JPH0461961A - 自動車車体の塗装方法 - Google Patents

自動車車体の塗装方法

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JPH0461961A
JPH0461961A JP16899990A JP16899990A JPH0461961A JP H0461961 A JPH0461961 A JP H0461961A JP 16899990 A JP16899990 A JP 16899990A JP 16899990 A JP16899990 A JP 16899990A JP H0461961 A JPH0461961 A JP H0461961A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗装スケ等の外観不良を生じない9自動車車
体の塗装方法に関する。
〔従来技術〕
第6図に示すごとく、自動車7におけるホイールアーチ
部711.ロッカアウタパネル712゜クォータアウタ
パネル下部713には、飛び石が当たる時の衝撃に充分
耐え得るよう、比較的厚い弾力性に冨んだ塗膜を設けて
いる。
即ち、この部分における車体の塗装は、第7図に示すご
とく、車体鋼板8の表面にフルデイツプ電着塗装による
均一な塗膜91を形成し1次にその表面に耐チップ塗料
による塗膜92及び上塗り塗料による塗wX93を形成
している。
また、上記耐チップ塗料による塗膜92は5比較的厚い
膜厚の弾力性がある塗膜である。そしてかかる耐チップ
塗料としては7例えばポリ塩化ビニル系の塗料が使用さ
れる。
また、上記上塗り塗料としては、車体外観を良好にする
ため、外観仕上げ用の着色塗料が使用される。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術には1次の問題点がある。
即ち、上記上塗り塗料による塗膜93には、第7図に示
すごとく、後述するエツジ部90に塗装スケ930を生
し易い。ここにいう塗装スケ930とは、塗装を行った
場合、その目的とする塗膜が得られず、下地等が透けて
見える現象をいう。
この現象は、塗膜の隠蔽力が低い場合や下地と塗膜との
色調差が大きい場合に生し易い。そのほか次の原因によ
り、生ずるものと考えられる。
上記エツジ部90は、上記耐チップ塗料による塗膜92
を形成する際に、塗装をしない部分である見切り部にマ
スキング材を被覆した場合2両者の境界部に形成される
。つまり、上記エツジ部90とは、塗膜の端部において
5角張った形状を呈する部分のことである(第7図参照
)。
上記エツジ部90においては、上記塗膜93中に含有さ
れる可塑剤が部分的に拡散(ブリード)し、かかる部分
では塗料が流動し易くなる。したがって、かかる部分に
おいては、塗膜が薄くなる。
これは、上記可塑剤が下層の塗膜92へ移行したり、塗
料の粘度が低下したりすることに起因する。
また、上記エツジ部90は、角張った形状であるため、
塗料の付着量が少なくなることにも起因する。その結果
、エツジ部90においては塗装スケ930が生し、下地
が透けて見え外観を著しく低下させる。
そこで、上記塗装スケ930を解消するため第2耐チッ
プ塗料としてポリエステル系の高顔料の耐チップ塗料を
1用いる方法が採用されている。
しかし、この方法においては、未硬化の状態で放置する
と、第1耐チップ塗膜と第2耐チップ塗膜との界面に可
塑剤が集合し易い。そのため、上記界面における耐チッ
プ塗料間の付着力が低下し易い。
また、可塑剤による吸湿に起因して、硬化時に加熱する
ことによりガスが発生しフクレ(ブリスタ)を生じ易い
。また5 この方法によれば、下層には塩化ビニル系塗
料を使用し、上層にはポリエステル系塗料を使用するた
め、耐チップ塗料を。
二種類使用しなければならない。そのため、耐チップ塗
料による塗膜形成作業が煩雑となり1作業性が低下する
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので
、塗装スケ等の外観不良を生しない、自動車車体の塗装
方法を提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は、車体における塗装部分の見切り部をマスキン
グ材により被覆し、高粘度の第1耐チップ塗料を塗装し
3次いで上記マスキング材を除去し、上記第1耐チップ
塗料により形成された塗膜の表面に低粘度の第2耐チッ
プ塗料を塗装し、その後上塗り塗料を塗装することを特
徴とする自動車車体の塗装方法にある。
本発明において最も注目すべきことは、車体における塗
装部分の見切り部にマスキング材を施し。
高粘度の第1耐チップ塗料を塗装した後、その表面に低
粘度の第2耐チップ塗料を塗装し、その後上塗り塗料を
塗装することにある。
本発明において、上記塗装部分の見切り部とは第1耐チ
ップ塗料を塗装しない部分をいう。また。
該マスキング材としては、実施例に示すごとく。
例えばマスキング治具、マスキングテープを用いる− また、上記高粘度の第1耐チップ塗料としては。
粘度が120〜160ポイズ(ps、20°C,B型粘
度計、以下間し)のものを用いることが好ましい。また
、かかる塗料としては1例えば塩化ビニル系の塗料(例
えば、アイシン化工(株)製rPV−124J)がある
。また、上記低粘度の第2耐チップ塗料としては、粘度
が60〜80pSのものを用いることが好ましい。かか
る塗料としては1例えば5塩化ビニル系の塗料(アイシ
ン化工(株)製rPV−124LJ )がある。
ここにいう耐チップ塗料とは、各種の衝撃に耐え得る。
比較的厚い弾力性のある塗膜を形成する塗料をいう、そ
して、かかる耐チップ塗料は、車体の外板下部における
1例えばホイールアー千部。
ロッカアウタパネル、クォータアウタパネル下部等のご
とく、飛び石その他の衝撃が多い部分に対して使用され
る。
〔作用及び効果〕
本発明においては、まず車体の塗装部分において、その
見切り部をマスキング材により被覆する。
次に、高粘度の第1耐チップ塗料を塗装する(第2図参
照)。次いで、上記マスキング材を除去し上記第1耐千
ノブ塗料により形成された塗膜の表面に、低粘度の第2
耐チップ塗料を塗装する。
このとき、上記第1耐チップ塗料塗膜のエツジ部におい
ては、上記第2耐チップ塗料は流動し易い。即ち、該第
2耐チップ塗料は低粘度であるため、エツジ部側へ流れ
る。そして、緩やかな凹曲面状の傾斜部(第3図の符号
21を参照)が形成される。更に、その後、これらの塗
膜の表面に。
上塗り塗料を塗装する(第4図参照)。
そして、上記上塗り塗料の塗膜は、上記エツジ部におい
て形成された。第2耐チップ塗料の傾斜部の表面形状に
沿って形成される。そのため、上記エツジ部においては
、従来のごとく、上塗り塗料が部分的に薄くなったり、
可塑剤が部分的に拡散(ブリード)することがない。
その結果、上記エツジ部においては、上塗り塗料の塗膜
に、塗装スケを生ずることがなく、仕上がり面の外観が
良好となる。また、第1耐チップ塗料と第2耐チンプ塗
料として同質のものを用いる場合には、未硬化の状態で
放置してもフクレ(ブリスタ)を生ずることがない。
したがって2本発明によれば、塗装スケ等の外観不良を
生ずることがない、自動車車体の塗装方法を提供するこ
とができる。
〔実施例〕
本発明の実施例につき、第1図〜第5図を用いて説明す
る。
即ち、まずその概要を説明すれば、第1図に示すごとく
、車体鋼板8に電着塗装による均一な塗膜91を形成す
る。そして、第2図に示すごとく。
第1耐チップ塗料を塗装しない部分、即ち見切り部91
1を、マスキング治具41によりマスキングする。
次いで、同図に示すごとく、上記マスキング治具41よ
りも下方部に、高粘度の第1耐チップ塗料による塗膜1
を形成する。次いで、第3図に示すごとく、上記マスキ
ング治具41を除去し、低粘度の第2耐チップ塗料によ
る塗膜2を形成する。
その後、第4図に示すごとく、上記第2耐チップ塗料に
より形成された塗膜2の表面及びその他の表面に、上塗
り塗料による塗膜3を形成する。
以下、これを詳述する。
まず、上記電着塗装による塗膜91は、カチオン型塗料
の水系塗料中に車体鋼板8を浸漬しlii流を流して電
気的に形成する。また、上記車体鋼板8は1例えばロッ
カアウタパネル部712(第6図参照)の近傍の鋼板で
ある。
次に、上記マスキング治具41としては3例えばFRP
製治具(不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維との複合
品)を用いる。
また、上記高粘度の第1耐チップ塗料としては。
粘度が120〜160ps (20°C,B型粘度計の
測定値)の塩化ビニル系の塗料(アイシン化工(株)製
rPV−124」)を用いる。そして。
第2図に示すごとく、かかる第1耐チップ塗料により、
膜厚が約300μmの塗膜1を形成する。
また、マスキング治具41を除去した後には。
第3図に示すごとく、エツジ部90よりも上方に。
マスキングテープ42を貼着する。そして、第3図に示
すごとく、第2耐チップ塗料により、膜厚が約70μm
の塗膜2を形成する。
かかる第2耐チップ塗料としては、粘度が60〜70p
sの低粘度の塩化ビニル系塗料(アイシン化工(株)製
rPV−124LJ)を用いる。
ここで、注目すべきことは、第3図に示す・ごとく、上
記第2耐チップ塗料による塗膜2によって。
エツジ部90の近傍に、緩やかな曲面状の傾斜部21が
形成されることである。その理由は、上記低粘度の第2
耐チップ塗料は、上記エツジ部9゜において流動し易く
、!lやがな曲面を形成できるからである。
また、上記上塗り塗料は、車体の外観をよくするために
2着色しようとする色彩の顔料を含有した仕上げ用の例
えば、アミノアルギッド樹脂を主成分とした着色塗料を
用いる。そして、かかる上塗り塗料は、霧化静電ガン等
を用いて、車体の外板全体に均一塗装する(第4図)。
次に、第5図を用いて、耐チップ塗料の粘度とタレ限界
膜厚と塗装スケ発生の有無との関係につき、説明する。
なお、上記タレ限界膜厚とは、耐チップ塗料の塗膜の一
部がタレ(流動)を生ずることなく、目的の膜厚を形成
できる膜厚の下限値をいう。
同図は、耐チップ塗料の粘度を種々変化(同図の横軸)
させたときのタレ限界膜厚(同図の右緬軸)と、その上
に上塗り塗料を塗装した場合のエツジ部における塗装ス
ケの発生状態を評価(同図の左縦軸)したものである。
即ち、一般に、耐チップ塗膜の耐色まだら性能。
耐チツピング性能を確保する膜厚は300μm以上であ
ることが知られている。そして、最低膜厚300μmを
狙って塗装した場合の膜厚バラツキの上限は約600μ
mである。
そして、第5図の直mAによれば、第1耐チップ塗料の
塗膜を最低膜厚300μm(バラツキを考慮した場合3
00〜600μm)とした場合にはその粘度は80ps
以上としなければならないことがわかる。
一方、直線Bによれば、第2耐チップ塗料の粘度を80
ps未満にすれば、塗装スケの状態が良くなることがわ
かる。
以上のことから、第1耐チンプ塗料の粘度は80ps以
上(作業性を考慮すると120〜160ps)、第2耐
チップ塗料の粘度は、80ps未満(60〜70ps)
が好ましいことになる。
次に、効果について説明する。
即ち2本例においては、上記第1耐チップ塗料により形
成された塗膜1の表面に、低粘度の第2耐チップ塗料を
塗装するため、第4図に示すごとく、エツジ部90にお
いては、第2耐チップ塗料が見切り部911側へ流れる
。そこで、第2耐チップ塗料により、緩やかな凹曲面状
の傾斜部21が形成される。そのため5これらの表面に
、上塗り塗料を塗装した場合に上記エツジ部90に塗装
スケ等の外観不良部を生ずることがない。
したがって9本例によれば、特に車体下部のエツジ部9
0において、塗装スケ等の外観不良を生ずることがない
また、上記第1耐チンブ塗料と第2耐チップ塗料とは、
同質の塩化ビニル系塗料であるため、相互の密着性が良
好で未硬化状態での放置によっても加熱時にフクレ(ブ
リスタ)が発生せず、しかも塗装時の作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、第1実施例にかかる自動車車体の塗
装方法の塗装工程を示す説明図、第5図は耐チップ塗料
の粘度と塗装スケの発生と耐チップ塗料のタレ限界膜厚
との関係を示す説明図、第6図及び第7図は従来例を示
し、第6図は自動車の車体の側面図、第7図は従来の車
体下部の塗装状態を示す説明図である。 91、、、電着塗装による塗膜。 911、、、見切り部 出願人 ト ヨ タ 車体株 式会社 代理人 弁理士  高 橋  祥 泰 1゜ 2゜ 3゜ 41゜ 42゜ 90゜ 第1耐チップ塗料による塗膜。 第2耐チップ塗料による塗膜。 上塗り塗料による塗膜。 マスキング治具。 マスキングテープ。 エツジ部 第1 図 第3図 第2図 第4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車体における塗装部分の見切り部をマスキング材により
    被覆し、高粘度の第1耐チップ塗料を塗装し、次いで上
    記マスキング材を除去し、上記第1耐チップ塗料により
    形成された塗膜の表面に低粘度の第2耐チップ塗料を塗
    装し、その後上塗り塗料を塗装することを特徴とする自
    動車車体の塗装方法。
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