JPH0457649A - テレスコピツクカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、移動台を案内する案内面上を保護するテレス
コピックカバーに関する。

従来の技術 従来、工作機械の摺動案内面は切粉、切削水から保護す
る必要があるので移動台と固定台とに端が取付けられた
テレスコピックカバーが設けられている。一般には第４
図に示すように収縮時には複数枚のカバーが重ねられ伸
長時には移動台４の移動とともに各スライドカバ−１ａ
、ｌｂ、ＩｃＯ係合端が互いに係合して順次引き伸ばさ
れる。

そして中間部の複数枚のスライドカバー１ａ、１ｂ、ｌ
ｃはその重量が内側に設けた通常２本の案内軸３上を摺
動する支持筒２ａ、２ｂ、２ｃの端に立設した連結板５
ａ、５ｂ、５ｃによって支えられていて中間部のスライ
ドカバーの案内軸の軸方向以外の動きを規制してスライ
ドカバーの直進性を向上させ滑らかな伸縮が行われるよ
うになされている。

発明が解決しようとする課題 上記のような構成のものは中間部のスライドカバーの収
縮時の収納空間は広くなる。即ちスライドカバー１ａ、
ｌｂ、ｌｃのそれぞれの連結板５ａ、５ｂ、５ｃは支持
筒２ａ、２ｂ、２ｃの同側端に取付けられているので、
スライドカバーの後端が順次ずれ、カバーの長さの差が
大きくなり、支持筒の長さに応じてカバー収縮時の場所
が広くなり収納場所が限られている場合十分な移動量゛
が得られずその結果移動するカバーの枚数を追加せねば
ならず価格の上昇がまぬがれない。また支持筒の長さを
短くすると伸縮時の円滑さを欠くという問題があった。

本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたもので、その目的とするところは収縮時の収納場
所を小さくできるテレスコピックカバーを提供しようと
するものである。

課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本発明は、固定側と移動台
とに両端のカバーを固定し案内面上を覆うテレスコピッ
クカバーが収縮時に移動台に固定のカバー以外のカバー
の少なくともそれぞれの一部が前記移動台の下側に収納
されるものである。

そして互いの連結板の鉛直部が収納時に密着することが
好ましい。また支持筒の大半が移動台の下側に収納され
ることが好ましい。

作用 移動台がテレスコピックカバーの収縮方向に移動すると
、上より二段目のスライドカバーが移動台下側の収納空
間にちくり込み後端が壁に当接して二段目が移動を始め
、三段目のスライドカバーが同様にもぐり込み連結板が
当接して三段目も移動を始め、四段目のスライドカバー
が同様にもぐり込み連結板が当接して四段目も移動を始
め、移動台の移動端で四段目のスライドカバーは固定カ
バー上に重なり各カバー〇後端面は揃いテレスコピック
カバーのほぼ半分以上の長さが移動台の下に収納される
。

実施例 以下本発明の実施例を第１図〜第３図にもとづき説明す
る。

ベツドまたはサドルの固定側１１には上部両側方に張り
出す平行な案内面１．１　ａが形成され、案内面１１ａ
上にテーブル、中台等の移動台１２が載置されている。

そして移動台１２はベツドまたはサドル１１の中心にブ
ラケットＩｌｂに一端をまた他端をブラケットに回転可
能に軸承された送りねじ１３に螺合する雌ねじ１４を介
して連結され、長手方向に移動させられる。

案内面１１ａの上面にはスライドカバーが順次連結され
て伸縮するテレスコピックカバーが設けられている。す
なわち最下段の口形の固定カバー１５ａはベツドまたは
サドルの固定側１１の案内面１１ａ端部に取つけられそ
の上に相似形の少し大きなスライドカバー１５ｂが重ね
られ順次相似形の少しずつ大きなスライドカバー１５ｃ
、１５ｄが重ねられ最上層に固定カバー１５ｅが移動台
１２端に取付けられている。

そしてスライドカバー１５ｂ、１５ｃ、１５ｄと固定カ
バー１５ｅの前端下面に保合顎部が設けられており、固
定カバー１５２．スライドカバー１５ｂ、１５ｃ、１５
ｄの後端上面には顎部と係合する突部が設けられている
。各カバー側面のスカート部は浮上がり防止の板材が取
付けられておりベツドまたはサドルエ１の面に一様に対
している。テレスコピックカバーの下側には送りねじ１
３の左右にそれぞれベツドまたはサドル１１端のブラケ
ット１７に一端を固定された案内軸１８が平行に設けら
れ、先端は移動台１２の雌ねし１４のブラケットに穿設
された穴１２ａに滑合状態で挿通されている。このそれ
ぞれの案内軸１８の上にはスライドカバー１５ｂ、１５
ｃ、１５ｄに対応してそれぞれ支持筒１９　ｂ、　　１
９　ｃ、　　１９　ｄが摺動可能に挿通されている。中
央のスライドカバー１５０に対応する支持筒１９ｃは支
持筒の長さの中央に逆り形の連結板２０Ｃが立設され、
スライドカバー１５ｃの下面後端いっばいの位置でスラ
イドカバーを受けるように固定されている。スライドカ
バー１５ｂに対応する支持筒１９ｂにはコ字形連結板２
０ｂが立設され、スライドカバー１５ｂの下面後端いっ
ばいの位置でスライドカバーを受けるように固定されて
いる。そして特にテレスコピックカバーの収縮時に支持
％Ｊ１９ｂ、１９ｃが密着し、且連結板２０ｂ、２０Ｃ
の鉛直部が密接する状態となるように組付けられている
。

スライドカバー１５ｄに対応する支持筒１９ｄにはＴ形
の連結板２０ｄが立設され、スライドカバー１５ｄの下
面後端いっばいの位置でスライドカバーを受けるように
固定されている。そしてテレスコピックカバーの収縮時
に支持筒１９ｃ、１９ｄが密着し、且連結板２０ｃ、２
０ｄの鉛直部が密接する状態となるように組付けられて
いる。

スライドカバー１５ｂ、１５ｃ、１５ｄを受けるための
連結板２０ｂ、２０ｃ、２０ｄの折り曲げ部はテレスコ
ピックカバーが収縮した第１図の状態となったとき下層
の固定カバー１５ａ、スライドカバー１５ｂ、１５ｃと
の間に挿入できる厚みであり、また下層の突部には挿入
時に折り曲げ部が干渉しないように切欠が形成されてい
る。

さらに移動台１２の前端部には最上層の固定カバー１５
６の高さで、収縮されたテレスコピックカバーが納まる
奥迄収納空間部１２ｂが形成されている。

このように構成されているので、送りねじ１３の回転に
よって移動台１２が第２図のように図で右側移動端に位
置決めされていると固定カバー１５ｅの前端部とスライ
ドカバー１５ｄの後端の突部とが係合して引出されてお
り、同様にスライドカバー１５ｄの顎部とスライドカバ
ー１５ｃの突部が係合し、スライドカバー１５Ｃの顎部
とスライドカバー１５ｂの突部が係合して順に引出され
スライドカバー１５ｂの顎部は移動終端において固定カ
バー１５ａの突部と係合した状態となって案内面１１ａ
上の全面を覆っている。

移動台１２が送りねじ１３の逆回転で移動制御され図で
左行するにつれ固定カバー１５ｅがスライドカバー１５
ｄ上に重なり、スライドカバー１５ｄは移動台１２の下
にもぐり込み収納空間部１５ｂ内に収納される。連結板
２０ｄの鉛直部が奥の壁に当接されスライドカバー１５
ｄが押されスライドカバー１５ｃ上に重なりスライドカ
バー１５ｃは収納空間部１２ｂ内に収納される。スライ
ドカバー１２Ｃが完全に収納されると連結板２゜ｄの折
り曲げ部はスライドカバー１５ｃの突部の切欠きからカ
バーの間に挿入され支持筒１９ｄと１９Ｃの端面は密着
し、連結板２０ｄと２０ｃの鉛直部は密接状態となる。

同様にしてスライドカバー１５ｂ、固定カバー１５３が
収納空間部１２ｂ内に収納され移動台１２が図で左側移
動端に達した第１図の状態では全カバーの半分以上が収
納空間部１２ｂに収納され各支持筒、連結板は密着し連
結板の折り曲げ部はカバーの間に挿入されてカバー後端
は揃った状態に収納されるものである。

効果 上述のように構成されているので、本発明は以下の効果
を奏する。

スライドカバーの枚数が同じで同じ伸縮範囲を確保でき
るテレスコピックカバーにおい７収納場所が狭くなりベ
ツドまたはサドルの同一長さのものに比べて移動台の移
動範囲を広くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテレスコピックカバー収納状態を示す
縦断面説明図、第２図は同じくテレスコビックカバー伸
長状態を示す縦断面説明図、第３図は第１図の側面図、
第４図は従来のテレスコピックカバー収納状態を示す縦
断面説明図である。 １２・・移動体 １５ａ、１５ｅ・・固定カバー １５ｂ、１５ｃ、１５ｄ・・スライドカバー１８・・案
内軸 １９　ｂ、　　１９　ｃ、　　１９　ｄ・・支持筒２０
ｂ、２０ｃ、２０ｄ・・連結板

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定側と移動台とに両端のカバーを固定し案内面
   上を覆うテレスコピックカバーが収縮時に移動台に固定
   のカバー以外のカバーの少なくともそれぞれの一部が前
   記移動台の下側に収納されることを特徴とするテレスコ
   ピックカバー。
2. （２）固定側と移動台とに両端のカバーを固定したテレ
   スコピックカバーの内側に移動方向の案内軸を設け、該
   案内軸上を移動可能な支持筒を両端を除く中間カバーの
   数と同数設け、該支持筒と該中間カバーとを連結する連
   結板をカバー収納時にその鉛直部が密着状態となるよう
   に設けてなり、カバー群の後端が揃う状態に収納される
   ことを特徴とするテレスコピックカバー。
3. （３）支持筒の全部又は大半が前記移動台の下側に収納
   されることを特徴とする請求項２に記載のテレスコピッ
   クカバー。