JPH0461960B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0461960B2
JPH0461960B2 JP61305683A JP30568386A JPH0461960B2 JP H0461960 B2 JPH0461960 B2 JP H0461960B2 JP 61305683 A JP61305683 A JP 61305683A JP 30568386 A JP30568386 A JP 30568386A JP H0461960 B2 JPH0461960 B2 JP H0461960B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press ring
outer shell
concrete
compressed air
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61305683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63161297A (ja
Inventor
Toshio Furuta
Kazuhiko Matsuzaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP61305683A priority Critical patent/JPS63161297A/ja
Publication of JPS63161297A publication Critical patent/JPS63161297A/ja
Publication of JPH0461960B2 publication Critical patent/JPH0461960B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、トンネルにおける覆工を、現場打ち
のコンクリートで構築する際に適用するに好適な
シールド掘削機に関する。
(b) 従来の技術 最近、シールド掘削機によつて掘削されたトン
ネルの覆工を、現場打ちコンクリートで構築する
ための種々の提案がなされている。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、いまだテールボイドを有効に充填する
技術が確立されておらず、当該テールボイドの充
填を確実に、しかも作業効率よく行つてゆくこと
のできるシールド掘削機の開発が急がれている。
本発明は、上記事情に鑑み、テールボイドの充
填を確実に、しかも作業効率良く行ない、信頼性
の高いトンネル覆工を構築することの出来るシー
ルド掘削機を提供することを目的とする。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、外殻2を有し、前記外殻2の
内側にプレスリング7を、前記外殻2の掘進方向
に移動駆動自在に設け、前記プレスリング7の打
設材接触部位7aに、圧縮空気供給手段31を設
け、更に、前記プレスリング7の内側に型枠支持
部材11を、前記外殻2に対して移動自在に設け
ると共に、前記型枠支持部材11に掘進用ジヤツ
キ6を設けて構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従つて、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「(e).作用」の欄についても同様であ
る。
(e) 作用 上記した構成により、本発明は、プレスリング
7が、注入された打設材21を加圧してテールボ
イド27内に押し込む形で充填してゆくので、テ
ールボイド27は確実に打設部材21により充填
されるように作用する。
(f) 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明によるシールド掘削機の一実施
例を示す正断面図、 第2図は第1図の−線による断面図、 第3図は第1図の−線による断面図、 第4図はシールド掘削機のジヤツキ部分の拡大
図、 第5図は第4の−線による断面図、 第6図乃至第13図は本発明によるシールド掘
削機を用いて、覆工を構築する際の様子を示す工
程図である。
シールド掘削機1は、第1図に示すように、円
筒状に形成された外殻2を有しており、外殻2の
前面、即ち第1図左側面にはカツタ3が回転自在
に支持されている。カツタ3は、外殻2内部の空
間を左右方向に遮断する形で設けられた外殻2の
隔壁2aに設けられた駆動モータ5と接続してお
り、更に隔壁2aには掘進用ジヤツキ6が複数
個、第1図及び第2図に示すように、外殻2に沿
つた形で円環状に配列設置されている。掘進用ジ
ヤツキ6にはラム6aが矢印A、B方向に突出後
退自在に設けられており、更に外殻2の内側に
は、円筒状に形成されたプレスリング7が、外殻
2内面と接する形で、矢印A、B方向に摺動自在
に設けられている。
プレスリング7には、第2図に示すように、所
定の間隔でプレスリングジヤツキ9が、外殻2に
沿つた形で複数個配置されており、それ等プレス
リングジヤツキ9の間には、第2図及び第5図に
示すように、複数個のコンクリート吐出管10
が、先端の吐出口10aをプレスリング7の側面
7a、即ちシールド掘削機1の後方に向けた形で
設けられている。なお、吐出管10には、吐出管
清掃用のシリンダ10bがロツド10cを矢印
C、D方向に突出後退自在にした形で設けられて
おり、更に吐出管10にはコンクリート供給ホー
ス30が接続している。
更に、プレスリング7には、圧縮空気供給管3
1が、第1図及び第2図に示すように、外殻2に
沿つた形で複数個配置されており、各圧縮空気供
給管31の先端には、それぞれ供給口31aがプ
レスリング7のコンクリート等の打設材と接触す
る部位である側面7aに開口する形で設けられて
いる。なお、各圧縮空気供給管31の他端には、
図示しない圧縮空気供給源が接続されており、該
圧縮空気供給源を駆動することにより、圧縮空気
32を、圧縮空気供給管31内を通して供給口3
1aから、シールド掘削機1の後方、即ち第1図
矢印B方向に吹き出すことが出来る。
ところで、掘進用ジヤツキ6のラム6aの先端
には、円環状に形成されたゲージリング11が、
装着されており、ゲージリング11には、第4図
に示すように、係合溝11aがゲージリング11
の全周にわたり環状に穿設形成されている。ま
た、ゲージリング11には、第2図及び第3図に
示すように、円環状に組立られた型枠13が、第
1図左右方向に接続された形で設けられている。
シールド掘削機1は、以上のような構成を有す
るので、トンネル15の掘削に際しては、駆動モ
ータ5によりカツタ3を回転させると共に、掘削
進用ジヤツキ6のラム6aを、第1図B方向に突
出させて、隔壁2a及び外殻2を介してカツタ3
を切羽16方向、即ち矢印A方向に押圧する。す
ると、その押圧力により、カツタ3と切羽16は
所定の接触圧力で接し、切羽16はカツタ3によ
り掘削され、それと同時に、外殻2はA方向に掘
進して、トンネル15がシールド掘削機1の後
方、即ち第1図右方に形成されてゆく。
こうして、トンネル15が形成されてゆくにつ
れ、掘削された地山19の崩壊を防止するために
覆工20を構築する必要が有るが、この覆工20
の構築は、以下の手順で行なわれる。即ち、シー
ルド掘削機1が、型枠13の1リング分の長さL
1だけA方向に掘進した状態では、掘進用ジヤツ
キ6のラム6aは、第6図に示すように、B方向
に突出した状態となつており、またプレスリング
7もB方向に移動した状態となつている。
この状態で、第7図に示すように、ラム6aを
A方向に距離L1だけ後退させる。すると、直前
にコンクリート21の打設された部分の妻止め2
2A及び型枠13Aからゲージリング11が離れ
て、A方向に移動し、妻止め22A及び型枠13
Aとゲージリング11との間に距離L1なる空間
が形成される。そこで、該空間部分に、第7図想
像線で示すように、鉄筋等からなる補強部材12
を係合溝11aを介して妻止め22Bと共に設置
し、更に型枠13Aに接する形で型枠13Bを組
立設置し、該型枠13B、ゲージング11(妻止
め22B)、プレスリング7及び妻止め22Aと
の間にコンクリート打設空間23を形成する。
この状態で、第8図に示すように、型枠13B
にコンクリート供給管25を接続して、コンクリ
ート供給管25によりコンクリート打設空間23
中に打設材としてのコンクリート21を打設す
る。なお、この際、コンクリート打設空間23中
の空気は、型枠13に適宜設けられたエア抜き管
13aにより外部に排出されるので、コンクリー
ト21のコンクリート打設空間23中へ注入打設
動作は円滑に行なわれる。
こうして、コンクリート打設空間23中にコン
クリート21が打設されたところで、図示しない
圧縮空気供給源を駆動することにより、圧縮空気
32を、第4図に示すように、各圧縮空気供給管
31内を通して、プレスリング7の側面7aに設
けられた各供給口31aから矢印B方向に吹き出
す。すると、プレスリング7の側面7aと、該側
面7aに密着する形で第4図右方に打設されたコ
ンクリート21Aとの間に、圧縮空気32が、こ
れ等を引き離す形で流入する。この状態で、プレ
スリングジヤツキ9を駆動して、プレスリング7
をA方向に徐々に後退させる。すると、プレスリ
ング7は、圧縮空気32の作用により、コンクリ
ート21Aに対して容易に縁切りされ、プレスリ
ング7のA方向の移動は円滑に行なわれる。こう
して、プレスリング7がA方向に通過した後に
は、外殻2と注入されたコンクリート21との間
に、第9図に示すように、空間26が形成され
る。そこで、プレスリング7のA方向の移動と共
に、第10図に示すように、コンクリート吐出管
10からコンクリート21を、空間26中に注入
し、該空間26をコンクリートで充填する。
この際、プレスリング7が、コンクリート21
Aと縁切りしてA方向に移動した後、コンクリー
ト21が何らかの原因で直ちに注入されない場合
でも、圧縮空気がコンクリート21Aを均等にB
方向に押圧しているので、コンクリート21Aが
未硬化であつたとしても、該コンクリート21A
が崩壊してしまうようなことはない。
こうして、プレスリング7がA方向に移動し
て、第11図に示すように、側面7aがゲージリ
ング11側の妻止め22Bの設置位置と略一致し
たところで、第12図に示すように、掘進用ジヤ
ツキ6のラム6aをB方向に突出駆動させると共
に、カツタ3を回転させて掘削動作を開始する。
すると、既に述べたように、外殻2がA方向に移
動を開始し、外殻2が移動した後に、打設充填さ
れたコンクリート21と地山19との間にテール
ボイド27が形成される。従つて、外殻2A方向
に移動するにつれてプレスリングジヤツキ9を駆
動してプレスリング7を、外殻2の移動に同期し
た形でB方向に徐々に移動させる。すると、先程
打設されたコンクリート打設空間23及び空間2
6内の未硬化のコンクリート21は、プレスリン
グ7の側面7aに押圧されて、テールボイド27
を充填する形で流動する。
こうして、1リング分外殻2が推進すると、プ
レスリング7は、第6図に示すように、その側面
7aが外殻2の後端部に一致した形となり、1リ
ング分の覆工20の構築が完了する。なお、この
際の、コンクリート21の打ち継ぎ面29は、第
1図に示すように、プレスリング7の移動動作に
より、階段状に形成される。
(g) 発明の効果 以上、説明したように本発明は、外殻2を有
し、前記外殻2の内側にプレスリング7を、前記
外殻2の掘進方向に移動駆動自在に設け、前記プ
レスリング7の側面7a等の打設材接触部位に、
圧縮空気供給管31等の圧縮空気供給手段を設
け、更に、前記プレスリング7の内側にゲージリ
ング11等の型枠支持部材を、前記外殻2に対し
て移動自在に設けると共に、前記型枠支持部材に
掘進用ジヤツキ6を設けて構成したので、テール
ボイド27が、プレスリング7により確実にしか
も作業効率よく充填され、信頼性の高いトンネル
覆工の構築が可能となる。また、覆工20におけ
るコンクリート21の打ち継ぎ面29を、段階状
に形成することが出来るので、止水効果が大きい
トンネル15の構築が可能となる。
また、プレスリング7の打設材接触部位に圧縮
空気供給手段を設けることにより、プレスリング
7を、コンクリート21Aと容易に縁切りをする
ことが可能となり、プレスリング7の掘進方向へ
の移動を円滑に行なわせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるシールド掘削機の一実施
例を示す正断面図、第2図は第1図の−線に
よる断面図、第3図は第1図の−線による断
面図、第4図はシールド掘削機ジヤツキ部分の拡
大図、第5図は第4図の−線による断面図、
第6図乃至第13図は本発明によるシールド掘削
機を用いて、覆工を構築する際の様子を示す工程
図である。 1……シールド掘削機、2……外殻、6……掘
進用ジヤツキ、7……プレスリング、7a……打
設材接触部位(側面)、11……型枠支持部材
(ゲージリング)、31……圧縮空気供給手段(圧
縮空気供給管)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外殻を有し、 前記外殻の内側にプレスリングを、前記外殻の
    掘進方向に移動駆動自在に設け、 前記プレスリングの打設材接触部位に、圧縮空
    気供給手段を設け、 更に、前記プレスリングの内側に型枠支持部材
    を、前記外殻に対して移動自在に設けると共に、 前記型枠支持部材に掘進用ジヤツキを設けて構
    成したシールド掘削機。
JP61305683A 1986-12-22 1986-12-22 シ−ルド掘削機 Granted JPS63161297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61305683A JPS63161297A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 シ−ルド掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61305683A JPS63161297A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 シ−ルド掘削機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63161297A JPS63161297A (ja) 1988-07-04
JPH0461960B2 true JPH0461960B2 (ja) 1992-10-02

Family

ID=17948102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61305683A Granted JPS63161297A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 シ−ルド掘削機

Country Status (1)

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JP (1) JPS63161297A (ja)

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Publication number Publication date
JPS63161297A (ja) 1988-07-04

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