JPH0465149B2 - - Google Patents

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JPH0465149B2
JPH0465149B2 JP60126520A JP12652085A JPH0465149B2 JP H0465149 B2 JPH0465149 B2 JP H0465149B2 JP 60126520 A JP60126520 A JP 60126520A JP 12652085 A JP12652085 A JP 12652085A JP H0465149 B2 JPH0465149 B2 JP H0465149B2
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JP
Japan
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plasma
anode
magnetic field
vacuum chamber
plasma source
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JP60126520A
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JPS61284579A (ja
Inventor
Zenichi Yoshida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体プロセス技術、表面処理技術等
の膜付けを行なうプラズマ集中型CVD
(Chemical Vapor Deposition)装置に関するも
のである。
従来の技術 第5図は従来のプラズマCVD装置の原理的構
成図であり、1は真空槽、2はガス導入口、3は
排気系、4は真空槽1内に設けられたプラズマ発
生用の高周波電極、5は高周波電極4と対向配置
された試料台、6は試料台5の上に配置された試
料基板である。
以上のように構成された従来のプラズマCVD
装置の動作について説明する。すなわち、試料台
5を300〜500℃に加熱し、ガス導入口2より、た
とえばシランガス(SiH4)およびアンモニアガ
ス(NH3)を導入し、高周波電源7から高周波
電極4に電力を印加して、一般にガス圧10〜
103Paでプラズマ8を発生させ、SiH4やNH3が解
離し、この解離したイオンやラジカルが、試料基
板6の表面上で反応・化合し、窒化シリコン膜を
堆積させるものである。
さらにもう一つの従来例として、第6図に示す
ようなマイクロ波放電により発生したプラズマを
試料まで輸送して膜形成を行うプラズマ輸送法
CVD装置がある。9は真空槽、10は真空槽9
のまわりにまかれたコイル、11は真空槽10内
に設けられたプラズマ源、12はプラズマ源11
に対向配置された試料であり、導波管12により
マイクロ波をプラズマ源11に導入する。この従
来例ではマイクロ波放電によつて発生したプラズ
マ14を、コイル10からの平行磁界により、熱
的拡散によつてプラズマ流14′を試料13の表
面に輸送することにより、試料6に膜形成を行う
ものである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、第5図のような構造のプラズマCVD
装置では、SiH4やNH3の分解が不充分で、水素
が多量に膜内に取り込まれたり、結合の不完全部
分が多く残り、緻密性のよい膜が得られないとい
う問題点があつた。
つまり、プラズマ8が生成される所に試料基板
6があるので、プラズマ密度が低く、解離が充分
に行われていない状態で、試料基板6の表面上で
反応・化合するためであつた。
また、第6図のような構造のプラズマ輸送法
CVD装置では、プラズマ流14の径が2cm程度
と小さく、膜形成可能な面積が従来のプラズマ
CVD装置に比較して小さく、生産性が低いとい
う問題点があつた。
つまり、プラズマ流14の径がプラズマ源11
の口径により決定されるためであつた。
そこで、本発明は上記従来の問題点を解消する
もので、従来のプラズマCVD装置の特長を生か
し、良質の薄膜を大面積にわたつて高速で均一に
形成できるプラズマ集中型CVD装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明の装置は、真空槽と、真空槽にプラズマ
が放射されるように配置されたプラズマ源と、プ
ラズマ源とは垂直に配置された陽極と、プラズマ
源から放射されたプラズマ陽極上に集中させるた
めにプラズマ流を曲げるための磁界と、陽極近傍
にガスを導入するためのガス導入管を備えたもの
ある。
作 用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、真空槽の周りから放射されたプラズ
マをカスプ磁界を用いて、垂直方向に曲げ、基板
にプラズマを集中させる。
この結果、高密度のプラズマを基板の真上に集
めることができ、高速で均一で高品質の薄膜を堆
積させることができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例におけるプラズ
マ集中型高速CVD装置の構成を示すものである。
第1図において、15は真空槽、16はガス導入
口、17は放電陰極、18は第1の中間電極、1
9は第2の中間電極、20は第1の中間電極18
内に設けられた磁石、21は放電陰極17と第1
の電極18と第2の電極19とで構成されたリン
グ状のプラズマ源、22はコイル、23はプラズ
マ源21の陽極、24は陽極23の下に配置され
た棒状の磁石、25は陽極23を冷却するための
冷却水、26はリング状ガス導入口、27は排気
系である。
以上のように構成された第1の実施例のプラズ
マ集中型CVD装置について以下その動作を説明
する。
まず、リング状のプラズマ源21に被イオン化
ガスとしてたとえば窒素を複数のガス導入口16
からX方向に導入すると、環状のスリツト(たと
えばスリツト幅1.5mm)から大面積のプラズマが
生成される。二つの中間電極18,19によつ
て、陰極領域と陽極領域に圧力差がつけてある。
直流電源28によつて、陰極17と第1の中間電
極18との電位差は、たとえば40V、第1の中間
電極18と第2の中間電極19とは、たとえば
35V、第2の中間電極19と陽極23とは、たと
えば20Vの放電々圧である。二つの中間電極1
8,19の中では放電を導くのに充分な磁場の強
さを確保するために、逆方向に等価電流の流れる
二つのリング状磁石20によつてつくられるカス
プ磁界を利用した。
プラズマ源21から水平方向に放射されたプラ
ズマを陽極23近傍に集中させるには、プラズマ
を90度近く曲げる必要がある。陽極23は初期の
プラズマ流に対して直角に配置されており、その
内部に強力な磁石24(たとえば希土類マグネツ
トのSmCo5)を持つている。陽極23の表面と
磁石24のS極表面は約2cm離されて充分水冷で
きる構造になつている。第1図において、初期の
プラズマ流に沿つて(プラズマ源21の軸に沿つ
て)x軸を定め、陽極23の表面に垂直に中心よ
りy軸を定めると、プラズマの方向を変えるため
にプラズマ中の電子流はエネルギーが小さく、運
動が熱化していないので水平磁場Bxと垂直磁場
Byを用いて磁力線に沿つて収束させながら曲げ、
放電電力を集中させる。放電プラズマ流を折り曲
げる点での垂直磁場をby(gauss)、プラズマ流が
円柱状である場合の平均半径をa(cm)、プラズマ
中電子流のエネルギーをVe(eV)とすれば、 a>3.4√Ve/by ……(1) となる。(1)式は、プラズマ流を曲げるためにはプ
ラズマ29中の電子のサイクロトロン半径が、プ
ラズマ流の半径より小さくなければならないこと
を意味している。
x方向の磁場Bxは、逆方向に電流の流れる二
つのコイル22によつてつくられるカスプ磁界に
よつて得る。第3図aにコイル22によつてつく
られた磁力線30を示した。第5図bはコイル2
2に流れる電流の方向を示した模式図である。コ
イル22によるy方向の中心磁場は零であり、y
方向の磁場Byは陽極23内の磁石24によつて
殆んど独立に決定されている。
高速で均一な膜堆積を得るためにはBxとBy
関係と、プラズマ流の曲がり方及び陽極23表面
への収束のされ方が影響してくる。
第3図に示した磁場配位では、第2の中間電極
19近傍のプラズマ拡散領域の磁場を急激に低下
させることができる。このため幅の広いプラズマ
を得ることができる。また第6図は第2図の実施
例における磁場配位を示し、第2の中間電極19
近傍のプラズマ拡散領域の磁場が徐々に低下する
ので、収束したプラズマを得ることができる。
このようにして陽極23の近傍に集中されたた
とえば窒素のプラズマが得られる。この時、陽極
23の近傍にリング状ガス導入口26から、たと
えばシランガスを流すことにより、陽極23上に
窒化膜を堆積させることができる。
以上のように本実施例によれば、プラズマ流を
曲げ陽極23の真上に集中させることにより、陽
極23近傍でのプラズマ密度が増し、高真空中で
膜堆積速度を速めることができる。また、磁場
BxとByの関係を適切にすることにより、陽極2
3表面でのプラズマの均一性をよくすることがで
き、大面積でも膜堆積の均一性をよくすることが
できる。
発明の効果 本発明は高密度のプラズマを試料の真上に集中
させることにより、高速で均一に高品質の薄膜を
堆積させることができるプラズマ集中型CVD装
置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるプラズ
マ集中型CVD装置の構成図、第2図は同斜視図、
第3図a,b及び第4図a,bは磁界を示す模式
図、第5図は従来のプラズマCVD装置の構成図、
第6図は従来のプラズマ輸送法CVD装置の構成
図である。 15……真空槽、21……プラズマ源、23…
…陽極、26……ガス導入口、29……プラズ
マ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 真空槽と、この真空槽にプラズマが放射され
    るように配置されたプラズマ源と、このプラズマ
    源から放射されるプラズマの放射方向と平行とな
    るように配置された陽極と、前記プラズマ源から
    放射されたプラズマを前記陽極上に集中させるた
    めにプラズマ流を曲げる磁界と、前記陽極近傍に
    ガスを導入するためのガス導入管とを備え、前記
    磁界は前記プラズマ源をはさむように前記真空槽
    の周囲に設けられた二つのコイルによつてつくら
    れるカプス磁場配位と前記陽極の下に配置された
    磁石とによつて得られることを特徴とするプラズ
    マ集中型CVD装置。
JP12652085A 1985-06-11 1985-06-11 プラズマ集中型cvd装置 Granted JPS61284579A (ja)

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JPH0757313B2 (ja) * 1986-12-20 1995-06-21 株式会社ト−ビ 反応性プラズマビ−ム製膜装置
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JPS55117856A (en) * 1979-03-02 1980-09-10 Hitachi Ltd Method and apparatus for separating impurities
JPS59205470A (ja) * 1983-05-02 1984-11-21 Kowa Eng Kk 硬質被膜の形成装置及びその形成方法

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