JPH0459010A - 金属溶湯用濾材とその製造方法 - Google Patents

金属溶湯用濾材とその製造方法

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JPH0459010A
JPH0459010A JP2164474A JP16447490A JPH0459010A JP H0459010 A JPH0459010 A JP H0459010A JP 2164474 A JP2164474 A JP 2164474A JP 16447490 A JP16447490 A JP 16447490A JP H0459010 A JPH0459010 A JP H0459010A
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • B01D39/20Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of inorganic material, e.g. asbestos paper, metallic filtering material of non-woven wires
    • B01D39/2068Other inorganic materials, e.g. ceramics
    • B01D39/2072Other inorganic materials, e.g. ceramics the material being particulate or granular
    • B01D39/2075Other inorganic materials, e.g. ceramics the material being particulate or granular sintered or bonded by inorganic agents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属溶湯、特にアルミニウム溶湯中に含まれる
不純物(介在物)を濾過するに適した金属溶湯用濾材に
関する。
[従来の技術] 金属の薄板や箔は金属溶湯なインゴットに鋳造し、これ
を圧延することにより製造される。ところか、金属溶湯
に含まれる金属酸化物や耐火物の微小破片等の固形不純
物がそのままインゴット中に混入すると、これを圧延し
て薄板や箔等を製造する過程でピンホール、表面欠陥が
発生することかある。これを防ぐには、溶湯中から固形
不純物を除去する必要かあり、そのため、例えば特公昭
52−22327号公報て示されるように、炭化珪素や
アルミナ等の骨材粒子を無機質結合材により結合させて
骨材粒子間に無数の微細連続気孔を形成した構成のチュ
ーブ状の濾材が使用されている。この濾材によれば、目
詰まりを長期間にわかり防止でき、また捕獲した不純物
の流出がなく、しかも気孔径を適切になし得て精密な濾
過が可能になるという利点がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、特公昭52−22327号公報記載の
濾材は優わたものであるが、との濾材にあっても、骨材
粒子の結合材中に5in2を含むため、濾過中に溶湯に
シリコンが溶出する溶湯汚染(シリコンピックアップ)
や耐蝕性の点で問題があった。
[課題を解決するための手段] 従って、本発明は上記した特公昭52−22327号公
報記載の濾材をさらに改良した金属溶湯用濾材を提供す
ることを目的とする。
そしてその目的は、本発明によれば、セラミック骨材粒
子を無機質結合材により結合させた多孔質の濾材てあっ
て、該骨材粒子としてTiO2を2.0重量%以上含有
する溶融アルミナ粒子を用いるとともに、その組成か5
iO235〜50重量%、B 20 ’s 9〜20重
量%、MgO10〜15重量%、CaO5〜10重量%
で残部がA立203である無機質結合材を用い、かつ該
骨材粒子100重量部に対して該無機質結合材を5〜2
0重量部配合してなることを特徴とする金属溶湯用濾材
、および、セラミック骨材粒子を無機質結合材により結
合させることにより多孔質の金属溶湯用濾材を製造する
に当り、TiO2を2.0重量%以上含有する溶融アル
ミナ粒子を骨材粒子とし、この骨材粒子100重量部に
対し、5iO235〜50重量%、B2039〜20重
量%、MgO1O〜15重量%、CaO5〜10重量%
で残部がA!;L203の組成を有する無機質結合材5
〜20重量部を配合した後混練し、得られた混練物を成
形、乾燥した後、この成形体を1200〜1450℃の
温度にて焼成することを特徴とする金属溶湯用濾材の製
造方法、により達成される。
[作用コ 本発明においては、TiO2を2.0重量%以上含有す
る溶融アルミナ粒子を骨材粒子とし、これに特定組成の
無機質結合材を所定量配合させたことに特徴を有する。
このような構成を有するため、得られる濾材は強度が大
きく、しかも捕集性部が良好なものとなる。
本発明て骨材粒子として用いる溶融アルミナ粒子は、溶
融した無機質結合材と濡れ易く、しかもT i 02を
2.0重量%以上含有するため、結合材との焼結性を高
め、強度を上げることかできる。溶融アルミナ粒子のT
 i O2含有量が2.0重量%未満では、得られる濾
材の強度が低くなり、好ましくない。
また、骨材粒子に対し添加する無機質結合材は、骨材粒
子100重量部に対し5〜20重量部の範囲が好ましい
。無機質結合材の配合量が5重量部未満の場合には、強
度が低くしかも濾材からの骨材の脱粒が生じるという問
題があり、一方無機質結合材の配合量が20重量部を超
えると濾材の気孔が減少して早期に目詰まりを起こし、
通湯量が少なくなるので好ましくない。
本発明で用いる無機質結合材としては、その組成が5i
0235〜50重量%、820.9〜20重量%、Mg
O10〜15重量%、CaO5〜10重量%で残部がA
n、03であるものを用いる。この組成の無機質結合材
は、1200〜1450°Cで完全溶融し、強固で安定
なホウケイ酸ガラスを生成し、S i O2が存在して
も金属溶湯、特にアルミニウム溶湯に対して耐蝕性の良
いものとなる。
なお、濾材の形状はチューブ状に限られず板状てあって
もよい。また、濾材の厚さは通常15〜355〜35重
量部よい。
次いて、本発明の濾材の製造方法を説明する。
まず、TiO2を2.0重量%以上含有する溶融アルミ
ナ粒子100重量部に対し、上記した特定組成の無機質
結合材5〜20重量部を配合し、カルボキシルメチルセ
ルロース(CMC)、リグニンスルホン酸カルシウム、
デキストリン等の有機バインターと適当量の水分を加え
、混練した後、混練物を所定形状に成形する。次いて成
形体を乾燥した後、この成形体を1200〜1450’
Cの温度にて焼成することにより、本発明の濾材を製造
することがてきる。
本発明の焼成温度としては、無機質結合材の組成との関
係があり、1200〜1450℃にすることが好ましい
。1200°C未満ては無機質結合材が不完全溶融とな
り、1450 ’Cを超えるとB2O3か飛散するのて
好ましくない。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するか
、本発明はこれらの実施例に限られるものてはない。
(実施例1) 粒度#24てTiO2含有量を変化させた溶融アルミナ
粒子を骨材とし、それに対して無機質結合材の添加量及
び組成を変化させて添加し、これにカルボキシメチルセ
ルロース(CMC)、デキストリン等の有機バインダー
、水を加えて混練した。得られた混練物を、外径Zoo
m■φ、内径60m■φ、長さ700mmの一端を閉じ
たパイプ形状に成形し、次いて乾燥した後、各種の温度
で焼成を行い多孔質の焼成体を得た。この多孔質焼成体
について、見掛気孔率、通気量(14mm水柱)、抗折
強度、Si流出量等について測定を行い、更に、浸漬後
のサンプルの750℃における残存強度及び通湯量の測
定を行った。これらの結果を表−1に示す。
なお、見掛気孔率はJ I 5R2205−74の方法
に従って求めた。通気量はマツセンガレ(Massen
gale)の通気量測定装置に基いて作製した測定装置
を用い差圧14nni水柱にて測定した。Si流出量は
、焼成体1kgをJIS  5056アルミニウム合金
10kgの750℃溶湯中に浸漬し、24時間後にサン
プリングして行った。
また、常温における抗折強度はJIS  R2213に
準し、浸漬後のサンプルの750 ’Cでの残存強度は
750℃に加熱した電気炉内で第1図に示すような3点
曲げ試験にて測定した。通湯量は750°Cに保持した
JIS  105(1)アルミニウム溶湯を上記で得ら
れた多孔質体に通過させ、単位面積当りの通湯量を測定
した。
表−1の結果より明らかなように、本発明に示す各要件
を満足する多孔質体は、要件を満足しない多孔質体に比
し、金属溶湯用濾材としての各種特性、即ち、通湯量、
Si流出の少なさ、抗折強度及び残存強度などの特性を
バランス良く有していることがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、TiO2を2.
0重量%以上含有する溶融アルミナ粒子を骨材粒子とし
、これに特定組成の無機質結合材を所定量配合したので
、骨材と無機質結合材との濡れ性、結合性が高められ、
その結果強度の大なる金属溶湯用濾材を得ることができ
る。また、無機質結合材は強固て安定なホウケイ酸ガラ
スを生成するため、結合材中に5in2が存在しても、
金属溶湯、特にアルミニウム溶湯に対する耐蝕性に優れ
た濾材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は750°Cにおける3点曲げ試験を示す説明図
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミック骨材粒子を無機質結合材により結合さ
    せた多孔質の濾材であって、 該骨材粒子としてTiO_2を2.0重量%以上含有す
    る溶融アルミナ粒子を用いるとともに、その組成がSi
    O_235〜50重量%、B_2O_39〜20重量%
    、MgO10〜15重量%、CaO5〜10重量%で残
    部がAl_2O_3である無機質結合材を用い、かつ該
    骨材粒子100重量部に対して該無機質結合材を5〜2
    0重量部配合してなることを特徴とする金属溶湯用濾材
  2. (2)セラミック骨材粒子を無機質結合材により結合さ
    せることにより多孔質の金属溶湯用濾材を製造するに当
    り、 TiO_2を2.0重量%以上含有する溶融アルミナ粒
    子を骨材粒子とし、この骨材粒子100重量部に対し、
    SiO_235〜50重量%、B_2O_39〜20重
    量%、MgO10〜15重量%、CaO5〜10重量%
    で残部がAl_2O_3の組成を有する無機質結合材5
    〜20重量部を配合した後混練し、得られた混練物を成
    形、乾燥した後、この成形体を1200〜1450℃の
    温度にて焼成することを特徴とする金属溶湯用濾材の製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106673698A (zh) * 2017-02-08 2017-05-17 无锡工艺职业技术学院 一种吸附废水杂质的陶瓷颗粒

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