JPH0458069A - 液圧回転機 - Google Patents
液圧回転機Info
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- JPH0458069A JPH0458069A JP2167549A JP16754990A JPH0458069A JP H0458069 A JPH0458069 A JP H0458069A JP 2167549 A JP2167549 A JP 2167549A JP 16754990 A JP16754990 A JP 16754990A JP H0458069 A JPH0458069 A JP H0458069A
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Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は斜板型ポンプまたはモータ、斜軸型のポンプま
たはモータ等として用いられる液圧回転機に関する。
たはモータ等として用いられる液圧回転機に関する。
従来、斜板型液圧回転機として、例えば第3図に示した
ような容量可変式の斜板型液圧ポンプが知られている。
ような容量可変式の斜板型液圧ポンプが知られている。
図において、1は液圧ポンプの本体を構成するケーシン
グを示し、該ケーシング1は筒状のセンタケーシング(
図示せず)と、このセンタケーシングの両端側を閉塞す
るフロントケーシングIAリヤケーシングIBとからな
り、フロントケーシングIAの内面には後述する斜板8
の凸湾曲面8Aが摺動可能に嵌合する凹円弧状の凹湾曲
面ICが形成されている。
グを示し、該ケーシング1は筒状のセンタケーシング(
図示せず)と、このセンタケーシングの両端側を閉塞す
るフロントケーシングIAリヤケーシングIBとからな
り、フロントケーシングIAの内面には後述する斜板8
の凸湾曲面8Aが摺動可能に嵌合する凹円弧状の凹湾曲
面ICが形成されている。
2はケーシング1に軸受3等を介して回転自在に支持さ
れた回転軸を示し、該回転軸2は先端側が斜板8を貫通
してケーシング1外に突出し、エンジン等の原動機(図
示せず)によって回転駆動されるようになっている。
れた回転軸を示し、該回転軸2は先端側が斜板8を貫通
してケーシング1外に突出し、エンジン等の原動機(図
示せず)によって回転駆動されるようになっている。
4はフロントケーシングIA、 リヤケーシング18間
に位置してケーシング1内に回転可能に設けられたシリ
ンダブロックを示し、該シリンダブロック4は回転軸2
の外周側にスプライン2Aを介して嵌合し、該回転軸2
と一体的に回転するようになっている。そして、該シリ
ンダブロック4には回転軸2と同軸をなす仮想円(図示
せず)上に位置して周方向に所定間隔をもった、例えば
5個のシリンダ5,5.・・・が軸方向に穿設され、該
各シリンダ5の底部側には後述する分配弁板9の吸排ポ
ートと連通ずるシリンダポート5A、5A・・・がそれ
ぞれ形成されている。6,6.・・・はシリンダブロッ
ク4の各シリンダ5内に往復動可能に挿嵌されたピスト
ンを示し、該各ピストン6にはシリンダブロック4から
突出した先端部に球形部6Aが形成されている。7,7
.・・・は各ピストン6の球形部6Aに揺動可能に取付
けられた摺動部材としてのシューを示し、該各シュー7
は斜板8に設けられたシュー押え(図示せず)に案内さ
れつつ、斜板8の表面側を摺動する。
に位置してケーシング1内に回転可能に設けられたシリ
ンダブロックを示し、該シリンダブロック4は回転軸2
の外周側にスプライン2Aを介して嵌合し、該回転軸2
と一体的に回転するようになっている。そして、該シリ
ンダブロック4には回転軸2と同軸をなす仮想円(図示
せず)上に位置して周方向に所定間隔をもった、例えば
5個のシリンダ5,5.・・・が軸方向に穿設され、該
各シリンダ5の底部側には後述する分配弁板9の吸排ポ
ートと連通ずるシリンダポート5A、5A・・・がそれ
ぞれ形成されている。6,6.・・・はシリンダブロッ
ク4の各シリンダ5内に往復動可能に挿嵌されたピスト
ンを示し、該各ピストン6にはシリンダブロック4から
突出した先端部に球形部6Aが形成されている。7,7
.・・・は各ピストン6の球形部6Aに揺動可能に取付
けられた摺動部材としてのシューを示し、該各シュー7
は斜板8に設けられたシュー押え(図示せず)に案内さ
れつつ、斜板8の表面側を摺動する。
8はケーシング1内に位置してフロントケーシング1に
傾転可能に設けられた斜板を示し、該斜板8はフロント
ケーシングIAの凹湾曲面ICに嵌合するように略半円
筒状に突出した凸湾曲面8Aと、円板状に形成され、そ
の表面に各シュー7が摺動する平滑面としての摺動面8
Cが形成された円板部8Bとから大略構成されている。
傾転可能に設けられた斜板を示し、該斜板8はフロント
ケーシングIAの凹湾曲面ICに嵌合するように略半円
筒状に突出した凸湾曲面8Aと、円板状に形成され、そ
の表面に各シュー7が摺動する平滑面としての摺動面8
Cが形成された円板部8Bとから大略構成されている。
9はリヤケーシングIBとシリンダブロック4との間に
位置してケーシング1内に設けられた円板状の分配弁板
を示し、該分配弁板9はリヤケーシングIBに固着され
、シリンダブロック4の端面と摺動回転可能に接触して
いる。そして、該分配弁板9には左、右に対向する一対
の吸排ポート10.11が層形状に形成されたている。
位置してケーシング1内に設けられた円板状の分配弁板
を示し、該分配弁板9はリヤケーシングIBに固着され
、シリンダブロック4の端面と摺動回転可能に接触して
いる。そして、該分配弁板9には左、右に対向する一対
の吸排ポート10.11が層形状に形成されたている。
そして、前記各吸排ポート10.11はりャケーシング
IBに設けた吸排通路12.13と常時連通すると共に
、シリンダブロック4が回転する間に各シリンダ5のシ
リンダポート5Aと間歇的に連通、遮断されるようにな
っている。
IBに設けた吸排通路12.13と常時連通すると共に
、シリンダブロック4が回転する間に各シリンダ5のシ
リンダポート5Aと間歇的に連通、遮断されるようにな
っている。
従来技術による斜板型液圧ポンプは上述のごとき構成を
有するもので、次にその作動について、吸排通路12側
を吸込側とし、吸排通路13側を吐出側とした場合を例
に挙げて説明する。
有するもので、次にその作動について、吸排通路12側
を吸込側とし、吸排通路13側を吐出側とした場合を例
に挙げて説明する。
まず、回転軸2を原動機によって回転駆動すると、シリ
ンダブロック4は回転軸2と一体的に回転し、分配弁板
9に対して摺動回転する。そして、各シュー7は斜板8
の摺動面8Cに設けたリング状のシュー押えによって案
内されつつ、シリンダブロック4.各ピストン6と共に
回転し、摺動面8C上を摺動し続ける。これによって、
各ピストン6は各シリンダ5内を往復動し、上死点から
下死点まで往動する吸込行程では、吸排通路12から吸
排ポート10を介して各シリンダS内に作動油を吸込み
、下死点から上死点に復動する吐出行程では各シリンダ
5内に吸込んだ作動油を高圧油として吸排ポート11か
ら吸排通路13へと吐出させる。即ち、従来技術では各
ピストン6はシリンダブロック4が1回転する間に吸込
行程と吐出行程を(り返すことによりポンプ作用が行わ
れる。
ンダブロック4は回転軸2と一体的に回転し、分配弁板
9に対して摺動回転する。そして、各シュー7は斜板8
の摺動面8Cに設けたリング状のシュー押えによって案
内されつつ、シリンダブロック4.各ピストン6と共に
回転し、摺動面8C上を摺動し続ける。これによって、
各ピストン6は各シリンダ5内を往復動し、上死点から
下死点まで往動する吸込行程では、吸排通路12から吸
排ポート10を介して各シリンダS内に作動油を吸込み
、下死点から上死点に復動する吐出行程では各シリンダ
5内に吸込んだ作動油を高圧油として吸排ポート11か
ら吸排通路13へと吐出させる。即ち、従来技術では各
ピストン6はシリンダブロック4が1回転する間に吸込
行程と吐出行程を(り返すことによりポンプ作用が行わ
れる。
ポンプ作用が行なわれる間において、吐出行程時にシリ
ンダブロック4の端面と分配弁板9の摺接面との間に高
圧が作用し、この高圧によって第3図に示す如くシリン
ダブロック4と分配弁板9とを離反させる方向の開離力
Fが発生する。
ンダブロック4の端面と分配弁板9の摺接面との間に高
圧が作用し、この高圧によって第3図に示す如くシリン
ダブロック4と分配弁板9とを離反させる方向の開離力
Fが発生する。
一方、シリンダブロック4には各シリンダ5゜5、・・
・内のピストン油圧反力により第3図に示す如(シリン
ダブロック4を分配弁板9の方へ押し付ける押付力Rが
付与される。
・内のピストン油圧反力により第3図に示す如(シリン
ダブロック4を分配弁板9の方へ押し付ける押付力Rが
付与される。
ここで、開離力Fと押付力Rとの関係について説明する
。まず、シリンダブロック4には5個のシリンダ5が穿
設されているものとする。この場合、シリンダブロック
4が第4図および第5図中矢示方向に回転すると、その
回転に伴なって、各シリンダポート5Aのうち、第4図
に示すように3個のシリンダポート5Aが高圧側の吸排
ポート11に連通している状態と、第5図に示すように
2個のシリンダポート5Aが高圧側の吸排ポート11に
連通している状態とがある。この結果、シリンダブロッ
ク4と分配弁板9との間に開離方向に作用する圧力作用
面積(第4図及び第5図中の斜線部分)は、第4図の状
態と第5図の状態では異なっている。
。まず、シリンダブロック4には5個のシリンダ5が穿
設されているものとする。この場合、シリンダブロック
4が第4図および第5図中矢示方向に回転すると、その
回転に伴なって、各シリンダポート5Aのうち、第4図
に示すように3個のシリンダポート5Aが高圧側の吸排
ポート11に連通している状態と、第5図に示すように
2個のシリンダポート5Aが高圧側の吸排ポート11に
連通している状態とがある。この結果、シリンダブロッ
ク4と分配弁板9との間に開離方向に作用する圧力作用
面積(第4図及び第5図中の斜線部分)は、第4図の状
態と第5図の状態では異なっている。
このため、第6図に実線で示すようにシリンダブロック
4の一回転中に開離力Fの大きさが変動し、高開離力発
生区間Aと低開離力発生区間Bとが生じる。また、押付
力Rについても第4図、第5図に示すように3個のシリ
ンダポート5Aが高圧側に連通ずる状態と、2個のシリ
ンダポート5Aが高圧側に連通ずる状態とがある。この
ため、第6図に一点鎖線で示す如(、押付力Rも変動し
、高押付力区間Aと低押付力区間Bとが生じる。さらに
、開離力Fはシリンダブロック4と分配弁板9との間の
摺動抵抗を低下させて機械効率を向上させる効果を有し
ているが、押付力Rよりも大きすぎると、シリンダブロ
ック4と分配弁板9との間に第8図に示す隙間Kが生じ
て流体が漏洩するという現象がある。そこで、押付力R
が開離力Fよりも犬となるように適宜設計し、シリンダ
ブロック4と分配弁板9との密着性を維持している。
4の一回転中に開離力Fの大きさが変動し、高開離力発
生区間Aと低開離力発生区間Bとが生じる。また、押付
力Rについても第4図、第5図に示すように3個のシリ
ンダポート5Aが高圧側に連通ずる状態と、2個のシリ
ンダポート5Aが高圧側に連通ずる状態とがある。この
ため、第6図に一点鎖線で示す如(、押付力Rも変動し
、高押付力区間Aと低押付力区間Bとが生じる。さらに
、開離力Fはシリンダブロック4と分配弁板9との間の
摺動抵抗を低下させて機械効率を向上させる効果を有し
ているが、押付力Rよりも大きすぎると、シリンダブロ
ック4と分配弁板9との間に第8図に示す隙間Kが生じ
て流体が漏洩するという現象がある。そこで、押付力R
が開離力Fよりも犬となるように適宜設計し、シリンダ
ブロック4と分配弁板9との密着性を維持している。
[発明が解決しようとする課題]
然るに、前述した従来技術による斜板型液圧回転機にお
いては、次のような問題点がある。
いては、次のような問題点がある。
即ち、押付力Rと開離力Fが変動し、またシリンダブロ
ック4と分配弁板9との間に隙間Kが発生するのを防止
するために、押付力Rを開離力Fよりも大きく設計する
と、分配弁板9に第5図に示すような変動する力(YZ
−WX)が作用することになる。この力は分配弁板9の
高圧側(吸排ポート11側)に作用する平均的油圧反力
の着力点の変動分であって、この力が加振力として分配
弁板9に作用する。
ック4と分配弁板9との間に隙間Kが発生するのを防止
するために、押付力Rを開離力Fよりも大きく設計する
と、分配弁板9に第5図に示すような変動する力(YZ
−WX)が作用することになる。この力は分配弁板9の
高圧側(吸排ポート11側)に作用する平均的油圧反力
の着力点の変動分であって、この力が加振力として分配
弁板9に作用する。
ところが、分配弁板9とリヤケーシングIBは直接金属
接触状態で固着されているので、ケーシングl全体を振
動させることになり、騒音を発生させるという欠点があ
る。
接触状態で固着されているので、ケーシングl全体を振
動させることになり、騒音を発生させるという欠点があ
る。
また、シリンダ5内の液圧によりピストン6が押し付け
られ、第7図に示すようなスラストカSラジアルカW、
斜板8に作用する力F、が発生する。このラジアル力W
が回転軸2に作用すると、当該回転軸2が撓み、この撓
みによってシリンダブロック4が転倒し、第8図に示す
ような隙間Kが生じてしまい、流体がこの隙間Kから漏
れて容積効率を低下させ、シリンダブロック4と分配弁
板9とに片当たりや焼き付きを起こすという欠点がある
。
られ、第7図に示すようなスラストカSラジアルカW、
斜板8に作用する力F、が発生する。このラジアル力W
が回転軸2に作用すると、当該回転軸2が撓み、この撓
みによってシリンダブロック4が転倒し、第8図に示す
ような隙間Kが生じてしまい、流体がこの隙間Kから漏
れて容積効率を低下させ、シリンダブロック4と分配弁
板9とに片当たりや焼き付きを起こすという欠点がある
。
本発明は前述した従来技術の問題点に鑑みなされたもの
で、ケーシングの振動を防止して騒音を低減させ、また
作動流体の漏洩を防止して容積効率を向上させると共に
摺動抵抗を低下させて機械効率を向上させることができ
るようにしだ液圧回転機を提供することを目的とする。
で、ケーシングの振動を防止して騒音を低減させ、また
作動流体の漏洩を防止して容積効率を向上させると共に
摺動抵抗を低下させて機械効率を向上させることができ
るようにしだ液圧回転機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る液圧回転機が
採用する手段の特徴は、ケーシングと分配板との間に弾
性をもった材料からなり、前記分配弁板に設けた一対の
吸排ポートと連通ずる一対の副吸排ポートが穿設された
緩衝部材を配設したことにある。
採用する手段の特徴は、ケーシングと分配板との間に弾
性をもった材料からなり、前記分配弁板に設けた一対の
吸排ポートと連通ずる一対の副吸排ポートが穿設された
緩衝部材を配設したことにある。
この場合、前記緩衝部材としては、比較的硬質で、かつ
弾性をもったプラスチック材料を用いることができる。
弾性をもったプラスチック材料を用いることができる。
また、鋼板間に弾性材が挟持された制振鋼板を用いるこ
とができる。
とができる。
このように構成することにより、押付力Rと開離力Fが
変動し、分配弁板に加振力が加わっても、リヤケーシン
グと分配弁板は緩衝部材を介して固着されているから、
ケーシング全体に振動が伝わることはなく、騒音の発生
を防止する。
変動し、分配弁板に加振力が加わっても、リヤケーシン
グと分配弁板は緩衝部材を介して固着されているから、
ケーシング全体に振動が伝わることはなく、騒音の発生
を防止する。
また、シリンダ内の液圧によりピストンが押され回転軸
にラジアル力が加わって撓みが発生し、シリンダブロッ
クが転倒しても、弾性を有する緩衝部材で分配弁板が支
えられているので、シリンダブロックの転倒時に緩衝部
材が弾性変形することによって分配弁板が追従でき、シ
リンダブロッりと分配弁の間に隙間が生じるのを防止す
る。
にラジアル力が加わって撓みが発生し、シリンダブロッ
クが転倒しても、弾性を有する緩衝部材で分配弁板が支
えられているので、シリンダブロックの転倒時に緩衝部
材が弾性変形することによって分配弁板が追従でき、シ
リンダブロッりと分配弁の間に隙間が生じるのを防止す
る。
[実施例]
以下、本発明の実施例について第1図、第2図に基づき
説明する。
説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係り、液圧回転機とし
て斜板型液圧回転機を適用した場合を示している。なお
、第1図において、第3図に示す従来技術と同一構成要
素には同一符号を付し、その説明を省略する。
て斜板型液圧回転機を適用した場合を示している。なお
、第1図において、第3図に示す従来技術と同一構成要
素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図中、21は本実施例による緩衝部材で、該緩衝部材2
1はリヤケーシングIBと分配弁板9との間に固着して
配設されている。これにより、本実施例では従来技術の
如くリヤケーシングIBと分配弁板9が直接金属接触し
て固着されるのではなく、緩衝部材21を介して固着さ
れる点で異なる。そして、緩衝部材21にはりャケーシ
ングIBの吸排通路12.13と分配弁板9の吸排ポー
ト10.11とを常時連通する一対の副吸排ボーl−2
2,23が設けられている。24は緩衝部材21をリヤ
ケーシングIBと分配弁板9との間で固着するビンであ
る。
1はリヤケーシングIBと分配弁板9との間に固着して
配設されている。これにより、本実施例では従来技術の
如くリヤケーシングIBと分配弁板9が直接金属接触し
て固着されるのではなく、緩衝部材21を介して固着さ
れる点で異なる。そして、緩衝部材21にはりャケーシ
ングIBの吸排通路12.13と分配弁板9の吸排ポー
ト10.11とを常時連通する一対の副吸排ボーl−2
2,23が設けられている。24は緩衝部材21をリヤ
ケーシングIBと分配弁板9との間で固着するビンであ
る。
ここで、本実施例の緩衝部材21は弾性をもった比較的
硬質な材料が好適に用いられるものである。具体的には
、比較的硬質な樹脂材、例えばPEEK系樹脂、PES
系樹脂、pps系樹脂等のエンジニアリングプラスチッ
クが用いられる。
硬質な材料が好適に用いられるものである。具体的には
、比較的硬質な樹脂材、例えばPEEK系樹脂、PES
系樹脂、pps系樹脂等のエンジニアリングプラスチッ
クが用いられる。
また、2枚の鋼板間に弾性材を挟持してなる制振鋼板を
用いることもできる。なお、本実施例でいう弾性をもっ
た比較的硬質な材料とは軟質な天然ゴムや合成ゴム等に
比較して硬質であり、鉄等の金属材と比較して軟質な材
料をいうもので、押付力Rに対しては弾性変形して緩衝
機能を有するが、外力によって局部的に伸縮することの
ない材料が好ましい。
用いることもできる。なお、本実施例でいう弾性をもっ
た比較的硬質な材料とは軟質な天然ゴムや合成ゴム等に
比較して硬質であり、鉄等の金属材と比較して軟質な材
料をいうもので、押付力Rに対しては弾性変形して緩衝
機能を有するが、外力によって局部的に伸縮することの
ない材料が好ましい。
本実施例はこのように構成されるが、次にその動作につ
いて説明する。なお、本実施例による斜板型液圧回転機
をポンプとして用いた場合、ポンプ自体の基本的な動作
は従来技術の斜板型液圧回転機と同様であるので、その
説明は省略する。
いて説明する。なお、本実施例による斜板型液圧回転機
をポンプとして用いた場合、ポンプ自体の基本的な動作
は従来技術の斜板型液圧回転機と同様であるので、その
説明は省略する。
然るに、従来技術と同様な理由により、分配弁板9に加
振力が作用したとしても、緩衝部材21により振動が吸
収されるため、ケーシング1全体を振動させることはな
く、騒音を低減させることが可能となる。
振力が作用したとしても、緩衝部材21により振動が吸
収されるため、ケーシング1全体を振動させることはな
く、騒音を低減させることが可能となる。
また、従来技術のようにシリンダ5内の液圧によりピス
トン6が押されて、回転軸2にラジアル力Wが作用し、
該回転軸2が撓んでシリンダブロック4が転倒しても、
緩衝部材21が弾性変形を起し、シリンダブロック4に
追従できるため、第8図のような隙間Kを生じることは
な(、容積効率を向上させることができる。
トン6が押されて、回転軸2にラジアル力Wが作用し、
該回転軸2が撓んでシリンダブロック4が転倒しても、
緩衝部材21が弾性変形を起し、シリンダブロック4に
追従できるため、第8図のような隙間Kを生じることは
な(、容積効率を向上させることができる。
さらに、従来の設計に比較して押付力Rを開離力Fより
大きく設計しても、シリンダブロック4に分配弁板9が
追従できるので、片当りや焼き付きを起すこともな(、
機械効率を向上させ、寿命を延ばすこともできる。
大きく設計しても、シリンダブロック4に分配弁板9が
追従できるので、片当りや焼き付きを起すこともな(、
機械効率を向上させ、寿命を延ばすこともできる。
次に、第2図は本発明の第2の実施例に係り、本実施例
の特徴は液圧回転機として斜軸型液圧回転機に適用した
ことにある。
の特徴は液圧回転機として斜軸型液圧回転機に適用した
ことにある。
図中、31はケーシングで、該ケーシング31は「<」
字状のケーシング本体31. Aとりャケーシング31
Fとからなっている。32は前記ケーシング31内に軸
受33を介して回転自在に支持された回転軸、34は該
回転軸32の先端に設けられたドライブディスクである
。
字状のケーシング本体31. Aとりャケーシング31
Fとからなっている。32は前記ケーシング31内に軸
受33を介して回転自在に支持された回転軸、34は該
回転軸32の先端に設けられたドライブディスクである
。
35はケーシング31内に回転軸32と一体に回転する
ように設けられたシリンダブロックで、該シリンダブロ
ック35には複数のシリンダ3636、・・・が穿設さ
れ、該各シリンダ36にはピストン37が往復動可能に
設けられ、該各ピストン37の先端は球形部37Aとな
って、ドライブディスク34に揺動自在に支持されてい
る。
ように設けられたシリンダブロックで、該シリンダブロ
ック35には複数のシリンダ3636、・・・が穿設さ
れ、該各シリンダ36にはピストン37が往復動可能に
設けられ、該各ピストン37の先端は球形部37Aとな
って、ドライブディスク34に揺動自在に支持されてい
る。
38はシリンダブロック35の端面と摺接する分配弁板
で、該分配弁板38には一対の吸排ポート39.40が
穿設され、該吸排ポート39゜40は後述する緩衝部材
44の副吸排ポート4546を介してリヤケーシング3
1Bに設けた吸排通路41.42と連通している。
で、該分配弁板38には一対の吸排ポート39.40が
穿設され、該吸排ポート39゜40は後述する緩衝部材
44の副吸排ポート4546を介してリヤケーシング3
1Bに設けた吸排通路41.42と連通している。
43はシリンダブロック35と分配弁板38とのセンタ
リングを行い、かつ、該シリンダブロツり35とドライ
ブディスク34との傾転角度を設定するために、シリン
ダブロック35を貫通して設けられたセンタシャフトで
、該センタシャフト43の一端側は球形部43Aとなっ
て前記ドライブディスク34に揺動可能に支持され、他
端側は分配弁板38に挿入されている。
リングを行い、かつ、該シリンダブロツり35とドライ
ブディスク34との傾転角度を設定するために、シリン
ダブロック35を貫通して設けられたセンタシャフトで
、該センタシャフト43の一端側は球形部43Aとなっ
て前記ドライブディスク34に揺動可能に支持され、他
端側は分配弁板38に挿入されている。
44はリヤケーシング31Bと分配弁板38との間に配
設された緩衝部材で、該緩衝部材44には一対の副吸排
ポート45.46が穿設されている。そして、前記緩衝
部材44は第1の実施例と同様にビン(図示せず)を介
してリヤケーシング31Bと分配弁板38とに固着され
ている。ここで、本実施例による緩衝部材44も第1の
実施例と同様に弾性をもった材料によって形成されてい
る。
設された緩衝部材で、該緩衝部材44には一対の副吸排
ポート45.46が穿設されている。そして、前記緩衝
部材44は第1の実施例と同様にビン(図示せず)を介
してリヤケーシング31Bと分配弁板38とに固着され
ている。ここで、本実施例による緩衝部材44も第1の
実施例と同様に弾性をもった材料によって形成されてい
る。
本実施例はこのように構成されるが、斜軸型液圧回転機
としての作動は従来技術のものと格別変わるところがな
い。また、緩衝部材44を設けることによる作用、効果
は第1の実施例と同様であるので省略する。
としての作動は従来技術のものと格別変わるところがな
い。また、緩衝部材44を設けることによる作用、効果
は第1の実施例と同様であるので省略する。
なお、第1の実施例では緩衝部材21をビン24を介し
て固着すものとして述べたが、該緩衝部材21は接着、
焼き付は等の手段を用いてリヤケーシングIBと分配弁
板9と一体に固着してもよいものであり、この事は第2
の実施例による緩衝部材44についても同様である。
て固着すものとして述べたが、該緩衝部材21は接着、
焼き付は等の手段を用いてリヤケーシングIBと分配弁
板9と一体に固着してもよいものであり、この事は第2
の実施例による緩衝部材44についても同様である。
また、緩衝部材21(44)は実施例で述べた樹脂材料
または制振鋼板に限ることなく、例えば弾性力の付与さ
れた金属製器ばねであって、剛性の高いものを用いても
よいものである。
または制振鋼板に限ることなく、例えば弾性力の付与さ
れた金属製器ばねであって、剛性の高いものを用いても
よいものである。
さらに、第2の実施例による斜軸型液圧回転機は容量固
定式のものを例示したが、シリンダブロックをヨーク機
構によって傾転させるような容量可変式の液圧回転機と
してもよいことは勿論である。
定式のものを例示したが、シリンダブロックをヨーク機
構によって傾転させるような容量可変式の液圧回転機と
してもよいことは勿論である。
[発明の効果]
本発明に係る液圧回転機は以上詳細に述べた如くであっ
て、ケーシングと分配弁板との間に緩衝部材を配設する
構成としたから、ケーシング本体に発生する振動を防止
して騒音を低減することができ、またシリンダブロック
と分配弁板の間に隙間が発生するのを防止して容積効率
を向上させることができ、さらに、シリンダブロックと
分配弁板の片当りや焼き付きを防止して機械効率を向上
させ、液圧回転機の寿命を延ばすことができる等の効果
を奏する。
て、ケーシングと分配弁板との間に緩衝部材を配設する
構成としたから、ケーシング本体に発生する振動を防止
して騒音を低減することができ、またシリンダブロック
と分配弁板の間に隙間が発生するのを防止して容積効率
を向上させることができ、さらに、シリンダブロックと
分配弁板の片当りや焼き付きを防止して機械効率を向上
させ、液圧回転機の寿命を延ばすことができる等の効果
を奏する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る斜板型液圧回転機
を示す要部拡大縦断面図、第2図は本発明の第2の実施
例に係る斜軸型液圧回転機を示す縦断面図、第3図ない
し第8図は従来技術に係り、第3図は従来技術による斜
板型液圧回転機の要部縦断面図、第4図、第5図は吸排
ポートとシリンダポートとの関係を異なる状態でそれぞ
れ示す説明図、第6図はシリンダブロックの回転角と開
離力および押圧力との関係を示す線図、第7図はピスト
ンに作用する力の関係を示す説明図、第8図はシリンダ
ブロックと分配弁板が開離した状態を示す模式的説明図
である。 1.31・・・ケーシング、2,32・・・回転軸、3
5・・・シリンダブロック、5.36・・・シリン6.
37・・・ピストン、9.38・・・分配弁板、I L
39,40・・・吸排ポート、12゜41.42・
・・吸排通路、21.44・・・緩衝22.23,45
.46・・・副吸排ポート。 4゜ ダ、 部材、
を示す要部拡大縦断面図、第2図は本発明の第2の実施
例に係る斜軸型液圧回転機を示す縦断面図、第3図ない
し第8図は従来技術に係り、第3図は従来技術による斜
板型液圧回転機の要部縦断面図、第4図、第5図は吸排
ポートとシリンダポートとの関係を異なる状態でそれぞ
れ示す説明図、第6図はシリンダブロックの回転角と開
離力および押圧力との関係を示す線図、第7図はピスト
ンに作用する力の関係を示す説明図、第8図はシリンダ
ブロックと分配弁板が開離した状態を示す模式的説明図
である。 1.31・・・ケーシング、2,32・・・回転軸、3
5・・・シリンダブロック、5.36・・・シリン6.
37・・・ピストン、9.38・・・分配弁板、I L
39,40・・・吸排ポート、12゜41.42・
・・吸排通路、21.44・・・緩衝22.23,45
.46・・・副吸排ポート。 4゜ ダ、 部材、
Claims (3)
- (1)ケーシングと、該ケーシング内に回転軸と一体に
回転自在に設けられ、ピストンが往復動する複数のシリ
ンダが穿設されたシリンダブロックと、前記ケーシング
とシリンダブロックの端面との間に設けられ、前記各シ
リンダと連通する一対の吸排ポートが穿設された分配弁
板とからなる液圧回転機において、前記ケーシングと分
配弁板との間には弾性をもった材料からなり、前記一対
の吸排ポートと連通する一対の副吸排ポートが穿設され
た緩衝部材を配設したことを特徴とする液圧回転機。 - (2)前記緩衝部材は比較的硬質で、かつ弾性をもった
プラスチック材料を用いてなる請求項(1)に記載の液
圧回転機。 - (3)前記緩衝部材は鋼板間に弾性材が挟持された制振
鋼板を用いてなる請求項(1)に記載の液圧回転機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167549A JPH0458069A (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 液圧回転機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2167549A JPH0458069A (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 液圧回転機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0458069A true JPH0458069A (ja) | 1992-02-25 |
Family
ID=15851778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2167549A Pending JPH0458069A (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 液圧回転機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0458069A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08500881A (ja) * | 1993-01-18 | 1996-01-30 | ダンフォス アクチェセルスカベト | 油圧アキシャルピストン機械 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP2167549A patent/JPH0458069A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08500881A (ja) * | 1993-01-18 | 1996-01-30 | ダンフォス アクチェセルスカベト | 油圧アキシャルピストン機械 |
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