9ステツプ、38ン。以
上の、設定値は全て設定器18を用いて行われる。
次に、以上の設定値、ならびにデータベース部17から
アクセスされたデータに基づいて、次式より、金型内樹
脂温度基準値T。(1)、冷却速度基準値T C+ l
 +が演算処理部14で計算される(第10ステツプ、
3つ)。
〔−α・(2に+1)2・π2・t/S2〕(19)式 〔−α・(2に+1)2・π2・t/S2〕・(2o)
式但し、Nは予め固定された級数のくり返し数である。
また、tは、きざみ巾を△tとしたとき、その整数倍を
とり、計算時間j e m +までの値をとる。すなわ
ちt=0.△t 2△t j eal+ここに、△1,1...は予め固定された
値である。以上計算した値は、樹脂温度データ格納エリ
ア16に記憶させておく(第11ステツプ・40)、 
次に、運転中の動作を第2図、第4図を用いて説明する
。シーケンス制御部19が射出開始信号19aを制御装
置13に出方すると(第12ステツプ・5o)、スクリ
ュ2Aが前進を開始すると共に、演算処理部14は充填
時間j (++1の計時を開始すると(第13ステンブ
・51)共に、時々刻々のノズル部樹脂温度Tll□、
(第14ステップ: 52)、固定側金型温度T M 
N l f t +、可動側金型温度T W M 21
 t lを計測および記憶する(第15ステツプ 53
)。これと共に、保圧制御部15は、ノズル部樹脂圧力
P、、□、を計測しく第16ステツプ: 55)、設定
器■8を介して予め設定されている保圧切換圧力P:に
達したか否かを判定しつづける(第17ステツプ:56
)。ノズル部樹脂圧力Pい1.1が保圧切換圧力P:に
達するまで、以上の動作をつづけ、P Ll’1tll
がP:に達すると、その時点までの充填時間計時値t 
IIIMを充填時間確定値t Ill  とするく第1
8ステップ:57)。次に、それまで計測して記憶して
きたノズル部樹脂温度T、い1、固定側及び可動側金型
温度T wxzt+、 Tww2+t+ (但し、t1
0〜t、11)から、計算用ノズル部樹脂温度T8、計
算用の固定側および可動側金型温度TwTv2を算出す
る(第19ステップ:58)。ここに、算出方法として
は、例えば時刻O〜t−、、、y平均値、最大値、さら
にはt2,1時刻の値などがあげられる。これらのどれ
を用いるかは任意である。次に、固定側と可動側の金型
温度の平均値をTユニ (T 、1 + T 、2)/
2として求める(第20ステンブ 5す)。
次に、予め設定されたゲートシール時刻(tg)と、充
填時開j 、 、、とから、目標時刻ty*jy+j+
zを求める(第21ステ・ツブ、60)。
目標時刻とは、金型内樹脂温度変化及び冷却速度変化を
、基準値と運転中の値とで比較するための時刻である。
次に目標時刻tg*における金型内樹脂温度の基準値T
C=TC(tf ) 、及び冷却速度基準値T。−T、
(ty)を、樹脂温度データ格納エリア16に記憶され
たデータより求める。尚、これから、次式により、時刻
ty  における金型内樹脂温度の基準値からの変化△
To及び冷却速度変化△T、を次式にて求める(第21
ステ・ツブ60)、。
る(第22ステツプ 61)。以上と、次式より、金型
的樹脂の比容積変化を0にするノズル部樹脂圧力変化△
PLを求める(第23ステツプ・62)。
△PL−〔3△Tc L△↑c  a’△T、、−b・
△T−〕/c  −(23)式3式% 演算処理部14は、以上、計算した△PLを、保圧制御
部15に出力し、これをうけて保圧制御部15は、ノズ
ル部樹脂圧力目標値P。−01+APLを求め(第24
ステツプ・63)、圧力指令信号15bとしてサーボ弁
アンプ22に出力する(第25ステツプ・64)。これ
とともに、保圧制御部15は保圧開始をOseeとして
、保圧時間の計時をスタートしく第26ステツプ・65
)、保圧時間がゲートシール時間tgに達すると(第2
7ステツプ:66m保圧制御部15はシャ・・ノドオフ
ノズル(図示せず)のシャット等を目的として、樹脂補
給遮断信号15cを出力する(第28ステノ1.67)
。また、充填時開t、1.と保圧時間の和が、予め設定
した射出保圧時間t、IMに達すると(第29ステツプ
 68)、保圧制御部15は、シーケンス制御部19に
保圧終了信号15Aを出力すると共に、サーボ弁アンプ
22への圧力指令信号15bを○FFにし、保圧段階を
終了する(第30ステツプ=69)。
さらに、前述の保圧制御の状態をグラフで示すと、第2
図の通りであり、図中、実線は成形運転中の任意のショ
ットの波形、破線は基準となる波形に対応している。
また、図中における■〜■は下記の内容を示しており、 ■ 目標時刻t4 = t+z+ j gにおける金型
内圧力Pcx(t+z+tlj)  pc=pcN(t
g)■ 目標時刻ty = t−++++ t、  に
おける基準となる金型内圧力Pcx(t 、、、+ t
g)po−〇。s (t g″) ■ 目標時刻’g ”’ +−++++ j qにおけ
る金型内樹脂温度T 、:sD+ 11+ L !?)
T c−T c、<t2  ) ■ 目標時刻tl? = t 、、、+ t−gにおけ
る基準となる金型内樹脂温度TcJt、z++tf)乞
−仁。(ty”) 従って、 △Pc=Po−曾。圧力変化 △T、=T、−仝。温度変化である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、金型温度、初期樹脂温度の変化により
生ずる金型内樹脂温度変化がもたらす金型内樹脂比容積
変化を解消するよう、金型内圧力が変化するため、成形
の立上げ時や中断時、また、朝夕の気温変化、春夏秋冬
の季節変化によりもたらされる成形品寸法、重量などの
バラツキを解消することができる。従って、スクラップ
の減少、高生産性につながることになり、精密安定成形
が行える効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4B図迄は、本発明による射出成形におけ
る保圧制御方法および装置を示すためのもので、第1図
は1部所面を含むブロック図、第2図は金型内の圧力お
よび樹脂温度を示す波形図第3図は運転前の設定および
演算処理を示すフロー図、第4A図および第4B図は運
転中の計測、演算および制御の状態を示すフロー図であ
る。 2aはスクリュ前部、2Aはスクリュ、3はノズル、6
は金型、6Aは樹脂流路、8はキャビティ、9は樹脂圧
力センサ、10は樹脂温度センサ、11.12は金型温
度センサ、13は制御装置、14は演算処理部、15は
保圧制御部、15bは圧力指令信号、16は樹脂温度デ
ータ格納エリア、17はデータベース部、18は設定器
である。 特許出願人 株式会社日本製鋼所 代  理  人  曾  我   道  照手続補正書 平成3年2月8日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スクリュ前部(2a)にためられた溶融樹脂をス
    クリュ(2A)の前進により、ノズル(3)、金型(6
    )内の樹脂流路(6A)を介してキャビティ(8)に注
    入する充填段階と、前記溶融樹脂が前記キヤビティ(8
    )に充満した後、前記溶融樹脂が前記キャビティ(8)
    内で冷却されるにつれて固化、収縮するのをおぎなうた
    め、前記スクリュ(2A)を押圧して前記溶融樹脂を補
    給する保圧段階とからなる充填保圧段階において、 予め前記充填段階において、前記金型(6)の金型温度
    および前記樹脂流路(6A)の樹脂温度を計測すると共
    に、前記充填段階において、前記樹脂温度から計算によ
    って保圧段階の任意時刻の金型内樹脂温度の目標値から
    の変化を求め、前記金型内樹脂温度の変化により生ずる
    金型内樹脂比容積変化を打ち消すために必要な金型内樹
    脂圧力変化量を、前記溶融樹脂の材料の物性値である熱
    膨張圧力あるいは熱膨張率と圧縮率と、前記金型内樹脂
    温度の変化とから求め、前記金型内樹脂圧力変化量が生
    ずるように、前記ノズル(3)又は前記金型内の樹脂流
    路(6A)の樹脂圧力を設定し制御することにより、金
    型内樹脂比容積の目標値からの変化を解消することを特
    徴とする射出成形における保圧制御方法。
  2. (2)スクリュ(2A)により押出された溶融樹脂を、
    ノズル(3)を経て金型(6)の樹脂流路(6A)に充
    填するようにした射出成形における保圧制御装置におい
    て、金型に設けられた金型温度センサ(11、12)と
    、前記溶融樹脂の温度を検出するための樹脂温度センサ
    (10)と、前記溶融樹脂の圧力を検出するための樹脂
    圧力センサ(9)と、前記樹脂温度センサ(10)、金
    型温度センサ(11、12)および樹脂圧力センサ(9
    )からの信号を入力するための制御装置(13)と、前
    記制御装置(13)に設けられ前記金型(6)内の金型
    内樹脂圧力変化量が生ずるような前記溶融樹脂の樹脂圧
    力を求めるための演算処理部(14)と、前記樹脂圧力
    センサ(9)に接続されたサーボ弁アンプ(22)と、
    前記樹脂圧力センサ(9)および前記演算処理部(14
    )に接続され前記溶融樹脂の樹脂圧力に対応する圧力指
    令信号(15b)を前記サーボ弁アンプ(22)に出力
    するための保圧制御部(15)と、前記演算処理部(1
    4)に接続され成形材料の物性値を記憶するためのデー
    タベース部(17)と、前記演算処理部(14)に接続
    され前記金型(6)内の金型内樹脂温度の目標値を記憶
    する樹脂温度データ格納エリア(16)と、前記演算処
    理部(14)および保圧制御部(15)に接続された設
    定器(18)とを備え、前記溶融樹脂を充填する充填段
    階において、前記金型(6)の金型温度および前記溶融
    樹脂の樹脂温度の計測値から保圧段階の任意時刻の金型
    (6)内の樹脂温度の目標値からの変化を求め、前記デ
    ータベース部(17)に記憶された成形材料の熱膨張圧
    力あるいは熱膨張率と圧縮率とから前記変化により生ず
    る金型内樹脂比容積変化を打消すために必要な金型内樹
    脂圧力変化量を求め、該圧力変化量が生ずるように前記
    ノズル(3)又は前記金型(6)内の樹脂流路(6A)
    の樹脂圧力を設定し制御するようにしたことを特徴とす
    る射出成形における保圧制御装置。
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