JPH046617Y2 - - Google Patents

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JPH046617Y2
JPH046617Y2 JP1987154942U JP15494287U JPH046617Y2 JP H046617 Y2 JPH046617 Y2 JP H046617Y2 JP 1987154942 U JP1987154942 U JP 1987154942U JP 15494287 U JP15494287 U JP 15494287U JP H046617 Y2 JPH046617 Y2 JP H046617Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、保温、保冷に係わる二重コツプを簡
易な構成で製作できる二重コツプに関するもので
ある。
「従来の技術」 従来コツプ内に充填された酒、ビール、その他
飲料水等の内容物の保温、保冷を目的とする二重
コツプとしては種々のものがあり、これらの内容
を以下の技術文献を参照に詳述する。
先ず実公昭31−15686号の二重壁コツプがあつ
て、その要旨は、全周面部に所定の寸法及び間隔
で突起を設けた内壁と、この内壁の突起の尖端部
と内接、かつ前記内壁と適宜の間隔を有するよう
にして繞設された外壁とで構成され、前記内外壁
の口縁(上端開口部)を加熱融合して二重壁とす
るもので、その効果は、内壁に設けた突起を介し
て内外壁の間隔を一定とすることと、内容物の保
温、保冷を図ることにある。
又実公昭58−51806号の飲物容器があつて、そ
の要旨は、印刷模様等を有する不透明な紙コツプ
でなる外側容器に、透明にして屈折率の大きな素
材からなるポリエチレン製容器でなる内側容器を
内挿し、前記内外容器の上端開口部を接着剤を介
してその数箇所を接着一体化するとともに、空気
流通用の空隙部を形成し、光と反射を利用して印
刷模様等を液面下に反射させる構成で、具体的に
はガラス以外の容器を接着剤を介して二重コツプ
とし、二重コツプ間に空気の流通を許す構成であ
る。そして、その効果は、充填された飲料水の減
少に伴つて印刷模様等の図柄、宣伝模様、キヤラ
クター等が目視できる楽しみと、幾分の保温、保
冷効果が期待できるものである。
その他公開公報としては、次のような技術文献
がある。
先ず実開昭59−171578号のコツプがあつて、そ
の要旨は、コツプの側面部が二層になつており、
この二層で形成される空洞に液体、固体が充填さ
れるとともに、この液体等に模型が挿入されてお
り、この模型がコツプを動かすことにより、動く
構成となつている。その効果は、空洞に挿入され
た模型がコツプの動きに付随して浮遊する等の動
きをすることにある。
又実開昭60−1371号の保温、保冷ガラスコツプ
があつて、その要旨は、ガラス製のコツプの円筒
部及び、底部に二重にし、空間を設けることによ
り、内容物の保温、保冷を目的としたコツプにつ
いて、用時の安全性の為に、上部のみを一層とし
た構成である。その効果は、上部を一重構成とす
ることにより、飲料時の安全とともに、保温、保
冷効果が期待できるものである。
更に実開昭60−42175号の保冷ジヨツキーがあ
つて、その要旨は、周辺側に握りを一体的に設け
たジヨツキー周壁並びに底面を中空とし、この中
空部内に保冷液を充填封入した構成である。その
効果は、冷却液を介しての保冷効果を期待するも
のである。
「考案が解決しようとする問題点」 以上詳述した各技術文献は、いずれも二重構造
のコツプとなつており、保温、保冷のために役立
つことは、本考案と同じ目的を有している。
しかしながら、各技術文献の考案には、いくつ
かの問題点が考えられるもので、例えば実公昭31
−15686号では、内壁に突起を設ける構成となつ
ていることから、製作に手間と時間を要するこ
と、内外壁が突起を介して接していることから手
の把持を介してあたたかみが内壁に伝わりやす
く、究極的には保温、保冷の効果は、それほど期
待できない処である。又内外壁の口縁を融合結着
するに際して、その加熱の程度によつては、コツ
プの口縁の寸法とか、コツプの立上丈の寸法とか
が不揃いとなつて、内外壁の口縁の融着が必ずし
もスムーズにいかなかつたり、コツプ全体の形
状、寸法が不揃いとなりして品質の低下を招来す
ること、かなりの熟練が要求されるし、また作業
性も劣ること等の問題点があつた。更に柄入りと
なつていることから、各人の趣向に十分に答え得
るとは思われず、自から使用の範囲が限定され、
例えばオンザロツク、ビール等のコツプとしては
到底採用されない処である。
又実公昭58−51806号は、空隙部が空気の流通
を許していることから、保温、保冷の効果はそれ
ほど期待きない処である。
更に実開昭60−1371号は、二重コツプ構造とな
つているが、上部が一重コツプとなつていること
から、コツプの一部に内容物が充填されている場
合は、それなりの効果が期待できる。しかしなが
ら、一重コツプの部分から手のあたたかみとか、
外気が伝わりやすので、内容物がコツプ一杯に充
填されている場合とか、長い時間の使用にあたつ
ては、必ずしも保温、保冷の効果が十分でないと
思われる処である。一方この考案でも、二重コツ
プを加熱融着で一体化する構成となつていること
から、前述と同様な問題点が考えられる処であ
る。
その他此れに類する技術文献としては、実開昭
51−142652号の冷凍容器、実開昭62−111473号の
保温カツプ、特開昭62−142511号のタンプラーの
製造方法がある。
しかしながら、これらの技術文献は、飲み口部
が一重構造でないことから、口触りがよくないこ
とと、内容物が零れる虞れが考えられる。
「問題点を解決するための手段」 上記に鑑み本考案は、飲み口部を一重構造にし
て、口触りを良くすることと、内容物が零れるこ
とがないようにすること。又は市販の大小径のコ
ツプを有効に利用して、簡易に二重コツプを構成
すること等のために、本考案では、下記のような
構造を採用した。
即ち、本考案は、市販されている既製の大小径
の二つガラス製のコツプであつて、 この大小径の二つのコツプは、これを重畳した
場合にその重畳部の周辺部分及び底辺部分に空隙
部が形成される関係となつており、 このように構成された大小径の二つのコツプを
重畳し、この重畳した上端開口部のやや下方に形
成された重なり合わせ部を接着剤を介して接着密
閉し、もつて前記周辺部分及び底辺部分に亙る真
空空隙部を形成するととも、その上端開口部分
を、前記小径コツプのみで構成したことを特徴と
する二重コツプの構造である。
「作用」 次に本考案の作用(使用)状態について説明す
ると、大径のコツプ1の上端開口部2やや下方
に、小径のコツプ11の内周壁部13の上端部を
重ね合わせるように、既製の大小径のコツプ1,
11を重畳し、その重畳部の周辺部分A及び底面
部分Bに亙る空隙部が形成されるようにする。そ
の後前記の重ね合わせ部を接着剤8を介して接着
一体化して二重コツプを構成するもので、前記二
重コツプの周辺部分A及び底面部分Bに亙る真空
空隙部Cが形成される。そして、本考案では、こ
の二重コツプの上端開口部分を、前記小径のコツ
プの上端開口部のみで構成したものである。
したがつて、飲み口部が一重構造となり、非常
に口触りがよくなることと、内容物が零れる虞れ
がないものである。
したがつて、この二重コツプを手で把持した場
合などにおいて、手のあたたかみ、その他外気の
暖気、冷気等が前記真空空隙部Cで遮断され、二
重コツプの内容物には伝わりにくくなり、その保
温、保冷効果が期待できる。この場合真空域が二
重コツプの周辺部分Bからその底辺部分Bに亙
り、いわゆる二重コツプの重畳部のほぼ全周にな
ることから、その保温、保冷効果かよく、美味で
冷たい酒、ビール、その他飲料水等の内容物を飲
むことができる。又内容物が冷たいものであると
きには、コツプの外周面、底面に水滴が発生する
が、本考案のように二重コツプで、しかもその重
畳部のほぼ全部に亙つて真空空隙部Cを設ける構
成であれば、外周面、底面に水滴が発生しない。
したがつて、この水滴に起因するカウンター、
机、ズボン等を濡らすことがなく大変に重宝す
る。尚保温の場合は、温かい酒、ジユース等の内
容物を飲むことができることは同様である(以下
同じであるので省略する。)。
殊に本考案では、既製の大径のコツプ1と、こ
れより小径のコツプ11を用いて、二重コツプと
する構成であるので、何等付帯設備を要さず、し
かも簡易かつ迅速に二重コツプが製作できるし、
コスト面でも有益である。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
先ず第1図〜第4図に示す例について説明する
と、1は既製(先に製作された場合も含む)のガ
ラス製の大径のコツプで、二重コツプを製作した
場合外側に位置するコツプであり、原則として平
板ガラスとなつている。11は前記大径のコツプ
1に嵌合され、二重コツプを構成した場合内側に
位置し、前記大径のコツプ1より小さい径のガラ
ス製の小径のコツプで、既製(先に製作された場
合も含む)であつて、かつ原則として平板ガラス
となつている。
このような既製の大小径のコツプ1,11を用
いて二重コツプを製作するにあたつては、先ず大
径のコツプ1の上端開口部2より小径のコツプ1
1を挿入していき、前記上端開口部2に小径のコ
ツプ11の内周壁部13の上端側を当接すると、
前記上端開口部2は小径のコツプ11で閉塞され
るとともに、二重コツプが構成される。
そして、本考案では、この二重コツプの上端開
口部分を、前記小径のコツプ1の上端開口部2で
のみで構成する、いわゆる一重構造のコツプとし
た。
そして、重畳された大小径のコツプ1,11と
で、具体的には大径のコツプ1の外周壁部3と小
径のコツプ11の内周壁部13との重畳部で周辺
部分Aが、また大径コツプ1の外周底部4と小径
のコツプ11の内周底部14との重畳部で底辺部
分Bがそれぞれ形成され、しかも前記大径のコツ
プ1の上端開口部2と小径のコツプ11の内周壁
部13の上端側との当接する箇所を接着剤8で接
着一体化することにより、前記周辺部分Aと底辺
部分Bとで真空空隙部Cが構成される。図中12
は小径のコツプ11の上端開口部で、この上端開
口部12より酒、ビール等の内容物を充填するも
のである。
尚、第5図、第6図に示すたの例では、大径の
コツプ1の上端開口部2やや下方にその内方に向
かつて突出した突条5を形成し、この突条5に小
径のコツプ11の上端開口部12に設けた鍔部1
6を載架する構成となつていもので、この例でも
前記の例と同様に重畳された大小径のコツプ1,
11とで、具体的には大径のコツプ1の外周壁部
3と小径のコツプ11の内周壁部13との重畳部
で周辺部分Aが、また大径コツプ1の外周底部4
と小径のコツプ11の内周底部14との重畳部で
底辺部分Bがそれぞれ形成され、しかも前記大径
のコツプ1の突条5と小径のコツプ11の鍔部1
6との係合する箇所を接着剤8で接着一体化する
ことにより、前記周辺部分Aと底辺部分Bとで真
空空隙部Cが構成される。そして、大径のコツプ
1の突条5の外周面にテープ、環状体、その他装
飾用テープ等の帯状部材9を添着して、前記突条
5を隠蔽したり、又は二重コツプにアクセントを
付けることもできる。尚この例では、大径のコツ
プ1の上端開口部2より酒、ビール等の内容物を
注ぎ、小径のコツプ11内にこの内容物を充填す
るものである。
「考案の効果」 本考案は以上詳述したように、既製の大小径の
ガラス製のコツプを重畳するとともに、その当接
又は係合箇所を接着剤をもつて一体化し、前記重
畳部の周辺部分及び周辺部分とて真空空隙部を形
成する二重コツプで、かつこの二重コツプの上端
開口部を、前記大径のコツプの上端開口部のみで
構成したものである。
したがつて、下記のような効果を有する。
即ち、本考案は、飲み口部が一重構造となり、
違和感がなく、非常に口触りがよくなること。
又は二重コツプ内の内容物が、零れる虞れがな
いものである。
また本考案では、市販の大小径の規制品のコツ
プを重畳し、その後接着剤を介して二重コツプを
製作する構成である。
したがつて、下記のような効果を有する。
即ち、本考案では、簡易にかつ迅速に、しかも
保温、保冷効果が期待できる二重コツプが製作で
きる。
またコストの低廉に寄与できること。
さらにそれほどの熟練を要さず一定寸法で、品
質の一定な二重コツプが製作できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は断面図、第2図は要部の拡大断面図、第3
図は大径のコツプの一部欠截の正面図、第4図は
小径のコツプの一部欠截の正面図、第5図は他の
一例を示す断面図、第6図は第5図の要部の拡大
断面図である。 1……大径のコツプ、2,12……上端開口
部、3……外周壁部、4……外周底部、5……突
条、8……接着剤、9……帯状部材、11……小
径のコツプ、13……内周壁部、14……内周底
部、16……鍔部、A……周辺部分、B……底辺
部分、C……真空空隙部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 市販されている既製の大小径の二つのガラス
    製のコツプを重畳し、この重畳した上端開口部
    のやや下方に形成された重なり合わせ部を接着
    剤を介して接着密閉して形成される二重コツプ
    であつて、 この二重コツプの重畳部の周辺部分及び底辺
    部分に亙る真空空隙部を形成するととも、この
    二重コツプの上端開口部分を、前記小径のコツ
    プの上端開口部のみで構成したことを特徴とす
    る二重コツプの構造。 大径のコツプの上端開口部のやや下方であつ
    て、その内方に向かつた突条を形成し、一方小
    径のコツプには前記突条と係合する鍔部をその
    上端開口部に設け、大径のコツプの突条に小径
    のコツプの鍔部を載架するとともに、その係合
    面を接着一体化して二重コツプを構成するよう
    にした実用新案登録請求の範囲第1項記載の二
    重コツプの構造。 前記大径のコツプの上端開口部のやや下方に
    設けた突条の外周面に隠蔽用又は装飾用の帯状
    部材が設けられる構成となつている実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の二重コツプの構造。
JP1987154942U 1987-10-09 1987-10-09 Expired JPH046617Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142511A (ja) * 1985-12-18 1987-06-25 株式会社プラズマ・ウエルド社 タンブラ−の製造方法

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JPS62111473U (ja) * 1986-01-04 1987-07-16

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