JPH0458426B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0458426B2
JPH0458426B2 JP59254115A JP25411584A JPH0458426B2 JP H0458426 B2 JPH0458426 B2 JP H0458426B2 JP 59254115 A JP59254115 A JP 59254115A JP 25411584 A JP25411584 A JP 25411584A JP H0458426 B2 JPH0458426 B2 JP H0458426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractory
weight
binder
spraying
furnace
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59254115A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61132556A (ja
Inventor
Kenkichi Hirano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP59254115A priority Critical patent/JPS61132556A/ja
Publication of JPS61132556A publication Critical patent/JPS61132556A/ja
Publication of JPH0458426B2 publication Critical patent/JPH0458426B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本発明は、耐火物バインダー及びそれに耐火物
を配合してなる耐火物に関する。 〈従来技術〉 炉材の耐火物として、その施工性から吹付施工
が多用されており、炉材の補修にも多く使用され
ている。このバインダーとしてはリン酸塩やアル
ミナセメント及び結晶質のカルシウムアルミネー
ト粉末等が使用されていた。 しかしこれら材料は炉内が常温の場合は通常の
吹付施工ができたが、炉がまだ高温の場合は充分
にはできなかつた。即ち、熱により水分が急激に
蒸発し、吹付材料が剥離し、炉壁に付着しにくい
等の欠点があつた。そのため、炉を例えば3日な
ど長時間かけて冷却しなければ補修が出来ない状
態であつた。しかもこのように長時間をかけて補
修したものも、耐火度が低いとか、炉壁への付着
力が弱い等の問題を抱えていた。 〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者は前記問題点を解決するため、種々検
討した結果、特定の無定形カルシウムアルミネー
ト粉末を使用することによつて、高温の炉壁への
吹付施工が可能となり炉壁への付着力が強く、か
つ高耐火度となることを知見し本発明を完成する
に到つた。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明はCaO・Al2O3の組成に対応する無定形
カルシウムアルミネートを含有することを特徴と
する耐火物バインダー及びそれと耐火材料とから
なる耐火物である。 以下、詳しく本発明を説明する。 本発明で使用する無定形カルシウムアルミネー
ト(以下A−CAという)は、CaO・Al2O3(以下
CAという)を溶融後例えば圧縮空気等の流体又
は水等の液体に接触させ、その溶融物を急冷却
し、無定形としたものである。A−CA中の無定
形は少なくとも90重量%以上が好ましく、100%
がさらに好ましい。無定形の判断はX線回折によ
りモノカルシウムアルミネートの回折線の消出に
より行う。 無定形化する手段としては冷却速度を速める方
法、(例えばair量、水量を多くする。)、又は融点
降下剤としてCaF2等のハロゲン化物、ホウ素化
合物等を少量添加する方法等がある。融点降下剤
は耐火度の面からできるだけ少量が好ましい。 本発明のA−CAは粉砕して使用する。その粉
末度はブレーン値で2000cm2/g以上が好ましく、
4000〜7000cm2/gがさらに好ましい。A−CAが
必要以上に細かいと、粉塵の発生等問題があり、
必要以上に粗いと、反応が低下し、初期強度の低
下及び付着強度の低下の原因ともなる。 耐火物バインダー中のA−CAの量は多ければ
多い程良いが、通常50重量%以上が好ましく、70
重量%以上がさらに好ましい。 耐火物バインダーは、耐火材料と混合して耐火
物とする。耐火物バインダーの量は2〜20重量%
で5〜10重量%が好ましい。2重量%より少ない
とバインダー性能が低下し、20重量%より多いと
耐火度が低下する。 耐火材料としては、特に規定されるものではな
く、例えばアルミナ質、シリカ質、アルミナシリ
カ質、マグネシア質、ジルコニア質及び炭化珪素
質等が挙げられる。吹付施工上又は、耐火物とし
ての高温での強度等よりその材料及び粒度等が選
定される。 吹付施工にあたつての具体例を示す。 耐火物バインダーと耐火材料を予め混合し、そ
れを吹付機で圧送し、吹付直前に水を添加し、水
と耐火物バインダー及び耐火材料を混合吹付す
る。水量が必要以上に多いと吹付後の強度増進が
期待できず、水分の蒸発により付着力が低下し、
剥離したり、ダレを起こしたりする。又、必要以
上に水量が少ないとリバウンドの量が多くなるの
で、施工上問題のない、例えば5〜20重量%程度
の範囲でできるだけ水量を少なくすることが好ま
しい。 添加する水の量を少なくするために減水剤、特
に高性能減水剤を使用することは好ましい。 更に通常使用される有機酸やアルカリ炭酸塩等
の遅延剤やその他セメント添加剤を使用すること
もできる。 耐火度及び高温強度の上昇、更には吹付時のリ
バウンド減少の目的で耐火材料として例えばシリ
カフラワーやアルミナ粉末等のシリカ質やアルミ
ナ質等の微粉末を使用することも効果的である。 又、リン酸及びケイ酸塩等の従来の耐火物バイ
ンダーを併用することも可能である。 本発明の耐火物バインダー及び耐火物は、吹付
施工以外に流し込み、タンピング等が可能であ
る。その場合必要により硬化遅延させて使用する
ことが好ましい。 〈実施例〉 以下実施例で本発明を更に詳しく説明する。 実施例 1 電気炉でアルミナセメントを溶融した。その溶
融物を5%の圧縮空気で吹き飛ばし急冷し、A−
CAを得た。そのA−CAを粉砕しプレーン値で
5500cm3/gとし、これを7重量部、アルミナ粉3
重量部、シリカフラワー7重量部及び5mm下に粉
砕したマグネシアクリンカー100重量部を混合し
た。又一部溶融物を徐冷し、A−CAをとりX線
回折分析を行つたところ無定形のCA90重量%で
あつた。 この混合物をアリバー社製260型吹付機で50m
圧送し、ノズル手前で5mで水を混合物100重量
部に対して12重量部の割合で吹込み、混合吹付し
た。 吹付面は平均315℃の耐火レンガで15m2を吹付
した。本発明の耐火物は吹付と同時に固化し、剥
離もなくリバウンドも9重量%と極めて少なかつ
た。 吹付後2時間で炉の使用開始が可能となつた。 比較例 1 A−CAの代りに電気化学工業(株)製ハイアルミ
ナセメント及びその急結剤として市販の水酸化カ
ルシウムを2重量部加えたこと以外は実施例1と
同様に吹付施工を行つた。 その結果吹付面の耐火レンガが100℃より高温
では剥離が多く実用できなかつた。 実施例 2 実施例1で得たA−CAを下記のように粉砕し
たこと以外は実施例1と同様に行つた。結果を表
−1に示す。
【表】 註 * 剥離若干あり
実施例 3 A−CAの混合量を4.6、12及び27重量部とした
こと以外は実施例1と同様に行つた。結果を表−
2に示す。
【表】 〈発明の効果〉 以上説明した通り、本発明はA−CAを含有し
てなる耐火物バインダー及びそれと耐火材料とか
らなる耐火物に関するものであり、本発明によつ
て奏される効果は以下の通りである。 1 急結力が大きく、高温状態で使用しても剥離
がない。 2 従来、炉の冷却まで含めて3日以上かかつて
いたものが、1日以内で終了でき、時間の節約
及び生産性の向上がはかれる。 3 短時間で高強度となるため、低バインダー量
でも施工が可能で経済性に優れる。 4 耐火物の耐火度を向上することができる。 5 特に吹付施工を行うことによりリバウンドも
少く、短時間で施工が可能なため施工能率を極
めて高くできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 CaO・Al2O3の組成に対応する無定形カルシ
    ウムアルミネートを含有することを特徴とする耐
    火物バインダー。 2 CaO・Al2O3の組成に対応する無定形カルシ
    ウムアルミネートを含有する耐火物バインダーと
    耐火材料からなる耐火物。
JP59254115A 1984-12-03 1984-12-03 耐火物バインダ− Granted JPS61132556A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59254115A JPS61132556A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 耐火物バインダ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59254115A JPS61132556A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 耐火物バインダ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61132556A JPS61132556A (ja) 1986-06-20
JPH0458426B2 true JPH0458426B2 (ja) 1992-09-17

Family

ID=17260427

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JP59254115A Granted JPS61132556A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 耐火物バインダ−

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JP (1) JPS61132556A (ja)

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JPS61132556A (ja) 1986-06-20

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