JPH0466711A - 音波の減衰・消音装置 - Google Patents
音波の減衰・消音装置Info
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- JPH0466711A JPH0466711A JP17865090A JP17865090A JPH0466711A JP H0466711 A JPH0466711 A JP H0466711A JP 17865090 A JP17865090 A JP 17865090A JP 17865090 A JP17865090 A JP 17865090A JP H0466711 A JPH0466711 A JP H0466711A
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- duct
- sound waves
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- sound
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- Pending
Links
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- 230000003584 silencer Effects 0.000 title description 3
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 7
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 abstract description 10
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
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Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はダクト内を伝播する音波の減衰・消音装置に関
し、特にジェットエンジンや送風機、圧縮機等から発生
するモード音波を減衰・消音するための装置に関する。
し、特にジェットエンジンや送風機、圧縮機等から発生
するモード音波を減衰・消音するための装置に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
ジェットエンジンや送風機、圧縮機等から発生する騒音
を減らすために、それらのケーシング等が構成するダク
ト内壁に吸音材ライニングを施したり、内部に隔壁を入
れたチャンバーを設ける等の減衰・消音処理がなされて
きた。
ジェットエンジンや送風機、圧縮機等から発生する騒音
を減らすために、それらのケーシング等が構成するダク
ト内壁に吸音材ライニングを施したり、内部に隔壁を入
れたチャンバーを設ける等の減衰・消音処理がなされて
きた。
ところでこのようなダクト内を伝播する音波は、ある周
波数(fi低次の遮断周波数で内径とダクト内の流体に
よって定まる。)以下では、流体の流れ方向に波動の進
行方向が沿う平面波だけが軸方向に伝播しており、軸方
向に垂直なある断面の音圧分布は一定である。しかし、
音波の周波数が高くなるとダクトの径方向や周方向に節
(ノード)を有するモード音波が伝播するようになる。
波数(fi低次の遮断周波数で内径とダクト内の流体に
よって定まる。)以下では、流体の流れ方向に波動の進
行方向が沿う平面波だけが軸方向に伝播しており、軸方
向に垂直なある断面の音圧分布は一定である。しかし、
音波の周波数が高くなるとダクトの径方向や周方向に節
(ノード)を有するモード音波が伝播するようになる。
ジェットエンジンや送m機、圧縮機等から発生する騒音
は、これらモード音波による影響が非常に大きいもので
あることが知られている。
は、これらモード音波による影響が非常に大きいもので
あることが知られている。
しかしながら、上述した従来の減衰・消音対策では、減
衰・消音効果を大きくしようとするとダクト内の流れの
流体損失が大きくなり、流体損失を少なくしようとする
と音波の減衰・消音効果が小さくなってしまうという相
反する技術的要請を解決できないものであった。
衰・消音効果を大きくしようとするとダクト内の流れの
流体損失が大きくなり、流体損失を少なくしようとする
と音波の減衰・消音効果が小さくなってしまうという相
反する技術的要請を解決できないものであった。
そして、ジェットエンジンや送風機、圧縮機のように多
量の流れが伴う流体機械に従来の音波の減衰・消音装置
を設置する場合は、流体機械の効率の低下や消音装置を
含む設備全体の容積と重量の増加等を抑える必要から、
発生騒音の減衰・消音は非常に不満足なものにならざる
を得ないというものであった。
量の流れが伴う流体機械に従来の音波の減衰・消音装置
を設置する場合は、流体機械の効率の低下や消音装置を
含む設備全体の容積と重量の増加等を抑える必要から、
発生騒音の減衰・消音は非常に不満足なものにならざる
を得ないというものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、ダクト内での流体損
失を増加させることなくダクト内を伝播する音波を減衰
・消音させ、外部に放射される騒音を低減できる減衰・
消音装置を提供することを目的とする。
失を増加させることなくダクト内を伝播する音波を減衰
・消音させ、外部に放射される騒音を低減できる減衰・
消音装置を提供することを目的とする。
本発明に係る音波の減衰・消音装置は、上記目的を達成
するために、音波が伝播するダクト内壁に、該ダクト内
壁の周方向に沿う細溝を設けてなる構成としである。
するために、音波が伝播するダクト内壁に、該ダクト内
壁の周方向に沿う細溝を設けてなる構成としである。
また本発明に係る減衰・消音装置は、上記細溝が上記ダ
クト内壁の全周に沿うように構成してもよい。
クト内壁の全周に沿うように構成してもよい。
さらに、減衰・消音をより大きくするために、上記細溝
を複数本としてもよく、また上記細溝を上記ダクト内に
施した吸音材に設けるようにしてもよい。
を複数本としてもよく、また上記細溝を上記ダクト内に
施した吸音材に設けるようにしてもよい。
次に、本発明に係る音波の減衰・消音装置の原理・作用
を説明する。
を説明する。
例えば円形断面のダクト内を伝播するモード音波は、径
方向の節が1本のものの圧力変動は、対向する位置でπ
だけ位相がずれており、節が2本のものは対向する位置
で同相、90°位置ではπだけずれている。モード音波
を周方向に見れば、音波(cosnθ、n=oが平面波
、n=1が径方向の節が1本のモード音波)の波長とし
て1波長又は2波長・・・が存在しており、ダクト内壁
に設けた細溝で音波が干渉し、減衰するものと推定され
る。平面波の減衰には半波長以上の軸方向長さのチャン
バーが必要とされるが、モード音波の場合では微小幅で
よく、流れを乱さない。
方向の節が1本のものの圧力変動は、対向する位置でπ
だけ位相がずれており、節が2本のものは対向する位置
で同相、90°位置ではπだけずれている。モード音波
を周方向に見れば、音波(cosnθ、n=oが平面波
、n=1が径方向の節が1本のモード音波)の波長とし
て1波長又は2波長・・・が存在しており、ダクト内壁
に設けた細溝で音波が干渉し、減衰するものと推定され
る。平面波の減衰には半波長以上の軸方向長さのチャン
バーが必要とされるが、モード音波の場合では微小幅で
よく、流れを乱さない。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図である。
軸流送風機や圧縮機などの機械の下流と上流の間を接続
する円形断面のダクト1の内壁全周に渡って数mmの幅
で内径の数%の深さの1本の細溝2を設けである。
する円形断面のダクト1の内壁全周に渡って数mmの幅
で内径の数%の深さの1本の細溝2を設けである。
本発明者等は本実施例と同等の構成を有する装置により
実験を行なった。これによれば、内径41.6mmの円
形断面のダクト内壁に幅0.5mm、深さ3.5mmの
1本の細溝を設け、このダクト内に2種類のモード音波
を伝播させた。モード音波はダクトの径方向に1本の節
を持つ周波数6.0OkHz、軸方向波長94.4mm
のものと、2本の節を持つ周波数9−00kHz、軸方
向波長80.9mmの2種類であった。いずれのモード
音波についても変動振幅(エネルギー)が約半分になる
ことを確認した。
実験を行なった。これによれば、内径41.6mmの円
形断面のダクト内壁に幅0.5mm、深さ3.5mmの
1本の細溝を設け、このダクト内に2種類のモード音波
を伝播させた。モード音波はダクトの径方向に1本の節
を持つ周波数6.0OkHz、軸方向波長94.4mm
のものと、2本の節を持つ周波数9−00kHz、軸方
向波長80.9mmの2種類であった。いずれのモード
音波についても変動振幅(エネルギー)が約半分になる
ことを確認した。
第2図は本発明の第二の実施例を示す断面図である。こ
の例は円形断面のダクト3のフランジ部4にスペーサ5
を挿入することによりダクト3の内壁全周に渡って数m
mの幅で内径の数%の深さの細溝6を形成している。
の例は円形断面のダクト3のフランジ部4にスペーサ5
を挿入することによりダクト3の内壁全周に渡って数m
mの幅で内径の数%の深さの細溝6を形成している。
第3図は本発明の第三の実施例を示す断面図で、円形断
面のダクト7内を伝播する音波をより大きく減衰させる
ための実施例である。ダクト7の内壁にライニングされ
た吸音材8に、全周に渡って数mmの幅で内径の数%の
深さの1本の細溝9を設けである0本実施例の場合は細
71!9の減衰・消音効果と吸音材8の吸音効果とによ
りダクト7内を伝播する音波はより大きく減衰される。
面のダクト7内を伝播する音波をより大きく減衰させる
ための実施例である。ダクト7の内壁にライニングされ
た吸音材8に、全周に渡って数mmの幅で内径の数%の
深さの1本の細溝9を設けである0本実施例の場合は細
71!9の減衰・消音効果と吸音材8の吸音効果とによ
りダクト7内を伝播する音波はより大きく減衰される。
第4図は本発明の第四の実施例を示す断面図で、第3図
の実施例と同様に円形断面のダクト7内を伝播する音波
をより大きく減衰させるための実施例である。この例で
は、円形断面のダクトlOの内壁全周に渡って数mmの
幅で内径の数%の深さの五本の細溝11・・・を設けで
ある。
の実施例と同様に円形断面のダクト7内を伝播する音波
をより大きく減衰させるための実施例である。この例で
は、円形断面のダクトlOの内壁全周に渡って数mmの
幅で内径の数%の深さの五本の細溝11・・・を設けで
ある。
勿論これら、第二ないし第四の実施例も第一の実施例同
様もしくはそれ以上の減衰、消音効果を奏するものであ
る。
様もしくはそれ以上の減衰、消音効果を奏するものであ
る。
なお、本発明に係る減衰・消音装置において、上記細溝
はダクト全周に渡って設けるほうが減衰・消音効果は大
きいが、本発明はこれに限定されず部分的に設ける場合
も含むものである。またダクトの断面形状は円形のもの
に限定されない。
はダクト全周に渡って設けるほうが減衰・消音効果は大
きいが、本発明はこれに限定されず部分的に設ける場合
も含むものである。またダクトの断面形状は円形のもの
に限定されない。
請求項1または2に係る減衰・消音装置は、以上説明し
てきたように、音波が伝播するダクト内壁にその周方向
に沿う細溝を設けるようにしたので、流体損失を増加さ
せることなくダクト内を伝播する音波を減衰・消音させ
ることができ、外部へ伝わる騒音を低減できるようにな
るという効果がある。また非常に簡単な装置構成ですみ
、設置対象となるジェットエンジンや送m機、圧ta機
等の装置構成が大きくなることもないという効果がある
。
てきたように、音波が伝播するダクト内壁にその周方向
に沿う細溝を設けるようにしたので、流体損失を増加さ
せることなくダクト内を伝播する音波を減衰・消音させ
ることができ、外部へ伝わる騒音を低減できるようにな
るという効果がある。また非常に簡単な装置構成ですみ
、設置対象となるジェットエンジンや送m機、圧ta機
等の装置構成が大きくなることもないという効果がある
。
さらに請求項3に係る減衰・消音装置は、ダクト内壁に
設ける上記細溝を複数本とし、また請求項4に係る減衰
・消音装置は上記!IPAを上記ダクト内に施した吸音
材に設けるようにしたので、より大きな減衰・消音効果
を得られるものになる。
設ける上記細溝を複数本とし、また請求項4に係る減衰
・消音装置は上記!IPAを上記ダクト内に施した吸音
材に設けるようにしたので、より大きな減衰・消音効果
を得られるものになる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は本発
明の第二の実施例を示す断面図、第3図は本発明の第三
の実施例を示す断面図、そして第4図は本発明の第四の
実施例を示す断面図である。 1.3.7.10 、、、ダクト 2.6.9.11 、、、 m溝 409.フランジ部 590.スペーサ 811.吸音材
明の第二の実施例を示す断面図、第3図は本発明の第三
の実施例を示す断面図、そして第4図は本発明の第四の
実施例を示す断面図である。 1.3.7.10 、、、ダクト 2.6.9.11 、、、 m溝 409.フランジ部 590.スペーサ 811.吸音材
Claims (4)
- (1)音波が伝播するダクト内壁に、該ダクト内壁の周
方向に沿う細溝を設けてなる音波の減衰・消音装置。 - (2)上記細溝が上記ダクト内壁の全周に沿う請求項1
の音波の減衰・消音装置。 - (3)上記細溝を複数本とした請求項1又は2のいずれ
かの音波の減衰・消音装置。 - (4)上記細溝を上記ダクト内に施した吸音材に設けた
請求項1ないし3のいずれかの音波の減衰・消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17865090A JPH0466711A (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 音波の減衰・消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17865090A JPH0466711A (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 音波の減衰・消音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466711A true JPH0466711A (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=16052174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17865090A Pending JPH0466711A (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 音波の減衰・消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0466711A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55146214A (en) * | 1979-04-30 | 1980-11-14 | Hiroshi Ochiai | Silencer tube device |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP17865090A patent/JPH0466711A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55146214A (en) * | 1979-04-30 | 1980-11-14 | Hiroshi Ochiai | Silencer tube device |
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