JPH0463938A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH0463938A
JPH0463938A JP2171365A JP17136590A JPH0463938A JP H0463938 A JPH0463938 A JP H0463938A JP 2171365 A JP2171365 A JP 2171365A JP 17136590 A JP17136590 A JP 17136590A JP H0463938 A JPH0463938 A JP H0463938A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
way catalyst
starting
ratio sensor
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JP2171365A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Nada
光博 灘
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の排気系に設置される三元触媒の下流
に空燃比センサを設け、この空燃比センサの出力に基づ
き空燃比補正量を演算する内燃機関の空燃比制御装置に
関する。
〔従来の技術〕
空燃比センサの出力をフィードバックして内燃機関の空
燃比を制御する方法としては、空燃比センサを三元触媒
の上流に配置する方式と、三元触媒の下流に配置する方
式とが知られている。
ところで空燃比センサを三元触媒の上流に配する方式に
おいては、空燃比センサを排気系のできうるかぎり燃焼
室に近い場所に配置することが望ましく、実際には排気
マニホールドの集合部分に配置することが一般的である
しかしながらこの場合には排気ガスの非平衡度、例えば
空燃比がリッチであるのに0□が存在したり、空燃比が
リーンであるのに未燃ガスが存在することにより、空燃
比センサの反転周期がずれたり、また多気筒内燃機関に
おいては気筒間に存在する空燃比のバラツキの影響によ
り空燃比制御の制御精度が低下するという問題があった
他方空燃比センサを三元触媒の下流に配置する方式にお
いては、排気ガスが非平衡であること、あるいは各気筒
間の空燃比のバラツキに起因する制御精度の低下は解決
されるものの、三元触媒の容量のために空燃比センサの
応答が遅くなり、三元触媒の浄化性能を十分に発揮させ
ることができず、エミッションを悪化させるという問題
があった。
そこで上記の問題を解決するものとして、空燃比補正量
の中に強制発振環を導入し、この強制発振環の中心値で
ある粗調整項を、三元触媒の下流に配置した空燃比セン
サの出力に応じて積分制御する方法が提案されている(
特開平1−66441号公報)。
また内燃機関起動時においても排気ガスを浄化し、かつ
三元触媒の暖機時間を短縮するために、三元触媒を内燃
機関に対して排気系の上流側に設置される始動用三元触
媒と下流側に設置される主三元触媒の2つのブロックに
分けるダブル三元触媒システムが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでダブル三元触媒システムにおいて、1本の空燃
比センサを使用する場合には、主三元触媒の下流に設置
するよりは始動用三元触媒の下流に設置するほうが制御
性の観点から良策である。
即ち空燃比センサを主三元触媒下流に設置した場合には
、始動用三元触媒の酸素蓄積効果に加え、主三元触媒の
酸素蓄積効果により空燃比センサの応答速度は一層遅く
なり、過補正が生じゃすくなり、始動用三元触媒の浄化
率ばかりでなく主三元触媒の浄化率も悪化することとな
る。
これに対し空燃比センサを始動用三元触媒の下流に設置
した場合には、空燃比センサの応答速度は前述のものよ
りも速くなり、過補正が抑制され、始動用三元触媒の浄
化率ばかりでなく主三元触媒の浄化率も改善される。
しかしながら始動用三元触媒が劣化すると、始動用三元
触媒の酸素蓄積効果は期待できず、前述の三元触媒上流
に空燃比センサを設置した場合と同様に制御精度が悪化
することを避けることはできない。
本発明は上記問題点に鑑み、ダブル三元触媒システムに
おいて、始動用三元触媒が劣化しているか否かに係わら
ず、良好な制御性を維持することを可能とする内燃機関
の空燃比制御装置を提案することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための内燃機関の空燃比制御装置
の構成は第1図に示される。
即ち内燃機関の排気系に設置された排気ガス浄化のため
の始動用三元触媒と主三元触媒の間に設置された第1の
空燃比センサAと、第1の空燃比センサAの出力に基づ
いて内燃機関の第1の空燃比“補正量を演算する第1の
空燃比補正量演算手段Bと、主三元触媒の下流に設置さ
れる第2の空燃比センサCと、第2の空燃比センサCの
出力に基づいて内燃機関の空燃比補正量を演算する第2
の空燃比補正量演算手段りと、始動用三元触媒が劣化し
ているか否かを判定する始動用三元触媒劣化判定手段E
と、始動用三元触媒劣化判定手段已により始動用三元触
媒が劣化していると判定される場合は第1の空燃比補正
量に基づいて空燃比を調整し始動用三元触媒劣化判定手
段Eにより始動用三元触媒が劣化していないと判定され
る場合は第2の空燃比補正量に基づいて空燃比を調整す
る空燃比調整手段Fと、から構成される装 〔作 用〕 本構成による空燃比制御装置によれば、始動用三元触媒
が劣化したか否かを判定する始動用三元触媒劣化判定手
段が始動用三元触媒が劣化していないと判定した場合に
は、始動用三元触媒下流に設置された第1の空燃比セン
サの出力に基づき空燃比制御を実行し、始動用三元触媒
が劣化していると判定した場合には、主三元触媒下流に
設置された第2の空燃比センサの出力に基づき空燃比制
御を実行する。
〔実施例〕
第2図は本発明に係る内燃機関の空燃比制御装置の1つ
の実施例を示す図である。第2図において内燃機関1の
吸気通路2にはエアフローメータ3が設置されている。
エアフローメータ3は内燃機関が吸入する空気量を計測
するための機器であって吸入空気の体積流量に比例した
電気信号を出力する。この電気信号は制御回路10のA
/Dコンバータ101に供給される。
ディストリビュータ4には、例えばクランク角度に換算
して72゛0°毎にパルス信号を出力するクランク角度
センサ5およびクランク角度の換算して30°毎にパル
スを出力するクランク角度センサ6が取り付けられてい
る。クランク角度センサのパルス出力は制御回路IOの
入出力インターフェース102に供給される。
さらに内燃機関の吸気通路2には、制御装置10からの
指令にしたがって、各気筒毎に燃料を供給するための燃
料噴射弁7が設けられている。
また内燃機関1のウォータジャケット8には、冷却水の
温度を検出する水温センサ9が設置され、この出力もA
/Dコンバータ101に供給される。
排気マニホールド11より下流の排気系には、排気ガス
中のHC,Co、NOXを同時に浄化する始動用三元触
媒12および主三元触媒15が配置されている。
始動用三元触媒12と主三元触媒15を接続する排気管
13には第1の空燃比センサ14が設置され、排気ガス
中の酸素濃度が理論空燃比に対してリンチ側かリーン側
かに応じた電圧を出力し、A/Dコンバータ101に供
給される。
主三元触媒15の下流の排気管16には第2の空燃比セ
ンサ17が設置されその出力は、第1の空燃比センサ1
4と同様A/Dコンバータに供給される。
制御回路10は例えばマイクロコンピュータシステムで
構成され、A/Dコンバータ101、入出力インター7
エース102、CPU103、ROM104、RAM1
05、バックアップRAM106、クロック発生回路1
07等を含む。
また吸気通路2に設置されているスロットル弁18には
スロットル弁18が全開か否かを検出するためのアイド
ルスイッチ19が設けられ、この出力は入出力インター
フェース102を介して制御装置10に入力される。
また制御回路10において、ダウンカウンタ108、フ
リップフロップ109および駆動回路110は燃料噴射
弁7を制御するためのものである。
即ち燃料噴射量演算ルーチンで燃料噴射量TAUが演算
されると、その演算結果がダウンカウンタ108に設定
され同時にフリップフロップ109もセット状態とされ
る。この結果駆動回路110が燃料噴射弁7を付勢する
。ダウンカウンタ108はクロックパルス(図示せず)
の計数を開始しダウンカウンタ10Bの値が零となった
ときにフリップフロップ109をリセットし駆動回路1
10は燃料噴射弁の付勢を停止する。即ち燃料噴射量演
算ルーチンで演算された期間だけ燃料噴射弁7が付勢さ
れ、演算結果TAUに応じた燃料が内燃機関1の各気筒
に供給される。
本発明に基づく、内燃機関の空燃比制御装置において、
−始動用三元触媒が劣化していない場合と、劣化した場
合の空燃比補正量の演算の切り替えは第3図に示すルー
チンにより行われ、例えば4mS毎に実行される。
なお主三元触媒が冷機状態にあるときは、エミシタンの
悪化を防止するために応答速度の速い始動用三元触媒下
流に設置された空燃比センサを使用して空燃比制御を実
行するものとする。
即ち主三元触媒が冷機状態にあるときには主三元触媒に
よるエミッションの浄化は期待できない。
従って、より燃焼室に近い箇所に設けられている応答速
度の速い空燃比センサを使用することにより、過補正を
抑制して、劣化しているものの若干のエミッション浄化
可能な始動用三元触媒の浄化率を向上させる。
第3図においてステップ301で空燃比フィードバック
制御条件が成立していることを示すフラグXFBが1”
か否かが判定される。
例えば燃料カット中、燃料カット解除後所定時間内、三
元触媒過熱防止のための燃料増量中、出力増量中等はい
ずれもフラグXFBは“O”であり、条件が成立してい
ないものとして、そのままこのルーチンを終了する。
空燃比フィードバック制御を行う条件が成立している場
合にはステップ301で肯定判定されステップ302に
進む。
ステップ302において第4図に示すルーチンで設定さ
れる始動用三元触媒が劣化しているか否かを示すフラグ
XFBが判定される。
劣化していないと判定されるとフラグXT&Aは0″に
セットされるため、ステップ302で否定判定されステ
ップ303に進み、第1の空燃比センサ14の出力に基
づいて空燃比補正量が演算される。
劣化していると判定された場合はフラグXT&Aは“1
″にセットされるため、ステップ302で肯定判定され
ステップ304に進む。
ステップ304では第5図に示すルーチンで設定される
主三元触媒が冷機状態であるか否かを示すフラグXAC
T2が1″であるか否かが判定される。
冷機状態にあればフラグXACT2は“0”であるため
ステップ304で否定判定されステップ304に進み、
第1の空燃比センサの出力に基づき空燃比補正量が演算
される。
主三元触媒が冷機状態でなければフラグXACT2は“
1”であるからステップ305で第2の空燃比センサ1
7の出力に基づき空燃比補正量が演算される。
始動用三元触媒の劣化は第4図に示すルーチンで判定さ
れ、例えば4ms毎に実行される。
第4図においてステップ401で空燃比フィードバック
制御条件が成立しているか否かが第3図のステップ30
1と同様に判定される。
空燃比フィードバック制御条件が成立していない場合は
、ステップ401で否定判定されステップ402で三元
触媒が劣化したことを示すフラグXT&Aを“0”にリ
セットしてこのルーチンを終了する。
空燃比フィードバック制御条件が成立している場合には
、ステップ401で肯定判定されステップ403に進む
ステップ403では、第1の空燃比センサ14の出力V
ox、をA/Dコンバータ101を介して入力し、ステ
ップ404で出力Vox、が理論空燃比値相当値■1I
l(例えば0,45V)と比較する。
第1の空燃比センサの出力VOX+が理論空燃比値相当
値■□ より小であれば、ステップ4゜5に進み、空燃
比フラグXOXを“0”にリセットする。
次にステップ406に進み、前回このルーチンを実行し
たときの空燃比フラグxoxoを判定する。
ステップ406で否定判定された場合はステップ407
に進む。ステップ407でリーン側であることを示すカ
ウンタCNTLを“1”増加し、ステップ408に進む
ステップ408で第1の空燃比センサ14の出力V o
 x +は最小値を記憶するための変数Vminと比較
され、今回実行前に記憶されていた値よりも小であれば
ステップ408で肯定判定されステップ409で変数V
minを更新してこのルーチンを終了する。
リーン状態が続行すれば、カウンタCNTLが増加し、
変数Vminには第1の空燃比センサ14の出力Vox
、の最小値が記憶される。
空燃比補正量がリッチ側に補正された結果、徘気ガスの
空燃比がリッチ側に反転すると第1の空燃比センサ14
の出力V o x +が理論空燃比値相当値V□ 以上
となり、ステップ404で否定判定され、ステップ41
5で空燃比フラグXOXは“1”にセットされた後ステ
ップ416に進む。
ステップ416では前回の空燃比フラグX0XOが判定
されるが、肯定判定された場合はステ・ンブ417に進
む。ステップ417ではフラグXOX○を1″とする。
そしてステップ418でカウンタCNTRとCNTLに
記憶されていた値を加算して、空燃比センサの出力がリ
ッチになってからリーンに反転し再びリッチになるまで
の周期Tを求め、ステ・ンブ419に進む。
ステップ419でカウンタCNTRを“0”にリセット
し、ついでステップ420で空燃比センサの出力の振幅
A=Vma x−Vmi nを演算した後、ステップ4
21で最大値を記憶する変数VmaxをVlll  に
リセットしてステ・ンブ422に進む。
空燃比補正量が増加しても、なおリッチ状態を継続する
場合にはステップ401.403.404.415の処
理を経由してステップ416に進む。
前回の空燃比フラグxoxoが“1”であるためステッ
プ416で否定判定されステップ427に進む。
ステップ427ではリッチ状態の継続時間をしめすカウ
ンタCNTRが1増加され、ステップ428において空
燃比センサの出力Vox、の値がそれまでに記憶されて
いる最大値Vma xと比較され、Vma xよりも大
であればステップ429において変数Vmaxを更新し
て、このルーチンを終了する。
空燃比補正量が減少した結果、再び排気ガスがリーンに
反転するとステップ404で肯定判定される。
そしてステップ405で空燃比フラグXOXを0”にリ
セットしたのちステップ406で前回の空燃比フラグx
oxoが判定される。前回の空燃比フラグX0XOは1
”であるからステップ406で肯定判定され、ステップ
410で前回の空燃比フラグxoxoを°゛0”にリセ
ットする。
その後ステップ411で反転周期Tを演算し、ステップ
412でカウンタCNTLをリセットし、ステップ41
3で空燃比センサの出力の振幅Aを演算し、ステップ4
14で最小値を記憶する変数Vminを■え、にリセッ
トした後ステップ422に進む。
次回演算実行時ちり−ン状態が継続していればステップ
406で否定判定され、ステップ407に進む。ステッ
プ407以後の処理は前述した通りである。
ステップ421またはステップ414からステップ42
2に進むと、ステップ422においてアイドルスイッチ
19で検出される内燃機関がアイドリング状態であるこ
とを示すフラグLLが“l”であるか否かが判定される
アイドリング状態であればステップ426に進みフラグ
XT&Aを0″にリセットしてこのルーチンの処理を終
了する。
一方通常運転状態であればステップ422で否定判定さ
れ、ステップ423に進む。空燃比センサの反転周期T
が予め設定された値T0と比較される。
反転周期Tが予め設定された値T0よりも大であれば始
動用三元触媒はまだ劣化していないものと見なしステッ
プ423で否定判定され、ステップ426に進む。
逆に反転周期Tが予め設定された値T0よりも小であれ
ばステップ423で肯定判定され、ステップ424で空
燃比センサの出力の振幅Aが予め設定された値A0と比
較される。振幅AがAoよりも小であれば始動用三元触
媒はまだ劣化していないものと見なしてステップ424
で否定判定され、ステップ426に進む。
逆に振幅AがAoよりも大であればステップ424で肯
定判定され、ステップ425で始動用三元触媒が劣化し
たものと見なしてフラグXT&Aを“1”にセットする
第5図は主三元触媒が冷機か否かを判定するためのルー
チンであり、例えば16m5毎に実行される。
ステップ501で、第2の空燃比センサ17の出力■O
x2をA/Dコンバータ101を介して入力する。
ステップ502で主三元触媒が冷機状態であることを示
すフラグXCAT2が判定される。
フラグXCAT2が“O”であれば否定判定され、ステ
ップ503に進む。
ステップ503では第2の空燃比センサ17が活性して
いることをしめすフラグX03ACT2が判定される。
第2の空燃比センサ17が活性していない場合はフラグ
X03ACT2は“0゛′であるから否定判定されてス
テップ504に進み、第2の空燃比センサ17の出力V
oxzが理論空燃比値相当値Vmz(例えば0.45V
)以上であるか否かが判定される。
第2の空燃比センサ17の出力Vox2が理論空燃比値
相当値■。より大となれば、第2の空燃比センサは活性
したものと見なしてステップ505でフラグχ03AC
T2が°゛1“°にセントされ、このルーチンを終了す
る。
第2の空燃比センサ17が活性化した後はステップ50
3で肯定判定され、ステップ506に進む。
ステ・ンプ506では第2の空燃比センサの出力Vox
zが理論空燃比値相当値VI2と比較される。
第2の空燃比センサ17の出力Voxzが理論空燃比値
相当値■8□よりも小であればステップ506で肯定判
定され、ステップ507に進み、空燃比フラグX0X2
を“0パにリセットする。
次にステップ508に進み、前回このルーチンを実行し
たときの空燃比フラグX0XO2を判定する。
フラグX0XO2が“0′”であれば、ステップ508
で否定判定されステップ509に進む。
ステップ509でリーン側であることを示すカウンタC
NTL2を“1”増加し、このルーチンを終了する。
リーン状態が続行すれば、カウンタCNTL2が本ルー
チンが実行される毎に増加する。
空燃比補正量がリッチ側に補正された結果、排気ガスの
空燃比がリッチ側に反転すると空燃比センサの出力VO
Xtが理論空燃比値相当値VII2以上となり、ステッ
プ506で否定判定されステップ515で空燃比フラグ
X0X2を“1′にセットした後ステップ516に進む
ステップ516では前回の空燃比フラグX0X02が0
”であればステップ516で肯定判定されステップ51
7に進みフラグX0XO2を“1”とする。
次にステップ518でカウンタCNTR2とCNTL2
に記憶されていた値を加算して、空燃比センサの出力が
リッチになってからリーンに反転し再びリッチになるま
での周期T2を求め、ステップ519でカウンタCNT
R2を“0″にリセットしてステップ513に進む。
空燃比補正量が増加しても、なおリッチ状態を継続する
場合にはステップ501.502.503.506.5
15の処理を経由してステップ516に進む。
ステップ516においては前回の空燃比フラグX0XO
2が“1”であるために否定判定されステップ520に
進む。
ステップ520ではリッチ状態の継続時間をしめすカウ
ンタCNTR2が1増加される。
空燃比補正量が減少した結果、再びリーンに反転すると
ステップ506で肯定判定される。
そしてステップ507で空燃比フラグX0X2を“0”
にリセットしたのちステップ508で前回の空燃比フラ
グX0XO2が判定される。
前回の空燃比フラグX0XO2は“1°′であるからス
テップ508で肯定判定され、ステップ510で前回の
空燃比フラグxoxoを°“0”にリセットする。
その後ステップ511で反転周期T2を演算し、ステッ
プ512でカウンタCNTL2をリセットした後ステッ
プ513に進む。
次回演算実行時もリーン状態が継続していればステップ
508で否定判定され、ステップ509に進む。ステッ
プ509以後の処理は前述した通りである。
ステップ519またはステップ512からステップ51
3に進むと、ステップ513において周期T2と第4図
のルーチンで求めた第1の空燃比センサ14の出力の反
転周期Tとの偏差が判定される。
即ちT2が第1の空燃比センサ14の反転周期Tと予め
設定された値δの差以上の場合は主三元触媒は冷機状態
にあると判定してこのルーチンを終了する。
逆にこの偏差以下であれば主三元触媒の暖機が開始され
冷機状態でなくなったものと見なしてステップ514で
フラグXCAT2を“1゛にセットする。
なおステップ514で一度主三元触媒状態フラグXcA
T2が“1”にセットされると、ステップ502で肯定
判定され、そのままこのルーチンを終了することとなる
第1の空燃比センサ14および第2の空燃比センサ17
の出力に基づく制御はそれぞれ粗調整項演算ルーチンと
ストレージ項演算ルーチンからなりたっている。
第6図は第1の空燃比センサ14の出力VOXに基づく
粗調整項を演算するためのルーチンであって例えば16
ms毎に実行される。
ステップ601において第1の空燃比センサ14の出力
Vox、が理論空燃比相当値■□より小であるか否かが
判定される。
肯定判定された場合はステップ602に進み排気ガスが
リーンかリッチであるかを示すフラグXOxをリーン状
態を表す0”にセットし、ステップ603に進む。
ステップ603で前回このルーチンを実行したときの排
気ガスがリーンかリッチであるかを示すフラグxoxo
がリッチ状態を表す“1”であるか否かを判定する。
否定判定された場合はリーン状態が継続しているものと
してステップ604に進み、カウンタCNTが規定値K
CNTより小であるか否かが判定される。
ステップ604で肯定判定された場合はステップ605
でカウンタCNTを“1゛′インクリメントしてこのル
ーチンを終了する。
一方ステップ604で否定判定された場合は、ステップ
606でカウンタCNTを“0”にリセットし、ステッ
プ607に進む。
ステップ607では粗調整項AFcにΔAFc2を加算
する。即ち粗調整項AFcがこのルーチンの実行間隔(
例えば16m5)XKCNT毎に積分的にΔAFc2増
加することになる。ステップ607実行後このルーチン
を終了する。
前回このルーチンを実行した時の状態を示すフラグxo
xoが“1”の場合はステップ603において肯定判定
されリッチからリーンに反転したものと判断する。
そしてステップ608でフラグX0XOを“0″にリセ
ットした後、ステップ609で粗調整項AFcにΔAF
clが加算される。
即ちリッチからリーンに反転したときは空燃比補正量を
スキップ的にΔAFcl増量し、ステップ610でカウ
ンタCNTを0”にリセットしてこのルーチンを終了す
る。
第Iの空燃比センサ14の出力VOX、が理論空燃比相
当値■□−より大である場合にはステップ601で否定
判定され、ステップ611でフラグX0X−t−1″に
セットしステップ612に進む。
ステップ612で前回このルーチンを実行した時の状態
を示すフラグxoxoが“0”であるが否かが判定され
る。
フラグxoxoが1′”でステップ612で否定判定さ
れた場合はステップ613に進みでカウンタCNTが規
定値以下であるが否がが判定される。
ステップ613で肯定判定された場合はステップ614
でカウンタCNTが&1111インクリメントされ、こ
のルーチンを終了する。
一方ステップ613で否定判定された場合はステップ6
15に進みカウンタCNTを“0”にリセットしたのち
、ステップ616で粗調整項AFCからΔAFc2を減
算し、このルーチンを終了する。
前回このルーチンを実行した時のフラグxOXOが“0
”でステップ612で肯定判定された場合はリーン状態
からリッチ状態に反転したものとして、ステップ617
でフラグxoxoを“1”にセットした後ステップ61
8に進む。
ステップ618で粗調整項AFcをスキップ的にΔAF
c1%少した後、ステップ613でカウンタCNTをリ
セットする。
即ち空燃比が理論空燃比近傍にある場合には、ステップ
610により所定の間隔(KCNT)内にカウンタCN
Tがリセットされるため粗調整項の積分項は動作せず、
粗調整項のスキップ的変化によって自動発振が生じる。
しかしながら空燃比が理論空燃比から大きくずれた場合
には粗調整項のみで空燃比を正常値にもどすためには長
時間を要し、その間エミッションの悪化を避けることは
できない。
この点を解決するためにストレージ環によす空燃比を補
正する。
第7図は第1の空燃比センサ14の出力Voxに基づい
てストレージ環を演算す、るためのルーチンであり例え
ば16m5毎に実行される。
ステップ701で第1の空燃比センサ14の出力VOX
、を第2図のA/Dコンバータ101を介して読み込む
ステップ702で第1の空燃比センサ14の出力VOX
、が第1のしきい値Vll以下であるか否かが判定され
る。
ステップ701で肯定判定された場合は排気ガスはLu
i域にあるとして703に進む。
ステップ703ではストレージ環の積分項AFc0゜i
をΔAFce++o増量する。そしてステップ704で
ストレージ環AFCCROをスキップ項AF、c諏◇P
と積分項A F cc+*a lの和として演算して、
このルーチンを終了する。
ステップ702で否定判定された場合はステップ705
に進み、空燃比センサ14の出力Vox、が第2のしき
い値V12以上であるか否かが判定される。
ステップ705で肯定判定された場合はReff域にあ
るものとしてステップ706でストレージ環の積分項A
Fccm。iをΔAFcc*o減量する。
そしてステップ707でストレージ環AFcc*。
をスキップ環(AFcc*oP)と積分項AFCCR0
iの和として演算して、このルーチンを終了する。
ステップ705で否定判定された場合はSSI域にある
ものとして、ステップ708で第8図に示すS 9M域
処理を行った後、ステップ709でストレージ環AFc
cm。を積分項AFcc、。iに置き換えて、このルー
チンを終了する。
゛第8図は第7図のステップ708の詳細を示したもの
である。
ステップ801で第1の空燃比センサ14の出力V O
X rが理論空燃比相当値v□以上であるか否かが判定
される。
ステップ801で肯定判定された場合はステップ802
でフラグXOXを°“0パにセットしてステップ804
に進む。
一方ステップ801で否定判定された場合はステ・ンブ
803でフラグXOXを°゛1°”にセ・ントしてステ
ップ804に進む。
ステップ804ではフラグXOXと前回このルーチンを
実行したときのフラグxoxoとが等しいか否かが判定
される。
肯定判定された場合は第1の空燃比センサ14の出力V
ox+ は反転しなかったものとして、ステップ806
に進む。
否定判定された場合は反転したものとしてステップ80
5で積分項A F CCll0 iを“0”にリセット
してステップ806に進む。
即ちS TtM域内で第1の空燃比センサ14の出力V
 o x +が理論空燃比相当値■□をよぎる度に積分
項は“0”にリセットされる。
これにより、ストレージ環AFcc*oは段階的にリセ
ットされることとなり、ドライバビリティ悪化を防止す
ることができる。
ステ・ンプ806ではフラグxoxoをフラグXOxの
値に置き換えて、このルーチンを終了する。
なお第2の空燃比センサ17の出力Vox、に基づく粗
調整項およびストレージ環の演算は、第1の空燃比セン
サ14の出力Vox、に基づく演算と同一の処理である
が、粗調整項のスキップ量ΔAFcl、積分速度ΔAF
c2およびストレージ環のスキップ量AFCCROP、
積分速度AFccm。
iが異なった値に設定される。
第9図は最終的な燃料噴射量TAUを演算するためのル
ーチンであって、所定クランク角度毎に実行される。
ステップ901でエアフローメタ3で検出された吸入空
気量Qおよびクランク角度センサ5.6から求められる
内燃機関回転数Neから第(1)式により基本噴射IT
AUPを演算する。
TAUP−crXQ/Ne      (1)ただしα
=定数 次にステップ902で第(2)式により最終の燃料噴射
量TAUが演算される。
TAU=TAUPX (AFc+AFce*o)X (
1+FWL+δ)+r   (2)ただしFWL−暖機
増量 β、T一定数 この演算結果をステップ903で第2図のカウンタ10
8にセットすることにより、所定の燃料量がインジェク
タ7から噴射される。
なお上述の実施例は始動用三元触媒の劣化を始動用三元
触媒の下流に配置された空燃比センサの出力によって判
定しているが、始動用三元触媒の上下流に温度センサを
配置し、真温度センサの出力値の差分によって始動用三
元触媒の劣化を判定しても良く、また、機関の累積使用
期間、あるいは、期間の積算走行距離によって劣化を判
定しても良い。
また、主三元触媒の冷機状態を主三元触媒下流に配置さ
れた空燃比センサの出力によって判定しているが、直接
温度センサ等により主三元触媒の温度を検出することに
より主三元触媒の冷機状態を判定しても良い。
なお上述の実施例はマイクロコンピュータを使用したデ
ィジタル回路により構成されているが、アナログ回路を
使用することも可能である。
〔発明の効果〕
本構成による空燃比制御装置によれば、始動用三元触媒
が劣化したか否かを判定する始動用三元触媒劣化判定手
段が始動用三元触媒が劣化していないと判定した場合に
は、始動用三元触媒下流に設置された第1の空燃比セン
サの出力に基づき空燃比制御を実行し、始動用三元触媒
が劣化していると判定した場合には、主三元触媒下流に
設置された第2の空燃比センサの出力に基づき空燃比制
御を実行するため、始動用三元触媒が劣化しているとい
ないに係わらず安定に空燃比のフィードバック制御を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示す図、 第2図は本発明の実施例の構成を示す図、第3図、第4
図、第5図、第6図、第7図、第8図および第9図は制
御回路の動作を説明するためのフローチャートである。 図において A・・・第1の空燃比センサ、 B・・・第1の空燃比補正量演算手段、C・・・第2の
空燃比センサ、 D・・・第2の空燃比補正量演算手段、E・・・始動用
三元触媒劣化判定手段、F・・・空燃比調整手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関の排気系に設置された排気ガス浄化のため
    の始動用三元触媒と主三元触媒の間に設置された第1の
    空燃比センサ(A)と、 該第1の空燃比センサ(A)の出力に基づいて前記内燃
    機関の第1の空燃比補正量を演算する第1の空燃比補正
    量演算手段(B)と、を備えた内燃機関の空燃比制御装
    置において、 前記主三元触媒の下流に設置される第2の空燃比センサ
    (C)と、 該第2の空燃比センサ(C)の出力に基づいて前記内燃
    機関の空燃比補正量を演算する第2の空燃比補正量演算
    手段(D)と、 前記始動用三元触媒が劣化しているか否かを判定する始
    動用三元触媒劣化判定手段(E)と、該始動用三元触媒
    劣化判定手段(E)により前記始動用三元触媒が劣化し
    ていると判定される場合は前記第1の空燃比補正量に基
    づいて空燃比を調整し、該始動用三元触媒劣化判定手段
    (E)により前記始動用三元触媒が劣化していないと判
    定される場合は前記第2の空燃比補正量に基づいて空燃
    比を調整する空燃比調整手段(F)と、を備えたことを
    特徴とした内燃機関の空燃比制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7036979B2 (en) * 2000-01-28 2006-05-02 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Photothermal transducing spectroscopic analyzer
JP2020172874A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7036979B2 (en) * 2000-01-28 2006-05-02 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Photothermal transducing spectroscopic analyzer
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