JPH0460837A - 近似推論のための知識自動修正装置 - Google Patents

近似推論のための知識自動修正装置

Info

Publication number
JPH0460837A
JPH0460837A JP2170293A JP17029390A JPH0460837A JP H0460837 A JPH0460837 A JP H0460837A JP 2170293 A JP2170293 A JP 2170293A JP 17029390 A JP17029390 A JP 17029390A JP H0460837 A JPH0460837 A JP H0460837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knowledge
conclusion
event
input
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2170293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3211236B2 (ja
Inventor
Futoshi Hayashi
林 太志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP17029390A priority Critical patent/JP3211236B2/ja
Priority to US07/714,020 priority patent/US5651100A/en
Priority to KR1019910010534A priority patent/KR950010415B1/ko
Priority to DE4121453A priority patent/DE4121453C2/de
Publication of JPH0460837A publication Critical patent/JPH0460837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3211236B2 publication Critical patent/JP3211236B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Executing Special Programs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 結論の正しさを表わす情報か入力されたときに、その結
論に関するそのときの事象値データを記憶しておく。あ
る結論について定数の事象値データが蓄積されたときに
、その事象値データとあらかじめ記憶されている専門家
の知識とを比較し、その不一致度を算出する。不一致度
か一定値以上である専門家の知識を蓄積された事象値デ
ータによって修正する。
発明の背景 技術分野 この発明は、近似推論において、推論結果の正しさの情
報をフィードバックし、その情報に基づいて知識ベース
内の専門家の知識を自動的に修正する知識自動修正装置
に関する。
従来技術 推論結果を、その推論結果を導くために使用した事象の
情報量によって修正または変更する方式の近似推論が知
られている(たとえば、 ZhangHongm i 
n  AN EXPERT SYSTEM WITHT
HINKING INIMAGES″−Preprin
ts of’ 5econd IFSA Congre
ss。
Tokyo、 July 20−25.1987. P
、785 )。
この近似推論方式は、事象に対して結論ごとに与えられ
たメンバーシップ関数を用いて、事象ごとの情報量(す
なわち事象の情報識別能力)を算出し、推論結果(すな
わち結論が成り立つ可能性)を、その結論を導くために
使用した事象の情報量によって修正または変更する(可
能性と情報量の積をとる)ことによって、推論結果の識
別能力を高めようとするものである。
しかしながら、このような従来の近似推論装置において
は、推論結果に対する正しさの情報がフィードバックさ
れていないために、推論結果が本当に正しいかどうかが
わからない、専門家が入力した知識に誤りがあるかがわ
からない、知識に誤りがある場合、その知識をどう修正
してよいかがわからない1人間の手によって知識ベース
の修正を行なわなければならないという問題がある。
発明の概要 発明の目的 この発明は、近似推論に用いる専門家の知識を自動的に
修正できる装置を提供するものである。
発明の構成1作用および効果 この発明による近似推論のための知識自動修正装置は、
事象と結論との関係を表わす専門家の知識をあらかじめ
記憶しておき、入力データを上記知識にあてはめること
により結論の可能性を演算する近似推論装置に対して設
けられ、結論の正しさの情報を入力する正当性情報入力
手段、正しさの情報が入力された結論に関して、入力さ
れた事象値データを蓄積的に記憶する手段、所定の結論
について上記記憶手段に記憶されている事象値データと
同じ結論について記憶されている専門家の知識との不一
致度を算出する不一致度算出手段、および算出された不
一致度に応じて、上記事象値データによって専門家の知
識を修正する手段を備えていることを特徴とする。
この発明によると、推論結果に対する正しさの情報を人
間が(または自動的に)入力し、入力された情報の履歴
をとっておき、履歴情報にしたがってその結論に関連す
る専門家の知識を自動的に修正するようにしている。し
たがって専門家の知識を自動的に修正して、より精度の
高い推論結果が得られるとともに1人間による知識ベー
スの修正が不要となる。
実施例の説明 (1)近似推論装置および知識自動修正装置の全体構成 第1図に近似推論装置および知識自動修正装置の全体構
成の一例が示されている。近似推論装置は、知識記憶装
置11.知識合成装置12.合成後知識記憶装置13.
事象値入力装置14.適合度演算装置15.動的情報量
演算装置16.可能性演算装置17、可能性表示装置1
8.静的情報量演算装置19゜明瞭性演算装置20.明
瞭性記憶装置21.明瞭性加算装置22および明瞭性表
示装置23から構成されている。
知識自動修正装置は、正当性情報入力装置31゜履歴記
憶装置32.不一致度算出装置33.知識修正装置34
.知識再合成装置35および明瞭性再演算実行装置3B
から構成されている。
以下に、これらの装置について故障診断を例にとって詳
述する。
(2)知識記憶装置 知識記憶装置11は、専門家等が入力した知識を、事象
(故障が生じたときの状況、測定値等)と結論(故障の
種類等)との関係を示す形式で記憶する装置である。こ
の装置は複数の専門家の知識を記憶することができる。
知識記憶装置1■に記憶されている2名の専門家exl
 、 ex2の知識の例を規則の形式で以下に示す。
専門家ext : if  20≦fl≦60,0≦f2≦40. the
n  cl−(1)H40≦fl≦80.60≦f2≦
100.then  c2=12)専門家ex2 : if  30≦f1≦50.10≦f2≦30. th
en  cl−(3)if  50≦f1≦70.70
≦f2≦90. then  c2−=(4)fl、 
f’2は事象であり、これらをそれぞれ事象]、事象2
と呼ぶことがある。cl、 c2は結論であり、これら
をそれぞれ結論1,2と呼ぶことかある。
また、a≦f1≦bのように表わされたa、bをそれぞ
れ最小値、最大値と呼ぶ。
上述の規則を、専門家ごとに表(テーブル)の形式で表
現すると次のようになる。
第  1  表 第  2 表 (3)知識合成装置 知識合成装置12は、知識記憶装置11に記憶された複
数の専門家の知識を合成して、1つの知識にまとめる装
置である。
知識の合成方法は種々あるが、ここでは 各結論に関与
している各事象の最大値と最小値について、複数の専門
家の平均値と標準偏差を計算する。
上述した2名の専門家の事象rtから結論c1を導く知
識を例にとって知識合成処理について以下に説明する。
上述の規則(第(J)式、第(3)式)から、事象1 
(fl)から結論1 (cl)を求める規則を抽出する
と次のように表わされる。
専門家exl : if  20≦f1≦80  th
en  cl−(5)専門家ex2 :if  30≦
f1≦50  then  cl−(6)最小値の平均
値m□1nおよび最大値の平均値m  が算出される。
ax 第  3  表 最小値の標準偏差σ 、および、最大値の標準111n 偏差σ  が算出される。
ax このような専門家の知識の合成演算を、上述した規則(
第(1)弐〜第(4)式)について、各結論に関与して
いる各事象の最小値と最大値のすべてについて行なうと
1次のような表(テーブル)が得られる。
一般に、近似推論においては、事象に対してメンバーシ
ップ関数が与えられる。ここでは、−例として、上述の
ようにして合成された専門家の知識を用いてガウス分布
によりメンバーシップ関数を求める方法について説明す
る。
最小値の平均値m  、最大値の平均値m  。
min          max 最小値の標準偏差σ  、最大値の標準偏差1n σ1Ilaxを用いて、メンバーシップ関数は次式によ
り表わされる。
・・・(11) ただし。
X  :事象への入力データの値 Φ(X)二人力データXが事象に適合する程度(適合度
) Gauss(x) :人力Xにおけるガウス分布の値で
ある。
第2図にガウス分布の一例を示す。このガウス分布にお
いてメンバーシップ関数の作成のために左半分のみが使
用される。Φ(x) =0.5におけるXの位置はm 
 またはm  によって決定さmin        
 max れ、傾きはσ  またはσ  によって決定されmin
         max る。
一例として、事象flから結論C1を求めるためのメン
バーシップ関数は、第(7)式から第(10)式により
算出した値を用いて第3a図から第3C図のようにして
作成される。この場合、第(11)式は次のようになる
第3a図は第(11)式または第(12)式の右辺第1
項を、第3b図は第(11)式または第(12)式の右
辺第2項を、第3C図は上記第1項から第2項を減算し
た結果、すなわち第(11)式または第(12)式で表
わされるメンバーシップ関数を表わしている。
第3表に示す合成された知識に基づいて作成された各事
象fl、 f2について、結論cl、 c2を求めるた
めのメンバーシップ関数の例を、第4a図および第4b
図に示す。
(4)合成後知識記憶装置 合成後知識記憶装置13には、知識合成装置12によっ
て算出された平均値と標準偏差が、第3表のような形式
で記憶される。知識の合成は推論の都度性なう必要はな
いため、このようにあらかじめ計算した結果を記憶して
おく。そして推論の都度この記憶装置13内の値を読み
出して使用することによって推論処理の高速化を図るこ
とができる。
(5)事象値入力装置 事象値入力装置14は、故障診断対象機器、キーボード
、通信インターフェイス装置、メモリ。
ファイルなどから、事象ごとに入力される入力データを
読み込む装置である。入力されたデータは適合度演算装
置15に与えられるとともに、各事象のデータが入力さ
れたかどうかの情報が明瞭性加算装置22に与えられる
(6)適合度演算装置 適合度演算装置15は、事象値入力装置14から入力さ
れたデータの各メンパージ・ツブ関数(または結論)に
対する適合度を算出するものである。具体的には適合度
は、第(11)式の右辺の変数Xとして入力データを代
入することによりΦ(X)として求められる。もちろん
このような演算式を必ずしも用いなくてもよい。
(7)動的情報量演算装置と静的情報量演算装置事象−
f’lの事象値(入力データ)をxl、事象f2の事象
値をx2とする。これらのデータは事象値入力装置14
から人力される。
第5a図および第5b図に示すように各適合度”11’
 m12’ m21’ ”22を次のように定める。
m :入力データxiの結論CIに対する適合度m1□
:入力データx1の結論C2に対する適合度m2、:入
力データx2の結論CIに対する適合度m22:入力デ
ータx2の結論C2に対する適合度これらの適合度は入
力データxi、 x2が与えられたときに適合度演算装
置15によって算出される。
ここでファジィ・エントロピという概念を考える。
入力x1が与えられたときのファジィ・エントロピEf
tを次のように定義する。
このファジィ・エントロピは、情報識別能力の指標の一
種で、入力データx1を与えたときに、結論が明確に識
別できるほど小さい値となり、結論があいまいにしか識
別できないほど大きい値となる。つまり、入力データx
1の結論clに対する適合度m1□と入力データx1の
結論c2に対する適合度m12との差が大きいほど小さ
い値となり、差が小さいほど大きい値となる。
同じようにして、入力x2が与えられたときのファジィ
・エントロピEf2は次式によって与えられる。
ファジィ会エントロピEfの取り得る値の範囲は以下に
示すものとなる。
0≦Ef≦log(n ) n:事象上の結論数 この例では、事象1.(fl)上の結論数は2 (cl
c2)であるので、ファジィ・エントロピEfの最大値
は、  log(2)となる。
次に、このファジィ・エントロピEf’lを使用して、
入力データx1が与えられたときの動的情報量1flp
(xi)を求める。ここで、動的情報量1fLp(xi
)とは1推論を行なうときにおける結論を確定するため
の事象の識別能力で、入力データx1の結論C1に対す
る適合度m1□と入力データxiの結論c2に対する適
合度m129差が大きいほど大きい値をとり、差が小さ
いほど小さい値となるものとする。
そこで、事象f1についての動的情報量1f’1D(x
l)を、最大ファジィ・エントロピから、入力データx
1が与えられたときのファジィ・エントロピEf1を引
いたものと定義する。
同じように、事象f2について入カデ タx2が与 えられたときの動的情報量を次のように定義する。
動的情報量演算装置16は、適合度演算装置15で得ら
れた適合度を用いて、第(15)式および第(16)式
にしたがって事象ごとに動的情報量を算出する。
動的情報量は上述のように入力データxi、 x2に依
存する。これに対して1静的情報量は入力データに依存
しないものであって、最大ファジィ・エントロピから、
事象のレンジ幅の中のファジィ・エントロピの平均を引
いたものを、事象全体の静的情報量とする。たとえば、
事象1についての静的情報量は次式で与えられる。
(以下余白) 同じように事象2についての静的情報量は次式7式% m11(x)  :事象f1についての入力データXの
結論C1に対する適合度 m12(x):事象f1についての入力データXの結論
C2に対する適合度 m21(x):事象f2についての入力データXの結論
C1に対する適合度 m 22(X)  :事象f2についての入力データX
の結論c2に対する適合度 において、Xをδ間隔で変化 させ、それぞれのXについて のファジィΦエントロピを計 算して、それらの平均を求め る演算(ただし0くδ≦100) 第(17)式および第(18)式から分るように、事象
のメンバーシップ関数間の重なりが大きいほど。
事象の静的情報量は小さく、事象のメンバーシップ関数
間の重なりが小さいほど、事象の静的情報量は大きい。
つまり、静的情報量は、事象のメンバーシップ関数が結
論を識別する能力を示している。
静的情報量演算装置19は1合成された知識により得ら
れるメンバーシップ関数から、上述した第(17)式お
よび第(18)式にしたがって、事象ごとに、静的情報
量を演算して記憶する。静的情報量は入力データには依
存しないので、1回のみ算出されればよい。
(8)可能性演算装置 各結論ごとに、その結論に関与する事象の情報量の総和
が1になり、かつそれらの事象の情報量の相対強度は変
化しないような事象の情報量を算出する。この算出した
情報量を重みという。
たとえば上述した動的情報量を用いると各重みは次のよ
うになる。
結論1に対する事象1の重み:Wf1、−Iff  (
xi)/  [lf’l、(xi)+  If2D(x
2)コ   −(19)結論1に対する事象2の重み:
  wft 2If2(X2)/[If’LD(Xi)
+If2.(X2)]  −(20)結論2に対する事
象1の重み:Wf2□−If’l (xi)/ [lf
’l、(xi)+lf2.(x2)]   −(21)
結論2に対する事象2の重み:Wf22−If2(X2
)/[Ifl、(Xi)+Jf2.(X2)]  ・(
22)次に、これらの重みと適合度との積を計算し。
それを結論ごとに合計したものを、結論の可能性として
算出する。
たとえば上記の例では 結論1の可能性−=wt  xm  +wf  xm 
    ・−(23)結論2の可能性−wf  xm 
 +wf  xm     −(24)となる。
可能性演算装置17は上述した演算を行ない結論ごとの
可能性を算出する。
(9)可能性表示装置 この可能性表示装置18は、可能性演算装置17で算出
された可能性を結論ごとに表示するものである。この可
能性の表示は、すべての結論について表示するようにし
てもよいし、可能性が高い結論を1個または複数個表示
するものでもよい。たとえば可能性が所定のしきい値(
たとえば50%)以上の結論を表示するようにする。ま
た1通信によって可能性を他の装置に伝送したり、可能
性をメモリやファイルに記憶してもよい。
(lO)明瞭性演算装置 明瞭性演算装置20は、各結論ごとに、各事象の明瞭性
を演算する装置である。ここで、各結論ごとの各事象の
明瞭性とは、ある結論を確定する時の各事象の相対的な
識別能力を示すものである。
したがって、この明瞭性により、ある結論を確定するた
めの、複数の事象の識別能力を比較することができ、ど
の事象が高い識別能力を持っているか(多くの情報量を
持っているか)が分る。明瞭性の算出法について以下に
述べる。
まず、結論および事象と静的情報量の関係を第4表に示
す。
第  4  表 第4表から分るように静的情報量によっても。
各結論を確定するための複数の事象の識別能力を比較す
ることはできる。しかし、このままでは相対的な識別能
力が直観的に分りにくいので、下表に示すように各結論
ごとに静的情報量を正規化して、その正規化した値を各
結論ごとの各事象の明瞭性CΩとする。
第  5 表 ただし。
C(1=  C,l!1゜−1f18/  (If’1
8+If28)CΩ −Cρ22=If2s/(Ifl
s+If2s)である。
このようにして、明瞭性演算装置20において。
各結論ごとに各事象の明瞭性が算出される。
(11)明瞭性記憶装置 明瞭性記憶装置21は、明瞭性演算装置20で算出され
た各結論ごとの各事象の明瞭性を記憶する装置である。
明瞭性の演算は、推論のたびに行なう必要はない。そこ
で、知識を合成したときに算出した明瞭性を明瞭性記憶
装置21に記憶しておき。
推論を行なうたびに明瞭性記憶装置21に記憶している
値を読み出すようにする。これにより、推論処理の高速
化か図れる。
(12)明瞭性加算装置 明瞭性加算装置22は、データが実際に入力された事象
の明瞭性を演算する装置である。ここでは、実際に行な
われる推論のために、データが入力された事象の明瞭性
の総和をとる。この明瞭性の総和は、推論結果の明瞭性
を示す。この明瞭性が高いほど、推論結果を導くための
情報量が多いといえる。したがって明瞭性は推論結果自
体の信頼性を判断する指標に使用することができる。
推論結果に対する明瞭性は次のようにして算出される。
a)事象1 (fl)のみについてデータが入力された
場合 ・結論1 (cl)の推論結果に対する明瞭性C,01
−Cρ11 ・結論2 (c2)の推論結果に対する明瞭性CΩ2=
”1.2 b)事象2 (f2)のみについてデータが入力された
場合 ・結論1 (cl)の推論結果に対する明瞭性Cρ1−
C′121 ・推論2 (c2)の推論結果に対する明瞭性Cp2−
CΩ22 C)事象1 (fl)および事象2 (f’2)の両方
についてデータ入力された場合 ・結論1 (cl)の推論結果に対する明瞭性Cρ1−
Cρ 十CΩ21”’1.0 ・結論2 (c2)の推論結果に対する明瞭性CΩ2−
CΩ  + CΩ2゜−1,0 推論結果の明瞭性Cgのとり得る範囲は。
0.0 ≦ CΩ ≦1.0 である。つまり、推論を行なう前に与えられた知識の中
で、ある結論を導くために使用することができる事象の
すべてについてデータを入力して推論を行なった場合、
その結論の明瞭性は1.0になる。また、ある結論を導
くために使用することができる事象の中で、一部の事象
のみについて。
データを入力した場合、明瞭性は0.0から1.0の間
の値となる。このとき、使用することができる事象の中
で、明瞭性の高い事象を多く使用すれば、結論の明瞭性
も高くなり、信頼性が高い推論結果が得られると言える
(13)明瞭性表示装置 明瞭性表示装置23は、明瞭性加算装置22で算出した
推論結果(−例として上述した可能性)に対する明瞭性
を表示する装置である。明瞭性は推論結果と共に表示し
てもよいし、また明瞭性を他の装置に伝送したり、メモ
リやファイルへ記憶するようにしてもよい。
この明瞭性の表示は、推論結果の全ての結論について表
示する。したがって結論が複数存在する場合には、それ
ぞれの結論に対応する明瞭性が表示される。
このようにして、データが入力されるたびに。
入力されたデータが属する事象の情報量を演算し、推論
結果に対する明瞭性を表示することにより、推論結果に
対する信頼性をユーザが判断できるようになる。
(14)正当性情報入力装置 正当性情報入力装置31は、可能性表示装置18に表示
された結論の可能性について、または表示装置18に表
示されていない結論に関して、主に人間が正しい結論を
入力するためのものである。たとえば故障診断の場合に
1表示装置18に故障の可能性が表示されたときに(た
とえば50%以上の可能性をもつものが表示される)、
その表示された故障のうちで実際に故障が生じているも
のを指定したり1表示装置17に表示されていなくても
実際に生じている故障を指定する。また指定した故障に
ついてその故障(結論)に関連する事象についてのデー
タを入力する。機器に取付けられたセンサ等からの情報
によりどの部分が故障しているかがわかるので、このよ
うな故障に関するおよび事象値データに関する情報の自
動入力も可能である。
正当性情報入力装置31は、結論およびそれに関連する
事象値データの入力があったときに、第6表のような履
歴記憶データを作成する。
第  6 表 ここで ci:指定された正しい結論・(故障)fj : ci
に関連する事象 xj:事象fjの事象値データ である。
正当性情報入力装置31における履歴記憶データ作成処
理手順が第6図に示されている。正しい結論(故障)が
キーボード等から入力されると、その結論に関連するす
べての事象が選択される(ステップ41.42)。結論
に関連する事象は知識記憶装置11.知識合成装置12
.合成後知識記憶装置13または可能性演算装置17に
記憶されている知識または演算結果等より分る。そして
、入力された結論に関連するすべての事象について、そ
の事象値データが事象値入力装置■4から入力されてい
ると(キーボード、センサ等から入力してもよい)。
それをその結論に関連して第6表に示すような履歴記憶
データ・ファイルに格納する(ステップ43、44.4
5)。
たとえば、可能性表示装置18が下記のような故障の可
能性を表示したとする。
故障c1:可能性0.8 故障C2:可能性0.に のとき、実際に01の故障が生じていたとすると2人間
は故障C1を入力する。すると、入力装置31は、結論
clに関連する事象はflとf2であると判断する。f
lの事象値として35が、 f2の事象値として5がそ
れぞれ入力されていたとすると、第7表に示すような履
歴記憶データが作成される。
(以下余白) 第  7  表 故障診断の場合、その故障とその故障が生じたときの機
械の状態(事象値)を報告するような保守レポート等が
あれば、その保守レポートをこの入力装置31に直接入
力するとよい。この保守レポートがあれば、故障診断が
実行されるたびにその結論の正当性を入力する必要はな
く、正当性情報入力処理をバッチ的に行なえるようにな
る。
(15)履歴記憶装置 履歴記憶装置32は、正当性情報入力装置31で作成さ
れた履歴記憶データを、第7図に示すように、結論ごと
に表(ファイル)の形式で、蓄積して記憶するものであ
る。新たに作成された履歴記憶データは、先に記憶され
ている履歴記憶データ・ファイルの最後に付は加える形
で記憶すればよい。第7図において、nは正しい結論と
してC1が指定された回数を表わす。事象値入力装置1
4で入力された事象値データは、入力装置3Iまたは記
憶装置32のいずれに与えてもよい。後に説明するよう
に 知識修正装置34によって知識の修正か行なわれる
と、修正の行なわれた結論についての履歴記憶データは
消去される。
たとえば、結論C1についての第7表に示す履歴記憶デ
ータが第3回目のCIの指定によって追加されたとする
と、履歴記憶装置32内の結論C1についての履歴デー
タ・ファイルは第8表に示すようになる。
第  8  表 (16)不一致度算出装置 不一致度算出装置33は、履歴記憶装置32に記憶され
ている各結論について一定量の履歴が蓄積されたり ま
たは1日の業務が終了したときなどに起動される。した
がって、バッチ的に処理ができ、CPUの負荷が少ない
ときに不一致度算出処理を行なえるので1機器の稼働中
におけるCPUの負荷量を増やすことはない。
この不一致度算出装置33は、各結論ciに関連する全
事象fjのそれぞれについて、履歴記憶装置32に記憶
されている事象値データの範囲と知識記憶装置11に記
憶されている各専門家の同結論の同事象についての知識
との不一致度を算出するものである。不一致度算出アル
ゴリズムの一例が結論C1の事象fjに関して第8図に
示されている。
まず、履歴記憶装置32に記憶されている結論ciにつ
いての履歴データ・ファイルから事象fjに関する事象
値データの最小値fj、  と最大値fjmax+11
in とを選び出す(ステップ51)。次に知識記憶装置11
に記憶されている結論cIの事象fjに関する専門家e
xkの知識の最小値a、と最大値bkとを読出す(ステ
ップ52)。続いて1選択したおよび読出したデータを
用いて次式により不一致度を算出する(ステップ53)
不一致度− a  −fj、 1+lb  −fj   l  −(
25)k   m1n     k   maxこの算
出した不一致度を第9図に示すような不一致度データ・
ファイルの該当する場所に格納する(ステップ54)。
この不一致度データ・ファイルは結論ciについて、専
門家ごとに全事象について不一致度を記憶するエリアを
有している。
上述の処理をすべての専門家について実行すれば一結論
cjに関連する一事象fjについての不一致度算出処理
が終る(ステップ55)。
結論ciに関連する他のすべての事象についても同じよ
うに処理を行なう。また、このような処理をすべての結
論または必要な結論について実行する。
たとえば、第1表および第2表に示された専門家ext
 、 ex2の結論clに関する事象f1についての第
8表に示す履歴データとの不一致度は、第10図に示す
ように、それぞれ30.10となる。また、専門家ex
l 、 ex2の結論C1に関する事象f2についての
第8表に示す履歴データとの不一致度は、第11図に示
すように、それぞれ10. 10となる。
(17)知識修正装置 知識修正装置34は、上記のようにして求めた不一致度
データを用いて1次に示すアルゴリズムにしたがって、
知識記憶装置11に記憶されている該当する専門家の知
識を修正する。
■)結論の各事象について、不一致度の最も大きい専門
家の知識における事象値の範囲を、履歴データの最小値
と最大値の範囲に修正する。
2)ただし、不一致度がすべである閾値以内であれば、
この修正は行なわない。
この閾値はたとえば次のようにして定められる。
閾値=(各事象値の取り得る範囲)Xo、1・・・(2
B) 事象f1またはf2における事象値のとりうる範囲(定
義域)を100とすれば閾値は10となる。
3)修正された知識で、知識記憶装置11における該当
する専門家の知識を更新する。
以上によって、あまり正しくないと考えられる専門家の
知識を2人間が判断して修正するのではなく、自動的に
修正することができる。
たとえば第1O図に示す専門家−ext 、 ex2の
不一致度はそれぞれ30. o+である。専門家ext
の不一致度30が最も大きく、かっこの不一致度3oは
上記の閾値10以上であるから、結論clに関連する事
象flについての専門家exlの知識が履歴データを用
いて最小値30.最大値45に修正される。したがって
、第1表は次表のようになる。
第  9  表 専門家ext 第11図に示す不一致度は専門家ext 、 ex2と
もIOであり閾値10以下であるから、結論c1の事象
f2についての知識の修正は行なわれない。
(18)知識再合成装置 知識再合成装置35は修正された知識に関連する部分に
ついてのみ、知識の再合成を行なう。合成の方法は知識
合成装置12で行なう方法と同じである。再合成結果は
合成後知識記憶装置13に与えられ記憶される。上記の
例では、修正されたのは結論clの事象flについての
みであるので、その最小値の平均と標準偏差、最大値の
平均値と標準偏差を再計算するだけでよい。
知識全体について再合成するのではなく、関連する部分
のみの再合成であるので、処理の高速化が可能となる。
知識の再合成後は、再合成された新たな知識を用いて近
似推論が行なわれるのはいうまでもない。
(19)明瞭性再演算実行装置 明瞭性再演算実行装置36は修正された知識に関連する
部分についてのみ明瞭性の再演算を実行する。明瞭性の
演算方法は明瞭性演算装置20における方法と同一であ
る。上記の例では、修正されたのは結論clの事象fl
についてのみであるので、事象r1に関連する結論につ
いて静的情報量が求められ、それより明瞭性が算出され
る。
この演算についても、バッチ的に実行する(たとえば、
休憩時間や夜間など)ことによって1機器の稼働中にお
けるCPUの負荷量を増やすことはない。
上記実施例では、履歴データの情報に基づいて、知識記
憶装置に記憶されている専門家の知識を修正しているが
1合成後知識記憶装置に記憶されている平均値と標準偏
差を直接的に修正するようにしてもよい。
同一の近似推論装置が複数台ある場合、最初はすべてに
同じ(標準的な)知識を入れておいても、自動的に知識
を修正していくので、経年変化等による対象各機器の特
性にあった故障診断が可能となる。
上述した各装置11〜23.31〜36はメモリおよび
表示装置を含むコンピュータによって実現できるのはい
うまでもない。たとえば知識合成装置12゜各種演算装
置15.1B、 17.19.20.22.33.35
゜36はプログラムにしたがって動作するCPUによっ
て好適に実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は近似推論装置および知識自動修正装置の全体構
成の一例を示すブロック図である。 第2図はガウス分布を示すグラフである。 第3a図から第3c図はメンバーシップ関数が形成され
る様子を示すグラフである。 第4a図および第4b図は、各事象ごとに得られたメン
バーシップ関数を示すグラフである。 第5a図および第5b図は適合度を求める様子を示すグ
ラフである。 第6図は履歴記憶データ作成処理手順を示すフロー・チ
ャートである。 第7図は履歴データ・ファイルの一例を示すものである
。 第8図は不一致度算出処理手順を示すフロー・チャート
である。 第9図は不一致度データ・ファイルの一例を示すもので
ある。 第10図および第11図は不一致度の例を示すものであ
る。 32・・・履歴記憶装置。 33・・・不一致度算出装置。 34・・・知識修正装置。 35・・・知識再合成装置。 36・・・明瞭性再演算実行装置。 11・・・知識記憶装置。 12・・・知識合成装置。 13・・・合成後知識記憶装置。 14・・・事象値入力装置。 15・・・適合度演算装置。 16・・・動的情報量演算装置。 17・・・可能性演算装置。 18・・・可能性表示装置。 19・・・静的情報量演算装置。 20・・・明瞭性演算装置。 21・・・明瞭性記憶装置。 22・・・明瞭性加算装置。 23・・・明瞭性表示装置。 31・・・正当性情報入力装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)事象と結論との関係を表わす専門家の知識をあら
    かじめ記憶しておき、入力データを上記知識にあてはめ
    ることにより結論の可能性を演算する近似推論装置に対
    して設けられ、 結論の正しさの情報を入力する正当性情報入力手段、 正しさの情報が入力された結論に関して、入力された事
    象値データを蓄積的に記憶する手段、所定の結論につい
    て上記記憶手段に記憶されている事象値データと同じ結
    論について記憶されている専門家の知識との不一致度を
    算出する不一致度算出手段、および 算出された不一致度に応じて、上記事象値データによっ
    て専門家の知識を修正する手段、 を備えた近似推論のための知識自動修正装置。
  2. (2)上記知識修正手段は、算出された不一致度が所定
    値以上である場合に対応する専門家の知識を修正する、
    請求項(1)に記載の近似推論のための知識自動修正装
    置。
JP17029390A 1990-06-28 1990-06-29 近似推論のための知識自動修正装置 Expired - Fee Related JP3211236B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17029390A JP3211236B2 (ja) 1990-06-29 1990-06-29 近似推論のための知識自動修正装置
US07/714,020 US5651100A (en) 1990-06-28 1991-06-12 Approximate reasoning apparatus
KR1019910010534A KR950010415B1 (ko) 1990-06-28 1991-06-25 근사 추론 장치
DE4121453A DE4121453C2 (de) 1990-06-28 1991-06-28 Näherungsschlußfolgerungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17029390A JP3211236B2 (ja) 1990-06-29 1990-06-29 近似推論のための知識自動修正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0460837A true JPH0460837A (ja) 1992-02-26
JP3211236B2 JP3211236B2 (ja) 2001-09-25

Family

ID=15902277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17029390A Expired - Fee Related JP3211236B2 (ja) 1990-06-28 1990-06-29 近似推論のための知識自動修正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3211236B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05128086A (ja) * 1991-10-30 1993-05-25 Adoin Kenkyusho:Kk ネツトワーク型情報処理システム
JPH05342189A (ja) * 1992-06-10 1993-12-24 Adoin Kenkyusho:Kk ネットワーク型情報処理装置の学習システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05128086A (ja) * 1991-10-30 1993-05-25 Adoin Kenkyusho:Kk ネツトワーク型情報処理システム
JPH05342189A (ja) * 1992-06-10 1993-12-24 Adoin Kenkyusho:Kk ネットワーク型情報処理装置の学習システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3211236B2 (ja) 2001-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Peduzzi et al. A simulation study of the number of events per variable in logistic regression analysis
JP3211241B2 (ja) 近似推論装置
Azevedo et al. Inequality, mobility and middle classes in Latin America
Ghoshray Dynamic persistence of primary commodity prices
Horváth et al. Sequential monitoring of changes in dynamic linear models, applied to the US housing market
Benati Do TFP and the relative price of investment share a common I (1) component?
JPH0460837A (ja) 近似推論のための知識自動修正装置
KR950010415B1 (ko) 근사 추론 장치
Hasan et al. Impact of exchange rate volatility on the export performance of developing country: Evidence from bilateral trade between Bangladesh and the us
Shahzad et al. Relationship between remittance, export, foreign direct investment and growth: A panel Cointegration and Causal Analysis in South Asia
Vaninsky Stochastic DEA with a perfect object and its application to analysis of environmental efficiency
WO2021249858A1 (en) Methods and systems for searching an ecg database
JP3049738B2 (ja) 近似推論装置と人間とのインターフェイス装置
JP3211240B2 (ja) 近似推論装置
Brown Testing the Export-Led Growth Hypothesis: An Application of the ARDL Bounds Test Approach–Evidence from Jamaica and Selected Latin American and Caribbean Countries
Asfaha et al. Exchange rate misalignment and international trade competitiveness: A cointegration analysis for South Africa
US20210043327A1 (en) Computing device, portable device and computer-implemented method for predicting major adverse cardiovascular events
JP3211235B2 (ja) 近似推論装置と人間とのインターフェイス装置
WO2023223545A1 (ja) プラント運転支援システム
Bhowmik Impact of Gender Development Index on Human Development Index and Gross Domestic Product Per Capita
Çelik et al. The role of gender in the government expenditure and unemployment nexus: An investigation at regional level for Turkey
Bachmann Responsibility sharing, beliefs and risk taking
Martel García Small, slow, and diminishing: The effect of democracy on the under-five mortality rate
TW202123146A (zh) 核心匯率生成裝置、核心匯率生成方法及程式
Narayan Investigating the Link between Inflation and Economic Growth in Fiji: An ARDL Bounds Testing and Error Correction Approach

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees