JPH0462200B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0462200B2
JPH0462200B2 JP58003551A JP355183A JPH0462200B2 JP H0462200 B2 JPH0462200 B2 JP H0462200B2 JP 58003551 A JP58003551 A JP 58003551A JP 355183 A JP355183 A JP 355183A JP H0462200 B2 JPH0462200 B2 JP H0462200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio wave
wave absorber
base
angle
absorber
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58003551A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59129494A (ja
Inventor
Takeshi Ishino
Taro Miura
Takashi Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP355183A priority Critical patent/JPS59129494A/ja
Publication of JPS59129494A publication Critical patent/JPS59129494A/ja
Publication of JPH0462200B2 publication Critical patent/JPH0462200B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は電波吸収体に関し、例えば電波無反射
室等に用いて好適な電波吸収体に関する。
(背景技術) 第1図は従来の発泡スチロール製電波吸収体1
を示す断面図である。この電波吸収体1は、例え
ば30cm角の正方形のものを単位として市松格子状
に電波無反射室等の壁面に多数個貼着され電波吸
収壁を達成する。電波吸収体1の基台2の表面に
は、インピーダンス・マツチングを良好にするた
め、一般に第1図に示すように三角柱を横にした
形状の複数個の電波導入部3が並設されている。
この電波導入部3は基台2の底面4に対して平行
に設けられている。
一般に電波吸収体の性能において電波の入射角
と反射率の関係は特に重要であり、とりわけ電波
無反射室を設計する際にはキーポイントの要素と
なつてくる。
第2図は第1図に示す従来の電波吸収体1の入
射角と反射率の関係(10GHzの周波数)を示すグ
ラフであり、ここで入射角は入射面の法線と入射
方向とのなす角として定義される。第2図におい
て、入射角が50°付近までは反射率が小さく吸収
特性が良いが、それ以上の高角度になると急激に
反射率が増加し吸収特性が劣化してくることが分
かる。この理由は電波吸収体の反射特性が主とし
て吸収体表面の反射で決定されるためと考えられ
ている。そこで高角度の斜入射において反射量の
増大を減少させることが望まれている。
(発明の目的) 本発明は上述の如き問題点を解決するために成
されたものであつて、良好な斜入射特性を有する
電波吸収体を提供することを目的とする。
(発明の構成及び作用) 以下本発明の第1の実施例の電波吸収体11を
第3図〜第6図を参照して説明する。
第3図、第4図及び第5図はそれぞれ本実施例
の電波吸収体11の斜視図、正面図及び側面図で
ある。この電波吸収体11は発泡スチロールから
成り、第1図の従来例と同様に、例えば30cm角の
正方形を単位として市松格子状に電波無反射室等
の壁面に多数個貼着され吸収壁を構成する。電波
吸収体11は基台12とその上に形成された複数
の三角柱を横にした形状の電波導入部13とから
成つているが、該基台12は互いに90°の角度を
なす2つの傾斜した表面を有しており、この2つ
の傾斜表面は基台12の底面14に対してそれぞ
れほゞ45°の角度をなしている。そして第3図〜
第5図に示すように、この2つの傾斜表面上に電
波導入部13が、傾斜に沿つてそれぞれ形成され
ている。すなわち、電波導入部13は基台12の
底面14に対してほゞ45°傾斜して形成されてい
る。なお電波吸収体11の各側面15,16及び
17,18は底面14に対して垂直になつてい
る。
上述の如き構成を有する本実施例の電波吸収体
11に高角度で、例えば第5図に示すように矢印
Aの方向から電波が入射する場合、電波導入部1
3が従来の電波吸収体1の電波電波導入部3と比
較してほゞ45°傾斜しているので、実質的に、電
波の到来方向に対して電波導入部のとがつた形状
が維持される。従つて、高角度の斜入射に対して
も良好なインピーダンス・マツチングが行なわ
れ、その結果、吸収特性が向上する。
第6図は本実施例の電波吸収体11(図中実線
で示す)の入射角と反射率(10GHzの周波数)関
係を第1図の従来の電波吸収体1(図中点線で示
す)のデータと比較して示したものである。な
お、この場合の入射角は電波吸収体の底面の法線
と入射方向のなす角度である。同図から明らかな
ように、本実施例の電波吸収体11は従来のもの
に較べて高角度の斜入射に対する反射率の増大が
著しく減少しており、吸収特性が改善されている
ことが分かる。
第7図は本発明の別の実施例の発泡スチロール
製電波吸収体21を示す斜視図である。この実施
例の電波吸収体21の基台22は、互いに90°の
角度をなしかつ底面23に対してほゞ45°傾斜し
た第1及び第2の面並びに底面23と平行な第3
の面から成る表面を有している。そして、第7図
に示すように、これら第1、第2及び第3の面の
それぞれに複数の三角柱を横にした形状の電波導
入部24a,24b、及び24cが形成されてい
る。従つて電波導入部24a及び24bは底面2
3に対してほゞ45°傾斜しており、一方、電波導
入部24cは底面23と平行に形成されている。
このような構造にすると前述の第1実施例の電波
吸収体と同様に、斜入射特性を改良することがで
きる上、電波吸収体の表面の突出した部分がカツ
トされた形状となつているため衝撃力による破損
を防止することができる。
(発明の効果) 本発明の電波吸収体の電波導入部は該電波吸収
体の底面に対してほゞ45°傾斜して形成されてい
るので、高角度の斜入射に対しても良好な吸収特
性が得られる。従つて、すべての入射角に対して
良好な吸収特性を有する電波吸収体を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電波吸収体の斜視図、第2図は
第1図の電波吸収体の入射角と反射量の関係を示
すグラフ、第3図、第4図及び第5図はそれぞれ
本発明の第1実施例の電波吸収体の斜視図、正面
図及び側面図、第6図は本発明の第1実施例の電
波吸収体の入射角と反射量の関係を従来の電波吸
収体のデータと比較して示すグラフ、第7図は本
発明の第2実施例の電波吸収体の斜視図である。 11,21……電波吸収体、12,22……基
台、13,24a,24b,24c……電波導入
部、14,23……底面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基台とその上に複数の三角柱形状の電波導入
    部の配列とを有する電波吸収体において、前記電
    波導入部が前記基台の底面に対してほゞ45°傾斜
    していることを特徴とする電波吸収体。 2 前記基台が互いに90°の角度をなす2つの傾
    斜面を有し、前記電波導入部が前記各傾斜面に沿
    つてそれぞれ形成されている特許請求の範囲第1
    項に記載の電波吸収体。 3 基台とその上に複数の三角柱形状の電波導入
    部の配列とを有する電波吸収体において、前記基
    台の表面が、前記基台の底面に対してほゞ45°傾
    斜しかつ互いに90°の角度をなす第1及び第2の
    面並びに該底面に平行な第3の面から成り、前記
    電波導入部が前記第1、第2及び第3の面のそれ
    ぞれに沿つて形成されていることを特徴とする電
    波吸収体。
JP355183A 1983-01-14 1983-01-14 電波吸収体 Granted JPS59129494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP355183A JPS59129494A (ja) 1983-01-14 1983-01-14 電波吸収体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP355183A JPS59129494A (ja) 1983-01-14 1983-01-14 電波吸収体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59129494A JPS59129494A (ja) 1984-07-25
JPH0462200B2 true JPH0462200B2 (ja) 1992-10-05

Family

ID=11560552

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP355183A Granted JPS59129494A (ja) 1983-01-14 1983-01-14 電波吸収体

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944299A (ja) * 1972-07-17 1974-04-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4944299A (ja) * 1972-07-17 1974-04-25

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JPS59129494A (ja) 1984-07-25

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