JPH0466499B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、退色、変色または汚損したカラー写
真を再生してこれらの写真を元の状態に近い状態
にすること、および露出過剰、露出不足または不
完全現像の写真を処理してその外観を改良するこ
とに関し、さらに、必要に応じて、これら再生ま
たは処理した写真およびスナツプシヨツトを透明
な保護膜でコーテイングしてその再生外観を保存
することに関する。

〔従来の技術〕

写真紙および写真を染色、コーテイングまたは
平滑化物質を用いて処理または修正し、ガム、セ
ラツク、ラツカー、アルコール系溶媒、酸、油性
顔料およびワツクスによるような所望の効果を得
るための種々の組成物および方法は公知である。

また、多価アルコール、アルコールエーテルま
たはアルキツド樹脂および染料溶液とを写真に適
用することおよび写真のゼラチン層に染料を導入
することまたは写真のコロイド表面の早期の浸透
を得たい場合に蒸留水と酢酸の促進剤溶液を添加
することも公知である。しかしながら、従来技術
は本発明の結果を得ることのできる無水系または
組成物の使用を開示しておらず、特に、詳細の表
現のための時間を与える本発明の写真再生におい
てアルコールより短い蒸発時間を有するアセトン
を含まない即ちアセトンフリーのジアセトンの特
異的な使用を開示していない。

本発明者の米国特許第3913431号および第
3849153号、およびカラーに於ける基本的な現像、
焼付けおよび拡大に関するイーストマンコダツク
社の1977年報の水−染料の部分を除いては、従来
技術は本発明に直接適用できる教示を含まず、事
実、極めて様々であり一般に無関係である。

本発明の従来技術との差異をさらに明らかにす
れば、米国特許第134693号はカラー顔料、ワツク
スおよび油を適用した黒白写真に関するが、1873
年のこの米国特許の出願時には、写真紙上のカラ
ーゼラチンエマルジヨンは知られておらず、従つ
て、この米国特許はコダツクタイプの紙またはフ
イルム上のゼラチンエマルジヨンには適用できな
い。

米国特許第949708号はパツケージ、チユーブお
よび薬品貯蔵問題に関連した再生目的でカラー染
料を加える前にカラー紙コロイドゼラチンから水
分を吸収するための薬剤を開示している。

米国特許第1077835号はパツケージングのため
のゴムまたはセラミツクの使用および皿型フラン
ジ付け部分の単一ユニツトへの組立てに関し本発
明とは無関係である。

米国特許第1139682号は古い時代の傷付いた映
画フイルムの脂肪族塩基およびアルコールの使用
による再生を開示しており、本発明とは容易に区
別できる。

米国特許第1676739号は油性絵具、クレヨンお
よびワツクス鉛筆を記載しており必然的に黒色紙
を用いねばならず基質としてのカラーエマルジヨ
ンを用いない。

米国特許第2327854号は黒白紙上で用いる油な
らびにワツクスと染料を含むクレヨンを記載して
いるが、この油はカラー紙上であるいはエマルジ
ヨン上で用いることができないものである。

米国特許第3445176号は水蒸気および水によつ
てのみ実施でき、浸透剤として酢酸を使用するた
めに調整するのが極めて難しく従つてアマチユア
写真家による使用には適さない方法を記載してい
る。該米国特許はまた溶媒の選択が重要であるこ
とを特記している。

米国特許第4271965号はフイルム現像および処
理メカニズムを提供する薬品収容器に関し本発明
の教示または示唆を何ら含んでおらず、またこの
米国特許のシステムは複雑で特別な制御を必要と
するのでアマチユアでは実施できない。

米国特許第4294349号は損傷したほうろう質歯
科補綴および類似物品の再生に関し本発明に包含
される写真およびスナツプシヨツトの再生とは無
関係である。

〔発明の内容〕

本発明は退色し変色したカラー写真またはスナ
ツプシヨツトを再生またはカラー修正してこれら
写真を特に皮ふまたは衣類色調に関して出来るだ
けその本来のまたは天然の状態に似るようにする
方法または組成物に関するもので、そのようなカ
ラー写真またはスナツプシヨツトが日光、空気ま
たは大気汚染物により退色または劣下しその結果
カラー写真が魅力のない、不自然なものとなりあ
るいは外観においてぼやけてくることは周知であ
る。この劣下は広汎に生じ、そのような退色また
は変色カラー写真の所有者は、通常、特にこれら
写真が家族の先祖または親戚の写真または思い出
深い場面の写真である場合には、再生することを
望むものである。ある程度の再生を得ることは職
業写真家、スタジオまたは専門的な写真研究所に
よつては写真またはスナツプシヨツトの予備再生
条件に基づいて可能であるけれども、本発明はア
マチユア即ち非職業家がそのような写真およびス
ナツプシヨツトを迅速かつ安価に再生するための
方法および手段を簡単に実施できるようにする。

本発明による再生は、アマチユアによる自分で
やる（do−it−yourself）企画として実施するこ
とを意図するものであり、退色カラー写真を、先
ずその再生またはカラー修正すべき退色または変
色領域に少量のアセトンを含まないジアセトン溶
媒（以下、時には除去剤と称する）を適用して上
記領域を清浄化し、さらに写真またはスナツプシ
ヨツトを綿ウエブ、小さな綿球、他の吸収剤また
は乾燥用布または物質でもつて手でなでることに
よつて防湿性とすることによつて再生、カラー修
正または外観調整することからなる。本発明者
は、アセトンの強力又は高溶媒力を用いなくて
も、アセトンを含まないジアセトンを予備的に使
用すると、褪色したカラー写真を汚染することな
く、所望のおだやかな清浄化と溶媒力を得ること
ができることを見い出した。

ジアセトンは本発明のすべての要求を満すケト
ンであり本発明者が適当であると判断した唯一の
物質である。多価アルコール、アルコールエーテ
ルまたはアルキツド樹脂を未カラー領域へのカラ
ーの適用に関連してあるいは、新規なあるいは本
来の状況描写を創生する目的で使用することは以
前から公知であるけれども、本発明の組成物は酢
酸、水または水蒸気のような浸透剤の添加なしあ
るいはありで防湿化染料を含むカラー溶液の形で
使用する。重要なことはコロイドゼラチンは、写
真上に非移動性の吸収したカラースポツトを容易
に確立できるブロツターとして作用することを知
ることである。

即ち、本発明においては、そのような修正を行
うのに職業家を必要としないにもかかわらず、本
発明による退色カラー写真またはスナツプシヨツ
トの再生方法即ちカラー修正の実施は新規であ
り、特異でありまた容易である。

本発明によれば、アセトンを含まないジアセト
ンを退色領域に適用して該領域を清浄化すると共
に防湿性とし、次いでこの清浄化領域を表面活性
剤を必要に応じて含むパラフイン、ステアリン酸
ワツクスまたは他の適当なワツクス中に混入させ
た染料を含む実施例１のワツクス−染料組成物で
コーテイングするかあるいは実施例１のワツクス
キユーブ（小さな立方体状のワツクス。この中に
所望の染料を含有させることができる。）により
これを古い退色したカラー写真またはスナツプシ
ヨツトの影響を受けている部分または小領域に適
用して所望の外観に配合する。かくして再生した
カラー写真またはスナツプシヨツトはすべての過
剰物質を除去し、その後、写真またはスナツプシ
ヨツトは得られる外観が処理領域をコーテイング
することによるように永久化されて保護される。
透明なビニルコーテイングまたは上質のクリヤー
ラツカーのような薄い保護物質もその目的に適す
る、即ち、必要に応じてそのままあるいは軽く研
磨して用い得る。

本発明者は適当なプラスチツク材料の閉封可能
な小容器のセツトを有し、その各々に実施例１の
処方の所望カラーの粉末染料を混入したワツクス
キユーブおよび／またはマーキグンペンシル、マ
ーキングペンやマーキングクレヨン等の公知のマ
ーキング装置または実施例２の染料溶液を抽入し
たキツトを提供することが特に有利であることを
見い出した。ワツクス−染料キユーブおよびマー
キング装置は種々のカラーであり得、必要に応じ
て配合または混合目的で組合せて使用することも
できる。さらに、各容器は約10mlのアセトンを含
まないジアセトンを含む所望カラーの染料を含む
ワツクスの例えば１〜１1/4インチ（約2.54〜
3.18cm）または他の寸法立体を有する配合物のワ
ツクスキユーブ組成物を含んでいる。これによ
り、次の相対割合での諸成分からなる配合物を提
供する。

実施例 実施例 １ ワツクスキユーブ組成物 配合 Ａ アルコールパラフインワツス、 または アルコールステアリン酸ワツクス
100g（全量） 液体グリセリン 必要十分量 配合 Ｂ 粉末染料 １〜3g アセトンを含まないジアセトン 10ml レシチン 必要十分量 配合物ＡとＢは混合するものと理解されたい。

この組成物は混合したとき柔軟性を与えて溶融
して色合、色価および製造によるカラー密度をま
たキユーブ形中の粘度に基づく正確さをより大き
くまたは小さくする。

上記配合物における粉末染料の量は単に代表的
あるいは典型的なものであつて限定的なものでな
いと考えるべきである。それは、特定の場合に使
用されるアルコール性粉末ワツクス、染料若しく
は液体グリセリンの量は、再生されるべきカラー
写真の元の色だけではなくて、使用する染料自体
の色の濃さも考慮して決定しなくてはならないか
らである。一方、カラー修正用溶液は、粉末状の
染料をジアセトンと混合して調製され、再生すべ
きカラー写真のゼラチン層上に施されるが、この
ような条件において、本発明者は、水分の不存在
下では該染料はゼラチン層に吸収されないことを
見いだした。このこと、つまり無水状態で行うこ
とは重要なことであり、そうでないとすると染料
がゼラチン層に予備的に固定されて、再生を意図
していない部分について汚れを形成することにな
つてしまうからである。

加工ステツプの上記工程は、再生またはカラー
修正の所望度合を得るのに必要あるいは望ましい
と判断したときには、１回またそれ以上繰返すこ
とができる。再生すべき表面および退色の程度に
より、上記の手順は多量または少量の染料を用い
ることによりあるいは大きいカラー強度の染料を
用いることにより変形または修正し得る。即ち、
本発明は種々の度合特に退色像領域を皮ふまたは
衣類色調について再生すべきである退色したある
いはカラー修正を必要とするカラー写真への適用
において広汎な融通性を有する。通常、最終の透
明保護ラツカーコーテイングを必要に応じて適用
するか、あるいはラツカーコーテイングの使用前
に綿でなぜて生じ得る“曇り”を取り除く。

本発明はまた古い退色カラー写真像に対してあ
るいは対象物の写真撮影中または貧弱なカラープ
リントに由来する過剰露出または露出不足の比較
的最近のカラー写真に対しても適用し得る。本発
明は混入した粉末染料を含むパラフインおよびス
テアリン酸ワツクスキユーブまたは粒子（実施例
１）または実施例２のカラー染料装置により実施
することが好ましいけれども、必要に応じて、染
料または染料混合物をジアセトン中に溶解して上
述したようなまたパラフインまたはステアリン酸
ワツクスを組合せた組成物を上記のカラー装置に
関連して記載したのと同様にして調製してもよ
い。この方法においては、本発明の使用はアマチ
ユア即ち非職業的写真家にとつて幾分簡素化され
たものとなる。アルコールステアリン酸ワツクス
およびパラフインが最良でありまたパラフインが
好ましいことは判つているけれども、オレイン酸
ワツクスのような他の脂肪酸ワツクスも使用でき
る。表面活性剤ワツクスについて述べれば、本発
明で用いたステアリン酸ワツクスまたは他のワツ
クスが表面張力の低下あるいは分散作用の増大に
よりワツクスの適用を容易にする任意の周知の相
溶性ある表面活性剤と混合し得るものと理解すべ
きである。そのような表面活性剤は通常、その多
くが公知である非イオン性脂肪酸エステルであ
る。必要に応じて、等量または等容量のセレシ
ン、カルナバまたはモンタンワツクスと置き換え
てもよい。

実施例 ２ 液体カラー染料装置 ジアセトン（無水）30ml 粉末染料 40（grains）染料溶液 本実施例の別の配合物を実施例１に準ずる方法で
用いたが、使用する粉末染料の量を染料の密度に
従つて変化させた、即ち、容易に理解できるよう
に、密度が大きい程染料使用量は少なかつた。さ
らに、実施例２の無水染料溶液の量は用いる材料
に所望の色合または陰影を与えて所望の潜在的写
真再生を達成するよう選択する。

また、本発明の変形においては、使用するジア
セトンは必要に応じて無水の多価アルコール、ア
ルコールエーテルまたはアルキツド樹脂と組合せ
て用い、それによつて大きな融通性を提供するこ
とができることを理解されたい。

さらに、本発明はアマチユアまたは自分でやる
写真家に関連するので、印刷した説明を有する適
当なセツトが提供され、各セツトまたはキツトの
成分が本発明法を効果的に実施し所望の結果を得
るのを可能にすることも理解されたい。

無水ジアセトン中の粉末染料溶液は40グレイ
ン：30mlの相対的割合にあり、かくして無水液状
染色配合物を提供する。この配合はカラー染料の
水分吸収を防止し、事実、染料はゼラチンを浸透
せず、斑点をつけずまた膨潤させず（ジヤミセン
の米国特許第3445176号に注記されているよう
に）、容易にジアセトンと綿によつて除去される。

必要な材料：ビンまたはマーキング装置、カラ
ー染料、ブラシ、綿ボール（綿球）および本発明
の除去剤 ａ 再生領域上へ除去剤溶液をびんまたはマーキ
ング装置除去剤からの１滴により適用する。

ｂ 均一に拡散させ綿ボールにより2/3以上が乾
燥するまで循環させる。

ｃ 乾燥時間は湿度または乾燥度によつて６秒〜
20秒である。選定したカラー染料を含むカラー
染料を滴下びんから綿ボール上へ１滴、１滴適
用する。

ｄ カラー染料をブラシ、綿ボールにより乾燥す
るまで静かに均一に循環させる。

ｅ 色合、色調または色価のより深い陰影または
変化のために、表面部はもう１つのカラーを加
える。注：各カラーはもう一方を適用する前に
よく乾燥してなければならない。

ｆ 最重要（ハイライト）領域にはつまようじに
より極めて軽く除去剤を用いる。

これはあるカラー染料を除去して本来の基像
を反映させることまたは最重要領域をカラー染
料除去剤によつてなぜることと同様である。

ｇ 端部をマーキング装置染料除去剤によりまた
は滴下ビンから綿ボール上への１滴、１滴によ
り清浄化する。

ｈ 乾燥させたとき（約1/2時間で）、染料はその
まま残存する。かくして、乾燥すると、本発明
方法は染料が容易にこすり落ちないように十分
良好に染料を固化させるのに十分な接着性を与
える。あるいは、必要に応じて、ラツカーの軽
いスプレーを添加できる。曇りが生じた場合
は、その曇りはガラスまたは透明プラスチツク
の下ではラツカーをスプレーする前に消失する
であろう。除去剤溶液はカラーの全部または一
部を除去して再び開始準備をする。

アマチユア用であつて再生あるいはカラー修正
すべき退色または変色領域を有するカラー写真ま
たはスナツプシヨツトの無水再生方法は、予備的
に（最初に）再生すべき退色または変色領域に十
分量のアセトンを含まない無水ジアセトンのみを
適用してかかる領域を必要なカラーの小孔を有す
るトレイまたはプラスチツクコンパクト中に封入
された再生量のワツクス染料を受け入れできるよ
うにし、しかる後、所定のカラー染料をこの受け
入れ領域に適用することからなり、この染料はパ
ラフインまたはステアリン酸ワツクスと液状グリ
セリンとレチシンを含むアセトンを含まないジア
セトン中で100gのワツクスに対して１〜3gの粉
末染料および10mlのアセトンを含まないジアセト
ンの相対的割合で粉末形状にある。

写真を再生するには、ジアセトン除去剤溶液を
必要とする。必要な材料：ブラシ、つまようじ、
綿ボール、除去剤、着色装置またはプラスチツク
滴下ビン ａ 写真再生領域上に除去剤のビンから１滴を適
用し、そして、同時に、 ｂ １滴を小孔を有するトレイまたはプラスチツ
クコンパクト中に収容された好ましいカラーワ
ツクス染料上に加える ｃ 除去剤を綿ボールにより2/3が乾燥するまで、
写真上で均一に拡散させる。乾燥時間は周囲の
湿度および乾燥度によつて約６秒〜20秒であ
る。選択したワツクスカラー染料をブラシを用
いて転写する。

ｄ カラー染料をブラシまたは綿ボールにより乾
燥するまで静かに均一に循環させる。

ｅ 色合、色調または色価のより深い陰影を得る
ため、存在するカラーの表部にもう１つ以上の
カラーを加える。

ｆ 最重要部領域には、つまようじを極めて軽く
用いる。これは、あるカラー染料を除去し元々
の写真の本来の基像を反映させることあるいは
除去剤を用いて綿ボールによりなぜることと同
様である。

ｇ 端部をカラー除去剤により即ち、滴下ビンか
らの綿ボール上への１滴、１滴により清浄化す
る。

ｈ 乾燥したとき（約1/2時間内で）、染料はその
まま残存する。乾燥すると染料は固化する。軽
いバツフイングを清浄な綿ボールまたはラツカ
ーの軽いスプレーによつて実施し得る。曇りを
生じても、曇りはアルバムまたはフレーム中に
入れたときはガラスまたは透明プラスチツクの
下では示されない。

ｉ 選定したカラーが好ましくないときは、除去
剤溶液はカラーの全部または一部を除去するの
に用い一連の工程を再度実施し得る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 褪色した又は変色したカラー写真の再生若し
   くは修正すべき箇所を、アセトンを含まない無水
   のジアセトンの予備的無水処理により清浄化して
   該写真のゼラチン乳剤層中に存在する水蒸気又は
   水からの湿分又は膨潤を除去する第１工程、及び
   該清浄化した領域に無水ジアセトン30ml当たり40
   グレイン（2.6g）の粉末染料を含有させることに
   より調製した無水のカラー修正用溶液を塗布して
   カラー修正を行う第２工程を採用することを特徴
   とする、アセトンを含まない無水のジアセトン及
   び染料を用いてカラー写真をカラー修正する方
   法。 ２ 無水のカラー修正用溶液が液体マーキング装
   置又はドロツパーの形態に調製されており、必要
   な再生が得られるまで、第１工程及び第２工程を
   繰り返す特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 褪色した又は変色したカラー写真の再生若し
   くは修正すべき箇所に、必要なカラーのワツクス
   ベース染料の修正に必要な量を受入れるのに、十
   分な量の、アセトンを含まない無水のジアセトン
   を施す第１工程、及びその受入れ部分に前記染料
   を施す第２工程であつて、該染料が、ワツクス
   100g当たり粉末染料１〜3g及びアセトンを含ま
   ないジアセトン10mlの相対割合であるアルコール
   パラフインワツクス又はステアリン酸ワツクス、
   及びアセトンを含まないが液体グリセリンとレシ
   チンを含むジアセトン中に組み込まれた粉末状で
   あり、上記第１工程と第２工程を循環的又は縦方
   向の反復により行つてカラー修正を行うことを特
   徴とする、アセトンを含まない無水のジアセトン
   及び染料を用いてカラー写真をカラー修正する方
   法。