JPH046218B2 - - Google Patents

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JPH046218B2
JPH046218B2 JP59040276A JP4027684A JPH046218B2 JP H046218 B2 JPH046218 B2 JP H046218B2 JP 59040276 A JP59040276 A JP 59040276A JP 4027684 A JP4027684 A JP 4027684A JP H046218 B2 JPH046218 B2 JP H046218B2
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graft
thermoplastic polymer
resin
rubber
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Jii Andaasen Hooru
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • C08F255/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms
    • C08F255/04Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms on to ethene-propene copolymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • C08F255/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms
    • C08F255/06Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms on to ethene-propene-diene terpolymers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、すぐれた流動性を有する耐衝撃性熱
可塑性重合体組成物に関する。 以下、添付図面を参照して本発明を説明する。 第1図は、本発明の組成物のガスクロマトグラ
フパイログラムの図示であり、 第2図および第3図は先行技術材料のガスクロ
マトグラフパイログラムを示す。 重合体材料の粘弾性は、この重合体材料をいか
に十分に加工するか(すなわち、押出、カレンダ
ー、射出成形など)を正しく決定する非常に重要
なパラメーターである。材料が一層弾性であれば
ある程、その加工は一層困難である。なぜなら
ば、この材料は、以前に受けた応力および歪の記
憶を有するからである。これらの応力および歪
は、押出シートが後に加工された場合にその押出
シートの腰または寸法不安定あるいは射出成形品
の応力き裂のような後加工問題を生じることがあ
る。材料が一層粘ちようであればある程、溶融輸
送および外部加熱にさらにエネルギーが必要であ
るために、加工の一層多くの動力が消費される。
高温における加工によつて、さらに材料は部分的
に分解されることがある。また、流動性は射出成
形に特に重要である。なぜならば、材料が一層粘
ちようであればある程、この材料は高温において
も複雑な金型キヤビテイを充てんするのが一層困
難になるからである。 二相重合体材料の粘弾性は、一般に存在する各
材料の相対量により、個々の成分の性質の加重平
均である。このことは相容性樹脂グラフトゴムに
よつて衝撃改質されたSAN(スチレン−アクリロ
ニトリル樹脂)のような樹脂状材料の場合に当て
はまる。グラフトゴム部分は、得られる二相系の
加工性に対して莫大な影響をおよぼす。このグラ
フトゴム部分が全材料のわずかに15%から35%ま
でであつたとしてもグラフトが高度に弾性および
(または)粘ちようであるならば、全材料は高弾
性成分をも有し、しかも難流動性であろう。添加
SANの変化によつて加工特性を向上しようとい
う試みは、他の性質の劣化をもたらす傾向があ
る。流動性を向上する1つの方法は、連続樹脂相
の粘度を低下させること(すなわち一層低分子
量)である。しかしながら、粘度(またはMW)
が余りに低下すると、材料は機械的強さ、耐紫外
線性のようなその物性を減じる。 一面において、本発明の主題は、下記の利点 1 加工容易性 2 高衝撃強さ をもつて開発されたグラフトオレフイン系ゴム衝
撃改質SAN樹脂(OSA)である。易加工および
高衝撃強さはプラスチツクの望ましい性質である
が、衝撃強さのみは簡単な直接的な測定に適す
る。ノツチ付アイゾツト衝撃および落槍衝撃のよ
うな衝撃強さの測定は既知である。加工容易性の
定量化は、多少困難である。なぜならば加工性
は、既述したように流動性および溶融弾性の組み
合せによつて主に求められるからである。 プラスチツクの加工性を定量化するために、本
発明者らは式 PI=DS×MV/i.v. 〔式中、DSは材料のダイスエル(押出物直径
対ダイ直径の比)、MVはポイズ×10-3で表わし
た材料の溶融粘度、i.v.はdl/gで表わした樹脂
の固有粘度であり、前記ダイスエルおよび溶融粘
度はせん断速度32sec-1および温度204℃において
シーグラフ・マツケルビー(Sieglaff−
Mckelvey)レオメーターで測定され、しかも前
記固有粘度はジメチルホルムアミド中30℃におい
て測定される〕 による粘弾性的性能指数(「加工指数」PI)を定
義した。本発明の目的には、定義された加工指数
PIは100を越えてはならない。本発明の組成物
は、ジメチルホルムアミド中30℃における固有粘
度0.55から1.0まで(好ましくは0.62から0.78ま
で)を有する添加された別途製造された樹脂20重
量%から45重量%までを含有し、かつ組成物全体
としてのゴム水準は18重量%から40重量%まで
(好ましくは20重量%から30重量%まで)である。 加工指数は、溶融弾性(ダイスエル)および一
種の「正規化された」粘度、すなわち全プラスチ
ツク組成物の溶融粘度対遊離(未グラフト)
SAN樹脂成分の固有溶液粘度の比を組み合せる
無次元量である。粘ちよう成分のこのような「正
規化」によつて未グラフトSANの寄与が有効に
除かれ、しかもグラフト自体の寄与が最大にな
る。もち論、グラフト成分は、これらの組成物の
衝撃強さのもとであるが、前記したように、この
型の以前のブレンドの多くの加工上の困難の原因
になり得る。 本発明者らは、PI100またはそれ以下の材料
が、複雑な型におけるすぐれた流動性、射出成形
におけるすぐれた光沢および一層大きいニツトラ
イン強さを有し、しかも押出品の少ない波打ちま
たは「腰」を有する傾向があるを認めた。PIが
100より著しく高い、例えば125またはそれ以上に
上昇した場合、材料は型充てんが一層困難にな
り、一層低光沢、低ニツトライン強さおよび大き
い波打ちの傾向がある。 グラフトオレフイン系ゴム衝撃改質SAN樹脂
を含む本発明の代表的組成物は、若干の従来のグ
ラフトオレフイン系ゴム質SAN組成物と比べて、
ガスクロマトグラフパイログラムデータにより証
明されるようにスチレン−スチレン−アクリロニ
トリル三量体フラグメントの1/2量より少量を含
有する。 一面において、本発明は、EPDM型ゴム(特
にエチレン、プロピレンおよび共重合性非共役ジ
エンのターポリマー)上の樹脂形成性単量体(す
なわちモノエチレン系不飽和樹脂形成材料、例え
ばスチレン−アクリロニトリル)のグラフト共重
合体をベースとする、1980年5月13日付の
Peascoeの米国特許第4202948号明細書に記載さ
れた種類のすぐれた熱可塑性OSAグラフト共重
合体組成物を志向している。数種の既知の形のこ
のようなグラフト共重合体組成物は、悪い流動性
および過度の弾性を有し、従つて加工が困難であ
る。樹脂の分子量(粘度)を減少することによつ
て、流動性を向上しようと試みる場合、残念なこ
とに組成物の物性は不良になることが分かつた。
本発明の一目的は、物性を損うことなく流動性を
向上ししかも弾性を低下することである。 即ち、本発明はすぐれた流動性を有する耐衝撃
性熱可塑性重合体組成物であり、該熱可塑性重合
体組成物は、 a 高せん断押出機中で、スチレン及びアクリロ
ニトリルから成るモノエチレン状不飽和重合性
樹脂形成性モノマー物質をEPDMから成るオ
レフイン共重合体ゴムにグラフト共重合させる
ことにより製造された、グラフト化オレフイン
共重合体ゴム部分と該グラフト工程中に該モノ
マー物質の重合により製造されたスチレン−ア
クリロニトリル共重合体から成る樹脂状部分A
を有する、グラフト共重合体組成物および b 別個に、スチレン及びアクリロニトリルから
成るモノエチレン状不飽和モノマー物質を重合
することによつて製造された、ジメチルホルム
アミド中30℃において固有粘度0.55から1.0ま
でを有する他のスチレン−アクリロニトリル共
重合体から成る樹脂B、20重量%から45重量%
までを含み、該熱可塑性重合体組成物は、式 DS×MV/i.v. (式中、DSは押出物直径対ダイ直径の比で表
した熱可塑性重合体組成物のダイスエルであり、
MVはポイズ×10-3で表した熱可塑性重合体組成
物の溶融粘度であり、i.v.はdl/gで表した、熱
可塑性重合体組成物から抽出された非グラフト化
樹脂状部分Aと樹脂Bの混合物の固有粘度であ
り、前記ダイスエルおよび溶融粘度は剪断速度
32sec-1及び温度204℃においてシーグラフ−マツ
ケルビー レオメーターで測定され、しかも前記
固有粘度はジメチルホルムアミド中30℃において
測定される) によつて定義される100より大でない粘弾性的性
能指数を有し、組成物全体としてのゴム水準が18
重量%から40重量%までであることを特徴とす
る、耐衝撃性熱可塑性重合体組成物を提供するも
のである。 本発明の組成物を製造するために、グラフト共
重合体の背景として働く重合体は、連続的に密閉
通路、特に重合体が前進しかつ連続的に加工され
る押出通路に供給される。この背骨重合体は、通
常不飽和材料、特に不飽和ゴムであるが、飽和重
合体もまた使用できる。二軸スクリユー押出機−
ミキサーのような種々のスクリユー押出装置が適
当である。 押出通路の背骨重合体にグラフト材料を導入す
る準備をする。通常、背骨重合体と反応されるグ
ラフト材料は、背骨重合体とグラフト共重合でき
る1種またはそれ以上の液体単量体のような揮発
性または気体材料である。 プロセスにおいて、背骨重合体は押出通路を完
全には充てんしない。背骨重合体の導入点の下流
において加圧下に導入されるグラフト材料が押出
通路で停滞するのを防止するために背骨重合体の
導入点とグラフト材料の導入点の間に密封帯域を
設置する。この密封帯域は、背骨重合体の前進流
を局部的に遅らせ、しかも押出通路に背骨重合体
を完全に充てんするようにこの前進流を圧縮する
ことによつて設けられる。事実、従つて、背骨重
合体の固体プラグが密封帯域に形成され、密封帯
域の下流に導入されるグラフト材料は密封帯域を
越えて上流に移動できない。従つて、背骨重合体
の最初に導入される入口ホツパーを通してグラフ
ト材料が逸散するのが防止される。 背骨重合体およびグラフト材料は、一緒に混合
され、次いでグラフト共重合条件の下に押出機ス
クリユーの作用によつて押出通路を前進し、その
結果グラフト材料の実質的部分は背骨重合体上に
グラフト共重合されるようになり、グラフト共重
合体塊を形成し、このグラフト共重合体塊は次い
で通常適当なダイを通して押出通路から排出され
る。 代表的なグラフト共重合プロセスにおいては、
グラフト材料のすべてが実際に背骨重合体に化学
的に結合するようにはならないことが分かる。グ
ラフト共重合しないグラフト材料のこの部分は、
それ自体と重合するかあるいは未反応のままであ
る。グラフト共重合体塊は、従つて代表的には一
部は真のグラフト共重合体および一部は未反応単
量体の他にグラフト単量体それ自体の重合によつ
て形成された重合体からなる。 グラフト共重合体塊から未反応単量体を除くた
めに、グラフト共重合体塊がダイから追い出され
る点の前に押出通路に真空を加えてもよい。 代表的な実施により、グラフト共重合体
(OSAグラフト共重合体)をさらに融解条件の下
に別途製造される樹脂(スチレン−アクリロニト
リル樹脂)とブレンドして、例えばゴムグラフト
共重合体相が分散されている連続樹脂相を有する
ガムプラスチツクを製造する。これを行う特に望
ましい方法は、グラフト共重合体塊を前記の押出
通路から第1押出機に直接接続されている第2ス
クリユー押出機ミキサーに直接通すことである。
第2押出機は第1押出機と同様に働く、すなわち
重合体塊は第2押出通路を不完全に充てんする。
追加の重合体、代表的には樹脂は、グラフト重合
体が導入される点から上流の第2押出通路に導入
される。揮発性材料(特にグラフト共重合体塊の
任意の残留未反応単量体)が第2押出機中に停滞
するのを防止するために、グラフト共重合体が導
入される点と追加の樹脂が導入される点の間に密
封を設ける。第1押出機におけるように、密封
は、重合体の流れを遅らせ、しかもこの重合体の
流れを、密封帯域の押出通路を完全に充てんする
固体塊に圧縮することによつて第2押出通路に生
成された重合体の固体塊またはプラグの形をと
る。 密封帯域から下流の第2押出通路の連続におい
て、グラフト共重合体と別途製造された樹脂の混
合物は押出通路をわずかに部分的に充てんするの
みである。重合体は、高温(例えば100℃または
それ以下から275℃またはそれ以上まで)におい
て、未反応単量体の連続重合が起こるような条件
下で一緒に混練される。ブレンドは、混合物がさ
らに加工のために排出される出口ダイに前進され
る。 グラフト反応の結果、ゴム背骨重合体は添加さ
れた樹脂状材料と相容化するようになることが分
かる。第一押出通路において生成したグラフト共
重合塊は、単量体およびゴムの相対的割合、およ
び単量体の転化度によつて連続樹脂相または連続
ゴム相を有する。第2押出通路において、連続相
は不連続相になり得る。 ブレンドの排出前に第2押出通路に真空を加え
て、どのような未反応単量体も除くことができ
る。排出された生成物は、成形(圧縮、トランス
フアーまたは射出)、カレンダー掛け、押出し、
積層のような従来の方法によつてあらゆる種類の
有用な賦形品の製造に使用できる。 本発明の組成物は、グラフト共重合に適した任
意のオレフイン共重合体ゴム背骨から製造された
グラフト共重合体をベースとしてもよい。オレフ
イン共重合体ゴムは、通常追加の単量体と共にエ
チレンおよびプロピレン(「EPR」)をベースと
している。第3単量体がジシクロペンタジエン
(「DCPD」)、エチリデンノルボルネン
(「ENB」)、ヘキサジエンなどの非共役ジエンで
ある「EPDM」として知られるEPRのターポリ
マー形が特に適している。このようなEPDMは
不飽和である。しかしながら、フエニルノルボル
ネンのような非共役ジエン以外の第3単量体もま
た使用できる。所望ならば、1種以上の背骨重合
体(例えば2種またはそれ以上のゴム)を使用で
きる。好ましい実施においては、酸化防止剤の少
量有効量が背骨重合体に添加される。 グラフト材料は、使用される背骨重合体とグラ
フト重合する任意の適当な従来のグラフト材料を
含んでもよいが、通常揮発性液体単量体である、
スチレンおよびアクリロニトリルの混合物を使用
する。所望ならば、無水マレイン酸(エチレン系
不飽和)のような固体単量体を融解形または溶液
形(例えばスチレン中の溶液)で適当に利用でき
る。 望むならば、グラフト材料は、部分重合された
形で使用できる。例えば、なお未反応スチレンお
よびアクリロニトリルの実質的量を含有する部分
重合された(転化率)スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体も、グラフト材料として使用できる。 ゴム背骨およびグラフト材料の相対的割合は、
ゴム18重量部の少量から80重量部の大量まで、お
よび相当してグラフト材料82重量部から20重量部
まで変わり得る。グラフト材料2重量部について
ゴム約1重量部がグラフト共重合塊に存在するこ
とが多い。 従来の実施におけるように、グラフト共重合反
応は、少量であるが有効量(例えばグラフト材料
の0.01重量%から5重量%まで)で使用される遊
離基共重合開始剤または触媒によつてもたらされ
る。開始剤は、単量体装入材料と混合して適当に
加えられるが、別に加えてもよい。 グラフト共重合は、塊を、重合開始剤を分解さ
せるかまたは活性化するに十分高温に加熱するこ
とによつてもたらされる。任意の所定の場合の適
当なグラフト共重合温度は、従来の実施における
ように、使用される特別の開始剤に大いに依存す
る。多くの場合、100℃から275℃までの範囲内の
温度が適している。 重合開始剤は、遊離基を発生できる有機ペルオ
キシ化合物または他の型の化合物であることが多
い。2種またはそれ以上の開始剤の混合物を使用
できる。ベンゼン中100℃における分解速度によ
つて求められた半減期少なくとも5分を有する有
機過酸化物重合触媒は特に適している。若干の適
当な化合物は、過安息香酸tert−ブチル、tert−
ブチルヒドロペルオキシド、過酸化ジ−tert−ブ
チル、過酸化ベンゾイル、過オクタン酸tert−ブ
チルおよびアゾビスイソブチロニトリルである。 他の材料を背骨またはグラフト材料(例えば紫
外線安定剤、顔料など)と共に加えるのが望まし
いであろう。 押出通路のグラフト共重合塊の滞留時間は、も
ち論単量体の所望の転化度をもたらすに十分であ
る。 グラフト共重合工程の生成物に加えられる追加
の別途製造された樹脂の量は重量で20%から45%
までの範囲にあつてもよい。加えられた別途製造
された樹脂の固有粘度は0.55から1.0まで、好ま
しくは0.62から0.78(ジメチルホルムアミド中30
℃において)まででである。本発明の組成物の最
終ゴム水準は、重量で18%から40%まで、好まし
くは20%から30%までである。 例 1 この例は、二軸スクリユー押出機−ミキサ−
(米国特許出願第441122号明細書例2を参照され
たい)中の塊状グラフト共重合方法によるグラフ
ト共重合体の製造を具体的に説明する。 L/D3対1の14個のバレル部分からなり、
250rpmで操作し、固体供給口を第1番目のL/
D 3/1の部分に、液体供給口を第3番目のL/
D3対1の部分に、およびガス抜き口を第13番目
のL/D3対1の部分に有し、主押出機に別個の
異なつた5個の加熱および冷却帯域および第14番
目のL/D3対1のバレル部分後に位置するダイ
用の別の加熱帯域を有する14個のL/D3対1の
バレル部分からなるL/D42対1、直径30mmの同
時回転二軸スクリユー押出機を用いる。加熱帯域
の温度プロフイールは下記
【表】 のようである。 2個の供給帯域バレルは加熱も冷却もされな
い。 押出機スクリユー構造は、第1番目および第3
番目のバレル部分の間に動的密封が形成されて、
液体の供給が射出された後には高圧を発生するが
それ以前にはゴムに混入できる液体の供給が固体
供給口にもどるのを妨げ、この間固体供給が液体
供給部分を通過するように構成されている。この
ことは、この圧力に逆らいしかも固体供給と液体
供給帯域の間に適切な全圧力勾配を生じる一連の
スクリユー要素を組み立てることによつて達成さ
れる。密封は、直列の6個の要素から構成され、
前進圧力を与える最初の2個の正ピツチ混練要
素、次いで中立ピツチを有し、しかも材料をもつ
て満たす傾向のある中立混練要素がある。これら
の3個の要素の後に固体供給口から液体供給への
材料の流れに抗する負または逆ピツチ混練要素、
次いで正ピツチ混練要素およよび最後に他の負ピ
ツチ混練要素がある。正および負の適切なバラン
スによつて要素を充てんして保ちしかも材料は適
当な方向に流れる。 例えば、最初の2個の正ピツチ要素は、式 KB45/5(20) によつて記載される混練ブロツクを含み、ブロツ
ク(円板)は各々相次ぐブロツク(円板)の間の
角度45゜を有し、しかも全長20mmを有する5個の
円板があることを意味する。中立の混練要素は、
例えば式 KB90/5(28) によつて記載されるブロツクを含み、各々相次ぐ
ブロツクの間の角度90゜を有し、かつ全長28mmを
有する5個の円板があることを意味する。負また
は逆ピツチ要素は、例えば式 KB45/5(14)L の特徴のある混練ブロツクを含み、円板は正ピツ
チ要素に対して反対の回転方向で各々相次ぐ円板
の間の角度45゜を有し、しかも全長14mmの5個の
円板があることを意味する。次の正の混練ブロツ
クは前記のようであつてもよく、最終負ピツチ部
分は例えば前記のようであつてもよい。 残りのスクリユーは、同様に構成され、任意の
局部的圧力上昇を克服して材料の定常均一流を保
つ正および負混練および搬送要素のバランスを与
える。 本発明の組成物は、前記の装置において下記の
ように製造できる。 酸化防止剤(イルガノツクス1035/1093)〔商
標〕0.01部をもつて振りかけたゴム(エチレン−
プロピレン−ジシクロペンタジエンタ−ポリマー
エチレン/プロピレン重量比66/34、ムーニー粘
度42〔ML−4、121℃〕ヨウ素価10)1部をk−
tron(商標)二軸スクリユーフイーダーによつて
固体供給口にスターブフイードし、一方開始剤
(過酸化ジ−tert−ブチル)0.005部を含有する単
量体(スチレンおよびアクリロニトリルの重量比
67/33の混合物)2部を同時に加圧下に液体供給
口にポンプ輸送して、全供給速度約5ポンド/時
を得た。ゴムを溶融し、次いで2個の供給口の間
のバレル部分上に動的密封を生じ、次いで単体を
液体供給口に導入した後高せん断によつて単量体
に分散する。単量体中の非相容性ゴムの懸濁液
を、次いで単量体の少なくとも若干部分がゴムに
グラフトし、一方単量体の残りは単独重合または
共重合するスチレン−アクリロニトリル単量体の
重合の開始によつて相容化する。この重合は、ど
のような未反応単量体も除去されて液体供給材料
に再循環されるガス抜き口に材料が達するまで押
出機を進むにつれて高転化率まで進む。反応され
た材料は次いでこの材料が押出しペレツト化され
るダイまで進む。 得られた材料は、ゴム約35%およびスチレン−
アクリロニトリルが連続相であるスチレン−アク
リロニトリル65%を含有する。この材料は、次い
で追加のスチレンアクリロニトリル樹脂と混合さ
れて所望のゴム水準、代表的には20%から23%ま
でを得る。このことは、一軸スクリユーまたは多
軸スクリユー押出機またはバツチミキサーのよう
な数種のプラスチツク配合または混合型装置の何
れか1種において行うことができる。この場合、
グラフトされた材料は、ミキシングヘツドおよび
カムローターを有するハーケ・トルク・レオメー
ター(Haake Torque Rheometer)(商標)を
用いてダウのタイリル(Tryril)880(商標)と混
合された。機械的性質試験(室温および−29(−
20〓)におけるノツチ付アイゾツト〔ftlb/inノ
ツチ〕および硬さ〔ロツクウエルR〕)用試料を
1/8インチ圧縮成形プラツクから切断した。 第1表は、前記のように押出機中において塊状
グラフトによつて製造された本発明の材料の4種
の試料、すなわち試料A、B、CおよびDの組成
を示す。また、この表には、本発明の範囲外であ
る多数の比較材料も示されている。比較材料Eか
らJまでは懸濁グラフト方法によつて製造され、
試料Kは1980年5月13日付Peascoeの米国特許第
4202948号明細書におけるような先行技術塊状グ
ラフト方法によつて製造された。試料Lは日本合
成ゴム製のOSAのAES110(商標)である。試料
MおよびNは、それぞれユニロイヤル製の市販材
料「ローベルRovel))」(商標)701および703で
ある。 第2表は種々の組成物についてのダイスエルお
よび溶融粘度データおよび固有粘度データを示
す。この表はまた、式 DS×MV/i.v. (式中、DSは組成物のダイスエル、MVはポ
イズ×10-3で表わした組成物の溶融粘度であり、
i.v.はdl/gで表わした樹脂状部分の固有粘度、
前記ダイスエルおよび溶融粘度は、せん断速度
32sec-1および温度400〓においてシーグラフ−マ
ツケルビーレオメーターで測定され、しかも前記
固有粘度は、ジメチルホルムアミド中30℃におい
て測定される) によつて求められる性能指数(PI)をも示す。
第2表はまた組成物の重要な物性、特に硬さおよ
び衝撃強さをも示す。示されるように、試料Aか
ら試料Dまでは本発明の実施を表わし、一方試料
Eから試料0までは比較材料を表わす。 第2表のダイスエルデータは直径1/16インチ、
長さ1/4インチのダイを用いて得られた押出物直
径対ダイ直径の比を表わす。ロツクウエルR硬さ
およびノツチ付衝撃強さはASTM操作(室温
〔NIRT〕および−29℃(−20〓)において)に
よつて得られた。これらの測定は1/8″圧縮成形に
ついて行われた。 第2表に示す固有粘度(i.v.)は、試料をアセ
トンをもつて抽出し、次いで蒸発乾固することに
よつて試料から回収された樹脂の固有粘度であ
る。実際のi.v.の測定は、ジメチルホルムアミド
中30℃において行われる。 第2表は、本発明を代表する試料(AからDま
で)の前記に定義された性能指数(「PI」)が100
より大でなく、しかもこの試料は良好な硬さおよ
び高い衝撃強さを有することを示す。比較試料は
PI100より大を有し従つて加工が劣るかあるいは
ゴム含量を減少させるかまたは一層低い固有粘度
を有する樹脂を用いることによつてPIを低下さ
せようと試みるならば、比較材料は好ましくない
性質を有する。PIが100より大きくない本発明の
材料のみは、良好な性質と共に良好な加工を有す
る。市販試料および比較例は、PI値が100より大
きい場合にのみ良好な衝撃を有する。PI値がゴ
ム水準を低下させるかまたは低粘度樹脂の添加に
よつて低下される場合は、得られた材料は好まし
くない衝撃強さを有する。 図面を参照して、第1図に示す本発明の組成物
(前記の試料B)のガスクロマトグラフパイログ
ラムは、先行技術材料E(第2図)およびL(第3
図)のガスクロマトグラフパイログラムとは著し
く異なつていることが分かる。 本発明組成物Bの第1図パイログラムは、この
組成物Bが先行技術材料E(第2図)およびL(第
3図)に含有されるよりもスチレン−ブタジエン
−アクリロニトリル三重体フラグメントを2/5よ
り多くなく含有することを示す。 図面に示すパイログラムを与えるために、組成
物の試料をまずアセトンをもつて抽出し(遊離
〔未グラフト〕スチレン−アクリロニトリル樹脂
を除き)、次いでヘキサンをもつて抽出し(遊離
〔未グラフト〕ゴムを除き)、「純」(グラフトゴム
のみを含有する)グラフト成分(アセトンおよび
ヘキサンの両者に不溶)を残す。この純グラフト
をスチームプレスを用いて182℃において厚さ3/1
000インチのシートにプレスする。この試料の確
認に用いる装置は、順に接続されたパイロプロー
ブ−毛管ガスクロマトグラフ−質量分析計であ
る。試料0.3mgを採り、次いで直ちにパイロプロ
ーブにそう入する。パイロプローブは下記の条件 使用プローブ型:白金コイル(試料0.3mg) インターフエース温度:230℃ ランプ:20゜/msec 間隔:5sec 熱分解温度:600℃ の下に操作するケミカル・データ・システム・パ
イロプローブ120〔商標〕である。ガスクロマトグ
ラフ条件は下記 カラム:クアドレツクス(Quadrex)〔商標〕 長さ:50m 内径:0.24mm 液相:SLP OV−101〔商標〕 キヤリヤーガス:ヘリウム 流 量:2.3ml/min のようである。 カラムのプログラムは下記 温度1 50℃ 時間1 1分 速度 3゜/min 温度2 250℃ 時間2 5.4分 のようである。 質量スペクトログラム(GC/MS計器5985B型
ヒユーレツト・パツカード〔商標〕〕条件は下記 MSモード:EI 電 圧:70eV 電子倍増管電圧:2000V 放出電流:300A 走査範囲:2 しきい値:5 真 空:3×10-6 のようである。 全ピークは、スチレンを1000.0としてとつて相
対的に表わされる。調べた試料は、スチレン−ス
チレン−アクリロニトリル三量体を示すパイログ
ラムの部分が著しく異なつている。
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の組成物のガスクロマトグラ
フパイログラムの図示である。第2図および第3
図は先行技術材料のガスクロマトグラフパイログ
ラムを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 すぐれた流動性を有する耐衝撃性熱可塑性重
    合体組成物であり、該熱可塑性重合体組成物は、 a 高せん断押出機中で、スチレン及びアクリロ
    ニトリルから成るモノエチレン状不飽和重合性
    樹脂形成性モノマー物質をEPDMから成るオ
    レフイン共重合体ゴムにグラフト共重合させる
    ことにより製造された、グラフト化オレフイン
    共重合体ゴム部分と該グラフト工程中に該モノ
    マー物質の重合により製造されたスチレン−ア
    クリロニトリル共重合体から成る樹脂状部分A
    を有する、グラフト共重合体組成物および b 別個に、スチレン及びアクリロニトリルから
    成るモノエチレン状不飽和モノマー物質を重合
    することによつて製造された、ジメチルホルム
    アミド中30℃において固有粘度0.55から1.0ま
    でを有する他のスチレン−アクリロニトリル共
    重合体から成る樹脂B、20重量%から45重量%
    までを含み、該熱可塑性重合体組成物は、式 DS×MV/i.v. (式中、DSは押出物直径対ダイ直径の比で表
    した熱可塑性重合体組成物のダイスエルであり、
    MVはポイズ×10-3で表した熱可塑性重合体組成
    物の溶融粘度であり、i.v.はdl/gで表した、熱
    可塑性重合体組成物から抽出された非グラフト化
    樹脂状部分Aと樹脂Bの混合物の固有粘度であ
    り、前記ダイスエルおよび溶融粘度は剪断速度
    32sec-1及び温度204℃においてシーグラフ−マツ
    ケルビー レオメーターで測定され、しかも前記
    固有粘度はジメチルホルムアミド中30℃において
    測定される) によつて定義される100より大でない粘弾性的性
    能指数を有し、組成物全体としてのゴム水準が18
    重量%から40重量%までであることを特徴とす
    る、耐衝撃性熱可塑性重合体組成物。 2 樹脂Bがジメチルホルムアミド中30℃におい
    て固有粘度0.62〜0.78を有し、組成物全体として
    のゴム水準が20〜30重量%である特許請求の範囲
    第1項に記載の組成物。
JP59040276A 1983-03-03 1984-03-02 すぐれた流動性を有する耐衝撃性重合体組成物 Granted JPS59168015A (ja)

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JPS59168015A JPS59168015A (ja) 1984-09-21
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EP0121327B1 (en) 1988-08-03
JPS59168015A (ja) 1984-09-21
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CA1210544A (en) 1986-08-26
AU2471784A (en) 1984-09-06
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