JPH0458391A - 入出金処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、銀行等の金融機関において入出金の自動取引
に使用される入出金処理装置に関する。

（従来の技術） 今日、金融機関においては、預貯金の預入れや引出し等
を自動的に行なうために、入出金処理装置が多用されて
いる。

第３図に、そのような入出金処理装置の外観図を示す。

図の装置は、装置本体１ｏの前面に顧客に対する操作案
内を表示するデイスプレィ１１と、金額等の指示を入力
するキー１２と、預金通帳を挿入するための通帳挿入孔
１３と、カードを挿入するためのカード挿入孔１４と、
装置の処理可能な業務を案内する案内板１５と、紙幣の
投入や受取りを行なうための紙幣投入受取口３１などが
設けられている。

第２図に、このような従来装置の縦断面図を示す。

図の装置は、図の右上方に図示した紙幣投入受取口３１
から受入れた紙幣を、図の中央の紙幣鑑別部３３におい
て真偽判定、損券判定等を行ない、図の下方に示した金
庫３６〜３９に収容する一方、これらの金庫３６〜３９
に収容された紙幣を、紙幣鑑別部３３において鑑別し、
紙幣投入受取口３１に差出す等の動作を行なう構成とさ
れている。紙幣投入受取口３１の下側には、入金紙幣を
一時貯留する一時貯留部３２と、その入金紙幣を１枚ず
つ分離給送する分離給送部３２ａが設けられている。

入金動作時には、紙幣は、分離給送部３２ａから搬送路
４０を介して紙幣鑑別部３３に送り込まれる。紙幣鑑別
部３３において鑑別された紙幣は、真券と偽券とに区別
され、真券は真券−括集積部３４に集積され、偽券は偽
券−括集積部３５に集積される。

認識された金額は、第３図に示すデイスプレィ１１に表
示され、顧客の確認を促す。顧客が取引を停止すれば、
真券−括集積部３４に集積された真券と、偽券−括集積
部３５に集積された偽券は、共に紙幣投入受取口３１を
介して顧客に返却される。顧客が入金金額の確認を行な
った場合には、紙幣は金庫に収容される。

ここで、図の装置には、千券金庫３６、万券金庫３７、
損券金庫３８及びリジェクト金庫３９が設けられている
。

千券金庫３６と万券金庫３７は、それぞれ出金用の千円
券と万円券を収容する金庫である。また、損券金庫３８
は、入金紙幣の内、損傷のある損券と判定された紙幣を
収容する金庫である。また、リジェクト金庫３９は、出
金時の金種判定や、２枚重なり合って搬送された紙幣等
を出金用から除外し、これを収容するための金庫である
。

入金紙幣であって真券と判定された紙幣は、損券を除き
、千券金庫３６あるいは万券金庫３７に収容され、出金
用に再利用される。

一方、出金動作時には、千券金庫３６あるいは万券金庫
３７の上方に配置された、分離吸引ドラム３６ａあるい
は３７ａにより紙幣が取出され、搬送路４０を経て、紙
幣鑑別部３３に送り込まれる。そして、出金金額に該当
する紙幣が真券−括集積部３４に集積され、搬送路４０
ａを介して紙幣投入受取口３１に差出される。

紙幣鑑別部３３において、リジェクトされた紙幣はりジ
ェクト金庫３９に収容される。

また、顧客が紙幣を取り忘れた場合には、取込み収納庫
４１にその紙幣を収納し、−時保管する。

（発明が解決しようとする課題） 入出金処理装置は、通常、以上のように動作するが、金
融機関等の休日においては、その運用形態を異にする場
合がある。

即ち、入出金処理モードで装置が動作中、例えば出金用
の紙幣が不足した場合には、係員が千券金庫３６や万券
金庫３７の交換を行なう。また、入金金額や鑑定結果に
ついてトラブルが発生した場合には、係員が対応する。

通常、出金用の紙幣は、予め厳重に鑑定され計数されて
、千券金庫３６や万券金庫３７に収容されており、これ
が使用されることから、障害発生の率は低い。

これに対して、入金の際には、紙幣投入受取口３１から
何が投入されるか不明でありトラブルが発生し易い。

従って、係員が十分に対応することのできない休日の運
用形態としては、出金取引専用モードとされる場合が多
い。ところが、このような運用形態では、出金紙幣の枚
数が非常に多くなり、紙幣の枚数不足による入出金処理
装置の停止や、金庫交換のための作業回数が増加すると
いう問題もあった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、休日運用
の際の紙幣取扱量を増加させ、その操作性とサービス向
上を図った入出金処理装置を提供することを目的とする
ものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の入出金処理装置は、入出金処理モードと、出金
専用モードとの２種のモードで動作するものであって、
前記２種のモードの切替えを行なう切替えスイッチを備
え、前記入出金処理モードで動作するときには、所定の
金庫装着位置に損券と判定された入金紙幣を収容する損
券金庫が装着され、前記出金専用モードで動作するとき
には、前記金庫装着位置と同一位置に、損券金庫に代え
て出金用の予備紙幣を収容した補助金庫が装着されるこ
とを特徴とするものである。

尚、モードの切替えを行なう切替えスイッチは、損券金
庫及び補助金庫に設けられた固有の切替え手段により、
金庫装着と同時に切替えられる構成とされることが好ま
しい。

（作用） 本発明の装置は、平日運用と休日運用のために、入出金
処理モードと出金専用モードの２種のモードで動作する
。そして、出金専用モードで動作するときには、通常、
損券金庫が装着された位置に、出金用の予備紙幣を収容
した補助金庫が装着される。また、装置内部に、モード
切替え用の切替えスイッチを設ける。これにより、出金
専用モードでの出金可能紙幣枚数を大幅に増加できる。

更に、損券金庫と補助金庫に、それぞれ固有の切替え手
段を設ければ、装置への装着時、自動的に切替えスイッ
チが切替えられ、該当するモードが選択される。

（実施例） 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。

第１図は、本発明の装置の実施例を示す側断面図である
。

図の装置の外観は、第３図で示したものと同様であり、
その内部構成は第２図で説明した従来装置と大部分が共
通である。従って、その同一部分には同一符号を付して
いる。

即ち、図の装置は、右上部分に設けられた紙幣投入受取
口３１に紙幣が投入された際、−時保留部３２に入金紙
幣を一時保留し、分離給送部３２ａで紙幣を分離し、搬
送路４０を介して、紙幣鑑別部３３にその紙幣を送り込
む。

紙幣鑑別部３３で真偽判定、損券判定等のされた紙幣は
、真券−括集積部３４や偽券−括集積部３５に一時保留
され、取引成立後、千券金庫３６や万券金庫３７に収納
される。また、損券は、損券金庫３８に収納される。出
金の際は、千券金庫３６あるいは万券金庫３７から、吸
引ドラム３６ａや３７ａにより取出された紙幣が、紙幣
鑑別部３３において判定され、搬送路４０を介して、紙
幣投入受取口３１に差出される。リジェクトされた紙幣
は、リジェクト金庫３９に収納される。

ここで、本発明の装置には、このような動作を制御する
ために、現金自動取引装置制御部２０が設けられている
。この現金自動取引装置制御部２０は、装置全体の動作
を制御するプロセッサ等から構成される。

そして、この装置は、平日運用のためのモードと休日運
用のためのモードとの２種のモード、即ち入出金処理モ
ードと出金制御モードで動作するよう構成されている。

従って、現金自動取引制御部２０には、入出金処理モー
ドプログラム２０ａと出金制御モードプログラム２０ｂ
とが設けられ、何れかのプログラムが選択されて、装置
の制御に使用される。

また、本発明の装置は、係員の指示により、その動作モ
ードを選択するために、動作モード判定回路２１を設け
ている。即ち、動作モード判定回路２１の出力によって
、現金自動取引制御装置部２０の入出金処理モードプロ
グラム２０ａか、出金制御モードプログラム２０ｂの何
れかが選択される構成となっている。

装置の内部には、スイッチ２２が設けられ、このスイッ
チは、例えば係員に操作され、動作モード判定回路２１
によるプログラム選択動作を決定する。この切替えスイ
ッチ２２は、例えばオン／オフスイッチから成り、スイ
ッチオンの場合には入出金処理モード、スイッチオフの
場合には出金専用モードで動作するように設定しておく
。

また、本発明においては、出金専用モードの際、入出金
処理モードにおいて、損券金庫３８が装着されていた金
庫装着位置に、出金用の予備紙幣を収容した補助金庫２
３を収容するように構成している。例えば、補助金庫２
３には万券を収容しておき、万券金庫３７を用いた出金
処理の実行中、万券が不足すると、出金用の金庫の切替
えが行なわれる。この場合には、吸引ドラム３８ａが動
作を開始する。このような構成は、従来、出金専用機に
使用されていた構成と同様のものであり、更に詳細なメ
カニズムの説明は省略する。

ところで、第１図の実施例では、係員が損券金庫３８と
補助金庫２３とを交換する度に、切替えスイッチ２２を
操作し、動作モードの切替えを行なう必要がある。しか
しながら、このような操作は、誤り無く、確実に行なわ
れることが好ましい。

そこで、第４図以下に示す実施例において、動作モード
の自動選択を実現している。

第４図は、本発明の装置の金庫部の拡大図である。

図のように、通常、金庫３６〜３９は、−括して詳細を
図示しないトレー２４に搭載されている。

そして、金庫の脱着作業は、次のように行なわれる。

先ず、図の状態で金庫を取出す場合には、始めに、図示
しないエレベータによって、トレー２４が矢印■方向に
下降する。その後、図示しない把手等を掴み、トレー２
４を矢印■方向に引出す。

金庫装着の場合には、ちょうどこれと逆の手順で、矢印
■方向にトレー２４を挿入し、最後に、図示しないエレ
ベータにより、矢印■方向にトレー２４を上昇させて装
着を終了する。

このような装置において、本発明の場合、損券金庫３８
あるいは第１図に示す補助金庫２３の装着される金庫装
着位置上方に、２つのリミットスイッチ２２ａ、２２ｂ
から成る切替えスイッチを配置した。

第５図（ａ）、（ｂ）には、そのようなスイッチと金庫
の裏面の斜視図を示す。

図のように、本発明の装置においては、損券金庫３８［
同図（ｂ）］及び補助金庫２３［同図（ａ）］の裏面に
は、その上部にＬ字型の金具３８ａ、２３ａが溶接等に
より固定されている。

この金具２３ａを、本発明において切替え手段と呼んで
いる。

例えば、同図（ａ）において、補助金庫２３が装置に装
着されると、先に説明した要領で、補助金庫２３は■の
方向の昇降する。従って、補助金庫２３が装着された場
合、この切替え手段２３ａがその上方に配置されたスイ
ッチ２２ａをオンする６図の（ｂ）に示す損券金庫３８
にも、同様の切替え手段３８ａが設けられ、この切替え
手段３８ａは、金庫の上昇時、スイッチ２２ｂをオンす
る。

第１図に示す動作モード判定回路２１は、スイッチ２２
ａがオンした場合出金専用モード、スイッチ２２ｂがオ
ンした場合入出金処理モードと判定し、その結果を、現
金自動取引装置制御部２０に向は通知するよう構成され
ている。

この結果、損券金庫３８あるいは補助金庫２３が装着さ
れると、自動的に入出金処理モードあるいは出金専用モ
ードが選択され、装置がそのモードで動作を開始するこ
とになる。これにより、係員の操作の負担が軽減され、
確実に簡便に運用状態の切替えを行なうことができる。

本発明は以上の実施例に限定されない。

金庫装着時に動作モードを切替えるための手段は、上記
実施例の他、いわゆる光センサな使用したものや磁気的
なセンサを使用したもの等、種々の態様変更が可能であ
る。

（発明の効果） 以上説明した本発明の入出金処理装置は、入出金処理モ
ードで損券金庫が装着された金庫装着位置に、出金専用
モードの際、出金用の予備紙幣を収容した補助金庫を装
着するようにしたため、休日運用等において出金紙幣を
より多く準備することができ、装置の有効な運用と、金
庫脱着のための係員の負担を軽減することができる。ま
た、損券金庫や補助金庫装着時、自動的にモード切替え
を行なうようにすれば、より係員の負担を軽減し、切替
え作業を確実に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の実施例を示す側断面図、第２図
は従来装置の側断面図、第３図は入出金処理装置外観図
、第４図は本発明の装置の金属部拡大図、第５図は金庫
裏面斜視図である。 ２０・・・現金自動取引装置制御部、 ２１・・・動作モード判定回路、 ２２・・・切替えスイッチ、２３・・・補助金庫、３１
・・・紙幣投入受取口、３３・・・紙幣鑑別部、３６・
・・千券金庫、３７・・・万券金庫、３８・・・損券金
庫、３９・・・リジェクト金庫。 特許出願人　沖電気工業株式会、劣１、人出金処理装置
概ｍ図 第　　８　　図 従来ｍ置の側断面図 第２図 金庫裏面の斜視図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入出金処理モードと、出金専用モードとの２種のモ
   ードで動作するものであって、前記２種のモードの切替
   えを行なう切替えスイッチを備え、 前記入出金処理モードで動作するときには、所定の金庫
   装着位置に、損券と判定された入金紙幣を収容する損券
   金庫が装着され、 前記出金専用モードで動作するときには、前記金庫装着
   位置と同一位置に、損券金庫に代えて出金用の予備紙幣
   を収容した補助金庫が装着されることを特徴とする入出
   金処理装置。 ２、モードの切替えを行なう切替えスイッチは、損券金
   庫及び補助金庫に設けられた固有の切替え手段により、
   金庫装着と同時に切替えられる構成とされたことを特徴
   とする入出金処理装置。