JPH0461761B2 - - Google Patents
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- JPH0461761B2 JPH0461761B2 JP59192813A JP19281384A JPH0461761B2 JP H0461761 B2 JPH0461761 B2 JP H0461761B2 JP 59192813 A JP59192813 A JP 59192813A JP 19281384 A JP19281384 A JP 19281384A JP H0461761 B2 JPH0461761 B2 JP H0461761B2
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- JP
- Japan
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- liquid
- valve
- mold
- vacuum
- tank
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29B—PREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
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- B29B7/80—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29B7/86—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations for working at sub- or superatmospheric pressure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C67/00—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
- B29C67/24—Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 characterised by the choice of material
- B29C67/246—Moulding high reactive monomers or prepolymers, e.g. by reaction injection moulding [RIM], liquid injection moulding [LIM]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C2791/004—Shaping under special conditions
- B29C2791/006—Using vacuum
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2077/00—Use of PA, i.e. polyamides, e.g. polyesteramides or derivatives thereof, as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、反応性射出成形を用いた真空型方法
及びその装置であり、ゴム型や簡易型、セラミツ
ク型などを用いることにより、樹脂外装部品、樹
脂機構部品等を素速く、安価に成形するものであ
り、従来の真空注型に代替すると共に多種少量生
産工法として用いられるものである。 従来例の構成とその問題点 従来の方法は、材料面、工法面、設備面の3点
で、本発明の構成は無く問題があつた。従来の真
空注型に用いられる材料は、そのほとんどがウレ
タン系の材料であり、H&Kや、日本がオン等の
真空注型材料があるが、耐熱性(面変形温度が
18.6Kg/cm2下で)が100℃以上でかつ耐衝撃性
(アイゾツトノツチ付き)10Kg・cm/cm以上とい
うABS樹脂材料に変わる材料はなかつた。これ
が無いということは、従来の真空注型品は試作品
のみに用いられ、製品用には用いられないという
欠点を有していたのである。又、従来のウレタン
材料は、60℃と硬化反応温度は低いものの、60℃
以上の温度で30分から2時間半ものアフターキユ
アーが必要であつた。これは、型の使用回数が制
御されると共に、金属型は使えず、多種少量生産
に適さないものとなり、100個以上の生産は難が
あつた。 又、設備面では、従来のウレタン反応性射出成
形機は加温不可能であり、材料特性の優れたナイ
ロン材料を射出することは不可能であつた。又、
文献等で見られるナイロン反応性射出成形機は、
衝突混合のものが多く、空気を巻き込む難があ
り、精密な成形品を得るためには、独自の精密注
型機が必要であつた。又本発明者らは、自作した
注型機を使用している間に、ミキシング部のメン
テナンスの仕易さが、注型機の生命であり、か
つ、主剤液、助剤液、洗浄液の温度差が、注型時
の物性にも影響を与える問題点も発見した。 発明の目的 本発明の目的は、ABS樹脂材料に替わる材料
物性を有する反応性材料のナイロン系主剤液と助
剤液を用い、気泡が少い精密な樹脂成形品を得る
反応性射出成形方法を提供することである。 発明の構成 反応に用いる主剤液と助剤液とはポンプにより
射出時以外はタンクから出て配管を通りポンプを
過て配管を通り弁を過てタンクにもどるように循
環され、射出時には、今まで通過していた弁を閉
じポンプと弁間に設けられたミキシング部の弁を
開くことにより主剤液と助剤液をミキサー部に注
液した所定の量を射出した後弁を閉じ、主剤液と
助剤液は循環させた後、ミキシング部の射出部先
端の弁を閉じ、洗浄液用の弁を開き洗浄液をミキ
シング部に注液し洗浄するというサイクルで射出
サイクルを行い、射出部下部には、真空チヤンバ
ーとその中に真空注型用の反応温度まで加熱され
た型を設置し射出前にチヤンバーを5×10-1
Torr以下の真空に吸引し、その後、前記の反応
液を所定量射出後、チヤンバーを徐々に大気圧に
もどすことにより真空注型する反応性射出成形方
法である。尚、弁及びミキシングは、衝突混合法
を用いたミキシングヘツドにすることも可能であ
る。但しその場合は真空チヤンバーを型クランプ
機と入替えることにより可能である。 前記反応液がナイロン系のイオン重合材料であ
り、洗浄液がε−カプロラクタム又はその組成物
である反応性射出成形方法である。ε−カプロラ
クタムは、90℃付近で数十センチポイズであり、
洗浄力を上げるため飽和炭化水素分子を溶融した
組成物が良い。 前記真空型用の型は、付加重合タイプのシリコ
ーンゴムが少くとも反応液と接する面に配置させ
た簡易型又はセラミツクス型である反応性射出成
形方法である。シリコーンゴムはアンダーカツト
のある成形物に適しており、セラミツクスは耐久
性に優れている。 実施例の説明 本発明の実施例は、第1図に示した様に、主剤
液タンクAと助剤液タンクBには、攪拌羽根が設
けられており、ギヤポンプP1とP2によりそれぞ
れ循環されている。循環することにより材料の劣
化が多少進むが配管中への気泡残留は無くタンク
を真空に引くことにより溜つている間に気泡は抜
けてしまう。又、循環中は弁V1とV2は閉じてい
る。V6には逆止弁を用いた。ゲージ5Kg/cm2ま
で液は流れないようにしたものである。(20Kg/
cm2まで可変である。)タンク及び配管は全て
SUS316を用い、ギヤポンプは高千穂機械製を用
いた。射出時には、弁V1とV2を開きミキシング
部Mに注液し、V5を開き微少量を廃液して、ε
−カプロラクタムを除去する。その後弁V5を閉
じV4を開いて所定量射出I1を行う。V4とV5は兼
ねる構造にすることもできる。ミキシング部M
は、スタテイツクミキサーでも良いが、実施例で
は、パワーミキサーとした。射出I1の後、V4,
V1,V2を閉じ、V3を開いて、所定のN2圧力で押
された、溶融ε−カプロラクタムを弁V3を開い
てミキシング部に注液し、弁V5を開いて廃液I2に
する。但しI2も80℃に加温しておく必要があり、
100℃の恒温油槽中を配管してある。本発明に用
いたナイロン系材料は、(宇部興産製)UB−X
である。 又、実施例は、第2図に示した様に、第1図に
示した、反応性射出成形機能を全て設置した恒温
油槽部1と真空チヤンバー部2と、作業者17の
高さに設置する役割と、恒温油槽のオイル抜き用
の弁7とタンク8及び、廃液タンク11と真空チ
ヤンバーを5×10-1Torr以下まで吸引する真空
ポンプ16とトラツプ15及び、制御用ブロツク
を有する台部21とから構成されており、注型型
は、出入れを19に示した位置で可能であり、真
空チヤンバーは、弁14を閉じ弁13を開き真空
ポンプを動かすことによつて5×10-1Torr以下
まで吸引される。射出部は上下に動く機構18が
好ましいが今実施例では、手動でノイズを密着さ
せた。射出後は、弁9(図1のV5)を開いて廃
液管10を通じて廃液する。この射出サイクル
は、永久的に使用できるものではなく、ミキシン
グ部及び、弁部を周期的に取換える必要がある
が、これを効率良くするために、恒温油槽の油面
を、ミキシング部に油が残らない油面20まで油
を抜き、ポンプ部22、弁部23、ミキシング部
24を修善又は取換えることを可能にしている。
主材液、助剤液、洗浄液(ε−カプロラクタム)
は、80℃以下で凝固するが、この様な構成であれ
ば、溶融させたまま、取換えることが可能であ
る。又、夜間の放置時には、油槽が冷えにくくミ
キシング部に残存した混合液が放置時間中にゲル
化を起こすことがあるが、これも、この様にオイ
ル面を下げることによつてミキシング部の急冷も
可能である。すなわち、メンテ回数を少くするこ
とができたのである。又、パワーミキサー部は、
つねに、ε−カプロラクタムが、主剤液と助剤液
との混合液で満たされており気泡が巻込まれるこ
ともなく、さらに真空中に射出するため、型中の
気泡の残留も少く、気泡が少く、精密な注型が可
能である。表←1には温度制御方法に違いによる
物性(成形物)の安定性とメンテナンス回数を示
した。油槽制御はその双方に効果がある。又、本
実施例では付加重合タイプのゴム型を用いたが、
150℃に加熱しておくことにより、3分で脱型す
ることができた。尚、縮合重合タイプの型では、
表面が白化する現象が起こり、成形に使用できな
いことが解つた。セラミツク型は真空注型方式で
は、表面の光沢に難はあるものの成形することが
可能であつた。空気中での注型では、表面にやは
り白化が残つた。セラミツク型でのナイロン成形
は、真空中又はN2中で行なうのが最適である。
表−2には、型による硬化性の違いを示した。 第3図には、さらに詳しい実施例の構成図を示
した。主剤液用タンク26と助剤液用タンク2
7、洗浄液用タンク28、配管29、ギヤポンプ
30、とそのモータ33、弁ブロツク31、パワ
ーミキサー32とそのモータ34はモータを除い
て全て、ヒータ38と温度センサー40で温度制
御された恒温油槽25に設けられている。又タン
クには、原料投入口39に攪拌羽根用モータ35
と熱電対36が設けられ、最下位置検出液面計3
7が、主剤液と助剤液タンクに設けられている。
恒温油槽は上から見るとT字形状をしており、射
出部下部に真空チヤンバー42があり、型43へ
の注液状況を見れる様に、のぞき窓41が設けら
れている。原料投入口が大きく後側を向いている
のは、後部から全ての原料の投入が仕易いように
との配慮であり傾斜も設けられている。この投入
光には、ホツパーも設置できるようになつてい
る。タンクの攪拌羽根は、タンク上、下部で固定
されており、モータはフタと一緒にはずれる構成
になつている。尚ギヤポンプ用のモータはT字型
のポンプ部の側面に設置することにより、フタの
取はずしがさらに良くなると考えられる。
及びその装置であり、ゴム型や簡易型、セラミツ
ク型などを用いることにより、樹脂外装部品、樹
脂機構部品等を素速く、安価に成形するものであ
り、従来の真空注型に代替すると共に多種少量生
産工法として用いられるものである。 従来例の構成とその問題点 従来の方法は、材料面、工法面、設備面の3点
で、本発明の構成は無く問題があつた。従来の真
空注型に用いられる材料は、そのほとんどがウレ
タン系の材料であり、H&Kや、日本がオン等の
真空注型材料があるが、耐熱性(面変形温度が
18.6Kg/cm2下で)が100℃以上でかつ耐衝撃性
(アイゾツトノツチ付き)10Kg・cm/cm以上とい
うABS樹脂材料に変わる材料はなかつた。これ
が無いということは、従来の真空注型品は試作品
のみに用いられ、製品用には用いられないという
欠点を有していたのである。又、従来のウレタン
材料は、60℃と硬化反応温度は低いものの、60℃
以上の温度で30分から2時間半ものアフターキユ
アーが必要であつた。これは、型の使用回数が制
御されると共に、金属型は使えず、多種少量生産
に適さないものとなり、100個以上の生産は難が
あつた。 又、設備面では、従来のウレタン反応性射出成
形機は加温不可能であり、材料特性の優れたナイ
ロン材料を射出することは不可能であつた。又、
文献等で見られるナイロン反応性射出成形機は、
衝突混合のものが多く、空気を巻き込む難があ
り、精密な成形品を得るためには、独自の精密注
型機が必要であつた。又本発明者らは、自作した
注型機を使用している間に、ミキシング部のメン
テナンスの仕易さが、注型機の生命であり、か
つ、主剤液、助剤液、洗浄液の温度差が、注型時
の物性にも影響を与える問題点も発見した。 発明の目的 本発明の目的は、ABS樹脂材料に替わる材料
物性を有する反応性材料のナイロン系主剤液と助
剤液を用い、気泡が少い精密な樹脂成形品を得る
反応性射出成形方法を提供することである。 発明の構成 反応に用いる主剤液と助剤液とはポンプにより
射出時以外はタンクから出て配管を通りポンプを
過て配管を通り弁を過てタンクにもどるように循
環され、射出時には、今まで通過していた弁を閉
じポンプと弁間に設けられたミキシング部の弁を
開くことにより主剤液と助剤液をミキサー部に注
液した所定の量を射出した後弁を閉じ、主剤液と
助剤液は循環させた後、ミキシング部の射出部先
端の弁を閉じ、洗浄液用の弁を開き洗浄液をミキ
シング部に注液し洗浄するというサイクルで射出
サイクルを行い、射出部下部には、真空チヤンバ
ーとその中に真空注型用の反応温度まで加熱され
た型を設置し射出前にチヤンバーを5×10-1
Torr以下の真空に吸引し、その後、前記の反応
液を所定量射出後、チヤンバーを徐々に大気圧に
もどすことにより真空注型する反応性射出成形方
法である。尚、弁及びミキシングは、衝突混合法
を用いたミキシングヘツドにすることも可能であ
る。但しその場合は真空チヤンバーを型クランプ
機と入替えることにより可能である。 前記反応液がナイロン系のイオン重合材料であ
り、洗浄液がε−カプロラクタム又はその組成物
である反応性射出成形方法である。ε−カプロラ
クタムは、90℃付近で数十センチポイズであり、
洗浄力を上げるため飽和炭化水素分子を溶融した
組成物が良い。 前記真空型用の型は、付加重合タイプのシリコ
ーンゴムが少くとも反応液と接する面に配置させ
た簡易型又はセラミツクス型である反応性射出成
形方法である。シリコーンゴムはアンダーカツト
のある成形物に適しており、セラミツクスは耐久
性に優れている。 実施例の説明 本発明の実施例は、第1図に示した様に、主剤
液タンクAと助剤液タンクBには、攪拌羽根が設
けられており、ギヤポンプP1とP2によりそれぞ
れ循環されている。循環することにより材料の劣
化が多少進むが配管中への気泡残留は無くタンク
を真空に引くことにより溜つている間に気泡は抜
けてしまう。又、循環中は弁V1とV2は閉じてい
る。V6には逆止弁を用いた。ゲージ5Kg/cm2ま
で液は流れないようにしたものである。(20Kg/
cm2まで可変である。)タンク及び配管は全て
SUS316を用い、ギヤポンプは高千穂機械製を用
いた。射出時には、弁V1とV2を開きミキシング
部Mに注液し、V5を開き微少量を廃液して、ε
−カプロラクタムを除去する。その後弁V5を閉
じV4を開いて所定量射出I1を行う。V4とV5は兼
ねる構造にすることもできる。ミキシング部M
は、スタテイツクミキサーでも良いが、実施例で
は、パワーミキサーとした。射出I1の後、V4,
V1,V2を閉じ、V3を開いて、所定のN2圧力で押
された、溶融ε−カプロラクタムを弁V3を開い
てミキシング部に注液し、弁V5を開いて廃液I2に
する。但しI2も80℃に加温しておく必要があり、
100℃の恒温油槽中を配管してある。本発明に用
いたナイロン系材料は、(宇部興産製)UB−X
である。 又、実施例は、第2図に示した様に、第1図に
示した、反応性射出成形機能を全て設置した恒温
油槽部1と真空チヤンバー部2と、作業者17の
高さに設置する役割と、恒温油槽のオイル抜き用
の弁7とタンク8及び、廃液タンク11と真空チ
ヤンバーを5×10-1Torr以下まで吸引する真空
ポンプ16とトラツプ15及び、制御用ブロツク
を有する台部21とから構成されており、注型型
は、出入れを19に示した位置で可能であり、真
空チヤンバーは、弁14を閉じ弁13を開き真空
ポンプを動かすことによつて5×10-1Torr以下
まで吸引される。射出部は上下に動く機構18が
好ましいが今実施例では、手動でノイズを密着さ
せた。射出後は、弁9(図1のV5)を開いて廃
液管10を通じて廃液する。この射出サイクル
は、永久的に使用できるものではなく、ミキシン
グ部及び、弁部を周期的に取換える必要がある
が、これを効率良くするために、恒温油槽の油面
を、ミキシング部に油が残らない油面20まで油
を抜き、ポンプ部22、弁部23、ミキシング部
24を修善又は取換えることを可能にしている。
主材液、助剤液、洗浄液(ε−カプロラクタム)
は、80℃以下で凝固するが、この様な構成であれ
ば、溶融させたまま、取換えることが可能であ
る。又、夜間の放置時には、油槽が冷えにくくミ
キシング部に残存した混合液が放置時間中にゲル
化を起こすことがあるが、これも、この様にオイ
ル面を下げることによつてミキシング部の急冷も
可能である。すなわち、メンテ回数を少くするこ
とができたのである。又、パワーミキサー部は、
つねに、ε−カプロラクタムが、主剤液と助剤液
との混合液で満たされており気泡が巻込まれるこ
ともなく、さらに真空中に射出するため、型中の
気泡の残留も少く、気泡が少く、精密な注型が可
能である。表←1には温度制御方法に違いによる
物性(成形物)の安定性とメンテナンス回数を示
した。油槽制御はその双方に効果がある。又、本
実施例では付加重合タイプのゴム型を用いたが、
150℃に加熱しておくことにより、3分で脱型す
ることができた。尚、縮合重合タイプの型では、
表面が白化する現象が起こり、成形に使用できな
いことが解つた。セラミツク型は真空注型方式で
は、表面の光沢に難はあるものの成形することが
可能であつた。空気中での注型では、表面にやは
り白化が残つた。セラミツク型でのナイロン成形
は、真空中又はN2中で行なうのが最適である。
表−2には、型による硬化性の違いを示した。 第3図には、さらに詳しい実施例の構成図を示
した。主剤液用タンク26と助剤液用タンク2
7、洗浄液用タンク28、配管29、ギヤポンプ
30、とそのモータ33、弁ブロツク31、パワ
ーミキサー32とそのモータ34はモータを除い
て全て、ヒータ38と温度センサー40で温度制
御された恒温油槽25に設けられている。又タン
クには、原料投入口39に攪拌羽根用モータ35
と熱電対36が設けられ、最下位置検出液面計3
7が、主剤液と助剤液タンクに設けられている。
恒温油槽は上から見るとT字形状をしており、射
出部下部に真空チヤンバー42があり、型43へ
の注液状況を見れる様に、のぞき窓41が設けら
れている。原料投入口が大きく後側を向いている
のは、後部から全ての原料の投入が仕易いように
との配慮であり傾斜も設けられている。この投入
光には、ホツパーも設置できるようになつてい
る。タンクの攪拌羽根は、タンク上、下部で固定
されており、モータはフタと一緒にはずれる構成
になつている。尚ギヤポンプ用のモータはT字型
のポンプ部の側面に設置することにより、フタの
取はずしがさらに良くなると考えられる。
【表】
【表】
セラミツク型は林テレンプ社製
発明の効果 本発明では、以上のように、タンク、配管、ミ
キシング部など全ての恒温油槽に入れることによ
り、混合液の反応均一性を増し安定した重合が可
能となつた。又、循環、真空注型法により、気泡
の少い、特性の良い真空注型樹脂部品を得ること
ができた。又ゴム型、セラミツク型で簡単に成形
品を得ることができるようになつた。さらに、
ABS代替材料としてのナイロン系材料UB−Xが
安定した成形が可能な設備として提供できたなど
の点で工業的価値は大なるものがある。
発明の効果 本発明では、以上のように、タンク、配管、ミ
キシング部など全ての恒温油槽に入れることによ
り、混合液の反応均一性を増し安定した重合が可
能となつた。又、循環、真空注型法により、気泡
の少い、特性の良い真空注型樹脂部品を得ること
ができた。又ゴム型、セラミツク型で簡単に成形
品を得ることができるようになつた。さらに、
ABS代替材料としてのナイロン系材料UB−Xが
安定した成形が可能な設備として提供できたなど
の点で工業的価値は大なるものがある。
第1図はタンク、配管、弁、ミキシング部など
の構成を示すブロツク図、第2図は本発明の一実
施例の構成及び特徴を示す模式図、第3図aは本
発明の一実施例の恒温油槽部と真空チヤンバー部
の正面部分断面図、第3図bは同平面図である。 1……恒温油槽部、2……真空チヤンバー、3
……タンク(3本)、4……ギヤポンプ、5……
弁部、6……パワーミキサー、8……油抜きタン
ク、11……廃液タンク、16……真空ポンプ、
21……台部。
の構成を示すブロツク図、第2図は本発明の一実
施例の構成及び特徴を示す模式図、第3図aは本
発明の一実施例の恒温油槽部と真空チヤンバー部
の正面部分断面図、第3図bは同平面図である。 1……恒温油槽部、2……真空チヤンバー、3
……タンク(3本)、4……ギヤポンプ、5……
弁部、6……パワーミキサー、8……油抜きタン
ク、11……廃液タンク、16……真空ポンプ、
21……台部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 反応に用いる主剤液とはポンプにより射出時
以外はタンクから出て配管を通りポンプを経て配
管を通り弁を経てタンクにもどるように循環さ
れ、射出時には、今まで通過していた弁を閉じポ
ンプと弁間に設けられたミキシング部の弁を開く
ことにより主剤液と助剤液をミキサー部に注液し
所定の量を射出した後前記ミキシング部弁を閉
じ、主剤液と助剤液は循環させた後ミキシング部
の射出部先端の弁を閉じ、洗浄液用の弁を開き洗
浄液をミキシング部に注液し洗浄するというサイ
クルで射出サイクルを行い、射出部下部には、真
空チヤンバーとその中に真空注型用の反応温度ま
で加熱された型を設置し射出前にチヤンバーを真
空に吸引し、その後、前記の所定量射出後、チヤ
ンバーを徐々に大気圧にもどすことにより真空注
型する反応性射出成形方法。 2 反応液がナイロン系のイオン重合材料であ
り、洗浄液がε−カプロラクタム又は組成物であ
る洗浄請求の範囲第1項記載の反応性射出成形方
法。 3 真空注型用の型は、付加重合タイプのシリコ
ンゴムが少くとも反応液と接する面に配置させた
簡易型又はセラミツクス型である特許請求の範囲
第1項記載の反応性射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19281384A JPS6169406A (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 | 反応性射出成形方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19281384A JPS6169406A (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 | 反応性射出成形方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169406A JPS6169406A (ja) | 1986-04-10 |
JPH0461761B2 true JPH0461761B2 (ja) | 1992-10-02 |
Family
ID=16297411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19281384A Granted JPS6169406A (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 | 反応性射出成形方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6169406A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2789621B1 (fr) * | 1999-02-15 | 2001-05-04 | Secmer | Dispositif melangeur sous vide pour la coulee de materiaux plastiques polymerisables |
EP2743061B1 (en) * | 2012-12-13 | 2016-04-06 | Fundacion Tecnalia Research & Innovation | Device for polymerizing lactams in molds |
-
1984
- 1984-09-14 JP JP19281384A patent/JPS6169406A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169406A (ja) | 1986-04-10 |
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