JPH0462021A - 射出成形における型締め力設定方法 - Google Patents

射出成形における型締め力設定方法

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JPH0462021A
JPH0462021A JP2166014A JP16601490A JPH0462021A JP H0462021 A JPH0462021 A JP H0462021A JP 2166014 A JP2166014 A JP 2166014A JP 16601490 A JP16601490 A JP 16601490A JP H0462021 A JPH0462021 A JP H0462021A
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JP
Japan
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sound velocity
clamping force
velocity value
ultrasonic
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP2166014A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Kanemitsu
保二 金光
Hitoshi Kawachi
斉 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2166014A priority Critical patent/JPH0462021A/ja
Publication of JPH0462021A publication Critical patent/JPH0462021A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形において、金型の型締め力を設定す
る方法に関する。
(従来の技術) 射出成形において、射出成形機による金型の型締め力は
、成形品の品質に対して大きな影響力を持つ要因の一つ
である。例えば、型締め力が過剰な場合には、金型内の
ガスが十分に抜けなくなりガスヤケやクモリ等の外観不
良を生じ、逆に型締め力が不足した場合には、射出圧に
より金型のパーティングが開き充填不足になる。
そして、従来、射出成形を行う場合、型締め力は、平均
的な金型内圧値に製品の投影面積をかけることにより設
定されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来において、適切な型締め力に設定さ
れているか否かは、成形された成形品の状態を見て判断
されており、作業者はこの判断に基づいて型締め力を経
験と勘によって設定している。このため熟練を要すると
ともに、判断するまでに時間がかかり製造効率の低下を
招く一因になっていた。
(課題を解決するための手段) 本発明の射出成形における型締め力設定方法は、金型に
設けられた超音波探触子によりキャビティの一部に向け
て超音波を発信し、その超音波の反射波を検出して音速
を算出し、音速値に基づいて金型の型締め力を設定する
ものである。
(作用) 射出成形において、射出工程が開始されると、超音波探
触子によりキャビティの一部に向けて超音波を発信し、
その超音波の反射波を検出して音速を算出し、音速値に
基づいて金型の型締め力を設定する。
例えば、第2図(a)に示すように音速値が時間t1か
らt2の間で略一定であれば型締め力が適正に設定され
ていると判断する。また、第3図(a)に示すように音
速値が時間t1からt2の間で減少していれば型締め力
が不足していると判断し、第2図(alのような特性が
得られるよう設定する。さらに、第4図(a)に示すよ
うに音速値が時間t1からt2の間で急激に増加してい
れば型締め力が過剰であると判断し、第2図(alのよ
うな特性が得られるよう設定する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係る型締め力設定方法を適用した射
出成形システムの全体構成を示している。
同図において、lは射出成形機で、射出成形機1のノズ
ル先端部に金型2が対向配置されている。
金型2は、分割された一対の固定型21と可動型22で
構成されており、可動型22は、油圧シリンダ4により
図中矢符A方向に往復移動自在に設けられている。これ
ら固定型21と可動型22との分割面に面してキャビテ
ィ3が形成されている。
固定型21には超音波探触子5が設けられており、超音
波探触子5は超音波探傷機6に接続されている。超音波
探触子5は、超音波探傷機6によりキャビティ3の一部
に向けて5MHzの超音波を例えば0.001秒毎(こ
の発信間隔は任意に変更可能である。)に発信するとと
もに、この反射波(エコー波)を受は超音波探傷機6に
入力する。超音波探傷機6では反射波に基づいて音速値
を算出する。
このようにキャビティ3に超音波を発信し音速値を算出
することで、キャビティ3内に射出充填された樹脂の固
化状態を計測することができる。
そして、超音波探傷816の音速値は微分器7に出力さ
れ、微分器7で前記音速値及びその−同微分した微分値
を記録計8で記録する。
次に、上述した射出成形システムにより型締め力を設定
する方法について説明する。
射出成形機1から金型2のキャビティ3に樹脂を射出す
る射出工程が開始されると同時に、超音波探傷機6によ
り超音波探触子5からキャビティ3の一部に向けて5M
Hzの超音波を0.001秒毎に発信する。このように
発信された超音波はキャビティ3内の樹脂を通過してキ
ャビティ3の内面で反射し、その反射波を超音波探触子
5を介して超音波探傷機6で検出する。超音波探傷1s
!6ではこの反射波に基づいて音速値を算出する。そし
て、算出された音速値を微分器7で一回微分し、この−
同機分値及び前記音速値を記録計8で記録する。
第2図乃至第4図は、上述のように算出された音速値及
びその−同機分値と時間との関係を示している。第2図
(a)は型締め力が適正な値に設定されいる場合の音速
値と時間との関係を示し、第2図(b)はその音速値の
一回微分値と時間との関係を示している。第3図(a)
は型締め力が不足している場合の音速値と時間との関係
を示し、第3図(b)はその音速値の一回微分値と時間
との関係を示している。第4図(alは型締め力が過剰
な場合の音速値と時間との関係を示し、第4図山)はそ
の音速値の一回微分値と時間との関係を示している。
第2図乃至第4図において、tlは射出時に前進する射
出スクリュウが停止した時の時間で、t2は保圧工程に
切り替わった直後の時間である。
ここで、型締め力が不足している場合には、射出圧に型
締め力が耐えることができず、金型が開いてキャビティ
3内に充填される樹脂厚が厚くなるため、音速値は第3
図(a)に示すように時間t1からt2の間で一時的に
見掛は上減少する特性を示す。
また、型締め力が過剰な場合は、射出圧に抗して金型が
強固に閉じられており、射出充填されたキャビティ3内
の樹脂の密度が高くなるため、音速値は第4図(a)に
示すように時間t1からt2の間で急激に増加する特性
を示す。
これに対して、型締め力が適正な場合は、第2図(a)
に示すように時間t1からt2までの間で音速値が略一
定になる特性を示す。
よって、作業者は、射出成形時において、上述した音速
値と時間との関係が示す特性を見ることで、簡単に型締
め力を設定することができる。すなわち、射出成形時に
おいて、第3図(a)に示すような特性が出たなら型締
め力を強くするように設定し、第4図(a)に示すよう
な特性が出たなら型締め力を弱くするように設定し、第
2図(alに示すような特性がでるようにすればよい。
この特性は、第2図(b)、第3図(b)、第4図(b
lに示すように音速値を一回微分することで顕著に表れ
る。すなわち、型締め力が適正な場合は、第2図(bl
に示すように微分値が時間t1からt2の間で0になり
、型締め力が不足している場合は、第3図(blに示す
ように微分値が時間t1からt2の間でマイナスになり
、さらに型締め力が過剰である場合は、第4図山)に示
すように微分値が時間t1からt2の間でOより大きく
なる。
次に、上述した本発明の型締め力設定方法をポリエチレ
ン製のバケツを成形する場合に適用したものについて説
明する。
第5図は、バケツを成形する金型の概略構成を示してい
る。
第5図において、符号10は、可動型11と固定型12
とからなる金型で、金型lOのキャビティ13がバケツ
の形状に形成されている。14は超音波探触子である。
そして、この金型を用いて、前述した射出成形システム
により型締め力を300.350.400.450トン
にそれぞれ設定して成形した場合の音速値と時間との関
係及び音速値を一回微分した微分値と時間との関係を第
6図乃至第9図に示す。
第6図(a)は型締め力を300トンに設定した場合の
音速値と時間との関係を示し、第6図(b)はその音速
値の一回微分値と時間との関係を示している。第7図(
alは型締め力を350トンに設定した場合の音速値と
時間との関係を示し、第7図(b)はその音速値の一回
微分値と時間との関係を示している。第8図(a)は型
締め力を4001−ンに設定した場合の音速値と時間と
の関係を示し、第8図(′b)はその音速値の一回微分
値と時間との関係を示している。第9図(a)は型締め
力を450トンに設定した場合の音速値と時間との関係
を示し、第9図(b)はその音速値の一回微分値と時間
との関係を示している。
この結果、第8図(a)に示すように型締め力を400
トンに設定した場合には、型締め力が適正である場合(
第2図(a))と同様に音速値が時間t1からt2の間
で略一定になる特性を示し、これにより型締め力が適正
であると判断できる。そして、この条件で成形した成形
品(バケツ)は、充填及び外観共に良好であった。
また、第6図(a)及び第7図(a)に示すように型締
め力を300トン及び350トンに設定した場合には、
型締め力が不足している場合(第3図(a))と同様に
時間t1からt2の間で一時的に音速値が見掛は上減少
する特性を示し、これにより型締め力が不足していると
判断できる。そして、この条件で成形した成形品は充填
不良になっていた。
さらに、第9図(alに示すように型締め力を450ト
ンに設定した場合には、型締め力が過剰である場合(第
4図(a))と同様に音速値が時間t1からt2の間で
急激に増加する特性を示し、これにより型締め力が過剰
であると判断できる。そして、この条件で成形した成形
品の状態は外観不良であった。
このように音速値と時間との関係から型締め力が適正で
あるか否かを簡単に判断することができ、これにより型
締め力の設定を簡単に行うことができる。
なお、本例では微分器7により音速値を一回微分して特
性を顕著に表すようにしているが、−同機分することは
必ずしも必要でなく、音速値と時間との関係のみで型締
め力を設定するようにしてもよい。ただし、微分値をと
ることで前述したように特性を顕著に示すことができる
とともに、自動制御を図る上で有効である。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明の方法によれば、射出成形に
おいて、金型にかける型締め力を迅速且つ簡単に適正な
値に設定することができる。このように型締め力を適正
な値に設定することで、成形品の品質、歩留りの向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により射出成形を行うための射出
形成システムの概略を示す構成図、第2図fa)は型締
め力が適正な値に設定されいる場合の音速値と時間との
関係を示す特性図、第2図(blはその音速値の一回微
分値と時間との関係を示す特性図、第3図(a)は型締
め力が不足している場合の音速値と時間との関係を示す
特性図、第3図(b)はその音速値の一回微分値と時間
との関係を示す特性図、第4図(a)は型締め力が過剰
な場合の音速値と時間との関係を示す特性図、第4図(
b)はその音速値の一回微分値と時間との関係を示す特
性図、第5図はバケツを成形する金型の概略構成を示す
断面図、第6図(alは型締め力を300トンに設定し
た場合の音速値と時間との関係を示す特性図、第6図中
)はその音速値の一回微分値と時間との関係を示す特性
図、第7図(a)は型締め力を350トンに設定した場
合の音速値と時間との関係を示す特性図、第7図(b)
はその音速値の一回微分値と時間との関係を示す特性図
、第8図(a)は型締め力を400トンに設定した場合
の音速値と時間との関係を示す特性図、第8図中)はそ
の音速値の一回微分値と時間との関係を示す特性図、第
9図(a)は型締め力を450トンに設定した場合の音
速値と時間との関係を示す特性図、第9図(b)はその
音速値の一回微分値と時間との関係を示す特性図である
。 1・・・射出成形機 2.10・・・金型 3.13・・・キャビティ 4.14・・・超音波探触子 特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者 廣1) 馨 1ii1 図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)金型に設けられた超音波探触子によりキャビティの
    一部に向けて超音波を発信し、その超音波の反射波を検
    出して音速を算出し、音速値に基づいて金型の型締め力
    を設定することを特徴とする射出成形における型締め力
    設定方法。
JP2166014A 1990-06-25 1990-06-25 射出成形における型締め力設定方法 Pending JPH0462021A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101377A1 (en) * 2001-06-07 2002-12-19 Tokyo Electron Limited Apparatus and method for determining clamping status of semiconductor wafer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101377A1 (en) * 2001-06-07 2002-12-19 Tokyo Electron Limited Apparatus and method for determining clamping status of semiconductor wafer
US7073383B2 (en) 2001-06-07 2006-07-11 Tokyo Electron Limited Apparatus and method for determining clamping status of semiconductor wafer

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