JPH0457604A - 炭化ホウ素被覆切削工具 - Google Patents

炭化ホウ素被覆切削工具

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Publication number
JPH0457604A
JPH0457604A JP16931390A JP16931390A JPH0457604A JP H0457604 A JPH0457604 A JP H0457604A JP 16931390 A JP16931390 A JP 16931390A JP 16931390 A JP16931390 A JP 16931390A JP H0457604 A JPH0457604 A JP H0457604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boron carbide
carbide
cutting tool
boron
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16931390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Yoshimura
吉村 寛範
Munenori Kato
加藤 宗則
Akira Yaguchi
矢口 亮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0457604A publication Critical patent/JPH0457604A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、特に、銅、アルミニウム、などの炭素およ
びホウ素と化合物を作らない非鉄金属およびその合金、
並びに合成樹脂などの切削および穴明は加工に用いる炭
化ホウ素被覆切削工具、例えば、A、9切削用スローア
ウエイチツプ、プリント基板穴明は加工用ミニチュアド
リルなどに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、炭化ホウ素は、BCからBeCまであるとされ
ており、そのなかでも84Cは、最も硬く、ビッカース
硬さで4000〜5000あり、そのため、従来から、
炭化ホウ素は、回転部品、時計ケースなどの外装品、ガ
ラス製品などに被覆し、耐摩耗性の向上、表面子ズ発生
の防止などに役立てられている(特開昭50−1554
80号公報、特開昭5415481号公報、特開昭63
−203760号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、B4Cは、炭化タングステン基超硬合金母材表
面に対する付着強度が弱く、84C被覆層を炭化タング
ステン基超硬合金母材表面に形成した切削工具は、切削
中に84C被覆層が剥離しやすいという問題点があった
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、上述のような問題を解決し、付
着強度の優れた84C被覆炭化タングステン基超硬合金
切削工具を得るべく研究を行った結果、 炭化タングステン基超硬合金母材に対しては、B4Cよ
りもBの少なLM(Cの多い)炭化ホウ素はど付着強度
が優れているという知見を得たのである。
この発明は、かかる知見にもとづいて成されたものであ
って、 炭化タングステン基超硬合金母材に炭化ホウ素被覆層を
形成した切削工具において、 上記炭化ホウ素被覆層は、厚さ:0.5〜2.0urn
を有し組成式: B  C(x:3.5〜4.5)で表
わされる最外層および炭化タングステン基超硬合金母材
に接し厚さ: 0.05〜0.2−有し組成式二BC(
x :0.5〜2)で表わされる最内層とを含む炭化ホ
ウ素被覆切削工具に特徴がある。
上記炭化ホウ素被覆層は、上記最外層から上記最内層に
向かって厚さ方向にホウ素濃度が連続または不連続的に
漸減することが好ましく、炭化タングステン基超硬合金
母材に接する最内層の組成は、BCであることが最も好
ましい。
上記炭化ホウ素被覆層の最外層は、組成式B  C(x
:3.5〜4.5)で表わされる炭化ホウ素であれば十
分であるが、炭化ホウ素の内でも最も硬いB4Cからな
ることが最も好ましく、切削に直接影響するので層厚は
厚いほど良いが、0.5un未満では84Cの持つ硬さ
を十分に生かしきれず、一方、2.0ursを越えると
剥離し易くなるので好ましくない。また、最内層は、密
着性を高めるために必要とする層であるからB含有量の
少ない炭化ホウ素層であることが必要であるが、組成式
BCにおけるXが0.5未満であると炭化タングステン
基超硬合金母材と最内層の界面に未反応のCが析出し、
密着性を低下せしめるので好ましくなく、一方、上記組
成式BCにおけるXが2を越えると良好な密着性が得ら
れないことから最内層は、組成式B  C(x:0.5
〜2)で表わされる炭化ホウ素であることが好ましく、
その厚さは、できるだけ薄い方が良く、0.05〜0.
2庫に定めた。
組成式B  C(x:0.5〜2)で表わされる炭化ホ
つ素の中でも最内層としてはx−1であるBCからなる
層が最も好ましい。
〔実 施 例〕
つぎに、この発明の炭化ホウ素被覆切削工具を実施例に
基づいて具体的に説明する。
実施例 I Co:9重量%、残り:wcおよび不可避不純物からな
り、S P G N 12030Bの形状を有するWC
C超超硬合金製チップよび平均粒径:3μmのB4C粉
末をホットプレスして得られた直径: 100鰭、厚さ
:10龍のB4Cターゲットを用意し、このWCC超超
硬合金製チップよびB4Cターゲットをアークイオンブ
レーティング装置にセットした。つぎに、アークイオン
ブレーティング装置内の圧力を5 x 1O−5Tor
rの真空に保持し、ついで、上記WCC超超硬合金製チ
ップ約500’Cに加熱すると共に250vの負電圧を
印荷した。
一方、上記B4 Cターゲットをカソードとし、このB
4Cターゲットの表面をアークにより1時的に高温度に
してB4Cをアーク蒸発させ、陽イオン化したB4Cを
上記WCC超超硬合金製チップ表面に生成させた。なお
、B4Cよりもホウ素−比率の少ない組成式B  C(
x;Q、5〜2)で表わされる炭化ホウ素層は、反応中
の雰囲気ガスのCH4ガス分圧を制御することにより得
られた。
第1表には、種々の炭化ホウ素被覆条件およびその条件
で得られた、本発明炭化ホウ素被覆WC基超硬合金製チ
ップ1〜9、比較炭化ホウ素被覆WC基超硬合金製チッ
プ1〜6、および従来炭化ホウ素被覆WC基超硬合金製
チップを用いて下記の切削試験条件で乾式切削し、逃げ
面摩耗幅が0.3mmに達した時を寿命としてそれまで
の切削時間を測定し、さらに、チップの摩耗状態を観察
し、それらの結果を第1表に示した。
切削試験条件 被削材:12%Si含をA、Q合金、 切削速度:1000m/win。
送  り二〇。2os/刃、 切込み:1.5龍、 なお、比較炭化ホウ素被覆WC基超硬合金製チップ1〜
6は、炭化ホウ素成分含有量がこの発明の範囲から外れ
たもの(第1表において※印を付して示した)である。
実施例 2 Co:12重量%を含有し、残り:WCおよび不可避不
純物からなり、先端径が06讃爾の寸法を有するWCC
超超硬合金製ミニチュアドリル用意し、このミニチュア
ドリルを上記実施例1で用意した直径:100i+鵬、
厚さ:10關のB4Cターゲットとともに実施例1で用
いたアークイオンブレーティング装置にセットした。
つぎに、アークイオンブレーティング装置内の圧力を5
 X 10 ”Torrの真空に保持し、ついで、上記
WCC超超硬合金製ミニチュアドリル約450℃に加熱
すると共に100vの負電圧を印荷し、方、上記B4C
ターゲットをカソードとし、このBCターゲットの表面
をアークにより1時的に高温度にして84Cをアーク蒸
発させ、陽イオン化したB4Cを上記WCC超超硬合金
製ミニチュアドリル先端部表面に生成させた。なお、8
4Cよりもホウ素比率の少ない組成式BC(x:0.5
〜2)で表わされる炭化ホウ素層は、反応中の雰囲気ガ
スのCH4ガス分圧を制御することにより得られた。
第2表には、種々の炭化ホウ素被覆条件およびその条件
で得られた、本発明炭化ホウ素被讃WC基超硬さ金製ミ
ニチュアドリル1〜9、比較炭化ホウ集波5!WC基超
硬合金製ミニチュアドリル1〜6、および従来炭化ホウ
素被!!wc基超硬合金製ミニチュアドリルを用い、厚
さ=1.6關の銅の6層プリント基板を2枚重ねた板を
、ドリル回転速度ゴ0000r、p、m、、穴明は送り
速度:2.Im/winの条件で穴明けを施し、ドリル
の先端エツジ部の摩耗が原因で切削面に荒れが生しるよ
うになった時点を寿命と見てそれまでの穴明は数を測定
し、その結果を第2表に示した。
〔発明の効果〕
第1表に示される結果から、本発明炭化ホウ素被覆WC
基超硬合金製チップ1〜9は、いずれも従来炭化ホウ素
被覆WC基超硬合金製チップに比べて、チップが寿命と
なるまでの切削時間が大幅に長く、−段と優れた耐摩耗
性を有することがわかる。また比較炭化ホウ素被覆WC
基超硬合金製チップ1〜6に見られるように、この発明
の範囲から外れると、寿命となるまでの切削時間が短く
なることが明らかである。
さらに、第2表に示される結果から、本発明炭化ホウ素
被覆WC基超硬合金製ミニチュアドリル1〜9は、いず
れも従来炭化ホウ素被覆WC基超硬合金製ミニチュアド
リルに比べて、ドリルが寿命となるまでの穴明は数が多
く、−段と優れた耐摩耗性を有することがわかる。また
比較炭化ホウ素被覆WC基超硬合金製ミニチュアドリル
1〜6に見られるように、この発明の範囲から外れる(
第2表において※印を付して示した)と、寿命となるま
での穴明は数が少なくなることが明らかである。
上述のように、この発明の炭化ホウ素被覆WC基超硬合
金切削工具は、優れた耐摩耗性を有し、実用に際しては
、優れた性能を長期にわたって発揮することにより工業
上優れた効果をもたらすものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化タングステン基超硬合金母材に炭化ホウ素被
    覆層を形成した切削工具において、 上記炭化ホウ素被覆層は、厚さ:0.5〜2.0μmの
    組成式:B_xC(x:3.5〜4.5)で表わされる
    最外層と、炭化タングステン基超硬合金母材に接し厚さ
    :0.05〜0.2μmの組成式:B_xC(x:0.
    5〜2)で表わされる最内層とを含むことを特徴とする
    炭化ホウ素被覆切削工具。
  2. (2)上記炭化ホウ素被覆層は、上記最外層から上記最
    内層に向かって厚さ方向にホウ素濃度が連続または不連
    続的に漸減することを特徴とする請求項1記載の炭化ホ
    ウ素被覆切削工具。
  3. (3)上記最内層は、BCからなる炭化ホウ素被覆層で
    あることを特徴とする請求項1記載の炭化ホウ素被覆切
    削工具。
  4. (4)上記炭化ホウ素被覆切削工具は、切削用チップお
    よび穴明け加工用ドリルを含むことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の炭化ホウ素被覆切削工具。
JP16931390A 1990-06-27 1990-06-27 炭化ホウ素被覆切削工具 Pending JPH0457604A (ja)

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JP16931390A JPH0457604A (ja) 1990-06-27 1990-06-27 炭化ホウ素被覆切削工具

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JPH0457604A true JPH0457604A (ja) 1992-02-25

Family

ID=15884222

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7264883B2 (en) 2002-12-27 2007-09-04 Kobe Steel, Ltd. Hard coating film excellent in adhesion and manufacturing method thereof

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