JPH046092A - 安全装置付き給液ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明（よ、給液ノズルの抜は落ち等によって生じる液
の吐出を未然に防止するようにした安全装置付きの給液
ノズルに間する。

（従来技術） 給液ノズルの筒先部が注液口に完全に挿入されていなか
ったような場合には、ときとして給液ノズルが抜は落ち
て筒先から液が吐出するという事故か発生する。

このような液の吐出事故を防ぐために、筒先部に位置す
る空気流路管の液面検知用開口部にボール弁を併設して
口筒先部がある角度以上上向きに傾いた場合に、ボール
弁が液面検出用の開口部を塞いで空気流路管内を負圧に
し、自動閉弁機構を作動させるようにした安全機構を備
えた給液イズルが使用されている。

ところが、このように安全機構を筒先部に設けたものは
、液面検出部が必然的に大きくなり、その分流路面積が
減少して吐出抵抗が大きくなるばかりでなく、筒先部を
タンクの注液口に挿入する際この部分に衝撃が加わり易
いため、安全機構が誤作動して給液作業に支障をきたす
といった不都合が生じる。

これに対し、米国特許第３３２３５６０号明細書あるい
は米国特許第３５４８８９３号明細書に見られるように
、安全機構を液面検知部と負圧発生部を結ぶ空気流路管
の一部に設けたものは、通路面積の広い個所に安全機構
を配設することができるため、給液抵抗を高めることが
なく、また衝撃等による杉響を少なくすることができる
といった利点を有しているが、反面において、絽液ノズ
ルは一般に注液口に挿入し易いよう筒先部が若干下向き
に折曲形成されているため、筒先部が上向きに傾斜した
状態にならない場合でも、空気流路管の中間部分では上
向きに傾斜した状態になってしまう場合も生し、しかも
空気流路管内には給液の際に負圧発生部に向けて常時空
気流が主じているため、この部分がわずかに傾斜しても
ボール弁が管路を閉塞して給液を停止させてしまうとい
った誤動作が生じ易い問題を有している。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、衝撃による影響を受けることなく
、しかも大きく傾斜した異常時にのみ確案に動作する新
たな安全装置付き給液ノズルを提供することにある。

（課題を解決するための手段） すなわち、本発明はかかる課題を達成するための安全装
置付き給液ノズルとして、ボール弁収容部とボール弁受
部との間にボール弁の移動を規制する部分を設けた弁受
体を、給液ノズルの筒先部から負圧発生部に至る空気流
路の一部に配設するようにしたものである。

（作用） このように構成したことにより、安全機構を流路抵抗の
可及的に小さいところに配設することかできて、しかも
、管路が多少上向きに傾斜した程度ではボール弁による
閉止動作を生しさせることのない給液ノズルとして構成
することができる。

（実施例） そこで以下に図示した実施例についで説明する。

第１図は本発明の一実施例をなす安全機構、つまり異常
時に給液を停止きせる機構を示したものであり、また第
２図、第３図はこの安全機構を備えた給液ノズルを示し
たものである。

はじめに第２．３図により給液ノズルの概要を説明する
。

図中符号２はバネ３により常時流路を閉塞するよう付勢
された弁杆で、この弁杆２は、ブツシュロッド４を介し
てレバー５により開弁操作されるように構成されている
。６は弁杆２とブツシュロッド４とを結合離脱させるビ
ンで、自動閉弁機構７の一部を構成するダイヤフラム７
ｂに取付けられていて、ダイヤフラム７ｂが負圧を受け
で上方に変位した際には、プッシュ口・ンド４との保合
を解いて弁杆２を閉弁方向に動作させて流路を閉塞する
ように動作する。

この給液ノズル１には、その筒先部１０内に空気流路管
１１が設けられ、また胴部１２には後述する弁受体２ｏ
を介して空気流路管１１と連通する空気導孔１３が設け
られていて、この空気流路管］１は、空気導孔１３を介
してチエツク弁１４の負圧発生部１５と、自動閉弁機構
７の負圧室７ａに連通し、筒先部］０の先端近傍に臨ん
だ空気流路管１］の開口部１１ａが液により閉塞された
場合、もしくは弁受体２ｏが閉塞された場合には、負圧
室７ａに作用する負圧により自動閉弁機構７を作動させ
て流路を閉塞するように構成されている。

つぎに第１図により本発明の主要部をなす弁受体２０に
ついて説明すると、この弁受体２０は異常時に給液停止
動作のきっかけを作る安全機構をなすもので、空気流路
管１１と接続する空気流の上流側を内径の大なるボール
弁収容部２１として形成する一方、空気導孔］３と接続
する空気流の下流側をボール弁２５と当接して空気流路
を閉塞する漏斗状のボール弁受部２２として形成し、さ
らに、これらのボール弁収容部２１と　ボール弁受部２
２との境にボール弁２５の移動を規制する段部２３を設
けることによって、筒先部１０を上にして胴部］２が大
きく上向きに傾斜した場合にのみボール弁２５が段部２
３を越えてボール弁受部２２内に入り込むことができる
ように構成されている。なお、図中符号２４はボール弁
２５が空気流路管］１を塞がないようにしたストッパを
示している。

このように構成したことにより、いま給液ノズル］が筒
先部１０を下向きにしてタンクの注液口に挿入された通
常の状態のもとでは、ボール弁２５は、自重によりスト
ッパ２４に当接してポル井収容室２１の大径側にあって
、空気流路管１１からチエツク弁１４の負圧発生部１５
へと流れる空気の流れを阻害しない。

また、胴部］２が若干上向きに傾斜した状態て給液ノズ
ル１が注液口に差込まれた状態のもとでも、ボール弁２
５は段部２３に衝当ってボール弁受部２２内へ入り込む
ことかできないため、空気の流れは正常に維持される。

これに対し、何らかの原因で給液中に給液ノズル１かタ
ンクの注液口から外れたような場合、給液ノズル１は筒
先部１０を上にして落下する。

このような事態になると、胴部］２は、筒先部１０に設
けた曲折部により筒先部１０より大きな角度をもって土
向きに傾斜するため、ボール弁収容部２１内のボール弁
２５は、段部２３を乗越えてボール弁受部２２内に入り
込み空気流路を瞬時に閉塞する。

これにより、負圧発生部１５への空気の供給は断たれ、
これに伴って負圧室７ａ内に生じた負圧によりダイヤフ
ラム７ｂは上向きに変形し、これと一体のビン６をブツ
シュロット４の凹部から離脱させて弁杆２の拘止を解き
、これをバネ３の付勢力により弁座８に当接させで流路
を閉塞する。

第４図は、弁受体に関する本発明の第２の実施例を示し
たものである。

ここに示した弁受体３ｏは、ボール弁収容室３１とボー
ル弁受部３２との間にボール弁３５の外形にほぼ対応す
るような曲率を持った断面円弧状の溝３３を形成して、
ボール弁３５がみたつにボール弁受部３２内に入り込む
のを規制するようにしたものである。

このように構成したことにより、胴部１２が上向きに若
干傾斜した状態のもとでは、ボール弁３５は溝３３内に
落ち込んで、ボール弁受部３２を閉塞するのを抑え、給
液最中での自動閉弁機構７の誤動作を未然に防止する。

（効果） 以上述べたように本発明によれば、弁受体のボール弁収
容部とボール弁受部との間にボール弁の移動を規制する
部分を設けたので、給液ノズルをし生液口に挿入した状
態で、弁受体の配設部分が多少上向きに傾斜したような
場合でも、ボール弁か空気流路をみだりに閉塞してしま
うといった誤動作を生しきせることなく、給液操作を円
滑に行わすことかでき、しかも、弁受体を筒先部の軸線
よりも下向きに傾斜した胴部分に配設することかできる
ため、筒先部に加わる衝！！等に影響させることのない
安全機構として構成することが可能となるほか、流路の
抵抗を可及的に少なくして、単位時間当りの給液量を増
加きせることができるなど、効率のよい給液を行わせる
ことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す安全機構の断面図、第
２図、第３図は安全機構を備えた給液ノ１５・・・・負
圧発生部　　２ｏ、３ｏ・・・・弁受体２１．３］・・
・・ボール井収容部 ２２．３２・・・・ホール弁受部 ２３・・・・段部　　　　　３３・・・・溝２５．３５
・・・・ボール弁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ボール弁収容部とボール弁受部との間にボール弁の移動
   を規制する部分を設けた弁受体を、筒先部から負圧発生
   部に至る空気流路の一部に配設してなる安全装置付き給
   液ノズル。