JPH0463357A - 電子写真用現像剤 - Google Patents

電子写真用現像剤

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JPH0463357A
JPH0463357A JP2176065A JP17606590A JPH0463357A JP H0463357 A JPH0463357 A JP H0463357A JP 2176065 A JP2176065 A JP 2176065A JP 17606590 A JP17606590 A JP 17606590A JP H0463357 A JPH0463357 A JP H0463357A
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JP
Japan
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group
formula
alkyl group
magnetic particles
particles
Prior art date
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Pending
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JP2176065A
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Inventor
Kimitoshi Yamaguchi
公利 山口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被複写体の現像剤による地肌汚れや画像の濃
度むらが防止された乾式電子写真用の一成分系現像剤に
関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
磁性微粉末を含有した高電気抵抗磁性トナー粒子と、こ
のとナー粒子の体積平均粒径より小さい体積平均粒径を
有する導電性磁性粒子との混合物からなる電子写真用現
像剤は知られており(特開昭56−142540参照)
、この現像剤は現像性及び転写性が優れている。
しかしながら、この現像剤を慣用の磁性現像法によりコ
ピー機に用いた場合、感光体上に現像される現像剤中の
導電性磁性粒子の割合はコピー機の現像部中の現像剤に
おける導電性磁性粒子の配合割合よりも小さいため、多
数枚のコピーを現像すると現像部中にある現像剤におけ
る導電性磁性粒子の比率が徐々に増大する。これに伴い
、導電性磁性粒子の凝集体が発生し、この凝集体がコピ
ー機のドクタ一部に細捕捉蓄積されることになる。
その結果、ドクタ一部からの現像剤の供給量が少ない所
ができ、それが画像上で、筋状の濃度むらを生しる原因
になっていた。
また、現像部における現像剤中の導電性磁性粒子の比率
の増加により、現像開始電圧が低くなって地汚れが発生
する欠点もあった。
〔発明の課題〕
本発明は、磁性微粉末を含有した高電気抵抗磁性トナー
粒子と導電性磁性粒子との混合物からなる乾式写真用の
一成分系現像剤において、多数枚のコピー現像後におい
ても画像品質の劣化、特にコピーの濃度むら及び地肌汚
れすなわち非画像部分の現像の起らない一成分系現像剤
を提供することをその課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の課題を達成するため鋭意研究を重
ねた結果、前記の一成分系現像剤において導電性磁性粒
子を特定の表面処理剤で処理することにより前記の課題
を解決できることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、磁性微粉末を含有した高電
気抵抗磁性トナーとこのトナー粒子の体積平均粒径より
小さい体積平均粒径を有する導電性磁性粒子との混合物
からなる電子写真用現像剤において、上記の導電性磁性
粒子が、下記−船蔵CI)(団〕で表わされる表面処理
剤の一種又は二種以上で表面処理されたものであること
を特徴とする電子写真用現像剤が提供される。
(式中、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基又
はアルコキシ基であり、Xは水素原子又はふっ素原子で
あり、園は0又は1〜10の整数であり、nは3〜10
の整数を表わす)、 (式中、R1はふっ素原子を含む1〜13個の炭素原子
を有するアルキル基であり、R2−R8は1〜5個の炭
素原子を有するアルキル基又はアルコキシル基であり、
R2〜R’は同一でも異っていてもよい)、(式中、n
は0又は1〜13の整数であり、Xは水素原子又はふっ
素原子であり、R1−R3は1−5個の炭素原子を有す
るアルキル基又はアルコキシ基であり、R1−R3は同
一でも異っていてもよい)、X−Yn−S i R11
1CQ 13−inl        (IV:1(式
中、nはO又は1であり、mは0.1.2又は3であり
、Xはふっ素原子を含む1〜13個の炭素原子を有する
アルキル基であり、Yはフェニレン基又はSO3基であ
り、Rは水素原子又は1〜5個の炭素原子を有するアル
キル基又はアルコキシ基であり、mが2又は3の場合、
各Rは同−又は異っていてもよい)、 (式中、nは7以上の整数であり、nはO又は1〜5の
整数であり、Xは水素原子又はふっ素原子であり、それ
ぞれのXは同一でも異なっていてもよく、R1−R3は
1〜5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシ
基であり、R1−R3は同一でも異なっていてもよい)
、 (式中、nは7以上の整数であり、mはO又は1〜5の
整数であり、Xは水素原子又はふっ素原子であり、それ
ぞれのXは同一でも異なっていてもよく、R1−R3は
1〜5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシ
基であり、R1−R3は同一でも異なっていてもよい)
、 はCF3 (CY2 )nであって、Yは水素原子又は
ふっ素原子であり、またnは0又は1〜9の整数であり
、Xはカルボキシル基、スルホン酸基又は水酸基であり
、Arはアルキル基、アリール基又はアラルキル基であ
る)、 Rf−x             []X)(式中、
RfはCF3(CY2)nであって、■は水素原子又は
ふっ素原子であり、またnはO又は1〜9の整数であり
、Xはカルボキシル基、スルホン酸基又は水酸基である
)、 (式中、mはO又は1〜13の整数、nはO又は1〜5
の整数であり、Xは水素原子又はふっ素原子であり、そ
れぞれのXは同一でも異なっていても良く、YはS又は
NHであり、R1−R3は1〜5個の炭素原子を有する
アルキル基又はアルコキシ基であり、それぞれのR1−
R3は同一でも異っていても良い)、(Rf O)m−
A r−Xw         C■〕(式中、m及び
−はそれぞれ1〜3の整数であり、Rf(式中、R”、
R2は水素、塩素、臭素、ふっ素、ヒドロキシル基、ア
ミノ基、カルボキシル基、アミノカルボニル基、シアノ
基又はニトロ基である)、 (式中、R”は水素、塩素、臭素、ふっ素、カルボキシ
ル基、低級アルキル基、パーフロロアルキル基又はパー
フロロアルコキシ基であり、R2は水素、塩素、臭素、
ふっ素、ハロゲン化アルキル基、ニトロ基又はシアノ基
である)、(式中、nは1,2又は3であり、順は0,
1又は2であるが、nとmとの和は3であり、RはOR
f又はAr−0Rfであり、Arはアルキル基、アリー
ル基又はアラルキル基であり、Rfはふっ素含有アルキ
ル基であり、Qは水酸基又は炭素原子1〜4個を有する
アルコキシ基である) 本発明の現像剤を使用することにより、コピーの濃度む
ら及び地肌汚れの原因であるドクタ一部での導電性磁性
粒子の蓄積を防止できるメカニズムについては完全に解
明されていないが、次のように考えられる。
慣用のコピー機では、現像部にある現像剤中の単位重量
当りの導電性磁性粒子に対する現像スリーブ(磁石)か
らの束縛力は、磁性トナー粒子に対する束縛力よりも大
きいために、画像部分に導電性磁性粒子が現像され難く
なっており、その結果、現像部に残っている現像剤中に
導電性磁性粒子が次第に蓄積してくる傾向がある。一般
に導電性磁性粒子は、2成分現像剤におけるキャリア付
着のように、感光体上の非画像部・に付着する傾向があ
るが、通常の場合、その量は微々たるものであるため導
電性磁性粒子の蓄積を防止する効果はない。
しかしながら、本発明の現像剤の場合には、導電性磁性
粒子が感光体上の非画像部分に多量に付着する現象が生
じ、現像部における導電性磁性粒子の蓄積が抑制される
ことになる。この理由は特定の表面処理剤で導電性磁性
粒子の表面を処理したことによりこれら粒子が潜像極性
と同しで高い帯電量になるためと考えられる。また、感
光体上の非画像部に付着した導電性磁性粒子は、紙には
転写せず感光体上に残るが、クリーニング工程で回収さ
れるので画像に対して悪影響を及ぼすことはなく、コピ
ーの地肌の汚れが防止できる。
導電性磁性粒子を表面処理するため本発明で用いられる
特定の表面処理剤の具体例としては例えば下記の化合物
が挙げられる。
〔1〕 一般蔵CI]で表わされる表面処理剤:(Il〕 一般式〔■〕で表わされる表面処理剤:しh3 CH2C82CF。
CH2CH2CF2CF3 [I[1) 一般式[IIr〕で表わされる表面処理剤:l CF3C−0(CF2)9CH2CH2S i (C2
H5)3〔4〕 一般式[IV)で表わされる表面処理剤:CF、CF2
CH2CH25i(CH,)。
CF3CF2CH2CH2CH25i(○C2H,,)
CF、CH2CH25i (OCH1)iCF、CF2
CF2CF25 i (C2H5)3H3 ○C2H5 CF3C−〇−5i (C2H5)3 CF3C−○−5i(○C2H,)。
○ l CF3C−〇(CF2)7CH2CH2S i (CH
3)3○ CF3C−〇(CF2)、1cH2CH2S i (O
CH3)3l CF3C−0(CF2)、CH25i(○C2HS)3
CF2CF2CF2CF2CF2CH25i(13CF
3CF2CF2CF2CH2CH2SiCQ。
CF3CF2CF2CH25iCQ。
CFffCF2SiCf13 CH(F)2CH2CH2CH2SiCQ。
CF3CH25iCR。
CF、CF2CF2CF2CF2CH25i(CH3)
CQ2CF3CF2CF2CF2CH2CH2Si(O
CH3)CQ2CF3CF2CF2CF2CH2CH2
Si(OCH3)2○MCF3CF2CF2CF2CF
2CH2Si(C2H5)CQ。
CF、CF2CF2CH2CH25i(○C2H7)2
CQCF3CF2CF2CH2CH2Si(OCH3)
(CH3)CRCF3CF2CF2CF2CH2CH2
Si(CH3)CQ2CF、CH2CH2CH25i(
CH3)2(1CF、(CF2)3CH2CH2−◎−
5iCQ。
CF、5o3Si(○C2H,,)3 CF3So3S i (CH3)3 CF、 5o3S i (C2H,)。
CF = (CF 2)c CHz CH2S x (
OC2H3)3CF3(CF2)llCH2CH2SI
CQ、。
CF3(CF2)、CH2CH25i (QC2H5)
2CQCF = (CF 2 )7CH2CH2S i
(CH3)CQCF3(CF2)、So、5i(CH3
)2(OCR,)CF3(CF2)BISOaS 1 
(CHa)a−船蔵[V)で表わされる表面処理剤:C
F3(CF2)、 CH2CH,5C)I2CH2Si
 (OCR,)3CF3(CF2)、CH2C)12C
H2SCH2CH2CH2Si(QC)I3)3CF□
(CF2)、 CH2H2SCH,CFH5i (OC
R,)3CF2 (CF2 )7 CH2CH25CH
2CH2Si (QC2HS )3CF3(CF2)7
CH2CH2CH2SCH2CH,CH2Si (QC
2H5)。
CF、 (CF2)、 CFHCH2SCH2CFH5
i (QC2H,)3CF、 (CF2)、 CH2C
)I2SCH2CH2Si (OCH,)。
CF3(CF2)、CI(2CH2CH2SCH2CH
2C)12si(QC)I3)。
CF3(CF2)e CFHC)I2CH2Si)IS
i (OCH3)3CF3(CF2)s C1(2CH
2SCH2CH2Si (OCH3)3−船蔵[VI)
で表わされる表面処理剤:CF、 (CF2)t 5o
2NH(CH2)3 Si (C2HS )3CF、 
(CF2)7SO2NHCCH2)3 Si (0(1
:2H,)3CF、 (CF2)7So□NH(C)1
2)3 Si (QC3H,)3CF3(CF2)7S
o2NH(CH,)3Si (QC3H7)。
(5)   CF、(CF2)、5O2NH(CHF)
3Si(C2H,)3(6)   CF3 (CF2)
7502NH(CF2)351(C2HS)3(7) 
  CL(CF2)、502NH(CF2)、5i(C
2H5)3(8)   CF、 (CF2)、5O2N
H(CF2)4Si(C2H,)3(9)   CF3
(CFz)−5o2NH(CF2)3Sx(C2H−)
□(10)   CF、(CF2)、So2へH(CF
2)4Si (C2H,)3〔■〕一般式〔■〕で表わ
される表面処理剤:○ CF、(CF2)、C−5−(CH2)、S i (C
H,)3(】6) 1j CF、(CF2)、C−5−(CF2)、Si(OCR
3)3CF、CF2C−NH−CH2Si(OCR3)
3CF3(CF2)2C−NH−(CH2)2S i 
(OCR,)3CF3(CF2)3C NH (CH2)2S i (○CI(、)3CF3(CF2
)4CNH(CH2)3Sl(CH3)(○CH,)2
CF、(CF2)5C−NH−(CH2)、S i (
CH3)。
○ CF3(CF2)、C−NH−(CH2)、S i (
CH3)3CF、(CF2)6CNH(CH2)3S1
(○CH,)3CF3(CF2)7C−NH−(CH2
)3Si(OCR,)。
CF3(CF2)、C−NH (CH2)2S i (○C2H3)3CF3(CF2
)3CNH(CH2)3Sx(C2H−X○C2H5)
2○ CF、(CF2)3C−NH−(CH2)2CF2Si
(OCR3)3○ ■ CF−(CFz )−C−NH−CCHz )2(CF
2) S x (○C2H,)3○ CF3(CF2)7CNH(CHz)3si(OCR3
)+CF3(CF2)、C−NH−(CH2)、 S 
i (CH,)(OCR3)2○ (31) CF、(CF2)、(CH2)2C−NH−
(CF2)2CH3S i (○C2H3)3CF3(
CF2)、C−NH−(CF2)、 S i (OCH
3)。
〔■〕
一般式〔■〕で表わされる表面処理剤:尺1し C,F、、o+cooH C3F190+CH2C○○H 一般式[]X)で表わされる表面処理剤:fCOOH RfCH2CH2C○○H fSO3H C,Fl、CH2CH2C00H C8F、C00H CIIFよ、C○○H C,F□、CH2CH2C00H C,F工、S○、H 一般式[X)で表わされる表面処理剤:CM) 一般式[Xr〕で表わされる表面処理剤:CF3(CF
2)、○+P−(OH)2○ I (C4F、○)2−P−OH [XII)−船蔵c割〕で表わされる表面処理剤:OH ○ (04F、○)、−P I C4F、CH2CH20−P−(OH)2CF、(CF
2)、CH2CH20−P−(OH)21] C,Fl、○−P−(OH)2 0+” C7F工、P−(OH)2 CsF1□CH2CH20−P−(OH)2(caF□
7CH2CH20):、p (C,F□90)2−P−OH (19)     (C,F□、CH2CH20)3−
P○ I (20)     C3F□、CH2CH20−p−(
OH)2導電性磁性粒子を前記の表面処理剤の一種又は
二種以上で表面処理するには、導電性磁性粒子に表面処
理剤を直接混合かきまぜを行うかスプレー塗布する。あ
るいは前記粒子を溶剤に混合分散させ前記処理剤をスプ
レー塗布、浸せき塗布などの方法を用いて表面処理する
ことができる。この際、混合、分散そして(又は)スプ
レー塗布などに使用できる溶剤としては、水;低級アル
カノール例えばメタノール、エタノール、イソプロパツ
ール、又は、n−ブタノール;グリコール例えばエチレ
ングリコール、プロピレングリコール;エステル例えば
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル;脂肪族炭化水素
例えばヘキサン;エーテル例えばテトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチルセロソルブ。
ブチルセロソルブ;ケトン例えばアセトン、イソブチル
ケトン;芳香族炭化水素例えばベンゼン、トルエン等が
挙げられる。これらは混合して用いてもよい。
導電性磁性粒子に適用される表面処理剤の処理量は導電
性磁性粒子の全表面を被覆する程度であれば良いが、よ
り好ましくは導電性磁性粒子100重量部に対して0.
1〜20.0重量部である。また、処理後、必要に応じ
て加熱乾燥しても良い。
次に本発明に用いられる現像剤について説明する。
本発明の現像剤は、高電気抵抗磁性トナー粒子(A)及
び前記の表面処理剤で表面処理された導電性磁性粒子(
B)からなり、この(A)と(B)との配合割合は現像
部に充填する前の状態で98:50〜40:2であるの
が好しい。なお、この現像剤は所望により流動性改良等
のために微細粉末状の特性改良剤を添加混合することが
好ましい。この特性改良剤を添加する場合、その配合割
合は現像剤100重量部に対して0.1〜5重量部であ
るのが好ましい。
現像剤を調製するための混合方法は前記の磁性トナー又
は表面処理した導電性粒子を特性改良剤の微細粉末と混
合したのち、他方の粒子と混合してもよいし、また王者
を同時に混合してもよい。
前記の磁性トナーと微細粉末とを混合し、これに表面処
理された導電性磁性粒子を混合するのが最も好ましい。
前記の高電気抵抗磁性トナー粒子にはまた結着樹脂、磁
性微粉末、極性制御剤及び必要に応じて着色剤が添加さ
れる。体積抵抗は1012Ω1以上、体積平均粒径は5
〜20摩である。
結着樹脂としては、例えばスチレン系樹脂、アクリル系
樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂
、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、天然樹脂、セル
ロース類等があり、磁性微粉末としては、マグネタイト
、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、
ニッケルのような金属あるいはこれら金属のアルミニウ
ム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、ア
ンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシ
ウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナ
ジウムのような金属の合金及びその混合物などが挙げら
れる。
これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2pm程度のも
のが望ましく、トナー中に含有させる量としては樹脂成
分100重量部に対し、約20〜200重量部。
特に好ましくは樹脂成分100重量部に対し40〜15
0重量部である。
着色剤としては、カーボンブラック、ランプブラック、
鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、フタロ
シアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエ
ローG、ローダミン6G、レーキ、カルコオイルブルー
、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー
、ローズベンガル、トリアリルメタン系染料、モノアゾ
系、ジスアゾ系、染顔料など、従来公知のいかなる染顔
料をも単独あるいは混合して用いられる。
また、本発明現像剤においては、磁性トナー粒子が静電
転写工程で転写記録紙に印加する極性とは逆極性に摩擦
帯電する傾向にある方が転写効率のよいことが確認され
ている。従って、ニグロシン、モノアゾ染料、亜鉛ヘキ
サデシルサクシネート、ナフトエ酸のアルキルエステル
又はアルキルアミド、ニトロフミン酸、N 、 N +
−テトラメチルジアミノベンゾフェノン、N、N’−テ
トラメチルベンジジン、トリアジン、サリチル酸金属錯
体等電荷制御剤と呼ばれる極性の強い物質を添加するこ
とが好ましい。
本発明の現像剤においては、導電性磁性粒子は高電気抵
抗性トナー粒子の体積平均粒径よりも小さい体積平均粒
径を有するが、この導電性磁性粒子の大きさは表面処理
された状態で前記の磁性トナー粒子の体積平均粒径の1
15〜415であるのが好ましい。また体積電気抵抗率
は109Ωσ以下である。
表面処理前の導電性磁性粒子の素材としては、マグネタ
イト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバル
ト、ニッケルのような金属あるいはこれら金属のアルミ
ニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛
、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カ
ルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、
バナジウムのような金属の合金及びその混合物などが使
用される。導電性磁性粒子はこれら磁化可能な材料のみ
から構成されることが好ましいが、1声以下の微小磁性
粉を、樹脂中に必要に応じて添加される導電剤と共に分
散させ、所望の粒径とする。こうして調製された導電性
磁性粒子は次に、前記の表面処理剤で処理した後、本発
明の現像剤に使用することができる。
なお、本発明の現像剤は従来慣用の一成分磁性現像法で
用いられる任意の複写装置にそのまま適用できる。
〔発明の効果〕
本発明の現像剤によれば、導電性磁性粒子の表面が特定
の表面処理剤で処理されているため、複写機で多数枚の
コピーを現像する場合でも複写機の現像部の現像剤中に
導電性磁性粒子が蓄積されることがなく、現像開始電圧
が低くなることもなく、コピーの地肌汚れを起すことが
ない。また導電性磁性粒子の凝集も起らないため画像の
濃度むらを起すこともなく、良好な現像性及び転写性が
維持できる。また導電性磁性粒子の表面処理剤による処
理も何等特殊な手段を必要とせずに実施することができ
、現像方法も慣用の一成分系磁性現I#法で用いられる
複写装置に適用することができる。
〔実施例〕
次に実施例及び比較例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、これらの例において部はすべて重量部である。
実施例1 体積平均粒径8.O癖、電気抵抗3.I X 10Il
Ωσの導電性磁性粒子Fe304100部に対して、前
記式[1)−(7)で表わされる表面処理剤5部を加え
、密閉したヘンシェルミキサーを使用して、’1ooo
rprnで間欠的に30分間駐動きせ混合撹拌した。
得られた磁性粒子を150℃で2時間乾燥し、前記の表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
これを、EFV (日本鉄粉社製)と10分間混合撹拌
(ボールミルポット使用)して帯電量を測定して見たと
ころ、−6,9μc/gであった。
一方、 スチレン−nブチルメタクリレート共重合体]00部 ニグロシン               2部マグネ
タイト(平均粒径0.1μ5)60部からなる混合物を
熱ロールにより加熱混練し、粉砕、分級して体積平均粒
径13.、電気抵抗8×1014Ω(2)の磁性トナー
粒子を得た。
この磁性トナー粒子70部に酸化チタン1部を加え混合
した後、あらかじめ表面処理しておいた導電性磁性粒子
30部とを混合して現像剤を作成した。
次に、図面に示すような有機感光体1を有し、露光部6
、磁石3、現像スリーブ2、撹拌羽根4を有する現像装
置5並びに排出ローラー8、スクレーパー9、磁石11
、クリーニングローラー10を有するクリーニングユニ
ット7を備えた一成分電子写真装置によって、連続コピ
ーテストを行なった。
その方法は、図面に示した現像部M5に200gの現像
剤を入れ、連続コピーを行い、現像剤残量が約100 
gになった所で、100gの現像剤を追加する。
以上のサイクルを繰り返して、3万枚までランニングを
行なったが、濃度むら、及び地肌汚れは発生せず、高画
質が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子の比率はほぼ一定
に保たれており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率
は(トナー100gの時)32重量であった。
実施例2 体積平均粒径8/a、電気抵抗3X108Ω】の導電性
磁性粒子Fe、04100部に対して、前記式CI)−
(8)で表わされる表面処理剤5部を加え、密閉したヘ
ンシェルミキサーを使用して、2000rpmで間欠的
に30分間暉動きせ混合撹拌した。
得られた磁性粒子を】50°Cで2時間乾燥し、前記の
表面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
これを、EFV(日本鉄粉社製)と10分間混合撹拌し
て帯電量を測定して見たところ、−8,4μc/gであ
った。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)27重量%であった。
実施例3 前記の式[11)−(2)で表わされる表面処理剤4部
を使用する以外は実施例1と全く同様に操作して前記表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。この粒子
の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定したところ
−7,3μc/gであった。
次に実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実施
例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚までの
連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と同
様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画質
が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子の比率はほぼ一定
に保たれており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率
は(トナー100gの時)34重量2であった。
実施例4 前記の式(n )−(7)で表わされる表面処理剤2部
を使用する以外は実施例1と同様に操作して前記の表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−6,8μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)33重量%であった。
実施例5 前記の式〔m)−(2)で表わされる表面処理剤5部を
使用する以外は実施例1と全く同様に操作して前記表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。この粒子の
帯電量を実施例1の場合と同様にして測定したところ−
6,1μc/gであった。
次に実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実施
例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚までの
連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と同
様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画質
が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープが剥離して、走査
型電子顕微鏡でtR察した所、はぼ全部の粒子が導電性
磁性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子の比率はほぼ一定
に保たれており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率
は(トナー100gの時)36重量であった。
実施例6 前記の式[111〕−(1)で表わされる表面処理剤3
部を使用する以外は実施例1と同様に操作して前記の表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−7,2μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置が3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)35重量%であった。
実施例7 前記の式[IV )−(2)で表わされる表面処理剤5
部を使用する以外は実施例1と全く同様に操作して前記
表面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。この粒
子の帯電量を実施例]の場合と同様にして測定したとこ
ろ−8,57μc/gであった。
次に実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実施
例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚までの
連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と同
様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画質
が維持された。
ランニング中の途中で、現像直後の感光体上の地肌部分
に付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走
査型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性
磁性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子の比率はほぼ一定
に保たれており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率
は(トナー100gの時)27重量であった。
実施例8 前記の式[rV)−(38)で表わされる表面処理剤2
部を使用する以外は実施例2と同様に操作して前記の表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−8,9μc/gであった。
吹に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同し方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニジグチストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)32重量%であった。
実施例9 前記の式EV)−(2)で表わされる表面処理剤6部を
使用する以外は実施例1と全く同様に操作して前記表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。この粒子の
帯電量を実施例1の場合と同様にして測定したところ、
−8,4μc/gであった。
次に実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実施
例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚までの
連続コピーテストを行った。結果は実施例】の場合と同
様にコピーに濃度むらおよび地肌汚れは発生せず、高画
質が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。また、ランニング中の導電性磁性粒子
の比率はほぼ一定に保たれており、ランニング後の導電
性磁性粒子の比率は(トナー100gの時)28重量%
であった。
実施例10 前記の式(V)−(8)で表わされる表面処理剤5部を
使用する以外は実施例1と同様に操作して前記の表面処
理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−8,1μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)32重量2であった。
実施例11 前記の式[VI )−(2)で表わされる表面処理剤5
部を使用する以外は実施例1と同様に操作して前記表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−6,2μc/gであった。
次に、実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実
施例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚まで
の連続コピーテストを行った。
結果は実施例1の場合と同様にコピーに濃度むら及び地
肌汚れは発生せず、高画質が維持さ九た。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子の比率はほぼ一定
に保たれておれ、ランニング後の導電性磁性粒子の比率
は(トナー]00gの時)35重量%であった。
実施例12 前記の式(Vl )−(8)で表わされる表面処理剤4
部を使用する以外は実施例1と同様に操作して前記の表
面処理剤で処理された通電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−7,9μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例]と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)29重量%であった。
実施例13 前記の式〔■)−(4)で表わされる表面処理剤3部を
使用する以外は実施例1と全く同様に操作して前記の表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。この粒子
の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定したところ
、−7,8μc/gであった。
次に実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実施
例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚までの
連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と同
様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画質
が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子の比率はほぼ一定
に保たれており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率
は(トナー100gの時)35重量%であった。
実施例14 前記の式[■]−(26)で表わされる表面処理剤4部
を使用する以外は実施例1と同様に操作して前記の表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−6,6μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)34重量%であった。
実施例15 式[■]−(9)で表わされる表面処理剤3部をメチル
アルコール50部に分散した。これを体積平均粒径8.
OR1電気抵抗3.I X 10”Ω■の導電性磁性F
e50.100部に対して、スプレー塗布し次に50℃
が5時間減圧乾燥し、前記の表面処理剤で処理された導
電性磁性粒子を得た。この粒子の帯電量を実施例1の場
合と同様にして測定したところ、 −9,1μC/gで
あった・ 次に、実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実
施例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚まで
の連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と
同様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画
質が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡でM察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子はほぼ一定に保た
れており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(ト
ナー100gの時)27重量%であった。
実施例16 前記の式(IK)−(8)で表わされる表面処理剤3部
を使用する以外は実施例15と同様に操作して前記の表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−7,6μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)33重量%であった。
実施例17 前記の式〔X)−(2)で表わされる表面処理剤2部を
使用する以外は実施例15と同様に操作して前記の表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−6,7μcogであった。
次に、実施例1と同様な方法で現像剤を調整した後、実
施例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚まで
の連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と
同様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画
質が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子はほぼ一定に保た
れており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(ト
ナー100gの時)37重量であった。
実施例18 前記の式[■]−(6)で表わされる表面処理剤2部を
使用する以外は実施例17と同様に操作して前記の表面
処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−8,1μc/gであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)36重量%であった。
実施例19 前記の式CM)−(1)で表わされる表面処理剤2部を
使用する以外は実施例15と全く同様に操作して前記の
表面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。この粒
子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定したとこ
ろ、−7,4μc/gであった。
次に、実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実
施例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚まで
の連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と
同様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画
質が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡で観察した所、はぼ全部の粒子が導電性磁
性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子はほぼ一定に保た
れており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(ト
ナー100gの時)35重量%であった。
実施例20 前記の式(XI)−(6)で表わされる表面処理剤2部
を使用する以外は実施例19と同様に操作して前記の表
面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−6,5μcogであった。
次に、実施例1で作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった9 結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100gになった時)31重量%であった。
実施例21 前記の式[X[l )−(2)で表わされる表面処理剤
2部を使用する以外は実施例15と全く同様に操作して
前記の表面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−6,7μc/gであった。
次に、実施例1と同様な方法で現像剤を調製した後、実
施例1と同様の一成分電子写真装置を用いて3万枚まで
の連続コピーテストを行った。結果は実施例1の場合と
同様にコピーに濃度むら及び地肌汚れは発生せず、高画
質が維持された。
ランニングの途中で、現像直後の感光体上の地肌部分に
付着しているたくさんの粒子をテープで剥離して、走査
型電子顕微鏡でwt察した所、はぼ全部の粒子が導電性
磁性粒子であった。
また、ランニング中の導電性磁性粒子はほぼ一定に保た
れており、ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(ト
ナー100gの時)32重量%であった。
実施例22 前記の式(Xll)−(11)で表わされる表面処理剤
3部を使用する以外は実施例21と同様に操作して前記
の表面処理剤で処理された導電性磁性粒子を得た。
この粒子の帯電量を実施例1の場合と同様にして測定し
たところ、−7,9μc/gであった。
次に、実施例Iで作成した磁性トナー粒子を使い、実施
例1と全く同じ方法で現像剤を作成し、図面に示した電
子写真装置で3万枚のランニングテストを行なった。
結果は、濃度むら、地肌汚れ共に発生せず、高画質が維
持された。
ランニング後の導電性磁性粒子の比率は(現像剤残量が
100 gになった時)35重i%であった。
なお、この現像剤は図面に例示したマグネットブラシク
リーニング方法の他に、ブレードクリーニング、ファー
ブラシクリーニング等の方法でも充分クリーニングする
ことができる。
比較例1 体積平均粒径8声、電気抵抗3X10F′Ω印の導電性
磁性粒子Fe3O4を密閉したヘンシェルミキサーを使
用して、2000rpmで間欠的に30分間駆動し撹拌
した。
この導電性磁性粒子を150℃で2時間加熱した。
これを、EFV (日本鉄粉社製)と10分間混合撹拌
して布置量を測定して見たところ、−〇、3μcogで
あった。
一方、実施例1で作成した磁性トナー粒子70部に酸化
チタン1部を加え混合した後、これに、上記導電性粒子
30部を混合して現像剤を作成した。
こうして作った現像剤を実施例1と同じ方法でランニン
グしたところ、1万枚位から濃度むらが発生しはじめ、
2万枚後地肌汚れも発生した。2万枚ランニングして現
像剤残量が100gになった時に現像剤中の導電性磁性
粒子の比率を調べた所、約60重量%に増加していた。
比較例2 体積平均粒径8.OR1電気抵抗3.IXlじΩ(1)
の導電性磁性粒子Fe50.100部に対して、メチル
アルコール50部をスプレー塗布し次に50℃で5時間
減圧乾燥し、導電性磁性粒子を得た。
これを、EFV (日本鉄粉社製)と10分間混合撹拌
して帯電量を測定して見たところ、−(1,1μc/g
であった。
一方、実施例1で作成した磁性トナー粒子70部に酸化
チタン1部を加え混合した後、これに、上記導電性磁性
粒子30部を混合して現像剤を作成した。
こうして作った現像剤を実施例1と同じ方法でランニン
グしたところ、1万枚位から濃度むらが発生しはじめ、
2万枚後地肌汚れも発生した。2万枚ランニングして現
像剤残量が100gになった時に現像剤中の導電性磁性
粒子の比率を調べた所、約63重量%に増加していた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の現像剤の試験のために使用した乾式電子
写真装置の説明図である。 なお、矢印は運動方向を示す6 1・・・有機感光体、2・・現像スリーブ、3・・・磁
石、4・−撹拌羽根、5・・・現像装置、6・・・露光
部、7・クリニングユニット、8・・・排出ローラー、
9・・スクレーパー、10・・・クリーニングローラー
、11・・・磁石。 特許出願人 株式会社 リ  コ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性微粉末を含有した高電気抵抗磁性トナーとこ
    のトナー粒子の体積平均粒径より小さい体積平均粒径を
    有する導電性磁性粒子との混合物からなる電子写真用現
    像剤において、上記の導電性磁性粒子が、下記一般式〔
    I 〕〜〔XII〕で表わされる表面処理剤の一種又は二
    種以上で表面処理されたものであることを特徴とする電
    子写真用現像剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (式中、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基又
    はアルコキシ基であり、Xは水素原子又はふっ素原子で
    あり、mは0又は1〜10の整数であり、nは3〜10
    の整数を表わす)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (式中、R^1はふっ素原子を含む1〜13個の炭素原
    子を有するアルキル基であり、R^2〜R^8は1〜5
    個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシル基で
    あり、R^2〜R^8は同一でも異っていてもよい)、
    ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 (式中、nは0又は1〜13の整数であり、Xは水素原
    子又はふっ素原子であり、R^1〜R^3は1〜5個の
    炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシ基であり、
    R^1〜R^3は同一でも異っていてもよい)、X−Y
    _n−SiR_mCl_(_3_−_m_)〔IV〕(式
    中、nは0又は1であり、mは0、1、2又は3であり
    、Xはふっ素原子を含む1〜13個の炭素原子を有する
    アルキル基であり、Yはフェニレン基又はSO_3基で
    あり、Rは水素原子又は1〜5個の炭素原子を有するア
    ルキル基又はアルコキシ基であり、mが2又は3の場合
    、各Rは同一又は異っていてもよい)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔V〕 (式中、nは7以上の整数であり、nは0又は1〜5の
    整数であり、Xは水素原子又はふっ素原子であり、それ
    ぞれのXは同一でも異なっていてもよく、R^1〜R^
    3は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコ
    キシ基であり、R^1〜R^3は同一でも異なっていて
    もよい)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔VI〕 (式中、nは7以上の整数であり、mは0又は1〜5の
    整数であり、Xは水素原子又はふっ素原子であり、それ
    ぞれのXは同一でも異なっていてもよく、R^1〜R^
    3は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコ
    キシ基であり、R^1〜R^3は同一でも異なっていて
    もよい)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔VII〕 (式中、mは0又は1〜13の整数、nは0又は1〜5
    の整数であり、Xは水素原子又はふっ素原子であり、そ
    れぞれのXは同一でも異なっていても良く、YはS又は
    NHであり、R^1〜R^3は1〜5個の炭素原子を有
    するアルキル基又はアルコキシ基であり、それぞれのR
    ^1〜R^3は同一でも異っていても良い)、(RfO
    )_m−Ar−X_w〔VIII〕 (式中、m及びwはそれぞれ1〜3の整数であり、Rf
    はCF_3(CY_2)_nであって、Yは水素原子又
    はふっ素原子であり、またnは0又は1〜9の整数であ
    り、Xはカルボキシル基、スルホン酸基又は水酸基であ
    り、Arはアルキル基、アリール基又はアラルキル基で
    ある)、 Rf−X〔IX〕 (式中、RfはCF_3(CY_2)_nであって、Y
    は水素原子又はふっ素原子であり、またnは0又は1〜
    9の整数であり、Xはカルボキシル基、スルホン酸基又
    は水酸基である)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔X〕 (式中、R^1、R^2は水素、塩素、臭素、ふっ素、
    ヒドロキシル基、アミノ基、カルボキシル基、アミノカ
    ルボニル基、シアノ基又はニトロ基である)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔X I 〕 (式中、R^1は水素、塩素、臭素、ふっ素、カルボキ
    シル基、低級アルキル基、パーフロロアルキル基又はパ
    ーフロロアルコキシ基であり、R^2は水素、塩素、臭
    素、ふっ素、ハロゲン化アルキル基、ニトロ基又はシア
    ノ基である)、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔XII〕 (式中、nは1、2又は3であり、mは0、1又は2で
    あるが、nとmとの和は3であり、RはORf又はAr
    −ORfであり、Arはアルキル基、アリール基又はア
    ラルキル基であり、Rfはふっ素含有アルキル基であり
    、Qは水酸基又は炭素原子1〜4個を有するアルコキシ
    基である)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018120711A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 株式会社Gsユアサ 非水電解質、蓄電素子及び蓄電素子の製造方法
WO2024172034A1 (ja) * 2023-02-13 2024-08-22 ダイキン工業株式会社 含フッ素シラン化合物

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