JPH04673Y2 - - Google Patents

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JPH04673Y2
JPH04673Y2 JP1990094197U JP9419790U JPH04673Y2 JP H04673 Y2 JPH04673 Y2 JP H04673Y2 JP 1990094197 U JP1990094197 U JP 1990094197U JP 9419790 U JP9419790 U JP 9419790U JP H04673 Y2 JPH04673 Y2 JP H04673Y2
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water
sheet
paper
absorbing
human waste
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は実験動物用屎尿処理材に関する。さら
に詳しくは、医学の研究あるいは医薬品の研究の
ため飼育されているマウス、ラツトなどの実験動
物について用いられる屎尿処理材に関する。 [従来の技術] 医学研究あるいは医薬品研究においてマウス、
ラツトなどの実験動物の飼育は近年ますます重要
性を帯びてきている。 しかも研究内容が高度になるにつれ、実験動物
を飼育する環境は、微細なゴミはもとより、種々
の細菌にも汚染されることがないクリーンな環境
であることが強く要求されている。 従来は、実験動物の屎尿を処理するばあいに、
木の削り屑や古紙などを用い、それにより屎尿を
吸収させ、汚れがすすめばそれを新しいものと交
換するようにしている。 [考案が解決しようとする問題点] ところが、従来の処理方法であると、木の削り
屑や古紙などの吸水性が劣るため頻繁に交換しな
ければならず、交換のたびに人が出入りするの
で、人が細菌を運び込み動物を汚染してしまうと
いう問題がある。また木の削り屑を用いたばあい
は、交換のたびに削り屑の微粉が散らかり、周辺
環境をより汚染するし、できるだけ汚染しないよ
うに清掃するなどの手間も大変である。 さらに実験期間中に、動物が菌に汚染される
と、それまでの実験結果が無に帰してしまうの
で、労力と経費の損失は、はかり知れないものが
ある。そのため実験動物を飼育する環境の汚染防
止は非常に重要な命題となつている。 かかる課題を解決するため、たとえば実開昭62
−104663号公報に示されているような高吸水性樹
脂を用いた動物用糞尿受けが提案されている。し
かしこのものは本来、皿状容器として用いること
を予定しているので、ボール紙を基材としてお
り、そのため柔軟性に乏しく、嵩張るという問題
がある。 さらに実開昭61−47277号公報や特開昭62−
74230号公報に示されているような袋状のふん尿
マツトが提案されている。しかしこれらのものは
袋状であるため自在に裁断して用いることができ
ず、さらに前者は防水シートを有しておらず、後
者は柔軟性に欠けるきらいがある。 本考案は、かかる事情に鑑み、環境汚染や細菌
汚染が生ずる危険を大きく減少させることができ
る屎尿処理材を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本考案の屎尿処理材は、(a)2枚の吸水性紙
と、その間に保持される自重の50倍以上の水を吸
収しうる高吸水性樹脂とが一体化されてなる吸水
シートと、(b)該吸水シートの一面に接着され
る柔軟性を有する合成樹脂フイルム製の防水シー
トとからなる構成が採用されている。 [作用] 本考案では、吸水能力の高い高吸水性樹脂によ
り屎尿、とくに尿を吸水させるため、屎尿処理材
を長期間使用することができ、交換する手間を大
きく省くことができる。そのため交換の際に人が
細菌を運び込む危険性がはるかに少なくなる。 また本考案の処理材は、シート状であるため敷
くだけで使用することができる。さらに裁断が容
易であるので必要に応じ、実験動物のケージ用ト
レイに合わせた寸法に簡単に裁断しうる。しかも
柔軟であるので、ロール状に巻いたものを、ケー
ジに取り付け、必要な長さに繰り出して使用する
こともできるので、取り扱いが簡単になる。 また柔軟な防水シートが裏面に接着されている
ため、屎尿液が裏側に濡れてトレイを汚すことが
なく、さらに該防水シートが湿潤時に補強材とし
て機能するので、使用済みの処理材を取り除く際
に破れることがない。なお防水シートは柔軟であ
るが、その自体独立して扱える防水シートに重ね
ることができるので、製造時の取り扱いに不便は
ない。 [実施例] つぎに本考案の実施例を説明する。 第1図は本考案の一実施例にかかわる屎尿処理
材の部分断面図である。 第1図に基づき屎尿処理材(以下、処理シート
という)の一実施例を説明する。 1は高吸水性樹脂、2は吸水シート、3は防水
シート、4,5は吸水性紙である。 前記高吸水性樹脂1としては、自重の50倍以上
の吸水能を有するものが用いられる。吸水能が50
倍を下廻るばあいは、処理シートとして使えなく
はないが、1回当りの使用期間が短くなり好まし
くない。なおパルプ100%の紙のばあい、その吸
水能は自重の8〜15倍程度であるから、前記高吸
水性樹脂1を使う処理シートのばあい、紙製のシ
ートに比して3〜6倍の吸水能をもつことができ
る。 前記高吸水性樹脂1としては、50倍以上の吸水
能を有するものであればどのようなものでも用い
ることができるが、たとえば、でんぷん−アクリ
ル酸塩グラフト共重合体、アクリル酸塩の架橋
物、ビニルアルコール−アクリル酸塩共重合体、
カルボキシメチルセルロース塩の架橋物、アクリ
ル繊維に吸水加工を施した日本エクスラン(株)製の
商品名「ランシール」などが用いられる。 前記高吸水性樹脂1は、粉末状、顆粒状、球
状、繊維状などの種々の形態で、吸水シート2に
含有される。さらに高吸水性樹脂1には、他の添
加剤、たとえば消臭剤、防腐剤あるいは他の繊維
などを配合してもよい。 吸水性紙4,5としては、水分を早く吸水する
ものであれば、どのようなものでも用いることが
できるが、たとえばパルプ100%の紙で目付10〜
40g/m2程度のもの、あるいはパルプなどの天然
繊維、レーヨンなどの化学繊維あるいはポリエス
テルやポリプロピレンなどの合成繊維のうち1ま
たは2以上から作られた不織布(湿式法不織布で
あつても乾式法不織布であつてもよい)であつて
目付10〜40g/m2のものなどが用いられる。 第1図に示された実施例では、吸水シート2
は、吸水性紙4,5の間に高吸水性樹脂1をはさ
み込んだもので、たとえばつぎのようにして製造
される。 吸水性紙5に水蒸気を吹き付けて湿潤させ、こ
のうえに高吸水性樹脂1を散布し、さらに吸水性
紙4を重ねる。ついでそれを60℃位に加熱された
エンボスロールに通して圧着し、一体化する。 防水シート3は、処理シートの裏面側への濡水
を防止するとともに、処理シートの取扱い性をよ
くするために必要な強度を与えるもので、かかる
機能を達成しうるため、たとえばポリエチレンな
どの柔軟な疎水性合成樹脂フイルムが用いられ
る。 前記防水シート3の吸水シート2に対する接着
は、防水シート3を前記吸水性紙5の表面に溶融
接着させるラミネート方式によつてもよく、また
防水シート3または吸水性紙5の表面に酢酸ビニ
ル樹脂などのエマルジヨンを塗布し、たがいに重
ね合せて接着するようにしてもよい。 さらに処理シートは吸水シート2と防水シート
3に分けて製造できるので、簡単に製造しうる。 叙上のごとき構成の処理シートは、飼育ケージ
のトレイに合わせた寸法に裁断すると、それを敷
き替るだけで屎尿の処理ができるため、屎尿処理
の手間がかからない。また屎尿処理が手早くでき
るため、人間によつて汚れや細菌が実験動物に付
着される可能性が激減し、動物実験がやりやすく
なり、実験結果の信頼性が向上する。 さらに前記処理シートは裏面に合成樹脂フイル
ム製の防水シート3を有しているので、屎尿液が
裏面に濡れることがなく、そのためトレイが汚れ
ず、清掃の手間もほとんどかからない。さらに前
記防水シート3は処理シートが湿潤したときでも
適当な強度を付与するので、取り替え作業がやり
やすく、また破れることもない。 つぎに本考案の実施例にかかわる処理シートの
吸水能を比較例とともに第1表に示す。なお第1
表において、実施例1は、第1図に示される処理
シートであつて、高吸水性樹脂1がアクリル酸塩
の架橋物(住友化学工業(株)製の商品名「スミカゲ
ルN−100」で散布量30g/m2、吸水性紙4,5
が目付15g/m2のパルプ100%の吸水紙、防水シ
ート3が厚さ25μmのポリエチレンフイルムであ
り、比較例1が木の削り屑、比較例2が目付
35g/m2のパルプ100%からなる吸水紙に厚さ
20μmのポリエチレンフイルムをラミネートした
もの、比較例3が目付230g/m2の故紙である。
吸水倍率は実施例1および比較例1〜3のいずれ
も処理材全体の単位重量に対する吸水量を重量比
であらわしている。
【表】 第1表から明らかなごとく、本考案の実施例に
おいては、吸水能が高いので、長期にわたり同じ
処理シートを使用することができる。 [考案の効果] 本考案の屎尿処理材によるときは、実験動物の
飼育環境を汚染したり細菌を付着させる危険を大
きく減少させることができるので、動物実験がや
りやすくなり、実験結果の信頼性も向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわる屎尿処理
材の部分断面図である。 図面の主要符号、1……高吸水性樹脂、2……
吸水シート、3……防水シート、4,5……吸水
性紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 2枚の吸水性紙と、その間に保持される自重
    の50倍以上の水を吸収しうる高吸水性樹脂とが
    一体化されてなる吸水シートと、 (b) 該吸水シートの一面に接着される柔軟性を有
    する合成樹脂フイルム製の防水シート とからなる実験動物用屎尿処理材。
JP1990094197U 1990-09-07 1990-09-07 Expired JPH04673Y2 (ja)

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ID=31643538

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