JPH0461179A - 磁束計測装置 - Google Patents
磁束計測装置Info
- Publication number
- JPH0461179A JPH0461179A JP2164076A JP16407690A JPH0461179A JP H0461179 A JPH0461179 A JP H0461179A JP 2164076 A JP2164076 A JP 2164076A JP 16407690 A JP16407690 A JP 16407690A JP H0461179 A JPH0461179 A JP H0461179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic flux
- pattern
- film
- detection coil
- superconducting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 27
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 25
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 24
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 50
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 40
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 7
- 238000005530 etching Methods 0.000 abstract description 6
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 abstract 2
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 abstract 2
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 10
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 3
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 2
- 241000238366 Cephalopoda Species 0.000 description 1
- 210000004556 brain Anatomy 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 1
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000001459 lithography Methods 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、超電導量子干渉素子(Supereondu
e−ting Quantum Interferen
ce DeviCe+以下5QUID素子と記す)を用
いた磁束計測装置に係り、特に、微小領域の磁束発生源
の検出に好適な小型の磁束計測装置に関する。
e−ting Quantum Interferen
ce DeviCe+以下5QUID素子と記す)を用
いた磁束計測装置に係り、特に、微小領域の磁束発生源
の検出に好適な小型の磁束計測装置に関する。
従来の微小磁束検出用の磁束計測装置については、プロ
シーデインゲス オブ ザ アイ・イー・イー・イー、
第77巻、&8 (1989年)、第1208頁〜12
23頁(PROCEEDINGS OF THEIEE
E、 VOL、77、 Nn8 (IQ89)、 pp
、1208〜1223) &:おいて論じられている。
シーデインゲス オブ ザ アイ・イー・イー・イー、
第77巻、&8 (1989年)、第1208頁〜12
23頁(PROCEEDINGS OF THEIEE
E、 VOL、77、 Nn8 (IQ89)、 pp
、1208〜1223) &:おいて論じられている。
この磁束計測装置は、高感度の磁気センサである5QU
ID素子と、磁束を検出する検出コイルと、検出された
磁束を5QUID素子に導入する入力コイルとで構成さ
れる。
ID素子と、磁束を検出する検出コイルと、検出された
磁束を5QUID素子に導入する入力コイルとで構成さ
れる。
この従来技術について、第5図及び第6図を用いて以下
に述べる。
に述べる。
第5図は、S Q U I D未了3と、超電導薄膜か
らなる入力コイル2とを基板4上に形成している。
らなる入力コイル2とを基板4上に形成している。
ここで、5QUID素子3は、超電導薄膜からなるリン
グを、2個のジョセフソン接合9で接続して超電導ルー
プを形成する構成となっている。また検出コイルは、石
英製の円筒に超電導線を巻いた円筒型検出コイル10と
し、この超電導線を基板4上の入力コイル2に接続して
いる。この検出コイル10は、2組のコイルを差動接続
して構成されており、微分型磁束コイル(あるいは磁束
勾配コイル)と呼ばれるものである。これは、地磁気等
遠方にある発生源からの雑音磁界(−様磁束)に対して
は、2つのコイルに等量の磁束が入るため、差動して打
消し、検出コイル近傍の勾配のある磁界、即ち検出対象
磁束のみを勾配に比例した信号として検出するものであ
る。
グを、2個のジョセフソン接合9で接続して超電導ルー
プを形成する構成となっている。また検出コイルは、石
英製の円筒に超電導線を巻いた円筒型検出コイル10と
し、この超電導線を基板4上の入力コイル2に接続して
いる。この検出コイル10は、2組のコイルを差動接続
して構成されており、微分型磁束コイル(あるいは磁束
勾配コイル)と呼ばれるものである。これは、地磁気等
遠方にある発生源からの雑音磁界(−様磁束)に対して
は、2つのコイルに等量の磁束が入るため、差動して打
消し、検出コイル近傍の勾配のある磁界、即ち検出対象
磁束のみを勾配に比例した信号として検出するものであ
る。
第6図は、5QUID素子3と入力コイル2とを第5図
同様に基板4上に形成し、そしてこの基板4上に超電導
薄膜で形成した検出コイルを平面型検出コイル11とし
、入力コイル2と超電導薄膜配線で接続している。
同様に基板4上に形成し、そしてこの基板4上に超電導
薄膜で形成した検出コイルを平面型検出コイル11とし
、入力コイル2と超電導薄膜配線で接続している。
上記従来技術は、まず第5図における従来の磁束計の場
合、検出コイル10祭直径2am、長さ51程度の円筒
に巻き付けた超電導線で構成しηいることから、高精度
にかつ小型化できないという問題点を有していた。した
がって、脳磁針側のように多数の検出コイルと5QUI
D素子からなるマルチチャネル磁束計測装置が必要な場
合、検出コイルの実装密度を高くできず、また位置精度
も向上できないため、外部磁界を高い空間分解能をもっ
て測定できないという問題点を有していた。
合、検出コイル10祭直径2am、長さ51程度の円筒
に巻き付けた超電導線で構成しηいることから、高精度
にかつ小型化できないという問題点を有していた。した
がって、脳磁針側のように多数の検出コイルと5QUI
D素子からなるマルチチャネル磁束計測装置が必要な場
合、検出コイルの実装密度を高くできず、また位置精度
も向上できないため、外部磁界を高い空間分解能をもっ
て測定できないという問題点を有していた。
また装置が大型になるため、装置の寒剤、例えば液体ヘ
リウムが大量に必要となるという問題点を有していた。
リウムが大量に必要となるという問題点を有していた。
次に第6図における従来の磁束計の場合、5QUID素
子3と検出コイル11を同一基板−Lに形成して一体化
しているため、第5図従来例と比べて、高精度にかつ小
型化できるという利点がある。
子3と検出コイル11を同一基板−Lに形成して一体化
しているため、第5図従来例と比べて、高精度にかつ小
型化できるという利点がある。
しかし、検出コイル11を平面りに差動接続して配置し
ているため、微分特性の等方性が良くないという問題点
を有していた。すなわち第6図においてX軸方向の微分
特性は良好なものの、Y軸方向では微分特性が得られず
、被測定磁束である勾配磁束と同時に雑音磁界である一
様磁束も検出してしまい、このため被測定磁束発生源を
精度よく検出できないという問題点を有していた。
ているため、微分特性の等方性が良くないという問題点
を有していた。すなわち第6図においてX軸方向の微分
特性は良好なものの、Y軸方向では微分特性が得られず
、被測定磁束である勾配磁束と同時に雑音磁界である一
様磁束も検出してしまい、このため被測定磁束発生源を
精度よく検出できないという問題点を有していた。
本発明の目的は、従来技術での上記した問題点を解消し
、等方性のよい微分特性を有し、しかも、位置精度がよ
く小型の検出コイルを備えた磁束計測装置を提供するこ
とにある。
、等方性のよい微分特性を有し、しかも、位置精度がよ
く小型の検出コイルを備えた磁束計測装置を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本発明では、5QUID素
子と、外部磁束を検出する検出コイルと、検出された磁
束を5QUID素子に導入する入力コイルとを具備する
磁束計測装置における検出コイルとして、超電導薄膜よ
り成る少なくとも1ターン以上の巻回数を有する巻線で
構成され、各ターン巻線はそれぞれ下部巻線パターンと
上部巻線パターンとを接続して形成され、下部巻線パタ
ーンは基板上に超電導薄膜でパターン形成され、その上
に立体的に積層形成された非磁性の絶縁膜上に上部巻線
パターンが超電導薄膜でパターン形成されている構成の
検出コイルを用いる。
子と、外部磁束を検出する検出コイルと、検出された磁
束を5QUID素子に導入する入力コイルとを具備する
磁束計測装置における検出コイルとして、超電導薄膜よ
り成る少なくとも1ターン以上の巻回数を有する巻線で
構成され、各ターン巻線はそれぞれ下部巻線パターンと
上部巻線パターンとを接続して形成され、下部巻線パタ
ーンは基板上に超電導薄膜でパターン形成され、その上
に立体的に積層形成された非磁性の絶縁膜上に上部巻線
パターンが超電導薄膜でパターン形成されている構成の
検出コイルを用いる。
立体的な薄膜差動コイルとするごとにより、検出コイル
を精度よく小型化できると同時に、従来の円筒型コイル
同様に等方性のよい微分特性が得られ、微小領域の磁束
発生源の検出が容易となる。
を精度よく小型化できると同時に、従来の円筒型コイル
同様に等方性のよい微分特性が得られ、微小領域の磁束
発生源の検出が容易となる。
さらに、検出コイルの薄膜化により、多数の検出コイル
を同一基板りに位置精度よく形成できることから、マル
チチャネル磁束計測装置を位置精度よく小型化でき、外
部磁界を高い空間分解能で測定できる。また、検出コイ
ルを5QUID素rど同一基板上に一体形成することが
可能になるため、位置精度のよい小型の磁束計測装置が
達成できる。
を同一基板りに位置精度よく形成できることから、マル
チチャネル磁束計測装置を位置精度よく小型化でき、外
部磁界を高い空間分解能で測定できる。また、検出コイ
ルを5QUID素rど同一基板上に一体形成することが
可能になるため、位置精度のよい小型の磁束計測装置が
達成できる。
以下、本発明の実施例を図面で説明する。
(実施例 1)
第1図に実施例1の斜視図を示す。検出コイル】は非磁
性の基板4J−に立体的に超電導薄膜で形成し、同時に
、入力コイル2とS Q T、、J I I)素子3も
同一基板」−に超電導薄膜で形成する。
性の基板4J−に立体的に超電導薄膜で形成し、同時に
、入力コイル2とS Q T、、J I I)素子3も
同一基板」−に超電導薄膜で形成する。
ここで、本実施例による検出コイルの製造方法を、第2
1図(a、 )、(b)、(e)に示す断面図製用いて
以トに説明する。
1図(a、 )、(b)、(e)に示す断面図製用いて
以トに説明する。
(1)まず、1−面にSi(’)2膜を形成りまたS、
i−基板41.にNb超電導薄膜な形成した後、エツチ
ング技術を用いて、検出コイルの超電導下部巻線パター
ン54形成した〔第2図(d)〕。以下、薄膜のパター
ン加工は、精度よく微細パターンを形成できるフォトリ
ソグラフィー技術とエツチング技術を用いた。なお、検
出コイル1個が専有する基板の大きさは、0゜5m1X
1,5−から10閣×501程度であるが、本実施例で
は2 m X 6 mとした。
i−基板41.にNb超電導薄膜な形成した後、エツチ
ング技術を用いて、検出コイルの超電導下部巻線パター
ン54形成した〔第2図(d)〕。以下、薄膜のパター
ン加工は、精度よく微細パターンを形成できるフォトリ
ソグラフィー技術とエツチング技術を用いた。なお、検
出コイル1個が専有する基板の大きさは、0゜5m1X
1,5−から10閣×501程度であるが、本実施例で
は2 m X 6 mとした。
(2)ついで、Sio膜を積層して形成し、パターン加
工して、検出コイルの芯6としまた〔第2図(b)〕。
工して、検出コイルの芯6としまた〔第2図(b)〕。
(3)この芯6の上にNb超電導簿膜を形成し、ごtを
パターン加工して下部巻線パターンと接続せしめるよう
に検出コイルの超電導上部巻線パターン7を形成した。
パターン加工して下部巻線パターンと接続せしめるよう
に検出コイルの超電導上部巻線パターン7を形成した。
そして、これらの上部及びド部巻線パターン7.5と芯
6とをもって検出コイル〕を構成した〔第2図(C)〕
。
6とをもって検出コイル〕を構成した〔第2図(C)〕
。
なお、この時、S Q U I 1.)素子:3は検出
Iイル〕の作製前に同一・基板ヒに完成させ、人力コイ
ル2は検出コイルのF部巻線パターン5の形成時に、同
じNbl膜を用いて一体形成しまた。
Iイル〕の作製前に同一・基板ヒに完成させ、人力コイ
ル2は検出コイルのF部巻線パターン5の形成時に、同
じNbl膜を用いて一体形成しまた。
このような構成と1またごとにより、微細か)寸法精度
のよい薄膜パターン加工技術を用いることができるので
、検出コイルを0.5μIn以トの寸法精度で小型化で
きた。また同時に等方性のよい微分特性が得られ、微小
領域の磁束発生源の位置検出が容易になると同時に、高
い空間分解能をもって磁束の測定ができた。
のよい薄膜パターン加工技術を用いることができるので
、検出コイルを0.5μIn以トの寸法精度で小型化で
きた。また同時に等方性のよい微分特性が得られ、微小
領域の磁束発生源の位置検出が容易になると同時に、高
い空間分解能をもって磁束の測定ができた。
(実施例 2)
本発明の第2の実施例を第3図(a)〜(d)に示す断
面図を用いて説明する。
面図を用いて説明する。
(1)まず、Sl基板4上にフォトリソグラフィー及び
エツチング技術により溝8を形成した〔第3図(a)〕
。
エツチング技術により溝8を形成した〔第3図(a)〕
。
(2)ついで基板4上にNb超電導薄膜を形成しまた後
、検出コイルの下部巻線パターン5を形成した〔第3図
(b)〕。
、検出コイルの下部巻線パターン5を形成した〔第3図
(b)〕。
(3)さらにS i O,膜を基板上に形成し、パター
ン加工して検出コイルの芯6とした〔第3図(C)〕。
ン加工して検出コイルの芯6とした〔第3図(C)〕。
(4)この芯6の上にNb超電導薄膜を形成し、これを
パターン加工して、下部巻線パターン5と接続せしめる
ように、上部巻線パターン7を形成し、検出コイルを完
成した。
パターン加工して、下部巻線パターン5と接続せしめる
ように、上部巻線パターン7を形成し、検出コイルを完
成した。
なお、5QUID素子3と入力コイル2は、検出コイル
作製後に同一基板上に形成した。
作製後に同一基板上に形成した。
本実施例における効果も、実施例1と同様であった。
(実施例 3)
本発明の第3の実施例を、第4図に示す平面図を用いて
説明する。これは、第1図に示した第1の実施例による
磁束計側装置を同一基板上に複数個、同時に形成したも
のである。即ち、第1の実施例で述べた立体的な超電導
薄膜コイルで構成される検出コイルの複数個(実施例で
は7個)を、基板4上に等間隔に配置し、入力コイル2
及び5QUID素子3もそれぞれ同じ複数個ずつ、同一
基板上に配置し、マルチチャネル磁束計測装置としたも
のである。この作製に際してはフォトリソグラフィーと
エツチング技術を用いることができるため、これら多数
の検出コイルを任意の位置に極めて精度よく配置できた
。
説明する。これは、第1図に示した第1の実施例による
磁束計側装置を同一基板上に複数個、同時に形成したも
のである。即ち、第1の実施例で述べた立体的な超電導
薄膜コイルで構成される検出コイルの複数個(実施例で
は7個)を、基板4上に等間隔に配置し、入力コイル2
及び5QUID素子3もそれぞれ同じ複数個ずつ、同一
基板上に配置し、マルチチャネル磁束計測装置としたも
のである。この作製に際してはフォトリソグラフィーと
エツチング技術を用いることができるため、これら多数
の検出コイルを任意の位置に極めて精度よく配置できた
。
本実施例の構成によれば、複数の空間位置での外部磁界
を、高分解能をもって、高精度に測定することができる
。なお、検出コイル群のみを別の基板上に配置する構成
としても同様の効果が得られる。
を、高分解能をもって、高精度に測定することができる
。なお、検出コイル群のみを別の基板上に配置する構成
としても同様の効果が得られる。
本発明によれば、磁束の検出に用いる検出コイルの構成
が、リソグラフィー技術とエツチング技術のような微細
かつ寸法精度のよい薄膜パターン加工技術を用いて超電
導薄膜により基板上に立体的に形成できる構成であるこ
とから、0.5μm以下の寸法精度をもつ、小型の、し
かも立体構過を備えた検出コイルを実現することが可能
となり、これにより、微分特性の等方性が良く、磁束発
生源の検出が容易であるという、従来の円筒型検出コイ
ルが持つ利点と、高精度にかつ小型化できるという従来
の平面型検出コイルが持つ利点とを兼ね備えた磁束計測
装置とすることができ、脳磁測定やその他の微小領域の
磁束発生源の検出に適用して、検出を容易にし、かつ、
高い空間分解能で高精度な磁束測定を可能にする効果が
ある。
が、リソグラフィー技術とエツチング技術のような微細
かつ寸法精度のよい薄膜パターン加工技術を用いて超電
導薄膜により基板上に立体的に形成できる構成であるこ
とから、0.5μm以下の寸法精度をもつ、小型の、し
かも立体構過を備えた検出コイルを実現することが可能
となり、これにより、微分特性の等方性が良く、磁束発
生源の検出が容易であるという、従来の円筒型検出コイ
ルが持つ利点と、高精度にかつ小型化できるという従来
の平面型検出コイルが持つ利点とを兼ね備えた磁束計測
装置とすることができ、脳磁測定やその他の微小領域の
磁束発生源の検出に適用して、検出を容易にし、かつ、
高い空間分解能で高精度な磁束測定を可能にする効果が
ある。
また、第2の本発明による、検出コイルと5QUID素
子と入力コイルとを同一基板上に一体的に形成する構成
によれば、上記した効果に加えて、さらに、安定性のよ
い磁束測定を可能とするとともに、装置全体を極めて小
型にでき、従来の円筒型検出コイルを用いる場合の、冷
却用の寒剤が大量に必要になるという問題点をも解消で
きる効果がある。
子と入力コイルとを同一基板上に一体的に形成する構成
によれば、上記した効果に加えて、さらに、安定性のよ
い磁束測定を可能とするとともに、装置全体を極めて小
型にでき、従来の円筒型検出コイルを用いる場合の、冷
却用の寒剤が大量に必要になるという問題点をも解消で
きる効果がある。
第1図は本発明の実施例]の磁束計測装置の要部を示す
斜視図、第2図(a)、(b)、(c)は実施例1の検
出コイルの製造工程を示す断面図、第3図(a)、(b
)、(e)、(d)は本発明の実施例2の検出コイルの
製造]′、程を示す断面図、第4図は本発明の実施例3
のマルチチャネル磁束計測装置を示す平面図、第5図、
第6図はそれぞれ従来技術を示す斜視図である。 〈符号の説明〉 1・・・検出コイル 3・・・5QUID素子 5・・・基部巻線パターン 7・・・上部巻線パターン 9・・・ジョセフソン接合 11・・・平面型検出コイル 2・・・入力コイル 4・・・基板 6・・検出コイルの芯 8・・・溝 10・・円筒型検出コイル
斜視図、第2図(a)、(b)、(c)は実施例1の検
出コイルの製造工程を示す断面図、第3図(a)、(b
)、(e)、(d)は本発明の実施例2の検出コイルの
製造]′、程を示す断面図、第4図は本発明の実施例3
のマルチチャネル磁束計測装置を示す平面図、第5図、
第6図はそれぞれ従来技術を示す斜視図である。 〈符号の説明〉 1・・・検出コイル 3・・・5QUID素子 5・・・基部巻線パターン 7・・・上部巻線パターン 9・・・ジョセフソン接合 11・・・平面型検出コイル 2・・・入力コイル 4・・・基板 6・・検出コイルの芯 8・・・溝 10・・円筒型検出コイル
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、超電導量子干渉素子と、磁束を検出する検出コイル
と、検出された磁束を超電導量子干渉素子に導入する入
力コイルとを具備する磁束計測装置において、上記検出
コイルは、超電導薄膜より成る少なくとも1ターン以上
の巻回数を有する巻線で構成され、各ターン巻線はそれ
ぞれ下部巻線パターンと上部巻線パターンとを接続して
形成され、下部巻線パターンは基板上に超電導薄膜でパ
ターン形成され、その上に立体的に積層形成された非磁
性の絶縁膜上に上部巻線パターンが超電導薄膜でパター
ン形成されていることを特徴とする磁束計測装置。 2、請求項1記載の検出コイルは、前記超電導量子干渉
素子及び前記入力コイルと同一基板上に一体的に形成さ
れていることを特徴とする磁束計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2164076A JPH0461179A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 磁束計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2164076A JPH0461179A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 磁束計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0461179A true JPH0461179A (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=15786324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2164076A Pending JPH0461179A (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 磁束計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0461179A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06204576A (ja) * | 1993-01-07 | 1994-07-22 | Chodendo Sensor Kenkyusho:Kk | Squid磁束計 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP2164076A patent/JPH0461179A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06204576A (ja) * | 1993-01-07 | 1994-07-22 | Chodendo Sensor Kenkyusho:Kk | Squid磁束計 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4630544B2 (ja) | ブリッジ構造を構成する複数の磁気素子のうち選択された磁気素子の磁性層の磁化方向を他の磁気素子の磁性層の磁化方向と反対方向に配向する方法 | |
US7834620B2 (en) | Orthogonal fluxgate magnetic field sensor | |
US9557392B2 (en) | Integrated magnetometer and its manufacturing process | |
KR100480749B1 (ko) | 차동 솔레노이드형 자계검출소자 및 그 제조방법 | |
US7208947B2 (en) | Fluxgate sensor integrated in a semiconductor substrate and method for manufacturing the same | |
WO2020250489A1 (ja) | 磁気センサ、磁気センサアレイ、磁場分布測定装置、および位置特定装置 | |
US8026715B2 (en) | Magneto-resistance based nano-scale position sensor | |
JP3093135B2 (ja) | 平面ソレノイド及び平面ソレノイドを用いたsquid磁力計 | |
US5199178A (en) | Thin film compass and method for manufacturing the same | |
US11249148B2 (en) | Magnetic flux pickup and electronic device for sensing magnetic fields | |
JP3880922B2 (ja) | 半導体基板に集積された磁界検出素子及びその製造方法 | |
US6407547B1 (en) | Biaxial flux gate type magnetic sensor | |
US4912408A (en) | Distance measuring system using superconducting quantum interference device | |
EP0492261B1 (en) | A pickup coil for measurement of magnetic fields | |
JPH0461179A (ja) | 磁束計測装置 | |
JP3018540B2 (ja) | 3軸型グラジオメータ | |
JP2019174438A (ja) | 磁気検出装置 | |
KR100649781B1 (ko) | 교류자기저항 센서를 이용한 3축 자기센서와, 이를 이용한전방위 자기센서 | |
KR100485591B1 (ko) | 자기 임피던스 효과를 이용한 극소형 미세자계검출센서 및그제조방법 | |
JP2775969B2 (ja) | スクイッドベクトル磁束計のピックアップコイル | |
JP3042148B2 (ja) | 直交3軸ピックアップコイル | |
JPH05180917A (ja) | 超伝導ピックアップコイル | |
JPH0499979A (ja) | Squid磁束計 | |
JP2001190511A (ja) | 付加機能付ピックアップコイル | |
JPH0278910A (ja) | 磁気センサ |