JPH0462907A - 複合磁性体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、複合磁性体に関する。

（ロ）従来の技術 従来、磁石等の磁性体は、硬質磁性材料の酸化鉄を主原
料として、その中に、磁力材料としてコバルト、バリウ
ム、ニッケル、スｌ−ロンチウム等を混入して、母体を
成形・焼結して、そして、かかる母体の磁化を図ってい
た。

しかし、近年では、硬質磁性材料の酸化鉄中に、より、
磁力体からの磁力線を強化するよ・ウニしている。

そこで、かかる磁性体の製造には、湿式磁場成形法が利
用されており、この成形法は、単磁区微粒子を水でスラ
リー化したものを、磁場中で加圧排水して成形づ−るも
のであり、磁力線の配向性及び高密度化に関しては最も
優れている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 ところが、−］二記の磁性体は、以下のよ・うな欠点を
有していた。

即ち、上記の成形法において、スラリーの金型への供給
、磁場の加え方、金型材料の非磁性化等の特殊操作を行
う為に、高度でかつ複雑な製造技術を必要とし、製造コ
ストを高くしていた。

また、湿式磁場成形方法では、高度の製造技術が必要で
ある為に、磁性体の配向性及び高密度化を容易に図るこ
とができず、従って、磁力体からの磁力線を強化するこ
とができなかった。

４＝発明は、」１記の課題を解決することができる複合
磁性体を提供することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明では、酸化鉄を主原料として、フェライト系の母
体を形成し、さらに、同母体の表面に、酸化鉄、酸化コ
バルト、炭酸リチウム、希土類等を主原料とするアモル
ファス膜層を設けたことを特徴とする複合磁性体を提供
するものである。

（ホ）作用及び効果 本発明では、フェライト系の母体の表面に、磁性材料と
して酸化鉄、酸化コバルト、炭酸リチウム、希土類等を
主原料とするアモルファス膜層を設けたことにより、母
体が磁化した際に、アモルファス膜層から生じる磁力線
と母体から放出される磁力線との相乗効果によって、磁
性体から強力な磁力線を放出することができる。

しかも、炭酸リチウムによって、アモルファス膜層を無
定形状態とし、母体が磁化した際に、アモルファス膜層
から生じる磁力線を母体から放出する磁力線と整列させ
ることができる。

このように、本発明によれば、磁性体を複合構造にする
ことにより、例えば、湿式磁場成形方法において、高度
の製造技術等を必要とせずに、強力な磁力線を発生する
磁性体を容易に得ることができる。

（へ）実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第１図の
正面図において、１は本発明に係る複合磁性体を示し、
同磁性体１は、以下のように構成されている。

即ち、フェライト系の母体２の表面に、四酸三酸化特殊
合成鉄、酸化コバルト、炭酸リチウム等よりなるコーテ
イング材を塗布して、アモルファス膜層３を設け、その
状態で焼却して、二層式磁性体１を形成している。

まず、ここで、複合磁性体１のフェライト系の母体２つ
いて詳説する。

かかる母体２の成分を下記の表に示している。

本実施例では、上記の成分を水で溶いて、よく混合し、
多孔質の石膏型に注入する。

さらに、石膏型より水のみを流出させ、圧力ブレスによ
って母体２を形成している。

上記の成分において、酸化鉄及び磁砂鉄は、磁性材料で
あり、母体２から放出される磁力線を安化し、さらには
、植物に散布した際に、植物に活性力を与えるものであ
る。

また、二酸化マンガン、炭酸バリウム及び炭酸ストロン
チウムは、母体２からの磁力線を強くすることができる
。

さらに、マグネサイトは、母体２から放出される磁力線
の方向を整列するとともに、その還元作用に優れている
。

酸化ジルコニウムは、防菌作用を有し、また、酸化トリ
ウムは、母体２から磁力線を放出しやすい作用を有する
とともに、殺菌力を有し、母体２に接触するものの殺菌
を行うものである。

また、酸化亜鉛は、鉄よりも先に酸化して、鉄錆防止効
果を有している。

さらに、酸化クロムは、強酸化剤として添加して、着色
剤として使用する。

天然四酸二酸化鉄は、母体２を焼結する際に、熱によっ
て、四酸化鉄になるが、その場合、この天然四酸三酸化
鉄からマイクロ波を放出し、磁力線の発生を促進するも
のである。

しかも、本実施例では、第２図に示すように、母体２の
表面に凹凸面を形成し、同母体２の凹凸面から多くの磁
力線を放出するようにしている。

そして、かかる母体２の表面に、アモルファス膜層３の
コーテイング材を塗布して、二層式磁性体１を製造する
。

次いで、アモルファス膜層３について詳説する。

アモルファス膜層３は、上記の成分より構成したもので
あり、上記の原料を水に溶いて混合して、コーテイング
材をゲル状とし、母体２の表面に塗布しやすくしている
。

しかも、母体２は、その表面が粗い為に、その表面内に
アモルファス膜層３のコーテイング材を充填するように
吹きつけるようにしている。

さらに、母体２の表面にアモルファス膜層３を塗布した
後、加熱窓に、母体２を入れ、そして、約６００〜８０
０　’Ｃで２〜４時間焼成する。

母体２の焼成中において、母体２は、加熱作用をうけて
磁気を帯びて、磁化し、その表面のアモルファス膜層３
も母体２の磁化にともなって磁化し、しかも、アモルフ
ァス膜Ｎ３は、母体２の磁力線と整列する。

かかるアモルファス膜層３中の各成分において、まず、
合成三酸化鉄は、結晶構造を破壊して、焼結した際に、
磁化し、磁力線を放出する。

また、酸化コバルトは、磁性合金を製造する速度を速め
る作用を有するとともに、酸化ニッケルは、アモルファ
ス膜層３の磁化と触媒能力を向上させている。

さらに、酸化セリウム、酸化サマリウム、酸化イツトリ
ウム及び酸化ランタンは、常磁性物質であり、この物質
自体が磁気を帯びて、磁化する。

また、石灰石は、中和剤として利用し、母体２を焼結す
る際に、アモルファス膜層３中の四酸化鉄を？容かずも
のである。

しかも、アモルファス膜層３中の炭酸リチウムによって
、結晶構造を破壊しやすくし、さらに、焼結する際に、
アモルファス膜層３を素早く磁化させるとともに、同膜
層３の磁力線の安定化を図ることができる。

さらに、母体２の表面に設けたアモルファス膜層３は、
母体２が磁化して、強い磁力線を放出する際に、同様に
磁化して、弱い磁力線を出すが、母体２の磁力線との相
乗効果によって、磁性体１から強力な磁力線（４００〜
３０００ガウス）を放出することができる。

本実施例では、第１図及び第２図に示すように、磁性体
１の母体２の表面に、凸部４を放射状態に設けており、
同凸部４から磁力線を放出させ、しかも、磁力線の整列
を容易に行うことができる。

そこで、磁性体１は、例えば、浴槽の浴場内に対向状態
に取付けて、磁性体１からの磁力線によって水を活性化
し、神経痛、リュウマチ或いは皮膚の荒れ等を治癒した
り、疲労回復に優れた効果を有している。

また、その他の使用方法としては、家庭の冷蔵庫の臭い
取り器、磁気治療器、浄水器、磁石等が考えられる。

以上のように、本発明の実施例は、以下のような効果を
有している。

本発明では、フェライ１−系の母体２の表面に、磁性材
料として酸化鉄、酸化コバルト、炭酸リチウム、希土類
等を主原料とするアモルファス膜層３を設けたことによ
り、母体２が磁化した際に、アモルファス膜層３から生
じる磁力線と母体２から放出される磁力線との相乗効果
により、磁性体１から強力な磁力線を放出することがで
きる。

しかも、炭酸リチウムによって、アモルファス膜層３を
無定形状態とし、母体２が磁化した際に、アモルファス
膜層３から生しる磁力線を母体２から放出される磁力線
との整列を円滑に行うことができる。

このように、本発明によれば、磁性体１を複合構造にす
ることにより、例えば、湿式磁場成形方法において、高
度の製造技術等を必要とせずに、強力な磁力線を発生す
る磁性体１を容易に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る複合磁性体の斜視図、第２図は同
磁性体の断面図である。 図中、 １：複合磁性体 ２：母体 ３：アモルファス膜層

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．酸化鉄を主原料として、フェライト系の母体（２）
   を形成し、 さらに、同母体（２）の表面に、酸化鉄、酸化コバルト
   、炭酸リチウム、希土類等を主原料とするアモルファス
   膜層（３）を設けたことを特徴とする複合磁性体。